JP2001322502A - ヒンジ構造、及び該ヒンジ構造により蓋体を取り付けた容器 - Google Patents

ヒンジ構造、及び該ヒンジ構造により蓋体を取り付けた容器

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JP2001322502A
JP2001322502A JP2000143267A JP2000143267A JP2001322502A JP 2001322502 A JP2001322502 A JP 2001322502A JP 2000143267 A JP2000143267 A JP 2000143267A JP 2000143267 A JP2000143267 A JP 2000143267A JP 2001322502 A JP2001322502 A JP 2001322502A
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container
lid
hinge structure
cam body
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Michihiro Fukuo
道宏 福尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一の部材を他の部材に対して所望の回動状態
で保持することができるヒンジ構造、及び該ヒンジ構造
を用いて蓋体を組み付けた容器を提供することを目的と
する。 【解決手段】 一の部材uを他の部材nに回動可能に連
結するヒンジ構造であり、上記一の部材uに固定され、
平坦面14に上面が平坦な突部16と凹部15とが所定
角度毎に交互に設けられたカム面が形成された第1カム
体1と、上記他の部材hにスライド可能に設けられ、該
スライド方向の平坦面24に上面が平坦な突部26と凹
部25とが所定角度毎に交互に設けられ、上記第1カム
体1のカム面に当接するカム面が形成された第2カム体
2と、上記第2カム体2を上記第1カム体1側へと付勢
する付勢手段3と、を具備してなることを特徴とするヒ
ンジ構造を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一の部材を他の部
材に対して所望の回動状態で保持することができるヒン
ジ構造に関し、例えば、自動車内装のセンターコンソー
ルに設けられたカップホルダーや小物入れ等の容器の外
蓋と内蓋とを別個の回動状態で保持できるよう容器本体
に連結する場合に好適に用いられるヒンジ構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、自動車内装のセンターコンソールやインストルメン
トパネルに小物入れやカップホルダーなどとして使用さ
れる容器には、必要に応じて容器本体の開口部を開閉す
る蓋体を設けることが行われている。
【0003】このような容器の蓋体には、図8(A),
(B)に示すように、外蓋sと内蓋uとを具備し、開い
た状態の外蓋sをカップ等の物品を載置可能なテーブル
面として使用可能なものもある。この蓋体は、図8
(A)に二点鎖線で示すように容器本体hの開口部を閉
じた外蓋sを、図8(A)に実線で示す外蓋開状態にす
ることにより、外蓋sの裏面をテーブル面として使用す
ることができる。そして、図8(B)に二点鎖線で示す
ように容器本体hの開口部を閉じた内蓋uを、図8
(B)に実線で示す内蓋開状態として、容器本体hの開
口部を開くようになっている。
【0004】このように、従来の蓋体は、容器本体の開
口部を閉じた状態と開く状態とで保持可能であれば足り
るものであった。しかしながら、近年、自動車内に液晶
画面等の多くの内装品を設けることが行なわれており、
これらの内装品を取り付けるための適当な場所を確保す
るのが困難であるため、従来は容器本体の開口部を開状
態又は閉状態とするためにのみ用いられていた内蓋や外
蓋をこれらの内装品の設置場所として使用することが望
まれている。
【0005】しかし、従来は、開状態と閉状態との2個
所で蓋体を保持できれば足りたため、従来のヒンジ構造
では、凸部と凹部とがリング状に連なって設けられたカ
ム体のカム作用により蓋体の回動停止位置が設定されて
おり、予め設定された2つの回動角度でしか蓋体を保持
することができず、内装品の取り付けには不便なもので
あった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、一の部材を他の部材に対して所望の回動状態で保持
することができるヒンジ構造であって、例えば、自動車
内装のセンターコンソールに設けられたカップホルダー
や小物入れ等の容器の外蓋と内蓋とを別個の回動状態で
保持できるよう容器本体に連結できるヒンジ構造、及び
該ヒンジ構造を用いて蓋体を組み付けた容器を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、一の部材と他の部材とを相対的に回動可能
に連結するヒンジ構造であり、上記一の部材に固定さ
れ、平坦面に上面が平坦な凸部と凹部とが所定角度毎に
交互に設けられたカム面を有する第1カム体と、上記他
の部材にスライド可能に設けられ、該スライド方向の平
坦面に上面が平坦な凸部と凹部とが所定角度毎に交互に
設けられ、上記第1カム体のカム面に当接するカム面が
形成された第2カム体と、上記第2カム体を上記第1カ
ム体側へと付勢する付勢手段と、を具備してなり、上記
第1及び第2カム体の凸部と凹部とが互いに嵌合して、
上記一の部材と他の部材とが所定の角度で安定的に保持
されると共に、この状態から上記一の部材と他の部材と
を相対的に回動させることにより、上記凸部と凹部との
カム作用によって上記付勢手段の付勢力に抗して上記第
2カム体が後退し上記凸部と凹部との嵌合状態が解除さ
れ、所定角度回動したとき再び上記凸部と凹部とが嵌合
してこの回動角度の状態で安定的に保持され、かつ上記
凸部と凹部との嵌合状態が解除され再び嵌合するまでの
間の任意の回動角度では、上記第1及び第2カム体の凸
部上面同士又は凸部と平坦面とが上記付勢手段の付勢力
により圧接した状態となり、その任意の回動角度で保持
されるように構成したことを特徴とするヒンジ構造を提
供する。
【0008】このヒンジ構造は、上記第1及び第2カム
体の凸部と凹部とが互いに嵌合して、上記一の部材と他
の部材とが所定の角度で安定的に保持されると共に、こ
の状態から上記一の部材と他の部材とを相対的に回動さ
せることにより、上記凸部と凹部とのカム作用によって
上記付勢手段の付勢力に抗して上記第2カム体が後退し
上記凸部と凹部との嵌合状態が解除され、所定角度回動
したとき再び上記凸部と凹部とが嵌合してこの回動角度
の状態で安定的に保持され、かつ上記凸部と凹部との嵌
合状態が解除され再び嵌合するまでの間の任意の回動角
度では、上記第1及び第2カム体の凸部上面同士又は凸
部と平坦面とが上記付勢手段の付勢力により圧接した状
態となり、その任意の回動角度で保持されるものであ
る。
【0009】この場合、本発明のヒンジ構造では、上記
第1及び第2カム体のカム面が、平坦面に凸部と凹部と
が所定角度毎に交互に設けられて構成されると共に、付
勢手段により第2カム体を第1カム体側に付勢してい
る。このため、第1及び第2カム体は、互いのカム面の
平坦面と凸部とが当接した状態で回転し、所定角度毎に
互いの凹部と凸部とが嵌合した状態と、凸部の上面同士
が当接した状態とを繰り返す。
【0010】ここで、第1及び第2カム体の凹部と凸部
とが嵌合した状態では、第2カム体が付勢手段により第
1カム体側に付勢されているため、第1及び第2カム体
は、互いの凹部と凸部とが嵌合した状態を維持する。こ
れにより、一の部材が他の部材に対して所定角度回動し
た状態で回動動作を停止すると、一の部材が回動動作を
停止した状態で安定的に保持される。
【0011】そして、第1及び第2カム体の凸部と平坦
面とが当接した状態では、凸部と凹部とのカム作用によ
って第2カム体が付勢手段の付勢力に抗して後退した状
態であるため、第2カム体に対して付勢手段から加えら
れる付勢力が増大し、第2カム体から第1カム体に対し
て加えられる回転抵抗も増大している。このため、一の
部材の回動動作を停止すると、第1カム体は、回動動作
を停止した状態を維持し、これにより一の部材が他の部
材に対して回動を停止した状態で維持される。
【0012】さらに、第1及び第2カム体の凸部の上面
同士が当接した状態では、凸部同士のカム作用によって
第2カム体が付勢手段の付勢力に抗して更に後退し、こ
れにより第2カム体に対して付勢手段から加えられる付
勢力も増大する。このため、第2カム体から第1カム体
に対して加えられる回転抵抗も増大する。そして、第1
及び第2カム体の凸部の先端は、平坦に形成されてい
る。このため、一の部材が所定角度回動した状態で回動
動作を停止すると、一の部材が回動動作を停止した状態
で安定的に保持される。
【0013】このように、一対のカム体の平坦面に先端
が平坦な凸部と凹部とを所定角度毎に交互に設けると共
に、一方のカム体を他方のカム体側に付勢することによ
り、所定角度毎に一の部材を他の部材に対して所定の回
動位置で確実に保持でき、また、所定角度回動する途中
の任意の回動角度で回動動作を停止することにより、一
の部材が他の部材に対して回動動作を停止した状態でも
保持することが出来る。
【0014】例えば、容器本体の開口部を開閉する蓋体
が取り付けられ、自動車内装品としてセンターコンソー
ル等に設定される容器の場合、上記第1カム体を上記蓋
体に、上記第2カム体を上記容器本体にそれぞれ設け、
上記蓋体と容器本体との何れか一方に上記付勢手段を取
り付けたヒンジユニットを構成して、容器本体と蓋体と
を回動可能に連結することができる。この場合、蓋体を
容器本体に対して所定角度毎に回動した状態で安定的に
保持でき、また、その回動動作の途中でも蓋体を所望の
姿勢で保持できる。このように、第1及び第2カム体の
カム面を構成する平坦面に凸部と凹部とを所定角度毎に
交互に設けると共に第2カム体を第1カム体側に付勢す
ることにより、容器開口部を開状態又は閉状態とするた
めにのみ用いられていた蓋体を、例えば液晶画面やカッ
プホルダ等の内装品の設置場所として好適に使用するこ
とができる。
【0015】また、特に制限されるものではないが、上
記一の部材と第3の部材とを上記他の部材に回動可能に
連結するヒンジ構造の場合、上記第1及び第2カム体を
貫通すると共に上記第3の部材に固定されたシャフト
と、上記他の部材に設けられ、上記シャフトを所定圧力
で挟持して上記シャフトに対して回転抵抗を与えながら
回転可能に上記他の部材に保持する挟持手段とを具備
し、上記第3の部材と上記他の部材とが上記挟持手段か
らシャフトに加えられる回転抵抗により、任意の回動角
度で保持されるように構成したヒンジ構造としてもよ
い。
【0016】この構成によれば、上記第3の部材と他の
部材とを所望角度に相対的に回動させ、その回動動作を
停止することにより、上記挟持手段からシャフトに加え
られる回動抵抗によって上記第3の部材が他の部材に対
して回動を停止した状態で保持される。このため、他の
部材が本体に対して所望の回動状態になった際に他の部
材の回動動作を停止することにより、第3の部材を他の
部材に対して所望の姿勢で保持することができる。従っ
て、一のヒンジ構造により上記一の部材と第3の部材と
を他の部材に対して所望の回動状態に保持することがで
きる。
【0017】例えば、上記容器本体の開口部を開閉する
内蓋と外蓋との2つの蓋体を有し、自動車内装品として
センターコンソール等に設定される容器の場合、これら
内蓋と外蓋の一方を一の部材とし、他方を第3の部材と
し、容器本体を他の部材として、上記外蓋及び内蓋を容
器本体に対して回動可能に連結することができる。これ
により、内蓋と外蓋とを容器本体に対してそれぞれ所望
の回動角度で保持することができる。従って、外蓋にカ
ップホルダ等の内装品を設置して所望の姿勢に保持する
と共に内蓋にも液晶画面等の内装品を設置して所望の姿
勢に保持することができる。
【0018】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、実施例を示し、
本発明をより具体的に説明する。図1は、本発明の一実
施例にかかるヒンジ構造により、容器本体(他の部材)
hに内蓋(一の部材)u及び外蓋(第3の部材)sを回
動可能に取り付けたものであり、上記ヒンジ構造は、第
1カム体1と、第2カム体2と、コイルスプリング3
と、ワッシャ−4とをそれぞれ一対ずつ具備し、これら
の部品を貫通するシャフト6が容器本体hのヒンジケー
ス7に取り付けられたハウジング5に保持されている。
【0019】上記第1及び第2カム体1,2は、図2に
示すように、短軸円柱状本体11,21の周縁部の18
0度変位した位置に四角ブロック状に突出した一対の突
出部12,22を備える形状に形成されると共に、その
軸方向に貫通する軸挿通孔13,23が形成されてい
る。また、上記第1及び第2カム体1,2は、軸方向の
平坦な一端面から構成された平坦部14,24に、上記
軸挿通孔13,23周縁部から突出部12,22に向っ
て延びる一対の凹溝15,25と、上記軸挿通孔13,
23周縁部から上記凹溝15,25に対して90度変位
した位置に延び、上面が平坦に形成された一対の突条1
6,26とを具備する。
【0020】上記シャフト6は、図3に示すように、基
端に抜け止め用のフランジ61が形成されていると共
に、該基端部が拡径して形成され、該基端部と先端部と
が外蓋sのシャフト固定孔s1に嵌入し、外蓋sに固定
されるようになっている。
【0021】上記ハウジング5は、図4(A),(B)
に示すように、その内側にシャフト6を収容可能な断面
略C字形の筒状体51から形成され、C字形の解放端に
沿って、一対の固定片52が外方に向けて突設されてい
る。
【0022】固定片52は、それぞれ平板状に形成さ
れ、その長さ方向に沿って、互いに対向する位置に複数
(図では3つ)の固着穴52aを備える。また、一方の
固定片52の両端に位置する固着穴52aには、ナット
52bが溶着されている。そして、図5(A)に示すよ
うに、他方の固定片52の固着穴52aから挿通された
ボルトbがナット52bに螺着して、図5(B)に示す
ように、両固定片52を互いに近接させ、筒状体51の
解放端を閉方向に付勢して、筒状体51に収容されたシ
ャフト6を挟持して、シャフト6に対して所望の回動抵
抗を加えるようになっている。また、中央に位置する固
着穴52aは、ハウジング5を容器本体hのヒンジケー
ス7に固定するためのものであり、ボルトbが押通され
て、後述するヒンジケース7の第1収容部71に設けら
れた固定部73の固定穴73aに螺入するようになって
いる。
【0023】ヒンジケース7は、図1及び図3に示すよ
うに、容器本体hの長さ方向一端部の幅方向中央部に設
けられ、ハウジング5及びワッシャ−4が収容される第
1収容部71と、第1収容部71を挟むように設けら
れ、第2カム体2及びコイルスプリング3が収容される
第2収容部72とを具備する。第1収容部71には、上
面に固定穴73aを備える固定部73が設けられ、ハウ
ジング5の両固定片52の中央に位置する固着穴52a
を挿通したボルトbが固定穴73aに螺入して、ハウジ
ング5がヒンジケース7に固定されるようになってい
る。また、第2収容部72には、第2カム体2が備える
突出部12が摺動可能に嵌入するよう形成された嵌入溝
72aが形成されている。
【0024】図3に示すように、内蓋uのカム体嵌入孔
u1に第1カム体1を固定し、ヒンジケース7の第2収
容部72に第2カム体2及びコイルスプリング3を収容
し、ワッシャ−4及びハウジング5をヒンジケース7の
第1収容部71に収容してハウジング5をヒンジケース
7の固定部73に固定する。次いで、外蓋sの一方のシ
ャフト固定孔s1からシャフト6を挿通し、これらの部
品に対してシャフト6を一方の第1カム体1から順次刺
し通して挿入し、外蓋sの他方のシャフト固定孔s1に
シャフト6の先端部が嵌入する。そして、ヒンジケース
7に図示しないカバーを取りつけることにより、これら
ヒンジユニットが容器本体hに固定される。
【0025】この場合、第1カム体1は、突出部12が
内蓋uのカム体嵌入孔u1の嵌合凹部u11に嵌合して
回転不能な状態である。また第2カム体2は、突出部1
2がヒンジケース7の第2収容部72に設けられた嵌入
溝72aに嵌入して回転不能な状態であると共に嵌入溝
72aに沿って摺動可能な状態となっている。そして、
コイルスプリング3は、一端がワッシャ−4に当接する
と共に他端が第2カム体2に当接して、第2カム体2を
第1カム体1側に付勢しており、第1及び第2カム体
1,2が図7(A―1),(A―2)に示すように互い
の凹溝15,25と突条16,26とが嵌合した状態とな
っている。
【0026】一方、シャフト6は、図5(B)に示すよ
うに、ハウジング5の貫通孔52aに溶着されたナット
52bにボルトbが螺着されることにより、筒状体51
の内周面から所定の圧力を外周面に加えられた状態とな
っている。
【0027】本実施例のヒンジ構造により容器本体(他
の部材)hに内蓋(一の部材)u及び外蓋(第3の部
材)sを取り付けた容器では、外蓋sは、図6(A)に
二点鎖線で示す容器本体hの開口部を閉じた外蓋閉状態
と、外蓋閉状態から約180度回動した外蓋開状態との
間を回動可能となっている。また、内蓋uは、図6
(B)に二点鎖線で示す容器本体hの開口部を閉じた内
蓋閉状態と、内蓋閉状態から約180度回動した内蓋開
状態との間を回動可能に容器本体hに取り付けられてい
る。
【0028】この場合、上記シャフト6は、図5(B)
に示すように、ハウジング5が有する一方の固定片52
に溶着されたナット52bにボルトbが螺着して両固定
片52が互いに近接し、筒状体51の解放端を閉方向に
付勢して回動抵抗を加えられている。このため、外蓋s
は、外蓋閉状態及び外蓋開状態においては、所定の姿勢
で保持される。
【0029】そして、外蓋閉状態又は外蓋開状態から、
図6(A)に矢印YA又は矢印YBで示すように、開方
向又は閉方向に外蓋sを回動させると、シャフト6は、
筒状体51内面から加えられる回動抵抗に抗して、外蓋
sの回動に従って回転する。そして、外蓋(第3の部
材)sが図6(A)に実線で示す回動動作の途中で該動
作を停止すると、シャフト6は回転を停止する。ここ
で、シャフト6は、図5(B)に示すように、その外周
面を筒状体51に挟持されて回動抵抗を加えられている
ため、外蓋sの回動動作を停止した際の回転位置を保持
し続ける。このため、シャフト6が固定された外蓋s
は、図6(A)に実線で示す回動動作を停止した状態で
保持される。
【0030】このように、外蓋sに固定され、該外蓋s
の回転軸となるシャフト6の外周面を所定圧力で挟持し
て、シャフト6に対して回動抵抗を加えることにより、
外蓋sが回動動作を停止した状態で保持される。このた
め、所望の回動位置で外蓋sの回動動作を停止すること
により、外蓋sを所望の回動状態で保持することができ
る。
【0031】一方、第1及び2カム体1,2は、内蓋閉
状態では、図7(A−1),(A−2)に示すように、
コイルスプリング3の付勢により、互いの突条16,2
6と凹溝15,25とが嵌合した状態で安定的に保持さ
れている。このため、内蓋(一の部材)uは、内蓋閉状
態においては、容器本体(他の部材)hの開口部を閉じ
た状態で保持される。
【0032】この状態から内蓋(一の部材)uを開方向
(図6又は図7中矢印YA方向)に回動させると、第1
及び第2カム体1,2の突条16,26と凹溝15,2
5との嵌合が解けて、第1カム体1は、図7(B−
1),(B−2)に示すように、そのカム面に形成され
た突条16又は平坦部14が、第2カム体2のカム面に
形成された平坦部24又は突条26と当接した状態で、
内蓋uの回動に従って回転する。
【0033】この場合、第2カム体2は、コイルスプリ
ング3により第1カム体1側に付勢されると共に、ヒン
ジケース7の第2収容部72に形成された嵌入溝72a
に沿って摺動可能な状態となっている。このため、第1
及び第2カム体1,2の突条16,26と凹溝15,2
5とのカム作用により、第2カム体2は、コイルスプリ
ング3の付勢力に抗して図7に太矢印で示す方向に後退
する。これにより、コイルスプリング3による第2カム
体2への付勢力が増大し、第1カム体1に対して加えら
れる回動抵抗も増大する。このため、図6(B)に実線
で示すように、内蓋uが直立状態からやや傾いた状態で
内蓋uの回動動作を停止すると、第1カム体1は、回転
を停止した状態を維持する。これにより、内蓋uは、回
動動作を停止した状態で、容器本体hに対する姿勢を維
持する。
【0034】このように、第1及び第2カム体1,2に
平坦部14,24及び突条16,26を設け、更に第2
カム体2をその軸方向に摺動可能に配置すると共に第1
カム体1側に付勢することにより、第1及び第2カム体
1,2は、平坦部14,24と突条16,26とが当接
した状態で停止し、その状態を維持する。このため、所
望の回動状態でその回動動作を停止することにより、内
蓋uを所望の姿勢で保持できる。
【0035】この状態で内蓋uの回動動作を続けると、
第1カム体1は更に矢印YA方向に回転する。そして、
内蓋uが図6(B)に実線で示すように、容器本体hに
対してほぼ直立した状態となると、図7(C−1),
(C−2)に示すように、第1及び第2カム体1,2の
突条16,26の先端同士が当接する。
【0036】この場合、第2カム体2は、コイルスプリ
ング3により第1カム体1側に付勢されると共にヒンジ
ケース7の第2収容部72に形成された嵌入溝72aに
沿って摺動可能な状態となっている。このため、第2カ
ム体2は、コイルスプリング3の付勢力に抗して図7に
太矢印で示す方向に更に後退してコイルスプリング3を
圧縮する。これにより、第2カム体2に対するコイルス
プリング3の付勢力が更に増大され、これに伴い第1カ
ム体1に対して加えられる回動抵抗も増大する。このた
め、この状態で内蓋uの回動動作を停止すると、第1及
び第2カム体1,2は、互いのカム面に形成された突条
16,26の先端同士が当接した状態を維持し、第1カ
ム体1の回転がより大きな力で規制される。これによ
り、内蓋uは、回動動作を停止した状態で安定的に保持
され、容器本体hに対する姿勢を保持する。
【0037】このように、第1及び第2カム体1,2に
平坦部14,24及び突条16,26を設け、更に第2
カム体2をその軸方向に摺動可能に配置すると共に第1
カム体1側に付勢することにより、両カム体1,2が備
える突条16,26同士のカム作用により第2カム体2
が付勢力に抗して後退し、第2カム体2に対して与えら
れる付勢力が増大する。このため、両カム体1,2の突
条16,26同士が当接した状態では、第1カム体1に
対して加えられる回動抵抗も増大し、この状態で回動動
作を停止することにより、内蓋uが大きな回動抵抗によ
りその回動停止状態を保って容器本体hに対する姿勢を
維持する。
【0038】更に内蓋uの回動動作を続けると、第1カ
ム体1の突条16が第2カム体2の突条26を乗り越え
て移動する。これにより第2カム体2は、コイルスプリ
ング3の付勢により、第1カム体1側にスライドする。
そして、第1カム体1は、図7(B−1),(B−2)
に示すように、そのカム面に形成された平坦部14又は
突条16と第2カム体2のカム面に形成された突条26
又は平坦部24とが当接した状態を保って回動する。
【0039】そして、内蓋uが約180度回動すると、
第1及び第2カム体1,2は、図7(A−1),(A−
2)に示すように、互いの突条16,26と凹溝15,
25とが嵌合し、コイルスプリング3から第2カム体2
に加えられる付勢力により、嵌合状態が保持される。こ
れにより、内蓋uは、内蓋開状態で安定的に保持され
る。そして、上述した動作と逆の動作により、内蓋u
は、内蓋開状態から内蓋閉状態まで回動し、容器本体h
の開口部を閉状態とする。
【0040】このように、本発明のヒンジ構造を用いて
内蓋(一の部材)u及び外蓋(第3の部材)sを容器本
体(他の部材)hに取り付けた容器は、内蓋u及び外蓋
sを閉方向又は開方向に回動させ、所望位置でその回動
動作を停止することにより、内蓋u及び外蓋sを所望の
姿勢で保持でき、更に第1及び第2カム体1,2のカム
面に形成された突条16,26及び凹溝15,25を所
定角度毎に交互に設けることにより、所定角度毎に内蓋
uの姿勢を安定的に保持できる。このため、例えば、外
蓋sを外蓋開状態として、外蓋sの裏面をテーブル面と
してカップ等を載置すると共に、内蓋uの表面に液晶画
面等の内装品を取り付けて使用することが出来る。
【0041】この場合、外蓋sは、外蓋開状態で保持さ
れるため、自動車の走行時の振動等によって外蓋sがシ
ャフト6を中心に回動して、テーブル面に載置された物
品が転倒することを防止できる。また、内蓋uも直立状
態で安定的に保持することが出来るため、自動車の振動
等による内蓋uの回動により液晶画面等の姿勢が変化す
ることを防止できる。更に、内蓋uを所望の回動状態で
保持することにより、これらの内装品を所望の姿勢に変
化させることもできる。従って、自動車内装品としてセ
ンターコンソール等に設定される容器の蓋体を、液晶画
面やカップホルダ等の内装品の設置場所として好適に使
用することができる。
【0042】なお、本発明のヒンジ構造及び容器は、上
記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない限り適宜変更して差し支えない。例えば、上記
実施例では、第1及び第2カム体1,2の凹溝15,2
5及び突条16,26は、平坦なカム面の90度変位し
た位置に交互に設けられていた。しかし、凹溝15,2
5及び突条16,26は、平坦なカム面に所定角度毎に
交互に設けるものであれば、その角度は任意であり、そ
の用途に応じて適宜変更することができる。
【0043】また、上記実施例では、第1カム体1と、
第2カム体2と、コイルスプリング3と、ワッシャ−4
とをそれぞれ一対ずつ備え、ハウジング5を挟んでこれ
らの部品が配置される構成であったが、これらの部品を
一つずつ備える構成としてもよい。更に上記実施例で
は、内蓋uと外蓋sとの2つの蓋体を容器本体hに取り
つける際に本発明のヒンジ構造を適用する場合について
説明したが、一つの蓋体を容器本体に取りつける際に
も、本発明のヒンジ構造は好適に用いることが出来る。
【0044】更に、本発明のヒンジ構造は、上記実施例
のように容器本体hと内蓋u及び外蓋sとを連結して蓋
付の容器を構成する際に好適に採用され、特に自動車の
センターコンソール等に設定されるカップホルダーや小
物入れなどの容器の蓋体を内装品の設置場所として使用
する場合に最適なものであるが、用途はこれらに限定さ
れるものではなく、例えば自動車のサンバイザー裏面に
設けられたバニティーミラーや携帯電話のフラップな
ど、本体に対して回動可能に連結される一又は二以上の
部材を本体に対して所望の姿勢に保持する際に好適に適
用されるものである。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のヒンジ構
造によれば、一の部材を他の部材に対して所望の回動状
態で保持することができ、例えば、自動車の内装のコン
ソールに設けられたカップホルダーや小物入れ等の容器
の上蓋と内蓋とをそれぞれ所望の回動状態で保持可能に
本体に連結できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるヒンジ構造を示す平
面図である。
【図2】同ヒンジ構造を構成する第1及び第2カム体を
示すもので、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)
は側面図である。
【図3】同ヒンジ構造を示す分解図である。
【図4】同ヒンジ構造を構成するハウジングを示すもの
で、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図5】同ハウジングによるシャフトの保持状態を説明
するもので、(A)はシャフトを挟持していない状態、
(B)はシャフトを挟持した状態である。
【図6】同ヒンジ構造により内蓋及び外蓋を容器本体に
取り付けた容器の外蓋及び内蓋の開閉状態を示す概略断
面図であり、(A)は外蓋の開閉状態を示すもの、
(B)は内蓋の開閉状態を示すものである。
【図7】(A−1)〜(C−1)は、同ヒンジ構造を構
成する第1及び第2カム体の当接状態を示す概略側面図
であり、(A−2)〜(C−2)は、同カム体の当接状
態を示す概略展開図である。
【図8】従来のヒンジ構造により内蓋及び外蓋を容器本
体に取りつけた容器を示すもので、(A)は外蓋の開閉
状態を示す概略断面図、(B)は内蓋の開閉状態を示す
概略断面図である。
【符号の説明】
1 第1カム体 2 第2カム体 11,21 短軸円柱状本体 12,22 突出部 13,23 軸挿通孔 14,24 平坦部 15,25 凹溝 16,26 突条 3 コイルスプリング 4 ワッシャ− 5 ハウジング 51 筒状体 52 係止板 52a 固着穴 52b ナット 6 シャフト 7 ヒンジケース 71 第1収容部 72 第2収容部 b ボルト h 容器本体(他の部材) u 内蓋(一の部材) s 外蓋(第3の部材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の部材と他の部材とを相対的に回動可
    能に連結するヒンジ構造であり、上記一の部材に固定さ
    れ、平坦面に上面が平坦な凸部と凹部とが所定角度毎に
    交互に設けられたカム面を有する第1カム体と、上記他
    の部材にスライド可能に設けられ、該スライド方向の平
    坦面に上面が平坦な凸部と凹部とが所定角度毎に交互に
    設けられ、上記第1カム体のカム面に当接するカム面が
    形成された第2カム体と、上記第2カム体を上記第1カ
    ム体側へと付勢する付勢手段と、を具備してなり、上記
    第1及び第2カム体の凸部と凹部とが互いに嵌合して、
    上記一の部材と他の部材とが所定の角度で安定的に保持
    されると共に、この状態から上記一の部材と他の部材と
    を相対的に回動させることにより、上記凸部と凹部との
    カム作用によって上記付勢手段の付勢力に抗して上記第
    2カム体が後退し上記凸部と凹部との嵌合状態が解除さ
    れ、所定角度回動したとき再び上記凸部と凹部とが嵌合
    してこの回動角度の状態で安定的に保持され、かつ上記
    凸部と凹部との嵌合状態が解除され再び嵌合するまでの
    間の任意の回動角度では、上記第1及び第2カム体の凸
    部上面同士又は凸部と平坦面とが上記付勢手段の付勢力
    により圧接した状態となり、その任意の回動角度で保持
    されるように構成したことを特徴とするヒンジ構造。
  2. 【請求項2】 上記一の部材と第3の部材とを上記他の
    部材に回動可能に連結するヒンジ構造であって、上記第
    1及び第2カム体を貫通すると共に上記第3の部材に固
    定されたシャフトと、上記他の部材に設けられ、上記シ
    ャフトを所定圧力で挟持して上記シャフトに対して回転
    抵抗を与えながら回転可能に上記他の部材に保持する挟
    持手段とを具備し、上記第3の部材と上記他の部材とが
    上記挟持手段からシャフトに加えられる回転抵抗によ
    り、任意の回動角度で保持されるように構成した請求項
    1記載のヒンジ構造。
  3. 【請求項3】 容器本体の開口部を開閉する蓋体を請求
    項1に記載のヒンジ構造により取り付けた容器であり、
    上記第1カム体を上記蓋体に、上記第2カム体を上記容
    器本体にそれぞれ具備し、上記蓋体と容器本体との何れ
    か一方に上記付勢手段を具備するヒンジユニットを構成
    して、上記容器本体と蓋体とを回動可能に連結したこと
    を特徴とする容器。
  4. 【請求項4】 上記容器本体の開口部を開閉する内蓋と
    外蓋との2つの蓋体を有し、これら内蓋と外蓋の一方を
    一の部材とし、他方を第3の部材とし、容器本体を他の
    部材として、請求項2に記載のヒンジ構造により取り付
    けた容器である請求項3に記載の容器。
  5. 【請求項5】 自動車のセンターコンソール、インスト
    ルメントパネル、ダッシュボードなどに内装品として設
    けられるカップホルダー又は小物入れである請求項3又
    は4に記載の容器。
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