JP2001322880A - コンクリート耐久性補助剤およびコンクリート構造物の劣化防止工法 - Google Patents

コンクリート耐久性補助剤およびコンクリート構造物の劣化防止工法

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JP2001322880A JP2000139796A JP2000139796A JP2001322880A JP 2001322880 A JP2001322880 A JP 2001322880A JP 2000139796 A JP2000139796 A JP 2000139796A JP 2000139796 A JP2000139796 A JP 2000139796A JP 2001322880 A JP2001322880 A JP 2001322880A
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absorbent
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工が容易で美観を損ねることなく、かつ確
実にコンクリートの耐久性を向上することができるコン
クリート構造物の劣化防止工法、及びその劣化防止工法
に供されるコンクリート耐久性補助剤を提供すること。 【解決手段】 液状の劣化防止剤を吸収材と混合して吸
収させてなるコンクリート耐久性補助剤1を、コンクリ
ート3の壁面に塗布する。すると、液状の劣化防止剤
は、吸収材からコンクリート3へと徐々に吸収されてい
き、含浸層2を形成する。これにより、コンクリート3
に浸透しやすい液状の劣化防止剤であっても、コンクリ
ート3の壁面において流れ落ちることがなく、均一で美
観を損ねずにコンクリート劣化防止処理を行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、コンクリート構
造物の劣化防止工法、及び、その劣化防止工法に供され
るコンクリート耐久性補助剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 一般にコンクリート構造物は、コンク
リートの空隙水に溶け込んだ、セメントの水和物である
水酸化カルシウムの存在により、pH12から13の強
アルカリ性を呈するため、例えば、鉄筋コンクリート構
造物の場合には、コンクリート内部の鉄筋表面に不動態
皮膜が形成されることにより腐食が抑制されている。
【0003】しかしながら、コンクリートは通常多孔性
であり、水分や浸食性ガス、塵埃、油性分などが浸透す
るため、腐食を生じたり、浸透した水などが温度変化に
より膨張・収縮を繰り返し、これによりコンクリートに
内部応力が生じて、剥落、クラック、破損を引き起こし
やすいものである。
【0004】また、大気中の炭酸ガスや、酸性雨中の二
酸化硫黄、二酸化窒素などの、浸食性を有するガスや液
体がコンクリート中に侵入すると、これと水和物の水酸
化カルシウムとが反応して炭酸カルシウムを生成するた
め、コンクリートの中性化が促進され、鉄筋表面を被覆
していた不動態膜が破壊されて鉄筋を腐食させる。ま
た、塩化物イオンが鉄筋表面に侵入した場合にも同様
に、鉄筋表面の不動態膜が破壊されて鉄筋を腐食させ
る。鉄筋の腐食が進行すると、腐食前に比較して約2.
5倍の体積膨張を伴うため、錆の進行と共にコンクリー
トにクラックを生じさせ、コンクリートの強度低下をも
たらし、当初予定していた構造物の耐用強度が維持でき
なくなる。
【0005】このようなコンクリート構造物の塩害、中
性化を抑制するための様々な対策がなされており、例え
ば、特開平6−345562号公報、特開平7−417
30号公報、特開平11−199350号公報、特開平
11−310486号公報等に開示されているが、それ
らは概ね以下のようなものである。
【0006】(1)コンクリート構造物の表面に塗料、
防水材及び樹脂モルタル等の被覆材を施工することによ
り、炭酸ガス、塩分、酸素及び水分等を遮断する方法。
【0007】(2)ケイ酸塩及び亜硝酸塩化合物等の防
錆剤、又はアルカリ改質剤をコンクリート構造物の表面
に塗布して含浸させることにより、コンクリート構造物
中のpH改質及び鉄筋の腐食防止を行う、いわゆる改質
剤及び防錆剤による中性化及び塩害の防止方法。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、これ
らの被覆材や改質剤などを塗布する場合、床面などの比
較的水平な面に対しては均等かつ十分に塗布することが
可能であったが、壁面に対しては、塗布した被覆材や改
質剤などが重力により下方に流れ落ちてしまうので、何
度も塗布しなおさなければならず施工が面倒であった
り、流れ落ちた液により施工表面にムラや発華が生じて
美観を損ねるなどの問題点があった。また、前記従来の
施工法においては、被覆材や改質剤などがコンクリート
のごく表面部にとどまり、これらを内部まで浸透させる
ことができないという問題点があった。
【0009】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、施工が容易で美観を損ねること
なく、かつ確実にコンクリートの耐久性を向上すること
ができるコンクリート構造物の劣化防止工法、及びその
劣化防止工法に供されるコンクリート耐久性補助剤を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに、請求項1記載のコンクリート耐久性補助剤は、コ
ンクリートに浸透可能な液状の劣化防止剤と、その劣化
防止剤を吸収する吸収材とが混合されている。
【0011】請求項1記載のコンクリート耐久性補助剤
によれば、コンクリートに浸透可能な劣化防止剤は液状
であるが、吸収材に吸収されているので、このコンクリ
ート耐久性補助剤をコンクリート構造物の壁面や床面に
塗布した場合、液状の劣化防止剤は、吸収材からコンク
リート側に徐々に移行していく形でコンクリートに浸透
されていく。したがって、液状の劣化防止剤を直接塗布
する場合とは異なり、壁面や床面に対して均一でむらな
く劣化防止処理を行うことができ、しかも美観を損ねる
ことがない。また、コンクリート壁面や床面に保持され
た吸収材自体がコンクリート表面の保護層としての役割
を果たすので、コンクリート構造物の耐久性を一層向上
させる。
【0012】さらに、請求項1記載のコンクリート耐久
性補助剤を、未硬化のコンクリートに練りこみ、これを
壁面または床面に施工することによって、液状の劣化防
止剤を吸収した吸収材をコンクリート内部に保持させる
ことができるとともに、コンクリート硬化後も、この吸
収材から劣化防止剤を徐々に放出させることができる。
よって、より内部までコンクリート耐久性補助剤を浸透
させ、より緻密で耐久性に優れたコンクリート構造物を
得ることが可能となる。
【0013】請求項2記載のコンクリート耐久性補助剤
は、請求項1記載のコンクリート耐久性補助剤におい
て、前記吸収材が高吸水性樹脂により構成されている。
【0014】請求項2記載のコンクリート耐久性補助剤
によれば、請求項1記載のコンクリート耐久性補助剤と
同様に作用する上、特に、以下のような特徴的な作用を
示す。すなわち、水溶性の劣化防止剤は粘性が低く、こ
れをコンクリート表面に直接塗布した場合には、急激に
吸収されやすく、壁面に直接塗布した場合には流れ落ち
やすいのでムラが生じやすい。しかし、このような水溶
性の劣化防止剤であっても、請求項2記載のコンクリー
ト耐久性補助剤のように、高吸水性樹脂に吸収させた状
態であれば、コンクリート構造物の壁面や床面上に塗布
されて保持された高吸水性樹脂からコンクリート面へと
徐々に浸透させていくことができる。また、塗布後しば
らくしてコンクリート耐久性補助剤の吸収材が乾燥して
も、再度散水又は雨水の付着によって、再び高吸水性樹
脂製の吸収材が水分を吸収し、この水分の拡散とともに
劣化防止剤をコンクリート側に再放出させることができ
る。したがって、水溶性の劣化防止剤をコンクリート面
に均一で無駄なく浸透させて、確実なコンクリート劣化
防止処理を施すことができる。
【0015】請求項3記載のコンクリート耐久性補助剤
は、請求項1または2記載のコンクリート耐久性補助剤
において、さらに、前記劣化防止剤と前記吸収材とは混
合されてゲル状にされている。
【0016】請求項3記載のコンクリート耐久性補助剤
によれば、請求項1または2記載のコンクリート耐久性
補助剤と同様に作用する上、特に、請求項3記載のコン
クリート耐久性補助剤は、コンクリートに浸透可能な劣
化防止剤を吸収したゲル状物質であるので、これをコン
クリート構造物の壁面や床面に塗布すれば、かかるゲル
状物質は壁面であっても下方に流れ落ちることなく確実
に壁面に保持される。よって、壁面や床面において、液
状の劣化防止剤が、ゲル状物質からコンクリートに徐々
に浸透されるので、当該壁面や床面に対して均一でむら
なく劣化防止処理を行うことができ、しかも美観を損ね
ることがない。
【0017】請求項4記載のコンクリート構造物の劣化
防止工法は、請求項1から3のいずれかに記載のコンク
リート耐久性補助剤を、コンクリート構造物の壁面また
は床面に塗布するものである。
【0018】請求項4記載のコンクリート構造物の劣化
防止工法によれば、コンクリートに浸透可能な劣化防止
剤を吸収した吸収材を、コンクリート構造物の壁面や床
面上に塗布して保持させることにより、液状の劣化防止
剤を直接塗布する場合とは異なり、劣化防止剤は吸収材
からコンクリートに徐々に浸透していく。よって、当該
壁面や床面に対して均一でむらなく劣化防止処理を行う
ことができ、しかも美観を損ねることがない。
【0019】請求項5記載のコンクリート構造物の劣化
防止工法は、請求項1から3のいずれかに記載のコンク
リート耐久性補助剤を未硬化のコンクリートに練りこ
み、これを壁面または床面に施工するものである。
【0020】請求項5記載のコンクリート構造物の劣化
防止工法によれば、液状の劣化防止剤を吸収した吸収材
をコンクリート内部に保持させるとともに、コンクリー
ト硬化後も、この吸収材から劣化防止剤が徐々に放出さ
れる。よって、液状の劣化防止剤を、よりコンクリート
構造物の内部まで浸透させることができるので、より緻
密で耐久性に優れたコンクリート構造物を得ることが可
能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好適な実施の形
態、及び代表的な実施例について、図面を参照しつつ説
明する。図1は、コンクリート構造物の表面、特に壁面
に対してコンクリート耐久性補助剤を塗布した場合の実
施形態を示す図である。本実施形態のコンクリート耐久
性補助剤1は、コンクリートに浸透可能な液状の劣化防
止剤と、その劣化防止剤を吸収する吸収材とが混合され
たものであり、図1に示したように、コンクリート3の
乾燥下地、またはコンクリート3の乾燥下地に水を撒い
て湿潤させた後、刷毛、コテ又はローラー等により塗布
する等の一般的な方法により塗布され、図1の如くのコ
ンクリート耐久性補助剤1の塗膜が、コンクリート3の
表面に形成される。なお、コンクリート耐久性補助剤1
の塗膜は、コンクリートの打設又は流し込みの後硬化が
開始すれば、いつでも行うことが可能であり、水和反応
が良好な状態で行われるようにするために水分や温度を
調整する、いわゆる養生を行った後でもよいし、完全に
硬化して乾燥した状態のコンクリート表面に対して塗布
を行っても十分な耐久性補助効果を達成できる。
【0022】そして、図1に示したようにコンクリート
3の表面又は壁面に保持されたコンクリート耐久性補助
剤1の塗膜から、劣化防止剤がコンクリート3へと徐々
に浸透していき、コンクリート3の表面部には、劣化防
止剤を含浸した含浸層2が形成される。この含浸層2に
は、コンクリート3の成分と劣化防止剤の成分とが反応
して、コンクリート3の中性化やひび割れ等の劣化を防
止する働きを示す、例えば、強アルカリ性物質やガラス
状物質等からなる改質層が形成される。
【0023】上述のようなコンクリート耐久性補助剤1
を構成する劣化防止剤としては、例えば、水可溶性のシ
ーラー剤を用いることができ、具体的には、珪酸アルカ
リ水溶液等の水溶性の無機改質剤や、水可溶性エポキシ
樹脂、溶剤タイプのエポキシ樹脂溶剤溶液、又はエポキ
シ樹脂エマルション及びその他一般のエマルション等を
用いることができる。なお、水可溶性エポキシ樹脂と
は、水に溶解ないしは分散するエポキシ樹脂のことであ
る。アミンやアミド等の硬化剤を配合することによっ
て、水の存在下やアルカリ環境条件下でも化学反応によ
って硬化し、三次元的な架橋構造を有する堅固な硬化樹
脂層が形成される。
【0024】また、吸収材は、前記劣化防止剤の種類に
応じて適宜選択される。例えば、水溶性又は水可溶性の
劣化防止剤の場合は、ポリビニルアルコール等の吸水性
樹脂や、ポリアクリル系の高吸水性樹脂を用いることが
できる。劣化防止剤として水溶性又は水可溶性シーラー
剤を用いた場合、コンクリート3を湿潤させた湿潤下地
とは非常になじみが良く、強固に付着して一体化し、乾
燥状態のコンクリート3のままの乾燥下地に対しては、
浸透性に非常に優れた水溶性又は水可溶性シーラー剤が
下地に浸透することで、下地と強固に一体化する。上述
のような水溶性又は水可溶性の劣化防止剤を用いたコン
クリート耐久性補助剤1としては、好適には、例えば、
水溶性シーラー剤を上述の高吸水性樹脂微粉末と混合し
てゲル化したもの、水溶性シーラー剤をポリビニルアル
コール等の吸水性樹脂粉末に吸収させ膨潤させることに
よってゲル化したもの、無水硫酸塩基準で濃度2重量%
以上、飽和濃度以下のニッケル、コバルト、銅、マンガ
ンまたはクロムの硫酸塩水溶液を、高吸水性樹脂微粉末
と混合してゲル化したもの、水可溶性エポキシ樹脂に硬
化剤を配合したものを、ポリビニルアルコールや高吸水
性樹脂粉末と混合し、膨潤またはゲル化したもの等を用
いることができる。
【0025】水溶性無機シーラー剤としては、例えば、
特許第1991554号明細書に開示されているような
珪酸アルカリを主成分とするものが好適に用いられる。
【0026】水可溶性エポキシ樹脂は、その具体例とし
ては、ベコポックスEP128(商品名:ヘキストジャ
パン株式会社製)およびD・E・R331C(商品名:
ダウケミカル株式会社製)のように、水に混ぜても乳化
しない非乳化タイプエポキシ基材、ベコポックスEP1
22W(商品名:ヘキストジャパン株式会社製)、ディ
ックファインEM−60(商品名:大日本インキ化学工
業株式会社製)およびエピコートDX−255(商品
名:油化シェルエポキシ株式会社製)のように、水に混
ぜて乳化するか、または既に乳化している乳化タイプエ
ポキシ基材が好適に用いられる。また、水可溶性エポキ
シ樹脂は、乳化可能な二液反応形エポキシ樹脂を含む。
【0027】一方、硬化剤としては、トーマイドTXS
−53C(商品名:富士化成工業株式会社製)およびA
CRハードナーH−4121(商品名:ACR株式会社
製)のように、それ自身が乳化しているもの、アデカハ
ードナーEHE−027(商品名:旭電化工業株式会社
製)およびエポルジョンEBI(商品名:カネボウNS
C株式会社製)のように、それ自身は乳化していない
が、基材を乳化させることができる自己乳化型のもの、
ダイトクラールX−985(商品名:大都産業株式会社
製)およびラッカマイドEA−240(商品名:大日本
インキ化学工業株式会社製)のように、無溶剤または溶
剤型エポキシ樹脂に使用される通常タイプのものが好適
に用いられる。水可溶性エポキシ樹脂と硬化剤の組み合
わせは、非乳化タイプエポキシ基材と通常タイプの硬化
剤との組み合わせを除いて任意に行うことができるが、
水可溶性エポキシ樹脂を、乳化タイプのエポキシ基材
と、自己乳化タイプの硬化剤とを配合したものであるこ
とが好ましい。硬化剤の添加時期は特に限定はない。
【0028】そして、本実施形態のコンクリート耐久性
補助剤1を、コンクリート3の壁面や床面、特に、図1
のような鉛直面に近い壁面に対して塗布した場合、コン
クリート3に浸透可能な劣化防止剤は、液状であるが、
吸収材に吸収されているので、壁面や床面上に保持され
たコンクリート耐久性補助剤1の吸収材から液状の劣化
防止剤がコンクリート3側に徐々に移行しつつコンクリ
ート3に浸透されていき、含浸層2を形成していく。し
たがって、液状の劣化防止剤を直接塗布する場合とは異
なり、流れ落ちることがないから、均一でむらなく劣化
防止処理を行うことができ、しかも美観を損ねることが
ない。また、コンクリート3の壁面や床面に保持された
吸収材自体がコンクリート表面の保護層としての役割を
果たすので、コンクリート構造物の耐久性を一層向上さ
せることができる。
【0029】図2は、本発明の他の実施形態を示した図
であり、コンクリート耐久性補助剤1’は、コンクリー
トに浸透可能な、常態で液状の劣化防止剤と、その劣化
防止剤を吸収する吸収材とが混合されたものであり、硬
化前のコンクリートに練りこまれて分散された状態で打
設又は流し込みの後硬化を開始し、養生される。
【0030】図2のコンクリート耐久性補助剤1’も、
上述したコンクリート耐久性補助剤1と同様の組成を採
用できるが、より好ましくは、水溶性シーラーを高吸水
性樹脂に吸収させたものが用いられる。すなわち、水溶
性シーラーを水に溶解させ、これを高吸水性樹脂に吸収
させて、任意の水分率に調整したコンクリート耐久性補
助剤1’を用いることにより、養生の際に用いられる水
分調整用の吸水剤の作用を兼ねることができるので、打
設したコンクリートの表面にコンクリート中の水分が浮
いてくるブリージングを抑制して緻密で防水性に優れた
高強度なコンクリート構造物を製造することができると
ともに、中性化やひび割れ等の劣化を防止して耐久性に
優れたコンクリート構造物を得ることができる。
【0031】また、図2に示した通り、コンクリート耐
久性補助剤1’及び含浸層2は、コンクリート3の内部
にまで達するので、酸性雨等の浸透によりコンクリート
構造物内部の中性化及び鉄筋の腐食を効果的に防止する
ことができる。また、コンクリート硬化後も、この吸収
材から劣化防止剤を徐々に放出させることができる。よ
って、より内部までコンクリート耐久性補助剤を浸透さ
せ、より緻密で耐久性に優れたコンクリート構造物を得
ることができる。
【0032】特に、コンクリートの成分と反応して多孔
質状のコンクリートの隙間をガラス状物質で埋める性質
の劣化防止剤の場合、コンクリート構造物の表面に塗布
したのでは、多量に塗布しても反応硬化層がそれ以上の
浸透を阻むので、なかなか内部まで劣化防止剤を浸透さ
せることができなかったが、図2のように、コンクリー
ト耐久性補助剤1’を硬化前のコンクリートに練りこん
で打設すれば、コンクリート構造物のより内部まで劣化
防止剤を浸透させることができる。
【0033】ここで、図1及び図2におけるコンクリー
ト耐久性補助剤1,1’や、含浸層2を構成する反応物
質は、ゲル状、可塑性等の柔軟性を有した状態のもので
あれば、コンクリート構造物に微小なクラックが発生し
ても、塗膜等がこれに追従し、ひび割れが進展してしま
うことがない。
【0034】
【実施例】 以下、本発明の代表的な実施例について説
明する。本実施例において、コンクリート耐久性補助剤
1,1’を構成する液状の劣化防止剤として用いられる
のは、特許第1991554号明細書に開示された、ク
リスタルシーラーと呼ばれる水溶性無機シーラー剤であ
り、0.01〜1.0モル/kgのアンモニュウムイオ
ンと、0.01〜1.0モル/kgのハロゲンイオンと
を含有したケイ酸アルカリを主体とするアルカリ水溶液
からなるものである。そして、好ましくは、ケイ酸アル
カリがM2 O・nSiO2 の一般式で表され、MがN
a、K、Li、Csのいずれかであり、nが1〜5であ
る。ケイ酸アルカリの濃度は、10〜50重量%が好適
である。濃度が10重量%未満では、反応で生成するケ
イ酸カルシュウム等の析出が不十分であり、また50重
量%を越えると、水溶液の粘度が増加して、高吸水性樹
脂粉末と混合してゲル化することが困難となり、好まし
くない。また、コンクリート3中への浸透拡散を促進す
るため、ケイ酸アルカリ水溶液中にアルコールが添加さ
れることが最も好適である。ケイ酸アルカリ水溶液はア
ルカリ性であるため、フッ素等のハロゲンイオンを添加
する場合は、水酸化カルシュウム等の析出防止のため、
トリエタノールアミンのアルコール溶液(1:2〜2:
1、通常1:1程度のものが使用される)を加えて隠蔽
することができる。トリエタノールアミンのアルコール
溶液の添加量は特に限定はないが、通常ケイ酸アルカリ
水溶液の総量に対して0.1〜10重量%程度が用いら
れる。
【0035】具体的には、例えば、Na2 O・3SiO
2 の組成のケイ酸ソーダを20重量%含有する水溶液の
総重量に対して3重量%のメタノールを混合し、得られ
た水・アルコール混合溶液の総重量に対して0.1モル
/kgのNH4 Cl(アンモニュウムイオンおよび塩素
イオン各0.1モル/kg相当量)を加えて得られる劣
化防止剤が利用可能である。
【0036】また、本実施例における吸収材としては、
高吸水性樹脂(三洋化成製 ST500PMS、ST1
00PMS)を用いる。この高吸水性樹脂は、吸水率が
極めて高いので、強アルカリ性の水溶性シーラー剤であ
っても極めて良好に混合・吸収され、壁面に塗布しても
容易に流れ落ちることがない程度まで十分にゲル化され
る。このゲル状物質は水に不溶であり接着力が強いため
に、防水性が強く、本実施例の珪酸アルカリ水溶液から
なる水溶性シーラー剤のみならず、各種のシーラー剤の
防水、劣化防止効果を一層高めることができる。また、
柔軟なゲル状皮膜が乾燥すると堅いフィルム状皮膜とな
るため、脱型後のコンクリート表面のヘアークラック防
止に効果的である。よって、一般コンクリート構造物は
もとより地中埋設のコンクリート構造物の防水に特に有
効である。
【0037】そして、上述のようなクリスタルシーラー
と高吸水性樹脂とを混合してゲル状物質とすることによ
り、本実施例のコンクリート耐久性補助剤1,1’を得
る。このコンクリート耐久性補助剤1,1’によれば、
高吸水性樹脂の吸収材から、コンクリート3にケイ酸ア
ルカリ水溶液の劣化防止剤が浸透し、アンモニウムイオ
ンの存在下にハロゲンイオンを触媒として、コンクリー
ト3中のカルシュウム、マグネシュウムおよびアルミニ
ウムが、ケイ酸アルカリ中のアルカリ金属とイオン置換
反応する。この置換反応により、ケイ酸カルシウムを主
体とするケイ酸塩およびコロイドケイ酸が形成され、こ
のガラス状物質が、多孔質状のコンクリート3における
空孔の中に析出充填される。
【0038】本実施例のコンクリート耐久性補助剤1,
1’により、以下のような効果が得られる。(1)コン
クリートの中性化の要因である酸性化ガス、水、塩分等
の劣化因子の浸入を、クリスタルシーラーとの反応で形
成された改質層(含浸層2)が防ぎ、しかも、すでに中
性化されたコンクリートであっても、強アルカリが添加
されることによりアルカリが再生される。特に酸性雨に
対しては、クリスタルシーラーの未反応部分が新たに反
応してこれを取り込み水に不溶性のガラス状物質を形成
するため、顕著な中性化防止効果が得られる。(2)図
1のように表面に施工された場合、乾燥したコンクリー
ト耐久性補助剤1の層は非常に堅いフィルム状の膜とな
ってコンクリート3の表面を保護するとともに、コンク
リート3の表面には更に含浸層2が形成されるので、紫
外線を遮断して耐候性が向上し、耐薬品性が向上すると
ともに、水分の浸透を防止して、凍結/融解のサイクル
によって発生するクラックを防止する。(3)ゲル状を
呈しているので、図1のように、壁面に塗布する場合で
あっても、下に流れ落ちることなく、刷毛やコテ等によ
り簡単かつ均一に塗布することができ、ゆっくりと壁面
状のコンクリート3に浸透させることができる。また、
再度の散水又は雨水により、乾燥したフィルム状膜は再
度ゲル化して、高吸水性樹脂の中に取りこまれて残存す
るシーラー剤の成分がコンクリート3の外に流出するこ
となく、再度コンクリート3側に浸透していくので、シ
ーラー剤の成分を無駄にすることなくほぼ100%コン
クリート3に浸透させることができるから、非常に効率
的なコンクリート表面改質が可能となる。(4)特に、
本実施例のクリスタルシーラーのような、コンクリート
の成分と反応して多孔質状のコンクリートの隙間をガラ
ス状物質で埋める性質の劣化防止剤の場合、コンクリー
ト構造物の表面に塗布したのでは、多量に塗布しても反
応硬化層がそれ以上の浸透を阻むので、なかなか内部ま
で劣化防止剤を浸透させることができなかったが、図2
のように、コンクリート耐久性補助剤1’を硬化前のコ
ンクリートに練りこんで打設すれば、コンクリート構造
物のより内部まで劣化防止剤を浸透させることができる
という極めて優れた効果を奏する。
【0039】
【発明の効果】 請求項1記載のコンクリート耐久性補
助剤によれば、コンクリートに浸透可能な劣化防止剤
は、液状であるが、吸収材に吸収されているので、この
コンクリート耐久性補助剤をコンクリート構造物の壁面
や床面に塗布した場合、液状の劣化防止剤は吸収材から
コンクリート側に徐々に移行しつつコンクリートに浸透
されていく。したがって、液状の劣化防止剤を直接塗布
する場合とは異なり、当該壁面や床面に対して均一でむ
らなく劣化防止処理を行うことができ、しかも美観を損
ねることがないという効果がある。また、コンクリート
壁面や床面に保持された吸収材自体がコンクリート表面
の保護層としての役割を果たすので、コンクリート構造
物の耐久性を一層向上させることができる効果がある。
【0040】さらに、請求項1記載のコンクリート耐久
性補助剤を、未硬化のコンクリートに練りこみ、これを
壁面または床面に施工することによって、液状の劣化防
止剤を吸収した吸収材をコンクリート内部に保持させる
ことができるとともに、コンクリート硬化後も、この吸
収材から劣化防止剤を徐々に放出させることができる。
よって、より内部までコンクリート耐久性補助剤を浸透
させ、より緻密で耐久性に優れたコンクリート構造物を
得ることができるという効果がある。
【0041】請求項2記載のコンクリート耐久性補助剤
によれば、請求項1記載のコンクリート耐久性補助剤の
奏する効果に加えて、さらに、以下のような効果を奏す
る。すなわち、コンクリート表面に直接塗布すれば急激
に吸収されやすく壁面から流れ落ちやすい水溶性の劣化
防止剤であっても、コンクリート構造物の壁面や床面に
塗布されて保持された高吸水性樹脂から、コンクリート
面へと徐々に浸透させていくことができるという効果が
ある。また、塗布後しばらくしてコンクリート耐久性補
助剤の吸収材が乾燥しても、散水又は雨水の付着等によ
って再度吸収材が水分を吸収して湿潤状態となったとき
に、劣化防止剤の成分を外に流出させることなく、吸収
した水分とともにコンクリート側に再び吸収させること
ができるので、吸収材に吸収させた劣化防止剤をほぼ無
駄なくコンクリート劣化防止のために供することができ
るという効果もある。このように、請求項2記載のコン
クリート耐久性補助剤によれば、水溶性の劣化防止剤を
コンクリート面に均一かつ効率よく浸透させて、確実な
コンクリート劣化防止処理を施すことができるという優
れた効果を奏するのである。
【0042】請求項3記載のコンクリート耐久性補助剤
によれば、請求項1または2記載のコンクリート耐久性
補助剤の奏する効果に加えて、特に、請求項3記載のコ
ンクリート耐久性補助剤は、コンクリートに浸透可能な
劣化防止剤を吸収したゲル状物質であるので、これをコ
ンクリート構造物の壁面や床面に塗布すれば、かかるゲ
ル状物質は壁面であっても下方に流れ落ちることなく確
実に壁面に保持される。よって、液状の劣化防止剤が、
壁面や床面に保持されたゲル状物質からコンクリートに
徐々に浸透されるので、当該壁面や床面に対して均一で
むらなく劣化防止処理を行うことができ、しかも美観を
損ねることがないという効果がある。しかも、このゲル
状物質は水に不溶であり、コンクリート壁面・床面に対
する接着力が強いと同時に、吸水した湿潤状態では柔軟
な性質を有する。したがって、乾燥により非常に硬いフ
ィルム状の膜となってコンクリート表面を保護するとと
もに、防水や劣化防止効果を一層高めることができる効
果や、脱型後のコンクリート表面のヘアークラック防止
の効果がある。特に、地中に埋設されるコンクリート構
造物の場合に有効である。
【0043】請求項4記載のコンクリート構造物の劣化
防止工法によれば、コンクリートに浸透可能な劣化防止
剤を吸収した吸収材をコンクリート構造物の壁面や床面
上に塗布して保持させることにより、液状の劣化防止剤
を直接塗布する場合とは異なり、劣化防止剤を吸収材か
らコンクリートに徐々に浸透させていくことができる。
よって、当該壁面や床面に対して均一でむらなく劣化防
止処理を行うことができ、しかも美観を損ねることがな
いという効果がある。
【0044】請求項5記載のコンクリート構造物の劣化
防止工法によれば、液状の劣化防止剤を吸収した吸収材
をコンクリート内部に保持させることができるととも
に、コンクリート硬化後も、この吸収材から劣化防止剤
を徐々に放出させることができる。よって、液状の劣化
防止剤を、よりコンクリート構造物の内部まで浸透させ
ることができるので、より緻密で耐久性に優れたコンク
リート構造物を得ることができるという優れた効果があ
る。特に、コンクリートの成分と反応して多孔質状のコ
ンクリートの隙間をガラス状物質で埋める性質の劣化防
止剤の場合、コンクリート構造物の表面に塗布したので
は、多量に塗布しても反応硬化層がそれ以上の浸透を阻
むので、なかなか内部まで劣化防止剤を浸透させること
ができなかったが、請求項5記載のコンクリート構造物
の劣化防止工法によれば、コンクリート構造物のより内
部まで劣化防止剤を浸透させることができるという極め
て優れた効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1つの実施形態を示す図である。
【図2】 本発明の他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 コンクリート耐久性補助剤 2 含浸層 3 コンクリート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートの耐久性を向上するため
    に、コンクリートの表面または内部に施工されるコンク
    リート耐久性補助剤であって、 コンクリートに浸透可能な液状の劣化防止剤と、その劣
    化防止剤を吸収する吸収材とが混合されていることを特
    徴とするコンクリート耐久性補助剤。
  2. 【請求項2】 前記吸収材は高吸水性樹脂により構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のコンクリート
    耐久性補助剤。
  3. 【請求項3】 前記劣化防止剤と前記吸収材とは混合さ
    れゲル状にされていることを特徴とする請求項1または
    2記載のコンクリート耐久性補助剤。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のコン
    クリート耐久性補助剤を用いたコンクリート構造物の劣
    化防止工法であって、 前記コンクリート耐久性補助剤をコンクリート構造物の
    壁面または床面に塗布するコンクリート構造物の劣化防
    止工法。
  5. 【請求項5】 請求項1から3のいずれかに記載のコン
    クリート耐久性補助剤を用いたコンクリート構造物の劣
    化防止工法であって、 前記コンクリート耐久性補助剤を未硬化のコンクリート
    に練りこみ、これを壁面または床面に施工するコンクリ
    ート構造物の劣化防止工法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008128734A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Tateyama Kagaku Kogyo Kk コンクリート中鋼材の腐食検知素子
CN108863154A (zh) * 2018-06-20 2018-11-23 河南阳光防水科技有限公司 自愈合渗透结晶防水剂
JP2018193807A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー コンクリート改質方法
CN109057395A (zh) * 2018-09-27 2018-12-21 西南科技大学 用于压力钢管预应力加固的frp-膨胀ecc复合管及其施工工艺

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