JP2001322702A - ごみ容器 - Google Patents
ごみ容器Info
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Abstract
ごみ容器を、1つの成形品からなる簡単な構造で安価に
提供する。 【解決手段】 容器側周壁2の上端近傍の曲面部3に複
数設けた挟持片部5を、相対向する2辺にスリット8を
形成して容器本体1から分離すると共に、残る相対向す
る2辺に薄肉ヒンジ部6を形成して容器本体1に対し可
動なようにし、これら挟持片部5を内方に押動してでき
る隙間9を利用して、袋7の上部7a、7bを挿入し、
次にこの挟持片部5を外方に押動して元の状態に復元さ
せることにより、袋7の上部7a、7bを挟持片部5と
容器本体1との間で挟持するように構成する。
Description
用の袋を収容し、その袋を開いた状態でその上部を保持
できるごみ容器に関するものである。
を投入してそれが一杯になると、ごみを容器から取り出
して廃棄している。しかし最近では、容器内がごみで汚
れないことやごみの回収や廃棄が容易になることから、
容器内にごみ投入用の袋(ビニール袋やスーパーマーケ
ット等での買い物を入れる提げ手付きのポリ袋等)を開
いた状態で収容してその袋の中にごみを投入し、袋にご
みが一杯になればこの袋と共に廃棄するようにして使用
することが多くなってきている。
した袋の上部を容器の開口部の外側へ折り返す等して袋
を開いた状態に保持しているものの、その折り返した袋
の上部がしっかりと容器に固定されていないため、ごみ
を投入していくにつれて袋がずれたり容器内へ落ち込ん
でしまったりして、ごみが容器内に洩れ出て汚れてしま
うという問題があった。その上、スーパーマーケット等
のポリ袋は提げ手の部分が大きく外側に露出し易いた
め、ごみ容器の意匠性を大きく損なってしまい非常に見
苦しいという問題もあった。
部の開口部を開いた状態でその上部を保持する挟持具を
備えたごみ容器が提案されている。このごみ容器は、横
断面形状が円形状の容器本体11とその開口部11aの
内周面に嵌合するリング状の挟持具12とを別部材で構
成し、挟持具12の外周面と容器本体11の開口部11
aの内周面との間に袋の上部を挟持して保持させること
によって、上記のような問題を解消しようとするもので
ある。
来のごみ容器は、容器本体11と挟持具12の別部材で
構成されているため、通常のごみ容器に比べて部品点数
が増加してコストアップを招くという問題がある。
部11aの内周面と挟持具12の外周面との間で袋の上
部を挟持する構造のため、袋を容器に装着する際にはそ
の上部を綺麗に巻き付けて挟み込まないと容器本体11
への嵌合がしにくくなったり、挟持具12が持ち上がっ
て外れてしまうおそれもあり、装着が難しいという問題
がある。一方、その嵌合を解いて袋を容器から取り出す
際にはきつく嵌合しているほど、挟持具12を取り外し
にくくなり使い勝手が悪いという問題がある。ごみ容器
専用のビニール袋と違って上記使用方法に多く用いられ
ている提げ手付きのポリ袋では、大きさが不揃いで嵩張
り易い材質のために前記のような問題が一層顕著にな
る。
易で使い勝手の良いごみ容器を、1つの成形品からなる
簡単な構造で安価に提供することを目的とする。
するため、容器側周壁の上端近傍の曲面部に、ごみ投入
用の袋を開いた状態でその上部を保持する挟持片部を複
数設けたごみ容器であって、前記挟持片部は、相対向す
る2辺にスリットが形成されて容器本体から分離される
と共に、残る相対向する2辺に薄肉ヒンジ部が形成され
て容器本体に対し可動なように設けられ、これら挟持片
部を内方に押動してできる隙間を利用して前記袋の上部
を挿入し、次にこの挟持片部を外方に押動して元の状態
に復元させることにより、袋の上部を挟持片部と容器本
体との間で挟持するように構成したことを特徴とするも
のである。
装着する場合、袋を容器本体内に挿入すると共に挟持片
部を指等で容器外方から内方へ押動し、この押動によっ
てできる挟持片部の外周面と容器外形との隙間に袋の上
部(前記スーパーマーケットの袋の提げ手部分等)を挿
入し、挟持片部に巻き付けるようにして袋の上部を前記
隙間内でそれぞれ外方に向けて折り返す。そしてその状
態のまま前記押動された挟持片部の内方を今度は逆に外
方へ押動して挟持片部を元の容器外形の状態に復元させ
れば、前記袋の上部は挟持片部に巻き付けられた状態
で、それぞれの曲面部で挟持片部と容器本体との間で挟
持されるので、ずれたり容器内へ落ち込んでしまわずに
側周壁の上端近傍に強固に固定して袋を開いた状態に保
持することができ、その中にごみを投入することが可能
になる。
袋をごみ容器から取り出す場合には、上記装着の場合と
同様にして挟持片部を外方から内方へ押動する。そし
て、挟持片部に巻き付けられていた袋の上部をそれぞれ
上方に引き上げて容器本体から分離させてから袋を持ち
上げることにより、袋を容器からスムーズに取り出して
袋ごとごみを廃棄することができる。尚、引き続いて新
しい袋を収容するため、内方へ押動された挟持片部は元
の状態に復元しないで、挟持片部の外周面と容器外形と
の隙間に新しい袋の一部を前記同様にして挿入して前記
装着作業をすると良い。
横断面形状が円または楕円形状であり、その側周壁の上
端近傍の4ケ所に90度間隔で、水平方向の1対のスリ
ットによって容器本体から分離される挟持片部が形成さ
れていると、スーパーマーケット等のポリ袋を使用する
のに好適であり、袋の互いに対向する提げ手等の部分を
ちょうど挟持片部で保持することができ、非常に使い勝
手がよくなる。
〜図4を用いて具体的に説明する。
すように、有底円筒形状のごく一般的な形状のごみ容器
の側周壁2の形状を改良して、袋7を開いた状態でその
上部を保持する挟持片部2を設けたものである。容器内
に収容される袋7は広く使われているスーパーマーケッ
ト等での買い物を入れる提げ手7aの付いたポリ袋を示
しているが、ごみ容器専用のビニール袋を使用すること
も可能である。
端近傍の曲面部3に4ケ所設けられ、容器本体1の開口
部4の周縁に沿って水平に相対向する2辺にスリット
8、8(図3)が、袋7の上部である提げ手7aや結び
部7bが挿入できる幅でそれぞれ形成されている。それ
ら挟持片部5は容器本体1から分離されると共に、残る
相対向する左右2辺に薄肉ヒンジ部6、6が図4に示す
ように、側周壁2の外方から溝状に刻設して形成されて
容器本体1に対し可動なように設けられている。そして
このスリット8、8間の挟持片部5が外方から内方へ押
動される一方、押動された挟持片部5を内方から外方へ
押動したときには元の状態に復元されるように構成され
ている。
な挟持片部5の押動をスムーズにできるような厚みに形
成し、その材質は弾性に優れた合成樹脂製のものが好適
である。また薄肉ヒンジ部6は繰返し使用することで溝
状部分が断裂せず且つ挟持片部5の押動を妨げないよう
な肉厚で容器本体1の材質に合わせて形成する必要があ
る。
本実施形態のように横断面形状が円形状で側周壁2全体
が曲面状の場合、その4ケ所に90度間隔で設けると、
袋7の互いに対向する提げ手7aの部分と結び部7bの
部分をちょうど保持することができ好適であるが、2ケ
所に形成してもよく、その場合は提げ手7aの部分を保
持すると好適である。
明する。
1に示すように袋7を容器本体1内に挿入すると共に挟
持片部5を指等で外方から内方へ押動し、この押動によ
ってできる挟持片部5の外周面と容器外形との隙間9に
袋7の上部である提げ手7aと結び部7bを挿入し、挟
持片部5に巻き付けるようにして提げ手7aと結び部7
bを隙間9内でそれぞれ外方に向けて折り返す。そして
その状態のまま前記押動された挟持片部5の内方を今度
は逆に外方へ押動して挟持片部5を元の容器外形の状態
に復元させれば、提げ手7aと結び部7bは挟持片部5
に巻き付けられた状態で、それぞれ挟持片部5と容器本
体1との間で挟持される。したがって袋7の提げ手7a
と結び片7bは、ずれたり容器内へ落ち込んでしまわず
に側周壁2の上端近傍に強固に固定して袋7を開いた状
態に保持することができ、その中にごみを投入すること
が可能になる。
ようにその一部が復元した挟持片部5外周面より外観さ
れるものの、単に袋7を開口部4で折り返した際に提げ
手7a部分が大きく外にはみ出ていた状態に比べると、
ごみ容器の意匠性には殆ど影響しない。また、袋7が容
器本体1に比べて大きい場合には大きく折り返すとよ
く、その場合においても外観される部分は挟持片部5の
幅に限られているので好適である。
り、袋7をごみ容器から取り出す場合には、上記装着の
場合と同様にして挟持片部5を外方から内方へ押動す
る。そして、挟持片部5に巻き付けられていた提げ手7
aと結び部7bをそれぞれ上方に引き上げて袋7を容器
本体1から分離させてから持ち上げることにより、袋7
をごみ容器からスムーズに取り出して袋7ごとごみを廃
棄することができる。尚、引き続いて新しい袋を収容す
るため、内方へ押動された挟持片部5は元の状態に復元
しないで、挟持片部5の外周面と容器外形との隙間9に
新しい袋の上部を前記同様にして挿入して前記装着作業
をすると良い。
7の容器本体1への装着と取り外しをスムーズに行うこ
とができると共に、全体を1部材で構成しているので構
造が簡単でコストアップを招かないので、製品を安価に
提供することができる。
様に構成することができ、例えば、容器本体の形状は上
記のものに限定されず、側周壁の横断面形状が楕円形
状、或いはほぼ矩形状のものでもよい。矩形状の容器本
体ではその4隅部に形成されるR部に挟持片部を設ける
ことができる。またその他、容器本体の形状は挟持片部
が形成可能な曲面部を2ケ所以上有しているものなら
ば、例えば横断面形状が円弧状の側周壁が対向して設け
られ他の部分は平面状の側周壁を有するような形状のも
のでもよい。またスリットも挟持片部が容器本体から分
離されて押動操作によって上記のような袋の保持機能を
果たすように形成されていれば、上記のような形状に限
定されない。
持片部への簡単な押動操作だけで、袋の上部、例えばス
ーパーマーケットのポリ袋の提げ手等を強固に容器に固
定することによって袋を開いた状態に保持できるので、
容器への装着と取り外しをスムーズに使い勝手良く行う
ことができ、またこの挟持片部として別部材を必要とせ
ず、全体を1つの成形品からなる簡単な構造で形成でき
るので、製品を安価に提供することができる。
する状態を示す斜視図。
態を示す斜視図。
図。
態を示す斜視図。
Claims (2)
- 【請求項1】 容器側周壁の上端近傍の曲面部に、ごみ
投入用の袋を開いた状態でその上部を保持する挟持片部
を複数設けたごみ容器であって、 前記挟持片部は、相対向する2辺にスリットが形成され
て容器本体から分離されると共に、残る相対向する2辺
に薄肉ヒンジ部が形成されて容器本体に対し可動なよう
に設けられ、これら挟持片部を内方に押動してできる隙
間を利用して前記袋の上部を挿入し、次にこの挟持片部
を外方に押動して元の状態に復元させることにより、袋
の上部を挟持片部と容器本体との間で挟持するように構
成したことを特徴とするごみ容器。 - 【請求項2】 容器の横断面形状が円または楕円形状で
あり、その側周壁の上端近傍の4ケ所に90度間隔で、
水平方向の1対のスリットによって容器本体から分離さ
れる挟持片部が形成されている請求項1記載のごみ容
器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000142856A JP4368497B2 (ja) | 2000-05-16 | 2000-05-16 | ごみ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2000142856A JP4368497B2 (ja) | 2000-05-16 | 2000-05-16 | ごみ容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001322702A true JP2001322702A (ja) | 2001-11-20 |
JP4368497B2 JP4368497B2 (ja) | 2009-11-18 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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JP (1) | JP4368497B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011160266A1 (zh) * | 2010-06-23 | 2011-12-29 | 包艳 | 垃圾桶及垃圾桶塑料袋挂钩 |
CN102700875A (zh) * | 2012-06-01 | 2012-10-03 | 张峰 | 自张式卡扣袋口垃圾桶 |
-
2000
- 2000-05-16 JP JP2000142856A patent/JP4368497B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2011160266A1 (zh) * | 2010-06-23 | 2011-12-29 | 包艳 | 垃圾桶及垃圾桶塑料袋挂钩 |
CN102700875A (zh) * | 2012-06-01 | 2012-10-03 | 张峰 | 自张式卡扣袋口垃圾桶 |
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