JP2000288800A - プレスのコラムのナット締め付け装置 - Google Patents
プレスのコラムのナット締め付け装置Info
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- JP2000288800A JP2000288800A JP11099428A JP9942899A JP2000288800A JP 2000288800 A JP2000288800 A JP 2000288800A JP 11099428 A JP11099428 A JP 11099428A JP 9942899 A JP9942899 A JP 9942899A JP 2000288800 A JP2000288800 A JP 2000288800A
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- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/04—Frames; Guides
- B30B15/045—Mountings of press columns
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B30B15/04—Frames; Guides
- B30B15/042—Prestressed frames
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置が簡単で、必ずしも各コラム毎に必要と
しないコラムのプリテンション装置を提供する。 【解決手段】 プレスのコラム7をフレーム1に締め付
けるためコラム7に螺合したナット20の締め付け装置
であって、ナット20には鍔が設けられており、この鍔
とフレーム1の間に設置される液圧シリンダ21と、こ
の液圧シリンダ21を作動してナット20とフレーム1
との間に生じた間隙に挿入されるシム22と、を備え
る。
しないコラムのプリテンション装置を提供する。 【解決手段】 プレスのコラム7をフレーム1に締め付
けるためコラム7に螺合したナット20の締め付け装置
であって、ナット20には鍔が設けられており、この鍔
とフレーム1の間に設置される液圧シリンダ21と、こ
の液圧シリンダ21を作動してナット20とフレーム1
との間に生じた間隙に挿入されるシム22と、を備え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレスのコラムに
螺合するナットの締め付け装置に関する。
螺合するナットの締め付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実公昭52−56546号公報には、プ
レスのコラムにプリテンションを与えてナットを締め付
ける装置が記載されているので、簡単に説明する。図9
はプッシュダウン形式と呼ばれる竪型鍛造プレスの全体
的構造を示し、図10は図9のA部詳細図で、コラムに
プリテンションを与える装置を示す。竪型鍛造プレス
は、シリンダ4を搭載するシリンダクロスヘッド1と、
このシリンダ4により上下動するムービングクロスヘッ
ド2と、ベッド3を有し、この三者1,2,3を貫通す
るコラムを備える。コラムは中空コラム6と、この中空
コラム6を貫通する中実コラム7からなる。中空コラム
6は上端がシリンダクロスヘッド1に差し込まれ、下端
がベッド3に差し込まれている。この中空コラム6を貫
通して中実コラム7が設けられ、上端にナット10が螺
合しシリンダクロスヘッド1を押え、下端にナット9が
螺合してベッド3を押さえる。またムービングクロスヘ
ッド2を中空コラム6が貫通しており、摺動部にはブッ
シュ8が設けられているので、ムービングクロスヘッド
2は上下に移動することができる。移動はシリンダ4の
ラム5により行われる。
レスのコラムにプリテンションを与えてナットを締め付
ける装置が記載されているので、簡単に説明する。図9
はプッシュダウン形式と呼ばれる竪型鍛造プレスの全体
的構造を示し、図10は図9のA部詳細図で、コラムに
プリテンションを与える装置を示す。竪型鍛造プレス
は、シリンダ4を搭載するシリンダクロスヘッド1と、
このシリンダ4により上下動するムービングクロスヘッ
ド2と、ベッド3を有し、この三者1,2,3を貫通す
るコラムを備える。コラムは中空コラム6と、この中空
コラム6を貫通する中実コラム7からなる。中空コラム
6は上端がシリンダクロスヘッド1に差し込まれ、下端
がベッド3に差し込まれている。この中空コラム6を貫
通して中実コラム7が設けられ、上端にナット10が螺
合しシリンダクロスヘッド1を押え、下端にナット9が
螺合してベッド3を押さえる。またムービングクロスヘ
ッド2を中空コラム6が貫通しており、摺動部にはブッ
シュ8が設けられているので、ムービングクロスヘッド
2は上下に移動することができる。移動はシリンダ4の
ラム5により行われる。
【0003】図10において、中実コラム7の上端のね
じ部にはシリンダクロスヘッド1を押さえるナット10
とプリテンション用ナット11が螺合している。プリテ
ンション用ナット11の外面と嵌合し、ナット10を覆
うようにケーシング12が設けられている。ケーシング
12とプリテンション用ナット11の間には図示のよう
なリング状の加圧空間14が設けられ、この上下にはシ
ールリング15が設けられ、加圧空間14には高圧油口
13が設けられている。ケーシング12には外からナッ
ト10を回すための開口16が設けられている。
じ部にはシリンダクロスヘッド1を押さえるナット10
とプリテンション用ナット11が螺合している。プリテ
ンション用ナット11の外面と嵌合し、ナット10を覆
うようにケーシング12が設けられている。ケーシング
12とプリテンション用ナット11の間には図示のよう
なリング状の加圧空間14が設けられ、この上下にはシ
ールリング15が設けられ、加圧空間14には高圧油口
13が設けられている。ケーシング12には外からナッ
ト10を回すための開口16が設けられている。
【0004】次に図10によりコラムにプリテンション
を与える動作を説明する。高圧油口13に高圧油を注入
すると、プリテンション用ナット11に上向きの力が発
生し、中実コラム7に張力を与える。またこの反力がケ
ーシング12とシリンダクロスヘッド1を介して中空コ
ラム6に伝達される。ここでナット10を開口16から
回し締めつけ、高圧油口13からの高圧油による加圧を
停止する。これにより中実コラム7には引張力が加わ
り、中空コラム6には圧縮力が加わる。この引張力がプ
リテンションであり、圧縮力がプリコンプレッションで
ある。
を与える動作を説明する。高圧油口13に高圧油を注入
すると、プリテンション用ナット11に上向きの力が発
生し、中実コラム7に張力を与える。またこの反力がケ
ーシング12とシリンダクロスヘッド1を介して中空コ
ラム6に伝達される。ここでナット10を開口16から
回し締めつけ、高圧油口13からの高圧油による加圧を
停止する。これにより中実コラム7には引張力が加わ
り、中空コラム6には圧縮力が加わる。この引張力がプ
リテンションであり、圧縮力がプリコンプレッションで
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常中実コラム7の直
径は〜500mm程度のものもあるので、図示のプリテ
ンション装置はかなりの大きさになるとともに、取り付
け、取り外しに多くの時間と労力を要するため現地の据
付期間を考えると、各コラム毎に取りつける必要があ
る。このため製作数も多くなり、製作費用が高くなる。
またねじを使って締付けているため、操作に時間がかか
る。
径は〜500mm程度のものもあるので、図示のプリテ
ンション装置はかなりの大きさになるとともに、取り付
け、取り外しに多くの時間と労力を要するため現地の据
付期間を考えると、各コラム毎に取りつける必要があ
る。このため製作数も多くなり、製作費用が高くなる。
またねじを使って締付けているため、操作に時間がかか
る。
【0006】本発明はかかる問題点を解決するために創
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、装置
が簡単で、必ずしも各コラム毎に必要としないコラムの
ナット締め付け装置を提供することにある。
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、装置
が簡単で、必ずしも各コラム毎に必要としないコラムの
ナット締め付け装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、プレスのコラムをフレームに
締め付けるためコラムに螺合したナットの締め付け装置
であって、前記ナットには鍔が設けられており、この鍔
とフレームの間に設置される液圧シリンダと、この液圧
シリンダを作動してナットとフレームとの間に生じた間
隙に挿入されるシムと、を備える。
め、請求項1の発明では、プレスのコラムをフレームに
締め付けるためコラムに螺合したナットの締め付け装置
であって、前記ナットには鍔が設けられており、この鍔
とフレームの間に設置される液圧シリンダと、この液圧
シリンダを作動してナットとフレームとの間に生じた間
隙に挿入されるシムと、を備える。
【0008】ナットの鍔とフレームとの間に液圧シリン
ダを入れ、これを作動させてナットとフレームとの間に
生じた間隙にシムを挟んだ後、液圧シリンダを取り外
し、別のコラムに取付ける。このように装置が簡単であ
り、操作も簡単である。また、コラム毎に装備しなくて
もよい。
ダを入れ、これを作動させてナットとフレームとの間に
生じた間隙にシムを挟んだ後、液圧シリンダを取り外
し、別のコラムに取付ける。このように装置が簡単であ
り、操作も簡単である。また、コラム毎に装備しなくて
もよい。
【0009】請求項2の発明では、前記鍔が設けられた
ナットとフレームとの接触面をコラムの軸心を中心とし
て4つの扇状のエリアに分割し、対向するエリアを第1
ペアと第2ペアとし、先ず第1ペアに液圧シリンダを設
置し、この液圧シリンダを作動してナットとフレームと
の間に間隙を生じさせ、第2ペアの間隙にシムを挿入
し、次に液圧シリンダを第2ペアに移動し、この液圧シ
リンダを作動してナットとフレームとの間に間隙を生じ
させ、第1ペアの間隙にシムを挿入する。
ナットとフレームとの接触面をコラムの軸心を中心とし
て4つの扇状のエリアに分割し、対向するエリアを第1
ペアと第2ペアとし、先ず第1ペアに液圧シリンダを設
置し、この液圧シリンダを作動してナットとフレームと
の間に間隙を生じさせ、第2ペアの間隙にシムを挿入
し、次に液圧シリンダを第2ペアに移動し、この液圧シ
リンダを作動してナットとフレームとの間に間隙を生じ
させ、第1ペアの間隙にシムを挿入する。
【0010】このように、第1ペアに液圧シリンダを設
置して加圧してナットとフレームとの間に間隙を生じさ
せ、第2ペアのナットとフレームの間にシムを挿入し、
次に第2ペアに液圧シリンダを移動して加圧し、ナット
とフレームとの間に間隙を生じさせ、第1ペアのナット
とフレームの間にシムを挿入することにより、ナットの
ほぼ全周にシムを挿入することができる。
置して加圧してナットとフレームとの間に間隙を生じさ
せ、第2ペアのナットとフレームの間にシムを挿入し、
次に第2ペアに液圧シリンダを移動して加圧し、ナット
とフレームとの間に間隙を生じさせ、第1ペアのナット
とフレームの間にシムを挿入することにより、ナットの
ほぼ全周にシムを挿入することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態
のコラムのナットの締め付け装置を備えた竪型鍛造プレ
スの構成を示す図である。竪型鍛造プレスは、シリンダ
4を搭載するシリンダクロスヘッド(フレームに相当す
る)1と、このシリンダ4により上下動するムービング
クロスヘッド2と、ベッド(フレームに相当する)3を
有し、この三者1,2,3を貫通するコラムを備える。
コラムは中空コラム6と、この中空コラム6を貫通する
中実コラム7からなる。中空コラム6は上端がシリンダ
クロスヘッド1に差し込まれ、下端がベッド3に差し込
まれており、両者1,3を所定の間隔で結合している。
この中空コラム6を貫通して中実コラム7が設けられ、
上端に鍔付ナット20が螺合しシリンダクロスヘッド1
を押え、下端にナット9が螺合してベッド3を押さえ
る。これにより、シリンダクロスヘッド1とベッド3間
の引張荷重は中実コラム7が支え、圧縮荷重は中空コラ
ム6が支持する。またムービングクロスヘッド2を中空
コラム6が貫通しており、摺動部にはブッシュ8が設け
られているので、ムービングクロスヘッド2は中空コラ
ム6をガイドとして上下に移動することができる。移動
はシリンダ4のラム5により行われる。
を図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態
のコラムのナットの締め付け装置を備えた竪型鍛造プレ
スの構成を示す図である。竪型鍛造プレスは、シリンダ
4を搭載するシリンダクロスヘッド(フレームに相当す
る)1と、このシリンダ4により上下動するムービング
クロスヘッド2と、ベッド(フレームに相当する)3を
有し、この三者1,2,3を貫通するコラムを備える。
コラムは中空コラム6と、この中空コラム6を貫通する
中実コラム7からなる。中空コラム6は上端がシリンダ
クロスヘッド1に差し込まれ、下端がベッド3に差し込
まれており、両者1,3を所定の間隔で結合している。
この中空コラム6を貫通して中実コラム7が設けられ、
上端に鍔付ナット20が螺合しシリンダクロスヘッド1
を押え、下端にナット9が螺合してベッド3を押さえ
る。これにより、シリンダクロスヘッド1とベッド3間
の引張荷重は中実コラム7が支え、圧縮荷重は中空コラ
ム6が支持する。またムービングクロスヘッド2を中空
コラム6が貫通しており、摺動部にはブッシュ8が設け
られているので、ムービングクロスヘッド2は中空コラ
ム6をガイドとして上下に移動することができる。移動
はシリンダ4のラム5により行われる。
【0012】図2は図1のA部詳細図で本発明のコラム
のナットの締め付け装置を示す。図3および図4は図2
のX−X断面図である。鍔付ナット20はナットの下面
20aと距離h離れた位置に円形の鍔を設けたもので、
この距離hは小型で高油圧で作動する油圧シリンダ21
が設定できる長さとする。シム22はナット下面20a
とシリンダクロスヘッド1 との間に挿入される。
のナットの締め付け装置を示す。図3および図4は図2
のX−X断面図である。鍔付ナット20はナットの下面
20aと距離h離れた位置に円形の鍔を設けたもので、
この距離hは小型で高油圧で作動する油圧シリンダ21
が設定できる長さとする。シム22はナット下面20a
とシリンダクロスヘッド1 との間に挿入される。
【0013】次にプリテンションをコラムに与え、ナッ
トを締め付ける操作を説明する。鍛造プレスはコラムが
2本の場合と、4本の場合がある。2本の場合は1本づ
つプリテンションをかけ、4本の場合は隣接する2本に
かけ、その後残りの2本にかける。図3に示すようにナ
ット20の面を90°の4つの扇状のエリアに分割し、
対向するエリアを第1ペア23と第2ペア24とする。
先ず、第1ペア23に左右それぞれ3個づづ油圧シリン
ダ21を設定し、油圧により油圧シリンダ21を作動さ
せる。
トを締め付ける操作を説明する。鍛造プレスはコラムが
2本の場合と、4本の場合がある。2本の場合は1本づ
つプリテンションをかけ、4本の場合は隣接する2本に
かけ、その後残りの2本にかける。図3に示すようにナ
ット20の面を90°の4つの扇状のエリアに分割し、
対向するエリアを第1ペア23と第2ペア24とする。
先ず、第1ペア23に左右それぞれ3個づづ油圧シリン
ダ21を設定し、油圧により油圧シリンダ21を作動さ
せる。
【0014】この油圧シリンダ21の作動により、ナッ
ト下面20aとシリンダクロスヘッド1の間に隙間が発
生する。この間隙が所定の値になったとき、所定のプリ
テンションを与えることのできる厚さを持ったシム22
を、図3に示すように第2ペア24の間隙に挿入する。
次に、図4に示すように、第2ペア24に油圧シリンダ
21を設定する。この油圧シリンダ21の作動によるナ
ット下面20aとシリンダクロスヘッド1の間の隙間が
所定の値になったとき、同じ厚さのシム22を、図4に
示すように第1ペア23の間隙に挿入する。この後油圧
シリンダ21を取り外す。
ト下面20aとシリンダクロスヘッド1の間に隙間が発
生する。この間隙が所定の値になったとき、所定のプリ
テンションを与えることのできる厚さを持ったシム22
を、図3に示すように第2ペア24の間隙に挿入する。
次に、図4に示すように、第2ペア24に油圧シリンダ
21を設定する。この油圧シリンダ21の作動によるナ
ット下面20aとシリンダクロスヘッド1の間の隙間が
所定の値になったとき、同じ厚さのシム22を、図4に
示すように第1ペア23の間隙に挿入する。この後油圧
シリンダ21を取り外す。
【0015】このようにシムを入れることにより、中実
コラム7にはナット20を介して引張力が加えられ、こ
の反力がベッド3を介して圧縮力として中空コラム6に
加えられる。この引張力がプリテンションであり、圧縮
力がプリコンプレッションである。シムの厚さと引張力
または圧縮力は比例関係にあり、所定のシムの厚さは、
与えようとするプリテンションまたはプリコンプレッシ
ョンによって決まった値となる。
コラム7にはナット20を介して引張力が加えられ、こ
の反力がベッド3を介して圧縮力として中空コラム6に
加えられる。この引張力がプリテンションであり、圧縮
力がプリコンプレッションである。シムの厚さと引張力
または圧縮力は比例関係にあり、所定のシムの厚さは、
与えようとするプリテンションまたはプリコンプレッシ
ョンによって決まった値となる。
【0016】以上の説明は鍔付ナットをシリンダクロス
ヘッド1の上側に設けた場合であるが、ベッド3の下側
に設けても同じ効果が得られる。
ヘッド1の上側に設けた場合であるが、ベッド3の下側
に設けても同じ効果が得られる。
【0017】以上に示した以外のフレームとコラムの結
合構造に対しても本発明は適用できる。本発明はナット
を用いてフレームをコラムに結合する構造を採用してい
るプレスに適用できる。以下いくつかの具体例を示す。
合構造に対しても本発明は適用できる。本発明はナット
を用いてフレームをコラムに結合する構造を採用してい
るプレスに適用できる。以下いくつかの具体例を示す。
【0018】図5は二重コラムとフレームを結合する構
造に鍔付ナットを用いた場合を示す。フレーム30を貫
通してコラム31が設けられ、先端に鍔付ナット32が
螺合している。コラム31を囲んで外側コラム33が設
けられており頂部はフレーム30の下面に取付けられて
おり、鍔付ナット32を締め付けることによりコラム3
1にプリテンション、外側コラム33にプリコンプレシ
ョンを付与することができる。
造に鍔付ナットを用いた場合を示す。フレーム30を貫
通してコラム31が設けられ、先端に鍔付ナット32が
螺合している。コラム31を囲んで外側コラム33が設
けられており頂部はフレーム30の下面に取付けられて
おり、鍔付ナット32を締め付けることによりコラム3
1にプリテンション、外側コラム33にプリコンプレシ
ョンを付与することができる。
【0019】図6は一重コラムとフレームを結合する構
造に鍔付ナットを用いた場合を示す。図6Aは、フレー
ム30にコラム31が貫通しフレーム30を挟んで上側
に鍔付ナット32が螺合し、下側に普通のナット34が
螺合している構造を示す。鍔付ナット32を締め付ける
ことにより両ナット32、34間のコラム31にプリテ
ンションを付与する。図6Bは図6Aのナット34の代
わりにコラム31に鍔35を設けたもので、鍔付ナット
32を締め付けることにより鍔付ナット32と鍔35間
のコラム31にプリテンションを付与する構造を示す。
図6Cは段付コラム36とこの段付コラム36の形状に
合わせた開口を有するフレーム50とを結合し、段付コ
ラム36の先端に鍔付ナット32を螺合する構造を示
す。鍔付ナット32を締め付けることにより鍔付ナット
32と段37間の段付コラム36にプリテンションを付
与する。
造に鍔付ナットを用いた場合を示す。図6Aは、フレー
ム30にコラム31が貫通しフレーム30を挟んで上側
に鍔付ナット32が螺合し、下側に普通のナット34が
螺合している構造を示す。鍔付ナット32を締め付ける
ことにより両ナット32、34間のコラム31にプリテ
ンションを付与する。図6Bは図6Aのナット34の代
わりにコラム31に鍔35を設けたもので、鍔付ナット
32を締め付けることにより鍔付ナット32と鍔35間
のコラム31にプリテンションを付与する構造を示す。
図6Cは段付コラム36とこの段付コラム36の形状に
合わせた開口を有するフレーム50とを結合し、段付コ
ラム36の先端に鍔付ナット32を螺合する構造を示
す。鍔付ナット32を締め付けることにより鍔付ナット
32と段37間の段付コラム36にプリテンションを付
与する。
【0020】次に図2、図5、図6で示したフレームと
コラムとの結合構造を適用した他の形式のプレスについ
て説明する。図7はプルダウン式鍛造プレスに本発明の
鍔付ナットを装着した状態を示す。プルダウン式鍛造プ
レスは、基礎に固定されたベッド40と、このベッド4
0に垂直にガイドブッシュ45を介して摺動自在に貫通
するコラム41と、このコラム41の上端を結ぶトップ
フレーム42と、下端を結ぶボトムフレーム43とから
構成される。ベッド40とボトムフレーム43との間に
はシリンダ44が設けられ、トップフレーム42の下面
には上金型47が設けられ、ベッド40の上面には下金
型48が設けられてる。コラム41の上端には鍔付ナッ
ト46が螺合している。
コラムとの結合構造を適用した他の形式のプレスについ
て説明する。図7はプルダウン式鍛造プレスに本発明の
鍔付ナットを装着した状態を示す。プルダウン式鍛造プ
レスは、基礎に固定されたベッド40と、このベッド4
0に垂直にガイドブッシュ45を介して摺動自在に貫通
するコラム41と、このコラム41の上端を結ぶトップ
フレーム42と、下端を結ぶボトムフレーム43とから
構成される。ベッド40とボトムフレーム43との間に
はシリンダ44が設けられ、トップフレーム42の下面
には上金型47が設けられ、ベッド40の上面には下金
型48が設けられてる。コラム41の上端には鍔付ナッ
ト46が螺合している。
【0021】かかる構成により、シリンダ44を伸縮し
て両金型47、48間の被プレス材のプレスを行う。鍔
付ナット46の締め付け装置の装着は図2に示した実施
形態と同じであり、鍔付ナット46の締め付け(コラム
41に対するプリテンションの付与)も同様に行われ
る。
て両金型47、48間の被プレス材のプレスを行う。鍔
付ナット46の締め付け装置の装着は図2に示した実施
形態と同じであり、鍔付ナット46の締め付け(コラム
41に対するプリテンションの付与)も同様に行われ
る。
【0022】図8は横型鍛造プレスに本発明の鍔付ナッ
トを装着した状態を示す。横型鍛造プレスは、基礎に固
定された2個のシリンダクロスヘッド50と、このシリ
ンダクロスヘッド50を結ぶ水平に配置されたコラム5
1と、このコラム51にガイドブッシュ54を介して摺
動自在に取付けられた2個のスライド52と、各シリン
ダクロスヘッド50に取付られ、金型55が取付けられ
た各スライド52を往復動するシリンダ53から構成さ
れている。コラム51の一方の端部には鍔付ナット56
が螺合され、他方の端部には通常のナットが螺合されて
いる。プレス操作は両金型55間に被プレス材を挟み両
シリンダ53で圧下することにより行われる。本プレス
の場合、鍔付ナット56は横向きとなるが、その締め付
け(コラム51に対するプリテンションの付与)は、図
1に示した実施形態とほぼ同様に行うことができる。
トを装着した状態を示す。横型鍛造プレスは、基礎に固
定された2個のシリンダクロスヘッド50と、このシリ
ンダクロスヘッド50を結ぶ水平に配置されたコラム5
1と、このコラム51にガイドブッシュ54を介して摺
動自在に取付けられた2個のスライド52と、各シリン
ダクロスヘッド50に取付られ、金型55が取付けられ
た各スライド52を往復動するシリンダ53から構成さ
れている。コラム51の一方の端部には鍔付ナット56
が螺合され、他方の端部には通常のナットが螺合されて
いる。プレス操作は両金型55間に被プレス材を挟み両
シリンダ53で圧下することにより行われる。本プレス
の場合、鍔付ナット56は横向きとなるが、その締め付
け(コラム51に対するプリテンションの付与)は、図
1に示した実施形態とほぼ同様に行うことができる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように、本発明
は、コラムに螺合する上下何れかのナットを鍔付ナット
とし、その鍔とフレームとの間に油圧シリンダを設定
し、加圧して生じた間隙にシムを挿入することにより、
コラムには引張力(プリテンション)を与えることがで
きる。油圧シリンダは小型軽量であり、操作性がよくコ
ストも低い。またコラムが2本のプレスの場合、1本分
の油圧シリンダがあればよく、コラムが4本のプレスの
場合、2本分の油圧シリンダがあればよいので、さらに
コストダウンになる。
は、コラムに螺合する上下何れかのナットを鍔付ナット
とし、その鍔とフレームとの間に油圧シリンダを設定
し、加圧して生じた間隙にシムを挿入することにより、
コラムには引張力(プリテンション)を与えることがで
きる。油圧シリンダは小型軽量であり、操作性がよくコ
ストも低い。またコラムが2本のプレスの場合、1本分
の油圧シリンダがあればよく、コラムが4本のプレスの
場合、2本分の油圧シリンダがあればよいので、さらに
コストダウンになる。
【図1】本発明のプリテンション装置を装備する鍛造プ
レスの構成を示す図である。
レスの構成を示す図である。
【図2】実施形態のプリテンション装置を示す図であ
る。
る。
【図3】図2のX−X断面図で、第1ペアに油圧シリン
ダを設置し加圧した状態を示す。
ダを設置し加圧した状態を示す。
【図4】図2のX−X断面図で、第2ペアに油圧シリン
ダを設置し加圧した状態を示す。
ダを設置し加圧した状態を示す。
【図5】二重コラムとフレームを鍔付ナットで締め付け
る構成を示す図である。
る構成を示す図である。
【図6】一重コラムとフレームを鍔付ナットで締め付け
る構成を示す図である。
る構成を示す図である。
【図7】プルダウン式鍛造プレスに鍔付ナットを装備し
た構成を示す図である。
た構成を示す図である。
【図8】横型鍛造プレスに鍔付ナットを装備した構成を
示す図である。
示す図である。
【図9】従来のプリテンション装置を装備した鍛造プレ
スの構成を示す図である。
スの構成を示す図である。
【図10】図9のA部詳細で、従来のプリテンション装
置をす図である。
置をす図である。
1 シリンダクロスヘッド 2 ムービングクロスヘッド 3 ベッド 4 シリンダ 5 ラム 6 中空コラム 7 中実コラム 8 ブッシュ 9 ナット 20 ナット 21 油圧シリンダ 22 シム 23 第1ペア 24 第2ペア 30 フレーム 31 コラム 32 鍔付ナット 33 外側コラム 34 ナット 35 鍔 36 段付コラム 37 段 40 ベッド 41 コラム 42 トップフレーム 43 ボトムフレーム 44 シリンダ 45 ガイドブシュ 46 鍔付ナット 47 上金型 48 下金型 50 シリンダクロスヘッド 51 コラム 52 スライド 53 シリンダ 54 ガイドブシュ 55 金型 56 鍔付ナット
Claims (2)
- 【請求項1】 プレスのコラムをフレームに締め付ける
ためコラムに螺合したナットの締め付け装置であって、
前記ナットには鍔が設けられており、この鍔とフレーム
の間に設置される液圧シリンダと、この液圧シリンダを
作動してナットとフレームとの間に生じた間隙に挿入さ
れるシムと、を備えたことを特徴とするプレスのコラム
のナット締め付け装置。 - 【請求項2】 前記鍔が設けられたナットとフレームと
の接触面をコラムの軸心を中心として4つの扇状のエリ
アに分割し、対向するエリアを第1ペアと第2ペアと
し、先ず第1ペアに液圧シリンダを設置し、この液圧シ
リンダを作動してナットとフレームとの間に間隙を生じ
させ、第2ペアの間隙にシムを挿入し、次に液圧シリン
ダを第2ペアに移動し、この液圧シリンダを作動してナ
ットとフレームとの間に間隙を生じさせ、第1ペアの間
隙にシムを挿入する、ことを特徴とする請求項1記載の
プレスのコラムのナット締め付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11099428A JP2000288800A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | プレスのコラムのナット締め付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11099428A JP2000288800A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | プレスのコラムのナット締め付け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000288800A true JP2000288800A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14247191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11099428A Pending JP2000288800A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | プレスのコラムのナット締め付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000288800A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1568482A1 (en) * | 2004-02-26 | 2005-08-31 | VM Press S.r.l. | Waste-compacting machine |
JP2006043723A (ja) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Toyota Motor Corp | プレス機 |
JP2014521440A (ja) * | 2011-07-26 | 2014-08-28 | ペレリン ミルナー コーポレイション | ランドリープレス装置及び方法 |
JP6259897B1 (ja) * | 2016-12-02 | 2018-01-10 | 三菱長崎機工株式会社 | ネジ無しタイロッドを備えたプレス装置 |
-
1999
- 1999-04-06 JP JP11099428A patent/JP2000288800A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1568482A1 (en) * | 2004-02-26 | 2005-08-31 | VM Press S.r.l. | Waste-compacting machine |
JP2006043723A (ja) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Toyota Motor Corp | プレス機 |
JP2014521440A (ja) * | 2011-07-26 | 2014-08-28 | ペレリン ミルナー コーポレイション | ランドリープレス装置及び方法 |
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