JP2001326408A - フッ素レーザ装置 - Google Patents

フッ素レーザ装置

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JP2001326408A
JP2001326408A JP2000145839A JP2000145839A JP2001326408A JP 2001326408 A JP2001326408 A JP 2001326408A JP 2000145839 A JP2000145839 A JP 2000145839A JP 2000145839 A JP2000145839 A JP 2000145839A JP 2001326408 A JP2001326408 A JP 2001326408A
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prism
dispersion
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laser
prisms
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JP2000145839A
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Koji Shio
耕司 塩
Shinji Nagai
伸治 永井
Ayako Oobe
彩子 大部
Yasuaki Iwata
泰明 岩田
Kiwamu Takehisa
究 武久
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光の出力を増加させることが可能な、
シングルライン化フッ素レーザ装置を提供する。 【解決手段】 共振器間(6,8)に単数又は複数の分散プ
リズム(17A〜17C)を配置してレーザ光(11)の波長をシン
グルライン化するフッ素レーザ装置において、前記分散
プリズム(17A〜17C)のうち少なくとも1つが、レーザ光
(11)が分散プリズム(17A〜17C)の少なくとも一方の入射
面(28A,28B)に入射する入射角(θ)がブリュースタ角(θ
B)より大きい超分散プリズム(18)であり、その入射面(2
8A,28B)に、フッ素ドープした合成石英をコーティング
したことを特徴とするフッ素レーザ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シングルライン化
されたフッ素レーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フッ素レーザ装置から発振するレーザ光
の比較的強い2本の発振波長のうち、出力のより高いほ
うの波長の光のみを発振させ、フッ素レーザの波長をシ
ングルライン化する技術が、例えば特開平2000−1
2946号公報に開示されている。これにより、レーザ
光のスペクトル幅を狭くできるので、レーザ光をリソグ
ラフィ等の加工用光源として使用する際の色収差が減少
し、加工の解像度を向上させることが可能となる。図1
1は、分散プリズムによってこのシングルライン化を達
成した技術の一例である。尚、以下の説明では、シング
ルライン化によって唯一発振する、出力の高い方の波長
(157.6299nm)を有するレーザ光を強いライン
11A、他方の、出力の低い方の波長(157.523
3nm)のレーザ光を弱いライン11Bと呼ぶ。
【0003】図11において、フッ素レーザ装置1は、
レーザガスとしてヘリウム(He)、又はネオン(N
e)、又はこれらの混合ガスと、フッ素(F2)とを封
入したレーザチャンバ2を備えている。レーザチャンバ
2の内部で、図示しない放電電極間で放電を起こすこと
により、レーザ光11が発生する。レーザチャンバ2の
両端部には、レーザ光11を透過するフロントウィンド
ウ7及びリアウィンドウ9が、レーザ光11の光軸に対
してブリュースタ角をなして固着されている。また、レ
ーザチャンバ2の前方(図11中左方)には所定幅のス
リットを有するスリット板16が配設されており、その
前方にはレーザ光11を部分透過するフロントミラー8
が配設されている。
【0004】レーザチャンバ2の後方には、4個の分散
プリズム17A〜17Dと、その後方にレーザ光11を
全反射するリアミラー6とが配置されている。このと
き、レーザチャンバ2からリアウィンドウ9を透過して
出射したレーザ光11中には強いライン11Aと弱いラ
イン11Bとが混在している。強いライン11Aと弱い
ライン11Bとは波長が異なるため、分散プリズム17
に入射及び出射する際の屈折角度が異なる。そのため、
強いライン11Aと弱いライン11Bとは、4個の分散
プリズム17を通過するうち、その光路が少しずつずれ
ていく。即ち、強いライン11Aは、4個の分散プリズ
ム17を通過し、リアミラー6で反射してウィンドウ
7,9を透過して4個の分散プリズム17を再通過し、
スリット板16のスリットを抜けてフロントミラー8を
部分透過して出射する。これに対して弱いライン11B
は、点線で示すように4個の分散プリズム17を往復す
る間に光路をずらされ、フロントウィンドウ7を透過し
た後にスリット板16のスリット以外の場所で遮られ
て、発振しなくなる。
【0005】このように従来技術では、分散プリズム1
7によって強いライン11Aが通る光路と弱いライン1
1Bが通る光路との間に角度差を生じさせて両者を分離
させ、弱いライン11Bの発振を抑制してレーザ光11
をシングルライン化している。このとき、分散プリズム
17の往路側及び復路側の第1、第2入射面28A,2
8Bにレーザ光11が入射する入射角が、いずれもブリ
ュースタ角となるように分散プリズム17を設計及び配
置するのが一般的である。これは、入射角がブリュース
タ角であれば、入射面におけるレーザ光11の反射損失
がほぼ0となるためである。
【0006】図12に、第1入射面28A及び第2入射
面28Bに対する入射角θが、いずれもブリュースタ角
θBとなる分散プリズム17を示す。レーザ光11の波
長(約157.6nm)に対して透過率の高い材質は、現
在のところフッ化カルシウム(CaF2)、フッ化マグ
ネシウム(MgF2)、及びフッ化リチウムが知られて
いるのみである。このうち、フッ化リチウムは吸水性を
有し、しかも融点が低い等の問題のために、実用化が困
難であり、分散プリズム17の材質は、フッ化カルシウ
ム又はフッ化マグネシウムに限られている。そして、分
散プリズム17の材質を例えばフッ化カルシウムとした
場合、レーザ光11に対するブリュースタ角θBは、図
12に示すように約57.3゜となる。以下、このよう
なプリズムをブリュースタプリズム27と呼ぶ。また、
このブリュースタプリズム27の頂角は、約65.4゜
となる。これは、フッ化カルシウムのレーザ光11に対
する屈折率が約1.559であることから、屈折の法則
より導かれる。
【0007】このように従来技術では、レーザ光11を
分散プリズム17の第1、第2入射面28A,28Bに
ブリュースタ角θBで入射させることより、分散プリズ
ム17に入射する際のレーザ光11の損失を減少させて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術には、次に述べるような問題がある。
【0009】即ち、このような分散プリズム17は、強
いラインと弱いラインとを分離させる力が弱い。従って
強いライン11Aと弱いライン11Bの光路を分離し、
弱いライン11Bのレーザ発振を抑制するためには、分
散プリズム17を数多く使用しなければならない。分散
プリズム17の個数はレーザチャンバ2の長さ等の条件
によって異なるが、例えば本出願人が行なった実験例で
は、強いラインのみを発振させるには、強いラインと弱
いラインとの間に約4mradの角度差が必要であった。そ
して、この角度差をつけるためには、図11に示すよう
に4個の分散プリズム17が必要であった。尚、このよ
うに、強いラインと弱いラインとの光路を分離させる力
を分散効果と言い、この分散効果が大きいほど、光路が
大きく分離される。
【0010】ところが、リアウィンドウ9とリアミラー
6との間に4個もの分散プリズム17を配置することに
より、リアミラー6とフロントミラー8との間の光路長
で表される共振器長が長くなる。レーザチャンバ2の長
さが同じであれば、共振器長が長いほどレーザ発振の際
に損失が大きくなり、出力が低くなることは一般的に知
られている。このように、従来技術では多数の分散プリ
ズムを必要とするために、レーザ光11の出力を増大さ
せることが困難であるという問題がある。
【0011】さらに、図11に示したようなフッ素レー
ザ装置1においては、4個のブリュースタプリズム27
の第1、第2入射面28A,28Bでの反射による損失
は殆んど0%であった。ところが、ブリュースタプリズ
ム27の内部でレーザ光が吸収されることによって、各
プリズム27ごとに約3%の損失が生じており、全体と
して、約12%もの損失があり、このためにレーザ光1
1の出力の増大が困難であった。
【0012】本発明は、上記の問題に着目してなされた
ものであり、レーザ光の出力を増加させることが可能
な、シングルライン化フッ素レーザ装置を提供すること
を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、レーザ光が分散プリズムに入射す
る少なくとも1つの入射角を、ブリュースタ角より大き
い角度とするとよい。尚、このような分散プリズムを、
以下超分散プリズムと呼ぶ。これにより、分散プリズム
の入射面において、強いラインと弱いラインとの波長の
違いによる屈折の角度差を大きくして、1個の分散プリ
ズム当たりの分散効果を増大させることができる。従っ
て、より少ない数の分散プリズムによってシングルライ
ン化が可能である。即ち、分散プリズムの個数を減らす
ことにより、分散プリズム内部の損失が減少し、また共
振器長が短くなって損失が減少する。これにより、入射
角をブリュースタ角よりも大きくして、分散プリズムの
入射面における反射によるレーザ光の出力の損失が増大
しても、総合的に損失が小さくなり、レーザ光の出力が
増大する。さらにこのとき、分散プリズムの第1、第2
入射面双方における入射角を、いずれもブリュースタ角
よりも大きくすれば、さらに分散プリズムの分散効果が
上がるので、出力が増大する。
【0014】また、前記分散プリズムのうち少なくとも
1個をフッ化カルシウム材質とし、かつその頂角を6
5.4゜より大きくなるようにするとよい。フッ化カル
シウムは、フッ素レーザ光を高透過率で透過させるの
で、分散プリズムの材質としては好適である。そして、
このようなフッ化カルシウム製の分散プリズムにおいて
は、頂角が65.4゜となる場合に、ブリュースタプリ
ズムとなる。従って、頂角をこれより大きくすることに
より、分散プリズムの第1、第2入射面に対する入射角
を、いずれもブリュースタ角よりも大きくすることが可
能である。従って、さらに分散プリズムの分散効果が上
がり、出力が増大する。
【0015】また、少なくとも1つの分散プリズムを、
レーザ光のビーム幅を拡げるエキスパンダプリズムと
し、かつエキスパンダプリズムよりもレーザチャンバか
ら遠い側に、少なくとも1つ以上の分散プリズムを配置
するとよい。このように、エキスパンダプリズムによっ
てビーム幅を拡げることにより、後段(レーザチャンバ
から遠い側)の分散プリズムの分散効果が上がるので、
より少ない個数の分散プリズムによってシングルライン
化が可能である。従って、さらに共振器長を短くし、か
つ分散プリズム内部での損失を小さくして、レーザ光の
出力を増大させることができる。さらにエキスパンダプ
リズムは、その内部をレーザ光が通過する距離が短いの
で、レーザ光の吸収が小さく、レーザ光の損失をさらに
抑えられる。
【0016】また、エキスパンダプリズムのうち少なく
とも1つを、ブリュースタ角よりも大きな角度とすると
よい。尚、このようなエキスパンダプリズムを、以下超
分散エキスパンダプリズムと呼ぶ。これによりエキスパ
ンダプリズムに、ビーム幅を拡げるだけでなく、強いラ
インと弱いラインとを分離させる分散効果を兼ねさせる
ことができ、分散プリズムの個数をより少なくすること
ができる。
【0017】また、分散プリズムのうち少なくとも2つ
を超分散プリズムとし、かつレーザチャンバに近い側の
第1分散プリズムの入射面に対する入射角が、レーザチ
ャンバから遠い側の第2分散プリズムの入射面に対する
入射角よりも大きくなるようにするとよい。これによ
り、一方の第1分散プリズムによって大きな分散効果を
得ているので、第2分散プリズムに対する入射角を、よ
り小さくすることができる。これにより、第1分散プリ
ズムの入射面におけるレーザ光の損失はさほど変わらな
いのに対し、第2分散プリズムの入射面におけるレーザ
光の損失が低下する。従って、さらなる出力増加が得ら
れる。またこのとき、第1分散プリズムによってビーム
幅を拡げるようにすれば、第2分散プリズムによる分散
効果がより大きくなり、少ない分散プリズムの数でも、
効率的に強いラインと弱いラインとを分離可能である。
【0018】また、フッ化カルシウムで形成された分散
プリズムの入射面のうち、レーザ光をブリュースタ角よ
りも大きな入射角で入射させる入射面にフッ素ドープし
た合成石英をコーティングするとよい。即ち、フッ素ド
ープした合成石英は、フッ化カルシウムよりも屈折率が
高く、かつフッ素レーザ光に対する透過性が高い。この
ような、従来は得られなかった材質をコーティングする
ことにより、分散プリズムの反射による損失を減らし、
レーザ光の出力を増大させることができる。
【0019】即ち本発明によれば、分散プリズム1個当
たりの分散効果を増やすことにより、分散プリズムの個
数を減らすことが可能となっている。これにより、分散
プリズムによる損失を小さくするとともに、共振器長を
短くして、レーザ光の出力を増大させている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、本発明
に係る実施形態を詳細に説明する。尚、各実施形態にお
いて、前記従来技術の説明に使用した図、及びその実施
形態よりも前出の実施形態の説明に使用した図と同一の
要素には同一符号を付し、重複説明は省略する。
【0021】まず、本発明に係る分散プリズムについて
図1〜図3を用いて説明する。尚、以下の説明におい
て、分散プリズムの材質はフッ化カルシウムとし、レー
ザ光の波長を約157.6nmとして説明する。図1は、
第1入射面28A及び第2入射面28Bに対するレーザ
光11の入射角θのうち少なくとも一方を、ブリュース
タ角θBである57.3゜よりも大きくした分散プリズ
ム17であり、これを超分散プリズム18と呼ぶ。レー
ザ光11の分散プリズム17への入射角θが大きいほ
ど、強いライン11A及び弱いライン11B間の、第
1、第2入射面28A,28Bでの屈折角度に角度差が
生じ、それぞれの光路が大きく分離される。
【0022】即ち、超分散プリズム18の分散効果は、
前記ブリュースタプリズム27よりも大きくなる。さら
に、分散プリズム17に入射するレーザ光11のビーム
幅が広いほど、分散効果は大きくなる。尚、以下の説明
でビーム幅というときには、図1に示したように、分散
プリズムの頂角を正面に見た場合における縦方向のビー
ム幅Lを指すものとする。尚、材質がフッ化カルシウム
の分散プリズム17において、第1入射面28A及び第
2入射面28Bの双方に対する入射角θをブリュースタ
角θBよりも大きくするためには、頂角をブリュースタ
プリズム27の頂角である65.4゜よりも大きくすれ
ばよい。
【0023】図2は、第1入射面28Aに対するレーザ
光11の入射角θを超分散プリズム18と同様にブリュ
ースタ角θBよりも大きくし、かつ第2入射面28Bか
ら略垂直(例えば10゜以下)の出射角で出射させた分
散プリズム17であり、これを超分散エキスパンダプリ
ズム19と呼ぶ。このとき復路では、レーザ光11は第
2入射面28Bから略垂直で入射する。このような超分
散エキスパンダプリズム19は、強いライン11Aと弱
いライン11Bとを分離させるばかりでなく、レーザ光
11のビーム幅を拡げる機能を有している。図3は、第
1入射面28Aに対するレーザ光11の入射角θをブリ
ュースタ角θBとし、かつ略垂直(例えば10゜以下)
の出射角で出射させた分散プリズム17であり、これを
エキスパンダブリュースタプリズム26と呼ぶ。このよ
うなエキスパンダブリュースタプリズム26は、超分散
エキスパンダプリズム19と同様に、強いライン11A
と弱いライン11Bとを分離させ、かつレーザ光11の
ビーム幅を拡げる機能を有している。そして、レーザ光
11のビーム幅を拡げる機能を有する超分散エキスパン
ダプリズム19及びエキスパンダブリュースタプリズム
26を総称して、エキスパンダプリズムと呼ぶ。以下、
これらの各プリズム18,19,26と、前記ブリュー
スタプリズム27とを用いて、実施形態を説明する。
【0024】まず、本発明の第1実施形態を説明する。
図4は、第1実施形態及び後述する第2、第3実施形態
に係るフッ素レーザ装置の構造図を示している。図4に
おいて、フッ素レーザ装置1は、レーザガスとしてヘリ
ウム、ネオン、又はこれらの混合ガスと、フッ素とを封
入したレーザチャンバ2を備えている。レーザチャンバ
2の内部で、図示しない放電電極間で放電を起こすこと
により、レーザ光11が発生する。レーザチャンバ2の
両端部には、レーザ光11にフロントウィンドウ7及び
リアウィンドウ9が、レーザ光11の光軸に対してそれ
ぞれブリュースタ角θBをなして固着されている。ま
た、レーザチャンバ2の前方には図4中上下方向に所定
幅のスリットを有するスリット板16が配設されてお
り、その前方にはレーザ光11を部分透過するフロント
ミラー8が配設されている。
【0025】レーザチャンバ2の後方(図4中右方)に
は、2個の第1、第2分散プリズム17A,17Bと、
その後方にレーザ光11を全反射するリアミラー6とが
配置されている。このとき、レーザチャンバ2からリア
ウィンドウ9を透過して出射したレーザ光11中には波
長の異なる強いライン11Aと弱いライン11Bとが混
在している。
【0026】図5に、第1実施形態に係る分散プリズム
17の構成図を示す。図5に示すように、第1、第2分
散プリズム17A,17Bはいずれも超分散プリズム1
8となっており、それぞれの第1入射面28A,28A
におけるレーザ光11の入射角θは、一例としていずれ
も68゜となっている。このとき第2入射面28B,2
8Bにおける入射角θを68゜よりも大きくすると、第
1、第2分散プリズム17A,17Bを出射したレーザ
光11のビーム幅が縮小されるので、それぞれのプリズ
ムにおける分散効果が小さくなる。そのため、第1、第
2分散プリズム17A,17Bの第2入射面28B,2
8Bにおける入射角θは、68゜又は68゜より小さい
角度がよい。
【0027】このように第1実施形態によれば、入射角
θをブリュースタ角θBよりも大きくした超分散プリズ
ム18を分散プリズム17として用いている。これによ
り、各分散プリズム17の各入射面28A,28Bにお
ける強いライン11Aと弱いライン11Bとを分離する
分散効果は、ブリュースタプリズム27を分散プリズム
17とした場合よりも大きくなる。実施例としては、こ
れら2個の分散プリズム17により、強いライン11A
と弱いライン11Bに対して、約4.1mradの角度差を
つけ、弱いライン11Bをスリット板16で遮って強い
ライン11Aのみを発振させることが可能となった。こ
れにより、従来は4個が必要であった分散プリズム17
A〜17Dを2個に減らすことができ、共振器長が従来
に比較して約17cm短くなった。これは、共振器長の1
2%に相当する。即ち、共振器長が約88%になったこ
とにより、従来技術に比較して約13%の出力増加が得
られた。
【0028】一方では、分散プリズム17A,17B
を、入射角θをブリュースタ角θBよりも大きくした超
分散プリズム18としたことにより、各分散プリズム1
7A,17Bの各入射面28A,28Bにおける反射損
失が3%×4=約12%生じた。さらに、各分散プリズ
ム17の内部におけるレーザ光11の吸収による損失
が、約6%生じており、合計18%の損失が生じてい
る。即ち、第1実施形態では、損失18%から出力増加
13%を引いた、約5%の損失となっている。これに対
して上述したように、従来技術における4個の分散プリ
ズム17A〜17D内でのレーザ光11の吸収による損
失は約12%であった。即ち、第1実施形態によれば、
レーザ出力は従来技術に比較して12−5=約7%増加
したことになる。
【0029】このように、レーザ光11の出力を増加さ
せたことにより、放電エネルギーとしてレーザチャンバ
2内に注入されたエネルギのうち、レーザ光11の発振
に寄与するエネルギが増加し、発振効率がよくなる。従
って、熱の発生が抑制され、レーザ光11の出力安定性
が増加する。特にフッ素レーザ装置1から発振するレー
ザ光11の出力は熱に対して不安定であり、効果が大き
い。また、熱によってレーザチャンバ2が歪むようなこ
とがない。さらに、熱を除去するための図示しない熱交
換器や、放電エネルギを発生する高圧電源を大型化する
必要がなく、フッ素レーザ装置1をコンパクトなものに
できる。
【0030】次に、第2実施形態について説明する。図
6に示すように第2実施形態では、図4に示したフッ素
レーザ装置1において、分散プリズム17をいずれも超
分散プリズム18としている。そして、レーザ光11の
第1分散プリズム17Aへの入射角θを第1実施形態に
おけるそれよりも大きな68.7゜とし、第2分散プリ
ズム17Bへのレーザ光11の入射角θを第1分散プリ
ズム17Aにおけるそれよりも小さな66.3゜として
いる。これにより、強いライン11Aと弱いライン11
Bに対して、第1実施形態と同様の約4mradの角度差を
つけることが可能となっている。
【0031】即ち第2実施形態によれば、第1分散プリ
ズム17Aに対して、より大きな入射角θでレーザ光1
1を入射させているので、同じ分散効果を得る場合に、
第2分散プリズム17Bに対する入射角θを小さくする
ことができる。これにより、第1分散プリズム17Aの
入射面28A,28Bにおけるレーザ光11の損失はさ
ほど変わらないのに対し、第2分散プリズム17Bの入
射面28A,28Bにおけるレーザ光11の損失が低下
する。従って、第1実施形態に比較して、さらに出力増
加が得られることになる。またこのとき、第1分散プリ
ズム17Aの第2入射面28Bに対する入射角を第1入
射面28Aに対する入射角よりも小さくし、第1分散プ
リズム17Aから出射するレーザ光11のビーム幅を拡
げるようにするのがよい。これにより、第2分散プリズ
ム17Bに入射するビーム幅が広がり、強いライン11
Aと弱いライン11Bとで生じる屈折角度の差が大きく
なる。従って、第2分散プリズム17Bによる分散効果
がより大きくなり、少ない分散プリズム17の数でも、
強いライン11Aと弱いライン11Bとを効率的に分離
可能となっている。実施形態としては、これによって第
1実施形態に比較して、約1%の出力増加が得られた。
【0032】次に、第3実施形態について説明する。図
7に示すように第2実施形態では、図1に示したフッ素
レーザ装置1において、第1分散プリズム17Aを超分
散エキスパンダプリズム19とし、第2分散プリズム1
7Bを超分散プリズム18としている。このとき、実施
例では第1分散プリズム17Aの第1入射面28Aに対
する入射角θを68.5゜とし、第2分散プリズム17
Bの第1入射面28Aに対する入射角θを64.9゜と
している。
【0033】このように、第1分散プリズム17Aを超
分散エキスパンダプリズム19として、第1分断プリズ
ムを透過した後のレーザ光11のビーム幅を拡げてい
る。これにより、第2分散プリズム17Bによる分散効
果が大きくなり、少ない分散プリズム17の数でも、強
いライン11Aと弱いライン11Bとを効率的に分離可
能である。またこのとき、超分散エキスパンダプリズム
19とするのは、レーザチャンバ2に近い方の第1分散
プリズム17Aの方が好適である。即ち、第1分散プリ
ズム17Aによってビーム幅を拡げてからレーザ光11
を後段の第2分散プリズム17Bに入射させることによ
り、第2分散プリズム17Bの分散効果が高くなり、強
いライン11Aと弱いライン11Bとを効率良く分離で
きる。しかも第1分散プリズム17Aは、ビーム幅を拡
げるばかりでなく、強いライン11Aと弱いライン11
Bとを分離する分散効果をも有している。これにより、
より強い分散効果が得られ、確実にシングルライン化が
可能である。さらに、図7に示すように超分散エキスパ
ンダプリズム19は、レーザ光11がその内部を通過す
る距離が、ブリュースタプリズム27や超分散型プリズ
ムに比べて短い。そのため、分散プリズム17内部での
レーザ光11の吸収が少なく、レーザ光11の出力を上
げることが可能である。実験結果では、従来技術に比較
して、約10%の出力増加が得られた。
【0034】次に、第4実施形態について説明する。第
4実施形態及び後述する第5実施形態における図示しな
いフッ素レーザ装置は、図4に示したフッ素レーザ装置
1が第1、第2の2個の分散プリズム17A,17Bを
備えていたのに対し、第1〜第3の3個の分散プリズム
17A〜17Cを備えている。図8に、第4実施形態に
係る分散プリズム17A〜17Cの構成図を示す。図8
において、第1分散プリズム17Aはエキスパンダブリ
ュースタプリズム26、第2分散プリズム17Bは超分
散プリズム18、そして第3分散プリズム17Cはブリ
ュースタプリズム27となっている。このように、分散
プリズム17A〜17Cを組み合わせても、従来技術に
比較して分散プリズム17A〜17Cを1個減らすこと
ができ、光学系の構成が簡単になる。しかも実験結果で
は、従来技術に比較して約1%の出力増加が得られた。
【0035】次に、第5実施形態について説明する。図
9に、第5実施形態に係る分散プリズム17A〜17C
の構成図を示す。図9において、第1分散プリズム17
Aは超分散エキスパンダプリズム19であり、第2分散
プリズム17B及び第3分散プリズム17Cは、共にブ
リュースタプリズム27となっている。このように、第
2分散プリズム17B及び第3分散プリズム17Cをレ
ーザ光11の損失の小さなブリュースタプリズム27と
することにより、従来技術に比較して約6%の出力増加
が得られた。
【0036】以上説明したように、本発明によれば、レ
ーザ光11をブリュースタ角θBよりも大きな角度で分
散プリズム17に入射させているので、各分散プリズム
17における分散効果が大きくなる。これにより、分散
プリズム17の数を減らすことができ、共振器長を短く
してレーザ光11の出力を増大させることが可能であ
る。以下の表1に、上記従来技術及び第1〜第5実施形
態に係る分散プリズム17の組み合わせを示す。このよ
うに、分散プリズムを組み合わせることにより、レーザ
光11の出力が増大している。
【表1】
【0037】次に、上記各実施形態で説明した分散プリ
ズム17において、入射角θがブリュースタ角θBより
も大きな場合における入射面28A,28Bのコーティ
ングについて説明する。まず、分散プリズム17等の光
学部品に、ブリュースタ角θBよりも大きな入射角θで
波長λの光を入射させる場合について説明する。このよ
うな場合、光学部品の材質の屈折率よりも高い屈折率の
コーティング材を、コーティング材の中での光学波長の
1/4の厚みでコーティングすると、入射面28A,2
8Bでの表面反射が低減する。尚、上記コーティング材
の内部のレーザ光11の光学波長は、レーザ光11の真
空中の波長λをコーティング材の屈折率nで割った値
(λ/n)で表す。
【0038】このとき、分散プリズム17の材質である
フッ化カルシウムの波長157nmの光に対する屈折率は
約1.559であることから、これに対するコーティン
グ材としては、屈折率1.66を有する、フッ素ドープ
された合成石英(SiO2)が好適である。即ち、前記フ
ッ素ドープ合成石英を、合成石英内の光学波長(157
/1.66=94.58nm)の1/4の厚さでコーティ
ングすることにより、各入射面28A,28Bでのレー
ザ光11の反射を小さくすることができる。これによ
り、レーザ光11がブリュースタ角θBよりも大きな入
射角θで入射する入射面28A,28Bに対して、レー
ザ光11の損失が減少するので、レーザ光11の出力が
増加する。
【0039】また、前記超分散エキスパンダプリズム1
9及びエキスパンダブリュースタプリズム26の、第2
入射面28Bにレーザ光11が入射する場合について
は、入射角θはほぼ0゜(<10゜)である。このよう
に、入射角θが0度以上ブリュースタ角θB以下である
場合には、光学部品の屈折率よりも低い屈折率を有する
コーティング材を、コーティング材の中での光学波長の
1/4の厚みでコーティングすると、入射面28A,2
8Bでの表面反射が低減する。このときのコーティング
材としては、屈折率1.46を有し、一般的なコーティ
ング材として広く使用されているフッ化マグネシウム
(MgF2)が好適である。このフッ化マグネシウム
を、フッ化マグネシウム内の光学波長(157/1.4
6=107.53nm)の1/4の厚さでコーティングす
ることにより、表面反射が低減し、レーザ光11の出力
が増加する。
【0040】図10に、フッ化カルシウムにおける、コ
ーティングの有無による反射率の差をグラフで示す。図
10に一点鎖線で示すように、入射角θがブリュースタ
角θB以下の場合には、フッ化マグネシウムをコーティ
ングすることにより、反射率をコーティングしない場合
(点線)のほぼ1/2に低減させることが可能である。
また図10に実線で示すように、入射角θがブリュース
タ角θB以上の場合にはフッ素ドープ合成石英をコーテ
ィングすることにより、反射率をコーティングしない場
合のほぼ1/2に低減させることが可能である。
【0041】即ち、従来の通常の合成石英では、波長1
57nmの光に対する透過率は極めて低かったのに対し、
本発明ではフッ素ドープした合成石英を使用することに
より、これをフッ素レーザに対するコーティング材とし
て用いることが可能となっている。
【0042】以上説明したように、このようなコーティ
ングを施すことにより、入射角θをブリュースタ角θB
にしない場合における入射面28A,28Bでのレーザ
光11の反射がさらに低減され、損失が小さくなってレ
ーザ光11の出力が増大する。また、分散プリズム17
の1個当たりの分散効果を上げてその個数を低減してい
るので、共振器長の短縮化による出力増大と、分散プリ
ズム17内部での吸収低減とにより、さらにレーザ光1
1の出力が増大する。以下の表2に、上記従来技術及び
第1〜第5実施形態に係る分散プリズム17に、フッ素
ドープ及びフッ化マグネシウムのコーティングを施した
場合の組み合わせを示す。このように、コーティングを
施すことにより、レーザ光11の出力がさらに増大して
いる。
【表2】
【0043】尚、本発明はフッ素レーザについて説明し
たが、例えば複数の発振波長からそのうちの1本又は複
数本を分散によって選択して発振させるようなレーザす
べてについて有効である。また、シングルライン化とし
て2本の発振線のうち、1本を選択するものについて説
明したが、これに限られるものではなく、複数の発振波
長からそのうちの1本又は複数本を選択して発振させる
ものを示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】超分散プリズムを示す構成図。
【図2】超分散エキスパンダプリズムを示す構成図。
【図3】エキスパンダブリュースタプリズムを示す構成
図。
【図4】第1〜第3実施形態に係るフッ素レーザ装置の
構造図。
【図5】第1実施形態に係る分散プリズムの構成図。
【図6】第2実施形態に係る分散プリズムの構成図。
【図7】第3実施形態に係る分散プリズムの構成図。
【図8】第4実施形態に係る分散プリズムの構成図。
【図9】第5実施形態に係る分散プリズムの構成図。
【図10】コーティングの有無による反射率の差を示す
グラフ。
【図11】従来技術に係るフッ素レーザ装置の構造図。
【図12】ブリュースタ分散プリズムを示す構成図。
【符号の説明】
1:フッ素レーザ装置、2:レーザチャンバ、6:リア
ミラー、7:フロントウィンドウ、8:フロントミラ
ー、9:リアウィンドウ、11:レーザ光、12:ビー
ムスプリッタ、16:スリット板、17:分散プリズ
ム、18:超分散プリズム、19:超分散エキスパンダ
プリズム、26:エキスパンダブリュースタプリズム、
27:ブリュースタプリズム、28A:第1入射面、2
8B:第2入射面。
フロントページの続き (72)発明者 岩田 泰明 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内 (72)発明者 武久 究 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内 Fターム(参考) 2H042 CA07 CA17 2K009 AA04 BB04 CC01 5F071 AA04 HH05 JJ04 JJ05 JJ08 5F072 AA04 HH05 JJ04 JJ05 JJ13 KK06 KK18 KK26 RR05 SS01 YY06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振器間(6,8)に単数又は複数の分散プ
    リズム(17A〜17C)を配置してレーザ光(11)の波長をシン
    グルライン化するフッ素レーザ装置において、 前記分散プリズム(17A〜17C)のうち少なくとも1つが、
    レーザ光(11)が分散プリズム(17A〜17C)の少なくとも一
    方の入射面(28A,28B)に入射する入射角(θ)がブリュー
    スタ角(θB)より大きい超分散プリズム(18)であること
    を特徴とするフッ素レーザ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフッ素レーザ装置におい
    て、 前記分散プリズム(17A〜17C)のうち少なくとも1個がフ
    ッ化カルシウムからなり、かつその頂角が65.4゜よ
    り大きいことを特徴とするフッ素レーザ装置。
  3. 【請求項3】 共振器間(6,8)に複数の分散プリズム(17
    A〜17C)を配置してレーザ光(11)の波長をシングルライ
    ン化するフッ素レーザ装置において、 少なくとも1つの分散プリズム(17A〜17C)が、レーザチ
    ャンバ(2)から遠い側の第2入射面(28B)から出射する出
    射レーザ光(11)のビーム幅をレーザチャンバ(2)側の第
    1入射面(28A)に入射する入射レーザ光(11)よりも拡げ
    るエキスパンダプリズム(19,26)であり、 かつエキスパンダプリズム(19,26)よりもレーザチャン
    バ(2)から遠い側に、少なくとも1つ以上の分散プリズ
    ム(17A〜17C)を配置することを特徴とするフッ素レーザ
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のフッ素レーザ装置におい
    て、 前記エキスパンダプリズム(19,26)のうち少なくとも1
    つが、レーザチャンバ(2)側の第1入射面(28A)に対する
    レーザ光(11)の入射角(θ)がブリュースタ角(θB)より
    も大きい超分散エキスパンダプリズム(19)であることを
    特徴とするフッ素レーザ装置。
  5. 【請求項5】 共振器間(6,8)に複数の分散プリズム(17
    A〜17C)を配置してレーザ光(11)の波長をシングルライ
    ン化するフッ素レーザ装置において、 前記分散プリズム(17A〜17C)のうち少なくとも2つが、
    レーザ光(11)が分散プリズム(17A〜17C)の少なくとも一
    方の入射面(28A,28B)に入射する入射角(θ)がブリュー
    スタ角(θB)より大きい超分散プリズム(18)であり、 かつこれら超分散プリズム(18)のうち、レーザチャンバ
    (2)に近い側の第1分散プリズム(17A)の入射面(28A,28
    B)に対する入射角(θ)が、レーザチャンバ(2)から遠い
    側の第2分散プリズム(17B)の入射面(28A,28B)に対する
    入射角(θ)よりも大きいことを特徴とするフッ素レーザ
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のフッ素
    レーザ装置において、 フッ化カルシウムで形成された分散プリズム(17A〜17C)
    の入射面(28A,28B)のうち、レーザ光(11)をブリュース
    タ角(θB)よりも大きな入射角(θ)で入射させる入射面
    (28A,28B)にフッ素ドープした合成石英をコーティング
    することを特徴とするフッ素レーザ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006049839A (ja) * 2004-07-06 2006-02-16 Komatsu Ltd 高出力ガスレーザ装置
JP2011081405A (ja) * 2004-08-31 2011-04-21 Corning Inc 金属フッ化物エキシマ光学素子の表面形成の改良
JP2017143308A (ja) * 2017-05-15 2017-08-17 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー ビーム反転モジュールおよびそのようなビーム反転モジュールを有する光パワー増幅器
US10777958B2 (en) 2013-02-08 2020-09-15 Carl Zeiss Smt Gmbh Beam reverser module and optical power amplifier having such a beam reverser module

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