JP2002016304A - 不安定型共振器 - Google Patents

不安定型共振器

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JP2002016304A JP2000195127A JP2000195127A JP2002016304A JP 2002016304 A JP2002016304 A JP 2002016304A JP 2000195127 A JP2000195127 A JP 2000195127A JP 2000195127 A JP2000195127 A JP 2000195127A JP 2002016304 A JP2002016304 A JP 2002016304A
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Tetsuya Ikeda
哲哉 池田
Akio Higuchi
秋雄 樋口
Tomoyuki Mori
知之 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザ媒質を形成する気体の流れ方向の下流部
分の出力を高めて、レーザ出力及びビーム品質を向上さ
せる不安定型共振器を提供すること。 【解決手段】レーザ媒質(6)を形成する気体の流れ方
向に対してレーザ光の光軸がほぼ直交するよう凹面鏡
(2)、折返しミラー(51,52)、凸面鏡(3)、
及び出力鏡(4)を設けた不安定型共振器において、前
記凹面鏡(2)は、前記光軸に対する前記気体の流れ方
向の下流部分の曲率半径が上流部分の曲率半径より小さ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属、セラミック
ス等の切断や溶接に使用する高出力レーザ発振器に適用
され、光共振器の内部のレーザ媒質を形成するガス等に
流れがある不安定型共振器に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光を取出す役割を有する光共振器
は大きく分けて安定型共振器と不安定型共振器の2種が
ある。安定型共振器は凹面鏡と部分透過平面ミラーで構
成され、比較的大口径で高出力が得られやすい。しか
し、高出力化させた場合、ミラー径が大きいために、複
数の横モードが発生する。したがって、レーザビームが
発散する等、ビーム品質が低下し、加工や長距離伝送に
使用できない問題がある。従来では、この問題を改善す
るために、ビーム径が大きくとれて高出力が得られやす
い不安定型共振器が使用されつつある。
【0003】図8は、従来の不安定型共振器を用いるレ
ーザ光の発生方法を説明するための図である。現在使用
されている不安定型共振器を構成する凹面鏡及び凸面鏡
の拡大率(ミラー径比)、曲率及び焦点距離の関係はSi
egmann等の文献により公知である(Siegmann, Lasers,
1971)。ここでは代表的な正分岐型共焦点不安定型共振
器について説明する。
【0004】この共振器の構成は、図8に示すように凹
面鏡(ミラー)81と凸面鏡(ミラー)82を共焦点に
配置する。拡大率Mは、ミラー径の比(または曲率半径
の比)によって決まる。ミラー間距離はレーザ媒質長を
考慮して決められ、それぞれの曲率半径(R1,R2)
はミラー間距離(L)と拡大率(M)を用いて次式で求
まる。
【0005】 R1(凹)=2ML/(M−1) R2(凸)=−2L/(M−1) M=D2/D1 レーザ光は、凸面鏡82直前の出力鏡(カプラ)で取り
出す。多くの大出力レーザの場合、レーザ媒質の利得領
域がガス流れの下流部分に分布するため、下流の利得を
使用するために、レーザ光を平面鏡で折り返して下流部
分で往復させることで利得長を長く確保している。従来
では、このような方式の不安定型共振器により、回折限
界に近いビームが取出されると思われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の不安定
型共振器には、以下の問題がある。
【0007】(1)通常のガスレーザ発振器には、共振器
中にガス流れが存在する。ガス流れがある場合、レーザ
媒質の利得は下流になるにつれて低下する。したがっ
て、共振器内のガス密度、温度及びそれによって決定さ
れる利得分布は不均一である。しかし、共振器を構成す
る2つのミラーの曲率半径は一定であるため、ガス流れ
の影響によるレーザ媒質の利得分布の低下や分布の変化
等の影響を受けて性能が低下する欠点がある。
【0008】(2)不安定型共振器から取り出されたレー
ザ光の出力が最大になるように、光軸を調整する必要が
ある。光軸等の光学系はレーザ出力値で調整するため、
ガス流れ上流部からの出力が強い不均一分布となりやす
い欠点がある。
【0009】(3)凹凸面鏡のミラー径の比(拡大率)が
大きいとレーザ媒質を有効に利用できないため、大きな
レーザ出力が得られない欠点がある。
【0010】(4)ガス流れにより生じたガス温度の分布
等やミラーの曲率半径の関係で決まる共振器ミラー間で
形成される定在波の回折損失が大きくなり、レーザ出力
を高められない欠点がある。
【0011】本発明の目的は、レーザ媒質を形成する気
体の流れ方向の下流部分の出力を高めて、レーザ出力及
びビーム品質を向上させる不安定型共振器を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の不安定型共振器は以下の如く
構成されている。
【0013】(1)本発明の不安定型共振器は、レーザ
媒質を形成する気体の流れ方向に対してレーザ光の光軸
がほぼ直交するよう凹面鏡、折返しミラー、凸面鏡、及
び出力鏡を設けた不安定型共振器において、前記凹面鏡
は、前記光軸に対する前記気体の流れ方向の下流部分の
曲率半径が上流部分の曲率半径より小さい。
【0014】(2)本発明の不安定型共振器は上記
(1)に記載の共振器であり、かつ前記凹面鏡は、前記
上流部分の曲率半径が共焦点型ミラーの曲率半径であ
る。
【0015】(3)本発明の不安定型共振器は上記
(1)または(2)に記載の共振器であり、かつ前記凸
面鏡は、前記光軸に対する前記気体の流れ方向の下流部
分の曲率半径が上流部分の曲率半径より大きい。
【0016】(4)本発明の不安定型共振器は上記
(1)乃至(3)のいずれかに記載の共振器であり、か
つ前記折返しミラーは曲率を有する。
【0017】(5)本発明の不安定型共振器は上記
(4)に記載の共振器であり、かつ前記折返しミラー
は、その曲率半径が共焦点型ミラーの曲率半径より大き
い。
【0018】(6)本発明の不安定型共振器は上記
(1)乃至(5)のいずれかに記載の共振器であり、か
つ前記光軸に対する前記気体の流れ方向の下流部分に不
安定型共振器を併設した。
【0019】(7)本発明の不安定型共振器は上記
(6)に記載の共振器であり、かつ前記不安定型共振器
内に設置する折返しミラーのうち、少なくとも一つが曲
率を有する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の不安定型共振器によるレ
ーザ光の発生方法についての実施の形態を図1から図7
を参照して説明する。ここでは、レーザ光として、CO
2ガスダイナミックレーザを用い、不安定型共振器中の
ガス流れによって形成されるレーザ媒質の利得長が35
cmである例を示す。
【0021】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る不安定型共振器の基本構成を示す
図である。
【0022】本第1の実施の形態のCO2ガスダイナミ
ックレーザは、燃料ガス(ベンゼン、N2O、H2)を燃
焼させることによって、レーザガス(CO2, N2, H2
Oの混合ガス)を得る(燃焼圧力:約50気圧、燃焼温
度:約2000K)。
【0023】図1に示すように、本共振器では、燃焼ガ
スを共振器上流に設置した超音速ノズル1から約マッハ
6で噴出、断熱膨張させ、CO2分子のエネルギー準位
の反転分布を形成させることによって、レーザ発振利得
が高いレーザ媒質を得る(圧力50Torr)。光共振器は
凹面鏡2、凸面鏡3、出力鏡4、及び平面鏡(折返しミ
ラー)51,52で構成される。図1に示すように、レ
ーザガスは共振器の光軸すなわちレーザ光の光軸にほぼ
直交する方向に流れるため、発振利得のあるレーザ媒質
6はガス流れ方向に分布している。通常、発振利得の値
は上流ほど高い値を示すことが知られている。
【0024】図2は、本第1の実施の形態で使用する不
安定型共振器の構成を示す図である。図2において図1
と同一な部分には同符号を付してある。この構成では、
光軸pに対して上流側半面は従来の共焦点型のミラー構
成と同じものとした。ミラー仕様は、凹面鏡2の直径
(D2):70mm、凹面鏡2の曲率半径(R1):2
4.2m、凸面鏡3の直径(D1):53.8mm、凸
面鏡3の曲率半径(R2):18.6m、ミラー間距離
(L):2.8m、折り返しミラー:2枚(平面鏡)、
拡大率(M):1.3である。
【0025】本第1の実施の形態の試験では、上記共振
器の構成においてレーザ出力及びパワー分布を計測し
た。表1に示すように、光軸下流半面では、凹面鏡及び
凸面鏡の曲率半径を小さくした。この試験で得られるレ
ーザ出力及び出力分布を、表1及び図3に示す。図3及
び表1から分かるように、レーザ出力の値は下流凹面鏡
曲率半径が小さくなるほど、出力が増加する結果が得ら
れた。一方、レーザ出力の上流と下流の強度比も表1に
示す。この表1から分かるように、下流曲率半径を流れ
方向に応じて最適化することで、出力分布の不均一性を
改善できた。
【0026】
【表1】
【0027】本第1の実施の形態によれば、不安定型共
振器を構成する凹面鏡のうち、ガス流れ下流部分のミラ
ー曲率を共焦点系で決定される曲率半径よりも小さくす
ることによって、本来、共振器内で形成される定在波が
回折することによって損失となる光を対向するミラーに
集光させ、回折させずにレーザ光として有効利用させる
ことができる。したがって、凹面鏡の曲率を小さくする
ことによって、レーザ出力を増加させる効果がある。
【0028】(第2の実施の形態)図4は、本第2の実
施の形態で使用する不安定型共振器の構成を示す図であ
る。図4において図2と同一な部分には同符号を付して
ある。ミラー仕様は、凹面鏡2の直径(D2):70m
m、凹面鏡2の曲率半径(R1):24.2m、凸面鏡
3の直径(D1):53.8mm、凸面鏡3の曲率半径
(R2):18.6m、ミラー間距離(L):2.8
m、折り返しミラー:2枚(平面鏡)、拡大率(M):
1.3である。
【0029】本第2の実施の形態の試験では、光軸下流
半面では、凸面鏡の曲率半径を表2に示すように変化さ
せた。この試験で得られるレーザ出力及び出力分布を、
表2及び図5に示す。図5及び表2から分かるように、
レーザ出力の値は下流凸面鏡曲率半径が大きくなるほ
ど、出力が増加する結果が得られた。一方、レーザ出力
の上流と下流の強度比も表2に示す。この表2から分か
るように、下流曲率半径を流れ方向に対して差をつける
ことで、出力分布の不均一性を改善できた。
【0030】
【表2】
【0031】第1の実施の形態では、出力するレーザ光
のモードはとくに言及しないが、ビーム品質が高いTE
M00モード(Transvers Electro Magnetic:光軸中心
にピークをもつ分布)を出力させる場合には、本第2の
実施の形態が有効である。不安定型共振器を構成する凹
面鏡のうち、ガス流れの下流部分のミラー曲率を共焦点
系で決定される曲率半径よりも小さくすることによっ
て、共振器内で形成される基本モードのTEM00がミ
ラー間に存在するレーザ媒質を有効利用することができ
る。したがって、凹面鏡の曲率を小さくすることによっ
て、高品質でレーザ出力を増加させる効果がある。
【0032】(第3の実施の形態)図6は、本第3の実
施の形態で使用する不安定型共振器の構成を示す図であ
る。図6において図2,図4と同一な部分には同符号を
付してある。ミラー仕様は、凹面鏡2の直径(D2):
70mm、凹面鏡2の曲率半径(R1):24.2m、
凸面鏡3の直径(D1):53.8mm、凸面鏡3の曲
率半径(R2):18.6m、ミラー間距離(L):
2.8m、折り返しミラー: 2枚(凹面鏡)である。
この図で、折り返しミラーは図1に示すようにガス流れ
下流のレーザ利得媒質を有効利用するために設置したも
のであるが、図6では説明の都合上、同一直線上にミラ
ーを配置した。
【0033】本第3の実施の形態の試験では、折返しミ
ラーにいずれも凹面鏡を用い、その曲率半径を表1に示
すように変化させた。この試験で得られるレーザ出力及
びレーザ出力分布を表3に示す。
【0034】
【表3】
【0035】すなわち本第3の実施の形態では、不安定
型共振器を構成する凹面鏡と凸面鏡のミラー間に形成さ
れる定在波がガス流れの下流に存在するレーザ利得媒質
を有効利用するために、折り返しミラーとして従来の平
面鏡に代わり、凹面鏡を用いた。
【0036】従来のレーザ共振器では、ミラー間距離を
長く設定すると、共振器内で形成される定在波の回折損
失が飛躍的に増大する。そこで、回折によって広がる光
を折返すミラーを凹面鏡とすることで、集光した光とし
て共振器内部に戻すことができる。すなわち、回折によ
って損失となるレーザ光を回折させずにレーザ光として
有効利用することができる。
【0037】したがって、折返しミラーを凹面鏡にする
ことによってレーザ出力を増加させる効果がある。さら
に、折返しミラーの曲率半径を共焦点型のミラーの曲率
半径より大きくすることにより、レーザ出力及びビーム
品質をより一層向上させることができる。また、この効
果を期待すれば、放電等によってレーザ媒質の温度が上
昇し、レーザ媒質の屈折率変化等による熱レンズ効果等
により定在波が逆に光軸方向に偏るようであれば、その
効果を見込んで折返しミラーを凸面鏡にしても同様の効
果が得られる。
【0038】(第4の実施の形態)図7は、本第4の実
施の形態で使用する不安定型共振器の構成を示す図であ
る。図7おいて図2,図4,図6と同一な部分には同符
号を付してある。この構成では、光軸pに対して上流側
半面は、従来の共焦点型のミラー構成と同じものとし
た。ミラー仕様は、凹面鏡21の直径:70mm、凹面
鏡21の曲率半径:24.2m、凸面鏡31の直径:5
3.8mm、凸面鏡31の曲率半径:18.6m、ミラ
ー間距離:2.8mである。
【0039】本第4の実施の形態ではさらに、下流に共
振系を併設した。ミラー仕様は、凹面鏡22の直径:1
00mm、凹面鏡22の曲率半径:54.2m、凸面鏡
32の直径:100mm、凸面鏡32の曲率半径:1
0.5mである。また、光軸下流半面では、凹面鏡22
及び凸面鏡32の曲率半径を表1に示すように変化させ
た。この実験で得られるレーザ出力及び出力分布(レー
ザ発振効率)を表4に示す。
【0040】
【表4】
【0041】本第4の実施の形態によれば、不安定型共
振器の内部にガス流れがある場合、上流に設置した共振
器のみでは、利得媒質中でエネルギー準位の反転分布を
形成した光エネルギーをすべて有効利用することはでき
ない。しかし、一般に利得が高いのはガス流れの上流な
ので、上流側にビーム品質が高い共振器を設置し、下流
側に、ビーム品質は劣るが利得領域を広くとるために共
振器径を大きくした、もう1つの共振器を設置した。こ
の設置の際、レーザ光の取出しは共通とした。
【0042】この併設型共振器では、ビームの品質は利
得が高い上流の共振器の性能で決まるため、高品質で高
出力のレーザ光が得られる。
【0043】なお、本発明は上記各実施の形態のみに限
定されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施で
きる。例えば、燃焼ガスの代わりに放電プラズマを用い
ることもできる。また、ガスダイナミックレーザの代わ
りに放電励起型レーザを用いることもできる。
【0044】さらに、上記各実施の形態には種々の段階
の発明が含まれており、開示される複数の構成要件にお
ける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得
る。例えば、各実施の形態に示される全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果の少なくとも一つが得られる場合に
は、この構成要件が削除された構成が発明として抽出さ
れ得る。
【0045】
【発明の効果】本発明の不安定型共振器によれば、光軸
に対してレーザ媒質を形成する気体の流れ方向の下流部
分の凹面鏡曲率を小さくすることで、利得が低くなる前
記下流部分の出力を高めて、レーザ出力及びビーム品質
を向上させることができる。
【0046】本発明の不安定型共振器によれば、下流部
分の凹面鏡曲率を共焦点型ミラーの曲率半径と比較して
小さくすることができる。
【0047】本発明の不安定型共振器によれば、前記気
体の流れ方向の下流部分の利得が低下したレーザ媒質に
対して、その部分を通過する共振器内の定在波を反射す
る凸面鏡の曲率半径を大きくすることにより、レーザ出
力及びビーム品質を向上させることができる。
【0048】本発明の不安定型共振器によれば、折返し
ミラーに曲率をつけることにより、レーザ出力及びビー
ム品質を向上させることができる。
【0049】本発明の不安定型共振器によれば、折返し
ミラーの曲率半径を共焦点型ミラーの曲率半径より大き
くすることにより、レーザ出力及びビーム品質をより一
層向上させることができる。
【0050】本発明の不安定型共振器によれば、レーザ
媒質の利得が低い前記気体の流れ方向の下流部分に、新
たに不安定型共振器を設置することにより、レーザ出力
を向上させることができる。
【0051】本発明の不安定型共振器によれば、内部に
設置する折返しミラーの少なくとも一つに曲率をつける
ことで、前記下流部分の利得を有効に使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る不安定型共振
器の基本構成を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態で使用する不安定型
共振器の構成を示す図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る出力分布を示
す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態で使用する不安定型
共振器の構成を示す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る出力分布を示
す図。
【図6】本発明の第3の実施の形態で使用する不安定型
共振器の構成を示す図。
【図7】本発明の第4の実施の形態で使用する不安定型
共振器の構成を示す図。
【図8】従来例に係る不安定型共振器を用いるレーザ光
の発生方法を説明するための図。
【符号の説明】
1…超音速ノズル 2…凹面鏡 3…凸面鏡 4…出力鏡 51,52…平面鏡 6…レーザ媒質 21…凹面鏡 22…凹面鏡 31…凸面鏡 32…凸面鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 知之 愛知県小牧市大字東田中1200番地 三菱重 工業株式会社名古屋誘導推進システム製作 所内 Fターム(参考) 5F071 AA05 DD05 EE04 JJ04 5F072 AA05 JJ04 KK04 KK05 KK06 YY06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ媒質を形成する気体の流れ方向に対
    してレーザ光の光軸がほぼ直交するよう凹面鏡、折返し
    ミラー、凸面鏡、及び出力鏡を設けた不安定型共振器に
    おいて、 前記凹面鏡は、前記光軸に対する前記気体の流れ方向の
    下流部分の曲率半径が上流部分の曲率半径より小さいこ
    とを特徴とする不安定型共振器。
  2. 【請求項2】前記凹面鏡は、前記上流部分の曲率半径が
    共焦点型ミラーの曲率半径であることを特徴とする請求
    項1に記載の不安定型共振器。
  3. 【請求項3】前記凸面鏡は、前記光軸に対する前記気体
    の流れ方向の下流部分の曲率半径が上流部分の曲率半径
    より大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の
    不安定型共振器。
  4. 【請求項4】前記折返しミラーは曲率を有することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の不安定型共
    振器。
  5. 【請求項5】前記折返しミラーは、その曲率半径が共焦
    点型ミラーの曲率半径より大きいことを特徴とする請求
    項4に記載の不安定型共振器。
  6. 【請求項6】前記光軸に対する前記気体の流れ方向の下
    流部分に不安定型共振器を併設したことを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載の不安定型共振器。
  7. 【請求項7】前記不安定型共振器内に設置する折返しミ
    ラーのうち、少なくとも一つが曲率を有することを特徴
    とする請求項6に記載の不安定型共振器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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