JP2001327225A - ペットシート - Google Patents
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Abstract
ペットシートを提供すること。 【解決手段】 トップシート上において、吸収体の少な
くとも縁部周辺に形成され、当該吸収体の中央に向かっ
て開放されたフラップを備える。そして、このフラップ
の上面が液体を吸収する親水性とする。フラップの上面
に飛散した尿がフラップに吸収されるため、フラップの
上面に飛散、付着した尿が水滴のまま残り、ペットシー
トを処分する時に尿が手に付いたり、床にこぼれたりす
ることを防止できる。
Description
ットの排泄物処理のために、床などに敷かれて使用され
るペットシートに関する。
る表面シートと、撥水(防水)性の裏面シートと、これ
ら2枚のシートの間に配置された吸収体とを備える。そ
して、ペットが排泄した尿は、表面シートを透過して吸
収体に吸収される。ところで、吸収体の吸収量を超える
量の尿をペットが排泄した場合など、尿がペットシート
から外に漏れ出ることがある。また、排出された尿が瞬
間的にトップシートの表面を滑り、シートの端部まで達
して外に洩れ出ることがある。このため、トップシート
の上にヒダ状のフラップを設け、当該フラップによって
尿の流出を堰き止めている。
面に飛散した尿がフラップの上面に水滴のまま残り、ペ
ットシートを処分する時に尿が手に付いたり、床にこぼ
れたりすることがあった。
たものであり、フラップの表面に飛散した尿によって手
やシート周辺部が汚れるのを有効に防止できるペットシ
ートを提供することを主目的とする。
に、本発明の第1の態様に係るペットシートは、トップ
シート上において、吸収体の少なくとも縁部周辺に形成
され、当該吸収体の中央に向かって開放されたフラップ
とを備える。そして、このフラップの上面が液体を吸収
する親水性とする。フラップの上面に飛散した尿がフラ
ップに吸収されるため、フラップの上面に飛散、付着し
た尿が水滴のまま残り、ペットシートを処分する時に尿
が手に付いたり、床にこぼれたりすることを防止でき
る。
不織布によって形成することができる。この場合、例え
ば、不織布の片面に疎水性又は撥水性の塗料を塗布し、
当該撥水面をフラップの下面とすることが好ましい。あ
るいは、親水性の材料と疎水性又は撥水性の材料とを貼
り合わせてフラップを形成することもできる。
に、フラップとトップシートとの間に所定のスペースを
形成するスペーサー部材を設ければ、トップシート上を
流れる尿がフラップを乗り越えてしまうようなこともな
く、フラップで堰き止める確実性が向上する。他方、ト
ップシートとフラップとの間に特別な介在部材を配置せ
ず、未使用状態においてフラップがトップシートに対し
てフラットな状態を保持するようにすれば、ペットがフ
ラップに足を引っかけることを防止できるというメリッ
トがある。
複数形成する。更には、フラップを吸収体の全面に渡っ
て形成することもできる。これにより、尿を堰き止める
能力が向上する。すなわち、1枚目のフラップを乗り越
えた尿を次のフラップで堰き止めることができる。
由端と逆側の端部を、トップシートに対して2次元的に
固定することが好ましい。例えば、吸収体及びトップシ
ートが矩形の場合には、フラップは吸収体及びトップシ
ートの少なくとも一辺に沿って設けられ、コの字型に固
定される。これにより、多量の尿がトップシートとフラ
ップの間に流れ込んだときにも、尿の流れによってフラ
ップが固定部側に押し倒されることがない。
周辺のフラップに対応する位置に凹部を形成することが
できる。例えば、凹部は、フラップに沿って形成された
溝とする。このような凹部を形成することにより、フラ
ップとトップシートとの間に殆ど隙間がない場合にも、
外部に流れ出ようとする尿を良好に堰き止めることが可
能となる。すなわち、外側に向かって流れる尿が一旦凹
部に入り込み、凹部を溢れ出る時にフラップを押し上げ
るような形となる。このため、フラップが尿の圧力で立
ち上がり、本来の堰き止め機能を発揮できるようにな
る。したがって、外側に流れる尿がフラップの上をその
まま通過してしまうことを防止できる。特に、フラップ
を凹溝の一部に被さる状態で形成した場合に、上記のよ
うな作用効果が顕著となる。
ように凹部を形成すれば、当該領域内の尿が何れの方向
に流れ出ようとしても、当該尿は必ず近辺の凹部にトラ
ップされるため、尿の流れる方向に関わらず尿の勢いを
抑制することが可能となる。更に、このような小領域が
吸収体全面に形成されるように凹部を構成すれば、尿の
排出場所及び方向に関わらず、トップシート上を滑って
流れ出る尿の勢いを抑えることができる。
て、矩形のペットシートを例にとって説明する。また、
以下に示すペットシートの形状、サイズ等はこれらに限
定されるものではなく、対象とするペットの種類や使用
状況に応じて適宜変更可能である。
係るペットシート10を示す平面図及び断面図である。
ペットシート10は、尿などの液体に対して吸収性に優
れた吸収体12と、吸収体12を覆うように配置される
親水性のトップシート14と、トップシート14ととも
に吸収体12を挟み込むように配置された撥水性又は防
水性のバックシート20と、トップシート14の長辺側
の縁部に設けられた一対のフラップ16,18とを備え
ている。
吸収性ポリマー(SAP)を混合したものを紙、ティッ
シュ又は不織布で包んだものを使用することができる。
吸収体12は、トップシート14とバックシート20の
中央付近に配置され、ペットが排泄した尿24等の排泄
物を吸収する。
プロピレン(PP)繊維からなるボイントボンド不織布
などの合成繊維から形成された不織布、レーヨン繊維な
どの吸収繊維が含まれた不織布、あるいは吸収繊維のみ
で形成された不織布を使用することができる。更には、
多数の細孔を有する細孔フィルムを使用することもでき
る。バックシート20としては、ポリエチレン(PE)
フィルムやビニールシート等を使用することができる。
側縁部において、開口部(自由端)16a,18aが吸
収体12の中央を向く状態で配置されている。このよう
に、トップシート14の縁部にフラップ16,18を設
けることにより、吸収体12に吸収されずにトップシー
ト14上を流れる(横滑りする)尿24が、当該トップ
シート14とフラップ16,18の間に入り込み、そこ
で堰き止めることができる。フラップ16,18は、尿
24の侵入によって起立しやすい剛性を有するように設
計する。例えば、カンチレバー法による測定で50mm
以下の剛性とする。
造を示す。フラップ16,18は、トップシート14に
面する下面23が不透液性、撥水性を有し、上側の面2
2が液を浸透・拡散させる親水性を有する構造とする。
本実施例においては、フラップ16,18を一枚のポイ
ントボンド不織布から構成する。繊維を均一に積層する
カードと呼ばれる機械を最低2台用意し、例えば、1台
目のカード機で撥水性(疎水性)の繊維を積層し、2台
目のカード機で親水性の繊維(疎水性の繊維に表面親水
処理したもの)を積層し、熱エンボスロールで接着す
る。
は、本実施例の構造の他に、親水性材料と撥水性材料を
張り合わせた2重構造としたり、図3(B)に示すよう
に、親水性材料26に撥水性の塗料28を塗布したもの
を使用することができる。なお、フラップ16,18の
上面(親水面)の材質としては、親水性の不織布やティ
ッシュを採用することができる。一方、下側の撥水(疎
水)面の材質としては、疎水性の不織布、フィルム、シ
リコン塗装膜、フッ素塗装膜を採用することができる。
フラップ16,18との間には、特別な介在部材は配置
されず、未使用状態においてフラップ16,18がトッ
プシート14に対してフラットな状態を保持する。この
ため、ペットがフラップ16,18に足を引っかけるよ
うなことがない。
16b,18bにおいてトップシート14に固定されて
いる。フラップ16,18は、例えば、ホットメルト接
着剤や熱シール等を利用してトップシート14(ペット
シート本体)に固定することができる。図において、接
着部16b,18bを斜線(陰)で示す。
ことにより、多量の尿24がトップシート14とフラッ
プ16,18の間に流れ込んだ場合にも、フラップ1
6,18が尿24の流れによって固定部16b,18b
側に押し倒されることがない。なお、フラップ16,1
8の接着部16b、18bの形状は、コの字型に限定さ
れず、二次元的に固定されていれば、コの字の場合と同
様の作用効果を得ることができる。なお、本実施例にお
いては、フラップ16,18の固定部16b,18b
が、吸収体12の端部に概ね一致しているが、フラップ
16,18の取り付け位置は、吸収体12の上部にかか
っていても良い。ただし、尿24の流れを堰き止める目
的からすると、できるだけ吸収体12の縁部(端部)寄
りであることが好ましい。
をペットシート本体(12,14,20)とは別部材と
しているが、バックシート20を巻き上げる様な形でフ
ラップ16,18を構成することも可能である。
を床などの上に敷いて使用する際には、犬などのペット
がペットシート10を跨いで尿24等の排泄を行う。排
泄された尿24は、トップシート14を透過して吸収体
12に吸収される。ここで、横方向(長辺と略垂直の方
向)に勢いよく流れる尿24は、トップシート14上を
滑ってペットシート10外に流れ出ようとする。このよ
うな尿24は、図2(B)に示すように、フラップ16
(18)とトップシート14との間に入り込んで、堰き
止められる。
6,18の内側を撥水面としているため、尿の侵入によ
ってフラップ16,18がトップシート14に張り付い
てしまうことなく立ち上がって、確実に尿の流出が堰き
止められる。更に、フラップ16,18の外側(上側)
を親水面としているため、図4に示すように、フラップ
16,18の上に飛び散った尿24が当該フラップの外
面(上面)に浸透・拡散する。その結果、フラップ1
6,18の上面に付着した尿が水滴のまま残り、ペット
シート10を処分する時に尿が手に付いたり、床にこぼ
れたりすることを防止できる。
るが、フラップ(16,18等)の構造、材質は上記第
1の実施例と基本時に同一である。
係るペットシート30を示す平面図及び断面図である。
本実施例に係るペットシート30は、上記第1の実施例
に係るペットシート10に対して、新たに2つのフラッ
プ32,34を設けたものである。なお、上記第1の実
施例と同一又は対応する構成要素については同一の参照
符号を付すものとし、重複した説明は省略する。
て吸収性に優れた吸収体12と、吸収体12を覆うよう
に配置される親水性のトップシート14と、トップシー
ト14とともに吸収体12を挟み込むように配置された
撥水性又は防水性のバックシート20と、トップシート
14の縁部に設けられた一対のフラップ16,18と、
フラップ16,18の内側に設けられたフラップ32,
34とを備えている。
側縁部において、開口部(自由端)が吸収体12の中央
に向かう状態で配置されている。フラップ32,34
は、フラップ16,18から所定の間隔をあけて平行に
配置され、フラップ16,18と同様に、トップシート
14に対してコの字型固定部32b,34bによって接
着、固定されている。図において、固定部32b,34
bを斜線(陰)で示す。フラップ32,34は、フラッ
プ16,18と基本的に同じ構成(材質を含む)とする
ことができる。なお、フラップ32,34の材質は、フ
ラップ16,18と同様に表面側が親水性、内面側が疎
水性(撥水性)とすることが望ましいが、従来と同様に
表面側を疎水性(撥水性)とすることも可能である。す
なわち、最も外側のフラップ16,18の表面が親水性
であれば、内側にあるフラップ32,34の表面が疎水
性であっても、ある程度本発明の効果が期待できる。
6,18の内側に更に別のフラップ32,34を設けて
いるため、尿24を堰き止める能力が向上する。すなわ
ち、1枚目のフラップ32,34を乗り越えた尿24を
次のフラップ16,18で確実に堰き止めることを期待
できる。
係るペットシート40を示す平面図及び断面図である。
本実施例に係るペットシート40は、上記第2の実施例
に係るペットシート30に対して、フラップ32,34
の内側に更に2つのフラップ42,44を設けることに
よって構成される。なお、上記各実施例と同一又は対応
する構成要素については同一の参照符号を付すものと
し、重複した説明は省略する。また、本実施例において
は、フラップを合計6枚使用しているが、本実施例の基
本的なコンセプトはフラップの数ではなく、吸収体12
の全域に渡ってフラップを設けることにある。
て吸収性に優れた吸収体12と、吸収体12を覆うよう
に配置される親水性のトップシート14と、トップシー
ト14とともに吸収体12を挟み込むように配置された
撥水性又は防水性のバックシート20と、トップシート
14の縁部に設けられた一対のフラップ16,18と、
フラップ16,18の内側に設けられたフラップ32,
34と、更にその内側に設けられたフラップ42,44
とを備えている。
側縁部において、開口部(自由端)が吸収体12の中央
に向かう状態で配置されている。フラップ32,34
は、フラップ16,18から所定の間隔をあけて平行に
配置され、フラップ16,18と同様に、トップシート
14に対してコの字型固定部32b,34bによって接
着、固定されている。フラップ42,44は、フラップ
32,34から所定の間隔をあけて平行に配置され、フ
ラップ32,34と同様に、トップシート14に対して
コの字型に接着、固定されている。図において、固定部
を斜線(陰)で示す。なお、フラップ32,34,4
2,44の材質は、フラップ16,18と同様に表面側
が親水性、内面側が疎水性(撥水性)とすることが望ま
しいが、従来と同様に表面側を疎水性(撥水性)とする
ことも可能である。すなわち、最も外側のフラップ1
6,18の表面が親水性であれば、その内側のフラップ
の表面が疎水性であっても、ある程度本発明の効果が期
待できる。
わたってフラップを設けているため、第2の実施例に係
るペットシート30に比べ、尿24を堰き止める能力が
更に向上する。
に係るペットシート50を示す平面図及び断面図であ
る。本実施例に係るペットシート50は、上記第1の実
施例に係るペットシート10に対して、溝52,54を
設けることによって構成される。その他の構成、材質等
については、基本的には第1の実施例と同様であるた
め、重複した説明は省略する。また、上記各実施例と同
一又は対応する構成要素については同一の参照符号を付
すものとする。
て吸収性に優れた吸収体12と、吸収体12を覆うよう
に配置される親水性のトップシート14と、トップシー
ト14とともに吸収体12を挟み込むように配置された
撥水性又は防水性のバックシート20と、トップシート
14の縁部に設けられた一対のフラップ16,18とを
備えている。そして、吸収体12及びトップシート14
上の、フラップ16,18に対応する位置には、溝5
2,54が形成されている。
2の端部から150mm以内の位置とすることが好まし
い。また、溝52,54は、周知のエンボス加工と同様
に吸収体12をロールで圧し、あるいは、吸収体12を
構成するパルプの厚さを溝52,54に相当する部分だ
け薄くする等の方法によって形成することができる。溝
52,54は、途中で途切れることなく連続的であるこ
とが好ましい。仮に、溝を断続的に成形する場合には、
例えば、フラップ16,18の長さの30%以上とす
る。尿24を確実にトラップするために、溝52,54
の幅は、例えば、3mm以上とする。
の幅方向約半分がフラップ16,18によって被さるよ
うに配置、構成されている。これにより、トップシート
14を横滑りして流れる尿24がフラップ16,18を
乗り越えてそのまま外側に流れ出るのを防止することが
出来る。すなわち、図10(B)に示すように、トップ
シート14の上を流れる尿24は、フラップ16,18
に到達する前に溝52,54の中に入り込み、フラップ
16,18を下から押し上げるような状態になる。その
結果、フラップ16,18が確実に起立して尿24を堰
き止めることになる。
12上に2本の溝52,54を設けているため、横滑り
する尿24の流れの方向を規制することができる。すな
わち、横方向(長辺と垂直な方向)に流れる尿24が、
ある程度縦方向(長手方向)に導かれ、吸収体12の広
い領域に尿24が分散される。また、フラップ16,1
8とトップシート14との間に殆ど隙間がない場合に
も、外部に流れ出ようとする尿24を良好に堰き止める
ことが可能となる。すなわち、図10(B)に示すよう
に、外側に向かって流れる尿24が一旦溝52,54に
入り、溝52,54を溢れ出る時にフラップ16,18
を押し上げるような形となり、フラップ16,18が本
来の機能を発揮できるように立ち上がる。したがって、
外側に流れる尿24がフラップ16,18の上をそのま
ま通過してしまうことを防止できる。
例に係るペットシート60を示す平面図及び断面図であ
る。本実施例に係るペットシート60は、上記第2の実
施例に係るペットシート30と第4の実施例に係るペッ
トシート50との両方の特徴を併せ持つものである。な
お、上記各実施例と同一又は対応する構成要素について
は同一の参照符号を付し、重複した説明は省略する。
て吸収性に優れた吸収体12と、吸収体12を覆うよう
に配置される親水性のトップシート14と、トップシー
ト14とともに吸収体12を挟み込むように配置された
撥水性又は防水性のバックシート20と、トップシート
14の縁部に設けられた一対のフラップ16,18と、
フラップ16,18の内側に設けられたフラップ32,
34とを備えている。そして、吸収体12及びトップシ
ート14上の、フラップ16,18に対応する位置に
は、溝52,54が形成され、フラップ32,34に対
応する位置には、溝62,64が形成されている。
同様に、吸収体12をロールで圧し、あるいは、吸収体
12を構成するパルプの厚さを薄くする等の方法によっ
て形成することができる。また、溝62,64について
も、連続的であることが好ましいが、断続的に成形する
場合には、フラップ32,34の長さの30%以上とす
る。溝62,64の幅についても、溝52,54と同様
に、例えば、3mm以上とする。また、溝62,64の
幅方向約半分がフラップ32,34によって覆われるよ
うに配置、構成されている。
例に係るペットシート70を示す平面図及び断面図であ
る。本実施例に係るペットシート70は、上記第1の実
施例に係るペットシート10を基本として、吸収体12
の全面にエンボス加工を施すことによって構成される。
なお、上記各実施例と同一又は対応する構成要素につい
ては同一の参照符号を付し、重複した説明は省略する。
て吸収性に優れた吸収体12と、吸収体12を覆うよう
に配置される親水性のトップシート14と、トップシー
ト14とともに吸収体12を挟み込むように配置された
撥水性又は防水性のバックシート20と、トップシート
14の縁部に設けられた一対のフラップ16,18とを
備えている。そして、吸収体12の全面に渡り、吸収体
12上に複数の小領域72aを区画するように凹部72
が形成されている。凹部72は、吸収体12をロールで
圧する所謂エンボス加工プロセスによって形成すること
ができる。なお、吸収体12全面でなく、吸収体12上
の一部に凹部72を形成することも可能である。本実施
例においては、凹部72によって吸収体12上に区画さ
れる複数の小領域72aは、四角形であるが、これに限
定されず、三角、その他の多角形、丸、楕円等とするこ
とができることは言うまでもない。
の小領域72aを区画するように凹部72を形成してい
るため、当該領域72a内の尿が何れの方向に流れ出よ
うとしても、当該尿は必ず近辺の凹部72にトラップさ
れるため、尿の流れる方向に関わらず尿の勢いを抑制す
ることが可能となる。更に、このような小領域72aが
吸収体12全面に形成されているため、尿の排出場所及
び方向に関わらず、トップシート14上を滑って流れ出
る尿の勢いを抑えることができる。
ットシート90を示す平面図である。本実施例に係るペ
ットシート90は、上記第1の実施例に係るペットシー
ト10に対し、上下方向にもフラップ92,94を取り
付けた構成となっている。なお、上記各実施例と同一又
は対応する構成要素については同一の参照符号を付し、
重複した説明は省略する。
て吸収性に優れた吸収体12と、吸収体12を覆うよう
に配置される親水性のトップシート14と、トップシー
ト14とともに吸収体12を挟み込むように配置された
撥水性又は防水性のバックシート(図示せず)と、吸収
体12(トップシート14)の長辺側の縁部に設けられ
た一対のフラップ16,18と、吸収体12(トップシ
ート14)の短辺側の縁部に設けられた一対のフラップ
92,94とを備えている。フラップ92,94は、フ
ラップ16,18と同様に、トップシート14に対して
コの字状に接着されている。
ップ16,18と同様に表面側が親水性、内面側が疎水
性(撥水性)とすることが望ましい。
全周にわたってフラップ16,18,92,94が設け
られているため、尿24の流れる方向にかかわらず尿が
漏れ出るのを防ぐことが可能となる。なお、本実施例に
おいては、吸収体12に溝又は凹部を形成していない
が、上述した各実施例に採用されている溝及び/又は凹
部(52,54,62,64,72)を用いることもで
きる。例えば、フラップ16,18,92,94に沿っ
た状態で、吸収体12の全周に渡って溝を形成すること
ができる。
ットシートを示す部分断面図である。図16(A)に示
すペットシートは、上記第1の実施例に係るペットシー
ト10において、トップシート14とフラップ16,1
8との間にスペーサー部材96を介在させたものであ
る。一方、図16(B)に示すペットシートは、上記第
4の実施例に係るペットシート50において、トップシ
ート14とフラップ16,18との間にスペーサー部材
96を介在させたものである。なお、上記各実施例と同
一又は対応する構成要素については同一の参照符号を付
し、重複した説明は省略する。
とフラップ16,18との間に間隔を設け、両者が密着
してしまうことを防止する。これにより、トップシート
14の表面を流れる尿24が確実にフラップ16,18
の間に入り込み、堰き止め効果が向上することになる。
なお、スペーサー部材96の形状、材質等は特に限定さ
れないが、トップシート14とフラップ16,18との
間に必要なスペースを形成する構造とする。
が、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に示された技術的思想の範疇にお
いて変更可能なものである。上記説明においては、本発
明のいくつかの態様を示したが、各実施例をあらゆる形
で組み合わせることが可能である。例えば、第2〜7の
実施例に係るペットシートのトップシート14と全ての
フラップとの間にスペーサー部材を介在させるようにし
ても良い。また、吸収体全面にエンボス加工を施して凹
部(72)を形成すると同時に、吸収体12の縁部にお
いてフラップの長手方向に沿った溝を形成するというこ
ともできる。
フラップの上面が液体を吸収する親水性としているた
め、フラップの上面に飛散した尿がフラップに吸収され
る。すなわち、フラップの上面に飛散、付着した尿が水
滴のまま残り、ペットシートを処分する時に尿が手に付
いたり、床にこぼれたりすることを防止できる。
ートの構造を示す平面図である。
り、(A)が未使用状態を示し、(B)が使用状態を示
す。
面図であり、(A)が2層構造、(B)が1層構造であ
る。
り、フラップ上に飛散した尿が当該フラップに吸収、拡
散される様子を示している。
ートの構造を示す平面図である。
り、(A)が未使用状態を示し、(B)が使用状態を示
す。
ートの構造を示す平面図である。
る。
ートの構造を示す平面図である。
であり、(A)が未使用状態を示し、(B)が使用状態
を示す。
トシートの構造を示す平面図である。
図である。
トシートの構造を示す平面図である。
図である。
トシートの構造を示す平面図である。
トシートの構造を示す部分断面図である。
ペットシート 12 吸収体 14 トップシート 16,18,32,34,42,44,92,94
フラップ 20 バックシート 24 尿(排泄物) 52,54,62,64 溝(凹部) 72 凹部 72a 小領域 96 スペーサー部材
Claims (15)
- 【請求項1】液体に対して吸収性に優れた吸収体と;前
記吸収体上に配置された親水性のトップシートと;前記
トップシート上において、前記吸収体の少なくとも縁部
周辺に形成され、当該吸収体の中央に向かって開放され
たフラップとを備え;前記フラップの上面が液体を吸収
する親水性を有することを特徴とするペットシート。 - 【請求項2】前記フラップは、1枚の親水性の不織布に
よって形成されることを特徴とする請求項1に記載のペ
ットシート。 - 【請求項3】前記不織布の片面に疎水性又は撥水性の塗
料を塗布し、当該撥水面を前記フラップの下面とするこ
とを特徴とする請求項2に記載のペットシート。 - 【請求項4】前記フラップは、前記上面に対応する親水
性の材料と、前記下面に対応する疎水性又は撥水性の材
料とを貼り合わせて形成される2層構造であることを特
徴とする請求項1に記載のペットシート。 - 【請求項5】前記トップシートとフラップとの間に配置
され、当該フラップとトップシートとの間に所定のスペ
ースを形成するスペーサー部材を更に備えたことを特徴
とする請求項1,2,3又は4に記載のペットシート。 - 【請求項6】前記トップシートと前記フラップとの間に
は特別な介在部材は配置されず、未使用状態において前
記フラップは前記トップシートに対してフラットな状態
を保持するように構成されていることを特徴とする請求
項1,2,3又は4に記載のペットシート。 - 【請求項7】前記フラップが、前記トップシート上に複
数形成されていることを特徴とする請求項1,2,3,
4,5又は6に記載のペットシート。 - 【請求項8】前記フラップは、前記吸収体の全面に渡っ
て形成されていることを特徴とする請求項7に記載のペ
ットシート。 - 【請求項9】少なくとも縁部周辺の前記フラップの自由
端と逆側の端部が、前記トップシートに対して2次元的
に固定されていることを特徴とする請求項1,2,3,
4,5,6,7又は8に記載のペットシート。 - 【請求項10】前記吸収体及びトップシートは概ね矩形
であり、 前記フラップは前記吸収体及びトップシートの少なくと
も一辺に沿って設けられ、前記2次元的固定がコの字型
の固定であることを特徴とする請求項9に記載のペット
シート。 - 【請求項11】前記吸収体において、少なくとも縁部周
辺の前記フラップに対応する位置に凹部が形成されてい
ることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,
7,8,9又は10に記載のペットシート。 - 【請求項12】前記凹部は、前記フラップに沿って形成
された溝であることを特徴とする請求項11に記載のペ
ットシート。 - 【請求項13】前記フラップは、前記溝の一部に被さる
状態で形成されていることを特徴とする請求項12に記
載のペットシート。 - 【請求項14】前記凹部によって、前記吸収体上に複数
の小領域を区画することを特徴とする請求項11に記載
のペットシート。 - 【請求項15】前記凹部によって、前記小領域が前記吸
収体の全面に形成されることを特徴とする請求項14に
記載のペットシート。
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