JP2001328088A - 物品処理システム - Google Patents

物品処理システム

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JP2001328088A
JP2001328088A JP2000151745A JP2000151745A JP2001328088A JP 2001328088 A JP2001328088 A JP 2001328088A JP 2000151745 A JP2000151745 A JP 2000151745A JP 2000151745 A JP2000151745 A JP 2000151745A JP 2001328088 A JP2001328088 A JP 2001328088A
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JP2000151745A
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Kenji Yoneda
健二 米田
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Shibuya Corp
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Shibuya Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 物品処理システム1は、光学用水晶2の
方向を検出する第1カメラ25と、光学用水晶の基準面
の方向を検出する第2カメラ26と、光学用水晶を保持
するバキュームパッド15Aと、このバキュームパッド
を起立状態と横転状態とに回転させるシリンダ装置17
Aと、水平方向においてバキュームパッドの向きを変え
るロボット10とを備えている。そしてロボットは、光
学用水晶が第1横転状態のときにはバキュームパッドの
向きを第1解放方向に向けさせ、また光学用水晶が第2
横転状態のときにはバキュームパッドの向きを第1解放
方向と反対の第2解放方向に向けるようになっている。 【効果】 光学用水晶を起立させることができるととも
に基準面の方向を一定に揃えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品処理システムに
関し、より詳しくはランダムに横転した状態の物品を起
立させるとともに基準面を一定方向に向ける物品処理シ
ステムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品処理システムとして、物品の
基準面が上方を向いた第1横転状態か上記基準面が下方
を向いた第2横転状態かを検出するための検出手段と、
上記横転状態の物品を保持する保持手段を有するロボッ
トと、このロボットの解放方向の下方に設けられて、落
下する物品に係合する矯正手段と、上記検出手段から入
力される検出データに基づいて、横転状態に応じて物品
の保持位置を変更する制御装置とを備えるものは知られ
ている(特開平7−277484号公報)。この公報で
は、処理ヘッドから落下させた物品を矯正手段に係合さ
せることによって、横転状態の物品を起立させるともに
基準面を一定方向に揃えるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、矯正手段を
用いることなく、ランダムに横転した状態の物品を起立
させるとともに該物品の基準面を一定方向に向けること
のできる物品処理システムを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】先ず請求項1の発明で
は、物品の予め定めた基準面が上方を向いた第1横転状
態と上記基準面が下方を向いた第2横転状態とを検出す
るための検出手段と;上記横転状態の物品を保持する保
持手段と、この保持手段を起立状態と横転状態とに回転
させる回転手段と、さらに水平方向において上記保持手
段の向きを変える方向転換手段とを有するロボットと;
このロボットを制御して、上記横転状態の保持手段によ
り横転状態の物品を保持させたら、上記回転手段により
保持手段を起立状態に回転させて横転状態の物品を起立
させるとともに上記方向転換手段により保持手段の向き
を変えて起立した物品の基準面を一定方向に揃えさせる
制御装置とを備え、上記制御装置は、処理すべき物品が
第1横転状態のときには上記保持手段の向きを所定方向
に向けさせて保持した物品の基準面を一定方向に揃えさ
せ、また処理すべき物品が第2横転状態のときには上記
保持手段の向きを上記所定方向と反対の方向に向けさせ
て保持した物品の基準面を一定方向に揃えさせるもので
ある。また請求項2の発明では、物品の基準面が上方を
向いた第1横転状態と、上記基準面が下方を向いた第2
横転状態と、さらに上記基準面が側方を向いた第3横転
状態とを検出するための検出手段と;上記横転状態の物
品を保持する保持手段と、この保持手段を起立状態と横
転状態とに回転させる回転手段と、さらに水平方向にお
いて上記保持手段の向きを変える方向転換手段とを有す
るロボットと;このロボットを制御して、上記横転状態
の保持手段により横転状態の物品を保持させたら、上記
回転手段により保持手段を起立状態に回転させて横転状
態の物品を起立させるとともに上記方向転換手段により
保持手段の向きを変えて起立した物品の基準面を一定方
向に揃えさせる制御装置とを備え、上記制御装置は、処
理すべき物品が第1横転状態のときには上記保持手段の
向きを所定方向に向けさせて保持した物品の基準面を一
定方向に揃えさせ、また処理すべき物品が第2横転状態
のときには上記保持手段の向きを上記所定方向と反対の
方向に向けさせて保持した物品の基準面を一定方向に揃
えさせ、さらに処理すべき物品が第3横転状態のときに
は上記保持手段の向きを上記所定方向とは直角の方向に
向けさせて保持した物品の基準面を一定方向に揃えさせ
るものである。
【0005】上述した請求項1の発明によれば、物品が
第1横転状態と異なる第2横転状態のときには、保持手
段を第1横転状態の物品を解放する所定方向と反対の方
向に向けるようにしているので、ランダムに横転した状
態の物品を起立させるとともに該物品の基準面を一定方
向に揃えることができる。上述した請求項2の発明によ
れば、物品が第1横転状態と異なる第2横転状態のとき
には、保持手段を第1横転状態の物品を解放する所定方
向と反対の方向に向ける一方、物品が第1、第2横転状
態と異なる第3横転状態のときには保持手段の向きを上
記第1、第2横転状態の物品を解放する所定方向とは直
角の方向に向けるようにしているので、異なる横転状態
の物品の基準面を一定方向に揃えることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図示実施例について本発明を
説明すると、図1、図2において、1は物品としての光
学用水晶2を処理する物品処理システムであり、この物
品処理システム1は矢印方向に一定速度で循環走行され
る搬送コンベア3上をランダムに横転した状態で供給さ
れる平板な長方形状の光学用水晶2を起立させるととも
に、この際に光学用水晶2の基準面2Aを一定に揃えて
トレー4に整列収容させるようになっている。上記光学
用水晶2は、図5に示すように厚さの異なる2層の水晶
板5,6と、これら水晶板5,6の間に配置されて該水
晶板5,6に一体に貼り合わされた1層の淡い青色のI
Rガラス7(図面では黒塗りとなっているが、実際は透
明もしくは半透明)からなっており、薄い方の水晶板6
側を光学用水晶2の基準面2Aとしている。
【0007】上記物品処理システム1を構成するロボッ
ト10は、その末端を基部11に旋回可能に設けられ
て、水平方向に伸びる第1アーム12と、この第1アー
ム12の先端に旋回可能に設けられて、水平方向に伸び
る第2アーム13と、この第2アーム13の先端に旋回
可能に設けられて、鉛直方向に伸びる方向転換手段とし
ての第3アーム14と、この第3アーム14の下端に昇
降可能に連結されて、光学用水晶2を保持する保持手段
15としてのバキュームパッド15Aとを備えており、
このロボット10は、上記搬送コンベア3よりも大幅に
処理能力を高く設定してある。
【0008】上記バキュームパッド15Aを進退動させ
るシリンダ装置16は、ロボット10の第3アーム14
の下端に上下方向に向けて揺動可能に連結されており、
該シリンダ装置16およびバキュームパッド15Aは、
後に詳述する回転手段17により実線で示す横転状態と
2点鎖線で示す起立状態とに切換え制御されるようにな
っている。上記回転手段17は、第3アーム14から伸
びるブラケット18に下方を向けて揺動可能に取り付け
られたシリンダ装置17Aであり、このシリンダ装置1
7Aのピストンロッド17Bはシリンダ装置16から半
径方向外方に伸びるブラケット19に揺動可能に連結さ
れている。したがって、シリンダ装置17Aのピストン
ロッド17Bを収縮させた際には実線で示すようにバキ
ュームパッド15が鉛直方向下方を向いた横転状態とな
り、他方ピストンロッド17Bを伸張させた際には2点
鎖線で示すようにバキュームパッド15が水平方向を向
いた起立状態となる。なお保持手段15はバキュームタ
イプのものに限定されるものではなく、挟んで保持する
グリッパタイプであってもよい。
【0009】次に図4に基づいて、上記ロボット10を
制御する制御装置22について説明する。制御装置22
は、光学用水晶2の方向性および基準面2Aを一定に揃
えるための処理指令をロボット10を統括制御する指令
部23に出力する演算制御部24を備えている。上記演
算制御部24には、上記搬送コンベア3の上方に設けた
検出手段としての第1CCDカメラ25(以下第1カメ
ラ25)で撮影した光学用水晶2を上方から見た検出デ
ータとしての映像信号が入力されるとともに、搬送コン
ベヤ3の側方に設けた検出手段としての第2CCDカメ
ラ(以下第2カメラ26)で撮影した光学用水晶2を側方
から見た検出データとしての映像信号が入力される一
方、搬送コンベア3を駆動する駆動モータ(図示せず)
に連動させたエンコーダ27からパルス信号(位置デー
タ)を入力されるようになっている。上記第1カメラ2
5で撮影された映像信号は、画像演算部28を介して
X、Y座標(以下座標データ)に画像処理されてから演
算制御部24に入力されるようになっており、このとき
演算制御部24では、X座標に対する光学用水晶2の中
心部のズレ量からパルスの数値を算出してそれをデータ
管理部30に出力し、またY座標に対する光学用水晶2
の中心部のずれ量から搬送コンベア3の幅方向における
位置ズレを算出してそれをデータ管理部30に出力し、
さらにX、Y座標に対する光学用水晶2の長手方向の向
き、具体的には光学用水晶2の起立時における上下方向
の向きを算出しこれらを上記データ管理部30に出力す
るようになっている。また上記第2カメラ26で撮影さ
れた映像信号は、画像演算部29を介して画像処理(以
下側方画像データ)されてから演算制御部24に入力さ
れるようになっており、このとき演算制御部24では水
晶板5と水晶板6の厚さの違いから基準面2Aが上方を
向いた第1横転状態(図5、図6参照)か、また基準面2
Aが下方を向いた第2横転状態(図8、図9参照)である
かを検出するようになっている。すなわち本実施例で
は、光学用水晶2の上方を向いた面からIRガラス7の
上方を向いた面までの距離を計測する一方、該光学用水
晶2の下方を向いた面からIRガラス7の下方を向いた
面までの距離を計測して水晶板5と水晶板6の識別を行
なっている。なおデータ管理部30は、第1、第2カメ
ラ25,26の検出領域およびロボット10の保持領域
内に存在する光学用水晶2を同時に複数管理することが
できる能力を有している。またデータ記憶部31には、
予め光学用水晶2の向きおよび裏表に対するバキューム
パッド15Aの保持位置における方向および解放位置に
おけるバキュームパッド15Aの解放方向を入力してあ
る。
【0010】上記演算制御部24は、データ管理部30
に入力した後に光学用水晶2ごとの位置データとしての
パルスを監視しており、特に先頭を搬送される光学用水
晶2のパルスが所定のパルスデータ、例えば50パルス
に達したら、当該光学用水晶2の座標データおよび側方
画像データをデータ管理部30から読み込むとともに、
その読み込んだ座標データおよび側方画像データを予め
データ記憶部31に記憶されているデータと演算処理し
て算出した処理指令を指令部23に出力するようになっ
ている。この処理指令には、搬送コンベア3上における
光学用水晶2の保持位置およびバキュームパッド15A
の向き、またトレー4における解放方向、さらに保持位
置から解放位置に移動する途中でバキュームパッド15
Aの回転方向ならびに回転角度を入力されるようになっ
ており、これによりロボット10はランダムに横転した
状態で供給される光学用水晶2を起立させるとともに基
準面2Aを一定方向に向けて移し変えるようになってい
る。そして演算制御部24は、上記処理指令を出力した
後にデータ管理部30から先頭の光学用水晶2に関する
各データを全て消去するようになっており、これにより
データ管理部30は、2番目以降の光学用水晶2のデー
タを1つずつ繰り上げるようになっている。
【0011】以上の構成を有する物品処理システム1の
作動について説明する。先ず図1に示すように、上流側
の装置から搬送コンベヤ3上に横転した状態でランダム
に供給された各光学用水晶2は、該搬送コンベヤ3によ
って図面上の左側から右側に向けて移動されるようにな
っており、この移動途中で第1カメラ25と第2カメラ
26とによって断続的に撮影されるようになっている。
この第1カメラ25と第2カメラ26で撮影される映像
は、それぞれ画像演算部28,29に入力されるように
なっており、これら画像演算部28,29は、上述した
画像処理を行なって光学用水晶2について座標データと
側方画像データを演算処理するとともに、その算出した
座標データと側方画像データ、さらにエンコーダ27か
らの位置データを演算制御部24に入力する。上記座標
データと側方画像データを入力される演算制御部24
は、座標データと側方画像データとを位置データと関連
付けしてデータ管理部30に出力する。ところで、演算
制御部24は上述した出力を行なう際に正常な光学用水
晶2と異常な光学用水晶2を判断するようになってお
り、例えば光学用水晶2が重なっている場合には出力す
ることなく処理不能な光学用水晶2であると判断し、当
該光学用水晶2の座標データおよび側方画像データ、さ
らに位置データをデータ管理部30に出力することなく
消去するようになっている。このようにデータ入力を拒
否された光学用水晶2は、ロボット10よりも下流側に
設けられた図示しないリジェクト装置の自発的な作動に
より循環ラインへと排出されるようになっている。
【0012】また演算制御部24は、データ記憶部31
からロボット10の保持領域に相当するパルスデータ、
例えば50〜70パルスが入力されるようになってお
り、このとき演算制御部24はデータ管理部30中で管
理される先頭の光学用水晶2の位置データが50〜70
パルス内に入ったことを確認すると、該データ管理部3
0に管理されている当該光学用水晶2の座標データおよ
び側方画像データを抽出するとともに、抽出した座標デ
ータはそのまま、また側方画像データは演算処理してか
ら、すなわち光学用水晶の基準面2Aが上方又は下方の
いずれを向いているかを判別してから両方のデータをデ
ータ記憶部31のデータと演算処理してバキュームパッ
ド15Aの保持位置および解放位置、さらにこれら双方
の位置におけるバキュームパッド15Aの向きを含む処
理指令を指令部20に出力するようになっている。これ
により指令部20は、上記処理指令に従ってロボット1
0の各駆動モータ(図示せず)を制御して第1アーム1
2および第2アーム13を可動させて保持手段15を保
持領域内における任意の保持位置に移動させるととも
に、第3アーム14を回転させて保持手段15の起立状
態における上下方向を光学用水晶2の起立状態における
上下方向に一致するように該保持手段15を水平面内で
回転させた状態で待機させ、所定のタイミングとなった
らシリンダ装置16を伸張させて降下させたバキューム
パッド15Aにより光学用水晶2の中心部を吸着保持す
るようになっており、このようにバキュームパッド15
Aが光学用水晶2を吸着保持したらシリンダ装置16を
収縮させて該バキュームパッド15Aおよび光学用水晶
2を上昇させる(図示せず)。このように光学用水晶2が
搬送コンベア3より持ち上がったら、保持位置又は解放
位置において、切換え手段17によりバキュームパッド
15Aおよび光学用水晶2を回転させてこれらを起立状
態とするとともに、この状態で必要に応じて第3アーム
14を回転させて基準面2Aが上方を向いている場合に
はバキュームパッド15Aを図7に示すように第1解放
方向に位置させる一方、基準面2Aが下方を向いている
場合には図10に示すように第1解放方向と180度反
対となる第2解放方向に位置させる。具体的には、図5
に示すように基準面2Aが上方を向いた光学用水晶2に
ついては、起立させたときにバキュームパッド15Aが
既に第1解放方向となっている場合には、当該バキュー
ムパッド15Aを回転させることはない。これにより、
図7に示すように第1解放方向において起立状態で解放
される光学用水晶2の基準面2Aは先行してトレー4内
に収容された光学用水晶2の基準面2Aの向きと同様に
左方となる。他方、図6に示すように基準面2Aが上方
を向いた光学用水晶2については、起立させたときにバ
キュームパッド15Aが第1解放方向に対して交差(直
交)する状態となっているので、第3アーム14を回転
させて当該バキュームパッド15Aを矢印で示す時計方
向に90度又は半時計方向に270度回転させて図7に
示す第1解放方向に位置させる。これにより、図7に示
すように第1解放方向において起立状態で解放される光
学用水晶2の基準面2Aは先行してトレー4内に収容さ
れた光学用水晶2の基準面2Aの向きと同様に左方とな
る。これに対し、図8に示すように基準面2Aが下方を
向いた光学用水晶2については、起立させたときにバキ
ュームパッド15Aが既に第2解放方向となっている場
合には、当該バキュームパッド15Aを回転させること
はない。これにより、図10に示すように第2解放方向
において起立状態で解放される光学用水晶2の基準面2
Aは先行してトレー4内に収容された光学用水晶2の基
準面2Aの向きと同様に左方となる。他方、図9に示す
ように基準面2Aが下方を向いた光学用水晶2について
は、起立させたときにバキュームパッド15Aが第2解
放方向に対して交差(直交)する状態となっているので、
第3アーム14を回転させて当該バキュームパッド15
Aを矢印で示す半時計方向に90度又は時計方向に27
0度回転させて図10に示す第2解放方向に位置させ
る。これにより、図10に示すように第1解放方向にお
いて起立状態で解放される光学用水晶2の基準面2Aは
先行してトレー4内に収容された光学用水晶2の基準面
2Aの向きと同様に左方となる。したがって、本実施例
によればランダムに横転した状態で供給される光学用水
晶2を起立させるとともに該光学用水晶2の基準面2A
を一定方向に揃えることができる。
【0013】なお上記実施例では、光学用水晶2の表裏
を検出する第2カメラ26を備えていたがこれに限定さ
れるものではなく、図11に示すように物品2の形状或
いはマークRのいずれか一方から第1カメラ25だけで
横転状態を識別することができる場合には第2カメラ2
6は省略してもよい。なおマークはいずれか一方面の中
心位置以外に設ける必要がある。
【0014】また上記実施例では、光学用水晶2は天地
を有していなかったが、天地を有する物品を処理する場
合には、起立時における物品の天と起立時におけるバキ
ュームパッド15Aの天(上方部分)を一致させればよ
い。
【0015】さらに上記実施例では、平板な光学用水晶
2を用いていたために第1横転状態又は第2横転状態の
2つの異なる横転状態しかなかったが、厚肉の物品を用
いた場合には第1横転状態と第2横転状態の他に基準面
2Aが側方を向いた第3横転状態(図12参照)となるこ
とがある。しかしながら、このような第3横転状態の場
合であっても、図13又は図14に示すように保持手段
15を第1解放方向(第2解放方向)に直交する第3解放
方向に向けることにより基準面2Aの方向を図面上にお
ける左方に向けることができる。そして、このように3
つの異なる横転状態ならびに天地を有するような物品で
あっても、物品の天地を判別することができれば表面の
みならず天地を一致させることができるのは勿論であ
る。
【0016】さらにまた上記実施例では、検出手段とし
てCCDカメラを用いていたがこれに限定されるもので
はなくそれ以外の適宜のものを用いればよい。
【0017】そしてさらに上記実施例では、保持手段1
5と光学用水晶2を起立させた後に第1解放方向又は第
2解放方向、さらには第3解放方向に向けるようにして
いたがこれに限定されるものではなく、保持手段15と
光学用水晶2が起立状態となったときに自動的に第1解
放方向又は第2解放方向、さらに第3解放方向となるよ
うに事前に水平方向において回転させてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来用
いていた矯正手段を用いることなく、物品を起立させる
ことができるとともに基準面の方向を一定に揃えること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す物品処理システム1の
概略平面図。
【図2】物品処理システムの右側面図。
【図3】保持手段15(バキュームパッド15A)の拡大
図。
【図4】図3から光学用水晶が1つ処理された後の状態
を示した図。
【図5】光学用水晶2の第1横転状態および保持手段1
5の向きを示した拡大図。
【図6】光学用水晶2の他の第1横転状態および保持手
段15の向きを示した拡大図。
【図7】保持手段15の第1解放方向示した拡大図。
【図8】光学用水晶2の第2横転状態および保持手段1
5の向きを示した拡大図。
【図9】光学用水晶2の他の第2横転状態および保持手
段15の向きを示した拡大図。
【図10】保持手段15の第2解放方向示した拡大図。
【図11】天地を有する物品2を示した拡大図。
【図12】天地を有する他の物品2の第3横転状態を示
した拡大図。
【図13】保持手段15の第3解放方向を示した拡大
図。
【図14】保持手段15の他の第3解放方向を示した拡
大図。
【符号の説明】
1…物品処理システム 2…光学用
水晶(物品) 2A…基準面 10…ロボ
ット 15A…バキュームパッド(保持手段) 17A…シ
リンダ装置(回転手段) 22…制御装置 25,26
…カメラ(検出手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品の予め定めた基準面が上方を向いた
    第1横転状態と上記基準面が下方を向いた第2横転状態
    とを検出するための検出手段と;上記横転状態の物品を
    保持する保持手段と、この保持手段を起立状態と横転状
    態とに回転させる回転手段と、さらに水平方向において
    上記保持手段の向きを変える方向転換手段とを有するロ
    ボットと;このロボットを制御して、上記横転状態の保
    持手段により横転状態の物品を保持させたら、上記回転
    手段により保持手段を起立状態に回転させて横転状態の
    物品を起立させるとともに上記方向転換手段により保持
    手段の向きを変えて起立した物品の基準面を一定方向に
    揃えさせる制御装置とを備え、 上記制御装置は、処理すべき物品が第1横転状態のとき
    には上記保持手段の向きを所定方向に向けさせて保持し
    た物品の基準面を一定方向に揃えさせ、また処理すべき
    物品が第2横転状態のときには上記保持手段の向きを上
    記所定方向と反対の方向に向けさせて保持した物品の基
    準面を一定方向に揃えさせることを特徴とする物品処理
    システム。
  2. 【請求項2】 物品の基準面が上方を向いた第1横転状
    態と、上記基準面が下方を向いた第2横転状態と、さら
    に上記基準面が側方を向いた第3横転状態とを検出する
    ための検出手段と;上記横転状態の物品を保持する保持
    手段と、この保持手段を起立状態と横転状態とに回転さ
    せる回転手段と、さらに水平方向において上記保持手段
    の向きを変える方向転換手段とを有するロボットと;こ
    のロボットを制御して、上記横転状態の保持手段により
    横転状態の物品を保持させたら、上記回転手段により保
    持手段を起立状態に回転させて横転状態の物品を起立さ
    せるとともに上記方向転換手段により保持手段の向きを
    変えて起立した物品の基準面を一定方向に揃えさせる制
    御装置とを備え、 上記制御装置は、処理すべき物品が第1横転状態のとき
    には上記保持手段の向きを所定方向に向けさせて保持し
    た物品の基準面を一定方向に揃えさせ、また処理すべき
    物品が第2横転状態のときには上記保持手段の向きを上
    記所定方向と反対の方向に向けさせて保持した物品の基
    準面を一定方向に揃えさせ、さらに処理すべき物品が第
    3横転状態のときには上記保持手段の向きを上記所定方
    向とは直角の方向に向けさせて保持した物品の基準面を
    一定方向に揃えさせることを特徴とする物品処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 上記検出手段は横転状態の物品を起立状
    態とした際の上下方向を検出しており、上記制御装置
    は、上記保持手段を起立状態とした際の該保持手段の上
    下方向を横転状態の物品の上下方向に一致させて該保持
    手段で物品を保持させることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の物品処理システム。
  4. 【請求項4】 上記制御装置は、上記検出手段から検出
    データを入力し、該検出データから第1横転状態と第2
    横転状態とを検出していることを特徴とする請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載の物品処理システム。
  5. 【請求項5】 上記物品は、物品を起立して収容可能な
    トレイ内に整列して受け渡されることを特徴とする請求
    項1ないし請求項4のいずれかに記載の物品処理システ
    ム。
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