JP2001322256A - 多色刷り印刷機において見当合わせを調節する方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色分離画像３，３…をデジタル式に製作する
ための複数の装置２，２′…が設けられている、多色刷
り印刷機において見当合わせを調節する方法であって、
印刷結果を検出して、見当合わせに応じた印刷が行われ
るように色分離画像３，３′…の製作を制御するために
前記印刷結果を利用し、印刷基板４の寸法７，８；
７′，８′の変化を印刷部分によって検出して、寸法変
化を新たな印刷のために利用する方法を改良して、表面
印刷部分と裏面印刷部分との適合性が得られるようにす
る。 【解決手段】 印刷基板４への転写から表面印刷部分６
の完成までの表面印刷部分６の寸法７，８；７′，８′
の変化を求め、裏面印刷部分５が印刷後に表面印刷部分
６と一致するように、裏面印刷部分５用の色分離画像
３，３′…のデジタル式の製作を制御するために、寸法
７，８；７′，８′の変化を利用する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、色分離画像をデジ
タル式に製作するための複数の装置が設けられている多
色刷り印刷機において見当合わせを調節する方法であっ
て、印刷結果を検出して、見当合わせに応じた印刷が行
われるように色分離画像の製作を制御するために前記印
刷結果を利用し、印刷基板の寸法の変化を印刷部分によ
って検出して、該寸法変化を新たな印刷のために利用す
る方法に関する。

【０００２】さらに本発明は、色分離画像をデジタル式
に製作するための複数の装置が設けられている多色刷り
印刷機において見当合わせを調節する方法を実施するた
めの装置であって、制御装置が見当合わせに応じた印刷
部分を得るために色分離画像の製作を制御しており、少
なくとも１つのセンサが印刷部分によって印刷基板の寸
法の変化を検出し、これによって新たな印刷のために寸
法変化を利用することができるようになっている形式の
ものに関する。

【０００３】

【従来の技術】カラーイラストレーション特にカラー画
像の印刷は、複数の色分離画像を互いに上下に重ねて印
刷することによって行われる。原則としてイエロー、マ
ゼンタ、シアンならびにブラックの色が使用される。必
要に応じて特殊色がこれらに付け加えられる。これらの
色がオーバープリンティング（Uebereinanderdrucken；
重ね合わせ印刷）されることによってあらゆる色の組み
合わせが実現され、この場合印刷の品質は主に色分離画
像の、見当合わせに応じたにオーバープリンティングに
影響される。デジタル印刷方法（たとえば静電印刷方
法）では、オーバープリンティングの見当維持は、色分
離画像が印刷基板に転写される際に、見当合わせに応じ
て互いに上下に位置するように画像製作装置を制御する
ことによって得られる。

【０００４】このような形式の方法および装置は、欧州
特許公開第０４６９２８２号明細書によって公知であ
る。従来技術の構成において、この方法および装置は、
別個の定着つまり溶解によって紙と結合される、印刷の
色分離画像を、後続の色分離画像が常に正確に見当合わ
せされて既に定着された単数または複数の色分離画像に
適合するように、互いに上下に調整するのに役立つ。多
くの多色刷り印刷機では、全ての色分離画像が一緒に定
着されることによって、このような問題は解消される。

【０００５】しかしながらこの公知の構成では別の問題
が存在する。この問題とは、色分離画像が別個に定着さ
れ、したがってそのサイズ変化を考慮しなければならな
いということではなく、印刷基板を両面つまり表面印刷
と裏面印刷とで印刷するのが所望されるということに関
する。この場合印刷の正確な仕上げのために、表面印刷
部分と裏面印刷部分とが印刷基板上で互いに適合もしく
は一致して位置する必要があり、適合性が得られない
と、対応する別の印刷部分と一致していない印刷部分の
画像領域が印刷基板を透過することになる。表面印刷部
分は裏面印刷を行う前に完成していなければならず、こ
の場合たとえば定着によって印刷基板サイズ、ひいては
対応する画像サイズが変化されるという問題が生じる。
表面印刷部分と裏面印刷部分とが、印刷基板への転写時
に同じサイズを有していると、寸法変化に基づく適合性
が得られない。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、冒頭で述べたような形式の、多色刷り印刷機にお
いて見当合わせを調節する方法および装置を改良して、
表面印刷部分と裏面印刷部分との適合性が得られるよう
にすることである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明の方法によれば、印刷基板への転写から表面印
刷部分の完成までの表面印刷部分の寸法の変化を求め、
裏面印刷部分が印刷後に表面印刷部分と一致するよう
に、裏面印刷部分用の色分離画像のデジタル式の製作を
制御するために、寸法の変化を利用する。

【０００８】またこの課題を解決するための本発明の装
置によれば、寸法の変化を利用するように制御装置が構
成されており、裏面印刷部分用の色分離画像のデジタル
式製作を制御するするために、制御装置が寸法の変化を
利用するようになっており、印刷後に裏面印刷部分が表
面印刷部分と適合するように、裏面印刷部分用の色分離
画像のデジタル式製作が制御されている。

【０００９】

【発明の効果】本発明によれば、表面印刷部分と裏面印
刷部分との正確な適合が得られ、この場合寸法変化が定
着または別の手段によってもたらされるかどうかは問題
ではない。これによってたとえばカラーコピー機のため
の、両面印刷領域において、従来では得られなかった品
質要求が得られる。色分離画像をデジタル式に製作する
ための見当合わせ制御装置はどのみち存在するので、本
発明の手段では、多くの場合、既存の制御装置に対応す
る装置しか必要とされない。表面印刷部分の寸法を検出
するためのセンサとして、多くの場合、どのみち設けら
れることになるセンサを使用することもできる。したが
って本発明によって、多くの場合、大きな手間をかけず
に、しかも極めて経済的に大幅な品質向上を達成するこ
とができる。

【００１０】表面印刷部分の、印刷基板への転写からそ
の完成までの寸法変化の検出は、種々異なる形式で行う
ことができる。画像データからの値または測定値を利用
するか、もしくは直接画像面の寸法を測定するかまたは
別の形式で、寸法検出を行うことができる。表面印刷部
分の、印刷までの印刷基板の寸法と完成後の印刷基板の
寸法とを、表面印刷部分の寸法変化のための相関関係寸
法として利用することもできる。

【００１１】本発明の装置によれば、表面印刷部分の、
印刷基板への転写からその完成までの寸法変化が検出可
能であるように、少なくとも１つのセンサが配置構成さ
れている。この場合表面印刷部分の、印刷までの印刷基
板の寸法と、完成後の印刷基板の寸法とを、表面印刷部
分の寸法変化のための相関関係寸法として検出できるよ
うに、少なくとも１つのセンサを配置構成することもで
きる。

【００１２】有利な方法によれば、定着装置の後方で表
面印刷部分の寸法を求めて、この寸法を、表面印刷部分
用のデジタル式に製作された色分離画像の寸法と比較
し、これらの寸法の変化を、裏面印刷部分用の色分離画
像のデジタル式の製作を制御するために利用する。表面
印刷部分用のデジタル式に製作された色分離画像の寸法
データはいずれにせよ存在しており、したがって完成さ
れた表面印刷部分の寸法だけを求める必要しかないとい
う利点が得られる。主に寸法変化をもたらす作業過程は
定着であるので、有利には、表面印刷部分の寸法は定着
装置の後方で検出される。本発明の装置によれば、表面
印刷部分の寸法を定着装置の後方で検出するように少な
くとも１つのセンサが設けられており、制御装置が次の
ように構成されている；つまり定着後の表面印刷部分の
寸法を表面印刷部分用のデジタル式に製作された色分離
画像の寸法と比較して、表面印刷部分と裏面印刷部分と
の適合性を得るために、裏面印刷用の色分離画像のデジ
タル式の製作を制御するように構成されている。表面印
刷部分のデジタル式に製作された色分離画像の寸法は、
メモリに保存されている画像データから取り出すことが
できる。印刷部分の製作を制御するための画像データを
有するそのようなメモリは、印刷機にはどのみち存在し
ており、したがってこ画像データを引き出す簡単な手段
が設けられている。

【００１３】寸法変化を検出するために、表面印刷部分
の幅または長さを検出することが可能で、さらにこれら
両方の寸法を検出することもできる。本発明の装置によ
れば、これらの寸法を検出するために少なくとも１つの
センサが適当に配置されている。これら両方の寸法のう
ちの一方が検出されると、予め検出された長さ変化と幅
変化との関係から、他方の寸法を算出することができ
る。本発明の装置によれば、このような算出を行うため
に、制御装置が適当に構成されている。

【００１４】裏面印刷部分用の色分離画像の製作に関し
て、表面印刷部分と裏面印刷部分との適合を得るため
に、裏面印刷部分用のイメージラインのライン間隔およ
び／または色分離画像のライン長さが変化されることに
よって、寸法の変化が最適な形式で利用される。この場
合裏面印刷部分は、表面印刷部分と裏面印刷部分との適
合を得るために、印刷基板の反対側に位置する表面印刷
部分のサイズを正確に有しており、この一致は裏面印刷
の定着が行われる場合にも維持される。本発明の装置に
よれば、イメージラインのライン間隔を、場合によって
はライン長さも適当に変化させるように制御装置が構成
されている。

【００１５】印刷基板は、通常の機械構成では、表面印
刷のあとでターニングし、新たに印刷装置に供給する必
要があるので、有利な方法によれば、印刷基板の新たな
供給の前に、表面印刷部分の姿勢（位置）を測定する。
これによって表面印刷部分と裏面印刷部分との適合を得
るために、裏面印刷部分用の色分離画像の製作を制御す
るために表面印刷部分の位置ずれも考慮することができ
る。このような形式で、ターニングおよび新たな供給に
もかかわらず適合性が保証され、この適合性は位置ずれ
たとえば印刷基板の角度方向のエラーが生じる場合にも
得られる。

【００１６】本発明の装置によれば、印刷基板を印刷装
置に新たに供給する際に表面印刷部分の姿勢を検出する
ために少なくとも１つのセンサが配置されており、表面
印刷部分と裏面印刷部分との間の適合を得るために、裏
面印刷部分用の色分離画像の製作を制御するために表面
印刷部分の位置ずれも考慮するように、制御装置が構成
されている。このために印刷基板の姿勢は搬送ベルトの
終了位置で、および／またはターニングして新たに供給
された後の搬送ベルト開始位置で検出することができ
る。このような姿勢検出のために、印刷基板の整列のた
めのセンサのような、いずれにせよ印刷機に設けられて
いるセンサを使用することもできる。

【００１７】

【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図示の
実施例を用いて詳しく説明する。

【００１８】図１には、印刷装置１０，１０′…を備え
た多色刷り印刷機１が示されており、通常多色刷り印刷
機１は４つまたは５つ以上の印刷装置を備えているが、
ここでは簡略化して判りやすく示すために単に２つの印
刷装置１０，１０′が示されている。各印刷装置１０，
１０′…は色分離画像３，３′…をデジタル式に製作す
るための装置２，２′…を備えている。色分離画像３，
３′…はイメージシリンダ２３，２３′…（Bildzylind
er）に取り付けられ、イメージシリンダ２３，２３′…
からイメージ転写シリンダ２４，２４′…（Bilduebert
ragungszylinder）に、最終的にイメージ転写シリンダ
２４，２４′…から印刷基板４（Drucksubstrate）に転
写される。印刷基板４は搬送ベルト１９によって多色刷
り印刷機１を通って案内され、この印刷基板４に原則と
して４つの色分離画像３，３′…が相前後して設けられ
る。少なくとも原色の色分離画像３，３′…を上下に重
ね合わさせて印刷することによって、あらゆる色の画像
（イメージ）を印刷することができる。

【００１９】多色刷り印刷機１は両面刷り印刷機として
構成されており、したがってターニング装置１７（裏返
し装置）を備えている。矢印１８で示されているよう
に、ターニング装置１７において、印刷基板４は、搬送
ベルト１９の終了位置からその開始位置にわたる後退搬
送時にターニングされる。この場合ターニング装置１７
は種々異なる形式で構成することが可能で、図示の実施
例は単に例示されたものでしかない。右側の矢印１５′
で示されているように、印刷基板４は搬送ベルト１９に
供給される。印刷基板４は、多色刷り印刷機１における
最初の通走時に、表面印刷部分６（第一面刷り）が設け
られ、ポイント１６において搬送ベルト１９に維持さ
れ、ターニング装置１７を介して再び搬送ベルト１９の
開始位置に供給される。次いで印刷基板４はその裏面に
裏面印刷部分５が設けられ、この裏面印刷部分５は表面
印刷部分６と同様に原則として４つの色分離画像３，
３′…から構成されている。

【００２０】多色刷り印刷機１を通るそれぞれの通走の
終了位置において、印刷基板４は定着装置９，９′を通
過する。この定着装置９，９′は２つの定着ローラ９，
９′から形成されている。そこで多くの場合静電気で付
着するパウダとして取り付けられた色分離画像３，３…
が融解され、これによって印刷基板４と固着結合され
る。この工程は、印刷基板４の寸法、ひいては本発明の
課題に関連する、表面印刷部分６の寸法７，８の変化に
関して重要な影響を有している。したがって裏面印刷部
分５は表面印刷部分６の寸法７，７′；８，８′の変化
と適合する必要があり、表面印刷部分６と裏面印刷部分
５とは印刷基板４上で適合（一致）するようになり、し
たがって印刷されない縁部の領域において対応する表面
印刷部分５または裏面印刷部分６が透けて見えることは
ない。

【００２１】図２には、寸法７，８の変化が示されてい
る。表面印刷６によって印刷基板４への転写が行われる
際に、たとえば定着または別の処理に基づいて幅７およ
び長さ８が変化、原則として収縮される。これによって
印刷基板４は幅７′と長さ８′とを有している。このよ
うな寸法７，８と寸法７′，８′との間の変化は、表面
印刷部分６がその製作後にセンサ１２，１２′を通過
し、これらのセンサ１２，１２′が寸法の変化を記録す
ることによって検出される。

【００２２】この場合たとえば幅７′を元来の幅７と比
較するために、幅７′だけを検出することが可能で、元
来の幅７は画像データ１３に記憶されている。同様の形
式で長さ８と長さ８′との間の変化を検出することも可
能で、またはこの長さ８と長さ８′との間の変化を、長
さ変化と幅変化との関係を利用して算出することもでき
る。さらに搬送ベルト１９の駆動ローラ２５の位置を回
転角度センサ２６を用いて検出することによって、長さ
８′を求めることも可能で、この位置によってセンサ１
２および１２′が幅７′以外に長さ８′を記録すること
もできる。もちろん既に説明したように、寸法７，８も
しくは寸法７′，８′を検出するための種々異なる手段
が考えられる。

【００２３】図２に示された実施例では、幅７，７′お
よび長さ８，８′が印刷基板４に直接対応配置されてい
おり、しかもこの幅７，７′および長さ８，８′は表面
印刷部分６の印刷寸法として検出することも可能で、こ
の場合幅および長さの変化は、印刷基板４の寸法の変化
に起因するものであり、幅および長さの変化と印刷基板
４の寸法変化とが相関関係にある。つまり一方の寸法変
化も他方の寸法変化も検出することができる。たとえば
図示の実施例では、印刷基板４が縁部を除いて全面的に
印刷されており、これによって表面印刷部分６の寸法
７，８，；７′，８′は印刷基板４の寸法と等しくなっ
ている。

【００２４】図１には、センサ１２および１２′の位置
が搬送ベルト１９の開始位置に示されている。この位置
は任意の位置であってよいが、定着装置９，９′の後方
でなければならない。なぜならばこの定着装置９，９′
は主に寸法７，８；７′，８′の変化ために大きな影響
を有しているからである。図示のように、搬送ベルト１
９の開始位置にセンサを設けることは有利であり、これ
に基づいてセンサ１２，１２′によって寸法変化ととも
に、同時にターニング装置１７と印刷基板４の後方搬送
とに基づく位置ずれまたはねじれが生じているかどうか
検出することができる。

【００２５】センサ１２，１２′によって対応する測定
値が、接続路２１，２１′を介して制御装置１１に供給
される。色分離画像製作装置２，２′…による色分離画
像３，３′…の製作を、色分離画像３，３′…を正確に
見当合わせして互いに上下に重ね合わせるようにして制
御するために役立つこのような制御装置１１は、印刷機
ではどのみち存在している。たとえばイメージシリンダ
２３，２３′…、イメージ転写シリンダ２４，２４′
…、および搬送ベルト１９の駆動ローラ２５がそれぞれ
回転角度センサ２６を備えていることによって、それぞ
れの位置が検出されることに基づいて、多色刷り印刷機
１の見当合わせ制御が行われる。検出された位置は接続
路２７によって制御装置１１に伝達される。見当合わせ
精度は、色分離画像製作装置２，２′…を用いた色分離
画像３の製作のための適当な位置適合が常に調節される
ことによって得られる。

【００２６】本発明では、制御装置１１が、裏面印刷部
分５の色分離画像３、３′…を製作するために、表面印
刷部分６の寸法７，８；７′，８′の変化を考慮し、こ
れによって裏面印刷部分５は正確に表面印刷部分６と適
合されている。この場合たとえば寸法７′，８′はセン
サ１２および１２′によって検出され、元来の寸法７，
８は、メモリ１４に存在する画像データ１３から取り出
すことができる。このよなうなメモリ１４は原則とし
て、印刷作業のために必要であるあらゆるデータを制御
装置１１に提供するために設けられている。画像データ
１３として記憶された色分離画像３，３′…の寸法７，
８は、印刷基板４に転写される際の寸法７，８にほぼ相
応する。しかしながら誤差が生じる場合、表面印刷部分
６および裏面印刷部分５とにおいて同様の誤差が生じる
限り、このような誤差を除去することなく、そのまま算
出を行うことができる。

【００２７】もちろん本発明に基づく図示の実施例は単
に１例を示すものである。なぜならば印刷機は全く別の
形式で構成することも可能で、本発明の適用は多色刷り
印刷機１の具体的な構成とは無関係であるという理由に
よる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に基づく、多色刷り印刷機において見当
合わせを調節する装置の１実施例を示す図である。

【図２】印刷基板の寸法の変化を検出するための１実施
例を示す図である。

【符号の説明】

１ 印刷機、 ２ 色分離画像製作装置、 ３ 色分離
画像、 ４ 印刷基板、 ５ 裏面印刷部分、 ６ 表
面印刷部分、 ７，８ 寸法、 ７′，８′寸法、
７，７′ 幅、 ８，８′ 長さ、 ９ 定着装置、
１０ 印刷装置、 １１ 制御装置、 １２ センサ、
１３ 画像データ、 １４ メモリ、１５ 矢印、
１６ ポイント、 １７ ターニング装置、 １８ 矢
印、１９ 搬送ベルト、 ２１，２１′ 接続路、 ２
３ イメージシリンダ、 ２４ イメージ転写シリン
ダ、 ２５ 駆動ローラ、 ２６ 回転角度センサ、２
７ 接続路

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カールハインツ ペーター ドイツ連邦共和国 モルフゼー キャプテ ン−ティーセン−ヴェーク ２ Ｆターム(参考） 2C250 EA37 EB26 EB29

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 色分離画像（３，３…）をデジタル式に
   製作するための複数の装置（２，２′…）が設けられて
   いる多色刷り印刷機において見当合わせを調節する方法
   であって、印刷結果を検出して、見当合わせに応じた印
   刷が行われるように色分離画像（３，３′…）の製作を
   制御するために前記印刷結果を利用し、印刷基板（４）
   の寸法（７，８；７′，８′）の変化を印刷部分によっ
   て検出して、該寸法変化を新たな印刷のために利用する
   方法において、 前記印刷基板（４）への転写から表面印刷部分（６）の
   完成までの該表面印刷部分（６）の寸法（７，８；
   ７′，８′）の変化を求め、裏面印刷部分（５）が印刷
   後に前記表面印刷部分（６）と一致するように、該裏面
   印刷部分（５）用の色分離画像（３，３′…）のデジタ
   ル式の製作を制御するために、前記寸法（７，８；
   ７′，８′）の変化を利用することを特徴とする、多色
   刷り印刷機において見当合わせを調節する方法。
2. 【請求項２】 前記表面印刷部分（６）の印刷が行われ
   るまでの前記印刷基板（４）の寸法と、該表面印刷部分
   （６）の完成後の前記印刷基板（４）の寸法とを、前記
   表面印刷部分（６）の寸法（７，８；７′，８′）の変
   化のための相関関係寸法として利用する、請求項１記載
   の方法。
3. 【請求項３】 定着装置（９，９′）の後方で前記表面
   印刷部分（６）の寸法（７′，８′）を求めて、該寸法
   （７′，８′）を前記表面印刷部分（６）用のデジタル
   式に製作された色分離画像（３，３′…）の寸法（７，
   ８）と比較し、これらの寸法（７，８；７′，８′）の
   変化を、前記裏面印刷部分（５）用の色分離画像（３，
   ３′…）のデジタル式の製作を制御するために利用す
   る、請求項１記載の方法。
4. 【請求項４】 元来の前記寸法（７，８）を画像データ
   （１３）から取り出す、請求項３記載の方法。
5. 【請求項５】 前記表面印刷部分（６）の幅（７，
   ７′）を検出する、請求項１から４までのいずれか１項
   記載の方法。
6. 【請求項６】 前記表面印刷部分（６）の長さ（８，
   ８′）を検出する、請求項１から５までのいずれか１項
   記載の方法。
7. 【請求項７】 一方の寸法（７または８）を測定して、
   他方の寸法（８または７）を、予め求めた長さ変化と幅
   変化との関係から算出する、請求項５または６記載の方
   法。
8. 【請求項８】 前記表面印刷部分（６）と前記裏面印刷
   部分（５）との適合性を得るために、前記裏面印刷部分
   （５）用の色分離画像（３，３′…）のイメージライン
   のライン間隔および／またはライン長さを変化させるこ
   とによって、前記寸法（７，８；７′，８′）の変化を
   考慮する、請求項１から７までのいずれか１項記載の方
   法。
9. 【請求項９】 印刷装置（１０，１０′…）に印刷基板
   （４）を新たに供給する前に前記表面印刷部分（６）の
   姿勢を測定し、該表面印刷部分（６）と前記裏面印刷部
   分（５）との間の適合性を得るために、該裏面印刷部分
   （５）用の色分離画像（３，３′…）の製作を制御し、
   この制御のために前記表面印刷部分（６）の位置ずれも
   考慮する、請求項１から８までのいずれか１項記載の方
   法。
10. 【請求項１０】 色分離画像（３，３′…）をデジタル
    式に製作するための複数の装置（２，２′…）が設けら
    れている多色刷り印刷機（１）において請求項１から９
    までのいずれか１項記載の方法を実施するための装置で
    あって、見当合わせに応じた印刷部分を得るために制御
    装置（１１）が色分離画像（３，３′…）の製作を制御
    するようになっている形式のものにおいて、 寸法（７，８；７′，８′）の変化を利用するように制
    御装置（１１）が構成されており、裏面印刷部分（５）
    用の色分離画像（３，３′…）のデジタル式の製作を制
    御するするために、前記制御装置（１１）が前記寸法
    （７，８；７′，８′）の変化を利用するようになって
    おり、印刷後に前記裏面印刷部分（５）が表面印刷部分
    （６）と適合するように、該裏面印刷部分（５）用の色
    分離画像（３，３′…）のデジタル式の製作が制御され
    ていることを特徴とする、多色刷り印刷機において見当
    合わせを調節する装置。
11. 【請求項１１】 前記印刷基板（４）への転写から前記
    表面印刷部分（６）の完成までの該表面印刷部分（６）
    の寸法（７，８；７′，８′）の変化を検出できるよう
    に、少なくとも１つのセンサ（１２，１２′）が配置構
    成されている、請求項１０記載の装置。
12. 【請求項１２】 印刷するまでの前記印刷基板（４）の
    寸法と、前記表面印刷部分（６）の完成後の前記印刷基
    板（４）の寸法とを、前記表面印刷部分（６）の寸法
    （７，８；７′，８′）の変化のための相関関係寸法と
    して検出できるように、少なくとも１つの前記センサ
    （１２，１２′）が配置構成されている、請求項１１記
    載の装置。
13. 【請求項１３】 定着装置（９，９′）の後方において
    前記表面印刷部分（６）の寸法（７′，８′）を検出す
    るように、少なくとも１つの前記センサ（１２，１
    ２′）が配置されており、制御装置（１１）が定着後の
    前記寸法（７′，８′）を前記表面印刷部分（６）用の
    デジタル式に製作された色分離画像（３，３′…）の寸
    法（７，８）と比較し、この比較に基づいて前記表面印
    刷部分（６）と前記裏面印刷部分（５）との適合性を得
    るために該裏面印刷部分（５）用の色分離画像（３，
    ３′…）のデジタル式の製作を制御するように、前記制
    御装置（１１）が構成されている、請求項１１または１
    ２記載の装置。
14. 【請求項１４】 画像データ（１３）用のメモリ（１
    ４）が設けられており、前記制御装置（１１）が、前記
    表面印刷部分（６）用のデジタル式に製作された色分離
    画像（３，３′…）の寸法（７，８）を前記画像データ
    （１３）から受け取るようになっている、請求項１０か
    ら１３までのいずれか１項記載の装置。
15. 【請求項１５】 完成した前記表面印刷部分（６）の幅
    （７）が検出されるように、少なくとも１つのセンサ
    （１２，１２′）が配置されている、請求項１０から１
    ４までのいずれか１項記載の装置。
16. 【請求項１６】 完成した前記表面印刷部分（６）の長
    さ（８）が検出されるように、少なくとも１つのセンサ
    （１２，１２′）が配置されている、請求項１０から１
    ５までのいずれか１項記載の装置。
17. 【請求項１７】 前記制御装置（１１）が、少なくとも
    １つの前記センサ（１２，１２′）によって測定された
    一方の寸法（７または８）から、他方の寸法（８または
    ７）を、予め求めた長さ変化と幅変化との間の関係から
    算出するように、前記制御装置（１１）が配置されてい
    る、請求項１５または１６記載の装置。
18. 【請求項１８】 前記制御装置（１１）が前記表面印刷
    部分（６）と前記裏面印刷部分（５）との適合性を得る
    ために、前記裏面印刷部分（５）用の色分離画像（３，
    ３′…）のイメージラインのライン間隔および／または
    ライン長さを適当に変化させるように、前記制御装置
    （１１）が構成されている、請求項１０から１７までの
    いずれか１項記載の装置。
19. 【請求項１９】 少なくとも１つのセンサ（１２，１
    ２′）が、印刷装置（１０）に印刷基板（４）が新たに
    供給される際に、前記表面印刷部分（６）の姿勢を検出
    するために配置されており、前記制御装置（１１）が前
    記表面印刷部分（６）と前記裏面印刷部分（５）との適
    合性を得るために、前記裏面印刷部分（５）用の色分離
    画像（３，３′…）の製作を制御し、この制御のために
    前記表面印刷部分（６）の位置ずれも考慮するように、
    前記制御装置（１１）が構成されている、請求項１０か
    ら１８までのいずれか１項記載の装置。
20. 【請求項２０】 前記センサ（１２，１２′）が、前記
    印刷基板（４）の整列のために設けられているセンサの
    機能を有している、請求項１０から１９までのいずれか
    １項記載の装置。