JP2001328919A - 抗酸化組成物及びそれを含有する化粧料 - Google Patents
抗酸化組成物及びそれを含有する化粧料Info
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- JP2001328919A JP2001328919A JP2000147254A JP2000147254A JP2001328919A JP 2001328919 A JP2001328919 A JP 2001328919A JP 2000147254 A JP2000147254 A JP 2000147254A JP 2000147254 A JP2000147254 A JP 2000147254A JP 2001328919 A JP2001328919 A JP 2001328919A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 卵黄タンパク質、特に脱脂卵黄タンパク質の
新たな用途を提供すると共に、過酸化脂質の発生を防止
し、肌の保護、保湿効果に優れた使用感のよい化粧料を
提供する。 【解決手段】 卵黄タンパク質を加水分解することによ
り、抗酸化効果を有する卵黄タンパク質の加水分解物を
得る。前記卵黄タンパク質は脱脂されたものであること
が好ましく、前記卵黄タンパク質の加水分解物が、分子
量3,000以下のペプチドを90質量%以上含むもの
であることが好ましい。
新たな用途を提供すると共に、過酸化脂質の発生を防止
し、肌の保護、保湿効果に優れた使用感のよい化粧料を
提供する。 【解決手段】 卵黄タンパク質を加水分解することによ
り、抗酸化効果を有する卵黄タンパク質の加水分解物を
得る。前記卵黄タンパク質は脱脂されたものであること
が好ましく、前記卵黄タンパク質の加水分解物が、分子
量3,000以下のペプチドを90質量%以上含むもの
であることが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、卵黄タンパク質由
来の抗酸化組成物及びそれを含有する化粧料に関する。
来の抗酸化組成物及びそれを含有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】卵は食材及び食品原料として広く利用さ
れているが、高度利用という点から、卵に含まれる様々
な成分が分離・抽出され、食品原料としてだけではな
く、医薬品や化粧品などの分野でも利用されている。
れているが、高度利用という点から、卵に含まれる様々
な成分が分離・抽出され、食品原料としてだけではな
く、医薬品や化粧品などの分野でも利用されている。
【0003】例えば、卵黄から溶媒抽出や超臨界抽出等
により得られる卵黄レシチンは、界面活性作用などのい
くつかの機能性を持つことから、食品、医薬品や化粧品
などの原料としても広く利用されている。
により得られる卵黄レシチンは、界面活性作用などのい
くつかの機能性を持つことから、食品、医薬品や化粧品
などの原料としても広く利用されている。
【0004】特に化粧品分野においては、近年、安全性
及び消費者の天然物志向の点から、合成物質よりも、食
べても安全な天然成分の使用が求められるようになって
きている。
及び消費者の天然物志向の点から、合成物質よりも、食
べても安全な天然成分の使用が求められるようになって
きている。
【0005】さらに、近年、肌荒れ改善を目的とした化
粧料には、単に皮膚の乾燥に起因する肌荒れを防止する
ことだけではなく、肌のくすみ、シミ、ソバカスなどの
発生を積極的に防止することが求められている。
粧料には、単に皮膚の乾燥に起因する肌荒れを防止する
ことだけではなく、肌のくすみ、シミ、ソバカスなどの
発生を積極的に防止することが求められている。
【0006】例えば、呼吸や代謝により発生した老廃物
が肌に長期間残ったり、紫外線にあたることにより生じ
た皮膚上の過酸化脂質が、シミ、ソバカスの発生や肌の
老化を早める原因の一つとして考えられており、このよ
うな過酸化脂質の生成を防止するために、抗酸化物質と
してビタミンC、Eやグルタチオン(GSH)等の天然
成分が配合された様々な化粧料が市販されている。
が肌に長期間残ったり、紫外線にあたることにより生じ
た皮膚上の過酸化脂質が、シミ、ソバカスの発生や肌の
老化を早める原因の一つとして考えられており、このよ
うな過酸化脂質の生成を防止するために、抗酸化物質と
してビタミンC、Eやグルタチオン(GSH)等の天然
成分が配合された様々な化粧料が市販されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
卵の高度利用の一方で、卵黄レシチンの抽出残渣として
大量に排出される脱脂された卵黄タンパク質(以下、脱
脂卵黄タンパク質という。)は、ほとんど有効に利用さ
れていないのが現状である。
卵の高度利用の一方で、卵黄レシチンの抽出残渣として
大量に排出される脱脂された卵黄タンパク質(以下、脱
脂卵黄タンパク質という。)は、ほとんど有効に利用さ
れていないのが現状である。
【0008】また、上記抗酸化物質を配合した従来の化
粧料は、充分に過酸化脂質の生成を抑制できるものでは
なく、その使用感や保湿効果についても満足のいくもの
ではなかった。
粧料は、充分に過酸化脂質の生成を抑制できるものでは
なく、その使用感や保湿効果についても満足のいくもの
ではなかった。
【0009】したがって、本発明の目的は、卵黄タンパ
ク質、特に脱脂卵黄タンパク質の新たな用途を提供する
と共に、過酸化脂質の発生を防止し、肌の保護、保湿効
果に優れた使用感のよい化粧料を提供することにある。
ク質、特に脱脂卵黄タンパク質の新たな用途を提供する
と共に、過酸化脂質の発生を防止し、肌の保護、保湿効
果に優れた使用感のよい化粧料を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため、鋭意研究した結果、卵黄タンパク質の
加水分解物が意外にも優れた抗酸化効果を有することを
見出し、本発明を完成するに至った。
を達成するため、鋭意研究した結果、卵黄タンパク質の
加水分解物が意外にも優れた抗酸化効果を有することを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明の一つは、卵黄タンパク
質の加水分解物を有効成分として含有することを特徴と
する抗酸化組成物である。
質の加水分解物を有効成分として含有することを特徴と
する抗酸化組成物である。
【0012】上記発明においては、卵黄タンパク質が脱
脂されたものであることが好ましい。また、卵黄タンパ
ク質の加水分解物が、分子量3,000以下のペプチド
を90質量%以上含むものであることが好ましい。
脂されたものであることが好ましい。また、卵黄タンパ
ク質の加水分解物が、分子量3,000以下のペプチド
を90質量%以上含むものであることが好ましい。
【0013】本発明のもう一つは、前記抗酸化組成物を
含有することを特徴とする化粧料である。
含有することを特徴とする化粧料である。
【0014】本発明によれば、卵黄タンパク質由来の優
れた抗酸化効果を有する抗酸化組成物を提供することが
できる。
れた抗酸化効果を有する抗酸化組成物を提供することが
できる。
【0015】また、この抗酸化組成物を化粧料に配合す
ることにより、過酸化脂質の発生を防止し、肌の保護、
保湿効果に優れた使用感のよい化粧料を提供できる。
ることにより、過酸化脂質の発生を防止し、肌の保護、
保湿効果に優れた使用感のよい化粧料を提供できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下の説明において、特に断りの
ない限り「質量%」は単に「%」と、「質量部」は単に
「部」と表す。
ない限り「質量%」は単に「%」と、「質量部」は単に
「部」と表す。
【0017】本発明に用いられる卵黄タンパク質として
は特に制限されず、鶏卵、アヒル卵、ウズラ卵など鳥類
の卵の卵黄タンパク質を用いることができるが、経済的
に大量に得られる鶏卵の卵黄タンパク質が好ましい。特
に、資源の有効利用やコストの点から、卵黄油や卵黄レ
シチンを抽出した後の脱脂卵黄タンパク質が好ましい。
は特に制限されず、鶏卵、アヒル卵、ウズラ卵など鳥類
の卵の卵黄タンパク質を用いることができるが、経済的
に大量に得られる鶏卵の卵黄タンパク質が好ましい。特
に、資源の有効利用やコストの点から、卵黄油や卵黄レ
シチンを抽出した後の脱脂卵黄タンパク質が好ましい。
【0018】卵黄タンパク質を加水分解する方法は、特
に制限されないが、本発明においては加水分解酵素を用
いることが好ましい。加水分解酵素としては、市販のプ
ロテアーゼを用いることができ、それらを1種又は2種
以上組み合わせて用いることができる。市販のプロテア
ーゼとしては、オリエンターゼ90N(阪急バイオ物産
製)、ニュートラーゼ(ノボノルディスク製)等が挙げ
られる。本発明においては、灰分含量等の点から中性プ
ロテアーゼを用いることが好ましい。
に制限されないが、本発明においては加水分解酵素を用
いることが好ましい。加水分解酵素としては、市販のプ
ロテアーゼを用いることができ、それらを1種又は2種
以上組み合わせて用いることができる。市販のプロテア
ーゼとしては、オリエンターゼ90N(阪急バイオ物産
製)、ニュートラーゼ(ノボノルディスク製)等が挙げ
られる。本発明においては、灰分含量等の点から中性プ
ロテアーゼを用いることが好ましい。
【0019】本発明の抗酸化組成物は、例えば以下のよ
うにして得ることができる。
うにして得ることができる。
【0020】脱脂卵黄タンパク質1部を、5〜20倍量
の水に均一に分散させ、必要に応じて酵素の至適pHに
調整した後、タンパク質に対して0.05%〜2%のプ
ロテアーゼを添加し、酵素の至適温度(例えば35〜6
0℃程度)で3〜48時間反応させる。酵素反応液は、
加熱処理にて酵素を失活させた後、濾過して濾液を回収
する。この濾液はそのまま、あるいは濃縮して液状の抗
酸化組成物としてもよく、さらにスプレードライ等で粉
末固形化してもよい。
の水に均一に分散させ、必要に応じて酵素の至適pHに
調整した後、タンパク質に対して0.05%〜2%のプ
ロテアーゼを添加し、酵素の至適温度(例えば35〜6
0℃程度)で3〜48時間反応させる。酵素反応液は、
加熱処理にて酵素を失活させた後、濾過して濾液を回収
する。この濾液はそのまま、あるいは濃縮して液状の抗
酸化組成物としてもよく、さらにスプレードライ等で粉
末固形化してもよい。
【0021】また、濾液を、限外濾過、逆浸透圧膜、ク
ロマトグラフィー等の適当な手段で処理して、高分子量
(分子量10,000以上)の画分を除去して精製して
もよい。
ロマトグラフィー等の適当な手段で処理して、高分子量
(分子量10,000以上)の画分を除去して精製して
もよい。
【0022】本発明においては、上記卵黄タンパク質の
加水分解物が、分子量3,000以下のペプチドを90
%以上含むものであることが好ましい。これにより、ア
レルゲン性の低減、溶解性の改善を図ることができる。
加水分解物が、分子量3,000以下のペプチドを90
%以上含むものであることが好ましい。これにより、ア
レルゲン性の低減、溶解性の改善を図ることができる。
【0023】本発明の抗酸化組成物は、後述する実施例
に示すように優れた抗酸化効果を有し、また水溶性のた
め扱いやすく、飲食品、化粧料、医薬品などにすること
ができる。
に示すように優れた抗酸化効果を有し、また水溶性のた
め扱いやすく、飲食品、化粧料、医薬品などにすること
ができる。
【0024】特に、本発明の抗酸化組成物を化粧料に配
合した場合、過酸化脂質の発生を防止し、肌の保護、保
湿効果に優れた使用感のよい化粧料を得ることができ
る。
合した場合、過酸化脂質の発生を防止し、肌の保護、保
湿効果に優れた使用感のよい化粧料を得ることができ
る。
【0025】上記化粧料としては特に制限はなく、例え
ば石鹸、ローション、化粧水、乳液、クリーム、パッ
ク、入浴剤、シャンプー、リンス、ヘアートリートメン
トなどの皮膚、毛髪に関連するさまざまな化粧料に配合
できる。
ば石鹸、ローション、化粧水、乳液、クリーム、パッ
ク、入浴剤、シャンプー、リンス、ヘアートリートメン
トなどの皮膚、毛髪に関連するさまざまな化粧料に配合
できる。
【0026】その配合量は、化粧料により異なるため適
宜決めればよいが、0.1〜10%配合することが好ま
しい。
宜決めればよいが、0.1〜10%配合することが好ま
しい。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0028】実施例1 解凍した冷凍卵黄2kgに、95(v/v)%エタノー
ル12リットルを加え、50℃で2時間撹拌した後、圧
縮ろ過して脂質を除去し、熱風乾燥して脱脂卵黄タンパ
ク質を604g得た。
ル12リットルを加え、50℃で2時間撹拌した後、圧
縮ろ過して脂質を除去し、熱風乾燥して脱脂卵黄タンパ
ク質を604g得た。
【0029】この脱脂卵黄タンパク質500gに、水5
リットルを加え、均一に懸濁した後、中性プロテアーゼ
(商品名「オリエンターゼ90N」、阪急バイオ物産
製)5gを添加して、55℃にて20時間反応を行った
後、90℃、30分の加熱処理を行い、酵素を失活させ
た。
リットルを加え、均一に懸濁した後、中性プロテアーゼ
(商品名「オリエンターゼ90N」、阪急バイオ物産
製)5gを添加して、55℃にて20時間反応を行った
後、90℃、30分の加熱処理を行い、酵素を失活させ
た。
【0030】次に、この反応液を濾過して濾液を回収
し、スプレードライヤーで乾燥して卵黄ペプチドを40
0g得た。
し、スプレードライヤーで乾燥して卵黄ペプチドを40
0g得た。
【0031】得られた脱脂卵黄タンパク質と卵黄ペプチ
ドについて、高速液体クロマトグラフィー(島津製作所
製)を用いて、以下の条件で分子量の分析を行った。
ドについて、高速液体クロマトグラフィー(島津製作所
製)を用いて、以下の条件で分子量の分析を行った。
【0032】分析用カラム:スパーデックスペプチド
(商品名、ファルマシア(株)製) バッファー:リン酸緩衝液(pH7) 流速:0.5ml/分 検出波長:220nm
(商品名、ファルマシア(株)製) バッファー:リン酸緩衝液(pH7) 流速:0.5ml/分 検出波長:220nm
【0033】その結果、脱脂卵黄タンパク質は、分子量
40,000〜8,000の間にピークが見られた。一
方、卵黄ペプチドは、10,000〜100の間にピー
クが見られ、分子量3,000以下の画分は95.4%
であった。
40,000〜8,000の間にピークが見られた。一
方、卵黄ペプチドは、10,000〜100の間にピー
クが見られ、分子量3,000以下の画分は95.4%
であった。
【0034】実施例2 菜種油100gに、実施例1で得られた卵黄ペプチド、
乾燥卵白、又はα−トコフェロールを0.1g添加して
60℃の恒温槽で保管し、その過酸化物価(meq/k
g)を経時的に測定した。その結果を表1に示す。な
お、過酸化物価は、ヨウ化カリウム法で求めた。
乾燥卵白、又はα−トコフェロールを0.1g添加して
60℃の恒温槽で保管し、その過酸化物価(meq/k
g)を経時的に測定した。その結果を表1に示す。な
お、過酸化物価は、ヨウ化カリウム法で求めた。
【0035】
【表1】
【0036】表1から、卵黄ペプチドを添加した菜種油
は、無添加や乾燥卵白、α―トコフェロールを添加した
菜種油よりも過酸化物価の上昇が低く抑えられており、
卵黄ペプチドが油脂類中で比較的強い抗酸化効果を示す
ことが分かる。
は、無添加や乾燥卵白、α―トコフェロールを添加した
菜種油よりも過酸化物価の上昇が低く抑えられており、
卵黄ペプチドが油脂類中で比較的強い抗酸化効果を示す
ことが分かる。
【0037】実施例3 75mmolのスクアレン/エタノール溶液0.1ml
に、コントロール区としてリン酸緩衝液(0.2mo
l、pH5.8)、比較区として乾燥卵白10%水溶
液、試験区として卵黄ペプチド10%水溶液を、それぞ
れ0.1ml添加したサンプルを、スクリューキャップ
付き試験管に入れ、照射量5000μW/cm2で2時
間光照射した。光源は、BLB−20蛍光ランプ5本を
並列したものを用いた。
に、コントロール区としてリン酸緩衝液(0.2mo
l、pH5.8)、比較区として乾燥卵白10%水溶
液、試験区として卵黄ペプチド10%水溶液を、それぞ
れ0.1ml添加したサンプルを、スクリューキャップ
付き試験管に入れ、照射量5000μW/cm2で2時
間光照射した。光源は、BLB−20蛍光ランプ5本を
並列したものを用いた。
【0038】光照射後、各サンプルの過酸化脂質量を測
定した。過酸化脂質量は、TBA法により求め、試験管
あたりのマロンジアルデヒド(MAD)量で表した。その
結果を表2に示す。
定した。過酸化脂質量は、TBA法により求め、試験管
あたりのマロンジアルデヒド(MAD)量で表した。その
結果を表2に示す。
【0039】
【表2】
【0040】表2から、卵黄ペプチドは、TBA値を低
下させ、光酸化に対して抗酸化効果があることが分か
る。
下させ、光酸化に対して抗酸化効果があることが分か
る。
【0041】実施例4 実施例1で得られた卵黄ペプチドを使用し、表3に示す
配合にて化粧水を製造した。
配合にて化粧水を製造した。
【0042】
【表3】
【0043】そして、女性10名(21〜45歳)のパ
ネラーに、この化粧水を1週間使用してもらい、使用後
の肌の潤い感、及びその使用感について評価してもらっ
たところ、肌に潤いを与え、さっぱりとした使用感であ
るとの評価を得た。
ネラーに、この化粧水を1週間使用してもらい、使用後
の肌の潤い感、及びその使用感について評価してもらっ
たところ、肌に潤いを与え、さっぱりとした使用感であ
るとの評価を得た。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
卵黄タンパク質の加水分解物を有効成分として含有する
抗酸化組成物を提供できる。また、従来卵黄レシチン等
を製造する際に残渣として大量に発生していた脱脂卵黄
タンパク質を有効に利用することができるので、コスト
的にも安価に製造できる。
卵黄タンパク質の加水分解物を有効成分として含有する
抗酸化組成物を提供できる。また、従来卵黄レシチン等
を製造する際に残渣として大量に発生していた脱脂卵黄
タンパク質を有効に利用することができるので、コスト
的にも安価に製造できる。
【0045】また、本発明の抗酸化組成物を化粧料に配
合することにより、過酸化脂質の生成を抑制し、かつ肌
にやさしく、保湿効果の高い使用感のよい化粧料を提供
できる。
合することにより、過酸化脂質の生成を抑制し、かつ肌
にやさしく、保湿効果の高い使用感のよい化粧料を提供
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 17/16 A61K 37/16 39/06 37/18 Fターム(参考) 4C083 AC102 AC122 AC432 AC482 AD411 AD412 CC04 EE12 4C084 AA02 BA43 CA70 MA63 ZA891 ZA892 ZC801 ZC802
Claims (4)
- 【請求項1】 卵黄タンパク質の加水分解物を有効成分
として含有することを特徴とする抗酸化組成物。 - 【請求項2】 前記卵黄タンパク質が脱脂されたもので
ある請求項1に記載の抗酸化組成物。 - 【請求項3】 前記卵黄タンパク質の加水分解物が、分
子量3,000以下のペプチドを90質量%以上含むも
のである請求項1又は2に記載の抗酸化組成物。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載の抗
酸化組成物を含有する化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000147254A JP2001328919A (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 抗酸化組成物及びそれを含有する化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000147254A JP2001328919A (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 抗酸化組成物及びそれを含有する化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001328919A true JP2001328919A (ja) | 2001-11-27 |
Family
ID=18653459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000147254A Pending JP2001328919A (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 抗酸化組成物及びそれを含有する化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001328919A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2006075558A1 (ja) * | 2005-01-11 | 2008-08-07 | 株式会社ファーマフーズ | 卵由来の骨強化組成物 |
KR20170045275A (ko) | 2014-10-31 | 2017-04-26 | 가부시키 가이샤 파마푸즈 | 발모 및 육모 촉진제 및 이들의 이용 |
US10034911B2 (en) | 2012-07-06 | 2018-07-31 | Pharma Foods International Co., Ltd. | Chondrocyte proliferation promoting agent |
JP7523757B2 (ja) | 2020-03-26 | 2024-07-29 | 株式会社ファーマフーズ | 白髪防止用組成物、およびその製造方法 |
-
2000
- 2000-05-19 JP JP2000147254A patent/JP2001328919A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2006075558A1 (ja) * | 2005-01-11 | 2008-08-07 | 株式会社ファーマフーズ | 卵由来の骨強化組成物 |
JP5213332B2 (ja) * | 2005-01-11 | 2013-06-19 | 株式会社ファーマフーズ | 卵由来の骨強化組成物 |
US10034911B2 (en) | 2012-07-06 | 2018-07-31 | Pharma Foods International Co., Ltd. | Chondrocyte proliferation promoting agent |
KR20170045275A (ko) | 2014-10-31 | 2017-04-26 | 가부시키 가이샤 파마푸즈 | 발모 및 육모 촉진제 및 이들의 이용 |
US10154684B2 (en) | 2014-10-31 | 2018-12-18 | Pharma Foods International Co., Ltd. | Hair regrowth and growth promoter and use thereof |
JP7523757B2 (ja) | 2020-03-26 | 2024-07-29 | 株式会社ファーマフーズ | 白髪防止用組成物、およびその製造方法 |
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