JP2001324399A - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

Info

Publication number
JP2001324399A
JP2001324399A JP2000141252A JP2000141252A JP2001324399A JP 2001324399 A JP2001324399 A JP 2001324399A JP 2000141252 A JP2000141252 A JP 2000141252A JP 2000141252 A JP2000141252 A JP 2000141252A JP 2001324399 A JP2001324399 A JP 2001324399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
liquid
pressure
pressure sensor
upper body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000141252A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Okitsu
匠 興津
Yukio Watabe
幸雄 渡部
Akira Sakurai
明 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saginomiya Seisakusho Inc filed Critical Saginomiya Seisakusho Inc
Priority to JP2000141252A priority Critical patent/JP2001324399A/ja
Publication of JP2001324399A publication Critical patent/JP2001324399A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイヤフラムの破損による水漏れやお湯漏れ
を防止する。 【解決手段】 ダイヤフラム20の周縁部は継手本体1
0と上側本体30とにより挟持されている。継手本体1
0の継手部11を介して被測定液体が領域Aに導入され
る。ダイヤフラム20には、永久磁石25が設けられた
受圧板24が取り付けられており、上側本体30に取り
付けられたホール素子35により、前記永久磁石25す
なわちダイヤフラム20の変位を検出する。上側本体3
0には領域Bを大気圧に保持するための空気抜き穴38
が設けられており、その周囲にチューブを挿入可能な突
起部39が設けられている。ダイヤフラム20が破損し
た場合、液体が領域Bに侵入し、空気抜き穴38から外
部に漏出するが、前記突起部39にチューブを挿入し、
その他端を満水時の液位よりも高く保持することによ
り、機器内部への漏水を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤフラムを用
いた圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】流体の圧力を検出する際、ダイヤフラム
の片方の面にその流体の圧力を導き、ダイアフラムの他
の面に対して付勢されるバネ力に抗してダイアフラムを
移動させる流体の力を圧力として検出することが行われ
ている。また、液漕内の液位を検出する際にも、ダイヤ
フラムの片方の面にその液体自体あるいはその液体によ
り圧縮される流体を導き、ダイヤフラムの他の面に対し
て付勢されるバネの力に抗してダイヤフラムを移動させ
る液体あるいは流体の力を圧力として検出し、それによ
り液位を検出することが行われている。そして、この場
合に、前記ダイヤフラムに永久磁石を取り付けておき、
前記ダイヤフラムの変位をホール素子を使用して検出す
ることにより、高精度に圧力を検出することのできる圧
力センサが提案されている。例えば、特開平9−170
958号公報、特開2000−18997号公報などを
参照されたい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した圧力センサ
は、ダイヤフラムの受ける水頭圧と大気圧との差圧を検
出する構造であるため、通常、ダイヤフラムの液体が導
かれる側とは反対側の領域にこの領域を大気圧に保持す
るための空気抜き穴が設けられている。従って、仮にダ
イヤフラムが破れた場合には、この空気抜き穴から被測
定液体(水あるいはお湯など)が漏れ出してしまうこと
となる。例えば、圧力センサが電気ポットなどの水位を
測定するために用いられている場合には、これにより、
使用者が火傷を負ったり、あるいは、周囲が水浸しにな
ってしまうという不都合が発生する。
【0004】そこで本発明は、仮にダイヤフラムが破損
したとしても、水やお湯などの被測定液体が洩れ出すこ
とを防止することが可能な圧力センサを提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の圧力センサは、被測定液体が導入される継
手本体と、上側本体と、前記継手本体と前記上側本体と
の間にその周縁部が挟持されたダイヤフラムと、前記ダ
イヤフラムに固定され摺動可能な受圧板と、前記受圧板
に設置された永久磁石と、前記上側本体に設けられた磁
気センサと、前記ダイヤフラムと前記上側本体により形
成される空間を大気圧とするために前記上側本体に設け
られた空気抜き穴とを有する圧力センサであって、前記
空気抜き穴の周囲の前記上側本体外周部にチューブを挿
入可能とするための突起部が設けられているものであ
る。また、前記突起部に挿入されるチューブの他端は、
被測定液体の最高液位よりも高い位置になるように配置
されているものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の圧力センサ1の
一実施の形態の構成を示す断面図である。この図におい
て、10は継手本体、20はダイヤフラム、30は上側
本体である。前記継手本体10の底面の中央には被測定
流体を導入するための継手部11が備えられており、ま
た、継手本体10の上面には段部12が形成されてい
る。前記ダイヤフラム20は、例えば硬度の高いシリコ
ンゴム製であり、中心部に受圧板支持部21、その周囲
にドーナツ状で肉厚に形成されたバネ力付与部22、周
縁部にフランジ部23が形成されている。図示するよう
に、前記継手本体10の上面に形成されている段部12
に、前記上側本体30の下端フランジ部31の下面の突
出部が嵌合しており、両者の間で前記ダイヤフラム20
のフランジ部23が挟持されて固定されている。
【0007】前記上側本体30の内部には略円筒状のガ
イド室32が設けられており、また、前記上側本体30
の外周の一部には、長方形箱形形状の基板収納部33が
設けられている。基板収納部33には、ホール素子35
や増幅および演算用の集積回路などが搭載された回路基
板34が固定されており、ゴムキャップ36により液体
などの侵入を防止している。また、前記ガイド室32の
前記基板収納部33の部分は平坦部37とされている。
前記上側本体30のガイド室32内には略円筒状の受圧
板24が図中上下方向に摺動自在に配置されており、受
圧板24の下端は前述したダイヤフラム20の受圧板支
持部21上に固定されている。そして、受圧板24の前
記回路基板34上に配置されたホール素子35に近接す
る位置には永久磁石25がその上端部側を所定角度内側
に傾けて固定されている。また、受圧板24の前記ガイ
ド部32の平坦部37に対向する部分には平坦部26が
形成されており、両者の嵌合によって、受圧板24は回
転することなく上下動可能となっている。
【0008】前記受圧板24の上端面は、上側本体30
の上部に螺合した調整ネジ28に支持されたコイルバネ
27により押圧され、ダイヤフラム20の前記バネ力付
与部22によるバネ力と釣り合うようになされている。
また、前記ガイド室32には、空気抜き穴38が設けら
れており、前記ダイヤフラム20と前記上側本体30の
内部により形成される領域Bを大気圧に保持するように
している。そして、前記空気抜き穴38の周囲には、図
示するように、突起部39が設けられている。図2に示
すように、この突起部39には、例えばシリコン製のチ
ューブ40を挿入することができる。
【0009】このように構成された圧力センサ1におい
て、前記継手本体10に設けられた継手部11を被測定
液体を導入する管に接続する。管内に被測定液体が存在
していないときは、前記受圧板24は、前記ダイヤフラ
ム20自体が有するバネ力によって、コイルバネ27及
び受圧板24の自重に抗して所定の初期位置を維持して
いる。管内に液体が存在し領域Aに液体が導入される
と、液圧がダイヤフラム20の下側に作用し、受圧板2
4を上昇させる。これにより、前記永久磁石25も上昇
し、その変位が磁束密度の変化として前記ホール素子3
5により検出され、これにより液圧あるいは液位を検出
することができる。なお、前述のように前記永久磁石2
5の上端部側を内側に傾けて配置することにより、ホー
ル素子の出力の直線領域に対応する永久磁石25の移動
距離を大きくとることができるようにしている。
【0010】このような圧力センサを電気ポットの水位
センサとして使用する場合について、図3を参照して説
明する。図3の(a)は、ダイヤフラムが破損していな
い正常時を示す図である。この図において、51は電気
ポットの貯水室、52は吐出管、53は吐出口である。
図示するように、電気ポットの貯水室51と吐出管52
とを連結する連結部に前記圧力センサ1を配置し、前記
圧力センサの継手本体10の底面中央に設けた継手部1
1を前記連結部に接続する。また、前記空気抜き穴38
の周囲に設けられた突起部39に、前記図2に示したよ
うに、例えばシリコン製のチューブ40を挿入し、その
他端を前記貯水室51の満水時の水位よりも高い位置に
配置する。これは、例えば、電気ポット中の電線類など
と平行してチューブを配設することにより容易に実現す
ることができる。
【0011】前述と同様に、貯水室内51に水が存在し
ない場合には、受圧板24はダイヤフラム20の大きな
バネ力によって、コイルバネ27及び受圧板24の自重
に抗して所定位置を維持している。貯水室内51に水が
存在すると、水位に応じた水圧が継手本体10の継手部
11を介してダイヤフラム20の下側に作用し、受圧板
24を上昇させ、受圧板24に設けた永久磁石25の変
位をホール素子35により検出し、貯水室内の水位を検
出する。
【0012】ここで、前記ダイヤフラム20が破損した
とする。このとき、水あるいはお湯が前記ダイヤフラム
20よりも上部の領域Bに入り込み、前記上側本体30
の内部を通って前記空気抜き穴38から圧力センサ1の
外部に洩れ出すこととなる。しかしながら、本発明にお
いては、前記空気抜き穴38の周囲に突起部39が設け
られており、この突起部39にシリコン製のチューブ4
0を挿入することができる。したがって、この突起部3
9に挿入したチューブ40の他端を図示するように、前
記貯水室51の満水時の高さよりも高い位置になるよう
に配置することにより、前記ダイヤフラム20の破損に
より前記上側本体30の内部を通って前記空気抜き穴3
8から水またはお湯が洩れ出したとしても、図3の
(b)に示すように、その水またはお湯は、前記満水時
の水位よりも低い位置まで達するだけであり、その水ま
たはお湯がチューブ40の外部に洩れ出すことはない。
したがって、ダイヤフラム20が破損した場合であって
も、漏水やお湯による火傷などの不都合が生じることは
ない。なお、ダイヤフラムが破れたときには、前記領域
Aと領域Bとの圧力差が無くなり、ポンプを作動させて
吐出をする際に圧力変動が生じないため、故障内容(ダ
イヤフラムの破損)を検知することができる。
【0013】上述の実施の形態においては、ダイヤフラ
ム自体にバネ力付与部を設けた構成の圧力センサを例に
とって説明したが、本発明はこれに限られることはな
く、ダイヤフラムの下部に前記受圧板およびコイルバネ
に抗して前記ダイヤフラムを所定の初期位置に保持する
対向バネを設けた構成の圧力センサの場合であっても、
全く同様に適用することができる。また、上記において
は、磁気センサとしてホール素子を用いるものとした
が、これに限られることはなく、磁気抵抗素子を用いた
ものなど各種の磁気センサを使用することができる。さ
らに、上記においては、電気ポットの水位を測定する場
合を例にとって説明したがこれに限られることはなく、
洗濯機や風呂などの水位を測定する場合など、ダイヤフ
ラムの破損による被測定流体の漏出を防止する場合であ
れば同様に適用することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の圧力セン
サによれば、ダイヤフラムが破損した場合であっても、
水やお湯が洩れ出すことがなく、火傷や周囲が水浸しと
なるなどの不都合が発生することを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧力センサの構成を示す断面図であ
る。
【図2】 図1に示した圧力センサにおける空気抜き穴
にシリコンチューブを接続した様子を示す図である。
【図3】 本発明の圧力センサを電気ポットの水位の検
出に適用した例を示す図であり、(a)は正常時、
(b)はダイヤフラムが破損した場合を示す。
【符号の説明】
1 圧力センサ 10 継手本体 20 ダイヤフラム 24 受圧板 25 永久磁石 30 上側本体 35 ホール素子 38 空気抜き穴 39 突起部 40 チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻井 明 埼玉県所沢市青葉台1311 株式会社鷺宮製 作所所沢事業所内 Fターム(参考) 2F014 AC03 BA10 2F055 AA39 BB03 CC02 DD20 EE27 FF41 GG11 4B055 AA34 BA07 CA02 CA64 CA85 CB03 CB04 CB07 CD08 GB15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定液体が導入される継手本体と、上
    側本体と、前記継手本体と前記上側本体との間にその周
    縁部が挟持されたダイヤフラムと、前記ダイヤフラムに
    固定され摺動可能な受圧板と、前記受圧板に設置された
    永久磁石と、前記上側本体に設けられた磁気センサと、
    前記ダイヤフラムと前記上側本体により形成される空間
    を大気圧とするために前記上側本体に設けられた空気抜
    き穴とを有する圧力センサであって、 前記空気抜き穴の周囲の前記上側本体外周部にチューブ
    を挿入可能とするための突起部が設けられていることを
    特徴とする圧力センサ。
  2. 【請求項2】 前記突起部に挿入されるチューブの他端
    は、被測定液体の最高液位よりも高い位置になるように
    配置されていることを特徴とする請求項1記載の圧力セ
    ンサ。
JP2000141252A 2000-05-15 2000-05-15 圧力センサ Pending JP2001324399A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000141252A JP2001324399A (ja) 2000-05-15 2000-05-15 圧力センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000141252A JP2001324399A (ja) 2000-05-15 2000-05-15 圧力センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001324399A true JP2001324399A (ja) 2001-11-22

Family

ID=18648394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000141252A Pending JP2001324399A (ja) 2000-05-15 2000-05-15 圧力センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001324399A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009072337A1 (ja) * 2007-12-07 2009-06-11 Shigematsu Works Co., Ltd. 呼吸装置
CN110448166A (zh) * 2019-07-23 2019-11-15 深圳电通纬创微电子股份有限公司 一种电热水壶水位传感器及电热水壶
JP2020180926A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 株式会社鷺宮製作所 圧力センサ
JP2022545492A (ja) * 2019-08-23 2022-10-27 江▲蘇▼多▲維▼科技有限公司 磁気レベル・ゲージ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009072337A1 (ja) * 2007-12-07 2009-06-11 Shigematsu Works Co., Ltd. 呼吸装置
JP2009136521A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Shigematsu Works Co Ltd 呼吸装置
US8671943B2 (en) 2007-12-07 2014-03-18 Shigematsu Works Co., Ltd. Breathing apparatus
EP2236174A4 (en) * 2007-12-07 2015-07-01 Shigematsu Works VENTILATOR
JP2020180926A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 株式会社鷺宮製作所 圧力センサ
CN110448166A (zh) * 2019-07-23 2019-11-15 深圳电通纬创微电子股份有限公司 一种电热水壶水位传感器及电热水壶
JP2022545492A (ja) * 2019-08-23 2022-10-27 江▲蘇▼多▲維▼科技有限公司 磁気レベル・ゲージ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0354479A3 (en) Semiconductor pressure sensor
TW442366B (en) Apparatus for sensing the presence of a wafer
KR100964923B1 (ko) 압력센서 및 이에 사용되는 공기 차단 장치
JP2001324399A (ja) 圧力センサ
KR100933672B1 (ko) 제진장치
JP4542585B2 (ja) 漏れ検出構造
EP1040324B1 (en) Liquid level detector
CN109596189B (zh) 一种家用电器中的水箱安装结构及应用有该水箱安装结构的电蒸箱
JP2005214025A (ja) 燃料供給装置
JP2000018997A5 (ja) ホール素子を用いた圧力センサ
JP2007101563A (ja) ホール素子を用いた水位センサ
JP2000018997A (ja) ホ―ル素子を用いた水位センサ
JP2001330497A (ja) 液圧センサ,液圧センサユニットおよび密閉容器の残量測定装置
CN220403931U (zh) 清洁设备
JP3355385B2 (ja) スチ―ムトラップの良否判定器
US7454955B2 (en) Leak detection structure
KR102104434B1 (ko) 세탁기
CN116869426A (zh) 储液装置及清洗设备
CN212620988U (zh) 一种基于智能化液体液位检测装置
CN220402178U (zh) 基于模块化设计的磁致伸缩位移传感器用电路板安装支架
JP4663861B2 (ja) 漏液センサー
JPH09206494A (ja) 洗濯機のオーバフロー防止装置
JPH09250964A (ja) 半導体圧力センサ
JPH0720512U (ja) 水準器
JP2010197119A (ja) 液面検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050721

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080520