JP2001324966A - 液晶駆動装置及び液晶表示装置の駆動信号生成方法 - Google Patents
液晶駆動装置及び液晶表示装置の駆動信号生成方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置の小型化及び低コスト化と、画質調整の
高精度化が可能となる液晶駆動装置及び液晶表示装置の
駆動信号生成方法を提供する。 【解決手段】 第１〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，
１３に入力するＲ，Ｇ，Ｂのデジタル映像信号の各デー
タを、第１〜第３のインバータ８，９，１０と第１〜第
３の反転スイッチ５，６，７とによって１走査ラインの
走査期間毎に反転させる。同時に、第１〜第３の反転ス
イッチ５，６，７と同期した電圧切換スイッチ１５の切
り換え動作により、第１〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１
２，１３に供給するリファレンス電圧を高圧側（High）
と低圧側（Low）とに切り換え、Ｒ，Ｇ，Ｂのデジタル
映像信号を、反転部分の振幅範囲が非反転部分の振幅範
囲よりも広域であるアナログの駆動用映像信号に変換す
る。
高精度化が可能となる液晶駆動装置及び液晶表示装置の
駆動信号生成方法を提供する。 【解決手段】 第１〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，
１３に入力するＲ，Ｇ，Ｂのデジタル映像信号の各デー
タを、第１〜第３のインバータ８，９，１０と第１〜第
３の反転スイッチ５，６，７とによって１走査ラインの
走査期間毎に反転させる。同時に、第１〜第３の反転ス
イッチ５，６，７と同期した電圧切換スイッチ１５の切
り換え動作により、第１〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１
２，１３に供給するリファレンス電圧を高圧側（High）
と低圧側（Low）とに切り換え、Ｒ，Ｇ，Ｂのデジタル
映像信号を、反転部分の振幅範囲が非反転部分の振幅範
囲よりも広域であるアナログの駆動用映像信号に変換す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタルカ
メラに用いて好適な液晶駆動装置及び液晶表示装置の駆
動信号生成方法に関する。
メラに用いて好適な液晶駆動装置及び液晶表示装置の駆
動信号生成方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えばＣＣＤ等の固体撮像素子を
用いて撮影した画像を液晶表示装置（以下、ＬＣＤ）に
表示するデジタルカメラにおいては、例えば図６に示す
ように、メインＣＰＵ側に設けたデジタルエンコード回
路１００、Ｄ／Ａ変換器１０１によりデジタルクロマ処
理されたＣＣＤの映像信号を、一度コンポジットビデオ
信号（ａ）にエンコードしてから、液晶表示回路に設け
たクロマ回路１０２でアナログＲ，Ｇ，Ｂ信号（ｂ）に
デコードし、ＬＣＤインターフェイス回路１０３で改め
て液晶表示用の駆動用映像信号（ｃ）に変換することに
より、ＴＦＴ型の液晶モジュール１０４を駆動してい
る。また、図示しないが、前述したコンポジットビデオ
信号へのエンコード処理、デコード処理を行わないもの
であっても、アナログＲ，Ｇ，Ｂのビデオ信号をそのま
まＬＣＤ駆動用信号として使うことはできず、一度、Ｌ
ＣＤインターフェース回路１０３で駆動用映像信号に変
換する処理が行われている。
用いて撮影した画像を液晶表示装置（以下、ＬＣＤ）に
表示するデジタルカメラにおいては、例えば図６に示す
ように、メインＣＰＵ側に設けたデジタルエンコード回
路１００、Ｄ／Ａ変換器１０１によりデジタルクロマ処
理されたＣＣＤの映像信号を、一度コンポジットビデオ
信号（ａ）にエンコードしてから、液晶表示回路に設け
たクロマ回路１０２でアナログＲ，Ｇ，Ｂ信号（ｂ）に
デコードし、ＬＣＤインターフェイス回路１０３で改め
て液晶表示用の駆動用映像信号（ｃ）に変換することに
より、ＴＦＴ型の液晶モジュール１０４を駆動してい
る。また、図示しないが、前述したコンポジットビデオ
信号へのエンコード処理、デコード処理を行わないもの
であっても、アナログＲ，Ｇ，Ｂのビデオ信号をそのま
まＬＣＤ駆動用信号として使うことはできず、一度、Ｌ
ＣＤインターフェース回路１０３で駆動用映像信号に変
換する処理が行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たようにデジタル信号の処理過程でエンコード処理を行
うものでは信号処理に無駄が多く、しかも液晶表示用回
路の規模が大きく、装置の小型化及び低コスト化の妨げ
となる。また、コンポジットビデオ信号へのエンコード
処理、及びデコード処理を行わないものにおいても、Ｌ
ＣＤの特性に応じた信号成形（ガンマー補正等）をアナ
ログ的な処理によって行うこととなるため、ＬＣＤにお
ける画像の表示特性にバラツキが生じやすく、表示画質
の調整にも自ずと限界があるという問題があった。
たようにデジタル信号の処理過程でエンコード処理を行
うものでは信号処理に無駄が多く、しかも液晶表示用回
路の規模が大きく、装置の小型化及び低コスト化の妨げ
となる。また、コンポジットビデオ信号へのエンコード
処理、及びデコード処理を行わないものにおいても、Ｌ
ＣＤの特性に応じた信号成形（ガンマー補正等）をアナ
ログ的な処理によって行うこととなるため、ＬＣＤにお
ける画像の表示特性にバラツキが生じやすく、表示画質
の調整にも自ずと限界があるという問題があった。
【０００４】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、装置の小型化及び低コスト化、画質調
整の高精度化が可能となる液晶駆動装置及び液晶表示装
置の駆動信号生成方法を提供することを目的とする。
れたものであり、装置の小型化及び低コスト化、画質調
整の高精度化が可能となる液晶駆動装置及び液晶表示装
置の駆動信号生成方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項１の発明にあっては、液晶表示装置を駆動する
ためのアナログの駆動用映像信号をデジタル映像信号か
ら生成する液晶駆動装置であって、前記デジタル映像信
号のデータを所定間隔で反転し出力する反転手段と、こ
の反転手段の出力信号をアナログ映像信号に変換する変
換手段とを備えたものとした。かかる構成においては、
デジタル映像信号の段階で駆動用映像信号としての信号
成形が行われるため、デジタル映像信号をアナログ映像
信号に変換した後、それに複雑な処理を施すことなく駆
動用映像信号を生成することができる。
に請求項１の発明にあっては、液晶表示装置を駆動する
ためのアナログの駆動用映像信号をデジタル映像信号か
ら生成する液晶駆動装置であって、前記デジタル映像信
号のデータを所定間隔で反転し出力する反転手段と、こ
の反転手段の出力信号をアナログ映像信号に変換する変
換手段とを備えたものとした。かかる構成においては、
デジタル映像信号の段階で駆動用映像信号としての信号
成形が行われるため、デジタル映像信号をアナログ映像
信号に変換した後、それに複雑な処理を施すことなく駆
動用映像信号を生成することができる。
【０００６】また、請求項２の発明にあっては、前記反
転手段は、前記デジタル映像信号のデータを１走査ライ
ンおきに反転し出力するものとした。
転手段は、前記デジタル映像信号のデータを１走査ライ
ンおきに反転し出力するものとした。
【０００７】また、請求項３の発明にあっては、前記デ
ジタル映像信号における前記反転手段により反転された
１走査ライン分のデータに所定レベルを一律加算する加
算手段を備えたものとした。
ジタル映像信号における前記反転手段により反転された
１走査ライン分のデータに所定レベルを一律加算する加
算手段を備えたものとした。
【０００８】また、請求項４の発明にあっては、前記反
転手段の出力信号を前記変換手段によりアナログ映像信
号に変換する際の基準電圧を、前記反転手段による前記
デジタル映像信号の１走査ラインおきの反転動作に同期
して、前記反転手段により反転されない非反転信号に用
いる第１の基準電圧から、前記反転手段により反転され
た反転信号に用いる電圧であって前記第１の基準電圧に
前記デジタル映像信号の最大入力レベル幅に対応する電
圧を加えた値よりも高い第２の基準電圧に切り換える切
換手段を備えたものとした。
転手段の出力信号を前記変換手段によりアナログ映像信
号に変換する際の基準電圧を、前記反転手段による前記
デジタル映像信号の１走査ラインおきの反転動作に同期
して、前記反転手段により反転されない非反転信号に用
いる第１の基準電圧から、前記反転手段により反転され
た反転信号に用いる電圧であって前記第１の基準電圧に
前記デジタル映像信号の最大入力レベル幅に対応する電
圧を加えた値よりも高い第２の基準電圧に切り換える切
換手段を備えたものとした。
【０００９】また、請求項５の発明にあっては、前記変
換手段により変換されたアナログ映像信号の底部を第１
の基準電圧に合わせる第１のクランプ手段と、前記変換
手段により変換されたアナログ映像信号の頭部を、前記
第１の基準電圧に前記デジタル映像信号の最大レベル幅
に対応する電圧を加えた値よりも大きな第２の基準電圧
に合わせる第２のクランプ手段と、前記第１のクランプ
手段および前記第２のクランプ手段からの出力信号を、
前記反転手段による前記デジタル映像信号の１走査ライ
ンおきの反転動作に同期して交互に選択し、前記液晶表
示装置に出力する合成手段とを備えたものとした。
換手段により変換されたアナログ映像信号の底部を第１
の基準電圧に合わせる第１のクランプ手段と、前記変換
手段により変換されたアナログ映像信号の頭部を、前記
第１の基準電圧に前記デジタル映像信号の最大レベル幅
に対応する電圧を加えた値よりも大きな第２の基準電圧
に合わせる第２のクランプ手段と、前記第１のクランプ
手段および前記第２のクランプ手段からの出力信号を、
前記反転手段による前記デジタル映像信号の１走査ライ
ンおきの反転動作に同期して交互に選択し、前記液晶表
示装置に出力する合成手段とを備えたものとした。
【００１０】また、請求項６の発明にあっては、液晶表
示装置を駆動するためのアナログの駆動用映像信号をデ
ジタル映像信号から生成する駆動信号生成方法におい
て、前記デジタル映像信号のデータを所定間隔で反転す
る工程と、反転したデジタル映像信号をアナログ映像信
号に変換し前記駆動用映像信号を生成する工程とを備え
た方法とした。かかる方法においては、デジタル映像信
号の段階で駆動用映像信号としての信号成形が行われる
ため、デジタル映像信号をアナログ映像信号に変換した
後、それに複雑な処理を施すことなく駆動用映像信号を
生成することができる。
示装置を駆動するためのアナログの駆動用映像信号をデ
ジタル映像信号から生成する駆動信号生成方法におい
て、前記デジタル映像信号のデータを所定間隔で反転す
る工程と、反転したデジタル映像信号をアナログ映像信
号に変換し前記駆動用映像信号を生成する工程とを備え
た方法とした。かかる方法においては、デジタル映像信
号の段階で駆動用映像信号としての信号成形が行われる
ため、デジタル映像信号をアナログ映像信号に変換した
後、それに複雑な処理を施すことなく駆動用映像信号を
生成することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
にしたがって説明する。
にしたがって説明する。
【００１２】（第１の実施の形態）図１は、本発明の第
１の実施の形態に係る液晶駆動装置１を示す概略回路図
である。この液晶駆動装置１は、デジタルカメラにおい
て各種の信号処理を経たデジタル映像信号からＴＦＴ型
のＬＣＤモジュール１４の駆動用映像信号を生成するも
のであって、デジタルカメラの信号処理部から送られた
Ｒ，Ｇ，Ｂの各デジタル映像信号が入力するデータ入力
線２，３，４を有している。データ入力線２，３，４は
それぞれが２本に分岐しており、その一方側が第１〜第
３の反転スイッチ５，６，７を介して、また他方側が第
１〜第３のインバータ８，９，１０と第１〜第３の反転
スイッチ５，６，７とを介して第１〜第３のＤ／Ａ変換
器１１，１２，１３に接続されている。第１〜第３のＤ
／Ａ変換器１１，１２，１３によって本発明の変換手段
が構成されている。第１〜第３の反転スイッチ５，６，
７は、前記デジタル映像信号と同時に供給される１Ｈ
（１走査ラインの走査期間）毎の反転切換信号ＣＫＦに
応じて、入力したデジタル映像信号を直接又はインバー
タ８，９，１０を介して第１〜第３のＤ／Ａ変換器１
１，１２，１３に送る切換え動作を行う所定の回路によ
って構成されており、第１〜第３の反転スイッチ５，
６，７と第１〜第３のインバータ８，９，１０とによっ
て本発明の反転手段が実現されている。そして、第１〜
第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３の出力線は、各々
が前記デジタル映像信号に基づく画像を表示するＴＦＴ
型のＬＣＤモジュール１４に接続されている。
１の実施の形態に係る液晶駆動装置１を示す概略回路図
である。この液晶駆動装置１は、デジタルカメラにおい
て各種の信号処理を経たデジタル映像信号からＴＦＴ型
のＬＣＤモジュール１４の駆動用映像信号を生成するも
のであって、デジタルカメラの信号処理部から送られた
Ｒ，Ｇ，Ｂの各デジタル映像信号が入力するデータ入力
線２，３，４を有している。データ入力線２，３，４は
それぞれが２本に分岐しており、その一方側が第１〜第
３の反転スイッチ５，６，７を介して、また他方側が第
１〜第３のインバータ８，９，１０と第１〜第３の反転
スイッチ５，６，７とを介して第１〜第３のＤ／Ａ変換
器１１，１２，１３に接続されている。第１〜第３のＤ
／Ａ変換器１１，１２，１３によって本発明の変換手段
が構成されている。第１〜第３の反転スイッチ５，６，
７は、前記デジタル映像信号と同時に供給される１Ｈ
（１走査ラインの走査期間）毎の反転切換信号ＣＫＦに
応じて、入力したデジタル映像信号を直接又はインバー
タ８，９，１０を介して第１〜第３のＤ／Ａ変換器１
１，１２，１３に送る切換え動作を行う所定の回路によ
って構成されており、第１〜第３の反転スイッチ５，
６，７と第１〜第３のインバータ８，９，１０とによっ
て本発明の反転手段が実現されている。そして、第１〜
第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３の出力線は、各々
が前記デジタル映像信号に基づく画像を表示するＴＦＴ
型のＬＣＤモジュール１４に接続されている。
【００１３】一方、液晶駆動装置１には、本発明の切換
手段である電圧切換スイッチ１５が設けられている。電
圧切換スイッチ１５は、第１〜第３のＤ／Ａ変換器１
１，１２，１３に供給するリファレンス電圧（基準電
圧）を反転切換信号ＣＫＦの変化に応じ、第１の抵抗１
６を介して供給される低圧側のリファレンス電圧（Lo
w）と、第２の抵抗１７を介して供給される所定の高圧
側のリファレンス電圧（High）とに択一的に切り換える
所定の回路によって構成されている。なお、高圧側のリ
ファレンス電圧（High）は、低圧側のリファレンス電圧
（Low）に第１〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３
に入力するデジタル映像信号の最大入力レベルに対応す
る電圧を加えた電圧よりも高い電圧である。
手段である電圧切換スイッチ１５が設けられている。電
圧切換スイッチ１５は、第１〜第３のＤ／Ａ変換器１
１，１２，１３に供給するリファレンス電圧（基準電
圧）を反転切換信号ＣＫＦの変化に応じ、第１の抵抗１
６を介して供給される低圧側のリファレンス電圧（Lo
w）と、第２の抵抗１７を介して供給される所定の高圧
側のリファレンス電圧（High）とに択一的に切り換える
所定の回路によって構成されている。なお、高圧側のリ
ファレンス電圧（High）は、低圧側のリファレンス電圧
（Low）に第１〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３
に入力するデジタル映像信号の最大入力レベルに対応す
る電圧を加えた電圧よりも高い電圧である。
【００１４】図２は、本実施の形態の動作を示すタイミ
ングチャートであって、同図（ａ）は液晶駆動装置１に
入力するデジタル映像信号の波形、同図（ｂ）は第１〜
第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３に入力するデジタ
ル映像信号の波形、同図（ｃ）は第１〜第３のＤ／Ａ変
換器１１，１２，１３から出力される駆動用映像信号の
波形、同図（ｄ）は反転切換信号ＣＫＦのタイミング、
同図（ｅ）はリファレンス電圧の変化である。
ングチャートであって、同図（ａ）は液晶駆動装置１に
入力するデジタル映像信号の波形、同図（ｂ）は第１〜
第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３に入力するデジタ
ル映像信号の波形、同図（ｃ）は第１〜第３のＤ／Ａ変
換器１１，１２，１３から出力される駆動用映像信号の
波形、同図（ｄ）は反転切換信号ＣＫＦのタイミング、
同図（ｅ）はリファレンス電圧の変化である。
【００１５】前述した液晶駆動装置１の動作時には、第
１〜第３の反転スイッチ５，６，７と電圧切換スイッチ
１５とが反転切換信号ＣＫＦに応じて動作することによ
り、入力したＲ，Ｇ，Ｂの各デジタル映像信号が第１〜
第３のインバータ８，９，１０によって１Ｈおきにデー
タを反転（レベルが逆転）され、非反転（ポジ）部分と
反転（ネガ）部分とが交互に連続する新たなデジタル映
像信号に変換される。同時に、Ｄ／Ａ変換時のリファレ
ンス電圧が１Ｈおきに低圧側（Low）と高圧側（High）
に切り換わることにより、変換後のデジタル映像信号
は、非反転（ポジ）部分がＶ0〜Ｖ1の範囲で変化し、か
つ反転（ネガ）部分がＶ2〜Ｖ3の範囲で変化するアナロ
グ信号、つまり図２（ｃ）に示した駆動用映像信号に変
換され、係る駆動用映像信号によってＬＣＤモジュール
１４が駆動される。
１〜第３の反転スイッチ５，６，７と電圧切換スイッチ
１５とが反転切換信号ＣＫＦに応じて動作することによ
り、入力したＲ，Ｇ，Ｂの各デジタル映像信号が第１〜
第３のインバータ８，９，１０によって１Ｈおきにデー
タを反転（レベルが逆転）され、非反転（ポジ）部分と
反転（ネガ）部分とが交互に連続する新たなデジタル映
像信号に変換される。同時に、Ｄ／Ａ変換時のリファレ
ンス電圧が１Ｈおきに低圧側（Low）と高圧側（High）
に切り換わることにより、変換後のデジタル映像信号
は、非反転（ポジ）部分がＶ0〜Ｖ1の範囲で変化し、か
つ反転（ネガ）部分がＶ2〜Ｖ3の範囲で変化するアナロ
グ信号、つまり図２（ｃ）に示した駆動用映像信号に変
換され、係る駆動用映像信号によってＬＣＤモジュール
１４が駆動される。
【００１６】したがって液晶駆動装置１にあっては、入
力したデジタル映像信号をアナログ映像信号に変換する
と同時に、ＬＣＤモジュール１４の駆動用映像信号を生
成することにより、変換したアナログ映像信号に複雑な
処理を施すことなく駆動用映像信号を得ることができ
る。このため、液晶駆動装置１を備えたデジタルカメラ
においては、ＬＣＤモジュール１４の特性に合わせた信
号成形（ガンマー補正など）といった各種の信号処理を
デジタルのデータ上で行うことができる。その結果、デ
ジタルカメラにおける製品毎の表示特性を安定させると
ともに、より細かな画質調整を行うことが可能となる。
また、装置の小型化及び低コスト化も可能となる。
力したデジタル映像信号をアナログ映像信号に変換する
と同時に、ＬＣＤモジュール１４の駆動用映像信号を生
成することにより、変換したアナログ映像信号に複雑な
処理を施すことなく駆動用映像信号を得ることができ
る。このため、液晶駆動装置１を備えたデジタルカメラ
においては、ＬＣＤモジュール１４の特性に合わせた信
号成形（ガンマー補正など）といった各種の信号処理を
デジタルのデータ上で行うことができる。その結果、デ
ジタルカメラにおける製品毎の表示特性を安定させると
ともに、より細かな画質調整を行うことが可能となる。
また、装置の小型化及び低コスト化も可能となる。
【００１７】（第２の実施の形態）図３は、本発明の第
２の実施の形態に係る液晶駆動装置２１を示す概略回路
図である。この液晶駆動装置２１もデジタルカメラに用
いられるものであって、液晶駆動装置２１は、デジタル
カメラの信号処理部から送られたＲ，Ｇ，Ｂの各デジタ
ル映像信号が入力するデータ入力線２，３，４を有して
いる。各データ入力線２，３，４はそれぞれが２本に分
岐しており、その一方側が第１〜第３の反転スイッチ
５，６，７を介して第１〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１
２，１３に接続されている。また、前記データ入力線
２，３，４の分岐した他方側は、直列接続された第１〜
第３のインバータ８，９，１０及び第１〜第３の加算器
２２，２３，２４と第１〜第３の反転スイッチ５，６，
７とを介して第１〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１
３に接続されている。
２の実施の形態に係る液晶駆動装置２１を示す概略回路
図である。この液晶駆動装置２１もデジタルカメラに用
いられるものであって、液晶駆動装置２１は、デジタル
カメラの信号処理部から送られたＲ，Ｇ，Ｂの各デジタ
ル映像信号が入力するデータ入力線２，３，４を有して
いる。各データ入力線２，３，４はそれぞれが２本に分
岐しており、その一方側が第１〜第３の反転スイッチ
５，６，７を介して第１〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１
２，１３に接続されている。また、前記データ入力線
２，３，４の分岐した他方側は、直列接続された第１〜
第３のインバータ８，９，１０及び第１〜第３の加算器
２２，２３，２４と第１〜第３の反転スイッチ５，６，
７とを介して第１〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１
３に接続されている。
【００１８】前記第１〜第３の加算器２２，２３，２４
は本発明における加算手段であって、第１〜第３のイン
バータ８，９，１０によって反転されたデジタル映像信
号の反転（ネガ）部分のデータに所定レベル、本実施の
形態では液晶駆動装置２１に入力するデジタル映像信号
の最大入力レベルを一律加算する構成を備えている。な
お、第１〜第３の反転スイッチ５，６，７と第１〜第３
のインバータ８，９，１０については、前述した第１の
実施の形態と同様である。また、本実施の形態におい
て、第１〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３には、
抵抗２５を介して所定のリファレンス電圧Ｒｖ（例え
ば、第１の実施の形態における高圧側のリファレンス電
圧と同じ電圧）が供給されるようになっている。
は本発明における加算手段であって、第１〜第３のイン
バータ８，９，１０によって反転されたデジタル映像信
号の反転（ネガ）部分のデータに所定レベル、本実施の
形態では液晶駆動装置２１に入力するデジタル映像信号
の最大入力レベルを一律加算する構成を備えている。な
お、第１〜第３の反転スイッチ５，６，７と第１〜第３
のインバータ８，９，１０については、前述した第１の
実施の形態と同様である。また、本実施の形態におい
て、第１〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３には、
抵抗２５を介して所定のリファレンス電圧Ｒｖ（例え
ば、第１の実施の形態における高圧側のリファレンス電
圧と同じ電圧）が供給されるようになっている。
【００１９】かかる構成においては、液晶駆動装置２１
に入力したデジタル映像信号の波形が、アナログの映像
信号に変換される以前の段階で、ＬＣＤモジュール１４
の駆動に必要な波形に成形され、第１〜第３のＤ／Ａ変
換器１１，１２，１３によって、第１の実施の形態で図
２（ｃ）に示したようなＶ0〜Ｖ3の範囲で変化するアナ
ログ信号に変換され、駆動用映像信号としてＬＣＤモジ
ュール１４に出力される。したがって、本実施の形態に
おいても、変換したアナログ映像信号に複雑な処理を施
すことなく駆動用映像信号を得ることができ、第１の本
実施の形態で示したものと同様の効果が得られる。
に入力したデジタル映像信号の波形が、アナログの映像
信号に変換される以前の段階で、ＬＣＤモジュール１４
の駆動に必要な波形に成形され、第１〜第３のＤ／Ａ変
換器１１，１２，１３によって、第１の実施の形態で図
２（ｃ）に示したようなＶ0〜Ｖ3の範囲で変化するアナ
ログ信号に変換され、駆動用映像信号としてＬＣＤモジ
ュール１４に出力される。したがって、本実施の形態に
おいても、変換したアナログ映像信号に複雑な処理を施
すことなく駆動用映像信号を得ることができ、第１の本
実施の形態で示したものと同様の効果が得られる。
【００２０】（第３の実施の形態）図４は、本発明の第
３の実施の形態に係る液晶駆動装置３１を示す概略回路
図である。この液晶駆動装置３１も、デジタルカメラに
おいて各種の信号処理を経たデジタル映像信号からＴＦ
Ｔ型のＬＣＤモジュール１４の駆動用映像信号を生成す
るものである。液晶駆動装置３１は第１の実施の形態で
説明したものと同様、デジタルカメラの信号処理部から
送られたＲ，Ｇ，Ｂの各デジタル映像信号が入力するデ
ータ入力線２，３，４を有している。各データ入力線
２，３，４はそれぞれが２本に分岐しており、その一方
側が第１〜第３の反転スイッチ５，６，７を介して、ま
た他方側が第１〜第３のインバータ８，９，１０と第１
〜第３の反転スイッチ５，６，７とを介して第１〜第３
のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３に接続されている。第
１〜第３の反転スイッチ５，６，７は、前記デジタル映
像信号と同時に供給される１Ｈ（１走査ラインの走査期
間）毎の反転切換信号ＣＫＦに応じて、入力したデジタ
ル映像信号を直接又はインバータ８，９，１０を介して
第１〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３に送る切換
え動作を行う所定の回路によって構成されている。
３の実施の形態に係る液晶駆動装置３１を示す概略回路
図である。この液晶駆動装置３１も、デジタルカメラに
おいて各種の信号処理を経たデジタル映像信号からＴＦ
Ｔ型のＬＣＤモジュール１４の駆動用映像信号を生成す
るものである。液晶駆動装置３１は第１の実施の形態で
説明したものと同様、デジタルカメラの信号処理部から
送られたＲ，Ｇ，Ｂの各デジタル映像信号が入力するデ
ータ入力線２，３，４を有している。各データ入力線
２，３，４はそれぞれが２本に分岐しており、その一方
側が第１〜第３の反転スイッチ５，６，７を介して、ま
た他方側が第１〜第３のインバータ８，９，１０と第１
〜第３の反転スイッチ５，６，７とを介して第１〜第３
のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３に接続されている。第
１〜第３の反転スイッチ５，６，７は、前記デジタル映
像信号と同時に供給される１Ｈ（１走査ラインの走査期
間）毎の反転切換信号ＣＫＦに応じて、入力したデジタ
ル映像信号を直接又はインバータ８，９，１０を介して
第１〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３に送る切換
え動作を行う所定の回路によって構成されている。
【００２１】第１〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１
３の後段には、本発明における第１のクランプ手段およ
び第２のクランプ手段を実現するクランプ回路３２が設
けられている。クランプ回路３２においては、第１〜第
３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３からの出力信号の入
力線が一方側と他方側とにそれぞれが分岐している。そ
れぞれの入力線においては、分岐した一方側が第１のコ
ンデンサ３３に接続され、第１のコンデンサ３３が第１
のトランジスタ３４に接続されるとともに、第１のトラ
ンジスタ３４が第１の抵抗１６を介して電源に接続され
ている。同様に、それぞれの入力線の分岐した他方側は
第２のコンデンサ３５に接続され、第２のコンデンサ３
５が第２のトランジスタ３６、第２の抵抗１７を介して
電源に接続されている。
３の後段には、本発明における第１のクランプ手段およ
び第２のクランプ手段を実現するクランプ回路３２が設
けられている。クランプ回路３２においては、第１〜第
３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３からの出力信号の入
力線が一方側と他方側とにそれぞれが分岐している。そ
れぞれの入力線においては、分岐した一方側が第１のコ
ンデンサ３３に接続され、第１のコンデンサ３３が第１
のトランジスタ３４に接続されるとともに、第１のトラ
ンジスタ３４が第１の抵抗１６を介して電源に接続され
ている。同様に、それぞれの入力線の分岐した他方側は
第２のコンデンサ３５に接続され、第２のコンデンサ３
５が第２のトランジスタ３６、第２の抵抗１７を介して
電源に接続されている。
【００２２】また、液晶駆動装置３１には、各々の第１
のトランジスタ３４，３４，３４に第１のクリップ切換
信号ＣＫＣＰ１を、各々の第２のトランジスタ３６，３
６，３６に第２のクリップ切換信号ＣＫＣＰ２を供給す
るクランプ用スイッチ回路３７が設けられている。クラ
ンプ用スイッチ回路３７は第４のインバータ３８と第１
及び第２のアンド回路３９，４０とから構成されてい
る。第１のアンド回路３９の一方の入力端には前述した
反転切換信号ＣＫＦが入力し、他方の入力端には反転切
換信号ＣＫＦと同期するクリップ信号ＣＫＣＰが入力す
るようになっており、第１のアンド回路３９の出力端は
第１のトランジスタ３４，３４，３４の各々のベースに
接続されている。また、第２のアンド回路４０の一方の
入力端にはクリップ信号ＣＫＣＰが入力し、他方の入力
端には第４のインバータ３８を介して反転切換信号ＣＫ
Ｆが入力するようになっており、第２のアンド回路４０
の出力端が第２のトランジスタ３６，３６，３６の各々
のベースに接続されている。
のトランジスタ３４，３４，３４に第１のクリップ切換
信号ＣＫＣＰ１を、各々の第２のトランジスタ３６，３
６，３６に第２のクリップ切換信号ＣＫＣＰ２を供給す
るクランプ用スイッチ回路３７が設けられている。クラ
ンプ用スイッチ回路３７は第４のインバータ３８と第１
及び第２のアンド回路３９，４０とから構成されてい
る。第１のアンド回路３９の一方の入力端には前述した
反転切換信号ＣＫＦが入力し、他方の入力端には反転切
換信号ＣＫＦと同期するクリップ信号ＣＫＣＰが入力す
るようになっており、第１のアンド回路３９の出力端は
第１のトランジスタ３４，３４，３４の各々のベースに
接続されている。また、第２のアンド回路４０の一方の
入力端にはクリップ信号ＣＫＣＰが入力し、他方の入力
端には第４のインバータ３８を介して反転切換信号ＣＫ
Ｆが入力するようになっており、第２のアンド回路４０
の出力端が第２のトランジスタ３６，３６，３６の各々
のベースに接続されている。
【００２３】一方、前記クランプ回路３２における第１
のコンデンサ３３と第１のトランジスタ３４との節点に
接続された一方側の出力線４１と、第２のコンデンサ３
５と第２のトランジスタ３６との節点に接続された他方
側の出力線４２との組は、それぞれが第１〜第３の選択
スイッチ４３，４４，４５に接続されている。第１〜第
３の選択スイッチ４３，４４，４５は本発明の合成手段
であって、前記反転切換信号ＣＫＦに応じて、一方側お
よび他方側の出力線４１，４２から出力されるアナログ
信号を１Ｈ毎に交互に選択し、それをＴＦＴ型のＬＣＤ
モジュール１４に入力する動作を行う所定の回路によっ
て構成されている。
のコンデンサ３３と第１のトランジスタ３４との節点に
接続された一方側の出力線４１と、第２のコンデンサ３
５と第２のトランジスタ３６との節点に接続された他方
側の出力線４２との組は、それぞれが第１〜第３の選択
スイッチ４３，４４，４５に接続されている。第１〜第
３の選択スイッチ４３，４４，４５は本発明の合成手段
であって、前記反転切換信号ＣＫＦに応じて、一方側お
よび他方側の出力線４１，４２から出力されるアナログ
信号を１Ｈ毎に交互に選択し、それをＴＦＴ型のＬＣＤ
モジュール１４に入力する動作を行う所定の回路によっ
て構成されている。
【００２４】図５は、本実施の形態の動作を示すタイミ
ングチャートであって、同図（ａ）は液晶駆動装置３１
に入力するデジタル映像信号の波形、同図（ｂ）は第１
〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３に入力するデジ
タル映像信号の波形、同図（ｃ）は第１のクリップ切換
信号ＣＫＣＰ１のタイミング、同図（ｄ）はクランプ回
路３２の一方側の出力線４１から出力されるアナログ信
号の波形、同図（ｅ）は第２のクリップ切換信号ＣＫＣ
Ｐ２のタイミング、同図（ｆ）はクランプ回路３２の他
方側の出力線４２から出力されるアナログ信号の波形、
同図（ｇ）は反転切換信号ＣＫＦのタイミング、同図
（ｈ）は液晶駆動装置３１から出力される駆動用映像信
号の波形である。
ングチャートであって、同図（ａ）は液晶駆動装置３１
に入力するデジタル映像信号の波形、同図（ｂ）は第１
〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３に入力するデジ
タル映像信号の波形、同図（ｃ）は第１のクリップ切換
信号ＣＫＣＰ１のタイミング、同図（ｄ）はクランプ回
路３２の一方側の出力線４１から出力されるアナログ信
号の波形、同図（ｅ）は第２のクリップ切換信号ＣＫＣ
Ｐ２のタイミング、同図（ｆ）はクランプ回路３２の他
方側の出力線４２から出力されるアナログ信号の波形、
同図（ｇ）は反転切換信号ＣＫＦのタイミング、同図
（ｈ）は液晶駆動装置３１から出力される駆動用映像信
号の波形である。
【００２５】本実施の形態における液晶駆動装置３１の
動作時には、第１〜第３の反転スイッチ５，６，７が反
転切換信号ＣＫＦに応じて動作することにより、入力し
たＲ，Ｇ，Ｂの各デジタル映像信号のデータが第１〜第
３のインバータ８，９，１０によって１Ｈおきにデータ
を反転（レベルが逆転）され、非反転（ポジ）部分と反
転（ネガ）部分とが交互に連続する新たなデジタル映像
信号に変換される。変換後のデジタル映像信号はＤ／Ａ
変換された後、クランプ回路３２において２系統に分岐
される。分岐した一方のアナログ映像信号は、第１のコ
ンデンサ３３によってＡＣカップリングされた後、第１
の抵抗１６により決められた所定の低基準電圧ＶLによ
って１Ｈおきにクランプされることにより、底部を低基
準電圧ＶLに合わせる全体的なレベル調整、すなわちレ
ベル変化の範囲をＶL〜ＶL＋Ｖdの範囲とする調整が行
われる。また、分岐した他方のアナログ映像信号は、第
２のコンデンサ３５によってＡＣカップリングされた
後、第２の抵抗１７により決められた、低基準電圧ＶL
よりも高い所定の高基準電圧ＶHによって１Ｈおきにク
ランプされることにより、頭部を高基準電圧ＶHに合わ
せる全体的なレベル調整、すなわちレベル変化の範囲を
ＶH〜ＶH−Ｖdの範囲とする調整が行われる。さらに、
この間には第１〜第３の反転スイッチ５，６，７に同期
した第１〜第３の選択スイッチ４３，４４，４５の動作
によって、ＶL〜ＶL＋Ｖdの範囲で変化するアナログ映
像信号と、ＶH〜ＶH−Ｖdの範囲で変化するアナログ映
像信号とが１Ｈおきに選択されることにより、図５
（ｈ）に示した駆動用映像信号が生成され、係る駆動用
映像信号によってＬＣＤモジュール１４が駆動される。
動作時には、第１〜第３の反転スイッチ５，６，７が反
転切換信号ＣＫＦに応じて動作することにより、入力し
たＲ，Ｇ，Ｂの各デジタル映像信号のデータが第１〜第
３のインバータ８，９，１０によって１Ｈおきにデータ
を反転（レベルが逆転）され、非反転（ポジ）部分と反
転（ネガ）部分とが交互に連続する新たなデジタル映像
信号に変換される。変換後のデジタル映像信号はＤ／Ａ
変換された後、クランプ回路３２において２系統に分岐
される。分岐した一方のアナログ映像信号は、第１のコ
ンデンサ３３によってＡＣカップリングされた後、第１
の抵抗１６により決められた所定の低基準電圧ＶLによ
って１Ｈおきにクランプされることにより、底部を低基
準電圧ＶLに合わせる全体的なレベル調整、すなわちレ
ベル変化の範囲をＶL〜ＶL＋Ｖdの範囲とする調整が行
われる。また、分岐した他方のアナログ映像信号は、第
２のコンデンサ３５によってＡＣカップリングされた
後、第２の抵抗１７により決められた、低基準電圧ＶL
よりも高い所定の高基準電圧ＶHによって１Ｈおきにク
ランプされることにより、頭部を高基準電圧ＶHに合わ
せる全体的なレベル調整、すなわちレベル変化の範囲を
ＶH〜ＶH−Ｖdの範囲とする調整が行われる。さらに、
この間には第１〜第３の反転スイッチ５，６，７に同期
した第１〜第３の選択スイッチ４３，４４，４５の動作
によって、ＶL〜ＶL＋Ｖdの範囲で変化するアナログ映
像信号と、ＶH〜ＶH−Ｖdの範囲で変化するアナログ映
像信号とが１Ｈおきに選択されることにより、図５
（ｈ）に示した駆動用映像信号が生成され、係る駆動用
映像信号によってＬＣＤモジュール１４が駆動される。
【００２６】以上のように、本実施の形態においては、
入力したデジタル映像信号をアナログ映像信号に変換し
た後、それに複雑な処理を施すことなく駆動用映像信号
を生成することができる。よって、第１及び第２の実施
の形態に示したものと同様の効果が得られる。さらに、
第１及び第２の実施の形態に示したものにあっては、前
述した第１〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３に、
本来必要とする電圧幅Ｖｄを大きく超える電圧幅Ｖ3〜
Ｖ0（図２参照）に対する耐圧を確保する必要がある
が、その点、本実施の形態のものでは、第１〜第３のＤ
／Ａ変換器１１，１２，１３に本来必要とする電圧幅Ｖ
ｄに対する耐圧を確保すれば足りるというメリットがあ
る。なお、本実施の形態においては、本発明における第
１および第２のクランプ手段を単一のクランプ回路３２
によって構成するようにしたが、第１および第２のクラ
ンプ手段を異なるクランプ回路によって構成するように
してもよい。
入力したデジタル映像信号をアナログ映像信号に変換し
た後、それに複雑な処理を施すことなく駆動用映像信号
を生成することができる。よって、第１及び第２の実施
の形態に示したものと同様の効果が得られる。さらに、
第１及び第２の実施の形態に示したものにあっては、前
述した第１〜第３のＤ／Ａ変換器１１，１２，１３に、
本来必要とする電圧幅Ｖｄを大きく超える電圧幅Ｖ3〜
Ｖ0（図２参照）に対する耐圧を確保する必要がある
が、その点、本実施の形態のものでは、第１〜第３のＤ
／Ａ変換器１１，１２，１３に本来必要とする電圧幅Ｖ
ｄに対する耐圧を確保すれば足りるというメリットがあ
る。なお、本実施の形態においては、本発明における第
１および第２のクランプ手段を単一のクランプ回路３２
によって構成するようにしたが、第１および第２のクラ
ンプ手段を異なるクランプ回路によって構成するように
してもよい。
【００２７】また、以上の説明においては、本発明をデ
ジタルカメラに採用した場合について述べたが、本発明
は、例えばパーソナルコンピュータが出力したデジタル
映像信号に基づき液晶表示装置の駆動に用いる駆動用映
像信号を生成する他の装置やシステムに用いることもで
きる。
ジタルカメラに採用した場合について述べたが、本発明
は、例えばパーソナルコンピュータが出力したデジタル
映像信号に基づき液晶表示装置の駆動に用いる駆動用映
像信号を生成する他の装置やシステムに用いることもで
きる。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
デジタル映像信号をアナログ映像信号に変換した後、そ
れに複雑な処理を施すことなく駆動用映像信号を生成す
ることができるようにした。よって、装置の小型化及び
低コスト化、画質調整の高精度化が可能となる。
デジタル映像信号をアナログ映像信号に変換した後、そ
れに複雑な処理を施すことなく駆動用映像信号を生成す
ることができるようにした。よって、装置の小型化及び
低コスト化、画質調整の高精度化が可能となる。
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る液晶駆動装置
を示す概略回路図である。
を示す概略回路図である。
【図２】同実施の形態における動作を示すタイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図３】本発明の第２の実施の形態に係る液晶駆動装置
を示す概略回路図である。
を示す概略回路図である。
【図４】本発明の第３の実施の形態に係る液晶駆動装置
を示す概略回路図である。
を示す概略回路図である。
【図５】同実施の形態における動作を示すタイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図６】従来技術を示す概略回路図である。
１ 液晶駆動装置 ５ 第１の反転スイッチ ６ 第２の反転スイッチ ７ 第３の反転スイッチ ８ 第１のインバータ ９ 第２のインバータ １０ 第３のインバータ １１ 第１のＤ／Ａ変換器 １２ 第２のＤ／Ａ変換器 １３ 第３のＤ／Ａ変換器 ２２ 第１の加算器 ２３ 第２の加算器 ２４ 第３の加算器 ３２ クランプ回路 ４３ 第１の選択スイッチ ４４ 第２の選択スイッチ ４５ 第３の選択スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2H088 EA25 HA06 MA05 MA20 2H093 NA34 NA36 NC03 NC13 NC16 NC21 NC24 ND20 ND24 ND42 ND54 5C006 AC27 AF46 AF82 BB16 BC16 FA41 FA51 5C058 AA08 AB01 BA02 BB05 BB09 BB22 5C080 AA10 BB05 DD01 DD22 DD27 EE19 EE29 JJ02 JJ04 KK43
Claims (6)
- 【請求項１】 液晶表示装置を駆動するためのアナログ
の駆動用映像信号をデジタル映像信号から生成する液晶
駆動装置であって、 前記デジタル映像信号のデータを所定間隔で反転し出力
する反転手段と、 この反転手段の出力信号をアナログ映像信号に変換する
変換手段とを備えたことを特徴とする液晶駆動装置。 - 【請求項２】 前記反転手段は、前記デジタル映像信号
のデータを１走査ラインおきに反転し出力することを特
徴とする請求項１記載の液晶駆動装置。 - 【請求項３】 前記デジタル映像信号における前記反転
手段により反転された１走査ライン分のデータに所定レ
ベルを一律加算する加算手段を備えたことを特徴とする
請求項２記載の液晶駆動装置。 - 【請求項４】 前記反転手段の出力信号を前記変換手段
によりアナログ映像信号に変換する際の基準電圧を、前
記反転手段による前記デジタル映像信号の１走査ライン
おきの反転動作に同期して、前記反転手段により反転さ
れない非反転信号に用いる第１の基準電圧から、前記反
転手段により反転された反転信号に用いる電圧であって
前記第１の基準電圧に前記デジタル映像信号の最大入力
レベル幅に対応する電圧を加えた値よりも高い第２の基
準電圧に切り換える切換手段を備えたことを特徴とする
請求項２記載の液晶駆動装置。 - 【請求項５】 前記変換手段により変換されたアナログ
映像信号の底部を第１の基準電圧に合わせる第１のクラ
ンプ手段と、 前記変換手段により変換されたアナログ映像信号の頭部
を、前記第１の基準電圧に前記デジタル映像信号の最大
レベル幅に対応する電圧を加えた値よりも大きな第２の
基準電圧に合わせる第２のクランプ手段と、 前記第１のクランプ手段および前記第２のクランプ手段
からの出力信号を、前記反転手段による前記デジタル映
像信号の１走査ラインおきの反転動作に同期して交互に
選択し、前記液晶表示装置に出力する合成手段とを備え
たことを特徴とする請求項２記載の液晶駆動装置。 - 【請求項６】 液晶表示装置を駆動するためのアナログ
の駆動用映像信号をデジタル映像信号から生成する駆動
信号生成方法において、 前記デジタル映像信号のデータを所定間隔で反転する工
程と、 反転したデジタル映像信号をアナログ映像信号に変換し
前記駆動用映像信号を生成する工程とを備えたことを特
徴とする液晶表示装置の駆動信号生成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000144995A JP2001324966A (ja) | 2000-05-17 | 2000-05-17 | 液晶駆動装置及び液晶表示装置の駆動信号生成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000144995A JP2001324966A (ja) | 2000-05-17 | 2000-05-17 | 液晶駆動装置及び液晶表示装置の駆動信号生成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001324966A true JP2001324966A (ja) | 2001-11-22 |
Family
ID=18651566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000144995A Abandoned JP2001324966A (ja) | 2000-05-17 | 2000-05-17 | 液晶駆動装置及び液晶表示装置の駆動信号生成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001324966A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005518558A (ja) * | 2002-02-19 | 2005-06-23 | コピン・コーポレーシヨン | 直流回復用集積化スイッチを有する液晶 |
| CN1332368C (zh) * | 2003-04-24 | 2007-08-15 | 夏普株式会社 | 用于彩色图像显示的驱动电路和驱动方法及显示装置 |
-
2000
- 2000-05-17 JP JP2000144995A patent/JP2001324966A/ja not_active Abandoned
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005518558A (ja) * | 2002-02-19 | 2005-06-23 | コピン・コーポレーシヨン | 直流回復用集積化スイッチを有する液晶 |
| CN1332368C (zh) * | 2003-04-24 | 2007-08-15 | 夏普株式会社 | 用于彩色图像显示的驱动电路和驱动方法及显示装置 |
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