JP2001326308A - スカイブ放熱部材 - Google Patents

スカイブ放熱部材

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JP2001326308A
JP2001326308A JP2000142454A JP2000142454A JP2001326308A JP 2001326308 A JP2001326308 A JP 2001326308A JP 2000142454 A JP2000142454 A JP 2000142454A JP 2000142454 A JP2000142454 A JP 2000142454A JP 2001326308 A JP2001326308 A JP 2001326308A
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heat
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copper alloy
weight
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Yuichiro Asano
祐一郎 浅野
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A&A Kenkyusho KK
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A & A Kenkyusho Kk
A&A Kenkyusho KK
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F3/00Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
    • F28F3/02Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
    • F28F3/04Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being integral with the element
    • F28F3/048Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being integral with the element in the form of ribs integral with the element or local variations in thickness of the element, e.g. grooves, microchannels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J5/00Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor
    • B21J5/06Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor for performing particular operations
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた放熱効率を有するとともに、良好なス
カイブフィン形状を有する安価なスカイブ放熱部材を提
供する。 【解決手段】 0.1 〜2重量%の鉄、0.05〜0.5 重量%
のリン、及び残部実質的に銅及び不可避的不純物からな
る銅合金製からなり、基材のスカイブ加工により一体的
に形成された複数のフィンを有する放熱部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子等の温
度上昇を抑えるヒートシンク等に使用するのに好適なス
カイブ放熱部材に関する。
【0002】
【従来技術】メインフレームコンピュータ、UNIX
(登録商標)、パソコン等の各種のコンピュータに使用
されるCPU や、パワートランジスタ、サイリスタ等は発
熱するので、温度上昇を抑えるためのヒートシンクを取
り付ける必要がある。特にUNIXやパソコンはオフィ
スで広く使用されているが、作動周波数の向上にともっ
なって発熱が著しくなってきた。そのため、CPU にヒー
トシンクを取り付けるとともに、ファンにより強制的な
冷却を行っている。
【0003】このようなヒートシンクとしては現在アル
ミニウムの押出し成形品が一般的に使用されている。こ
の例を図6に示す。ヒートシンク1には多数のフィン2
が一体的に形成されている。アルミニウムの押出し成形
品は製造が容易であるので、安価であるという利点を有
するが、フィンを薄くして数を増やすのに限界がある。
そのためアルミニウムの押出し成形品からなるヒートシ
ンクでは放熱効率に限界がある。
【0004】放熱効率を向上させるために、アルミニウ
ムの一体押出し成形品の代わりに、銅とアルミニウムと
の複合押出し成形品からなる放熱部材も提案されてい
る。銅層側は伝熱層(スプレッダー)と呼ばれ、アルミ
ニウム層は放熱層(フィン)と呼ばれ、そこに放熱フィ
ンが一体的に設けられている。しかしながら、このよう
な複合放熱部材は、放熱効率に一定の向上が認められる
ものの、フィン自体はアルミニウム製であるので放熱効
率に限界があり、その上構造が複雑であるために、コス
トが高くなるという欠点がある。
【0005】ところで、多数の薄い放熱フィンを設ける
方法としてスカイブ法が古くから知られている(例えば
特公昭53-10297号)。スカイブ法とは、基材の表面を切
削工具により微小なピッチで薄く切削する工程を繰り返
すことにより、多数の薄いフィンを基材に一体的に形成
する方法である。スカイブ法では、厚さ1mm以下のフィ
ンでも作製可能である。
【0006】スカイブ法の上記利点に着目し、最近では
スカイブ加工によるCPU 用のヒートシンクが提案され、
使用されるようになってきた。スカイブ加工による切削
性を考慮して、基材としてはアルミニウムが使用されて
いる。スカイブ放熱部材の形状は図3に示すものと同じ
である。スカイブ放熱部材1の基材3には多数のスカイ
ブフィン2が一体的に形成されている。スカイブフィン
2は切削工具による切削性を考慮して、湾曲形状をして
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CPU 速
度がさらに向上すると、アルミニウム製スカイブフィン
でも放熱効率が不十分になる恐れがあることが分かっ
た。そのため、次世代のCPU 用のヒートシンクに使用可
能なように、さらに放熱効率が向上した放熱部材が望ま
れている。
【0008】アルミニウムより伝熱性に優れた汎用の金
属材料として銅が挙げられる。そこで純銅製基材に対し
てスカイブ加工を行ったところ、図7に示すように、ス
カイブフィン2は湾曲が著しく、丸まってしまうことが
分かった。これから、単にスカイブ加工用基材の材質を
アルミニウムから銅に転換しただけでは、良好なスカイ
ブフィンを有する放熱部材が得られないことが分かる。
【0009】銅は優れた放熱効率を有するにもかかわら
ず、加工性に劣るので、伝熱層(スプレッダー)に銅を
使用し、それに一体的に積層した放熱層(フィン)にア
ルミニウムを使用する構造のスカイブ放熱部材が提案さ
れた。スカイブフィンはアルミニウム層のみに形成され
ている。しかしながら、この構造のスカイブ放熱部材で
も、フィン自体はアルミニウム製であるので、用途によ
っては放熱効率が不十分であることが分かった。
【0010】従って本発明の目的は、優れた放熱効率を
有するとともに、良好なスカイブフィン形状を有する安
価なスカイブ放熱部材を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者は、スカイブ加工すべき基材を所定量
の鉄及びリンを含有する銅合金により形成すると、優れ
た放熱効率を有するとともに、スカイブ加工により所望
形状のフィンを有する放熱部材が得られることを発見
し、本発明を完成した。
【0012】すなわち、本発明の放熱部材は、0.1 〜2
重量%の鉄、0.05〜0.5 重量%のリン、及び残部実質的
に銅及び不可避的不純物からなる銅合金からなり、基材
のスカイブ加工により一体的に形成された複数のフィン
を有することを特徴とする。
【0013】放熱部材用銅合金はさらに1重量%以下の
マグネシウムを含有するのが好ましい。放熱部材用銅合
金の好ましい組成は、0.3 〜1.5 重量%の鉄、0.1 〜0.
5 重量%のリン及び0.5 重量%以下のマグネシウムを含
有するものである。
【0014】本発明の放熱部材のフィンは一般に湾曲状
であるが、スカイブ加工後にフィンに直立加工を施し
て、実質的に湾曲していないようにするのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】[1] 放熱部材 (1) 材質 放熱効率に関する限り、純銅が最も好ましい。しかしな
がら、純銅をスカイブ加工するとフィンが著しく湾曲
(カール)する(スカイブ性が劣る)ので、純銅により
スカイブ放熱部材を形成することができない。そのた
め、放熱部材用銅合金の組成を、0.1 〜2重量%の鉄、
0.05〜0.5 重量%のリン、及び残部実質的に銅及び不可
避的不純物からなるものとする。
【0016】鉄は銅に固溶し、機械的強度を向上させる
とともに、銅合金の切削片が切断したり大きく湾曲した
りすることなくフィンとなる性質(スカイブ性)を改善
する作用を有する。鉄が固溶すると銅の放熱効率が低下
するが、熱処理すると主にリンとの化合物の状態で析出
し、放熱効率が向上する。リンも同様に銅に固溶し、機
械的強度を向上させるとともに、マトリックスを硬化さ
せてスカイブ性を向上させる作用を有する。
【0017】銅の含有量が0.1 重量%未満であると、ス
カイブ性が劣る。また鉄の含有量が2重量%を超える
と、銅合金が脆化しスカイブフィンが破損する恐れがあ
るのみならず、放熱効率も低下する。鉄の好ましい含有
量は0.3 〜1.5 重量%である。またリンの含有量が0.05
重量%未満であると、スカイブ性が不十分であり、また
0.5 重量%を超えると銅合金の放熱効率及び機械的強度
が低下する。リンの好ましい含有量は0.1 〜0.5 重量%
である。鉄及びリンは銅合金マトリックス中において析
出相を形成するので、鉄/リンは約2〜4であるのが好
ましい。
【0018】銅合金はさらに1重量%以下のマグネシウ
ムを含有するのが好ましい。1重量%以下のマグネシウ
ムを含有することにより、銅マトリックスに固溶したマ
グネシウムによりスカイブ性が向上する。マグネシウム
の好ましい含有量は0.5 重量%以下、特に0.01〜0.3 重
量%である。
【0019】銅合金は、放熱効率及びスカイブ性を劣化
させない範囲内で、Zn、Pb、Sn、Ni、Si、A
g、Cr、Zr、Ti、Co、Al及びMn等の添加元
素を含有しても良い。各添加元素の含有量は0.5 重量%
以下であるのが好ましい。
【0020】本発明の銅合金び各種のアルミニウム材料
の100 ℃における熱伝導率は下記表1に示す通りであ
る。表1から、本発明に使用する銅合金は純アルミニウ
ム及びアルミニウム合金に対して優れた熱伝導率を有す
ることが分かる。
【0021】
【0022】(2) 製造方法 本発明の放熱部材は、まず銅合金の基材を作製し、それ
にスカイブ加工を施すことにより製造する。銅合金基材
は一般に偏平な押出し成形材であり、中実でも中空状で
も良い。銅合金基材は良好なスカイブ性を有すべきであ
るので、鉄及びリンが十分にマトリックス中に固溶して
いるように、必要に応じて熱処理を施すのが好ましい。
熱処理条件は一般的な溶体化熱処理条件で良い。
【0023】図1及び図2は忠実の板状銅合金基材に対
してスカイブ加工を施す様子を示す。まず連続する銅合
金基材3をスカイブ加工装置にセットするとともに、把
持具(図示せず)により固定する。銅合金基材3の表面
には予め傾斜部3aがあるが、傾斜部3aの長さLはフ
ィン2の長さに所定の係数n(1未満)を掛けた値に相
当する。把持具は、銅合金基材3をスカイブ加工中は閉
じているが、加工後に開放して一定のピッチだけ銅合金
基材3を前進させた後、閉じるようになっている。
【0024】図2に示すように、銅合金基材3の表面
で、傾斜部3aより僅かに手前側の位置に切削工具4を
当接する。切削工具4は鋭利な切り刃部4aと、フィン
2と同じに湾曲した逃げ面4bとを有する。切削工具4
は傾斜部3aと平行に一定のストロークで前後動するよ
うになっている。
【0025】切削工具4が前進すると、切り刃部4aが
銅合金基材3に食い込んで、一定の厚さに基材3を切り
出す。切り出された基材片2aは、切削工具4が前進を
完了した段階でほぼ長さL×nのフィン2となる。フィ
ン2を形成し終わると、把持具は開放し、銅合金基材3
は一定のピッチだけ前進するとともに、切削工具4は新
たにできた傾斜部3aより僅かに手前側の位置まで後退
する。次いで把持具は閉鎖して銅合金基材3を再度固定
し、次のスカイブ加工を行う。このようにしてスカイブ
フィン2は連続的に形成され、図3に示すような形状の
スカイブ放熱部材が得られる。
【0026】本発明の銅合金はスカイブ性が良好である
ので、切断やカール等の欠陥を生じることなく、一定厚
さのフィン2が得られる。形成されたフィン2は十分な
機械的強度及び剛性を有するので、多少の外力では変形
することがなく、ハンドリング性が良好である。
【0027】切削工具4の鋭利な切り刃部4aにより形
成されたスカイブフィン2は、先端が鋭利になっている
のみならず、多少不揃いになっている恐れもあるので、
適当な回転式カッターにより切り揃えるのが好ましい。
また放熱効率を向上させる目的で、鉄/リンの析出用熱
処理を施しても良い。析出用熱処理温度は400 〜600℃
程度で良い。熱処理により、スカイブ加工時に使用した
切削液を完全に除去することができる。
【0028】このようにして得られたスカイブ放熱部材
1に対して、腐食防止用にニッケル又はクロムのメッキ
を施すのが好ましい。
【0029】(2) スカイブフィンの直立 スカイブ加工を容易にするために切削工具4は湾曲した
逃げ面4bを有するので、逃げ面4bに沿って伸びるフ
ィン2も湾曲形状を有する。ほとんどの場合にはフィン
2が湾曲していても、十分な放熱効率を発揮するが、よ
り高い放熱効率を所望する場合には、フィン2を直立さ
せるのが好ましい。なおスカイブ加工によりフィン2は
加工硬化しているので、直立加工する前に焼鈍用熱処理
を施すのが好ましい。
【0030】フィン2の直立には例えば図4に示す方法
を使用する。まず湾曲状に形成されたスカイブフィン2
を有する放熱部材(図(a) 参照)に対して、各スカイブ
フィン2の間に平坦な金属板10を挿入する(図(b) 参
照)。両金属板10で各スカイブフィン2を挟みながら、
各スカイブフィン2を順次根元から傾斜させる(図(c)
〜(e) 参照)。全てのスカイブフィン2を傾斜させた
ら、次にスカイブフィン2直立の状態まで戻す(図(f)
参照)。最後に金属板10を取り外すことにより、ほぼ直
立したスカイブフィン2を有するスカイブ放熱部材が得
られる(図(g) 参照)。スカイブフィン2の湾曲度によ
っては金属板10を上から挿入できないことがある。その
ような場合には、金属板10をスカイブフィン2の列の横
から挿入すれば良い。
【0031】[2] 放熱器 図5は本発明のスカイブ放熱部材1を組み込んだ放熱器
(ヒートシンク)の一例を示す。ファン12はその固定用
ハウジング13に一体的に取り付けられており、ハウジン
グ13はスカイブ放熱部材1の基材3に固定されるように
なっている。ファン12はフィン2の僅か上方に位置し、
矢印の方向に送風するので、フィン2は強制的に冷却さ
れる。基材3の底面には、CPU 等の半導体素子14が固着
されている。
【0032】
【実施例】本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。
【0033】実施例1 下記表2に示す銅合金からなる基材に対して、スカイブ
加工を行い、スカイブ性を評価した。基材は11mm×60mm
の連続条板であり、スカイブフィンの長さは12mmで、厚
さは0.2 mmであった。結果を表2に示す。
【0034】表2 試験 添加元素(重量%) スカイNo. リン ブ性(1) * 0.0 0.0 × 2 0.1 0.03 × 3 0.2 0.5 ○ 4 0.3 0.0 △ 5 0.3 0.1 ○ 6 0.3 0.5 ○ 7 0.8 0.2 ○ 8 1.0 0.0 ○ 9 1.5 0.5 ○ 10 1.8 0.5 ○ 注:(1) スカイブ性の評価基準 ○:破断及びカールなしにスカイブ加工できた。 △:スカイブ加工中破断及び/又はカールが起こるフィ
ンがあった。 ×:スカイブ加工中破断及び/又はカールが起きた。 *純銅。
【0035】実施例2 図5に示す放熱器に各種の放熱部材を組み込み、熱抵抗
(1Wの放熱をするのに必要な温度差)を測定すること
により、放熱効率を評価した。測定結果を表3に示す。
【0036】A:本発明の銅合金(鉄0.8 重量%、リン
0.2 重量%、マグネシウム0.1 重量%含有、残部実質的
に銅及び不可避的不純物)からなり、スカイブフィンの
直立加工ないスカイブ放熱部材。 B:Aと同じ組成の銅合金からなり、スカイブフィンの
直立加工があるスカイブ放熱部材。 C:アルミニウム(A6063S-T5 )製のスカイブ放熱部
材。 D:アルミニウム(A6063S-T5 )製の押出し放熱部材。
【0037】 表3 フィンのサイズ(mm) 基材本体の 熱抵抗* 種類 高さ 厚さ 間隔 厚さ(mm) (℃/W) A 20 0.4 5 4 0.70 A 20 0.3 4 4 0.70 A 17 0.2 3 3 0.75 A 17 0.2 2.5 3 0.70 B 20 0.4 5 4 0.65 B 20 0.3 4 4 0.60 C 20 0.2 3 5 1.0 D 25 3.5 6 6 1.15 D 20 3.0 5 5 1.20 注:*熱源(CPU )の温度Tjと外気の温度Taとの差(Tj−Ta)を熱源のワット数 (30W)で割った値。
【0038】表3の結果から、本発明の銅合金製スカイ
ブ放熱部材を使用すると、従来のアルミニウム製スカイ
ブ放熱部材の場合より約30%も熱抵抗が小さくなること
が分かる。これから、本発明のスカイブ放熱部材は優れ
た放熱効率を有することが分かる。
【0039】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の放熱
部材は良好なスカイブ性及び機械的強度を有するのみな
らず、アルミニウムと比較して優れた放熱効率を有する
ので、より厳しい放熱効率が要求される用途に使用可能
である。このような利点を有する本発明の放熱部材は、
各種のコンピュータに使用されるCPU や、パワートラン
ジスタ、サイリスタ等の放熱器に使用するのに好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の放熱部材を製造するために銅合金基
材に切削工具を当接した状態を示す概略断面図である。
【図2】 本発明の放熱部材を製造するために銅合金基
材にスカイブ加工を施している状態を示す概略断面図で
ある。
【図3】 本発明のスカイブ放熱部材の1例を示す斜視
図である。
【図4】 本発明のスカイブ放熱部材のスカイブフィン
に直立加工を施す様子を示す工程図である。
【図5】 本発明のスカイブ放熱部材を組み込んだ放熱
器を示す概略断面図である。
【図6】 アルミニウム製押出し放熱部材を示す斜視図
である。
【図7】 純銅に対してスカイブ加工を施した場合を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1:スカイブ放熱部材 2:スカイブフィン 3:基材 4:切削工具 10:金属板 12:ファン 13:ハウジング 14:CPU

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0.1 〜2重量%の鉄、0.05〜0.5 重量%
    のリン、及び残部実質的に銅及び不可避的不純物からな
    る銅合金製からなり、基材のスカイブ加工により一体的
    に形成された複数のフィンを有することを特徴とする放
    熱部材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の放熱部材において、前
    記銅合金がさらに1重量%以下のマグネシウムを含有す
    ることを特徴とする放熱部材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の放熱部材におい
    て、前記銅合金が0.3〜1.5 重量%の鉄、0.1 〜0.5 重
    量%のリン及び0.5 重量%以下のマグネシウムを含有す
    ることを特徴とする放熱部材。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の放熱部
    材において、前記フィンが実質的に湾曲していないこと
    を特徴とする放熱部材。
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