JP2001323972A - 偏心揺動型減速機及びこれを備えた産業用機械の関節 - Google Patents

偏心揺動型減速機及びこれを備えた産業用機械の関節

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JP2001323972A
JP2001323972A JP2000141119A JP2000141119A JP2001323972A JP 2001323972 A JP2001323972 A JP 2001323972A JP 2000141119 A JP2000141119 A JP 2000141119A JP 2000141119 A JP2000141119 A JP 2000141119A JP 2001323972 A JP2001323972 A JP 2001323972A
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謙一 竹内
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/28Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
    • F16H1/32Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion in which the central axis of the gearing lies inside the periphery of an orbital gear

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の増加を防ぎ、低価格で製造するこ
とが可能な偏心揺動型減速機及びこれを備えた産業用機
械の関節を提供すること。 【解決手段】 産業用機械の関節の偏心揺動型減速機1
00は、複数のクランク軸を備え、複数のクランク軸の
うち1つのクランク軸151のみから回転駆動力を入力
されるようにし、複数のクランク軸のうち1つのクラン
ク軸151の軸受容量を、他のクランク軸の軸受容量よ
りも大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用ロボットや
工作機械等の産業用機械に用いられる偏心揺動型減速機
及びこれを備えた産業用機械の関節に関し、より詳しく
は、複数のクランク軸を有し、複数のクランク軸のうち
1本のクランク軸に回転力を入力される偏心揺動型減速
機及びこれを備えた産業用機械の関節に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、減速機を備えた産業用機械の関節
として、例えば、特開平7-124883号公報に記載
されているように、サーボモータから出力された回転駆
動力が、回転軸が減速機の回転軸と同一直線上になるよ
うに支持された歯車を介して、減速機の複数のクランク
軸に入力される産業用機械の関節が知られている。
【0003】以下、図10及び11を用いて、特開平7
-124883号公報に記載されているような産業用機
械の関節800について説明する。
【0004】サーボモータ801から回転駆動力が出力
されると、サーボモータ801から出力された回転駆動
力は、歯車802を介して、回転軸が減速機803の回
転軸と同一直線上になるように軸受804及び805で
支持された歯車806及び807に入力される。歯車8
06及び807に入力された回転駆動力は、歯車807
と噛合するように配置された複数の歯車808、80
9、810及び811を介して、減速機803の複数の
クランク軸803a、803b、803c及び803d
に入力される。
【0005】図10においては、減速機803の詳細は
示していないが、減速機803は、複数のクランク軸8
03a、803b、803c及び803dに回転駆動力
を入力されると、複数のクランク軸803a、803
b、803c及び803dに入力された回転駆動力に応
じて、回転体820を床等に固定された固定台830に
対して回転させる。
【0006】以上に説明したように、産業用機械の関節
800は、サーボモータ801から出力された回転駆動
力が、減速機803の複数のクランク軸803a、80
3b、803c及び803dに入力されることによっ
て、回転体820を床等に固定された固定台830に対
して回転させていた。
【0007】また、減速機を備えた産業用機械の関節と
して、例えば、特開平9-57678号公報に記載され
ているように、サーボモータから出力された回転駆動力
が、減速機の特定のクランク軸に入力されるとともに、
回転駆動力を入力されたクランク軸の先端に設置された
歯車及び回転軸が減速機の回転軸と同一直線上になるよ
うに支持された歯車を介して、減速機の残りのクランク
軸に入力される産業用機械の関節が知られている。
【0008】以下、図12及び13を用いて、特開平9
-57678号公報に記載されているような産業用機械
の関節900について説明する。
【0009】サーボモータ901から回転駆動力が出力
されると、サーボモータ901から出力された回転駆動
力は、歯車902及び903を介して、減速機904の
特定のクランク軸905に入力されるとともに、クラン
ク軸905の先端に設置された歯車903、回転軸が減
速機904の回転軸と同一直線上になるように軸受90
6及び907で支持された歯車908、及び、歯車90
9を介して、減速機904の残りのクランク軸910に
入力される。
【0010】減速機904は、クランク軸905及び9
10に回転駆動力を入力されると、クランク軸905及
び910に入力された回転駆動力に応じて、回転体92
0を床等に固定された固定台930に対して回転させ
る。
【0011】以上に説明したように、産業用機械の関節
900は、サーボモータ901から出力された回転駆動
力が、減速機904の複数のクランク軸905及び91
0に入力されることによって、回転体920を床等に固
定された固定台930に対して回転させていた。
【0012】したがって、上記従来の産業用機械の関節
においては、サーボモータから出力された回転駆動力
は、減速機の複数のクランク軸のそれぞれに等分されて
入力されるので、減速機の寿命、特に、クランク軸の寿
命低下を防止することができた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の産業用機械の関節においては、サーボモータから出
力された回転駆動力を、減速機の複数のクランク軸のそ
れぞれに等分して入力するので、回転軸が減速機の回転
軸と同一直線上になるように支持された歯車と、該歯車
を支持する軸受と、が必要であり、部品点数が増加する
ため、製造費用が高価であるという問題があった。即
ち、図10及び11に示した産業用機械の関節800に
おいては、回転軸が減速機803の回転軸と同一直線上
になるように支持された歯車806及び807と、歯車
806及び807を支持する軸受804及び805と、
が必要であり、図12及び13に示した産業用機械の関
節900においては、回転軸が減速機904の回転軸と
同一直線上になるように支持された歯車908と、歯車
908を支持する軸受906及び907と、が必要であ
った。
【0014】そこで、本発明は、部品点数の増加を防
ぎ、低価格で製造することが可能な偏心揺動型減速機及
びこれを備えた産業用機械の関節を提供するものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の偏心揺動型減速
機は、内周に内歯を形成する内歯部材と、内部に複数の
円形溝を形成し、前記内歯部材と共軸関係を保ちなが
ら、前記内歯部材に回転自在に保持される第一回転部材
と、内部に複数の円形溝を形成し、該複数の円形溝が、
それぞれ、前記第一回転部材の前記複数の円形溝に対向
するように配置されるとともに、前記内歯部材と共軸関
係を保ちながら、前記内歯部材に回転自在に保持される
第二回転部材と、外周に外歯を形成するとともに、内部
に複数の貫通孔を形成し、当該外歯が前記内歯部材の前
記内歯に噛合するとともに、前記第一回転部材及び前記
第二回転部材に挟まれるように配置された外歯歯車と、
それぞれ、前記第一回転部材及び前記第二回転部材の対
向する複数対の前記円形溝に挿入される第一挿入部、及
び、前記外歯歯車の前記複数の貫通孔に挿入され、前記
外歯歯車を偏心揺動させる第二挿入部を有する複数のク
ランク軸と、それぞれ、前記クランク軸の前記第一挿入
部を前記第一回転部材及び前記第二回転部材に対して回
転自在に保持する複数対の第一軸受と、それぞれ、前記
クランク軸の前記第二挿入部を前記外歯歯車に対して回
転自在に保持する複数の第二軸受と、を備えた偏心揺動
型減速機において、前記複数のクランク軸のうち1本の
前記クランク軸の前記第一挿入部が挿入される前記第一
軸受の基本動ラジアル定格荷重が、前記複数のクランク
軸のうち残りの前記クランク軸の前記第一挿入部が挿入
される前記第一軸受の基本動ラジアル定格荷重よりも大
きいことを特徴とするものである。この構成により、本
発明の偏心揺動型減速機は、回転駆動力を入力されるク
ランク軸を回転可能に保持する第一軸受の寿命の低下を
防止することができるので、回転駆動力を、複数のクラ
ンク軸のうち1本のクランク軸のみに入力するだけで良
く、部品点数の増加を防ぐことができ、低価格で製造す
ることができる。なお、本発明の偏心揺動型減速機は、
回転駆動力を入力されるクランク軸を回転可能に保持す
る第一軸受の転動体の硬度を、他の第一軸受の硬度より
も高くすることにより、回転駆動力を入力されるクラン
ク軸を回転可能に保持する第一軸受の大きさを他の第一
軸受の大きさと同一に保ちながら、回転駆動力を入力さ
れるクランク軸を回転可能に保持する第一軸受の寿命の
低下を防止することができる。
【0016】また、本発明の偏心揺動型減速機は、内周
に内歯を形成する内歯部材と、内部に複数の円形溝を形
成し、前記内歯部材と共軸関係を保ちながら、前記内歯
部材に回転自在に保持される第一回転部材と、内部に複
数の円形溝を形成し、該複数の円形溝が、それぞれ、前
記第一回転部材の前記複数の円形溝に対向するように配
置されるとともに、前記内歯部材と共軸関係を保ちなが
ら、前記内歯部材に回転自在に保持される第二回転部材
と、外周に外歯を形成するとともに、内部に複数の貫通
孔を形成し、当該外歯が前記内歯部材の前記内歯に噛合
するとともに、前記第一回転部材及び前記第二回転部材
に挟まれるように配置された外歯歯車と、それぞれ、前
記第一回転部材及び前記第二回転部材の対向する複数対
の前記円形溝に挿入される第一挿入部、及び、前記外歯
歯車の前記複数の貫通孔に挿入され、前記外歯歯車を偏
心揺動させる第二挿入部を有する複数のクランク軸と、
それぞれ、前記クランク軸の前記第一挿入部を前記第一
回転部材及び前記第二回転部材に対して回転自在に保持
する複数対の第一軸受と、それぞれ、前記クランク軸の
前記第二挿入部を前記外歯歯車に対して回転自在に保持
する複数の第二軸受と、を備えた偏心揺動型減速機にお
いて、前記複数のクランク軸のうち1本の前記クランク
軸の前記第二挿入部が挿入される前記第二軸受の基本動
ラジアル定格荷重が、前記複数のクランク軸のうち残り
の前記クランク軸の前記第二挿入部が挿入される前記第
二軸受の前記転動体の基本動ラジアル定格荷重よりも大
きいことを特徴とするものである。この構成により、本
発明の偏心揺動型減速機は、回転駆動力を、複数のクラ
ンク軸のうち1本のクランク軸のみに入力するだけで良
く、部品点数の増加を防ぐことができ、低価格で製造す
ることができる。また、本発明の偏心揺動型減速機は、
回転駆動力を入力されるクランク軸を回転可能に保持す
る第二軸受の寿命の低下を防止することができるので、
寿命低下を防止することができる。なお、本発明の偏心
揺動型減速機は、回転駆動力を入力されるクランク軸を
回転可能に保持する第二軸受の転動体の硬度を、他の第
二軸受の硬度よりも高くすることにより、回転駆動力を
入力されるクランク軸を回転可能に保持する第一軸受の
大きさを他の第二軸受の大きさと同一に保ちながら、回
転駆動力を入力されるクランク軸を回転可能に保持する
第二軸受の寿命の低下を防止することができる。
【0017】また、本発明の産業用機械の関節は、内周
に内歯を形成する内歯部材と、内部に複数の円形溝を形
成し、前記内歯部材と共軸関係を保ちながら、前記内歯
部材に回転自在に保持される第一回転部材と、内部に複
数の円形溝を形成し、該複数の円形溝が、それぞれ、前
記第一回転部材の前記複数の円形溝に対向するように配
置されるとともに、前記内歯部材と共軸関係を保ちなが
ら、前記内歯部材に回転自在に保持される第二回転部材
と、外周に外歯を形成するとともに、内部に複数の貫通
孔を形成し、当該外歯が前記内歯部材の前記内歯に噛合
するとともに、前記第一回転部材及び前記第二回転部材
に挟まれるように配置された外歯歯車と、それぞれ、前
記第一回転部材及び前記第二回転部材の対向する複数対
の前記円形溝に挿入される第一挿入部、及び、前記外歯
歯車の前記複数の貫通孔に挿入される第二挿入部を有す
る複数のクランク軸と、それぞれ、前記第一回転部材及
び前記第二回転部材の対向する前記複数対の円形溝に挿
入され、前記クランク軸の前記第一挿入部を前記第一回
転部材及び前記第二回転部材に対して回転自在に保持す
る複数対の第一軸受と、それぞれ、前記外歯歯車の前記
複数の貫通孔に挿入され、前記クランク軸の前記第二挿
入部を前記外歯歯車に対して回転自在に保持する複数の
第二軸受と、を有し、前記外歯歯車に前記内歯部材に対
して偏心運動をさせる偏心揺動型減速機と、回転駆動力
を出力する出力軸を有するモータと、を備え、前記出力
軸から出力された回転駆動力が、前記第一軸受かつ/ま
たは前記第二軸受の基本動ラジアル定格荷重を他の前記
クランク軸よりも大きくした前記クランク軸に入力され
ることを特徴とするものである。この構成により、本発
明の産業用機械の関節は、回転駆動力を、複数のクラン
ク軸のうち1本のクランク軸のみに入力するだけで良
く、部品点数の増加を防ぐことができ、低価格で製造す
ることができる。また、本発明の産業用機械の関節は、
寿命低下を防止した減速機を用いているので、寿命低下
を防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい一実施形
態を、図1〜9を用いて説明する。
【0019】まず、本実施形態に係る産業用機械の関節
300の構成について、図1〜図5を用いて説明する。
【0020】図1において、産業用機械の関節300
は、偏心揺動型減速機100を備えている。
【0021】図2〜5において、偏心揺動型減速機10
0は、内周に内歯110aを形成する内歯部材110を
備えている。
【0022】また、偏心揺動型減速機100は、内部に
3つの円形溝120a、120b及び120cを形成
し、内歯部材110と共軸関係を保ちながら、アンギュ
ラ玉軸受125を介して、内歯部材110に回転自在に
保持される第一回転部材120と、内部に3つの円形溝
130a、130b及び130cを形成し、円形溝13
0a、130b及び130cが第一回転部材120の円
形溝120a、120b及び120cそれぞれ対向する
ように配置されるとともに、内歯部材110と共軸関係
を保ちながら、アンギュラ玉軸受135を介して、内歯
部材110に回転自在に保持される第二回転部材130
と、を備えている。
【0023】ここで、第一回転部材120及び第二回転
部材130は、それぞれ、中央に、中央孔120d及び
130dを形成している。
【0024】また、偏心揺動型減速機100は、外周に
外歯141aを形成するとともに、内部に3つの貫通孔
141b、141c及び141dを形成し、外歯141
aが内歯部材110の内歯110aに噛合するととも
に、第一回転部材120及び第二回転部材130に挟ま
れるように配置された第一外歯歯車141と、外周に外
歯142aを形成するとともに、内部に3つの貫通孔1
42b、142c及び142dを形成し、外歯142a
が内歯部材110の内歯110aに噛合するとともに、
第一回転部材120及び第二回転部材130に挟まれる
ように配置された第二外歯歯車142と、を備えてい
る。
【0025】ここで、第一外歯歯車141は、内部に、
3つの貫通孔141b、141c及び141d以外に、
円周上に複数の遊嵌孔141eを形成し、中央に1つの
中央孔141fを形成していて、第二外歯歯車142
も、第一外歯歯車141と同様な構成をしている。ま
た、第一回転部材120は、円周上に複数の突起部12
0eを有していて、第一回転部材120の複数の突起部
120eは、それぞれ、遊嵌孔141e及び142eに
挿入され、複数のボルト136によって第二回転部材1
30に固定されている。
【0026】また、偏心揺動型減速機100は、3本の
クランク軸151、152及び153を備えていて、ク
ランク軸151は、両端部分に、第一回転部材120及
び第二回転部材130の対向する1対の円形溝120a
及び130aに挿入される第一挿入部151aを、中央
部分に、第一外歯歯車141の貫通孔141b及び第二
外歯歯車142の貫通孔142bに挿入される第二挿入
部151bを有していて、クランク軸152及び153
も、クランク軸151と同様な構成をしている。
【0027】ここで、クランク軸151の第一挿入部1
51aの外径は、クランク軸152及び153の第一挿
入部152a及び153aの外径よりも大きくなってい
て、クランク軸151の第二挿入部151bの外径は、
クランク軸152及び153の第二挿入部152b及び
153bの外径よりも大きくなっている。
【0028】また、偏心揺動型減速機100は、それぞ
れ、複数の転動体として、ころ161a、162a及び
163aを有する3対の第一軸受161、162及び1
63を備えていて、1対の第一軸受161は、第一回転
部材120及び第二回転部材130の対向する1対の円
形溝120a及び130aに挿入され、クランク軸15
1の第一挿入部151aに係合することによって、1対
の円形溝120a及び130aに挿入されたクランク軸
151を第一回転部材120及び第二回転部材130に
対して回転自在に保持するようになっていて、1対の第
一軸受162及び163も、1対の第一軸受161と同
様な構成をしている。
【0029】ここで、第一軸受161の基本動ラジアル
定格荷重は、第一軸受162及び163の基本動ラジア
ル定格荷重よりも大きくなっている。
【0030】なお、基本動ラジアル定格荷重について
は、JIS B 1518 -1992「転がり軸受の動定格荷
重及び定格寿命の計算方法」に記載されていて、基本動
ラジアル定格荷重が大きいほど軸受の寿命は長くなる。
mを普通使用する材料及び製造品質による定格係数、
cを軸受各部の形状、加工精度及び材料によって定ま
る係数、iを1個の軸受内の転動体の列数、Lwcをころ
の有効長さ(mm)、αを呼び接触角(°)、Zを単列
軸受の転動体の数、又は各列が同数の転動体をもつ多列
軸受の1列当たりの転動体の数、Dweを計算に用いるこ
ろの直径(mm)とすると、ラジアルころ軸受の基本動
ラジアル定格荷重Crは、以下の式(1)のようにな
る。
【0031】 Cr=bmc(iLwccosα)7/93/4we 29/27 (1)
【0032】なお、具体的には、図3に示すように、こ
ろ161aの径が、ころ162a及び163aの径より
も大きくされることによって、第一軸受161の基本動
ラジアル定格荷重は、第一軸受162及び163の基本
動ラジアル定格荷重よりも大きくなっている。
【0033】また、偏心揺動型減速機100は、それぞ
れ、複数の転動体として、ころ171a、172a及び
173aを有する3対の第二軸受171、172及び1
73を備えていて、1対の第二軸受171は、一方が、
第一外歯歯車141の貫通孔141bに挿入され、他方
が、第二外歯歯車142の貫通孔142bに挿入され、
それぞれが、クランク軸151の第二挿入部151bに
係合することによって、貫通孔141b及び142bに
挿入されたクランク軸151を第一外歯歯車141及び
第二外歯歯車142に対して回転自在に保持するように
なっていて、1対の第二軸受172及び173も、1対
の第二軸受171と同様な構成をしている。
【0034】ここで、第二軸受171の基本動ラジアル
定格荷重は、第二軸受172及び173の基本動ラジア
ル定格荷重よりも大きくなっている。
【0035】なお、具体的には、図4に示すように、こ
ろ171aの径が、ころ172a及び173aの径より
も大きくされ、ころ171aの数が、ころ172a及び
173aの数よりも多くされることによって、第二軸受
171の基本動ラジアル定格荷重は、第二軸受172及
び173の基本動ラジアル定格荷重よりも大きくなって
いる。
【0036】なお、偏心揺動型減速機100は、上述し
た構成により、第一外歯歯車141及び第二外歯歯車1
42に内歯部材110に対して偏心運動をさせるように
なっている。
【0037】また、図1及び2に示すように、産業用機
械の関節300は、内歯部材110に複数のボルト31
5によって一体的に係合され、床等に設置される第一関
節部材310と、第一回転部材120に複数のボルト3
25によって一体的に係合される第二関節部材320
と、を備えていて、偏心揺動型減速機100を介して、
第一関節部材310及び第二関節部材320が互いに相
対的に回転させられるようになっている。
【0038】また、産業用機械の関節300は、回転駆
動力を出力する出力軸331と、出力軸331にキー3
32を介して、一体的に係合された第一歯車333と、
を有し、第二関節部材320に固定されたモータ330
と、第一歯車333に噛合するように、ストッパ341
によって、クランク軸151の先端に一体的に係合され
た第二歯車340と、を備えていて、モータ330が出
力軸331から出力した回転駆動力が、第一歯車333
及び第二歯車340を介して、3本のクランク軸15
1、152及び153のうち1本のクランク軸151の
みに入力されるようになっている。
【0039】また、産業用機械の関節300は、第一回
転部材120の中央孔120d、第一外歯歯車141の
中央孔141f、第二外歯歯車142の中央孔142
f、及び、第二回転部材130の中央孔130dを通る
ケーブル350と、第一回転部材120の中央孔120
d、第一外歯歯車141の中央孔141f、第二外歯歯
車142の中央孔142f、及び、第二回転部材130
の中央孔130dに挿入されるとともに、複数のボルト
365によって第一関節部材310に固定され、ケーブ
ル350が偏心揺動型減速機100に接触しないように
ケーブル350を保護する保護筒360と、を備えてい
る。
【0040】また、産業用機械の関節300は、内歯部
材110と、第一回転部材120と、の間にオイルシー
ル371を備え、第二関節部材320と、保護筒360
と、の間にオイルシール372を備えていて、偏心揺動
型減速機100の内部の潤滑油が、偏心揺動型減速機1
00の外部に流出するのを防止している。
【0041】次に、本実施形態に係る産業用機械の関節
300の作用について図1〜9を用いて説明する。
【0042】モータ330が回転駆動力を出力する場合
の産業用機械の関節300の作用は、モータ330から
出力された回転駆動力が、3つのクランク軸151、1
52及び153のうち1つのクランク軸151のみに入
力されるということを除いて、従来の産業用機械の関節
300の作用と同様であるので詳細な説明は省略する。
【0043】モータ330が回転駆動力を出力すると、
モータ330から出力された回転駆動力は、出力軸33
1、第一歯車333、第二歯車340を介して、クラン
ク軸151に伝達される。
【0044】ここで、内歯部材110は、ボルト315
によって、床等に設置された第一関節部材310に固定
されているので、クランク軸151に伝達された回転駆
動力は、内歯部材110の内歯110aと、第一外歯歯
車141の外歯141a及び第二外歯歯車142の外歯
142aと、によって高比で減速されて、複数のボルト
136によって一体的に係合された第一回転部材120
及び第二回転部材130に伝達される。
【0045】また、第二関節部材320は、第一回転部
材120に複数のボルト325によって一体的に係合さ
れているので、複数のボルト136によって一体的に係
合された第一回転部材120及び第二回転部材130に
伝達された回転駆動力は、第二関節部材320に伝達さ
れる。
【0046】したがって、モータ330が回転駆動力を
出力すると、第二関節部材320は、床等に設置された
第一関節部材310に対して回転する。
【0047】次に、本実施形態に係る産業用機械の関節
300の特徴部分の作用について説明する。
【0048】上述したように、本実施形態に係る産業用
機械の関節300は、モータ330から出力された回転
駆動力が、3つのクランク軸151、152及び153
のうち1つのクランク軸151のみに入力される。
【0049】したがって、本実施形態に係る産業用機械
の関節300においては、従来の産業用機械の関節であ
れば、3つのクランク軸151、152及び153の全
てに回転駆動力を入力するために設けていた、歯車及び
軸受等の機構が必要ないので、産業用機械の関節300
は、部品点数の増加を防ぐことができ、低価格で製造さ
れることが可能である。
【0050】また、第一軸受161の基本動ラジアル定
格荷重は、第一軸受162及び163の基本動ラジアル
定格荷重よりも大きくなっているので、産業用機械の関
節300は、第一軸受161では破壊され難い。
【0051】また、第二軸受171の基本動ラジアル定
格荷重は、第二軸受172及び173の基本動ラジアル
定格荷重よりも大きくなっているので、産業用機械の関
節300は、第二軸受171では破壊され難い。
【0052】なお、本発明によれば、本実施形態で示し
た構成でなくても、例えば、クランク軸151の第一挿
入部151a、クランク軸151の第二挿入部151
b、第一軸受161、及び、第二軸受171を、図6〜
9に示したような構成にすることによって、産業用機械
の関節300が、クランク軸151の第一挿入部151
a、クランク軸151の第二挿入部151b、第一軸受
161、及び、第二軸受171では破壊され難くするこ
とができる。
【0053】図6〜9において、部材400は、クラン
ク軸151の第一挿入部151a、又は、クランク軸1
51の第二挿入部151bを、軸受410は、第一軸受
161、又は、第二軸受171を、軸受410のころ4
10aは、第一軸受161のころ161a、又は、第二
軸受171のころ171aを、それぞれ概略的に示した
ものである。また、部材500は、クランク軸152及
び153の第一挿入部152a及び153a、又は、ク
ランク軸152及び153の第二挿入部152b及び1
53bを、軸受510は、第一軸受162及び163、
又は、第二軸受172及び173を、軸受510のころ
510aは、第一軸受162及び163のころ162a
及び163a、又は、第二軸受172及び173のころ
172a及び173aを、それぞれ概略的に示したもの
である。
【0054】図6においては、部材400及び軸受41
0の外径は、それぞれ、部材500及び軸受510の外
径より大きく、ころ410aは、径においては、ころ5
10aと等しいが、数量においては、ころ510aより
多い。
【0055】図7においては、部材400の外径は、部
材500の外径と等しく、軸受410の外径は、軸受5
10の外径より大きい。また、ころ410aは、数量に
おいては、ころ510aと等しいが、径においては、こ
ろ510aより大きい。
【0056】図8においては、部材400及び軸受41
0の外径は、それぞれ、部材500及び軸受510の外
径と等しく、ころ410aは、径においては、ころ51
0aと等しいが、数量においては、ころ510aより多
い。
【0057】図9においては、部材400及び軸受41
0の外径は、それぞれ、部材500及び軸受510の外
径と等しく、ころ410aは、径及び数量において、こ
ろ510aと等しいが、軸受410が挿入される孔、こ
ろ410及び部材400は、特別に硬化処理がなされて
いているか、硬質な材料を用いて形成されている。ここ
で、軸受410が挿入される孔とは、例えば、軸受41
0を第一軸受161であると考えた場合、円形溝120
a及び130aのことである。
【0058】なお、本実施形態においては、クランク軸
が3本である偏心揺動型減速機100について説明した
が、本発明によれば、クランク軸は複数であれば何本で
あってもよい。
【0059】また、本実施形態においては、第一回転部
材120、第一外歯歯車141、第二外歯歯車142、
及び、第二回転部材130に、それぞれ、中央孔120
d、中央孔141f、中央孔142f、及び、中央孔1
30dが形成されている偏心揺動型減速機100につい
て説明したが、本発明は、様々な形状の偏心揺動型減速
機に適用可能であり、モータ330の配置も様々な変更
が可能である。例えば、モータ330の出力軸331を
直接カップリング等を介してクランク軸151に接続し
てもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
部品点数の増加を防ぎ、低価格で製造することが可能な
偏心揺動型減速機及びこれを備えた産業用機械の関節を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る産業用機械の関節の
正面断面図である。
【図2】図1に示した産業用機械の関節の偏心揺動型減
速機の正面断面図である。
【図3】図1のA−A矢視断面図、又は、A’−A’矢
視断面図である。
【図4】図1のB−B矢視断面図、又は、B’−B’矢
視断面図である。
【図5】図1のC−C矢視断面図である。
【図6】本発明の別態様を説明する概略図である。
【図7】本発明の図6で示した態様以外の別態様を説明
する概略図である。
【図8】本発明の図6及び7で示した態様以外の別態様
を説明する概略図である。
【図9】本発明の図6、7及び8で示した態様以外の別
態様を説明する概略図である。
【図10】従来の産業用機械の関節の正面断面図であ
る。
【図11】図10のD−D矢視断面図である。
【図12】従来の図11で示した態様以外の産業用機械
の関節の正面断面図である。
【図13】図12のE−E矢視断面図である。
【符号の説明】
110a 内歯 110 内歯部材 120a、120b、120c 円形溝 120 第一回転部材 130a、130b、130c 円形溝 130 第二回転部材 141a 外歯 142a 外歯 141b、141c、141d 貫通孔 142b、142c、142d 貫通孔 141 第一外歯歯車(外歯歯車) 142 第二外歯歯車(外歯歯車) 151a、152a、153a 第一挿入部 151b、152b、153b 第二挿入部 151、152、153 クランク軸 161、162、163 第一軸受 171、172、173 第二軸受 100 偏心揺動型減速機 161a、162a、163a 転動体(ころ) 171a、172a、173a 転動体(ころ) 310 第一関節部材 320 第二関節部材 300 産業用機械の関節 331 出力軸 333 第一歯車 330 モータ 340 第二歯車

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周に内歯を形成する内歯部材と、 内部に複数の円形溝を形成し、前記内歯部材と共軸関係
    を保ちながら、前記内歯部材に回転自在に保持される第
    一回転部材と、 内部に複数の円形溝を形成し、該複数の円形溝が、それ
    ぞれ、前記第一回転部材の前記複数の円形溝に対向する
    ように配置されるとともに、前記内歯部材と共軸関係を
    保ちながら、前記内歯部材に回転自在に保持される第二
    回転部材と、 外周に外歯を形成するとともに、内部に複数の貫通孔を
    形成し、当該外歯が前記内歯部材の前記内歯に噛合する
    とともに、前記第一回転部材及び前記第二回転部材に挟
    まれるように配置された外歯歯車と、 それぞれ、前記第一回転部材及び前記第二回転部材の対
    向する複数対の前記円形溝に挿入される第一挿入部、及
    び、前記外歯歯車の前記複数の貫通孔に挿入され、前記
    外歯歯車を偏心揺動させる第二挿入部を有する複数のク
    ランク軸と、 それぞれ、前記クランク軸の前記第一挿入部を前記第一
    回転部材及び前記第二回転部材に対して回転自在に保持
    する複数対の第一軸受と、 それぞれ、前記クランク軸の前記第二挿入部を前記外歯
    歯車に対して回転自在に保持する複数の第二軸受と、 を備えた偏心揺動型減速機において、 前記複数のクランク軸のうち1本の前記クランク軸の前
    記第一挿入部が挿入される前記第一軸受の基本動ラジア
    ル定格荷重が、前記複数のクランク軸のうち残りの前記
    クランク軸の前記第一挿入部が挿入される前記第一軸受
    の基本動ラジアル定格荷重よりも大きいことを特徴とす
    る偏心揺動型減速機。
  2. 【請求項2】 内周に内歯を形成する内歯部材と、 内部に複数の円形溝を形成し、前記内歯部材と共軸関係
    を保ちながら、前記内歯部材に回転自在に保持される第
    一回転部材と、 内部に複数の円形溝を形成し、該複数の円形溝が、それ
    ぞれ、前記第一回転部材の前記複数の円形溝に対向する
    ように配置されるとともに、前記内歯部材と共軸関係を
    保ちながら、前記内歯部材に回転自在に保持される第二
    回転部材と、 外周に外歯を形成するとともに、内部に複数の貫通孔を
    形成し、当該外歯が前記内歯部材の前記内歯に噛合する
    とともに、前記第一回転部材及び前記第二回転部材に挟
    まれるように配置された外歯歯車と、 それぞれ、前記第一回転部材及び前記第二回転部材の対
    向する複数対の前記円形溝に挿入される第一挿入部、及
    び、前記外歯歯車の前記複数の貫通孔に挿入され、前記
    外歯歯車を偏心揺動させる第二挿入部を有する複数のク
    ランク軸と、 それぞれ、前記クランク軸の前記第一挿入部を前記第一
    回転部材及び前記第二回転部材に対して回転自在に保持
    する複数対の第一軸受と、 それぞれ、前記クランク軸の前記第二挿入部を前記外歯
    歯車に対して回転自在に保持する複数の第二軸受と、 を備えた偏心揺動型減速機において、 前記複数のクランク軸のうち1本の前記クランク軸の前
    記第二挿入部が挿入される前記第二軸受の基本動ラジア
    ル定格荷重が、前記複数のクランク軸のうち残りの前記
    クランク軸の前記第二挿入部が挿入される前記第二軸受
    の前記転動体の基本動ラジアル定格荷重よりも大きいこ
    とを特徴とする偏心揺動型減速機。
  3. 【請求項3】 内周に内歯を形成する内歯部材と、内部
    に複数の円形溝を形成し、前記内歯部材と共軸関係を保
    ちながら、前記内歯部材に回転自在に保持される第一回
    転部材と、内部に複数の円形溝を形成し、該複数の円形
    溝が、それぞれ、前記第一回転部材の前記複数の円形溝
    に対向するように配置されるとともに、前記内歯部材と
    共軸関係を保ちながら、前記内歯部材に回転自在に保持
    される第二回転部材と、外周に外歯を形成するととも
    に、内部に複数の貫通孔を形成し、当該外歯が前記内歯
    部材の前記内歯に噛合するとともに、前記第一回転部材
    及び前記第二回転部材に挟まれるように配置された外歯
    歯車と、それぞれ、前記第一回転部材及び前記第二回転
    部材の対向する複数対の前記円形溝に挿入される第一挿
    入部、及び、前記外歯歯車の前記複数の貫通孔に挿入さ
    れる第二挿入部を有する複数のクランク軸と、それぞ
    れ、前記第一回転部材及び前記第二回転部材の対向する
    前記複数対の円形溝に挿入され、前記クランク軸の前記
    第一挿入部を前記第一回転部材及び前記第二回転部材に
    対して回転自在に保持する複数対の第一軸受と、それぞ
    れ、前記外歯歯車の前記複数の貫通孔に挿入され、前記
    クランク軸の前記第二挿入部を前記外歯歯車に対して回
    転自在に保持する複数の第二軸受と、を有し、前記外歯
    歯車に前記内歯部材に対して偏心運動をさせる偏心揺動
    型減速機と、 回転駆動力を出力する出力軸を有するモータと、 を備え、 前記出力軸から出力された回転駆動力が、前記第一軸受
    かつ/または前記第二軸受の基本動ラジアル定格荷重を
    他の前記クランク軸よりも大きくした前記クランク軸に
    入力されることを特徴とする産業用機械の関節。
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