JP2001326251A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JP2001326251A
JP2001326251A JP2000139961A JP2000139961A JP2001326251A JP 2001326251 A JP2001326251 A JP 2001326251A JP 2000139961 A JP2000139961 A JP 2000139961A JP 2000139961 A JP2000139961 A JP 2000139961A JP 2001326251 A JP2001326251 A JP 2001326251A
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JP
Japan
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semiconductor chip
chip
groove
suction
bonding
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Application number
JP2000139961A
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English (en)
Inventor
Kazunori Higuchi
和範 樋口
Akira Kuroda
明 黒田
Tomiji Suda
富司 須田
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 品種の異なる半導体チップであってもコレッ
トを交換することなく、フリップチップボンディングを
行う。 【解決手段】 フリップチップボンダには、ウエハリン
グセットのピックアップ機構によってピックアップされ
た半導体チップを吸着固定し、該半導体チップをマウン
トヘッド部に搬送するプリヘッド部6が設けられてい
る。プリヘッド部6には、4つの形状がそれぞれ異なる
コレット6a〜6dが円盤状の支持部6eに等間隔で取
り付けられている。半導体チップの品種が異なっても、
その半導体チップの形状に見合ったコレットを選択して
用いることにより、半導体チップの品種変更に伴うコレ
ットの交換を不要にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボンディング時に
おける半導体チップの吸着固定技術に関し、特に、フリ
ップチップボンダにおける異品種の半導体チップのボン
ディングに適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多ピン化やダウンサイジングなどの要求
に応える技術として、たとえば、ベアチップ実装技術の
一種であるフリップチップ方式の半導体装置がある。フ
リップチップは、フリップチップボンダによって半導体
チップの電極部に形成されたはんだバンプなどの金属バ
ンプを、プリント配線基板などの電極部に押しつけて電
気的に接続する、いわゆる、フリップチップボンディン
グが行われている。
【0003】本発明者が検討したところによれば、フリ
ップチップボンダには、フリップヘッド、ならびにマウ
ントツールが設けられており、フリップヘッドによって
ダイシングされた半導体チップを保持するウエハシート
からピックアップされた該半導体チップをマウントツー
ルまで搬送し、マウントツールが半導体チップをプリン
ト配線基板の所定の位置に密着させ、熱、および圧力を
加えてボンディングを行っている。
【0004】なお、この種のボンディング装置について
詳しく述べてある例としては、平成10年7月27日、
株式会社プレスジャーナル発行、月刊Semicond
uctor World編集部(編)、「’99半導体
組立・検査技術」1998年増刊号 第17巻 第9
号、P119〜P123があり、この文献には、フリッ
プチップボンダの構成などが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なフリップチップボンダによるボンディング技術では、
次のような問題点があることが本発明者により見い出さ
れた。
【0006】すなわち、フリップヘッドの先端部には、
半導体チップを吸着保持するコレットが設けられている
が、半導体チップの大きさや形状が品種毎に異なるため
にコレットも半導体チップの品種にあわせて交換しなけ
ればならない。このコレット交換の作業中は、フリップ
チップボンダも停止しなければならず半導体装置の生産
性が低下してしまうと問題がある。
【0007】また、マウントツールも、コレットと同様
に、半導体チップの品種毎に交換しなければならない。
フリップチップボンディングを行うボンディングステー
ジには半導体チップなどを加熱するヒータが設けられて
おり、該マウントツールを交換する際にはヒータの昇
温、降温の時間が必要となる。
【0008】さらに、マウントツールの交換後には、該
マウントツールの平坦度などを調整する調整作業が必要
であり、これらの作業が長時間に及んでしまい、半導体
装置の生産性が大幅に低下してしまうと問題がある。
【0009】また、半導体チップの品種切り替えが多い
場合、コレット、およびマウントツールの部品点数も多
くなり、それらツールの管理や保管場所などの確保など
が困難となる問題もある。
【0010】本発明の目的は、品種の異なる半導体チッ
プであっても、コレット、およびボンディングツールを
交換することなく、フリップチップボンディングを行う
ことのできる半導体製造装置を提供することにある。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0013】すなわち、本発明の半導体製造装置は、半
導体チップを吸着固定する形状の異なる複数のコレット
と、該複数のコレットが等間隔で取り付けられた支持部
材と、該支持部材の中心部を支点としてその支持部材を
回転させる回転機構とを設け、複数のコレットのうち、
ピックアップ機構によってピックアップされた半導体チ
ップの形状に見合ったコレットを用いて半導体チップを
吸着固定し、該半導体チップをフリップチップボンディ
ングするボンディングツールまで搬送するチップ搬送手
段を備えたものである。
【0014】また、本発明の半導体製造装置は、半導体
チップを吸着固定する形状の異なる4つのコレットと、
それら4つのコレットが等間隔で取り付けられた支持部
材と、該支持部材の中心部を支点として、支持部材を回
転させる回転機構とを設け、4つコレットのうち、ピッ
クアップ機構によってピックアップされた半導体チップ
の形状に見合ったコレットを用いて半導体チップを吸着
固定し、半導体チップをフリップチップボンディングす
るボンディングツールまで搬送するチップ搬送手段を備
えたものである。
【0015】さらに、本発明の半導体製造装置は、ルー
プ状の第1溝と、該第1溝よりも大きいループ状の第2
溝と、第1溝の中心部に開口した第1吸着口と、第1溝
の底面部に開口した1つ以上の第2吸着口と、第2溝の
底面部に開口した1つ以上の第3吸着口とが半導体チッ
プを吸着固定する固定面に形成されたボンディング部
と、第1吸着口、第1、第2溝、ならびに第2、第3吸
着口を選択的に真空引きする吸引機構とを設け、チップ
搬送手段により搬送された半導体チップの形状に合わせ
て吸引機構が第1吸着口、第1、第2溝、ならびに第
2、第3吸着口を選択的に真空引きしながら半導体チッ
プを基板にフリップチップボンディングするボンディン
グツールを備えたものである。
【0016】また、本発明の半導体製造装置は、円形状
または四角形状のループした第1溝と、該第1溝よりも
大きい円形状あるいは四角形状のループした第2溝と、
第1溝の中心部に開口した第1吸着口と、第1溝の底面
部に開口した1つ以上の第2吸着口と、第2溝の底面部
に開口した1つ以上の第3吸着口とが半導体チップを吸
着固定する固定面に形成されたボンディング部と、第1
吸着口、第1、第2溝、ならびに第2、第3吸着口を選
択的に真空引きする吸引機構とを設け、チップ搬送手段
により搬送された半導体チップの形状に合わせて、吸引
機構が第1吸着口、第1、第2溝、ならびに第2、第3
吸着口を選択的に真空引きしながら半導体チップを前記
基板にフリップチップボンディングするボンディングツ
ールを備えたものである。
【0017】以上のことにより、異なる品種の半導体チ
ップをボンディングする際でも、コレット、およびボン
ディング部の交換が不要となり、半導体装置の製造効率
を向上することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施の形態によるフリ
ップチップボンダの構成説明図、図2は、本発明の一実
施の形態によるフリップチップボンダに設けられたプリ
ヘッド部の構成説明図、図3は、本発明の一実施の形態
によるフリップチップボンダに設けられたマウントヘッ
ド部の構成説明図、図4(a)は、本発明の一実施の形
態によるマウントヘッド部に備えられたマウントツール
の底面図、(b)は、マウントツールの断面図、(c)
は、マウントツールの上面図、図5、図6は、本発明の
一実施の形態によるフリップチップボンダにおけるフリ
ップチップボンディング工程の説明図である。
【0020】本実施の形態において、フリップチップボ
ンディングを行うフリップチップボンダ1には、図1に
示すように、ローダ2が設けられている。ローダ2に
は、キャリア治具が格納されている。このキャリア治具
には、半導体ウエハWからピックアップされた半導体チ
ップCHがフリップチップボンディングされるテープキ
ャリアなどの配線基板(基板)が搭載されている。
【0021】ローダの右手前側には、ウエハリングリフ
タ3、ウエハリングセット4がそれぞれ設けられてい
る。ウエハリングセット4の手前には搬送アーム5が位
置しており、該ウエハリングセット4の上方にはプリヘ
ッド(チップ搬送手段)部6が設けられている。
【0022】ウエハリングリフタ3は、ウエハリングR
に貼り付けられた半導体ウエハWが格納されいる。ウエ
ハリングセット4は、搬送アーム5に搬送された半導体
ウエハWを固定し、切断された半導体チップCHをピッ
クアップ機構によって1つずつピックアップする。
【0023】搬送アーム5は、ウエハリングリフタ3に
格納されたウエハリングRをウエハリングセット4まで
搬送する。プリヘッド部6は、ウエハリングセット4の
ピックアップ機構によってピックアップされた半導体チ
ップCHを吸着固定し、該半導体チップCHをマウント
ヘッド部(ボンディングツール)7に搬送する。
【0024】プリヘッド部6の後方には、マウントヘッ
ド部7が設けられており、該マウントヘッド7の下方に
はボンディングステージSTが設けられている。ボンデ
ィングステージSTにはヒータが設けられており、ある
温度まで該ボンディングステージSTが加熱されてい
る。キャリア治具に搭載された配線基板と半導体チップ
とは、ボンディングステージST上においてマウントヘ
ッド部7によりフリップチップボンディングされる。
【0025】ウエハリングリフタ3の後方には、ディス
ペンサユニット8が設けられており、ウエハリングリフ
タ3、ウエハリングセット4とマウントヘッド部7、デ
ィスペンサユニット8との間には、フリップチップボン
ダ1の左側から右側にかけてフレームフィーダ9が設け
られている。マウントヘッド7の右側には、アンローダ
10が設けられている。
【0026】ディスペンサユニット8は、キャリア治具
に搭載された配線基板における所定の位置にアンダフィ
ルなどを塗布する。フレームフィーダ9は、ローダ2に
格納されたキャリア治具を搬送する。アンローダ10
は、フリップチップボンディングされた配線基板が搭載
されたキャリア治具を格納する。
【0027】また、フリップチップボンダ1に設けられ
たプリヘッド部6の構成について図2を用いて説明す
る。
【0028】プリヘッド部6は、コレット6a〜6d、
支持部(支持部材)6e、コレット駆動機構6f、なら
びに回転機構から構成されている。コレット6a〜6d
は、半導体チップCHを吸着固定する。
【0029】コレット6a〜6dは、コレット駆動機構
6fを介して円盤状の支持部6eに等間隔、たとえば、
90度間隔でそれぞれ取り付けられており、これらコレ
ット6a〜6dの形状は、異なる品種の半導体チップに
対応するためにすべて異なっている。
【0030】また、コレットの支持部6eへの取り付け
は、等間隔であれば90度間隔以外でもよく、たとえ
ば、45度間隔にすれば8種類の異なるコレットを取り
付けることができる。
【0031】ここでは、一例として、もっとも大きいコ
レット6aが□25mm、コレット6bでは□15m
m、コレット6cが□10mm、もっとも小さいコレッ
ト6dにおいては□1mmの大きさのチップサイズの半
導体チップをそれぞれ吸着固定するように形成されてい
る。
【0032】コレット駆動機構6fは、コレット6a〜
6dのいずれかがピックアップされた半導体チップCH
を吸着固定する際に該当するコレットを上下方向に移動
させる。回転機構は、支持部6eの中心部CTに設けら
れており、この中心部CTを支点として該支持部6eを
回転させる。
【0033】さらに、マウントヘッド部7の構成につい
て、図3、図4(a)〜(c)を用いて説明する。
【0034】マウントヘッド部7は、図3に示すよう
に、マウントツール(ボンディング部)7a、ボンディ
ングヘッド7b、マウントツール固定部品11、吸引機
構12〜14、ならびに配管15〜17によって構成さ
れている。
【0035】マウントツール7aは、プリヘッド部6に
よって搬送された半導体チップCHを吸着固定してフリ
ップチップボンディングするツールであり、マウントツ
ール固定部品11によってボンディングヘッド7bに取
り付けられている。
【0036】吸引機構12〜14は、真空エジェクタ、
および電磁弁からそれぞれ構成されている。これら吸引
機構12〜14は、配管15〜17を介してボンディン
グヘッド7bに接続されている。
【0037】ボンディングヘッド7bの内部には配管1
8〜20が形成されており、配管15〜17とそれぞれ
接続されている。また、マウントツール7aの内部に
も、同様に配管21〜23がそれぞれ形成されている。
ボンディングヘッド7bの配管18〜20には、マウン
トツール7aの配管21〜23にそれぞれ接続されてい
る。
【0038】マウントツール7aにおいて、半導体チッ
プCHが吸着固定されるマウント面(固定面)Mtの中
心部には、図4(a)〜(c)に示すように、吸着口
(第1吸着口)23aが設けられている。マウントツー
ル7aのマウント面Mtには、吸着口23aを中心とし
て、直径の異なる円形の溝M1,M2がそれぞれ形成さ
れている。
【0039】直径の小さい溝(第1溝)M1には、等間
隔に、たとえば90度間隔で吸着口(第2吸着口)22
a〜22dが形成されており、溝M1よりも直径の大き
い溝(第2溝)M2にも、たとえば90度間隔で吸着口
(第3吸着口)21a〜21dが形成されている。
【0040】吸着口23aには配管23が接続されてい
る。吸着口22a〜22dには配管22が接続されてお
り、吸着口21a〜21dには配管21がそれぞれ接続
されている。
【0041】マウントツール9aは、これら吸着口23
a,22a〜22d,21a〜21d、ならびに溝M
1,M2によって大きさや形状の異なる半導体チップを
吸着固定する。
【0042】この場合も、一例として、吸着口23aで
は□1mm〜□5mmまでの大きさの半導体チップを吸
着固定し、吸着口23a,22a〜22d、および溝M
1を用いた場合には、□5mm〜□15mmまでも大き
さの半導体チップを吸着固定するのに用いる。さらに、
吸着口23a,22a〜22d,21a〜1d、ならび
に溝M1,M2を用いる際には、□15mm〜□25m
mまでの大きさの半導体チップを吸着固定する場合に用
いるものとする。
【0043】次に、本実施の形態の作用について、図1
〜図4、および図5、図6のフリップチップボンディン
グ工程の説明図を用いて説明する。
【0044】ここでは、最も大きいチップサイズである
□25mmの半導チップをフリップチップボンディング
する場合について述べる。
【0045】まず、ローダ2から取り出されたキャリア
治具が、フレームフィーダ9によって搬送される。そし
て、ディスペンサユニット8によってキャリア治具に搭
載された配線基板における所定の位置にアンダフィルが
塗布される。その後、キャリア治具はヒータによってあ
る温度まで加熱されているボンディングステージSTに
搬送される。
【0046】このとき、ウエハリングリフタ3に格納さ
れたウエハリングRに貼り付けられた半導体ウエハWは
搬送アーム5によりウエハリングセット4まで搬送さ
れ、ピックアップ機構によってウエハリングセット4に
より固定された半導体ウエハWの半導体チップCHが1
つずつピックアップされる。切断されたチップサイズ
は、前述したように□25mmであるので、もっとも大
きいコレット6aを用いて半導体チップCHが吸着固定
されることになる。
【0047】プリヘッド部6のコレット6aが、図5に
示すように、コレット駆動機構によって下方に移動され
て半導体チップ表面と接触し、ピックアップされた半導
体チップCHがコレット6aによって吸着固定される。
【0048】また、使用するコレット6a〜6dは、た
とえば、入力された半導体チップCHの品種などの情報
に基づいてフリップチップボンダ1の制御部が自動的に
選択する。
【0049】その後、回転機構が中心部CTを支点とし
て支持部を180度回転させて半導体チップCHを吸着
固定したコレット6aを最上部にまで移動させる。コレ
ット6aの上方にはマウンテンヘッド部7のマウントツ
ール7aが位置している。
【0050】マウントツール7aは、図6の左側に示す
ように、下方に移動してコレット6aから半導体チップ
CHを受け取る。マントツール7aは、吸引機構12〜
14の真空エジェクタをそれぞれ動作させ、該マウント
ツール7aに形成されたすべての吸着口21a〜21
d,22a〜22d,23a、ならびに溝M1,M2を
真空引きし、半導体チップCHを吸着する。
【0051】ここでも、吸引機構12〜14に設けられ
た真空エジェクタのうち、どの真空エジェクタを同時に
動作させるかの設定、すなわち、どの吸着口21a〜2
1d,22a〜22d,23a、および溝M1,M2を
用いて半導体チップ吸着するかの設定は、入力された半
導体チップCHの品種などの情報に基づいてフリップチ
ップボンダ1の制御部が自動的に選択する。
【0052】半導体チップCHを吸着したマウントヘッ
ド部7は、図6の右側に示すように、ボンディングステ
ージSTに位置している配線基板上の所定の位置に半導
体チップCHを密着させるようにマウントツール7aを
下方に移動させ、圧力を加えることによってフリップチ
ップボンディングを行う。
【0053】その後、吸引機構12〜14の電磁弁が動
作して配管15〜17,21〜23,18〜20の真空
圧力を大気圧に開放して半導体チップCHの吸着固定を
停止し、マウントヘッド部7を上方に移動させる。
【0054】これらの動作を繰り返すことによって、キ
ャリア治具に搭載されたすべての配線基板に半導体チッ
プCHをフリップチップボンディングする。そして、半
導体チップがフリップチップボンディングされた配線基
板を搭載したキャリア治具はアンローダ10に格納され
る。
【0055】それにより、本実施の形態によれば、複数
の異なる形状のコレット6a〜6dを備えたプリヘッド
部6を設けたことにより、半導体チップの品種切り替え
に伴うコレットの交換を不要にできるので、半導体装置
の製造効率を向上させることができる。
【0056】また、マウントヘッド部7においても、複
数の異なる品種の半導体チップを吸着固定してボンディ
ングできるので、マウントツール7aの交換が不要とな
り、半導体装置の製造効率を向上させることができる。
【0057】さらに、品種毎に対応するコレット、マウ
ントツールが不要になるので、原価を低減することがで
き、それらコレット、およびマウントツールの管理など
も不要にすることができる。
【0058】また、本実施の形態においては、プリヘッ
ド部6に4つの異なる形状のコレット6a〜6dが設け
られた構成としたが、たとえば、対向する2つのコレッ
トをそれぞれ同じ形状とし、2種類のコレットを設ける
構成としてもよい。
【0059】この場合、図7に示すように、コレット6
a、コレット6bがそれぞれ2つずつ設けられており、
4つのコレット6a,6bは、90度間隔で設けられて
おり、同じ形状の2つのコレット6aとコレット6bと
は、180度間隔で対向するように設けられている。
【0060】それによって、ピックアップされた半導体
チップCHを、たとえば、一方のコレット6aによって
吸着固定しながら対向した他方のコレット6aにより、
吸着固定した半導体チップCHをマウントヘッド部7の
マウントツール7aに受け渡しすることができ、半導体
装置の製造効率をより向上することができる。
【0061】ここでも、コレットの取り付けは、等間隔
であれば90度間隔以外でもよく、たとえば、45度間
隔にすれば4種類の異なるコレットを取り付けることが
できる。
【0062】さらに、本実施の形態では、プリヘッド部
6の支持部6eが半導体チップCHの平面に対して垂直
方向に回転する機構であったが、半導体チップCHに平
面方向に支持部6eが回転する構成であってもよい。
【0063】この場合、図7に示すように、円盤状の支
持部6eは、該支持部6eの平面とピックアップされる
半導体チップCHの平面とが対向するように設けられ、
2つのコレット6aと2つのコレット6bとがコレット
駆動機構6f1を介して、たとえば、90度間隔でそれ
ぞれ取り付けられている。また、同じ形状の2つのコレ
ット6a、およびコレット6bは、180度間隔で対向
する位置に設けられている。
【0064】支持部6eの中心部CTには、コレット駆
動機構6f1が設けられ、この中心部CTを支点として
該支持部6eを回転させる。4つのコレット6a、6b
にも、回転機構6f2がそれぞれ設けられており、該回
転機構6f2の中心部CT1を支点としてコレット6
a,6bを個別に回転させる。
【0065】それによって、ピックアップされた半導体
チップCHを、たとえば、一方のコレット6aによって
吸着固定しながら対向した他方のコレット6aにより、
吸着固定した半導体チップCHをマウントヘッド部7の
マウントツール7aに受け渡しすることができ、半導体
装置の製造効率をより向上することができる。
【0066】また、コレットの支持部6eへの取り付け
は、等間隔であれば90度間隔以外でもよく、たとえ
ば、45度間隔にすれば8種類の異なるコレットを取り
付けることができる。
【0067】さらに、本実施の形態によれば、マウント
ヘッド部7に3つの吸引機構12〜14を設け、マウン
トツール7aが異なる形状の半導体チップを吸着固定す
る構成としたが、たとえば、切替弁などを設けることに
よって1つの吸引機構によって異なる形状の半導体チッ
プを吸着固定することができる。
【0068】たとえば、図9に示すように、配管15〜
17と吸引機構12との間に切替弁24、および配管2
5を設ける。配管15〜17には切替弁24が接続され
ている。切替弁24と吸引機構12とは、配管25を介
して接続されている。
【0069】また、配管15〜17の他方に接続されて
いるマウントツール7a、およびボンディングヘッド1
0の構成は、本実施の形態と同様であり、□1mm〜□
5mmの半導体チップ、□5mm〜□15mmの半導体
チップ、□15mm〜□25mmの半導体チップを吸着
固定できるものとする。
【0070】切替弁23は、上部と下部が手動または自
動にスライドし、内部に設けられた配管によって配管1
5〜17と吸引機構12との接続先を切り替える。たと
えば、チップサイズが□1mm〜□5mmの場合、図1
0(a)に示すように、配管16のみを接続するように
接続先を切り替える。
【0071】チップサイズが□5mm〜□15mmで
は、図10(b)に示すように、配管15,16を接続
するように接続先を切り替え、チップサイズが□15m
m〜□25mmであれば、図10(c)に示すように、
配管15,16を接続するように接続先を切り替える。
【0072】また、図11に示すように、配管15〜1
7の間に、手動の切替弁26〜28をそれぞれ接続し、
これら配管15〜17は、最終的に1つの配管にまとめ
られて吸着機構12に接続される。そして、マウントツ
ール7aが吸着固定する半導体チップの形状に合わせ
て、切替弁26〜28を動作させる。
【0073】それらにより、1つの吸引機構12によっ
て異なる形状の半導体チップに対応することができるの
で、フリップチップボンダ1のコストを低減することが
できる。
【0074】さらに、本実施の形態では、マウントツー
ル7aのマウント面Mtに円形の溝M1,M2がそれぞ
れ形成された構成であったが、マウントツール7aのマ
ウント面Mtに形成する溝は円形以外でもよく、たとえ
ば、四角形状、菱形状などの様々な形状であってもよ
い。
【0075】図12(a)〜(c)に示すように、マウ
ントツール7aのマウント面Mtに四角形状の溝(第1
溝)M3および該溝M3よりも大きい四角形状の溝(第
2溝)M4を形成することによって吸着固定する半導体
チップの形状に合うことになり、より吸着力を大きくす
ることができる。
【0076】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0077】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0078】(1)本発明によれば、チップ搬送手段に
複数の異なる形状のコレットを設けることにより、半導
体チップの品種切り替えに伴うコレットの交換を不要に
することができる。
【0079】(2)また、本発明では、異なる形状の半
導体チップを吸着固定し、フリップチップボンディング
するボンディングツールを備えたことによって半導体チ
ップの品種切り替え時のボンディング部の交換や調整な
どを不要とすることができる。
【0080】(3)さらに、本発明においては、上記
(1)、(2)により、半導体装置の製造効率を大幅に
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるフリップチップボ
ンダの構成説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態によるフリップチップボ
ンダに設けられたプリヘッド部の構成説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態によるフリップチップボ
ンダに設けられたマウントヘッド部の構成説明図であ
る。
【図4】(a)は、本発明の一実施の形態によるマウン
トヘッド部に備えられたマウントツールの底面図、
(b)は、マウントツールの断面図、(c)は、マウン
トツールの上面図である。
【図5】本発明の一実施の形態によるフリップチップボ
ンダにおけるフリップチップボンディング工程の説明図
である。
【図6】図5に続くフリップチップボンディング工程の
説明図である。
【図7】本発明の他の実施の形態によるフリップチップ
ボンダに設けられたプリヘッド部の一例を示した説明図
である。
【図8】本発明の他の実施の形態によるフリップチップ
ボンダに設けられたプリヘッド部の他の例を示した説明
図である。
【図9】本発明の他の実施の形態によるフリップチップ
ボンダに設けられたマウントヘッド部の一例を示した説
明図である。
【図10】(a)〜(c)は、本発明の他の実施の形態
によるマウントヘッド部に設けられた切替弁の配管切り
替えのそれぞれの例を示した説明図である。
【図11】本発明の他の実施の形態によるフリップチッ
プボンダに設けられたマウントヘッド部の他の例を示し
た説明図である。
【図12】(a)は、本発明の他の実施の形態によるマ
ウントヘッド部に備えられたマウントツールの底面図、
(b)は、マウントツールの断面図、(c)は、マウン
トツールの上面図である。
【符号の説明】
1 フリップチップボンダ 2 ローダ 3 ウエハリングリフタ 4 ウエハリングセット 5 搬送アーム 6 プリヘッド部(チップ搬送手段) 6a〜6d コレット 6e 支持部(支持部材) 6f コレット駆動機構 7 マウントヘッド部(ボンディングツール) 7a マウントツール(ボンディング部) 7b ボンディングヘッド 8 ディスペンサユニット 9 フレームフィーダ 10 アンローダ 11 マウントツール固定部品 12〜14 吸引機構 15〜20 配管 21 配管 21a〜21d 吸着口(第3吸着口) 22 配管 22a〜22d 吸着口(第2吸着口) 23 配管 23a 吸着口(第1吸着口) 24 切替弁 25 配管 26〜28 切替弁 M1 溝(第1溝) M2 溝(第2溝) M3 溝(第1溝) M4 溝(第2溝) W 半導体ウエハ R ウエハリング CH 半導体チップ ST ボンディングステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 明 東京都青梅市藤橋3丁目3番地2 日立東 京エレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 須田 富司 東京都青梅市藤橋3丁目3番地2 日立東 京エレクトロニクス株式会社内 Fターム(参考) 5F044 PP16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップに形成された電極と基板に
    形成された電極とを直接対向して密着させながら接合す
    るフリップチップボンディングを行う半導体製造装置で
    あって、 前記半導体チップを吸着固定する形状の異なる複数のコ
    レットと、 前記複数のコレットが等間隔で取り付けられた支持部材
    と、 前記支持部材の中心部を支点として、前記支持部材を回
    転させる回転機構とを設け、 前記複数のコレットのうち、ピックアップ機構によって
    ピックアップされた前記半導体チップの形状に見合った
    コレットを用いて前記半導体チップを吸着固定し、前記
    半導体チップをフリップチップボンディングするボンデ
    ィングツールまで搬送するチップ搬送手段を備えたこと
    を特徴とする半導体製造装置。
  2. 【請求項2】 半導体チップに形成された電極と基板に
    形成された電極とを直接対向して密着させながら接合す
    るフリップチップボンディングを行う半導体製造装置で
    あって、 前記半導体チップを吸着固定する形状の異なる4つのコ
    レットと、 前記4つのコレットが等間隔で取り付けられた支持部材
    と、 前記支持部材の中心部を支点として、前記支持部材を回
    転させる回転機構とを設け、 前記4つのコレットのうち、ピックアップ機構によって
    ピックアップされた前記半導体チップの形状に見合った
    コレットを用いて前記半導体チップを吸着固定し、前記
    半導体チップをフリップチップボンディングするボンデ
    ィングツールまで搬送するチップ搬送手段を備えたこと
    を特徴とする半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 半導体チップに形成された電極と基板に
    形成された電極とを直接対向して密着させながら接合す
    るフリップチップボンディングを行う半導体製造装置で
    あって、 ループ状の第1溝と、前記第1溝よりも大きいループ状
    の第2溝と、前記第1溝の中心部に開口した第1吸着口
    と、前記第1溝の底面部に開口した1つ以上の第2吸着
    口と、前記第2溝の底面部に開口した1つ以上の第3吸
    着口とが前記半導体チップを吸着固定する固定面に形成
    されたボンディング部と、 前記第1吸着口、前記第1、第2溝、ならびに前記第
    2、第3吸着口を選択的に真空引きする吸引機構とを設
    け、 チップ搬送手段により搬送された前記半導体チップの形
    状に合わせて、前記吸引機構が前記第1吸着口、前記第
    1、第2溝、ならびに前記第2、第3吸着口を選択的に
    真空引きしながら前記半導体チップを前記基板にフリッ
    プチップボンディングするボンディングツールを備えた
    ことを特徴とする半導体製造装置。
  4. 【請求項4】 半導体チップに形成された電極と基板に
    形成された電極とを直接対向して密着させながら接合す
    るフリップチップボンディングを行う半導体製造装置で
    あって、 円形状または四角形状のループした第1溝と、前記第1
    溝よりも大きい円形状あるいは四角形状のループした第
    2溝と、前記第1溝の中心部に開口した第1吸着口と、
    前記第1溝の底面部に開口した1つ以上の第2吸着口
    と、前記第2溝の底面部に開口した1つ以上の第3吸着
    口とが前記半導体チップを吸着固定する固定面に形成さ
    れたボンディング部と、 前記第1吸着口、前記第1、第2溝、ならびに前記第
    2、第3吸着口を選択的に真空引きする吸引機構とを設
    け、 チップ搬送手段により搬送された前記半導体チップの形
    状に合わせて、前記吸引機構が前記第1吸着口、前記第
    1、第2溝、ならびに前記第2、第3吸着口を選択的に
    真空引きしながら前記半導体チップを前記基板にフリッ
    プチップボンディングするボンディングツールを備えた
    ことを特徴とする半導体製造装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI635557B (zh) * 2016-09-30 2018-09-11 上海微電子裝備(集團)股份有限公司 批處理鍵合裝置及鍵合方法

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