JP2001327226A - 卵処理装置 - Google Patents

卵処理装置

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JP2001327226A
JP2001327226A JP2000151178A JP2000151178A JP2001327226A JP 2001327226 A JP2001327226 A JP 2001327226A JP 2000151178 A JP2000151178 A JP 2000151178A JP 2000151178 A JP2000151178 A JP 2000151178A JP 2001327226 A JP2001327226 A JP 2001327226A
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egg
light
eggs
defective
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JP2000151178A
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English (en)
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Masao Tomosue
誠夫 友末
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Kyowa Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不良卵の検出を従来技術に比べて確実に行う
ことのできる卵処理装置を提供すること。 【解決手段】 鶏卵1を所定列にて第1搬送経路に沿っ
て搬送させる給卵コンベア2と、第1搬送経路の最下流
位置に設けられた鶏卵1を計量する計量部8と、計量部
8により計量された鶏卵1を第2搬送経路に沿って1列
で搬送する単列コンベア3とを備え、第2搬送経路を搬
送される鶏卵1の中から不良卵を検出するための不良卵
検出部7を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、卵を所定列にて第
1搬送経路に沿って搬送させる第1搬送部と、前記第1
搬送経路の最下流位置に設けられた卵の重量を計量する
計量部と、前記計量部により計量された卵を第2搬送経
路に沿って所定列で搬送する第2搬送部とを備えた卵処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、卵の自動選別包装装置のような
卵処理装置にあっては、卵を所定の搬送経路に沿って搬
送させて洗卵・乾燥・方向整列・計量等の所定の処理を
施した後に、計量結果に基づいた選別・包装を行い所定
の包装容器に包装して出荷する。ここで、卵の中には正
常卵だけでなく血卵・ヒビ卵・腐敗卵・汚卵等の不良卵
も存在する。これら不良卵は包装して出荷できないため
に、選別包装を行う前に事前に不良卵検出装置により検
出して回収できるようにしている。
【0003】ここで上記不良卵検出装置は通常、計量を
行う計量部よりも上手側にある搬送経路の途上に設けら
れている。例えば、本願出願人による特開平11−32
6202号公報や特開平11−118722号公報に開
示されている不良卵検出装置があげられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、不良卵
の中には卵処理装置に卵が投入される以前から不良であ
ったもののみならず、卵処理装置に卵が投入された後に
搬送工程においてキズや割れ等により不良となるものも
存在する。したがって、計量部よりも上流側にある1箇
所の不良卵検出装置において、すべての種類の不良卵を
検出しようとすると、計量部よりも下流で発生する不良
卵を検出することができず、不良卵の検出精度が低下す
る可能性があり問題があった。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その課題は、不良卵の検出を従来技術に比べて確
実に行うことのできる卵処理装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る卵処理装置は、卵を所定列にて第1搬送経
路に沿って搬送させる第1搬送部と、前記第1搬送経路
の下流位置に設けられた卵を計量する計量部と、前記計
量部により計量された卵を第2搬送経路に沿って所定列
で搬送する第2搬送部とを備えた卵処理装置において、
前記第2搬送経路を搬送される卵の中から不良卵を検出
するための不良卵検出部を設けたことを特徴とするもの
である。
【0007】この構成によると、卵は所定列にて第1搬
送経路に沿って搬送され、第1搬送経路の下流位置に設
けられた計量部にて計量が行われた後に、所定列(1列
が一般的である。)で第2搬送経路に沿って搬送され
る。そして、この第2搬送経路にて搬送される卵の中か
ら不良卵を検出するように構成されている。つまり、従
来のように計量部よりも上流側で不良卵を検出していた
ような構成に比べると、計量部よりも下流側で不良卵を
検出しているから、搬送手段工程上で発生した卵の不良
を従来よりも高い確率で検出することができる。その結
果、不良卵の検出を従来技術に比べて確実に行うことの
できる卵処理装置を提供することができる。
【0008】本発明の好適な実施形態として、前記不良
卵検出部は、発光手段と、この発光手段からの光による
卵の透過光像を撮影する撮影手段と、撮影された透過光
像を画像処理することにより不良卵検出を行う画像処理
手段とを備えているものがあげられる。卵の透過光像を
撮影することにより、卵の内部に存在する不良、例え
ば、血卵を検出することができる。得られた透過光像に
対して画像処理を行うことにより、不良卵の検出を行う
ことができる。画像処理の内容は不良卵の種類に応じて
適切なものを採用すれば良い(後述の実施形態の欄を参
照)。
【0009】本発明の別の好適な実施形態として、前記
第2搬送部において、卵は長軸が上下方向を向いた状態
で搬送されるように構成され、前記発光手段は前記第2
搬送経路の下方に配置され、前記撮像手段は前記第2搬
送経路の上方に配置されているものがあげられる。
【0010】卵は、鋭端部と鈍端部とを有し、この鋭端
部の頂点と鈍端部の頂点とを結ぶ軸を長軸と称するもの
とする。上記構成によると、第2搬送部にて、卵は長軸
方向が上下方向を向いた状態で配置される。例えば、鈍
端部が上を向いた方向である。発光手段は、第2搬送経
路の下方に配置されており、撮像手段は上方に配置され
ているから、卵が鋭端部が下で鈍端部が上を向いた状態
であるならば、鋭端部から卵の内部に入り鈍端部を通過
した光による透過光像を得ることができる。
【0011】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記発光手段は、赤色光を発光する第1光源と、オレン
ジ光又は黄色光を発光する第2光源とを備えており、前
記画像処理手段は、前記第1光源による第1透過光量、
前記第2光源による第2透過光量、前記第1透過光量と
前記第2透過光量との比をそれぞれ求めて、これらのデ
ータから不良卵のうちの血卵を判定するものがあげられ
る。
【0012】血卵とは卵の中に血が混じっている卵であ
り、赤色光源、オレンジ又は黄色光源による透過光像か
ら求めた透過光量のレベルは、正常卵に比べて小さくな
ること、また、オレンジ又は黄色光源による透過光量と
赤色光源による透過光量との比も正常卵に比べて小さく
なることを見出した。したがって、これらのレベルや比
の値から血卵か否かを判定することができる。
【0013】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記発光手段は、第3光源を更に備え、前記撮像手段
は、卵の反射光像又は蛍光像を撮影できるように構成さ
れており、前記画像処理手段は、前記反射光像又は前記
蛍光像により汚卵の判定を行うように構成されているも
のがあげられる。
【0014】汚卵とは、卵の表面に汚れが存在する不良
卵のことであり、反射光像又は蛍光像を撮影し、この像
を画像処理することにより汚卵の判定を確実に行うこと
ができる。蛍光像とは、卵の卵殻表面に紫外線を照射し
た場合に、自家蛍光が認められることがあり、この自家
蛍光による蛍光像を撮影するようにしてもよい。
【0015】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記発光手段は、第3光源を更に備え、前記撮像手段
は、卵の反射光像(又は蛍光像)を撮影できるように構
成されており、前記画像処理手段は、前記反射光像から
反射光量の平均強度を求め、この平均強度が所定レベル
以上のときに、前記透過光量の比のデータを血卵の判定
に用いるとともに、前記反射光像を用いて汚卵の判定を
行うようにしたものがあげられる。
【0016】卵には卵殻の色が白いものや、ピンクや赤
系統(以下、褐色卵という。)のものがある。この褐色
卵は正常卵であるが、上述した比のデータを取った場合
に、光源の強度によっては、褐色卵を誤って血卵や汚卵
と判定してしまう可能性があるので、反射光像から求め
た反射光量の平均強度が所定レベルのときには、透過光
量の比のデータを血卵の判定に用いたり、反射光像を用
いて汚卵の検査を行うようにする。これにより、精度よ
く血卵や汚卵の検査を行うことができる。
【0017】なお、光源の強度が十分にあるときには、
上記のような処理をしなくてもよく、すべての透過光量
の比のデータを血卵の判定に用いることができ、すべて
の反射光像を汚卵の検査のために用いることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る卵処理装置〈鶏卵自
動選別装置〉の実施形態について図面を用いて説明す
る。図1は、卵処理装置の全体構成を示す模式図であ
る。この装置は、矢印A方向に鶏卵1(卵に相当す
る。)を第1搬送経路に沿って6列(所定列に相当す
る。)で搬送する給卵コンベア2(第1搬送部として機
能する。)と、給卵コンベア2から鶏卵1を受け取っ
て、第2搬送経路に沿って矢印Bの方向に鶏卵を1列
(所定列に相当する。)で搬送する単列コンベア3(第
2搬送部として機能する)と、単列コンベア3の鶏卵搬
送方向に直交する矢印aで示す方向に包装容器4(パッ
クやトレイ)を搬送する複数(図1では5箇所)の容器
コンベア5a〜5eを備えたパッキングステーション5
と、装置の各部の作動の制御などを行う制御装置6と不
良卵の検査を行う不良卵検出部7とを備えている。不良
卵検出部7は、ヒビ卵や血卵や汚卵や腐敗卵などの不良
卵かどうかの検査をする。制御装置6は、主にCPU、
記憶装置などのハードウェアの部分と、装置の作動プロ
グラムなどのソフトウェアの部分で構成されている。給
卵コンベア2の最下流位置には、鶏卵1の重量を測定す
るための計量部8が設けられている。
【0019】給卵コンベア2から供給される鶏卵1は、
計量部8にて各鶏卵1毎に計量された後、単列コンベア
3に移載され、容器コンベア5a〜5eとの交差箇所ま
で搬送される。この間、制御装置6は、各鶏卵1の計量
データに基づいて、農林規格によるサイズ別の詰め方等
により容器コンベア5b〜5eの包装容器4に移載され
る。又、不良卵については計量データに関わらず容器コ
ンベア5a(不良卵回収ステーションに相当する。)の
包装容器4(回収容器)に移載される。鶏卵1の収納が
完了した包装容器4は、容器コンベア5b〜5eにおけ
る包装容器4の搬送方向下流側において完成品として取
り出される。
【0020】なお、どの容器コンベア5a〜5fにおい
て、どの様なパッキングを行うかは任意に設定できる。
たとえば、容器コンベア5cは、農林規格のMサイズの
鶏卵1を包装するステーションとして、容器コンベア5
dは、Sサイズの鶏卵1を包装するステーションとして
設定することができる。給卵コンベア2は鶏卵1を適当
に離間した状態で搬送し、給卵コンベア2の搬送経路最
下流に鶏卵1の重量を測定する計量部8が備えられてい
る。計量部8で計量された鶏卵1の計量データは、制御
装置6に送られる。
【0021】単列コンベア3は駆動モータ9により駆動
され、鶏卵1を給卵コンベア2の計量部8から単列コン
ベア3の鶏卵を収納するカップに移しかえる移し替え装
置10と、カップから鶏卵1を落下させるキック装置1
1と、キック装置11の作動によりカップから落下する
鶏卵1を受け止め、包装容器4に収納する包装装置12
とが備えられている。
【0022】駆動モータ9は制御装置6により制御さ
れ、カップ上の鶏卵1の搬送量は、制御用エンコーダ1
3により検出され制御装置6に送られる。なお、駆動モ
ータ9の動力は給卵コンベア2にも供給される。給卵コ
ンベア2上の鶏卵1の搬送量も制御用エンコーダ13に
より制御される。なお、後述するように、エンコーダ1
3の出力に基づき不良卵検出部7の作動も制御される。
【0023】鶏卵1が計量部8に到達すると、その計量
データは制御装置6に記憶される。鶏卵1は、単列コン
ベア3上に位置する不良卵検出部7を通過した時点で、
不良卵と判断された場合、制御装置6により特定された
パッキングステーションへ、また、不良卵以外の残りの
鶏卵1は、計量データに基いて、容器コンベア5b〜5
eのいずれかに放出される。制御装置6はどの容器コン
ベア5b〜5eで放出すべきかを決めると共に、計量部
8からパッキングステーション5までの搬送距離を各鶏
卵1について設定する。この搬送距離はエンコーダ13
のパルス数として設定される。そして鶏卵1が単列コン
ベア3に搭載されて搬送されると、その搬送に伴って発
生するエンコーダ13のパルス数に基づいて前記設定さ
れたパルス数を減算していき、パルス数がゼロになった
時点で単列コンベア3から容器コンベア5b〜5eに向
けて鶏卵1を放出させる。また、不良卵検出部7にて不
良卵であるとして検出された鶏卵1は、容器コンベア5
aにて回収される。また、不良卵回収用の容器コンベア
の本数を不良卵の種類に応じて更に増やすことも可能で
ある。不良卵回収ステーションは、他の正常卵パッキン
グステーションよりも上流側に配置していることが好ま
しく、これにより、直ちに不良卵を回収することができ
る。
【0024】給卵コンベア2と単列コンベア3とは連動
して駆動されるようになっており、単列コンベア3にお
ける鶏卵1の搬送速度は給卵コンベア3の約6倍の速さ
となっている。
【0025】<不良卵検出部>図2は、不良卵検出部7
の構成を示す概念図である。単列コンベア3において、
鶏卵1は鈍端部が上で鋭端部が下(長軸が上下方向を向
いた状態)の状態で搬送されている。搬送経路の途上に
上流側のカメラ20と下流側のカメラ21(撮像手段に
相当する。)が配置されており、鶏卵1の画像を撮影す
る。また、単列コンベア3の下側には、上流側に赤色光
を発光する第1光源22が、下流側にオレンジ光又は黄
色光を発光する第2光源23が配置されている。これ
ら、第1、第2光源22,23は発光手段として機能
し、これにより、鶏卵1の透過光像を撮影することがで
きる。また、単列コンベア3の上側には、上流側に青色
光を発光する第3光源24が、下流側にも青色光を発光
する第4光源25が配置されている。これら、第3、第
4光源24,25により、鶏卵1の反射光像(又は、蛍
光像)を撮影することができる。これら各光源22,2
3,24,25の点灯・消灯制御は制御装置6により行
われる。
【0026】カメラ20,21の設置台数については特
に限定されるものではなく、更に台数を増やしても良
い。光源の種類としては特に限定されるものではなく、
ハロゲンランプやLED等、適宜のものを採用すること
ができる。また、第1、第2光源22,23は、周期的
に上下動させて、第1、第2光源22,23が最上位置
に来たタイミングで発光するように構成してもよい。 <画像処理部のブロック構成図>図3は、画像処理部1
0(画像処理手段に相当する。)のブロック構成図を示
す。反射光像取込部50は、第3、第4光源24,25
による反射光像をとり込む。A/D変換部51は、第
3、第4光源24,25による反射光のアナログ画像デ
ータをデジタル画像データに変換する。マスク画像作成
部52は、デジタル画像データを2値化したマスク画像
を作成する。その作成例を図4に示す。
【0027】反射光強度演算部53は、得られた反射光
像から反射光強度を演算する。汚卵判定部54は、反射
光像から汚卵か否かを判定するもので、画像から汚れの
部分を抽出し、その抽出部分の面積の大きさから汚卵を
判定する。具体的には、本願出願人がすでに出願してい
る特願平10−128403号の技術を応用できる。
【0028】オレンジ透過光像取込部55は、オレンジ
色の第2光源23からの透過光像を取り込み、その画像
データはA/D変換部56にてデジタル画像データに変
換される。赤透過光像取込部58は、赤色の第1光源2
2からの透過光像を取り込み、その画像データはA/D
変換部59にてデジタル画像データに変換される。透過
光量演算部57は、第2光源23による透過光像とマス
ク画像作成部52により作成されたマスク画像から、鶏
卵1の領域内の透過光量を演算する。透過光量演算部6
0は、第1光源22による透過光像とマスク画像作成部
52により作成されたマスク画像から、鶏卵1の領域内
の透過光量を演算する。このように、反射光像から得ら
れたマスク画像を透過光像による不良卵検出に用いてい
る。これは、マスク画像は反射光像から求めたほうが、
境界が明瞭に出るからである。
【0029】透過光量比演算部61は、透過光量演算部
57により求められた第2光源23による透過光量と、
透過光量演算部60により求められた第1光源22によ
る透過光量との比を演算する。
【0030】血卵判定部62は、各演算部57,60,
61で求められたデータに基づいて血卵か否かを判定す
る。ヒビ卵判定部63は、赤透過光像取込部58により
取り込まれた画像データに基づいてヒビ卵か否かの判定
を行うものであり、具体的には、前述した特願平10−
128403号の技術を応用することができる。
【0031】不良卵データ転送部64は、汚卵判定部3
4、血卵判定部62、ヒビ卵判定部63の判定結果を制
御装置6に転送する。不良卵と判定された鶏卵1は、容
器コンベア5aにより回収される。
【0032】<血卵判定アルゴリズム>次に、図5のフ
ローチャートにより血卵を判定するアルゴリズムを説明
する。まず、変数Mに0を代入する(#01)。次に、
変数Nに0を代入する(#02)。まず、オレンジ色の
第2光源23による透過光量は所定レベル以下か否かを
判定する(#03)。所定レベル以下であれば、血卵で
あるものと推定し、変数Nに1を代入する(#04)。
次に、赤色の第1光源22による透過光量は所定レベル
以下か否かを判定する(#05)。所定レベル以下であ
れば、血卵であるものと推定し、変数Nに1を代入する
(#06)。次に、第2光源23による透過光量と第1
光源22による透過光量の比を求め、この比のレベルが
所定レベル以下か否かを判定する(#08)。所定レベ
ル以下であれば、血卵であるものと推定し、変数Nに1
を代入する(#09)。
【0033】以上のように、ステップ#03,05,0
8のいずれかで血卵と推定されると変数Nに1が代入さ
れることになる。次に、変数MとNを足したものを新た
にMに代入する(#10)。次に、全画像をチェックし
たか否かを判定し(#11)、チェックしてなければス
テップ#02に戻る。これは、不良卵であるか否かを正
確に判定するために(鶏卵1の全面にわたって検査す
る。)、1つの卵について複数の画像を取り込むように
しており、取り込んだ画像のすべてをチェックし終わっ
たかを判定している。
【0034】次に、M>MLか否かを判定する(#1
2)。MLは、あらかじめ設定した回数である。この判
定の意味は、取り込んだ複数の画像のうち何回不良卵で
あると推定されたかをカウントして、所定回数以上カウ
ントされた場合にはじめて不良卵であると最終的に判定
するのである(#13)。例えば、8つの画像データか
ら3回以上血卵であると推定されると、血卵と判定し、
そうでなければ正常卵であると判定するのである(#1
4)。
【0035】以上のように、不良卵検出部7を単列コン
ベア3の搬送経路途上に設けており、計量部8よりも下
流側の位置で不良卵を検出する構成であるから、搬送工
程上で発生した不良卵を可能な限り検出することがで
き、従来よりも検出精度が上がるようになっている。
【0036】<別実施形態> (1)本実施形態による卵処理装置は、単列コンベア3
から直接に包装容器に鶏卵1を放出する構成であった
が、単列コンベアから一旦チャージャが多数循環搬送さ
れる待機ステーションに移動させ、そこから更に包装容
器に移し替えるような構成を備えた卵処理装置であって
もよい。
【0037】(2)本実施形態による卵処理装置では、
給卵コンベア2では鶏卵1は6列で搬送されているが、
処理能力を高めるために、給卵コンベアでは鶏卵1を1
2列で搬送させ、その下流側に6個分の鶏卵1の重量を
測定する計量部を2つ設け、それぞれの計量部に単列コ
ンベアが接続されるような卵処理装置であっても良い。
つまり、鶏卵1を1列で搬送する単列コンベアが2つ
(又は3つ以上)設けられているような卵処理装置であ
っても良い。この場合には、それぞれの単列コンベアに
ついて不良卵検出部を構成するか、2つ(又は3つ以
上)の単列コンベアで1つの不良卵検出部を共用するか
は、いずれを採用しても良い。
【0038】(3)本実施形態では、単列コンベア3の
下方に発光手段が配置され、上方に撮像手段が配置され
ているが、逆に、下方に撮像手段を配置し、上方に発光
手段を配置しても良い。あるいは、単列コンベア3の第
2搬送経路の左右両側に撮像手段と発光手段とを配置し
てもよい。 (4)本実施形態では、単列コンベア3の第2搬送経路
で不良卵検出を行っているが、これに加えて、従来技術
と同様に給卵コンベア2の第1搬送経路でも不良卵検出
を行うようにしても良い。例えば、血卵の検出は単列コ
ンベア3において行い、その他の不良卵は給卵コンベア
2において行うようにすることもできる。
【0039】(5)本発明の光源(発光手段)として、
紫外線(または、 短波長の可視光線)を発するような
光源を用いてもよい。これは、鶏卵が卵管子宮部におい
て卵殻形成がなされるとき、ポルフィリン等の色素が子
宮部より分泌され、卵殻に付着し、この色素に紫外線照
射すると、赤色の自家蛍光が認められること及び該自家
蛍光は産卵直後の卵殻で最も強く観察されることに基づ
くものである(特公平6−87043号公報)。
【図面の簡単な説明】
【図1】卵処理装置の全体構成を示す平面図
【図2】不良卵検出部の構成を示す概念図
【図3】画像処理部の構成を示すブロック図
【図4】マスク画像を示す図
【図5】血卵判定アルゴリズムを示すフローチャート
【符号の説明】
1 鶏卵 2 給卵コンベア(第1搬送部) 3 単列コンベア(第2搬送部) 7 不良卵検出部 10 画像処理部 20,21 カメラ(撮像手段) 22 第1光源(発光手段) 23 第2光源(発光手段) 24 第3光源(発光手段) 25 第4光源(発光手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 卵を所定列にて第1搬送経路に沿って搬
    送させる第1搬送部と、 前記第1搬送経路の下流位置に設けられた卵を計量する
    計量部と、 前記計量部により計量された卵を第2搬送経路に沿って
    所定列で搬送する第2搬送部とを備えた卵処理装置であ
    って、 前記第2搬送経路を搬送される卵の中から不良卵を検出
    するための不良卵検出部を設けたことを特徴とする卵処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記不良卵検出部は、発光手段と、この
    発光手段からの光による卵の透過光像を撮影する撮影手
    段と、撮影された透過光像を画像処理することにより不
    良卵検出を行う画像処理手段とを備えていることを特徴
    とする請求項1に記載の卵処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第2搬送部において、卵は長軸が上
    下方向を向いた状態で搬送されるように構成され、前記
    発光手段は前記第2搬送経路の下方に配置され、前記撮
    像手段は前記第2搬送経路の上方に配置されていること
    を特徴とする請求項2に記載の卵処理装置。
  4. 【請求項4】 前記発光手段は、赤色光を発光する第1
    光源と、オレンジ光又は黄色光を発光する第2光源とを
    備えており、 前記画像処理手段は、前記第1光源による第1透過光
    量、前記第2光源による第2透過光量、前記第1透過光
    量と前記第2透過光量との比をそれぞれ求めて、これら
    のデータから不良卵のうちの血卵を判定することを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の卵処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記発光手段は、第3光源を更に備え、
    前記撮像手段は、卵の反射光像又は蛍光像を撮影できる
    ように構成されており、前記画像処理手段は、前記反射
    光像又は前記蛍光像を汚卵の判定に用いるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の卵処理装
    置。
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