JP2001328467A - シート装脱着装置、該シート装脱着装置を具備したバスシート及びバス並びにシート装脱着方法 - Google Patents

シート装脱着装置、該シート装脱着装置を具備したバスシート及びバス並びにシート装脱着方法

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JP2001328467A
JP2001328467A JP2000149314A JP2000149314A JP2001328467A JP 2001328467 A JP2001328467 A JP 2001328467A JP 2000149314 A JP2000149314 A JP 2000149314A JP 2000149314 A JP2000149314 A JP 2000149314A JP 2001328467 A JP2001328467 A JP 2001328467A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易にバスシートをバス床面から取り外し、車
椅子乗客用のスペースを確保するシート装脱着装置、該
シート装脱着装置を具備したバスシート及びシート装脱
着方法を提供する。 【解決手段】直方体の基板を基盤とし、該基板の両端部
付近にバスシート脚接合部と接合する基板接合部、該基
板の中央部に配設された円筒形の雌軸と該雌軸に内接し
挿嵌されスプリングが周設された雄軸上部を有す円筒形
の雄軸及び該雄軸先端部付近に接合した回動桿からなる
ロック部、該基板裏面に複数の凸部及び該基板の一方の
側面にボルトで支持され他の一端にキャスターが取り付
けられアーム側面に前面に可動なバネピンが配設され且
つ該アームがキャスター取り付け側で前面に屈曲してい
るキャスター付きアームが2本配設されたことを特徴と
するシート装脱着装置、該シート装脱着装置を具備した
バス及びシート装脱着方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート装脱着装
置、該シート装脱着装置を具備したバスシート及びバス
並びにシート装脱着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車椅子利用者の生活多様化により、車椅
子利用者が外出する機会が増加しそれに伴い、車椅子利
用者の団体によるバスの利用も若干増加している。車椅
子の乗客がバスを利用する場合には、従来は通常のバス
に若干の車椅子固定スペースを確保したバスや、車椅子
乗客専用に改造された専用バスを利用していた。
【0003】しかし、前者の形態に於いては搭載できる
車椅子の数が少なく、車椅子の乗客が多い団体には使用
できないという問題がある。また後者の形態に於いては
車椅子専用バスとしてのみの限られた使用となり、バス
の稼働率が低いという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】バスシートは通常バス
床面に固定されているので、車椅子を搭載しようとする
場合には車椅子の為のスペースの確保が困難で、上記の
問題が生じる。本発明は、通常は普通のバスとして利用
するとともに、車椅子の搭載が必要な場合には相当数の
車椅子を搭載を可能にし、バスの利用効率を高めようと
するものである。本発明者等は、車椅子の搭載を必要と
する場合、通常のバスシートを取り外し、代わりに車椅
子を搭載するにあたり、簡単、容易かつ簡便にバスシー
トの装脱着が可能なシート装脱着装置に注目し、本発明
を完成させた。
【0005】即ち、本発明は通常はバスシートを搭載し
て普通のバスとして利用し、車椅子搭載の為のスペース
が必要な場合には、バスシートを取り外し車椅子を搭載
しようとするものである。このような利用形態をとるこ
とにより、バスの利用効率は高いものになる。しかしな
がらバスシートは通常バスの床面に固定されているの
で、バスシートの装脱着は容易ではない。バスシートを
簡単、容易かつ簡便に装脱着できるものがあればこの問
題は解消される。本発明は、バスシートを簡単、容易か
つ簡便に装脱着できるシート装脱着装置並びに該シート
装脱着装置を具備したバス及び該シート装脱着装置の使
用方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、直方
体の基板(3)を基盤とし、該基板(3)の両端部付近
に基板接合部(16)、該基板(3)の中央部付近にロ
ック部(18)、該基板の裏面(3c)に複数の凸部
(2)及び該基板(3)の一方の側面にキャスター付き
アーム(11)が複数本配設されたことを特徴とするシ
ート装脱着装置である。
【0007】請求項2の発明は、ロック部(18)が、
基板(3)の中央部に配設された円筒形の雌軸(5)、
該雌軸(5)に内接して挿嵌されスプリング(21)が
周設された雄軸上部(4a)を有する円筒形の雄軸
(4)及び該雄軸(4)の上方先端部付近に取り付けら
れた回動桿(9)からなることを特徴とするシート装脱
着装置である。
【0008】請求項3の発明は、雄軸(4)が、雄軸上
部(4a)の直径が雄軸下部(4b)の直径よりも小さ
く且つ、該雄軸下部(4b)に雄ねじが螺刻されたこと
を特徴とするシート装脱着装置である。
【0009】請求項4の発明は、雌軸(5)が、雄軸下
部(4b)に螺刻された雄ねじに螺合する雌ねじを雌軸
下部(5b)内壁に螺刻し、雄軸(4)を該雌軸(5)
に内接せしめ且つ、該雄軸(4)の上部先端部が雌軸上
部(5a)から突出していることを特徴とするシート装
脱着装置である。
【0010】請求項5の発明は、キャスター付きアーム
(11)の一端が基板側面(3b)にボルト(6)で支
持され他の一端にキャスター(8)が取り付けられ、キ
ャスター付きアーム側面(11b)に前面に可動なバネ
ピン(10)が配設され、かつ、該キャスター付きアー
ム(11)がキャスター取り付け側で前面に屈曲してい
ることを特徴とするシート装脱着装置である。
【0011】請求項6の発明は、バネピン(10)がキ
ャスター付きアーム側面(11b)から基板側面(3
b)に挿嵌される部位に、基板表面(3a)及び該基板
側面(3b)に切欠部(7)を設けたことを特徴とする
シート装脱着装置である。
【0012】請求項7の発明は、バネピン(10)の長
さがキャスター付きアーム(11)の巾よりも長いこと
を特徴とするシート装脱着装置である。
【0013】請求項8の発明は、シート装脱着装置
(1)を装着したことを特徴とするバスシートである。
【0014】請求項9の発明は、シート装脱着装置
(1)を装着したバスシート(15)を具備したバスで
ある。
【0015】請求項10の発明は、基板裏面(3c)に
配設された複数の凸部(2)をバス床面に固定されたレ
ール(13)のレール凹陥部(14)に嵌合又は嵌脱し
てバスシート(15)を装脱着することを特徴とするシ
ート装脱着方法である。
【0016】請求項11の発明は、雄軸(4)の先端部
付近に取り付けられた回動桿(9)を回転させてスプリ
ング(21)が収縮又は反発することにより該雄軸
(4)を上下動させ、該雄軸(4)をバス床面に固定さ
れたレール(13)のレール凹陥部(14)に押圧する
ことによりバスシート(15)を固定することを特徴と
するシート装脱着方法である。
【0017】請求項12の発明は、バネピン(10)を
基板側面(3b)に挿嵌することにより、キャスター付
きアーム(11)を基板(3)に固定することを特徴と
するシート装脱着方法である。
【0018】請求項13の発明は、バネピン(10)を
基板側面(3b)から嵌脱することにより、キャスター
付きアーム(11)が上下に可動することを特徴とする
シート装脱着方法である。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。図1は本発明のシート装脱着装置1の斜視
図である。図2a及びbは該シート装脱着装置1の上方
平面図及び下方平面図である。図3は該シート装脱着装
置1の側面図である。
【0020】シート装脱着装置1は直方体の形状を有す
基板3を基盤としている。この該基板3は、その両端部
付近に於いてバスシート脚接合部17と接合する為の基
板接合部16、基板裏面3cに配設される複数の凸部
2、中央部付近に設けられたロック部18及び基板側面
3bに於いてキャスター8が接合した2本のキャスター
付きアーム11とから構成されている。
【0021】基板3の両端部付近にはバスシート脚接合
部17と接合するための基板接合部16を設ける。該基
板接合部16と該バスシート脚接合部17とは直接溶接
し接合しても良いし、ボルトなどの器具を用いて接合し
ても良い。またバスシート15の脚部がパイプ状になっ
ている場合、該バスシート脚接合部17も空洞となるの
で、この空洞部に嵌合する部材を該基板3の両端部付近
に接合し該基板接合部16としても良い。
【0022】バスシート15をバスに設置する際に、前
後の該バスシート15に装着したシート装脱着装置1と
接触することを避ける為には、基板3の長さはバスシー
ト15の前後脚部の間隔と同等の長さが好適であるが、
これに限られるものではない。
【0023】図7はバス床面に敷設するレール13を示
す図である。図7(a)は該レール13の上方平面図、
図7(b)はc−c’線に於ける該レール13の断面図
である。
【0024】レール13は縁部20に於いて外側に垂直
に屈曲している略コ字状型である。シート装脱着装置1
を固定する為のレール凹陥部14を凹部に設ける。該レ
ール凹陥部14の大きさは該レール13の巾より小さけ
れば構わないが、バスシート15を静止させる必要性か
ら少なくとも該レール13の巾の3分の1程度の大きさ
を有しているのが良い。
【0025】レール13はバス床面にレール凹陥部14
を上向きとし、縁部20とバス床面とを水平にバス前部
から後部まで敷設をする。該レール13はバスシート1
5の一列数の2倍を敷設する。バスの左右両側に該バス
シート15が一列ずつ設置されてる場合は、バス前部か
ら後部にかけて左右両側に該バスシート15の横幅の間
隔で各2本、一対ずつ敷設するのが好適である。該バス
シート15が左右両側に各2列の場合では、4本ずつ敷
設するのが好適である。しかし、フレキシブルに該バス
シート15を配置する、あるいは巾の異なる車椅子を搭
載する必要がある等、条件がある場合には条件に該当す
るように任意に該レール13を敷設しても構わない。た
だしこの際には必ず少なくとも一対は該バスシート15
の間隔で敷設する必要がある。これは、該バスシート1
5を設置するためである。
【0026】凸部2の大きさは該凸部2をバス床面に固
定されたレール13のレール凹陥部14と嵌合せしめる
ことから、該レール凹陥部14の大きさより若干小さ
い。また、該凸部2の形状は本実施例の凸型でも良い
し、円柱形でもその他の形状であっても該レール凹陥部
14と嵌合する形状であれば構わない。
【0027】基板裏面3cには複数の凸部2を所定の間
隔で配設する。該凸部2の配設間隔はレール凹陥部14
と該凸部2を嵌合させるが故に、該レール凹陥部14の
間隔と同等である。該基板裏面3cと該凸部2の接合方
法は溶接でも良いし螺着やその他の手段によっても良
い。
【0028】ロック部18は、基板3の中央部に穿設し
た穿設部位に配設した円筒形の雌軸5を設け、該雌軸5
に内接して挿嵌されスプリング21が周設された雄軸上
部4aを有す円筒形の該雄軸4及び該雄軸4の上方先端
部付近に取り付けた回動桿9から構成される。
【0029】図4はロック部18を示した図である。図
4(a)は該ロック部8の斜視図、図4(b)は雄軸4
の斜視図、図4(c)は雌軸5の斜視図及び図4(d)
は図4(a)のA−A’線の断面図である。
【0030】基板3の中央部を穿設しロック部18を配
設する。穿設部位の直径は、雌軸5を接合すること及び
該雌軸5に雄軸4を内接させることから、該雄軸4の直
径より多少大きいことが好適である。
【0031】雄軸4は、雄軸上部4aの直径が雄軸下部
4bの直径より小さく且つ、該雄軸下部4bの直径はレ
ール凹陥部14と嵌合する直径である円柱を縦に組合わ
せた形状であり(図4(b)参照)、該雄軸下部4bに
は雄ねじが螺刻されている。また、雄軸上部4aにはス
プリング21を周設する。
【0032】雌軸5は雄軸4を内接し、雄軸上部4aの
先端部が雌軸上部5aから突出する形状を有し且つ、雄
軸下部4bに螺刻された雄ねじに螺合する雌ねじを雌軸
下部5b内壁に螺刻している(図4(c)及び図4
(d)参照)。
【0033】雄軸4と雌軸5の大きさの関係は該雄軸4
が該雌軸5に内接していること及び雄軸下部4bがレー
ル凹陥部14と嵌合することから、該雄軸4の高さは該
雌軸5の高さより高く、雄軸下部4bの高さは雌軸下部
5bの高さより低く、雄軸上部4aの高さは該雌軸5の
高さから該雄軸下部4bの高さを減じたものと該雌軸5
の高さの間の寸法であり、該雄軸下部4bの直径は該雌
軸下部5bの内直径と嵌合する大きさであり且つ、該雄
軸上部4aの直径及び該雌軸上部5aの直径より大き
く、該雄軸上部4aの直径は該雌軸上部5aの直径より
小さい関係を有している。
【0034】雌軸5の下方末端部と基板裏面3cとを水
平に基板3の穿設部位に該雌軸5を接合し、スプリング
21を周設した雄軸上部4aが雌軸上部5aから突出す
るように該雌軸5に雄軸4を挿嵌し内接する。この際に
該スプリング21は該雌軸5と該雄軸4に挟まれた状態
となる。回動桿9は該雌軸上部5aから突出した該雄軸
上部4aの上方先端部付近に接合し、ロック部18を構
成する。図4(d)はこの状態を示した断面図である。
【0035】ロック部18は、回動桿9を回転させるこ
とにより収縮していたスプリング21が反発し、雄軸下
部4bに螺刻された雄ねじが雌軸下部5bの雌ねじに沿
って下方に移動し、バス床面に固定したレール13のレ
ール凹陥部14に該雄軸4を押圧し固定する。同時に基
板裏面3cに配設された複数の凸部2とレール凹陥部1
4が嵌合することにより、シート装脱着装置1を該レー
ル13に装着しバスシート15を装着せしめる。図5は
該シート装脱着装置1が該レール13に装着した図であ
り、図6は図5のB−B’線に於ける断面図である。ま
た、図8は該バスシート15が該レール13に装着した
図である。
【0036】また、回動桿9を逆回転させることにより
スプリング21が収縮し雄軸4は雄軸下部4bの雄ねじ
と雌軸下部5bの雌ねじに沿って上方に移動し、レール
凹陥部14から嵌脱し、シート装脱着装置1をレール1
3から脱着せしめる。
【0037】キャスター付きアーム11は、一端が基板
側面3bにボルト6で支持され、他の一端にキャスター
8が取り付けられ、キャスター付きアーム側面11bに
前面に可動なバネピン10が配設され、且つキャスター
付きアーム表面11aに支持板19が配設されている。
また、該キャスター付きアーム11はキャスター取り付
け側で前面に屈曲している形状を有している(図1参
照)。
【0038】バスシート15を移動する際に、キャスタ
ー付きアーム11と基板3とを水平に固定するために、
バネピン10がキャスター付きアーム側面11bから基
板側面3bに挿嵌する部位の基板表面3a及び該基板側
面3bに、該バネピン10が挿嵌する切欠部7を設ける
(図2参照)。
【0039】バスシート15を移動時にキャスター付き
アーム11と基板3とを水平に固定せしめるバネピン1
0の長さは、該キャスター付きアーム11の巾よりも長
く且つ、該キャスター付きアーム11の巾と該基板3の
巾の合計よりも短い長さである。
【0040】キャスター付きアーム11をボルト6を支
点として上下に回動する際にキャスター8が基板3と接
触をせずに円滑に回動させる為に、該キャスター付きア
ーム11をキャスター側で前面に屈曲させる。屈曲させ
る巾は該キャスター8が円滑に回動できる巾であれば大
小は問わないが、出来るだけ最小限に止めるのが好適で
ある。
【0041】バスシート15をレール13に装着する際
には、バネピン10を前面に引くことにより該バネピン
10が基板側面3bに設けられた切欠部7から嵌脱を
し、キャスター付きアーム11をボルト6を支点として
キャスター8が該レール13の縁部20、即ちバス床面
と水平になる位置まで上方に回動させ、ロック部18の
回動桿9を回転させることによりシート装脱着装置1が
該レール13と嵌合する(図5参照)。
【0042】また、バスシート15がレール13から脱
着する際には、ロック部18の回動桿9を逆回転させ雄
軸4をレール凹陥部14から嵌脱させロックを解除し、
バネピン10を基板表面3a及び基板側面3bに設けら
れた切欠部7に挿嵌することにより、キャスター付きア
ーム11を基板3に水平に固定する。
【0043】また、キャスター付きアーム上部11aに
接合された支持板19がキャスター付きアーム11を基
板3と水平に静止することを補助し、該キャスター付き
アーム11が不必要に下方に回動しないように抑止して
いる。
【0044】上記によりシート装脱着装置1がレール1
3から脱着し、キャスター8により容易にバスシート1
5を移動させることができる。図9は、該キャスター8
により該バスシート15を移動させる際の該シート装脱
着装置1の状態を示す図である。
【0045】シート装脱着装置1は、バスシート15を
支えること及び安全性の観点から金属製であることが好
適であるが、他の素材を使用しても構わない。
【0046】本発明の使用上の特徴は以下の通りであ
る。1)バスシートをバス床面から容易に脱着できる。
2)取り外したバスシートをそのままキャスターで移動
できる。3)シート装脱着装置の操作が非常に容易であ
る。4)シート装脱着装置を接合したバスシートを搭載
したバスでも外見的・機能的に通常のバスと全く変わら
ずに使用できる。
【0047】また、機構上の特徴は、以下の通りであ
る。1)回動桿を回転させることによりロック部を上下
させ、雄軸を嵌合及び嵌脱させる。2)シート装脱着装
置をレールに装着する際、ボルトを支点としキャスター
付きアームが上方に回動する。3)シート装脱着装置を
レールから着脱する際、バネピンが切欠部に嵌合しまた
支持板が基板を係止しキャスター付きアームと基板とを
水平に維持し、バスシートを移動せしめる際にバスシー
トが落下することを防いでいる。
【0048】
【発明の効果】従来、バス床面に固定されていたバスシ
ートが本発明によりバス床面から容易に脱着が可能とな
り、またシート装脱着装置に取り付けられたキャスター
を介して、取り外したバスシートを一人で容易に動かす
ことが可能になった。これにより、バスシート脱着作業
の大幅な効率化を企図できると共に、車椅子乗客を搭載
するためのスペースを確保することが実現する。
【0049】シート装脱着装置を具備したバスシートを
使用することにより、バスシート単位ごとにバスシート
を取り外すことが可能となる為、従来は車椅子用スペー
スは固定されていたが、例えばバスの左半分を通常のバ
スシートとし、右半分を車椅子用のスペースとするな
ど、フレキシブルに車椅子を配置することが実現でき
る。またバスシートそのものは通常のバスシートも利用
できる為、車椅子乗客がいない時には外見的・機能的に
も通常のバスと全く変わらないことは勿論のことであ
る。
【0050】これらの効果により、本発明を具備したバ
スを導入すれば、車椅子専用バスを購入する必要性がな
くなり、通常のバスの稼働率を上昇させることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート装脱着装置の全体図である。
【図2】シート装脱着装置の上方または下方からの図で
ある。
【図3】シート装脱着装置の側面図である。
【図4】ロック部を示す図である。
【図5】シート装脱着装置がバス床面に固定されたレー
ルに嵌合している状態を示した図である。
【図6】ロック部の嵌合状態を示す断面図である。
【図7】レールを示す図である。
【図8】バスシートにシート装脱着装置を装着させレー
ルと装着した斜視図である。
【図9】バスシートを移動する際のシート装脱着装置を
示す側面図である。
【符号の説明】
1 シート装脱着装置全体 2 凸部 3 基板(3a:基板表面 3b:
基板側面:3c 基板裏面) 4 雄軸(4a:雄軸上部 4b:
雄軸下部) 5 雌軸(5a:雌軸上部 5b:
雌軸下部) 6 ボルト 7 切欠部 8 キャスター 9 回動桿 10 バネピン 11 キャスター付きアーム全体(1
1a:アーム表面11b:アーム側面) 13 レール 14 レール凹陥部 15 バスシート 16 基板接合部 17 バスシート脚接合部 18 ロック部 19 支持板 20 縁部 21 スプリング

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直方体の基板(3)を基盤とし、該基板
    (3)の両端部付近に基板接合部(16)、該基板
    (3)の中央部付近にロック部(18)、該基板の裏面
    (3c)に複数の凸部(2)及び該基板(3)の一方の
    側面にキャスター付きアーム(11)が複数本配設され
    たことを特徴とするシート装脱着装置。
  2. 【請求項2】ロック部(18)が、基板(3)の中央部
    に配設された円筒形の雌軸(5)、該雌軸(5)に内接
    して挿嵌されスプリング(21)が周設された雄軸上部
    (4a)を有する円筒形の雄軸(4)及び該雄軸(4)
    の上方先端部付近に取り付けられた回動桿(9)からな
    ることを特徴とする請求項1に記載のシート装脱着装置
  3. 【請求項3】雄軸(4)が、雄軸上部(4a)の直径が
    雄軸下部(4b)の直径よりも小さく且つ、該雄軸下部
    (4b)に雄ねじが螺刻されたことを特徴とする請求項
    2に記載のシート装脱着装置
  4. 【請求項4】雌軸(5)が、雄軸下部(4b)に螺刻さ
    れた雄ねじに螺合する雌ねじを雌軸下部(5b)内壁に
    螺刻し、雄軸(4)を該雌軸(5)に内接せしめ且つ、
    該雄軸(4)の上部先端部が雌軸上部(5a)から突出
    していることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載
    のシート装脱着装置
  5. 【請求項5】キャスター付きアーム(11)の一端が基
    板側面(3b)にボルト(6)で支持され他の一端にキ
    ャスター(8)が取り付けられ、キャスター付きアーム
    側面(11b)に前面に可動なバネピン(10)が配設
    され且つ、該キャスター付きアーム(11)がキャスタ
    ー取り付け側で前面に屈曲していることを特徴とする請
    求項1から請求項4のいずれかに記載のシート装脱着装
  6. 【請求項6】バネピン(10)がキャスター付きアーム
    側面(11b)から基板側面(3b)に挿嵌される部位
    に、基板表面(3a)及び該基板側面(3b)に切欠部
    (7)を設けたことを特徴とする請求項1から請求項5
    のいずれかに記載のシート装脱着装置
  7. 【請求項7】バネピン(10)の長さがキャスター付き
    アーム(11)の巾よりも長いことを特徴とする請求項
    1から請求項6のいずれかに記載のシート装脱着装置
  8. 【請求項8】請求項1から請求項7のいずれかに記載の
    シート装脱着装置(1)を装着したことを特徴とするバ
    スシート
  9. 【請求項9】請求項8に記載のバスシート(15)を具
    備したバス
  10. 【請求項10】基板裏面(3c)に配設された複数の凸
    部(2)をバス床面に固定されたレール(13)のレー
    ル凹陥部(14)に嵌合又は嵌脱してバスシート(1
    5)を装脱着することを特徴とするシート装脱着方法
  11. 【請求項11】雄軸(4)の先端部付近に取り付けられ
    た回動桿(9)を回転させてスプリング(21)が収縮
    又は反発することにより該雄軸(4)を上下動させ、該
    雄軸(4)をバス床面に固定されたレール(13)のレ
    ール凹陥部(14)に押圧することによりバスシート
    (15)を固定することを特徴とする請求項10に記載
    のシート装脱着方法
  12. 【請求項12】バネピン(10)を基板側面(3b)に
    挿嵌することにより、キャスター付きアーム(11)を
    基板(3)に固定することを特徴とする請求項10又は
    請求項11のいずれかに記載のシート装脱着方法
  13. 【請求項13】バネピン(10)を基板側面(3b)か
    ら嵌脱することにより、キャスター付きアーム(11)
    が上下に可動することを特徴とする請求項10から請求
    項12のいずれかに記載のシート装脱着方法
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