JP2001323660A - 緊張材の張力調整装置 - Google Patents

緊張材の張力調整装置

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JP2001323660A
JP2001323660A JP2000139364A JP2000139364A JP2001323660A JP 2001323660 A JP2001323660 A JP 2001323660A JP 2000139364 A JP2000139364 A JP 2000139364A JP 2000139364 A JP2000139364 A JP 2000139364A JP 2001323660 A JP2001323660 A JP 2001323660A
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Mitsuhiko Yazaki
光彦 矢崎
Kazuhiro Nagata
一廣 永田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピンブロックをコンパクト化し、緊張材の
張力調整後に意匠上望ましい外観を保つ張力調整装置の
提供。 【解決手段】 着脱可能で、緊張材2に張力を調整可
能に付与する張力調整装置1は、緊張材2がねじ込まれ
たカプラー3と構造部材に連結されたピンブロック4が
ねじロッド5を介して連結され、緊張材2に取り付けら
れ、これをカプラー3側に押圧可能にされた2分割可能
の加力ブロック8と、ブロック8に当接した反力ビーム
9と、ピンブロック4の端面に当接した反力ブロック1
1と、緊張材2の両側に配置され反力ビーム9と反力ブ
ロック11とに跨って配置された一対のダミーバー12
と、各ダミーバー12の反力ビーム9側端部上の油圧ジ
ャッキ13とを備え、油圧ジャッキ13の作動で反力ビ
ーム9が当接する加力ブロック8をカプラー3側へ押圧
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレース材、張弦
梁、吊り屋根構造、ケーブルドーム構造、またはガラス
壁面を支持するテンション・システムなどに用いられる
緊張材の張力調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の緊張材の張力調整装置としては、
例えば、特開平8−200325号公報のものが開示さ
れ(第1従来例として図6に示す)、また特開平11−
270028号公報のものが開示されている(第2従来
例として図7に示す)。
【0003】第1従来例の張力調整装置101は、図6
に示すように、2本の緊張材102a,102bの中間
部に配設され、緊張材102a,102bのねじ部に螺
合された2つの加力ナット104の両端にセットした反
力ビーム105,105間に、油圧ジャッキ106を用
いて圧縮力を加えることによって、大きな張力が与えら
れている状況下でもターンバックル107の回転操作が
軽力で行えることによって、緊張材102a,102b
に張力を付与し、調整するものである。調整が終了する
と、反力ビーム105、油圧ジャッキ106等を取り外
して、加力ナット104をターンバックル107側に寄
せて締め付ける。
【0004】また、第2従来例の張力調整装置121
は、ガラス壁面を支持するテンショントラスに関するも
ので、図7に示すように、緊張材122の端部近傍に張
力調整装置121を取り付けて、付与する張力を緊張材
122とピンブロック123との間で調整するものであ
る。そのため、緊張材122の端部近傍に反力ビーム1
24および油圧ジャッキ125を設置して緊張材122
に張力を付与し、調整するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような構成によ
り、前記第1従来例の張力調整装置101では、緊張材
102a,102bの張力調整後に加力ナット104を
ターンバックル107に締め付けるので、加力ナット1
04が張力調整後も緊張材102a,102bに残って
しまい、意匠上望ましくないという問題がある。
【0006】また、図6において、緊張材102aの左
端部を図外の構造部材側のガセットに取り付けると共
に、左方の反力ビーム105の上端部105aをガセッ
トにボルトにより取り付けるような構成を採った場合に
は、張力調整装置を取り外し後にガセットに取付ボルト
穴が残ってしまう。そこでピン止め構成にすると、ピン
が大きくかつ長いものになるという問題がある。
【0007】一方、第2従来例の張力調整装置121
は、ピンブロック123とカプラーとが一体構成となっ
ているためピンブロック123が大きくなってしまうと
いう問題がある。
【0008】そこで、本発明は、ピンブロックを軽量、
コンパクト化し、かつ緊張材の張力調整後に意匠上望ま
しい外観を保つことができる張力調整装置の提供を目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成する。第1の発明は、緊張
材の端部と構造部材との間に着脱可能に取り付けられる
と共に油圧作動により当該緊張材に張力を調整可能に付
与する緊張材の張力調整装置であって、一側端に前記緊
張材の端部がねじ込まれて連結された中空筒状のカプラ
ーと、一側端が前記構造部材に揺動可能に連結されたピ
ンブロックとのそれぞれの他側端がねじロッドを介して
直線状に連結されてなり、前記カプラーの一側端の外方
近傍において緊張材に取り付けられ当該緊張材をカプラ
ー側に押圧可能にされた加力ブロックと、前記加力ブロ
ックの反カプラー側の端面に当接して配置された一側の
反力部材と、前記ピンブロックの前記構造部材側の端面
に当接して配置された他側の反力部材と、前記緊張材に
沿って両側に平行に配置され一側と他側の両反力部材に
跨って配置された一対のダミーバーと、前記各ダミーバ
ーの前記一側の反力部材側の端部上に配置された一対の
油圧アクチュエータとを備え、前記油圧アクチュエータ
の油圧作動に応じて、一側と他側の反力部材がそれぞれ
当接する加力ブロックとピンブロックをカプラー側へ押
圧し、前記ピンブロックに反力ブロックを引掛けること
によりピンが大きくなることを防いだことを特徴とす
る。
【0010】第2の発明は、緊張材の端部と構造部材と
の間に着脱可能に取り付けられると共に、油圧作動によ
り当該緊張材に張力を調整可能に付与する緊張材の張力
調整装置であって、一側端に前記緊張材の端部がねじ込
まれて連結された中空筒状のカプラーと、一側端が前記
構造部材に揺動可能に連結されたピンブロックとのそれ
ぞれの他側端がねじロッドを介して直線状に連結されて
なり、前記カプラーの一側端の外方近傍において緊張材
に取り付けられ当該緊張材をカプラー側に押圧可能にさ
れた加力ブロックと、前記加力ブロックの反カプラー側
の端面に当接して配置された一側の反力部材と、前記ピ
ンブロックの前記構造部材側の端面に当接して配置され
た他側の反力部材と、前記緊張材に沿って片側に平行に
配置され一側と他側の両反力部材に跨って配置された2
本のダミーバーと、前記各ダミーバーの前記一側の反力
部材側の端部上に配置された一対の油圧アクチュエータ
とを備え、前記油圧アクチュエータの油圧作動に応じ
て、一側と他側の反力部材がそれぞれ当接する加力ブロ
ックとピンブロックをカプラー側へ押圧することを特徴
とする。
【0011】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、加力ブロックが分割可能に形成され、緊張材に着
脱可能に固定されることを特徴とする。
【0012】第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発
明において、加力ブロックが径方向に2分割可能のめね
じ部を有して形成され、取り付け時には緊張材のおねじ
部に嵌り合い、取り外しが可能であることを特徴とする
【0013】
【作用】本発明では、緊張材の端部と構造部材との間に
て緊張材に張力を付与する張力調整装置において、張力
調整用のカプラーと構造部材側のピンブロックとをねじ
ロッドを介して直線状に連結する構成を採ることによ
り、ピンブロックのコンパクト化を可能とした。
【0014】また、2つに分割できる加力ブロックを用
いることにより張力調整後に取り外し可能とし、張力調
整後の外観を意匠的にすっきりさせ、機能的にも軽量、
コンパクト化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実
施形態を図1〜図4を参照して説明する。図1(a)は
本実施形態の平面図、図1(b)は図1(a)の加力ブ
ロックの斜視図である。また、図2(a)は図1のA矢
視図であり、図2(b)は図2(a)のB矢視図であ
る。図3,図4は緊張材の各種適用例を示す説明図であ
る。
【0016】図1、図2の各(a),(b)に示すよう
に、張力調整装置1は、第2従来例と同様に、緊張材2
の端部にて緊張材2に張力を付与するものである。ロッ
ド状の緊張材2の右端部はカプラー3にねじ込まれてい
る。カプラー3の両端部には右ねじと左ねじの逆ねじが
形成されている。また、カプラー3の長手方向中央部の
外周には平行面部3aが形成されている。そして、カプ
ラー3の右方にはピンブロック4が配置され、ねじロッ
ド5を介してカプラー3に連結されている。
【0017】ねじロッド5は、ピンブロック4にねじ込
み後、図示しない止めねじ等により回動不可に固定され
ている。さらに、ピンブロック4の右端側にはスリット
4aが設けられ、このスリット部4aが図外の梁または
柱などの構造材に固定されたガセットプレート6にピン
7を介して回動可能に支持されている。
【0018】この緊張材2に張力を付与する張力調整装
置1は、加力ブロック8と、カプラー3およびピンブロ
ック4を挟んで、左右両端部に配設されている反力ビー
ム9(反力部材)および反力ブロック11(反力部材)
と、これら反力ビーム9と反力ブロック11を結合する
一対のダミーバー12と、同じく一対の油圧ジャッキ1
3(油圧アクチュエータ)などから構成されている。
【0019】前記加力ブロック8は、2つ割りに形成さ
れ、各半部は接続プレート14とボルト15により一体
化されている。そして、加力ブロック8の中心部に形成
された穴が、カプラー3の端部近傍において緊張材2の
周面を緊締するようにして取り付けられている。これに
より、加力ブロック8がカプラー3側へ押圧されると、
この加力ブロック8は左方の緊張材2をカプラー3側へ
(図で右方)引っ張ることになる。なお、加力ブロック
8の中心部に穴を設ける代わりにめねじ部を形成し、緊
張材2に形成したおねじ部と嵌り合う構成にしてもよ
い。
【0020】前記反力ビーム9は、図2(a)に示すよ
うに一対の形鋼20を、中間に心出リング16および図
外のスペーサを挟んで背中合わせに配置し、両形鋼20
を4本のボルト・ナット17で一体化することにより構
成されている。反力ビーム9のカプラー3側の端面は加
力ブロック8に当接している。一方、反力ブロック11
は、一対の略L字形部材11cを対向配置して構成され
ると共に、この一対のL字形部材11cで形成される凹
部に位置するピンブロック4の右端部が、前記L字形部
材11cの底部11aに当接し、また、L字形部材11
c間は4本のロングボルト・ナット18により固定され
ている。
【0021】前記一対のダミーバー12は、PC棒鋼か
らなり、緊張材2を挟んで平行に配置されている。各ダ
ミーバー12の反力ビーム9側の端部は、センターホー
ル型の油圧ジャッキ13の心部を貫通し、ナット19
(固定具)が油圧ジャッキ13を介して反力ビーム9を
加力ブロック8に当接させて位置決めしている。油圧ジ
ャッキ13は図外の油圧源に接続されている。
【0022】この張力調整装置1において、油圧源から
油圧ジャッキ13に油圧作動がかかると、シリンダケー
ス13aが角座金21を介して反力ビーム9をカプラー
3側へ(右方へ)押圧する。こうして、反力ビーム9の
カプラー3側端面が加力ブロック8(つまり緊張材2)
をカプラー3側へ押圧する。
【0023】同時に、シリンダケース13a内のピスト
ン(図示せず)は、当接している一側端部のナット19
側(左方側)へ油圧作動により押圧される。そして、こ
の反力がピストン、ナット19、ダミーバー12、他端
側のナット22および反力ブロック11、ピンブロック
4およびガセットプレート6を介して構造部材により受
けられる。
【0024】つぎに、この張力調整装置1の作用を説明
する。油圧ジャッキ13に油圧源からの油圧がかかる
と、反力ビーム9は加力ブロック8を介して緊張材2を
カプラー3側へ(右方へ)押圧する。このとき、ダミー
バー12には反力の引張力が作用し、上述のように、引
張力は反力ブロック11、ピンブロック4、ガセットプ
レート6等を介して構造材によって受けられる。
【0025】こうして、カプラー3を手回しもしくは、
平行面部にレンチを差し込んで回動させ、緊張材2をピ
ンブロック4側へ引き寄せる。油圧力が作用しているの
で、この回動操作は容易に行うことができる。
【0026】このときの油圧力を調整することにより、
緊張材2に付与する張力を所定値に収めることができ
る。そして、調整を終了して張力調整装置1を取り外し
た後は、付与された張力はカプラー3により保持され
る。この取り外し時に加力ブロック8も取り外されるの
で、取り外し後に意匠上望ましい外観が得られる。
【0027】また、張力調整用のカプラー3と構造部材
側のピンブロック4とをねじロッド5を介して直線状に
連結しているので、ピンブロック4のコンパクト化が可
能となる。
【0028】また、張力付与時の反力を反力ブロック1
1を介してピンブロック4の端面で受けているので、ピ
ンブロック4の周辺構造を単純化することができる。
【0029】図3(a),(b)は共に、緊張材2が張
弦梁に適用された例を示す。いずれも両端の支持構造間
に架け渡され、下側が緊張材(テンション材)2であ
り、上側が圧縮材・曲げ材31である。また、32は束
材である。図3(c)は、吊り屋根構造に適用された例
を示す。2が緊張材である。また、図3(d)はケーブ
ルドーム構造に適用された例を示す。2が緊張材であ
る。
【0030】図4(a),(b)は、共にガラス壁面を
支持するテンション・システムに適用された例を示す。
図4(a)はクローズド・システム型のテンション・グ
レージング・システムを示す。33はガラス、2が緊張
材であり、34が束材である。また、図4(b)はオー
プン・システム型のテンション・グレージング・システ
ムを示す。33はガラス、2が緊張材であり、34が束
材である。
【0031】[第2実施形態]本発明の第2実施形態を
図5を参照して説明する。図5は本実施形態の平面図で
ある。本実施形態は緊張材の片側に張力調整装置を設置
した場合であり、この点が前記第1実施形態との主な相
違点である。したがって、第1実施形態と共通な部材に
ついては重複する説明を省いて説明する。
【0032】図5に示すように、この張力調整装置51
は、加力ブロック8と、カプラー3およびピンブロック
4を挟んで、第1反力ビーム52(加力ブロック8側、
反力部材)と第2反力ビーム53(ピンブロック4側、
反力部材)を配置して構成され、第1と第2反力ビーム
52、53のそれぞれは加力ブロック8とピンブロック
4の外側端面に当接している。両反力ビーム52,53
は2つの形鋼を背中合わせに配置して構成されるもの
で、第1実施形態と同様の構成である。
【0033】また、2本のダミーバーのうち、内側のダ
ミーバー54の第1反力ビーム52側端部には油圧ジャ
ッキ13(油圧アクチュエータ)が同軸に配置され、ダ
ミーバー54の端部は油圧ジャッキ13の心部を貫通し
ている。また、外側のダミーバー55では、前記当接位
置における両反力ビーム52,53の間隔がナット56
により維持されている。また、内側の各ナット56と両
反力ビーム52,53との間には球面座金57が図示の
向きに配置され、ダミーバー55と両反力ビーム52,
53との交差角の変化を吸収する。
【0034】つぎに、この張力調整装置51の作用を説
明する。油圧ジャッキ13に油圧源からの油圧がかかる
と、第1反力ビーム52は外側のダミーバー55との固
定部58を支点にして加力ブロック8(緊張材)をカプ
ラー3側へ(右方へ)押圧する。このとき、両反力ビー
ム52,53と両ダミーバー54,55とで形成してい
る矩形が若干変形して菱形になるのを、前記球面座金部
57が許容する。そして、油圧を調整しつつ緊張材2を
引き込む方向にカプラー3を手回しにより回動させて、
緊張材2に付与する張力を調整する。
【0035】そして、調整を終了して張力調整装置51
を取り外した後は、付与された張力はカプラー3により
保持される。この取り外し時に加力ブロック8も取り外
されるので、取り外し後に意匠上望ましい外観が得られ
る。
【0036】なお、 本実施形態は、第1実施形態の図
3(a)〜(d)および図4(a),(b)に示した各
種構造物に適用可能である。
【0037】また、前記の構成の代わりに、図5におけ
る第2反力ビーム53(ピンブロック4側)のC部(右
上端部)を、拡幅したガセットプレート6aにボルト・
ナット止めする構成も考えられるが、その場合にはガセ
ットプレート6aにボルト穴が残ってしまう問題があ
り、またピン止めする構成にすると、ピンが大きく、か
つ長くなる問題が生じる。しかるに、本実施形態によれ
ば、これらの問題点を防止可能であり、ガセットプレー
ト6aなど周辺部材の構造を単純化できる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明によれ
ば、張力調整用のカプラーと構造部材側のピンブロック
とをねじロッドを介して直線状に連結するので、ピンブ
ロックのコンパクト化が可能となる。
【0039】また、2つに分割できる加力ブロックを用
いて張力調整後に取り外し可能としているので、張力調
整後の外観を意匠的にシンプルとし、機能的にも軽量、
コンパクト化を図ることができる。
【0040】また、張力調整時の反力を反力部材を介し
てピンブロックの端面で受けているので、ピンブロック
の周辺構造を単純化することができる。
【0041】また、2本のダミーバーを緊張材に沿って
両側または片側に配置した構成のいずれかを選択可能で
あるので、取り付けスペースの状況に柔軟に対応可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本実施形態の平面図、図(b)は
同図(a)の加力ブロックの斜視図である。
【図2】(a)は図1のA矢視図であり、(b)は図1
(a)のB矢視図である。
【図3】(a)〜(d)は緊張材の各種適用例を示す説
明図である。
【図4】(a),(b)は緊張材の各種適用例を示す説
明図である。
【図5】本発明の第2実施形態の平面図である。
【図6】第1従来例の平面図である。
【図7】第2従来例の平面図である。
【符号の説明】
2 緊張材 3 カプラー 4 ピンブロック4 5 ねじロッド 6 ガセットプレート 8 加力ブロック 9 反力ビーム(反力部材) 11 反力ブロック(反力部材) 11a 底部 11c 略L字形部材 12,54,55 ダミーバー 13 油圧ジャッキ(油圧アクチュエータ) 52,53 反力ビーム(反力部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緊張材の端部と構造部材との間に着脱可
    能に取り付けられると共に、油圧作動により当該緊張材
    に張力を調整可能に付与する緊張材の張力調整装置であ
    って、一側端に前記緊張材の端部がねじ込まれて連結さ
    れた中空筒状のカプラーと、一側端が前記構造部材に揺
    動可能に連結されたピンブロックとのそれぞれの他側端
    がねじロッドを介して直線状に連結されてなり、前記カ
    プラーの一側端の外方近傍において、緊張材に取り付け
    られ当該緊張材をカプラー側に押圧可能にされた加力ブ
    ロックと、前記加力ブロックの反カプラー側の端面に当
    接して配置された一側の反力部材と、前記ピンブロック
    の前記構造部材側の端面に当接して配置された他側の反
    力部材と、前記緊張材に沿って両側に平行に配置され一
    側と他側の両反力部材に跨って配置された一対のダミー
    バーと、前記各ダミーバーの前記一側の反力部材側の端
    部上に配置された一対の油圧アクチュエータとを備え、
    前記油圧アクチュエータの油圧作動に応じて、一側と他
    側の反力部材がそれぞれ当接する加力ブロックとピンブ
    ロックをカプラー側へ押圧し、前記ピンブロックに反力
    ブロックを引掛けることによりピンが大きくなることを
    防いだことを特徴とする緊張材の張力調整装置。
  2. 【請求項2】 緊張材の端部と構造部材との間に着脱可
    能に取り付けられると共に、油圧作動により当該緊張材
    に張力を調整可能に付与する緊張材の張力調整装置であ
    って、一側端に前記緊張材の端部がねじ込まれて連結さ
    れた中空筒状のカプラーと、一側端が前記構造部材に揺
    動可能に連結されたピンブロックとのそれぞれの他側端
    がねじロッドを介して直線状に連結されてなり、前記カ
    プラーの一側端の外方近傍において緊張材に取り付けら
    れ当該緊張材をカプラー側に押圧可能にされた加力ブロ
    ックと、前記加力ブロックの反カプラー側の端面に当接
    して配置された一側の反力部材と、前記ピンブロックの
    前記構造部材側の端面に当接して配置された他側の反力
    部材と、前記緊張材に沿って片側に平行に配置され一側
    と他側の両反力部材に跨って配置された2本のダミーバ
    ーと、前記各ダミーバーの前記一側の反力部材側の端部
    上に配置された一対の油圧アクチュエータとを備え、前
    記油圧アクチュエータの油圧作動に応じて、一側と他側
    の反力部材がそれぞれ当接する加力ブロックとピンブロ
    ックをカプラー側へ押圧することを特徴とする緊張材の
    張力調整装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の緊張材
    の張力調整装置であって、前記加力ブロックが分割可能
    に形成され、緊張材に着脱可能に固定されることを特徴
    とする緊張材の張力調整装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    緊張材の張力調整装置であって、前記加力ブロックが径
    方向に2分割可能のめねじ部を有して形成され、取り付
    け時には緊張材のおねじ部に嵌り合い、取り外しが可能
    であることを特徴とする緊張材の張力調整装置。
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Cited By (4)

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CN102744339A (zh) * 2012-07-14 2012-10-24 成都生辉电子科技有限公司 一种可拆卸张放装置及控制方法
CN103323283A (zh) * 2013-07-05 2013-09-25 中铁三局集团有限公司 桥梁预应力自动张拉设备同步标定试验方法
CN110238964A (zh) * 2019-07-09 2019-09-17 江西联保工程咨询有限公司 一种用于安装活动芯肋的装置
CN113756192A (zh) * 2021-08-20 2021-12-07 中铁十六局集团第五工程有限公司 一种桥梁斜拉索张拉撑脚装置

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