JP2001323326A - 焼結機の操業方法 - Google Patents
焼結機の操業方法Info
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- JP2001323326A JP2001323326A JP2000141696A JP2000141696A JP2001323326A JP 2001323326 A JP2001323326 A JP 2001323326A JP 2000141696 A JP2000141696 A JP 2000141696A JP 2000141696 A JP2000141696 A JP 2000141696A JP 2001323326 A JP2001323326 A JP 2001323326A
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- sintering machine
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- sintering
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 排ガス循環方式焼結機の操業において、排気
系、循環ガス系とも排風機能力を過大とすることなく、
生産性や焼結鉱品質に悪影響を及ぼすことなく排気系の
ガス温度を制御し、良好に装置腐食を防止できる焼結機
の操業方法を提供する。 【解決手段】 焼結機最後部域の風箱群(6D)からダ
ンパー(16)を備えた配管(15)を排気ダクト(1
4)に接続し、その配管接続位置より下流側に排気ダク
ト内の排ガス温度を測定する手段(17A)を設け、そ
の温度測定手段(17A)により測定した排ガス温度が
設定温度範囲に入るようダンパー(16)の開度を変更
して焼結機最後部域の風箱群(6D)からの排ガス量を
調整する。
系、循環ガス系とも排風機能力を過大とすることなく、
生産性や焼結鉱品質に悪影響を及ぼすことなく排気系の
ガス温度を制御し、良好に装置腐食を防止できる焼結機
の操業方法を提供する。 【解決手段】 焼結機最後部域の風箱群(6D)からダ
ンパー(16)を備えた配管(15)を排気ダクト(1
4)に接続し、その配管接続位置より下流側に排気ダク
ト内の排ガス温度を測定する手段(17A)を設け、そ
の温度測定手段(17A)により測定した排ガス温度が
設定温度範囲に入るようダンパー(16)の開度を変更
して焼結機最後部域の風箱群(6D)からの排ガス量を
調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス循環方式焼
結機の操業において焼結鉱の品質や生産性に悪影響を及
ぼすことなく排気系のガス温度を制御し、良好に装置腐
食を防止できる焼結機の操業方法に関するものである。
結機の操業において焼結鉱の品質や生産性に悪影響を及
ぼすことなく排気系のガス温度を制御し、良好に装置腐
食を防止できる焼結機の操業方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下の説明において、排ガス中の「水
分」とは、排ガス中の「水蒸気」を意味する。また例え
ば、「水分6〜7%」は「乾ガス基準で水蒸気濃度6〜
7容量%」を、「酸素濃度18〜20%」は「乾ガス基
準で酸素濃度18〜20容量%」を略記したものであ
る。
分」とは、排ガス中の「水蒸気」を意味する。また例え
ば、「水分6〜7%」は「乾ガス基準で水蒸気濃度6〜
7容量%」を、「酸素濃度18〜20%」は「乾ガス基
準で酸素濃度18〜20容量%」を略記したものであ
る。
【0003】焼結鉱の原料は、鉄源としての粉鉄鉱石や
集塵ダスト、ミルスケールなどに、媒溶剤としての石灰
石、ドロマイト、燃料としての粉コークス、無煙炭など
である。これらを配合したものはドラムミキサーで水や
バインダーとともに転動造粒され、水分6〜7%で平均
粒径3〜4mmの粒子よりなる焼結原料とされる。この
焼結原料が焼結機に供給され、ドワイトロイド式焼結機
(DL式焼結機)で連続焼結される。DL式焼結機で焼
結鉱を製造する際には、焼結で生じる排ガスの一部を循
環させるのではなく、下向きに吸引する大気(空気)の
みで焼結原料中の粉コークスを燃焼させる大気吸引方式
による焼結操業方法と、排ガスの一部を循環させて操業
を行う排ガス循環方式による焼結操業方法とがある。
集塵ダスト、ミルスケールなどに、媒溶剤としての石灰
石、ドロマイト、燃料としての粉コークス、無煙炭など
である。これらを配合したものはドラムミキサーで水や
バインダーとともに転動造粒され、水分6〜7%で平均
粒径3〜4mmの粒子よりなる焼結原料とされる。この
焼結原料が焼結機に供給され、ドワイトロイド式焼結機
(DL式焼結機)で連続焼結される。DL式焼結機で焼
結鉱を製造する際には、焼結で生じる排ガスの一部を循
環させるのではなく、下向きに吸引する大気(空気)の
みで焼結原料中の粉コークスを燃焼させる大気吸引方式
による焼結操業方法と、排ガスの一部を循環させて操業
を行う排ガス循環方式による焼結操業方法とがある。
【0004】大気吸引方式による焼結操業方法は、エン
ドレスに移動するパレット上に50〜60cm厚さにて
焼結原料を装入し、点火炉にてコークス炉ガス、重油な
どの燃焼熱によって原料層表面の粉コークスに着火し、
パレットの下方に連設された風箱群により原料層を上部
から下部へ通過する空気によって粉コークスを燃焼さ
せ、その燃焼熱によって焼結原料の焼結を行うものであ
り、パレット上の原料層が排鉱側へ移動する間に原料層
の粉コークスの燃焼が上層から下層へと進み、焼結機排
鉱端に達した時点で焼結を完了するようにしたものであ
る。
ドレスに移動するパレット上に50〜60cm厚さにて
焼結原料を装入し、点火炉にてコークス炉ガス、重油な
どの燃焼熱によって原料層表面の粉コークスに着火し、
パレットの下方に連設された風箱群により原料層を上部
から下部へ通過する空気によって粉コークスを燃焼さ
せ、その燃焼熱によって焼結原料の焼結を行うものであ
り、パレット上の原料層が排鉱側へ移動する間に原料層
の粉コークスの燃焼が上層から下層へと進み、焼結機排
鉱端に達した時点で焼結を完了するようにしたものであ
る。
【0005】一般に、大気吸引方式の場合、原料層を通
過した排ガスの焼結機長手方向の温度変化、水分変化、
および酸素濃度変化は図6に示すようになる。すなわ
ち、焼結機の前半部においては、原料層上部の原料が加
熱されて原料中の水分が蒸発してガス中に移行し、その
ガスは原料層下部のまだ水分を有する原料層(湿潤帯)
で冷却されるため、原料層を通過した排ガスの温度は5
0〜60℃と低く、水分は5〜16%と高い。一方、焼
結機の後半部においては、原料層からの水分の除去はほ
ぼ終了し、粉コークスの燃焼による高温部(燃焼帯)が
原料層下部に到達するので、排ガスの温度は急激に上昇
する(最高約460℃)が、水分は急激に2〜3%まで
低下する。酸素濃度については、粉コークスの燃焼がま
だ少ない点火炉下の領域と粉コークスの燃焼がほぼ終了
した焼結機の後部域で18〜20%と高く、粉コークス
の燃焼が活発な焼結機の中部域で12〜14%と低い。
過した排ガスの焼結機長手方向の温度変化、水分変化、
および酸素濃度変化は図6に示すようになる。すなわ
ち、焼結機の前半部においては、原料層上部の原料が加
熱されて原料中の水分が蒸発してガス中に移行し、その
ガスは原料層下部のまだ水分を有する原料層(湿潤帯)
で冷却されるため、原料層を通過した排ガスの温度は5
0〜60℃と低く、水分は5〜16%と高い。一方、焼
結機の後半部においては、原料層からの水分の除去はほ
ぼ終了し、粉コークスの燃焼による高温部(燃焼帯)が
原料層下部に到達するので、排ガスの温度は急激に上昇
する(最高約460℃)が、水分は急激に2〜3%まで
低下する。酸素濃度については、粉コークスの燃焼がま
だ少ない点火炉下の領域と粉コークスの燃焼がほぼ終了
した焼結機の後部域で18〜20%と高く、粉コークス
の燃焼が活発な焼結機の中部域で12〜14%と低い。
【0006】排ガス循環方式による焼結操業方法は、前
記大気吸引方式による操業での欠点を改善し、環境保全
の点から焼結機の系外に排出する排ガス量やNOx総量
の削減、さらに排ガスの熱回収、生産性の向上などを図
るようにしたものであり、DL式焼結機の風箱群を焼結
機長手方向に適宜分割し、焼結で生じる排ガスの一部を
焼結機のパレット上へ循環させて一部大気のかわりに吸
引して操業を行うものであり、近年、広く採用されるよ
うになってきた。
記大気吸引方式による操業での欠点を改善し、環境保全
の点から焼結機の系外に排出する排ガス量やNOx総量
の削減、さらに排ガスの熱回収、生産性の向上などを図
るようにしたものであり、DL式焼結機の風箱群を焼結
機長手方向に適宜分割し、焼結で生じる排ガスの一部を
焼結機のパレット上へ循環させて一部大気のかわりに吸
引して操業を行うものであり、近年、広く採用されるよ
うになってきた。
【0007】例えば、焼結機排ガス系を機長方向に2分
割し、後部域の高温かつ酸素濃度の高い排ガスを焼結機
のガス吸引部へ循環させて再使用することにより排ガス
量の削減、排ガス顕熱の回収を図る方法が提案されてい
る。
割し、後部域の高温かつ酸素濃度の高い排ガスを焼結機
のガス吸引部へ循環させて再使用することにより排ガス
量の削減、排ガス顕熱の回収を図る方法が提案されてい
る。
【0008】さらに、本発明者らは特願2000−53
803において、図2に示すように、焼結機排ガス系を
2分割でなく3分割し、後部域の高温かつ酸素濃度の高
い排ガスのみでなく、前部域の低温かつ水分の高い排ガ
スをも焼結機の吸引部へ循環させることにより、焼結鉱
の強度を維持しながら、系外に排出する排ガス量を一層
削減できる方法を発明し開示した。
803において、図2に示すように、焼結機排ガス系を
2分割でなく3分割し、後部域の高温かつ酸素濃度の高
い排ガスのみでなく、前部域の低温かつ水分の高い排ガ
スをも焼結機の吸引部へ循環させることにより、焼結鉱
の強度を維持しながら、系外に排出する排ガス量を一層
削減できる方法を発明し開示した。
【0009】ところが、このようなプロセスにおいて
は、排ガス循環系においては問題はないものの、低温で
水分の高い排ガスが通過する排気系においては、排気系
内の雰囲気温度が酸露点(通常約70℃)を下回ってし
まうことがあり結露して排気系のダクト、集塵機などの
設備が腐食(硫酸腐食)を受けたり、集塵機で捕集され
たダストが湿って集塵機から排出できないなどの問題が
生じやすい。特に、焼結機前部域からの低温の高水分排
ガスを再度循環使用する特願2000−53803の発
明方法においては、排ガス中の水分がさらに上昇して酸
露点が上昇するため、特に冬季において外気温の影響を
受けて例えば集塵機の下部ホッパー内の温度が低下し酸
露点を下回ることが多く、より顕著に問題となった。
は、排ガス循環系においては問題はないものの、低温で
水分の高い排ガスが通過する排気系においては、排気系
内の雰囲気温度が酸露点(通常約70℃)を下回ってし
まうことがあり結露して排気系のダクト、集塵機などの
設備が腐食(硫酸腐食)を受けたり、集塵機で捕集され
たダストが湿って集塵機から排出できないなどの問題が
生じやすい。特に、焼結機前部域からの低温の高水分排
ガスを再度循環使用する特願2000−53803の発
明方法においては、排ガス中の水分がさらに上昇して酸
露点が上昇するため、特に冬季において外気温の影響を
受けて例えば集塵機の下部ホッパー内の温度が低下し酸
露点を下回ることが多く、より顕著に問題となった。
【0010】このような問題に対処するため、従来は、
排気系ガス温度の下限目標値を定めた上で、排気系の排
風量の調整や原料を載置したパレットの速度調整によっ
て焼成完了点(BTP;排ガス温度が最高となる位置)
を変更させ、排気ガス温度が前記設定値を満足するよう
に管理する対策が取られている(図7参照)。すなわ
ち、排気ガス温度が目標下限値を下回ったときには、排
気系の排風量Q1 を増加することにより焼成速度を上
げ焼成完了を早めてBTPを原料装入側に移動させる
か、あるいはパレット速度を下げてBTPを原料装入側
に移動させるかして、排気系に導かれる高温ガス量の割
合を上げることによって排気ガス温度を上昇させる方法
である(従来法1)。
排気系ガス温度の下限目標値を定めた上で、排気系の排
風量の調整や原料を載置したパレットの速度調整によっ
て焼成完了点(BTP;排ガス温度が最高となる位置)
を変更させ、排気ガス温度が前記設定値を満足するよう
に管理する対策が取られている(図7参照)。すなわ
ち、排気ガス温度が目標下限値を下回ったときには、排
気系の排風量Q1 を増加することにより焼成速度を上
げ焼成完了を早めてBTPを原料装入側に移動させる
か、あるいはパレット速度を下げてBTPを原料装入側
に移動させるかして、排気系に導かれる高温ガス量の割
合を上げることによって排気ガス温度を上昇させる方法
である(従来法1)。
【0011】また、特開平1−316429号公報に開
示された発明においては、排気系の排風量の増減に呼応
させて循環系の風量を調整することによりBTPの位置
変動を抑えつつ、排気ガス温度を管理する方法が提案さ
れている(図8参照)。すなわち、排気ガス温度が目標
下限値を下回ったときには、排気系の排風量Q1 を増
加するとともにその排風量増加(ΔQ1 )および温度
上昇(ΔT1 )による排気ガスの熱量変化(ΔQ1 ×
ΔT1 )に相当する分だけ循環系の排ガスの風量Q2
および温度T2 を低下(ΔQ2 、ΔT2 )させてΔQ
2 ×ΔT2 =−(ΔQ1 ×ΔT1 )となるように循
環系の風量Q2 を調整することによりBTPの位置変
動を抑えつつ、排気ガス温度を上昇させる方法である
(従来法2)。
示された発明においては、排気系の排風量の増減に呼応
させて循環系の風量を調整することによりBTPの位置
変動を抑えつつ、排気ガス温度を管理する方法が提案さ
れている(図8参照)。すなわち、排気ガス温度が目標
下限値を下回ったときには、排気系の排風量Q1 を増
加するとともにその排風量増加(ΔQ1 )および温度
上昇(ΔT1 )による排気ガスの熱量変化(ΔQ1 ×
ΔT1 )に相当する分だけ循環系の排ガスの風量Q2
および温度T2 を低下(ΔQ2 、ΔT2 )させてΔQ
2 ×ΔT2 =−(ΔQ1 ×ΔT1 )となるように循
環系の風量Q2 を調整することによりBTPの位置変
動を抑えつつ、排気ガス温度を上昇させる方法である
(従来法2)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述した排気系の排風
量の調整やパレットの速度調整によってBTPを変化さ
せて排気系ガス温度を管理する方法(従来法1)では、
排気ガス温度は外気の温度・湿度変化、排気系の漏風、
原料の水分等に敏感に影響されるものであるのでその温
度調整はかなり頻繁に行う必要があり、生産量の変動幅
や焼結鉱の品質変動が大きくなってしまい好ましくな
い。
量の調整やパレットの速度調整によってBTPを変化さ
せて排気系ガス温度を管理する方法(従来法1)では、
排気ガス温度は外気の温度・湿度変化、排気系の漏風、
原料の水分等に敏感に影響されるものであるのでその温
度調整はかなり頻繁に行う必要があり、生産量の変動幅
や焼結鉱の品質変動が大きくなってしまい好ましくな
い。
【0013】また、特開平1−316429号公報に開
示された方法(従来法2)によれば、BTPの位置変動を
上記従来法より抑制でき、生産量の変動幅や焼結鉱の品
質変動を小さくできるが、従来法1と同様、BTPより
原料供給側の排ガス温度が上昇しつつある比較的温度の
低い領域(図7、図8の領域C)の排ガス量の割合を変
更することにより排気ガス温度を調整するものであるの
で、大きな風量の変更を必要とし、依然として焼結鉱品
質に変動を与える欠点が残っている。しかも、排気系の
排風量および循環系の風量を増減できるよう排気系、循
環系とも排風機の能力を過大にしておく必要があり、設
備コストが高くなる欠点がある。
示された方法(従来法2)によれば、BTPの位置変動を
上記従来法より抑制でき、生産量の変動幅や焼結鉱の品
質変動を小さくできるが、従来法1と同様、BTPより
原料供給側の排ガス温度が上昇しつつある比較的温度の
低い領域(図7、図8の領域C)の排ガス量の割合を変
更することにより排気ガス温度を調整するものであるの
で、大きな風量の変更を必要とし、依然として焼結鉱品
質に変動を与える欠点が残っている。しかも、排気系の
排風量および循環系の風量を増減できるよう排気系、循
環系とも排風機の能力を過大にしておく必要があり、設
備コストが高くなる欠点がある。
【0014】そこで、本発明の目的は、排気系、循環系
とも排風機の能力を過大にすることなく、生産量の変動
や焼結鉱品質の変動の小さい、排気ガス温度の調節がで
きる焼結機の操業方法を提供するものである。
とも排風機の能力を過大にすることなく、生産量の変動
や焼結鉱品質の変動の小さい、排気ガス温度の調節がで
きる焼結機の操業方法を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、焼結機排ガスの一部を再度焼結機のパレット上に循
環する焼結機の操業方法において、焼結機排気系の排ガ
スに焼結機最後部域の排ガスを加えることにより焼結機
排気系の排ガス温度を調節することを特徴とする焼結機
の操業方法である。
は、焼結機排ガスの一部を再度焼結機のパレット上に循
環する焼結機の操業方法において、焼結機排気系の排ガ
スに焼結機最後部域の排ガスを加えることにより焼結機
排気系の排ガス温度を調節することを特徴とする焼結機
の操業方法である。
【0016】また、請求項2に記載の発明は、焼結機最
後部域の風箱群からダンパーを備えた配管を排気ダクト
に接続し、その配管接続位置より下流側に排気ダクト内
の排ガス温度を測定する手段を設け、その温度測定手段
により測定した排ガス温度が設定温度範囲に入るよう前
記ダンパーの開度を変更して前記焼結機最後部域からの
排ガス量を調整することにより行う請求項1に記載の焼
結機の操業方法である。
後部域の風箱群からダンパーを備えた配管を排気ダクト
に接続し、その配管接続位置より下流側に排気ダクト内
の排ガス温度を測定する手段を設け、その温度測定手段
により測定した排ガス温度が設定温度範囲に入るよう前
記ダンパーの開度を変更して前記焼結機最後部域からの
排ガス量を調整することにより行う請求項1に記載の焼
結機の操業方法である。
【0017】なお、「焼結機最後部の風箱群」とは、焼
結機の風箱群を焼結機長手方向に複数に分割し、その分
割された風箱群のうち最も排鉱端側のものをいい、焼結
機長手方向に1または2以上の風箱が含まれるものをい
う。
結機の風箱群を焼結機長手方向に複数に分割し、その分
割された風箱群のうち最も排鉱端側のものをいい、焼結
機長手方向に1または2以上の風箱が含まれるものをい
う。
【0018】本発明によれば、排気ガス温度が低下した
とき、主排ガスの風量を増加させてその温度を上昇させ
るのではなく、主排ガスの風量はほぼ一定に保ってお
き、焼結機最後部域の最高温度に近い高温排ガスを少量
(必要量だけ)、焼結機に循環させずに直接、主排ガス
に混合するだけで排気ガスの温度を上昇させることがで
きるので、過大な排風機能力を必要とせず、生産量や焼
結高品質の変動の小さい、排気ガス温度の調節ができる
焼結機の操業が達成できる。
とき、主排ガスの風量を増加させてその温度を上昇させ
るのではなく、主排ガスの風量はほぼ一定に保ってお
き、焼結機最後部域の最高温度に近い高温排ガスを少量
(必要量だけ)、焼結機に循環させずに直接、主排ガス
に混合するだけで排気ガスの温度を上昇させることがで
きるので、過大な排風機能力を必要とせず、生産量や焼
結高品質の変動の小さい、排気ガス温度の調節ができる
焼結機の操業が達成できる。
【0019】また、前記高温排ガスの主排ガスへの混合
量を調整して排気ガス温度を一定の範囲に保つことがで
きるので、外気温度、原料水分等の変動による主排ガス
温度の変動があっても排気ガス温度を安定して維持でき
る。
量を調整して排気ガス温度を一定の範囲に保つことがで
きるので、外気温度、原料水分等の変動による主排ガス
温度の変動があっても排気ガス温度を安定して維持でき
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1の本発明による焼結機
の操業方法の実施に使用されるドワイトロイド式(DL
式)焼結機の概略説明図を参照しながら、本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
の操業方法の実施に使用されるドワイトロイド式(DL
式)焼結機の概略説明図を参照しながら、本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0021】焼結機1は、駆動機によってエンドレスに
移動する移動パレット2、焼結原料を移動パレット2上
に積み付けるための原料供給装置3、積み付けられた焼
結原料4の原料層表面の粉コークスに着火するための点
火炉5、移動パレット2の下方に焼結機機長にわたって
連設され、下向きの吸気によってパレット2上の原料層
4の粉コークスを燃焼させるための風箱群6A、6B、
6C、6Dおよび循環ガスを移動パレット2の上方へ供
給するための循環ガスフード7を備えている。
移動する移動パレット2、焼結原料を移動パレット2上
に積み付けるための原料供給装置3、積み付けられた焼
結原料4の原料層表面の粉コークスに着火するための点
火炉5、移動パレット2の下方に焼結機機長にわたって
連設され、下向きの吸気によってパレット2上の原料層
4の粉コークスを燃焼させるための風箱群6A、6B、
6C、6Dおよび循環ガスを移動パレット2の上方へ供
給するための循環ガスフード7を備えている。
【0022】前記風箱群は、低温高水分排ガスを循環供
給するための焼結機前部域の第1風箱群6A、排気を行
うための焼結機中部域の第2風箱群6B、高温低水分排
ガスを循環供給するための焼結機後部域の第3風箱群6
C、および排気ガス温度調整用の高温ガスを供給するた
めの最排鉱部の第4風箱群6Dの4つに分割されてい
る。
給するための焼結機前部域の第1風箱群6A、排気を行
うための焼結機中部域の第2風箱群6B、高温低水分排
ガスを循環供給するための焼結機後部域の第3風箱群6
C、および排気ガス温度調整用の高温ガスを供給するた
めの最排鉱部の第4風箱群6Dの4つに分割されてい
る。
【0023】循環ガスフード7は、排ガスを移動パレッ
ト2上の原料層4へ導くためのものであり、移動パレッ
ト2の上方に配設されている。8は第1風箱群6Aから
の低温の高水分ガスを循環ガスダクト11Aを介して循
環ガスフード7に循環するための低温ガス循環用排風機
である。また、9は第3風箱群6Cからの高温の低水分
ガスを循環ガスダクト11Bを介して循環ガスフード7
に循環するための高温ガス循環用排風機である。循環ガ
スダクト11Aと11Bは途中で結合された後、さらに
複数の小さいダクトに分けられて循環ガスフード7全体
に接続されており、前記低温高水分排ガスと前記高温低
水分排ガスを混合して循環ガスフード7全体へほぼ均一
に導入する。
ト2上の原料層4へ導くためのものであり、移動パレッ
ト2の上方に配設されている。8は第1風箱群6Aから
の低温の高水分ガスを循環ガスダクト11Aを介して循
環ガスフード7に循環するための低温ガス循環用排風機
である。また、9は第3風箱群6Cからの高温の低水分
ガスを循環ガスダクト11Bを介して循環ガスフード7
に循環するための高温ガス循環用排風機である。循環ガ
スダクト11Aと11Bは途中で結合された後、さらに
複数の小さいダクトに分けられて循環ガスフード7全体
に接続されており、前記低温高水分排ガスと前記高温低
水分排ガスを混合して循環ガスフード7全体へほぼ均一
に導入する。
【0024】主排風機10で吸引された第2風箱群6B
からの排ガス(主排ガス)は、排気ダクト14を介して
集塵機12で清浄化された後、煙突13で大気へ放出さ
れる。
からの排ガス(主排ガス)は、排気ダクト14を介して
集塵機12で清浄化された後、煙突13で大気へ放出さ
れる。
【0025】第4風箱群からの高温排ガスを主排ガスに
混合するための連絡ダクト15が排気ダクト14に接続
されており、連絡ダクト15の途中には、前記高温排ガ
スの流量を調節するためのダンパー(電動ダンパー)1
6が設けられている。前記主排ガスに前記高温排ガスを
混合した後の混合ガスの温度を測定するための温度計1
7Aが、連絡ダクト15との接続位置より下流側で、集
塵機12より上流側の排気ダクト14に設けられてい
る。さらに、ダンパー開度制御装置18は、温度計17
Aにより測定された前記混合ガス温度を電気信号に変換
して取り込み、後述する制御フローにしたがって、前記
混合ガス温度が所定の範囲となるようダンパー(電動ダ
ンパー)16の開度を自動的に調節するためのものであ
る。
混合するための連絡ダクト15が排気ダクト14に接続
されており、連絡ダクト15の途中には、前記高温排ガ
スの流量を調節するためのダンパー(電動ダンパー)1
6が設けられている。前記主排ガスに前記高温排ガスを
混合した後の混合ガスの温度を測定するための温度計1
7Aが、連絡ダクト15との接続位置より下流側で、集
塵機12より上流側の排気ダクト14に設けられてい
る。さらに、ダンパー開度制御装置18は、温度計17
Aにより測定された前記混合ガス温度を電気信号に変換
して取り込み、後述する制御フローにしたがって、前記
混合ガス温度が所定の範囲となるようダンパー(電動ダ
ンパー)16の開度を自動的に調節するためのものであ
る。
【0026】第1風箱群6Aからの低温高水分排ガスと
第3風箱群6Cからの高温低水分排ガスは混合されて1
80〜200℃、水分8〜9%の循環排ガスとして循環
ガスフード7全体にほぼ均一に吹き込まれる。これによ
り、第3風箱群からの高温低水分排ガスを循環すること
により排ガス顕熱の回収が図られ、第1風箱群からの低
温高水分排ガスを循環することにより系外へ排出する排
ガス量(排気ガス量)の一層の低減が可能となる。ま
た、低温高水分排ガスと高温低水分排ガスとを混合して
混合後の循環排ガス水分を一定値以下とすることにより
焼結鉱強度を低下させることなく操業できる。
第3風箱群6Cからの高温低水分排ガスは混合されて1
80〜200℃、水分8〜9%の循環排ガスとして循環
ガスフード7全体にほぼ均一に吹き込まれる。これによ
り、第3風箱群からの高温低水分排ガスを循環すること
により排ガス顕熱の回収が図られ、第1風箱群からの低
温高水分排ガスを循環することにより系外へ排出する排
ガス量(排気ガス量)の一層の低減が可能となる。ま
た、低温高水分排ガスと高温低水分排ガスとを混合して
混合後の循環排ガス水分を一定値以下とすることにより
焼結鉱強度を低下させることなく操業できる。
【0027】前記混合後の循環排ガスは大気より温度が
高いので、再度原料層を通過した後の排ガス(主排ガ
ス)も大気吸引方式(50〜60℃)に比べて温度は上
昇し、100〜120℃となる。ところが、前記混合後
の循環排ガスはすでに水分を多量に含有するので、再度
原料層通過後の排ガス(主排ガス)は大気吸引方式(5
〜14%)に比べて水分は上昇して14〜16%に達
し、SOx濃度も約200ppmと高い。そのため、主
排ガスの酸露点は高く(大気吸引方式60〜65℃、本
排ガス循環方式65〜70℃)、もし主排ガスをそのま
ま排気系へ送ると、排気ダクトや集塵機内を通過する過
程で外気により冷却されてその温度が酸露点を下回って
しまい結露するおそれが高まる。
高いので、再度原料層を通過した後の排ガス(主排ガ
ス)も大気吸引方式(50〜60℃)に比べて温度は上
昇し、100〜120℃となる。ところが、前記混合後
の循環排ガスはすでに水分を多量に含有するので、再度
原料層通過後の排ガス(主排ガス)は大気吸引方式(5
〜14%)に比べて水分は上昇して14〜16%に達
し、SOx濃度も約200ppmと高い。そのため、主
排ガスの酸露点は高く(大気吸引方式60〜65℃、本
排ガス循環方式65〜70℃)、もし主排ガスをそのま
ま排気系へ送ると、排気ダクトや集塵機内を通過する過
程で外気により冷却されてその温度が酸露点を下回って
しまい結露するおそれが高まる。
【0028】しかしながら、本発明によれば、第4風箱
群6Dからの最高温度に近い高温(約400〜450
℃)の排ガスを主排ガスに混合して、混合量が少なくて
も(最大、主排ガス量の約7%)、混合後の排ガス(排
気ガス)の温度を上昇させるようにしたものであって、
排気系内で排気ガスが冷却されても酸露点を下回らない
ようにできるという効果がある。しかも、第4風箱群6
Dからの排ガス中の水分は2〜3%と低いので、前記排
気ガスの水分が低下し酸露点も低下するのでより効果的
である。なお、主排ガスに混合する排ガスとして、BT
P位置の最高温度の排ガスでなく、BTPより排鉱側の
排ガスを用いるのは、BTPより排鉱側では焼結反応が
終了しているので吸引ガス量を変化させてもほとんど焼
結鉱品質に影響を与えず、しかもまだ十分高い排ガス温
度が得られるからである。以上より、従来法1および2
のような大きな風量の変更やパレット速度の変更を必要
としないので、焼結鉱品質や生産量の変動の問題も解消
できるものである。
群6Dからの最高温度に近い高温(約400〜450
℃)の排ガスを主排ガスに混合して、混合量が少なくて
も(最大、主排ガス量の約7%)、混合後の排ガス(排
気ガス)の温度を上昇させるようにしたものであって、
排気系内で排気ガスが冷却されても酸露点を下回らない
ようにできるという効果がある。しかも、第4風箱群6
Dからの排ガス中の水分は2〜3%と低いので、前記排
気ガスの水分が低下し酸露点も低下するのでより効果的
である。なお、主排ガスに混合する排ガスとして、BT
P位置の最高温度の排ガスでなく、BTPより排鉱側の
排ガスを用いるのは、BTPより排鉱側では焼結反応が
終了しているので吸引ガス量を変化させてもほとんど焼
結鉱品質に影響を与えず、しかもまだ十分高い排ガス温
度が得られるからである。以上より、従来法1および2
のような大きな風量の変更やパレット速度の変更を必要
としないので、焼結鉱品質や生産量の変動の問題も解消
できるものである。
【0029】なお、排気ガス量をさらに低減するため
に、第1風箱群6Aおよび/または第3風箱群6Cの焼
結機長手方向の風箱数を増やして循環ガス量を増加させ
ると、主排ガスの温度はさらに低下し水分は逆に上昇す
るので、排気ガス温度調整用の高温排ガスの必要量も増
加するが、その際には、第4風箱群6Dの焼結機長手方
向の風箱数を適宜増加させてやればよい。
に、第1風箱群6Aおよび/または第3風箱群6Cの焼
結機長手方向の風箱数を増やして循環ガス量を増加させ
ると、主排ガスの温度はさらに低下し水分は逆に上昇す
るので、排気ガス温度調整用の高温排ガスの必要量も増
加するが、その際には、第4風箱群6Dの焼結機長手方
向の風箱数を適宜増加させてやればよい。
【0030】あらかじめ温度計17Aで測定した排気ガ
ス温度と排気系で最も温度が低くなる場所(例えば、集
塵機の下部ホッパー内)の温度17Bとの対応を取って
おき、その場所の温度が酸露点を下回らないように前記
排気ガス温度の下限値を設定するのがよい。なお、前記
排気ガス温度でなく、前記最低温度を直接使用しないの
は、通常その場所が集塵機の下部ホッパー内など排気ガ
ス主流から離れたガスが淀む場所であるため、ダンパー
開度変更のアクションの効果がすぐにその温度に表われ
ないからである。
ス温度と排気系で最も温度が低くなる場所(例えば、集
塵機の下部ホッパー内)の温度17Bとの対応を取って
おき、その場所の温度が酸露点を下回らないように前記
排気ガス温度の下限値を設定するのがよい。なお、前記
排気ガス温度でなく、前記最低温度を直接使用しないの
は、通常その場所が集塵機の下部ホッパー内など排気ガ
ス主流から離れたガスが淀む場所であるため、ダンパー
開度変更のアクションの効果がすぐにその温度に表われ
ないからである。
【0031】一方、排気ガス温度を高くしすぎると過剰
なガス顕熱が未回収のまま大気に放散されることになり
好ましくないので、あまり頻繁なダンパー調整とならな
いよう不感帯(制御を行わない範囲;中央の設定値±許
容範囲)を設けて前記排気ガス温度の上限値を設定する
のがよい(例えば、中央の設定値を上記下限値+5℃と
し、上限値を中央の設定値+5℃とする)。
なガス顕熱が未回収のまま大気に放散されることになり
好ましくないので、あまり頻繁なダンパー調整とならな
いよう不感帯(制御を行わない範囲;中央の設定値±許
容範囲)を設けて前記排気ガス温度の上限値を設定する
のがよい(例えば、中央の設定値を上記下限値+5℃と
し、上限値を中央の設定値+5℃とする)。
【0032】さらに、連絡ダクト15に設けられたダン
パー(電動ダンパー)16の開度を、前記温度計17A
による測定温度に連動してダンパー開度調整装置18で
自動的に調整すれば、外気温度、原料水分等の変動によ
る主排ガス温度の変動があっても排気ガス温度を安定し
て上記上下限の温度範囲内に維持することができるので
より好ましい。
パー(電動ダンパー)16の開度を、前記温度計17A
による測定温度に連動してダンパー開度調整装置18で
自動的に調整すれば、外気温度、原料水分等の変動によ
る主排ガス温度の変動があっても排気ガス温度を安定し
て上記上下限の温度範囲内に維持することができるので
より好ましい。
【0033】なお、上記の方法によれば、主排ガス温度
が上昇したときには第4風箱群6Dからの排ガス量は自
動的に減少するが、この場合にはBTPは焼結機長手方
向の原料供給側に移動し排鉱端Eより十分原料供給側で
焼結反応が完了しているので、第4風箱群6Dからの排
ガス量が減少しても焼結機から排出されたシンターケー
キが熱いまま次工程のクーラーに送られるおそれはな
い。また、これとは逆に、主排ガス温度が低下したとき
にはBTPは排鉱端側に移動するが、第4風箱群6Dか
らの排ガス量は自動的に増加して排鉱端Eまでの間でシ
ンターケーキは十分に冷却されるので、やはりシンター
ケーキが熱いままクーラーに送られることはない。
が上昇したときには第4風箱群6Dからの排ガス量は自
動的に減少するが、この場合にはBTPは焼結機長手方
向の原料供給側に移動し排鉱端Eより十分原料供給側で
焼結反応が完了しているので、第4風箱群6Dからの排
ガス量が減少しても焼結機から排出されたシンターケー
キが熱いまま次工程のクーラーに送られるおそれはな
い。また、これとは逆に、主排ガス温度が低下したとき
にはBTPは排鉱端側に移動するが、第4風箱群6Dか
らの排ガス量は自動的に増加して排鉱端Eまでの間でシ
ンターケーキは十分に冷却されるので、やはりシンター
ケーキが熱いままクーラーに送られることはない。
【0034】本発明によれば、排気ガス温度を調整する
ためには、主排風機10、ガス循環用排風機8、9のい
ずれについても風量を変更する必要はないので、過大な
排風機能力は不要である。また、焼結機の最後部の排ガ
スを少量、主排ガスと置換するだけなので、BTPの変
動はほとんどなく、焼結鉱の生産量・品質にはほとんど
影響を与えない。
ためには、主排風機10、ガス循環用排風機8、9のい
ずれについても風量を変更する必要はないので、過大な
排風機能力は不要である。また、焼結機の最後部の排ガ
スを少量、主排ガスと置換するだけなので、BTPの変
動はほとんどなく、焼結鉱の生産量・品質にはほとんど
影響を与えない。
【0035】以上より、本発明によれば、排気系、循環
系とも排風機の能力を過大にすることなく、生産量の変
動や焼結鉱品質の変動の小さい、排気ガス温度の調節が
できる焼結機の操業が可能となる。
系とも排風機の能力を過大にすることなく、生産量の変
動や焼結鉱品質の変動の小さい、排気ガス温度の調節が
できる焼結機の操業が可能となる。
【0036】
【実施例】特願2000−53803の発明に基づく実
機焼結機(図2参照)に対して、本発明を適用し、その
効果の確認を行った。先ず、本発明適用に際し以下の設
備改造を実施した。第1および第2風箱群6A、6Bの
風箱数、循環ガスフード7の位置、主排風機と低温ガス
および高温ガス循環ガス排風機の能力は変更せず、第3
風箱群6Cの最も排鉱部寄りの風箱のみを新たに分割し
て第4風箱群6Dとした。改造後の各風箱群の風箱N
o.については、第1風箱群6Aは風箱No.1〜N
o.7、第2風箱群6Bは風箱No.8〜No.22、
第3風箱群6Cは風箱No.23〜No.26、第4風
箱群6Dは風箱No.27である。また、循環ガスフー
ド7の位置は、風箱No.3〜No.22の上方に相当
する。最排鉱部の風箱(第4風箱群)6Dから既設の温
度計17Aより上流側の主排ガスダクト14へ電動ダン
パー16を備えた連絡ダクト15を接続した。さらに、
前記温度計17Aからの電気信号により前記ダンパー1
6の開度を自動的に変更できるダンパー開度調節装置1
8を設けた(図1参照)。
機焼結機(図2参照)に対して、本発明を適用し、その
効果の確認を行った。先ず、本発明適用に際し以下の設
備改造を実施した。第1および第2風箱群6A、6Bの
風箱数、循環ガスフード7の位置、主排風機と低温ガス
および高温ガス循環ガス排風機の能力は変更せず、第3
風箱群6Cの最も排鉱部寄りの風箱のみを新たに分割し
て第4風箱群6Dとした。改造後の各風箱群の風箱N
o.については、第1風箱群6Aは風箱No.1〜N
o.7、第2風箱群6Bは風箱No.8〜No.22、
第3風箱群6Cは風箱No.23〜No.26、第4風
箱群6Dは風箱No.27である。また、循環ガスフー
ド7の位置は、風箱No.3〜No.22の上方に相当
する。最排鉱部の風箱(第4風箱群)6Dから既設の温
度計17Aより上流側の主排ガスダクト14へ電動ダン
パー16を備えた連絡ダクト15を接続した。さらに、
前記温度計17Aからの電気信号により前記ダンパー1
6の開度を自動的に変更できるダンパー開度調節装置1
8を設けた(図1参照)。
【0037】表1に本発明適用前の設備を用いた比較例
と、本発明適用後の設備を用いた発明例による操業結果
を示す。
と、本発明適用後の設備を用いた発明例による操業結果
を示す。
【0038】本発明適用前の試験No.1の比較例(生
産指数100%)においては排気ガス温度は98℃とな
った。このときの電気集塵機下部ホッパー内の温度は6
7〜69℃になり、集塵機で捕集されたダストが湿って
排出しにくくなるとともに、炭素鋼の硫酸腐食速度が急
激に上昇する70℃以下の温度となり、設備保全上も問
題であった。そこで試験No.2の比較例では、前述の
従来法1に基づきパレット速度を低下させてBTPの位
置を原料装入側に移動させることにより、排気ガス温度
を上昇させ110℃とした。このときの電気集塵機下部
ホッパー内の温度も72〜74℃に上昇し硫酸腐食のお
それは回避できたが、生産指数は94%に低下し、生産
量の減少をきたした。
産指数100%)においては排気ガス温度は98℃とな
った。このときの電気集塵機下部ホッパー内の温度は6
7〜69℃になり、集塵機で捕集されたダストが湿って
排出しにくくなるとともに、炭素鋼の硫酸腐食速度が急
激に上昇する70℃以下の温度となり、設備保全上も問
題であった。そこで試験No.2の比較例では、前述の
従来法1に基づきパレット速度を低下させてBTPの位
置を原料装入側に移動させることにより、排気ガス温度
を上昇させ110℃とした。このときの電気集塵機下部
ホッパー内の温度も72〜74℃に上昇し硫酸腐食のお
それは回避できたが、生産指数は94%に低下し、生産
量の減少をきたした。
【0039】なお本実施例では、生産指数100%にお
いて主排風機能力がほぼ100%に達していたため、こ
の生産指数を維持したままでは、主排ガス量をさらに増
加する必要がある従来法2を適用することはできなかっ
た。
いて主排風機能力がほぼ100%に達していたため、こ
の生産指数を維持したままでは、主排ガス量をさらに増
加する必要がある従来法2を適用することはできなかっ
た。
【0040】
【表1】
【0041】そこで、本発明を適用するための前記設備
改造を行った後、まず生産率一定の条件で手動によりダ
ンパー開度を段階的に変更して排気ガス温度と電気集塵
機下部ホッパー内温度との関係を求めた。その結果を図
3に示す。排気ガス温度と電気集塵器下部ホッパー内温
度とはほぼ直線関係にあり、硫酸腐食を回避する電気集
塵器下部ホッパー内温度70℃以上とするためには、排
気ガス温度を105℃以上とすればよいことがわかっ
た。また、ダンパー開度と排気ガス温度の変化量との関
係を図4に示す。この関係を用いて図5に示す制御フロ
ーにしたがって排気ガス温度の制御を行った。以下にこ
の制御フローの説明を行う。排気ガス温度の下限値T
1 は上述より105℃とし、ダンパー開度の変更があ
まり頻繁にならないよう無感帯の範囲を110±5℃と
した(したがって上限値T2 は115℃となる)。排
気ガス温度を一定時間ごと(例えば、1秒ごと)に連続
的に測定し、その一定時間の平均値をT0 とする。一
定時間ごとにT0 とT1 およびT2 との比較を行
い、T0 が下限値T1 を下回ったとき、または上限値
T 2 を上回ったときには、図4に基づいて決定したア
クション量にしたがってダンパー開度を変更し、T0
がT1 とT2 の間に入るように制御を行うものであ
る。
改造を行った後、まず生産率一定の条件で手動によりダ
ンパー開度を段階的に変更して排気ガス温度と電気集塵
機下部ホッパー内温度との関係を求めた。その結果を図
3に示す。排気ガス温度と電気集塵器下部ホッパー内温
度とはほぼ直線関係にあり、硫酸腐食を回避する電気集
塵器下部ホッパー内温度70℃以上とするためには、排
気ガス温度を105℃以上とすればよいことがわかっ
た。また、ダンパー開度と排気ガス温度の変化量との関
係を図4に示す。この関係を用いて図5に示す制御フロ
ーにしたがって排気ガス温度の制御を行った。以下にこ
の制御フローの説明を行う。排気ガス温度の下限値T
1 は上述より105℃とし、ダンパー開度の変更があ
まり頻繁にならないよう無感帯の範囲を110±5℃と
した(したがって上限値T2 は115℃となる)。排
気ガス温度を一定時間ごと(例えば、1秒ごと)に連続
的に測定し、その一定時間の平均値をT0 とする。一
定時間ごとにT0 とT1 およびT2 との比較を行
い、T0 が下限値T1 を下回ったとき、または上限値
T 2 を上回ったときには、図4に基づいて決定したア
クション量にしたがってダンパー開度を変更し、T0
がT1 とT2 の間に入るように制御を行うものであ
る。
【0042】表1の試験No.3の本発明例において、
生産指数を試験No.1の比較例の生産指数とほぼ同等
の101%に戻し、上述の制御フローにしたがい操業を
行った結果、排気ガス温度は111℃となって硫酸腐食
の問題は回避でき、しかもBTPの位置も試験No.1
とほぼ同じ位置となり、焼結鉱品質の低下はまったくみ
られなかった。なお、本試験(試験No.3)におい
て、主排風機10による排気ガス総量は約800000
m3 (標準状態)/h、風箱群6Dからの排ガス量はダ
ンパー16全開時で約60000m3 (標準状態)/h
であった。
生産指数を試験No.1の比較例の生産指数とほぼ同等
の101%に戻し、上述の制御フローにしたがい操業を
行った結果、排気ガス温度は111℃となって硫酸腐食
の問題は回避でき、しかもBTPの位置も試験No.1
とほぼ同じ位置となり、焼結鉱品質の低下はまったくみ
られなかった。なお、本試験(試験No.3)におい
て、主排風機10による排気ガス総量は約800000
m3 (標準状態)/h、風箱群6Dからの排ガス量はダ
ンパー16全開時で約60000m3 (標準状態)/h
であった。
【0043】なお、本実施例では、排ガス系を3分割し
た焼結機に対してのみ本発明適用の効果の確認を行った
が、これに限るものではなく、排ガス系を2分割した焼
結機に対しても同様の作用効果を奏するのは明らかであ
る。
た焼結機に対してのみ本発明適用の効果の確認を行った
が、これに限るものではなく、排ガス系を2分割した焼
結機に対しても同様の作用効果を奏するのは明らかであ
る。
【0044】
【発明の効果】以上、本発明によれば、焼結機排気系の
排ガスに焼結機最後部域の排ガスを加えて焼結機排気系
の排ガス温度を調節することにより、排気系、循環系と
も排風機能力を過大とすることなく、生産性や焼結鉱品
質を維持しつつ、排気ガス系の装置腐食を防止する排ガ
ス循環方式の焼結機操業方法を確立できた。
排ガスに焼結機最後部域の排ガスを加えて焼結機排気系
の排ガス温度を調節することにより、排気系、循環系と
も排風機能力を過大とすることなく、生産性や焼結鉱品
質を維持しつつ、排気ガス系の装置腐食を防止する排ガ
ス循環方式の焼結機操業方法を確立できた。
【0045】また、焼結機最後部域の風箱群からダンパ
ーを備えた配管を排気ダクトに接続し、その配管接続位
置より下流側に排気ダクト内の排ガス温度を測定する手
段を設け、その温度測定手段により測定した排ガス温度
が設定温度範囲に入るよう前記ダンパーの開度を変更し
て前記焼結機最後部域からの排ガス量を調整することに
より、上記の効果がさらに確実に得られるようになっ
た。
ーを備えた配管を排気ダクトに接続し、その配管接続位
置より下流側に排気ダクト内の排ガス温度を測定する手
段を設け、その温度測定手段により測定した排ガス温度
が設定温度範囲に入るよう前記ダンパーの開度を変更し
て前記焼結機最後部域からの排ガス量を調整することに
より、上記の効果がさらに確実に得られるようになっ
た。
【図1】本発明による排ガス循環方式焼結操業方法の実
施に使用されるDL式焼結機の概略説明図である。
施に使用されるDL式焼結機の概略説明図である。
【図2】本発明適用前の排ガス循環方式焼結操業方法の
実施に使用されるDL式焼結機の概略説明図である。
実施に使用されるDL式焼結機の概略説明図である。
【図3】排気ガス温度と電気集塵器下部ホッパー内温度
との関係を示す図である。
との関係を示す図である。
【図4】ダンパー開度と排気ガス温度の変化量との関係
を示す図である。
を示す図である。
【図5】排気ガス温度を制御するための制御フローを説
明する図である。
明する図である。
【図6】大気吸引方式焼結機長手方向の排ガスの温度変
化および水分変化を説明する図である。
化および水分変化を説明する図である。
【図7】焼結機排ガス系を機長方向に2分割した焼結機
による従来法1の適用例を示した図である。
による従来法1の適用例を示した図である。
【図8】焼結機排ガス系を機長方向に2分割した焼結機
による従来法2の適用例を示した図である。
による従来法2の適用例を示した図である。
1…焼結機 2…移動パレット 3…原料供給装置 4
…焼結原料 5…点火炉 5a…点火炉入口 6…風箱 6A…第1
風箱群 6B…第2風箱群 6C…第3風箱群 6D…第4風箱
群 7…循環ガスフード 8…低温ガス循環用排風機 9…高温ガス循環用排風機 10…主排風機 11A、11B…循環ガスダクト 12…集塵機(電気
集塵機) 13…煙突 14…排気ダクト 15…連絡ダクト 16…ダンパー(電動ダンパー) 17A、17B…温
度計 18…ダンパー開度制御装置 19…焼結原料(湿潤
帯) 20…燃焼帯 E…排鉱端
…焼結原料 5…点火炉 5a…点火炉入口 6…風箱 6A…第1
風箱群 6B…第2風箱群 6C…第3風箱群 6D…第4風箱
群 7…循環ガスフード 8…低温ガス循環用排風機 9…高温ガス循環用排風機 10…主排風機 11A、11B…循環ガスダクト 12…集塵機(電気
集塵機) 13…煙突 14…排気ダクト 15…連絡ダクト 16…ダンパー(電動ダンパー) 17A、17B…温
度計 18…ダンパー開度制御装置 19…焼結原料(湿潤
帯) 20…燃焼帯 E…排鉱端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 健士朗 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社神 戸製鋼所加古川製鉄所内 (72)発明者 溝上 信夫 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社神 戸製鋼所加古川製鉄所内 Fターム(参考) 4K001 AA10 BA02 BA14 BA15 CA44 GA10 GB09
Claims (2)
- 【請求項1】 焼結機排ガスの一部を再度焼結機のパレ
ット上に循環する焼結機の操業方法において、焼結機排
気系の排ガスに焼結機最後部域の排ガスを加えることに
より焼結機排気系の排ガス温度を調節することを特徴と
する焼結機の操業方法。 - 【請求項2】 焼結機最後部域の風箱群からダンパーを
備えた配管を排気ダクトに接続し、その配管接続位置よ
り下流側に排気ダクト内の排ガス温度を測定する手段を
設け、その温度測定手段により測定した排ガス温度が設
定温度範囲に入るよう前記ダンパーの開度を変更して前
記焼結機最後部域からの排ガス量を調整することにより
行う請求項1に記載の焼結機の操業方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000141696A JP2001323326A (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | 焼結機の操業方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000141696A JP2001323326A (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | 焼結機の操業方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001323326A true JP2001323326A (ja) | 2001-11-22 |
Family
ID=18648777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000141696A Pending JP2001323326A (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | 焼結機の操業方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001323326A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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