JP2001327488A - 聴診システム及びプログラムを記録した機械読み取り可能な媒体 - Google Patents
聴診システム及びプログラムを記録した機械読み取り可能な媒体Info
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- JP2001327488A JP2001327488A JP2000147266A JP2000147266A JP2001327488A JP 2001327488 A JP2001327488 A JP 2001327488A JP 2000147266 A JP2000147266 A JP 2000147266A JP 2000147266 A JP2000147266 A JP 2000147266A JP 2001327488 A JP2001327488 A JP 2001327488A
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Abstract
けて聴診音を記録可能としつつ記録作業及び再生作業を
容易ならしめる。 【解決手段】 第1ユニット(1001)は、聴診音信
号を出力する電気聴診器(10)と、これにより連続し
て採取された聴診音信号を一つのファイルとして記録
し、一つのファイルに対し患者表面における各適所を示
す適所識別データを付加するコンピュータ(1006)
とを備える。第2ユニット(1002)は、第1ユニッ
トと通信手段を介して接続され、聴診音信号を再生する
コンピュータ(2006)と、適所識別データを所定フ
ォーマットで表示する表示装置2006aと、この表示
に合わせて聴診音信号を音声出力するヘッドホーン(2
004)とを備える。
Description
の聴診音を音声信号や波形信号として記録したり、再生
したり、送信したりすることが可能な聴診システム及び
コンピュータをこのようなシステムの一部として機能さ
せるプログラムを記録した機械読み取り可能な媒体の技
術分野に属する。
所から発せられる聴診音を受信する受信面を備えたステ
ート部と、これに接続されており聴診音を音波として伝
達する中空のチューブと、通常両耳用に2つに分岐した
後に該チューブの先端に取り付けられたイヤーチップと
から構成されている。最近は、例えば特表平08−50
6495号公報に開示されているように、マイクロホン
が、ステート部に内蔵されていたり又はチューブの先端
に接続されており、マイクロホンで拾った聴診音をスピ
ーカやイヤホンを通して出力するように構成された電気
聴診器も開発されている。
て、この種の電気聴診器で記録された電気信号を通信手
段を介して送信するという技術も提案されている。例え
ば、特開平06−47005号公報には、電気聴診器で
計測した聴診音を家庭内の端末装置で電気信号に変換し
て病院へ送信するという技術が開示されている。特に、
既存技術の範囲内でサンプリング周波数を高め且つ記録
帯域を広げることにより、聴診音を生で聞くのと同程度
の音質で再生することも可能であり、再生音を聴診音と
して聞けば十分に聴診を行えると考えられている。そし
て、このように聴診音を記録再生することは、聴診音を
非リアルタイムで或いは遠隔地で医師が可聴可能となる
ため、看護婦や介護者を介しての在宅診療に特に有効で
あると考えられる。
明者らによる熱心な医療現場における研究や実験によれ
ば、医師等の実際に聴診を行う者と看護婦、介護者等の
聴診音を記録する者とが別々に分かれると、記録作業及
び再生作業の煩雑化により、一医療行為として行えるよ
うな信頼性の高い聴診を行うことと、医療経済の要請に
沿うような効率的で人手の係らない作業を行うこととを
両立させるのが極めて困難になると考えられる。
わずに聴診のためには患者表面におけるどの適所(例え
ば、通常は数箇所から十数箇所程度の複数箇所)に聴診
器を当てるかが基本的に重要であるので、聴診音を記録
して後に再生して聴診を行う為には、記録時には、患者
表面における各適所を探し出す技能と、探し出した適所
において記録を開始し終了することと、更にその再生の
際にどの適所についての聴診音であるのかを特定可能な
ように記録することが極めて重要となる。そして、更に
再生時には、実際にどの適所についての聴診音であるか
を特定しながら聞くことが極めて重要となる。
練した医師等が複数の個所を一連の流れの中で短時間で
聴診してしまうのに対し、聴診音を記録する場合には、
一方の手で患者等を抱きかかえ且つ他方の手で聴診器を
身体表面の適所に探し出し、この状態で記録装置におけ
る録音スイッチを操作し更にスイッチを切る毎にどの適
所における記録が取れたのかをラベルする作業(各個所
を示すヘッダ情報を入力したり、記録上のトラック番号
に対応する個所を別途ノートに書き留める等の作業)を
行うことが必要となる。しかしながら、これらの作業は
看護婦等にとって極めて困難な作業となる。仮に録音ス
イッチを入れっぱなしにしても高音質で記録自体は可能
であるが、適所を探している間の聴診音も録音されてし
まうため、録音後に記録に対して適切にラベルを付ける
のは困難となると共に、これを再生して医師が可聴して
も、どの部分が適所における聴診音なのかを判定するこ
とは殆ど不可能になってしまうのである。
おける記録の度にラベルする作業が発生すること等に加
えて、再生される聴診音がどの個所で記録されたもので
あるかをラベルに従ってチェックしながら一連の聴診音
を聞いていく必要がある。この結果、記録作業だけでな
く再生作業も複雑化してしまう。そして、このような複
雑な記録及び再生作業を経て、どの適所における記録で
あるかと実際に再生した音とが1個所でもずれると、聴
診結果の精度は格段に落ちてしまう。しかも、ずれたこ
と自体が判明しないので結局、人命に係る一医療行為と
して十分なレベルの信頼性を持って聴診を行うことがで
きないという致命的な問題点がある。
ッチのオンオフ操作及びラベル作業等を行おうとすれ
ば、患者や要介護者が転倒する危険性が高く、加えて看
護婦等が無理な姿勢による作業で負傷する危険性も極め
て高くなってしまう。特に看護婦、介護者等が一人で聴
診音の記録を行おうとすれば、聴診器を持つこと、患者
を抱えつつ聴診器を持って適所を探す作業に加えて、聴
診器の位置を変える度に録音スイッチをオンオフする作
業及びラベルする作業も行わねばならない。このため、
一人では、聴診音を記録する際の作業効率が一段と低下
し、同時に記録の精度が落ちることは明らかである。こ
れに対し、看護婦や介護者が2人或いは3人一組となっ
て聴診音の録音作業を行うことも考えられる。しかしこ
れでは、経済的に或いは現実に実行可能な看護や介護制
度を作ろうという近時の医療分野における基本的要請に
全く沿うことはできず、非効率な看護や介護のしわ寄せ
で、一部の人命が尊重されない結果を招くという致命的
な問題点が生じてしまう。
のであり、聴診音を高信頼性で記録可能であり記録作業
及び再生作業を容易ならしめる聴診システム及びコンピ
ュータをこのような聴診システムの記録手段や再生手段
として機能させるプログラムを記録した機械読み取り可
能な媒体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、聴診音を採取して聴診音信
号を出力する聴診手段と、該聴診音の記録の開始及び終
了を制御するオンオフスイッチと、前記聴診手段により
前記オンオフスイッチによる記録の開始から終了までの
間連続して採取された前記聴診音に対応する前記聴診音
信号を一つのファイルとして記録し、前記一つのファイ
ルに対し患者表面における予め設定された各適所を示す
適所識別データを付加し、一人の患者についての複数の
適所に対応する複数のファイルを一つのファイルグルー
プとして記録する記録手段とを備える。
介護者、患者の家族等の手で持たれる聴診器等の聴診手
段は、患者の各適所における聴診音を拾い、聴診音信号
を出力する。この聴診手段による聴診音の記録の開始及
び終了は、オンオフスイッチにより制御される。この
際、記録手段により、記録の開始から終了までの間連続
して採取された聴診音に対応する聴診音信号を、一つの
ファイルとして記録する。ここで特に、聴診を行う際の
患者表面における各適所は、心音、呼吸音等の聴診音の
性質に応じて予め設定できることに着目して更にこのよ
うに設定しておけば医師等の聴診を行う者以外の者(看
護婦、介護者等)によっても客観性や信頼性の高い聴診
音を記録できることに鑑みて、当該予め設定された適所
を示す適所識別データを、例えばオンオフスイッチにお
けるスイッチング動作に応じて、一つのファイル毎に記
録された聴診音信号に対して付加する。更に、一人の患
者についての複数の適所に対応する複数のファイルを一
つのファイルグループとして聴診音信号を記録する。
尚、このような適所識別データの付加については、各フ
ァイルのヘッダ部分に各適所を示す適所識別データを直
接付加してもよいし、各ファイルのヘッダ部分にファイ
ル番号等の各ファイルを識別する識別コードを付加し且
つ複数のファイルの識別コードと適所識別データとを対
応付ける対応表の形式で、一つのファイルグループ毎或
いは適当な数のファイル毎に付加してもよい。
きるので、呼吸音、心音等の聴診音を、医師等の聴診可
能な技能を有する者がいない場所(自宅、診療所、医療
出張所等)で記録したり、病院内で医師等のいない状況
で多数の患者について纏めて記録できる。ここで特に聴
診音を記録すると、その再生の際に、患者表面における
どの適所についての聴診音であるのかが特定されること
が、聴診音による検診を行う上で極めて重要な要素とな
るが、本発明によれば、各適所における聴診音に対応す
る聴診音信号は、一つのファイルとして記録されてお
り、しかも、一つのファイルに対し各適所を示す適所識
別データが(例えば、各ファイルのヘッダや、ファイル
グループのヘッダに各ファイル番号に対応する適所識別
データを含む対応表データとして)付加されており且つ
一人の患者についての複数の適所に対応する複数のファ
イルが一つのファイルグループとして(例えば、ファイ
ルグループのヘッダに)記録されている。このため本発
明によれば、各適所の位置について予め約束事を定めて
おき該約束事に従って聴診手段を各適所に当てて記録を
取りつつ該約束事に従って適所識別データを付加するこ
とにより、後に、聴診音がどの適所のものであるかを確
実に対応付けて当該聴診音を再生可能となる。更に一人
の患者に対する複数の適所の記録順序についても予め約
束事を定めておき該約束事に従って適所識別データを付
加することにより、複数の適所に係る聴診音がどの適所
に係るものであるかを把握しつつ連続的に再生すること
も可能となる。
記一つのファイルグループに係る聴診音信号の記録の開
始から終了までの間に記録された複数のファイルの数
と、一人の患者について予め設定された複数の適所の数
とが一致しない場合に警告を発する警告手段とを更に備
える。
いれば、予め設定された複数の適所の数と記録されたフ
ァイルの数とが一致する。他方、予め設定された複数の
適所の数と記録されたファイルの数とが一致しない場合
には、例えば複数の適所についての記録を行う際に誤っ
て一つを飛ばしてしまったり同じ個所で2回記録をとっ
てしまったりなど、記録が正常に行われなかったと考え
られる。そこで、このように不一致の場合には、警告手
段により警告が発せられ、看護婦、介護者等は、その警
告に応じて記録を終了した直後に再び記録をとりなおす
ことが可能となる。即ち、一連の記録の作業直後に、記
録作業に問題があったことが判明し、直ぐにこれに対処
できる。これは、例えば記録後に時間や空間を隔てて再
生する段階になって、記録作業に問題があることが判明
するのと比較して格段に有利である。この場合特に、一
人の患者に対する複数の適所の記録順序について予め約
束事を定めておき該約束事に従って適所識別データを付
加することにより、複数の適所に係る聴診音がどの適所
に係るものであるかを把握しつつ連続的に再生すること
も可能となる。
記各適所を含む患者疑似映像上における前記各適所に対
応する位置に適所マークを所定フォーマットで表示する
第1表示手段と、前記オンオフスイッチによる記録の開
始前、記録の開始後又は記録の終了後に、前記患者疑似
映像上で任意の適所マークを指定可能な記録個所指定手
段とを更に備えており、前記記録手段は前記記録個所指
定手段により指定された適所マークに応じて前記適所識
別データを付加する。
手段には患者疑似映像上の各適所に対応する位置に適所
マークが所定フォーマットで表示される。この状態で、
オンオフスイッチによる記録の開始前、記録の開始後又
は記録の終了後に、看護婦、介護者等が、例えば、入力
ペン、マウス、入力タブレット、キーボード等の記録個
所指定手段により、患者疑似映像上で任意の適所マーク
を指定する。すると、記録手段はこのように指定された
適所マークに応じて適所識別データを付加する。従っ
て、各適所における聴診音を任意の順序で記録すること
や、1個所や数個所の記録をやり直すことも可能とな
る。更に、記録の度に記録個所を患者疑似映像上で定義
しながら記録することも可能となる。
記各適所を含む患者疑似映像上における前記各適所に対
応する位置に適所マークを所定フォーマットで表示する
第1表示手段と、前記一つのファイルグループに係る聴
診音信号の記録が終了した際に、前記患者疑似映像上で
採取した順に複数の適所マークを指定可能な記録個所及
び順序指定手段とを更に備えており、前記記録手段は、
前記一つのファイルグループに対し、前記記録個所及び
順序指定手段により指定された適所マーク及び指定順序
を示す記録個所及び順序データを付加する。
看護婦、介護者等が、例えば、入力ペン、マウス、入力
タブレット、キーボード等の記録個所及び順序指定手段
により、第1表示手段の患者疑似映像上の各適所に対応
する位置に表示された適所マークを、患者疑似映像上で
採取した順に指定する。すると、記録手段は、一つのフ
ァイルグループに対し、記録個所及び順序指定手段によ
り指定された適所マーク及び指定順序を示す記録個所及
び順序データを(例えば、ファイルグループのヘッダ
に)付加する。従って、各適所における聴診音を任意の
順序で記録することが可能となる。しかも、一人の患者
に係る複数の適所についての一連の記録を終了した時点
で、記録に係る適所の位置と記録順序とを一挙に記録で
きるので記録作業を迅速に行うことが可能となる。
聴診音信号の記録の開始から終了までの間に記録された
複数のファイルの数と、前記記録個所及び順序指定手段
により指定された適所マークの数とが一致しない場合に
警告を発する警告手段を更に備えてもよい。
ての記録が開始されてから終了されるまでの間に記録さ
れた複数のファイルの数と、記録個所及び順序指定手段
により指定された適所マークの数とが一致しない場合に
は(例えば、複数の適所についての記録を行う際に誤っ
て一つを飛ばしてしまったり同じ個所で2回記録をとっ
てしまったりなどで)、記録が正常に行われなかったと
して、警告手段により警告が発せられる。従って、看護
婦、介護者等は、その警告に応じて記録を終了した直後
に再び記録を採り直すことが可能となる。
人の患者の複数の適所における聴診音を所定順序で記録
する順次採取モード及び任意の適所における聴診音を記
録する任意採取モードを選択的に指定するモード指定装
置を更に備えており、前記記録手段は、前記モード指定
手段により指定されたモードに従って記録する。
採取モード又は任意採取モードを選択的に指定すると、
記録手段は、このように指定されたモードに従って記録
する。従って、順次採取モードを選択することにより、
予め設定された順序で複数の適所における聴診音を記録
可能となる。この際、適所の記録順序が固定されている
ので、看護婦、介護者等による入力作業(例えば、画面
上で適所マークを指定する作業)なしで、例えば適所識
別データを記録の切れ目に応じて、或いは複数の適所と
複数のファイルとの関係を対応表データとしてまとめ
て、自動的に付加できる。他方、任意採取モードを選択
することにより、各適所における聴診音を任意の順序で
記録することや、1個所や数個所の記録をやり直すこと
も可能となり、更に記録の度に記録個所を患者疑似映像
上で定義しながら記録することも可能となる。
記各適所を含む患者疑似映像上における前記各適所に対
応する位置に適所マークを所定フォーマットで表示する
第1表示手段を更に備える。
聴診について(特に、適所を探し出す技能が)熟練して
いない者であっても、第1表示手段により患者疑似映像
上に表示された適所マークを見ながら各適所を視覚的に
容易に把握できる。更に、このような適所マークの指定
に応じて適所識別データを付加する構成を採ることも可
能となる。
際に、前記第1表示手段は、前記適所マークのうち現在
記録されている聴診音に対応するものを、ハイライト表
示するか或いは現在記録されている聴診音に対応する適
所識別データを所定欄に表示してもよい。
は、第1表示手段により患者疑似映像上にハイライト表
示された適所マークを見ながら、特に現在記録している
適所を視覚的に容易に把握できる。尚ここに「ハイライ
ト表示」とは、表示上の特定個所を、その明度、輝度、
色彩、字体、大きさ、濃さ等を局所的に変えることによ
り、目立つように表示することをいう。或いは、第1表
示手段により患者疑似映像上に表示された複数の適所マ
ークと所定欄に表示された適所識別データとを見ること
により、特に現在記録している適所を視覚的に容易に把
握できる。
記記録手段は、前記一つのファイルグループに対し、記
録に係る日時を示す日時データ及び患者を識別する患者
データを付加する。
数の適所に対する一連の記録が終了すると或いは一連の
記録の開始前に、記録手段は、一つのファイルグループ
に対し、記録に係る日時を示す日時データ及び患者を識
別する患者データを付加する。従って、聴診音を再生す
る際に、当該聴診音を各ファイルグループに係る患者及
び記録日時に容易に対応付けできる。
記録者を識別する記録者データ、記録の理由を示すコー
ドやテキストデータ等、当該聴診音の記録に係る所望の
データを付加してもよいし、前述の記録個所及び順序デ
ータを付加してもよい。
記ファイルグループを送信する送信手段と、前記送信さ
れたファイルグループを受信する受信手段と、前記受信
されたファイルグループ内でグループ毎に記録された聴
診音信号を各ファイルに対し付加された適所識別データ
に基づいて前記各適所に対応付けて再生する再生手段と
を更に備えており、前記聴診手段、前記オンオフスイッ
チ、前記記録手段及び前記送信手段は、第1聴診ユニッ
トに設けられており、前記受信手段及び前記再生手段
は、前記第1聴診ユニットに通信手段を介して接続され
る第2聴診ユニットに設けられている。
イッチ、記録手段及び送信手段は、第1聴診ユニットに
設けられている。即ち、第1聴診ユニットを用いて看護
婦等が聴診音を記録できる。他方、受信手段及び再生手
段は、第2聴診ユニットに備えられている。即ち、第2
聴診ユニットを用いて聴診音を再生することにより、医
師等は聴診を行える。この際特に両聴診ユニットは、無
線、有線、専用回線、一般回線、電話回線等の通信手段
を介して接続されているので、例えば、医師の居ない遠
隔地にポータブルな第1聴診ユニットを運び込んで記録
を行い、医師の居る病院等に第2聴診ユニットを配備す
ることにより、遠隔地にいる患者についての聴診を効率
的に行える。或いは、多数の家庭等に第1聴診ユニット
を夫々配備しておき、第2聴診ユニットが配備された病
院で、まとめて多数の患者についての聴診を効率的に行
える。いずれの場合でも、聴診により問題があるとされ
た場合にのみ、患者が通院又は医師が往診すればよい。
段は、前記各適所を含む患者疑似映像上における前記各
適所に対応する位置に適所マークを表示する第2表示手
段と、前記聴診音信号を音声出力する音声出力手段とを
含んでもよい。
診音がどの適所のものであるかを患者疑似映像上におけ
る適所マークにより視覚的に把握しながら、当該聴診音
を聞くことが可能となり、実際に記録に立ち会っていな
い医師等でも通常の聴診を行っているのと似た状況が得
られる。
声出力の際に、前記第2表示手段は、前記適所マークの
うち現在音声出力されている聴診音に対応するものをハ
イライト表示するか或いは現在音声出力されている聴診
音に対応する適所識別データを所定欄に表示してもよ
い。
ている聴診音がどの適所のものであるかを患者疑似映像
上にハイライト表示された適所マークを見ることにより
視覚的に確実に把握しながら、当該聴診音を聞くことが
可能となる。或いは、現在音声出力されている聴診音が
どの適所のものであるかを患者疑似映像上に表示された
複数の適所マークと所定欄に表示された適所識別データ
とを見ることにより視覚的に確実に把握しながら、当該
聴診音を聞くことが可能となる。
では、前記第2表示手段は、前記患者疑似映像上に重ね
て又は前記患者疑似映像の脇に、前記聴診音の波形を画
像表示してもよい。
示手段において患者疑似映像上に重ねて又は患者疑似映
像の脇に画像表示された聴診音の波形(例えば、適当な
時間軸に対する波形や周波数変換後の波形)を見ること
も可能となる。即ち、医師等は、聴診音の再生に際し、
音声出力手段により出力される音声を聞きながら、該聞
こえる音声に係る適所及び聴診音の波形については第2
表示手段により画像表示されるものを見ながら聴診を行
うことも可能となる。従って、波形特性と病状との関係
を究明すれば、医師等は聴診の精度を向上することも可
能となる。
適所マークのうち現在波形が画像表示されている聴診音
に対応するものをハイライト表示するか或いは現在波形
が画像表示されている聴診音に対応する適所識別データ
を所定欄に表示するように構成してもよい。
示されている聴診音がどの適所のものであるかを患者疑
似映像上にハイライト表示された適所マークを見ること
により視覚的に確実に把握しながら、当該波形を見るこ
とが可能となる。或いは、現在波形が画像表示されてい
る聴診音がどの適所のものであるかを患者疑似映像上に
表示された複数の適所マークと所定欄に表示された適所
識別データとを見ることにより視覚的に確実に把握しな
がら、当該波形を見ることが可能となる。
題を解決するために、コンピュータを上述した本発明の
聴診システムにおける記録手段(各種態様を含む)とし
て機能させるプログラムを記録する。
ば、例えばCD−ROM、DVD−ROM、フロッピー
ディスク、ROM等からなる当該媒体に記録されたプロ
グラムをコンピュータ(ポータブル或いはモバイルコン
ピュータも含む)にロードして実行させることにより、
コンピュータを前述した本発明の聴診システムにおける
記録手段として機能させることができる。
題を解決するために、コンピュータを上述した本発明の
聴診システムにおける再生手段(各種態様を含む)とし
て機能させるプログラムを記録する。
ば、例えばCD−ROM、DVD−ROM、フロッピー
ディスク、ROM等からなる当該媒体に記録されたプロ
グラムをコンピュータにロードして実行させることによ
り、コンピュータを前述した本発明の聴診システムにお
ける再生手段として機能させることができる。
に説明する実施の形態から明らかにされよう。
に基づいて説明する。
た側の第1ユニットと該第1ユニットに通信手段を介し
て接続されており再生装置を備えた側の第2ユニットと
を含んで構成される本発明の聴診システムの実施形態の
全体構成及び全体動作について説明する。
ロック図である。
聴診手段の一例たる電気聴診器10と、記録手段の一例
たるラップトップ式、ポータブル式又はモバイル式のコ
ンピュータ1006と、送信手段の一例たるモデム10
07とを備える。このうち電気聴診器10は、聴診音を
採取して音波として(或いは、内蔵マイクロホンにより
電気的な聴診音信号に変換してから)出力するステート
部11と、ステート部11で拾われた聴診音に対し電気
的な聴診音信号に変換する処理、増幅処理、インタフェ
ース処理等の信号処理を行うと共に後述するオンオフス
イッチを用いてのオンオフ制御を行う(或いは、既にス
テート部11の内蔵マイクロホンにより変換された聴診
音信号の増幅処理やインターフェース処理を行うと共に
オンオフ制御を行う)ための信号処理装置100と、信
号処理装置100から出力される聴診音信号を音波とし
て出力するイヤホーン108とを備えている。信号処理
装置100から出力される聴診音信号は、コンピュータ
1006の信号入力ポートにも入力される。コンピュー
タ1006は、第1表示手段の一例たる表示装置100
6aを含んで構成されている。
ット1001は、一般電話回線(アナログ回線)110
0を介して、第2ユニット2001に接続されている。
たるモデム2007と、再生手段の一例たるコンピュー
タ2006とを備える。そして、コンピュータ2006
は、第2表示手段の一例たる表示装置2006aを含ん
でおり、更に音声出力手段の一例たるヘッドホーン20
04を含んで構成されている。
る。
診器10は、看護婦、介護者、患者の家族等の手で持た
れるステート部11及び信号処理装置100により、聴
診音を採取して聴診音信号を出力する。信号処理装置1
00又はより好ましくはステート部11には、後に詳述
するように聴診音の記録の開始及び終了を制御するオン
オフスイッチが備えられており(或いは、コンピュータ
1006における所定のキーを、係るオンオフスイッチ
として機能させることも可能である)、コンピュータ1
006は、このようなオンオフスイッチによる記録の開
始から終了までの間に連続して、電気聴診器10により
採取された聴診音に対応する聴診音信号を一つのファイ
ルとして内蔵ハードディスク、内蔵ROM或いは光ディ
スク、光磁気ディスク等の記憶媒体に記録する。この記
録の際、コンピュータ1006は、オンオフスイッチに
おけるスイッチング動作に応じて、一つのファイル毎に
患者表面における予め設定された各適所を示す適所識別
データを付加し、更に一人の患者についての複数の適所
に対応する複数のファイルを一つのファイルグループと
して記録する。モデム1007は、このように記録され
たファイルグループを送信する。
2007は、第1ユニット1001のモデム1007か
ら一般電話回線1100を介して送信されるファイルグ
ループを受信する。コンピュータ2006は、このよう
に受信されたファイルグループ内でグループ毎に記録さ
れた聴診音信号を、各ファイルに付加された適所識別デ
ータに基づいて、各適所に対応付けて再生する。この再
生の際、表示装置2006aは、各適所を含む患者疑似
映像上における各適所に対応する位置に適所マークを表
示し、ヘッドホーン2004は、再生された聴診音を可
聴音として出力する。
音等の聴診音の性質に応じて設定される患者表面におけ
る各適所を示す適所識別データを、オンオフスイッチに
おけるスイッチング動作に応じて、一つのファイル毎に
付加するので、第1ユニット1001で、呼吸音、心音
等の聴診音を、医師等の聴診可能な技能を有する者がい
ない自宅、診療所、医療出張所等で記録したり、病院内
で医師等のいない状況で多数の患者について纏めて記録
できる。そして、このように記録されるので、後に第2
ユニット2001で、聴診音がどの適所のものであるか
を確実に対応付けて当該聴診音を再生可能となる。
1に示したもの他に、図2又は図3に例示するものでも
よい。
1’は、モデム1007に代えてPHS1007’を送
信手段として備えており、ISDN回線1100’を介
してファイルグループを送信する。第2ユニット200
1’はモデム2007に代えてレシーバ2007’を受
信手段として備えており、ISDN回線2001’を介
してファイルグループを受信する。
ような第1ユニット1001及び第1ユニット100
1’を複数備えており、一般電話回線1100を介して
ファイルグループを受信するモデム3002及びISD
N回線1100’を介してファイルグループを受信する
レシーバ3003から当該受信したファイルグループを
取込むRAS(リモートアクセスサーバ)を備えてい
る。更に、第2ユニット2001”は、インタフェース
2007”を備えており、LANケーブル等のケーブル
3005を介してRAS3001からファイルグループ
を受信する。
手段を本発明に適用可能である。
に係る電気聴診器10の構成について、図4から図10
を参照して、各種の具体例を挙げて説明する。ここに、
図4は、図1に示した電気聴診器10の一具体例の外観
斜視図であり、図5は、主にその電気的構成を示すブロ
ック図である。また、図6から図8は、図1に示した電
気聴診器10の他の具体例における聴診器のステート部
付近の外観斜視図である。図9は、図8に示した具体例
における聴診器の主に電気的構成の一例を示すブロック
図であり、図10は、図8に示した具体例における聴診
器の主に電気的構成の他の例を示すブロック図である。
更に、図11は、図1に示した電気聴診器10の他の具
体例における聴診器の主に電気的構成を示すブロック図
であり、図9は、図1に示した電気聴診器10の他の具
体例における聴診器の外観斜視図である。
電気聴診器10は、図1に示したステート部11の一具
体例である聴診音を検出するステート部11と、ステー
ト部11に設けられておりスイッチング操作に応じて制
御信号Sswを送るスイッチ14と、聴診音を聴診音信
号Saに変換するマイクロホン16と、制御信号Ssw
に基づいて動作制御されつつ聴診音信号Saを出力する
信号処理装置100とを備える。
検出面12と、検出面12に対向すると共に聴診音を検
出する第2検出面13とを備える。これら2つの検出面
は、例えば周波数特性や感度特性が相異なり、聴診音の
種類に応じて適宜使い分けられる。スイッチ14は、こ
れら2つの検出面の周囲に位置するステート部11の側
面11a(本実施形態では特にステート部11のくびれ
部分における側面)に設けられている。
(湾曲面)内の音波を拾うように配置されており、この
音波(聴診音)に応じた聴診音信号を出力する。マイク
ロホン16には、ケーブル120の先端が接続されてい
る。ケーブル120内には、マイクロホン16用の電源
配線、マイクロホンからの聴診音信号Saの伝送用配
線、スイッチ14からの制御信号Sswの伝送用配線が
通されている。ケーブル120の他端には、聴診音信号
Sa出力用のコネクタ121及び制御信号Ssw出力用
のコネクタ122が設けられている。
タ121及び122が接続されるジャック101及び1
02が設けられており、更に、主電源スイッチ103、
主電源のオンを示す電源ランプ104及び聴診音信号S
aのゲイン調節用のボリュームスイッチ105が設けら
れている。本実施形態では特に、出力用ジャック106
を介して、これに接続された、イヤホン108を備えて
いる。信号処理装置は、聴診音信号Soutをイヤホン
に出力すると共に図1に示した記録手段としてのコンピ
ュータ1006の信号入力ポートに出力する。
テート部11の側面11aに設けられたスイッチ14
は、聴診器10における記録開始と記録停止を制御する
オンオフスイッチからなる。従って、ステート部11が
看護婦等の片手で支持された状態で患者や要介護者の身
体表面における適所が探し出されると、支持した片手に
より、これらのスイッチ14(即ち、オンオフスイッ
チ)が操作(例えば、押圧)されて、信号処理装置10
0及びコンピュータ1006における記録が開始され、
その後再びこの操作されたスイッチが操作(例えば、押
圧が解除)されて、記録が停止される。このようなスイ
ッチ14の具体的な種類としては、図4に示した単純な
スイッチ(例えば、スプリングが内蔵されており、若干
の圧力で押している間のみオン状態の制御信号Sswが
出力される押圧スイッチ)以外にも、プッシュスイッ
チ、タッチスイッチ、レバー型スイッチ等、公知の各種
のスイッチ(例えば、機械的スイッチや、静電スイッチ
等の接触スイッチ、光センサ等の非接触スイッチ)を適
用可能であるが、例えばステート部11を持つ片手のう
ちの一本の指の指先でスイッチング操作しやすい形態
(配置、大きさ、形状、移動距離等)のものが好まし
い。
器20は、図4及び図5に示した聴診器10と比べて、
ステート部21が、聴診音を検出するための検出面22
を一つのみ有する点と、スイッチ24がステート部21
の背面に設けられている点とが異なる。その他の構成に
ついては、図4及び図5に示した聴診器10とほぼ同様
である。
器30は、図6に示した聴診器20と比べて、ステート
部31の背面に設けられたスイッチ34に加えてスイッ
チング操作に応じて制御信号を送る複数のスイッチ34
aをステート部11の側面に複数備えている点(及びこ
れに対応して、ケーブル120内に制御信号伝送用のコ
ードが複数ある点)が異なる。その他の構成について
は、図6に示した聴診器20とほぼ同様である。
は、聴診器40は、図6に示した聴診器20と比べて、
ステート部41に、マイクロホン16が内蔵されておら
ず、ステート部41には、聴診音の検出面の穴に連通す
る聴診音が音波としてそのまま伝わるチューブ140が
備えられている点と、スイッチ44からの制御信号伝送
用のコード142がチューブ140内を通されている点
と、スイッチ44がステート部41の側面に配置されて
いる点が異なる。また、図9に示すように、チューブ1
40の先端には、マイクロホン16’が接続されてお
り、マイクロホン16’が、チューブ140を介して聴
診音を検出し、聴診音信号Saを生成して、ケーブル1
20’を介して信号処理装置100に送る点が異なる。
その他の構成については、図6に示した聴診器20並び
に図4及び図5に示した聴診器10とほぼ同様である。
尚、このようなチューブ140は、例えば、ゴム等から
なる可塑性チューブ、金属等からなる剛性チューブ、こ
れら2種類のチューブを組み合わせたもの等からなり、
その先端部には、信号処理装置100に接続されたマイ
クロホン16’が接続される。
では、図9に示した場合と異なり、聴診器40’は、マ
イクロホン16’に代えて、マイクロホン416を信号
処理装置400に内蔵し、チューブ140がこのマイク
ロホン416に接続されている。その他の構成について
は、図8及び図9に示した聴診器40とほぼ同様であ
る。
示した各具体例では好ましくは、コード142は、チュ
ーブ140の内壁に少なくとも部分的に接着される。こ
のように構成すれば、コード142とチューブ140と
を少なくとも部分的に一体化することにより、これらの
コード142とチューブ140とが、相互に絡まったり
散乱する事態を回避でき、これらのコード142とチュ
ーブ140とが擦れることによる雑音の発生を防止でき
る。尚、同様の観点から、コード142をチューブ14
0の外壁に接着してもよい。
診器50は、ステート部51に、スイッチ14から送ら
れる制御信号Ssw及びマイクロホン16から送られる
聴診音信号Saを無線により信号処理装置500に向け
て送信する送信器55が設けられている。他方、信号処
理装置500に、この送信器55から発せられた無線信
号Srを受信する受信器501が設けられている。その
他の構成については、図4及び図5に示した聴診器10
の場合とほぼ同様である。尚、イヤホン108への聴診
音信号の送信についても無線を利用してもよい。
60は、図4及び図5に示した聴診器10と比べて、ス
テート部61で検出された聴診音を、マイクロホン1
6’への経路から分岐する第1分岐チューブ620と、
第1分岐チューブ620の先端に接続された第2分岐チ
ューブ621と、第2分岐チューブ621に接続された
耳チップ630と、スイッチ14からマイクロホン1
6’に制御信号Sswを送るためのコード63とを備え
る。また、可聴音を出力するためのイヤホンが信号処理
装置600に設けられていない。その他の構成について
は図4及び図5に示した聴診器10の場合とほぼ同様で
ある。
は、可聴音を出力するイヤホン108に代えて又は加え
て、スピーカ、ヘッドホン等を備えるように構成しても
よい。
た電気聴診器10、コンピュータ1006等を含む第1
ユニット1001における記録動作を図1、図4及び図
5並びに図13から図15を参照して、表示装置100
6aによる画像表示動作及びそれに応じた操作方法と共
に説明する。ここに、図13は、聴診音として呼吸音を
所定順序で記録する順次採取モードにおける表示画面を
示し、図14は、聴診音として呼吸音を任意の適所で記
録する呼吸音用の任意採取モードにおける表示画面を示
す。また、図15は、聴診音として心音を任意の個所で
記録する心音用の任意採取モードにおける表示画面を示
す。
る制御は、例えば記録媒体1006bに格納されたコン
ピュータプログラムをコンピュータ1006に読み取ら
せて当該プログラムを実行させることにより行われる。
尚、このような記録媒体1006bとしては、DVD−
ROM、CD−ROM、光磁気ディスク、フロッピーデ
ィスク等の周知の記録媒体であれば種類を問わない。但
し、このようなプログラムを一般電話回線1100やI
SDN回線1100’を介して外部装置からダウンロー
ドして、これに従ってプログラムを実行するようにして
もよい。
6は、モード指定手段としても機能し、そのキーボード
等を介して、聴診音として呼吸音を記録する呼吸音用の
モードと、心音を記録する心音用のモードと、一人の患
者の複数の適所における聴診音を所定順序で記録する順
次採取モードと、任意の適所における聴診音を記録する
任意採取モードとを選択的に指定可能に構成されてい
る。
は、表示装置1006aは、コンピュータ1006によ
る制御下で、図示しないモード選択用のメニュー画面を
表示し、コンピュータ1006のキーボード、マウス等
により、所望のモードが選択される。
されると、この選択の直後に、当該患者の呼吸音を記録
するためのファイルグループが定義され、このファイル
グループに対して、患者コード、呼吸音の記録である旨
の情報等が付加される。或いは、この選択の後に更に以
下に説明する呼吸音の一連の記録が終了し、当該患者の
呼吸音を記録した複数のファイルからなるファイルグル
ープが作成された後に、このファイルグループに対し
て、患者コード、呼吸音の記録である旨の情報等が付加
される。より具体的には、コンピュータ1006は、当
該患者の呼吸音に係る複数のファイルを一つのファイル
グループとして記録し、当該ファイルグループ(例え
ば、ファイルグループのヘッダ部分或いはファイルグル
ープのテール部分などに)に、記録に係る日時を示す日
時データ、患者を識別する患者データ、記録者を識別す
る記録者データ、記録の理由(例えば、「ルーチンワー
ク」、「体温から」、「呼吸の様子から」などの予め設
定した理由)を示すコードやテキストデータ等、当該聴
診音の記録に係る所望のデータを付加してもよい。更
に、当該患者に係る体温データ、脈拍データ、血圧デー
タ等を付加してもよい。
順次採取モードが選択されると、コンピュータ1006
の制御を受けて、表示装置1006aには、図13の如
き患者胴体の表側と裏側を示す患者疑似画像701が表
示される。そして、この患者疑似画像701上には、丸
番号、、…及び矢印で、呼吸音を採取すべき適所の
位置及び記録順序を示す適所マーク702が示される。
より患者疑似映像701が表示された状態で、看護婦等
は、信号処理装置100の電源スイッチ103をオンし
た後、一方の手で患者等を抱きかかえ、他方の手でステ
ート部11を持つ。この状態で、患者等の身体表面の適
所の付近に、適所の種類に応じて検出面12又は13が
当てられ、を示す適所マーク702に対応する1番目
の適所を探し出す作業が行われる。このとき、第1検出
面12又は第2検出面13が患者等の身体表面に押し当
てられるように、ステート部11の側面11aやその付
近が看護婦等の片手(通常、その複数の指)で支持され
る。この作業中、マイクロホン16により聴診音が聴診
音信号Saに変換されて、信号処理装置100を介して
イヤホン108から出力される当該可聴音が、看護婦等
によりチェックされる。この作業の結果、を示す適所
マーク702に対応する1番目の適所が探し出されて聴
診音の受信状態が良好であると看護婦等が判断すると、
このように一方の検出面を適所に押し当てたままで、ス
テート部11を支持した片手(通常、その一又は複数の
指)により、ステート部11の側面11aに設けられた
スイッチ14でスイッチング操作が行われる。このスイ
ッチング操作に応じてスイッチ14からは、制御信号S
swが出力され、ケーブル120を介して、信号処理装
置100に送られる。このように制御信号Sswが送ら
れると、信号処理装置100及び記録手段としてのコン
ピュータ1006のうち少なくとも一方は、この制御信
号Sswに基づいて動作制御されて、1番目の適所に対
応する聴診音信号Saの記録処理を開始する。その後、
1番目の適所における聴診音が適切に採れたと看護婦等
が判断すると、次に、看護婦等によるスイッチング操作
に応じて制御信号Sswが送られる。信号処理装置10
0及び記録手段としてのコンピュータ1006のうち少
なくとも一方は、この制御信号Sswに基づいて動作制
御されて、聴診音信号の記録処理を停止する。このよう
な記録の開始と終了に応じて、コンピュータ1006
は、内蔵ハードディスク等に聴診音信号Saを1ファイ
ルとして記録し、更に当該ファイルに対応する適所識別
データとして、第1番目の適所であることを示すコード
を(例えば、ファイルヘッダ部分或いはファイルのテー
ル部分などに)付加する。このようなコードの付加は、
看護婦等が患者疑似映像701上のを示す適所マーク
702を画面上でクリック或いはタッチパネル方式で押
圧するのを確認してから行ってもよいし、或いは、記録
の終了或いは開始と同時に行ってもよい。また、どの適
所についての記録を開始するのか、行っているのか、終
了したのか等を視覚的に明確にするために、当該記録に
係る、、…のいずれか一つを示す適所マーク702
をハイライト表示してもよい(この場合には、“”が
ハイライト表示される)。或いは例えば「次の適所番号
=×」、「現在の適所番号=×」、「今終えた適所番号
=×」のような適所識別データを所定欄内に示すような
画像を患者疑似映像701の脇に表示してもよい。
上のを示す適所マーク702に対応する2番目の適所
が探し出され、更に患者疑似映像701上に表示された
、、…を示す適所マーク702の順序に従って各適
所についての記録の開始及び終了を行う作業が繰り返さ
れる。この際、好ましくは、現在の記録に係る、、
…のいずれか一つを示す適所マーク702を順次ハイラ
イト表示する。そして、最後の番号を示す適所マーク7
02に対応する第18番目の適所における記録が終了す
る。以上により、一人の患者についての一連の呼吸音を
記録した複数のファイルからなるファイルグループの記
録が完了する。
等は、ステート部11を持つ片手のみで、スイッチ14
を操作することにより、適所を探す作業及びこの探索作
業中に発生する無用な音については排除しながら聴診音
を採る作業の両者を行える。しかも、スイッチ14のオ
ンオフに応じて、適所マーク702に対応する適所識別
データが各ファイルに対し順次付加される(例えば、各
ファイルのヘッダに、対応する適所識別データが夫々付
加されてもよいし、ファイルグループのヘッダに、複数
のファイルのファイル番号と適所との対応関係を示す対
応表データが付加されてもよい)。このため、看護婦等
の記録者側からすれば、比較的簡単な作業によりどの適
所に係る記録であるのかをラベルする作業を行ったこと
となり、医師等の再生者側からすれば、後に詳述するよ
うに適所識別データを用いれば、確実に且つ比較的容易
に適所に対応付けながら聴診音を再生できることにな
る。更に、ファイルグループに付加された患者識別デー
タ、記録日時データ等に従って、聴診音を再生する際
に、当該聴診音を各ファイルグループに係る患者、記録
日時等に確実且つ比較的容易に対応付けできる。特に順
次採取モードで記録を行えば、どの適所を記録したかを
一々コンピュータ1006aに入力することなく、適所
識別データを自動的に順次付加できるので、看護婦等の
記録する者にとっては作業負担が非常に軽減される。
ードが選択されると、図14の如き患者胴体の表側と裏
側を示す患者疑似画像701が表示装置1006aに表
示される。そして、この患者疑似画像701上には、
、、…を示す適所マーク702が示されており、更
に患者疑似映像701の脇に適所指定用の欄703が表
示される。
により患者疑似映像701が表示された状態で、看護婦
等により患者等の身体表面の適所の付近に、ステート部
11が当てられが、この際、任意の個所(ここでは、
、、…のいずれか一つ適所マーク702)に対応す
る適所を探し出す作業が行われる。そして、当該適所を
探した後に、ステート部11の側面11aに設けられた
スイッチ14でスイッチング操作が行われ、信号処理装
置100及び記録手段としてのコンピュータ1006の
うち少なくとも一方は、当該適所に対応する聴診音信号
Saの記録処理を開始する。その後、当該適所における
聴診音が適切に採れたと看護婦等が判断すると、次に、
看護婦等によるスイッチング操作に応じて制御信号Ss
wが送られ、聴診音信号の記録処理を停止する。このよ
うな記録の開始と終了に応じて、コンピュータ1006
は、内蔵ハードディスク等に聴診音信号を1ファイルと
して記録する。そして、当該記録の終了直後(或いは開
始直前)に、適所指定用の欄703における指定入力を
待つ状態となる。この入力待ち状態で、看護婦等により
適所指定用の欄703のいずれかが指定されると、コン
ピュータ1006は、当該ファイルに対応する適所識別
データとして、この指定された適所であることを示すコ
ードを付加する。
し、既に記録がとられた適所を除く)が探し出され、各
適所についての記録の開始及び終了を行う作業が繰り返
される。このような一人の患者に対する一連の記録作業
の開始或いは終了に応じて、コンピュータ1006は、
複数のファイルからなるファイルグループに、記録に係
る日時を示す日時データ、患者を識別する患者データ、
記録者を識別する記録者データ、記録の理由を示すコー
ドやテキストデータ等、当該聴診音の記録に係る所望の
データを付加する。
等によるスイッチ14のオンオフに応じて、適所識別デ
ータが各ファイルに付加されるので、看護婦等の記録者
側からすれば、比較的簡単な作業によりどの適所に係る
記録であるのかをラベルする作業を行ったこととなり、
医師等の再生者側からすれば、適所識別データを用いれ
ば、確実に且つ比較的容易に適所に対応付けながら聴診
音を再生できる。特に当該任意採取モードで記録を行え
ば、看護婦等の好みや習慣に応じて、任意の順序で記録
を行えると共に、一連の記録の中で一個所或いは複数の
個所のみ再度記録を取り直す場合などに非常に便利であ
る。
採取モードで記録を行う場合、各適所における記録を行
う毎に、その適所を適所指定用の欄703で一々指定し
てもよいが、複数の適所或いは全個所における記録に相
前後して、それらの適所を、順序を含めて適所指定用の
欄703で一気に指定してもよい。この場合、適所指定
用の欄703を指定する順序と、実際に記録を行う順序
とを対応付けることとすれば、比較的容易に適所の順序
を示すデータ(即ち、記録個所及び順序データ)コンピ
ュータ1006に入力できる。また、この場合には、一
つのファイルグループに対して、記録日時等を示すデー
タと共に、記録適所の位置及び記録順序を示すデータを
付加してもよい。
の任意採取モードの場合、各適所における聴診音を任意
の順序で記録することや、1個所や数個所の記録をやり
直すことも可能となる。更に、記録の度に記録個所を患
者疑似映像上で定義しながら記録することも可能とな
る。
採取モードが選択されると、図15の如き患者胴体の表
側と裏側を示す患者疑似画像801が表示装置1006
aに表示される。そして、この患者疑似画像801上に
は、、、…を示す適所マーク802が表示され、更
に患者疑似映像801の脇に記録個所指定用の欄803
が表示される。
02が示された患者疑似映像801の場合、ファイルグ
ループに対して「心音」の記録である旨のコード等が付
加されることを除けば、図14に示した呼吸音用の適所
マーク702が示された患者疑似映像701の場合と同
様に心音を記録できる。また、心音用についても呼吸音
用の場合と同様に、任意採取モードのみならず順次採取
モードでも記録可能である。
うに、一台の電気聴診器10を用いて心音や呼吸音を順
次採取モードや任意採取モードで記録できるので大変便
利である。但し、このようなモード指定機能を削除し
て、専ら呼吸音用或いは心音用の電気聴診器としてもよ
いし、更に、専ら順次採取モードで記録を行うか或いは
専ら任意採取モードで記録を行う簡易な電気聴診器とし
て構成してもよい。
ータ1006は、一人の患者についての呼吸音或いは心
音が記録された複数のファイルの数と、画面上に示され
る或いは指定される適所マーク702又は802の数と
が一致しない場合に所定種類の警告を発する。例えば、
表示装置1006aにより警告メッセージを表示しても
よいし、或いはイヤホーン108やコンピュータ100
6のスピーカから警告音や警告メッセージを音声出力し
てもよい。このように構成すれば、例えば、複数の適所
についての記録を行う際に誤って一つを飛ばしてしまっ
たり同じ個所で2回記録をとってしまったりなどで記録
が正常に行われなかった場合、コンピュータ1006か
ら発せられる警告に応じて、看護婦、介護者等は、記録
を終了した直後に再び記録を採り直せるので大変便利で
ある。
たコンピュータ2006等を含む第2ユニット2001
における再生動作を図1、図4及び図5並びに図16及
び図17を参照して、表示装置2006aによる画像表
示動作及びそれに応じた操作方法と共に説明する。ここ
に、図16は、聴診音として呼吸音を再生してヘッドホ
ーン2004を介して出力する通常再生モードにおける
表示画面を示し、図17は、ヘッドホーン2004を介
しての出力に代えて又は加えて当該呼吸音の波形を表示
装置2006aにより出力する波形表示モードにおける
表示画面を示す。
る制御は、例えば記録媒体2006bに格納されたコン
ピュータプログラムをコンピュータ2006に読み取ら
せて当該プログラムを実行させることにより行われる。
尚、このような記録媒体2006bとしては、DVD−
ROM、CD−ROM、光磁気ディスク、フロッピーデ
ィスク等の周知の記録媒体であれば種類を問わない。但
し、このようなプログラムを一般電話回線1100やI
SDN回線1100’を介して外部装置からダウンロー
ドして、これに従ってプログラムを実行するようにして
もよい。
6は、そのキーボード等を介して、各種の再生モードを
選択的に指定可能に構成されている。特に通常再生モー
ドは、予め設定された順序或いは記録された順序で一人
の患者に係る一連の記録を連続的に再生する連続再生モ
ードと、所望の適所マークの指定により当該指定された
適所マークに対応する適所識別データが付加されたファ
イルを一つ一つ再生する任意再生モード(即ち、1ファ
イルの再生が終了すると、次に再生すべきファイルの入
力待ち状態となるモード)とに細分化されている。
は、表示装置2006aは、コンピュータ2006によ
る制御下で、図16の如き画面を表示する。ここでは、
一の患者が指定され、聴診音として呼吸音が選択された
場合について説明する。
面上には、患者胴体の表側と裏側を示す患者疑似画像7
01が表示される。そして、この患者疑似画像701上
には、丸番号、、…及び矢印で、呼吸音を採取した
適所の位置及び標準的な記録順序を示す(実際に記録さ
れた順序と一致するとは限らない)適所マーク702が
示され、患者疑似映像701の脇に適所指定用の欄70
3が表示される。更に、図16で画面の右端付近には、
聴診音の波形を画像表示する波形表示モードを選択する
ための“波形表示”ボタン704、一連の記録を連続的
に再生する連続再生モードを指定するための“連続再
生”ボタン705、ファイルを一つ一つ再生する任意再
生モードを指定するための“次へ”ボタン706及び再
生を中止するための“再生中止”ボタン707が表示さ
れている。各ボタンは、コンピュータ2006のマウス
或いはキーボード操作により指定可能である。尚、この
ような画面上に更に、患者名、当該患者に係る体温デー
タ、脈拍データ、血圧データ等の生態情報などを表示し
てもよい。
る。
タン706が選択されると、任意再生モードが選択され
たとして、コンピュータ2006は、ファイルグループ
中の各ファイルに対して付加された適所識別データに基
づいて、1番目の適所に対応するファイル中の聴診音信
号Saが再生され、ヘッドホーン2004から聴診音信
号Saが音声出力される。その後、当該ファイルの終端
を示すEOF(エンドオブファイル)マークを検出する
と、コンピュータ2006は、聴診音信号Saの再生処
理を停止する。また、どの適所についての再生を開始す
るのか、行っているのか、終了したのか等を視覚的に明
確にするために、当該再生に係る、、…のいずれか
一つを示す適所マーク702又は適所指定用の欄703
をハイライト表示してもよい(この場合には、“”の
適所マーク702又は“”の欄703がハイライト表
示される)。或いは例えば「次の適所番号=×」、「現
在の適所番号=×」、「今終えた適所番号=×」のよう
な適所識別データを所定欄内に示すような画像を患者疑
似映像701の脇に表示してもよい。
択されると、患者疑似映像701上のを示す適所マー
ク702に対応する2番目の適所に対応するファイル中
の聴診音信号Saが再生され、ヘッドホーン2004か
ら聴診音信号Saが音声出力される。更に“次へ”ボタ
ンが選択される毎に、患者疑似映像701上に表示され
た、、…を示す適所マーク702の順序に従って各
適所についての各ファイルの再生及びヘッドホーン20
04からの音声出力が繰り返される。そして、最後の番
号を示す適所マーク702に対応する第18番目の適所
における再生が終了する。以上により、一人の患者につ
いての一連の呼吸音を記録した複数のファイルからなる
ファイルグループの再生が完了する。
に、適所指定用の欄703のうちのいずれかが指定され
ると、コンピュータは、指定された適所指定用の欄70
3の番号に対応する適所識別データが付加されたファイ
ル中の聴診音信号Saの再生処理を開始する。即ち、デ
フォールトとしては、適所指定用の欄703のうちの
適所指定用の欄703が指定された状態とされている
が、任意の番号に係る聴診音のみを再生したり、任意の
番号の聴診音から再生を開始したり可能である。また、
“再生中止”ボタン707が選択されると、再生の途中
であっても、当該再生を中止する。
より確実に且つ比較的容易に適所に対応付けながらヘッ
ドホーン2004により聴診音を聞くことが可能とな
り、一の医療行為に足りる程度の高い信頼性を持って、
当該記録後に再生される再生音による聴診を行える。更
に、ファイルグループに付加された患者識別データ、記
録日時データ等に従って、聴診音を再生する際に、当該
聴診音を各ファイルグループに係る患者、記録日時等に
確実且つ比較的容易に対応付けできる。
る。
生”ボタン705が選択されると、コンピュータ200
6は、ファイルグループ中の各ファイルに対して付加さ
れ得た適所識別データに基づいて、1番目、2番目、3
番目、…の適所に対応するファイル中の聴診音信号Sa
の再生処理を順次行い、これに対応してヘッドホーン2
004は再生された聴診音信号Saの音声出力を順次行
う。この際、各ファイルのヘッダの検出又は各ファイル
のEOFマークの検出に応じて、コンピュータ2006
による制御下で、表示装置2006aは、現在再生され
ている適所に対応する適所マーク702又は適所指定用
の欄703を順次ハイライト表示する。或いは例えば
「現在の適所番号=×」のような適所識別データを所定
欄内に示すような画像を患者疑似映像701の脇に表示
してもよい。そして、最後の適所における再生が終了す
る。以上により、一人の患者についての一連の呼吸音を
記録した複数のファイルからなるファイルグループの再
生が完了する。尚、このような連続再生中に、 “再生
中止”ボタン707が選択されると、当該再生を中止す
る。
より確実に且つ比較的容易に適所に対応付けながらヘッ
ドホーン2004により聴診音を聞くことが可能とな
る。特にどの適所を再生したいのかを一々コンピュータ
2006に入力することなく、現在再生中の適所が画面
上で視認可能に表示されながら聴診音が自動的に連続再
生されるので、医師等の聴診を行う者にとっては作業負
担が非常に軽減される。
る。
又は連続再生モードとの組み合わせとして波形表示モー
ドを選択可能である。即ち、波形表示モード且つ任意再
生モードであれば、任意の適所に係る聴診音信号Saの
波形を(音声出力と同時に又は単独で)画像表示し、波
形表示モード且つ連続再生モードであれば、一連の聴診
音信号Saの波形を(音声出力と同時に又は対応つけて
若しくは単独で)自動的に連続的に画像出力する。
は、再生された聴診音信号Saの波形が画像出力され
る。本実施形態では、予め第1ユニット1001側で、
聴診音信号Saをデジタル記録しておき、これに基づき
第2ユニット側で波形を画像出力してもよいし、第2ユ
ニット2001側で、聴診音信号Saをデジタル化して
波形を画像出力してもよい。更に、波形としては、時間
軸に対するものでもよいし、周波軸に対するものでもよ
く、両者を選択的に表示してもよい。特に周波数軸に対
する波形を表示する場合には、第1ユニット1001側
で周波数変換してから記録してもよいし、第2ユニット
1002側で周波数変換してから波形を画像出力しても
よい。尚、前述のように一つの適所について再生された
聴診音信号Saの波形を一つずつ画像出力してもよい
し、複数の適所について連続的に再生された聴診音信号
Saの波形を連続的に画像出力してもよい。
ましくは、表示装置2006aは、図17の画像を図1
6の画像内にウインドウ表示しつつ或いは両画像を並べ
て表示しつつ、適所マークのうち現在波形が画像表示さ
れている聴診音信号Saに対応するものをハイライト表
示する。或いは現在波形が画像表示されている聴診音信
号Saに対応する適所識別データを所定欄に表示する。
このように構成すれば、現在波形が画像表示されている
聴診音信号Saがどの適所のものであるかを視覚的に確
実に且つ容易に把握できる。従って、医師等は、表示装
置2006aにおいて患者疑似映像701上に重ねて又
は患者疑似映像701の脇に、若しくは画面を切り替え
て、図17に示した如き聴診音信号Saの波形を見れ
る。これにより、医師等は、聴診音信号Saの再生に際
し、ヘッドホーン2004により音声出力される聴診音
を聞きながら、該聞こえる音声に係る適所及び聴診音の
波形については表示装置2006aにより画像表示され
るものを見ながら聴診を行える。
吸音を再生する場合について説明したが、心音を再生す
る場合も患者擬似映像及び各適所マークの位置を変更す
るだけで、ほぼ同様に行える。
装置100及びコンピュータ1006のうち少なくとも
一方は、聴診音信号Saに対してデジタル変換処理及び
圧縮処理のうち少なくとも一方を施して記録処理や伝送
処理を行うように構成してもよい。このように構成すれ
ば、記録や伝送による聴診音信号Saの劣化(雑音の混
入等)を防止したり、聴診音信号Saに係る記録量や伝
送量を低減できるので有利である。尚、デジタル変換処
理や圧縮処理については、各種の公知技術を適用可能で
ある。
ート部、信号処理装置及びこれら両者間を接続するケー
ブルを含めた一セットとして、独立して持ち運びに適し
た形態(大きさや重量等)を有する電気電子製品として
構成してもよい(図4参照)。即ち、このように構成す
ることにより、第1ユニット1001側のコンピュータ
1006は、患者の居る各家庭等に設置された比較的大
型のものでも足りる。
で記録した聴診音信号SaをモデムやPHSにより送信
する構成としたが、第1ユニット1001で記録した録
聴診音信号Saをフロッピーディスク、CD−RAM、
DVD−RAM等の持ち運びに便利な記録媒体にコピー
して、病院に纏めて持ち帰ることも可能であり、更に第
1ユニット1001で記録当初からこのような持ち運び
に便利な記憶媒体に記録することも可能である。
ルグループの単位で記録した聴診音信号Saを送信する
こととしたが、緊急を要する場合等に備えて、リアルタ
イム再生に近い方式としてファイル単位で送信して再生
してもよいし、更によりリアルタイムに近い方式として
信号処理装置100から出力される聴診音信号Saをそ
のまま送信して再生することも可能である。この場合、
第1ユニット1001内における聴診手段たる電気聴診
器10と記録手段たるコンピュータ1006との間に、
送信手段及び受信手段を付加する構成を採ればよい。
ものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れ
る発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能
であり、そのような変更を伴なう聴診システムもまた本
発明の技術的範囲に含まれるものである。
ば、看護婦等は、簡単且つ確実に患者表面の各適所と聴
診音との対応関係を含めて聴診音を記録することが可能
となり、医師等は、簡単且つ確実に各適所と聴診音との
対応関係を認識しながら聴診音を再生することが可能と
なる。従って、訪問医療、在宅看護や在宅介護などの病
院等の医療施設外での看護や介護において、聴診音を正
確且つ確実に記録や伝送することが容易となり、特に医
療の質を落とすことなく人件費を効率的に抑制できる。
これらの結果、本発明によれば、無駄な医療費の増加抑
制及び人命尊重を同時に図ることが可能な画期的な聴診
システムを実現できる。
成を示すブロック図である。
電気聴診器の一具体例を示す全体斜視図である。
図である。
電気聴診器の他の具体例におけるステート部付近におけ
る斜視図である。
電気聴診器の他の具体例におけるステート部付近におけ
る斜視図である。
電気聴診器の他の具体例におけるステート部付近におけ
る斜視図である。
ク図である。
ロック図である。
る電気聴診器の他の具体例における主に電気的構成を示
すブロック図である。
る電気聴診器の他の具体例を示す全体斜視図である。
おける表示画面を示す平面図である。
おける表示画面を示す平面図である。
ける表示画面を示す平面図である。
おける表示画面を示す平面図である。
画面を示す平面図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 聴診音を採取して聴診音信号を出力する
聴診手段と、 該聴診音の記録の開始及び終了を制御するオンオフスイ
ッチと、 前記聴診手段により前記オンオフスイッチによる記録の
開始から終了までの間連続して採取された前記聴診音に
対応する前記聴診音信号を一つのファイルとして記録
し、前記一つのファイルに対し患者表面における予め設
定された各適所を示す適所識別データを付加し、一人の
患者についての複数の適所に対応する複数のファイルを
一つのファイルグループとして記録する記録手段とを備
えたことを特徴とする聴診システム。 - 【請求項2】 前記一つのファイルグループに係る聴診
音信号の記録の開始から終了までの間に記録された複数
のファイルの数と、一人の患者について予め設定された
複数の適所の数とが一致しない場合に警告を発する警告
手段とを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の
聴診システム。 - 【請求項3】 前記各適所を含む患者疑似映像上におけ
る前記各適所に対応する位置に適所マークを所定フォー
マットで表示する第1表示手段と、 前記オンオフスイッチによる記録の開始前、記録の開始
後又は記録の終了後に、前記患者疑似映像上で任意の適
所マークを指定可能な記録個所指定手段とを更に備えて
おり、 前記記録手段は前記記録個所指定手段により指定された
適所マークに応じて前記適所識別データを付加すること
を特徴とする請求項1又は2に記載の聴診システム。 - 【請求項4】 前記各適所を含む患者疑似映像上におけ
る前記各適所に対応する位置に適所マークを所定フォー
マットで表示する第1表示手段と、 前記一つのファイルグループに係る聴診音信号の記録が
終了した際に、前記患者疑似映像上で採取した順に複数
の適所マークを指定可能な記録個所及び順序指定手段と
を更に備えており、 前記記録手段は、前記一つのファイルグループに対し、
前記記録個所及び順序指定手段により指定された適所マ
ーク及び指定順序を示す記録個所及び順序データを付加
することを特徴とする請求項1に記載の聴診システム。 - 【請求項5】 前記一人の患者についての聴診音信号の
記録の開始から終了までの間に記録された複数のファイ
ルの数と、前記記録個所及び順序指定手段により指定さ
れた適所マークの数とが一致しない場合に警告を発する
警告手段を更に備えたことを特徴とする請求項4に記載
の聴診システム。 - 【請求項6】 一人の患者の複数の適所における聴診音
を所定順序で記録する順次採取モード及び任意の適所に
おける聴診音を記録する任意採取モードを選択的に指定
するモード指定装置を更に備えており、 前記記録手段は、前記モード指定手段により指定された
モードに従って記録することを特徴とする請求項1に記
載の聴診システム。 - 【請求項7】 前記各適所を含む患者疑似映像上におけ
る前記各適所に対応する位置に適所マークを所定フォー
マットで表示する第1表示手段を更に備えたことを特徴
とする請求項1、2及び6のいずれか一項に記載の聴診
システム。 - 【請求項8】 前記記録手段による記録の際に、前記第
1表示手段は、前記適所マークのうち現在記録されてい
る聴診音に対応するものを、ハイライト表示するか或い
は現在記録されている聴診音に対応する適所識別データ
を所定欄に表示することを特徴とする請求項7に記載の
聴診システム。 - 【請求項9】 前記記録手段は、前記一つのファイルグ
ループに対し、記録に係る日時を示す日時データ及び患
者を識別する患者データを付加することを特徴とする請
求項1から8のいずれか一項に記載の聴診システム。 - 【請求項10】 前記ファイルグループを送信する送信
手段と、 前記送信されたファイルグループを受信する受信手段
と、 前記受信されたファイルグループ内でグループ毎に記録
された聴診音信号を各ファイルに対し付加された適所識
別データに基づいて前記各適所に対応付けて再生する再
生手段とを更に備えており、 前記聴診手段、前記オンオフスイッチ、前記記録手段及
び前記送信手段は、第1聴診ユニットに設けられてお
り、 前記受信手段及び前記再生手段は、前記第1聴診ユニッ
トに通信手段を介して接続される第2聴診ユニットに設
けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれ
か一項に記載の聴診システム。 - 【請求項11】 前記再生手段は、 前記各適所を含む患者疑似映像上における前記各適所に
対応する位置に適所マークを表示する第2表示手段と、 前記聴診音信号を音声出力する音声出力手段とを含むこ
とを特徴とする請求項10に記載の聴診システム。 - 【請求項12】 前記音声出力手段による音声出力の際
に、 前記第2表示手段は、前記適所マークのうち現在音声出
力されている聴診音に対応するものをハイライト表示す
るか或いは現在音声出力されている聴診音に対応する適
所識別データを所定欄に表示することを特徴とする請求
項11に記載の聴診システム。 - 【請求項13】 前記第2表示手段は、前記患者疑似映
像上に重ねて又は前記患者疑似映像の脇に、前記聴診音
の波形を画像表示することを特徴とする請求項11又は
12に記載の聴診システム。 - 【請求項14】 前記第2表示手段は、前記適所マーク
のうち現在波形が画像表示されている聴診音に対応する
ものをハイライト表示するか或いは現在波形が画像表示
されている聴診音に対応する適所識別データを所定欄に
表示することを特徴とする請求項13に記載の聴診シス
テム。 - 【請求項15】 コンピュータを請求項1から9のいず
れか一項に記載の聴診システムにおける記録手段として
機能させるプログラムを記録した機械読み取り可能な媒
体。 - 【請求項16】 コンピュータを請求項10から14の
いずれか一項に記載の聴診システムにおける再生手段と
して機能させるプログラムを記録した機械読み取り可能
な媒体。
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