JP2001322030A - かさ歯車の歯車対およびかさ歯車の歯車対の加工方法 - Google Patents

かさ歯車の歯車対およびかさ歯車の歯車対の加工方法

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JP2001322030A JP2000142742A JP2000142742A JP2001322030A JP 2001322030 A JP2001322030 A JP 2001322030A JP 2000142742 A JP2000142742 A JP 2000142742A JP 2000142742 A JP2000142742 A JP 2000142742A JP 2001322030 A JP2001322030 A JP 2001322030A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音、振動が低く抑えられる2つのかさ歯車
が噛み合う歯車対を構成し、生産性が高く高精度に加工
できる加工方法を提供する。 【解決手段】 2つのかさ歯車が互いに噛み合う歯車対
の一方のかさ歯車の歯を歯筋方向に凹形円弧状に形成
し、他方のかさ歯車の歯を上記一方のかさ歯車の凹形円
弧状の曲率半径と同じ曲率半径の凸形円弧状に形成し、
それぞれの歯部を同一のホブにより円弧状の歯を創成切
り加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は互いに噛み合うす
ぐばかさ歯車またはまがりばかさ歯車などのかさ歯車の
歯車対およびかさ歯車の歯車対の加工方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】かさ歯車の内、まがりばかさ歯車の互い
に噛み合う2つのかさ歯車で構成される歯車対の一例と
して図4に示すようなまがりばかさ歯車の歯車対があ
る。図において、1は第一のかさ歯車、2は第二のかさ
歯車であり、第一のかさ歯車1の回転軸1aと第二のか
さ歯車2の回転軸2aはP点で交差する構成である。
【0003】図4に示すような構成のまがりばかさ歯車
の従来の加工方法としては、円周方向にのみ切り刃を持
つカッターによって歯形を1枚毎に形成する加工方法
と、例えば、特開平4−283020号公報に開示され
たようなホブによる歯切り方法がある。ホブによる歯切
り方法は、外周に多数の切り刃が螺旋状に配置されたホ
ブを用い、歯車材は回転するホブと同期しながら回転
し、ホブの切り刃によって歯車材に歯形を形成する加工
方法であり、ホブの切り刃の2〜3枚が同時に歯車材に
食い込み2〜3枚の歯が同時に削られ、生産性が高く、
高精度に加工できる特徴を有している。この加工方法は
歯車の創成切り加工と呼称されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のすぐばか
さ歯車やまがりばかさ歯車のカッターによる加工方法で
は、歯は一枚一枚加工されるので、生産性が悪く、高精
度に加工できない問題点を有していた。また、ホブを用
いて歯形を形成する方法では、2〜3枚の歯が同時に加
工されるので生産性がよく、高精度に加工されるが、噛
み合わされる一対のかさ歯車であっても、それぞれの歯
車の歯は個別に加工され、歯部の加工精度に微妙な差が
でき、加工精度を考慮してクリアランスを設けた噛み合
わせ状態に組み立てられるクリアランスを設けることに
より、騒音、振動を低く抑えることに限界がある問題点
があった。
【0005】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたものであり、互いに噛み合う第一のかさ歯車およ
び第二のかさ歯車の噛み合い部の歯形形状が同一になる
かさ歯車の歯車対、および生産性が高く、高精度に加工
できるかさ歯車の歯車対の加工方法を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るかさ歯車の歯車対の加工方法は、互いに噛み合う第一
のかさ歯車および第二のかさ歯車で構成される歯車対の
それぞれの歯部を同一のホブにより創成切り加工する加
工方法である。
【0007】この発明の請求項2に係るかさ歯車の歯車
対は、互いに噛み合う第一の歯車および第二の歯車で構
成される歯車対の一方のかさ歯車の歯部を歯筋方向に凹
形円弧状に形成し、他方のかさ歯車の歯部を歯筋方向に
一方のかさ歯車の歯の凹形円弧の曲率半径と同じ曲率半
径の凸形円弧状に形成した構成であり、それぞれのかさ
歯車の歯部は同一のホブにより創成切り加工したもので
ある。
【0008】この発明の請求項3に係るかさ歯車の歯車
対の加工方法は、噛み合い部が歯筋方向に円弧状に形成
された第一のかさ歯車と第二のかさ歯車で構成される歯
車対の歯部が凹形円弧状に形成される一方のかさ歯車
は、凹形円弧の歯底の曲率半径と同一半径のホブを使用
し、ホブの中心を凹形円弧の曲率半径の中心位置に配置
して創成切り加工し、歯部が凸形円弧状に形成される他
方のかさ歯車は、一方のかさ歯車の歯部を凹形円弧状に
加工したホブを使用し、凸形円弧の曲率半径の中心位置
から歯底の曲率半径とホブの半径を加えた距離を隔てた
位置にホブの中心を配置し、ホブを回転しながら凸形円
弧の曲率半径の中心位置を支点として、ホブの外周の刃
先が歯底に沿って旋回移動して創成切り加工する加工方
法である。
【0009】この発明の請求項4に係るかさ歯車の歯車
対は、請求項2の構成の第一のかさ歯車と第二のかさ歯
車の噛み合い部の歯筋方向が、第一のかさ歯車と第二の
かさ歯車のそれぞれの中心線の方向に対してねじれ角の
角度に傾斜するまがりばかさ歯車に形成し、それぞれ歯
部は同一のホブにより創成切り加工したものである。
【0010】この発明の請求項5に係るかさ歯車の歯車
対の加工方法は、請求項3の加工方法の第一のかさ歯車
および第二のかさ歯車の歯部の加工は、それぞれの加工
時のホブの配置方向を歯車の噛み合い部の接線方向に対
して所定のねじれ角の角度に傾斜させて配置し、第一の
かさ歯車および第二のかさ歯車の歯部をまがりばかさ歯
車に創成切り加工する加工方法である。
【0011】この発明の請求項6に係るかさ歯車の歯車
対は、互いに噛み合う第一のかさ歯車と第二のかさ歯車
の一方のかさ歯車の歯部を歯筋方向に凹形円弧状に形成
し、他方のかさ歯車の歯部を歯筋方向に、一方のかさ歯
車の歯部の凹形円弧の曲率半径よりも小さな曲率半径の
凸形円弧状に形成し、それぞれのかさ歯車の歯部は同一
のホブにより創成切り加工したものである。
【0012】この発明の請求項7に係るかさ歯車の歯車
対の加工方法は、噛み合い部が歯筋方向に円弧状に形成
された第一のかさ歯車と第二のかさ歯車の歯車対の歯部
の形状が凹形円弧状に形成される一方のかさ歯車は、凹
形円弧の歯底の曲率半径と同一半径のホブを使用し、ホ
ブの中心を凹形円弧の曲率半径の中心位置に配置して創
成切り加工し、歯部の形状が凸形円弧状に形成される他
方のかさ歯車は、一方のかさ歯車の歯部を凹形円弧状に
加工したホブを使用し、凸形円弧の中心位置から歯底の
曲率半径とホブの半径を加えた距離を隔てた位置にホブ
の中心を配置し、ホブを回転しながら凸形円弧の曲率半
径の中心位置よりも歯先寄りの位置を支点として、ホブ
の外周の刃先が歯底に沿って旋回移動して創成切り加工
する加工方法である。
【0013】この発明の請求項8に係るかさ歯車の歯車
対は、請求項6の構成の噛み合い部の歯筋方向が第一の
かさ歯車と第二のかさ歯車のそれぞれの中心線の方向に
対してねじれ角の角度に傾斜するまがりばかさ歯車に形
成し、それぞれの歯部は同一のホブにより創成切り加工
したものである。
【0014】この発明の請求項9に係るかさ歯車の歯車
対の加工方法は、第一のかさ歯車および第二のかさ歯車
の歯部のそれぞれの加工時のホブの配置方向を歯車の噛
み合い部の接線方向に対して所定のねじれ角の角度に傾
斜させて配置し、第一のかさ歯車および第二のかさ歯車
の歯部をまがりばかさ歯車に創成切り加工する加工方法
である。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.実施の形態1は互
いに噛み合う2つのかさ歯車の噛み合い部を円弧状に形
成した歯車対および円弧状の噛み合い部をホブを用いて
加工する加工方法の実施の形態である。図1に互いに噛
み合う2つのかさ歯車の歯車対の噛み合い状態および歯
部の加工時のホブの配置状態を示す。図において、11
は直径が小さな第一のかさ歯車、11aは第一のかさ歯
車11の歯先、11bは第一のかさ歯車11の歯底であ
り、歯先11aは歯筋方向に曲率半径Rg、歯底11b
は曲率半径Rkの凹形円弧状に形成されている。
【0016】12は直径が大きな第二のかさ歯車、12
aは第二のかさ歯車12の歯先、12bは第一のかさ歯
車12の歯底であり、歯先12aは歯筋方向に第一のか
さ歯車11の歯底11bの曲率半径Rkと同じ曲率半径
であり、歯底12bは第一のかさ歯車11の歯先の曲率
半径Rgと同じ曲率半径の凸形円弧状に形成されてい
る。15は第一のかさ歯車11、第二のかさ歯車12を
歯切り加工するホブであり、半径が第一のかさ歯車11
の歯底11bの曲率半径Rkと同じ半径に形成されてい
る。
【0017】第一のかさ歯車11は、歯底11bの半径
Rkと同じ半径のホブ15を使用し、第一のかさ歯車1
1の歯底11bの凹形円弧の曲率半径Rkの中心位置に
ホブの中心を配置してホブ15により歯部を創成切り加
工する。
【0018】第二のかさ歯車12は、歯部を加工するホ
ブは第一のかさ歯車11の歯部を加工したホブ15を使
用し、ホブ15は第二のかさ歯車12の歯先12aの凸
形円弧の曲率半径Rkの中心から歯底12bの曲率半径
Rgとホブ15の半径Rkとの和の距離Rdを隔てた位
置にホブ15の中心の位置となるように配置し、ホブ1
5を回転させながら、ホブ15の歯先12aが第二のか
さ歯車12の歯底12bの凸形円弧に沿う状態、すなわ
ちホブ15の中心軸が、歯先12aの曲率半径Rkの中
心Aを中心として半径Rdの軌跡Yに沿って旋回移動さ
せることにより歯筋方向に凸形円弧状となる創成切り加
工される。
【0019】図1の構成では直径が大きな第二のかさ歯
車12の歯先12bを凸形円弧状に形成する場合につい
て示したが、歯先を歯筋方向に凸形円弧状に形成する歯
車を直径の小さなかさ歯車11とする場合でもであって
も上記と同じ要領で創成切り加工ができる。
【0020】上記は第一のかさ歯車11の中心の延長線
と第二のかさ歯車の中心の延長線の交点の角度が直角の
場合について説明したが、この加工方法によれば噛み合
い部が円弧状に形成されているので、各かさ歯車の中心
の延長線の交点の角度が直角以外の角度に選択できる高
精度の歯車対が加工できる。
【0021】上記は歯筋方向の歯先を凸形円弧状と凹形
円弧状に形成して噛み合わせるかさ歯車の歯車対および
その歯車対の加工方法を説明したものであるが、第一の
かさ歯車11および第二のかさ歯車12の歯先が直線状
とする場合はそれぞれのかさ歯車の歯部の加工時に同一
のホブ15を歯筋方向に移動させることにより、噛み合
い部が直線状のかさ歯車が高精度に加工できる。
【0022】以上のように、互いに噛み合される第一の
かさ歯車11および第二のかさ歯車12の歯形を同一の
ホブ15を使用して創成切り加工する方法により加工し
たかさ歯車の歯車対は、全歯幅にわたって接触して、接
触圧力が小さくなる歯車対となり、生産性の高い高精度
の歯車対が構成できる。この歯車対を使用すると低騒
音、低振動の歯車装置が構成できる。
【0023】実施の形態2.実施の形態2は、歯筋方向
が第一のかさ歯車と第二のかさ歯車の中心を結ぶ線に対
して、歯筋方向が傾斜方向のまがりばかさ歯車とする場
合の実施の形態である。まがりばかさ歯車を形成する場
合は、第一のかさ歯車11に対するホブ15の配置、ま
たは第二のかさ歯車とホブ15の配置の関係を、各かさ
歯車の中心方向線に対するねじれ角の角度に合わせてホ
ブ15を傾斜配置し、実施の形態1の場合と同様に創成
切り加工することによりまがりばかさ歯車が形成でき
る。
【0024】第一のかさ歯車と第二のかさ歯車の歯車対
の噛み合い部をまがりばかさ歯車にすると、実施の形態
1の場合と同様に、噛み合い部は全歯幅にわたって接触
し、接触圧力が極めて小さな歯車対となり、噛み合い部
は2〜3枚の歯が噛み合う状態となるので、生産性の高
い高精度の歯車対が形成できる。また、この歯車対を使
用すると実施の形態1の場合よりもより低騒音、低振動
の歯車装置を構成することができる。
【0025】実施の形態3.実施の形態3は互いに噛み
合う2つのかさ歯車の噛み合い部を円弧状に形成し、ク
ラウニング加工を施した歯車対および円弧状の噛み合い
部をホブを用いて加工する加工方法の実施の形態であ
る。図2に互いに噛み合う2つのかさ歯車の歯車対の噛
み合い状態および歯部の加工時のホブの配置状態を示
す。図において、21は直径が小さな第一のかさ歯車、
21aは第一のかさ歯車21の歯先、21bは第一のか
さ歯車21の歯底であり、歯先21aは歯筋方向に曲率
半径Rg、歯底21bは曲率半径Rkであり、実施の形
態1の第一のかさ歯車11と同一の寸法の凹形円弧状に
形成されている。
【0026】22は直径が大きな第二のかさ歯車、22
aは第二のかさ歯車22の歯先、22bは第一のかさ歯
車22の歯底であり、歯先22aは歯筋方向に第一のか
さ歯車21の歯底21bの曲率半径RkよりXだけ短い
曲率半径Rnであり、歯底22bは第一のかさ歯車21
の歯先21aの曲率半径Rkと同じ曲率半径Rmに形成
されている。
【0027】第一のかさ歯車21の加工は、実施の形態
1の第一のかさ歯車11と同じ寸法であり、実施の形態
1の第一のかさ歯車11と同様に、歯底21bは曲率半
径はRkとし、実施の形態1と同一のホブ15を第一の
かさ歯車21の歯先21aの凹形円弧の曲率半径Rgの
中心位置Aに配置し、ホブ15によりまがりばかさ歯車
の歯形を創成切り加工する。
【0028】第二のかさ歯車22の加工は、歯先22a
の曲率半径は、第一のかさ歯車21の歯底21bの曲率
半径Rkと同じ曲率半径とし、歯底22bの曲率半径
は、第一のかさ歯車21の歯先21の曲率半径Rkより
も小さくし、歯部の加工は第一のかさ歯車21を加工し
たホブ15を使用し、ホブ15は第二のかさ歯車22の
凸形円弧の中心Bから歯底22bの半径Rnとホブ15
の半径Rkの和の距離Rpを隔てた位置がホブの中心位
置となるように配置し、ホブ15を回転しながら、が羽
州に刃先が第二のかさ歯車22の歯底22bの曲率半径
Rの凸形円弧に沿う状態、すなわちホブ15の中心軸が
歯底22bの曲率半径Rnの中心Bを中心として半径R
pの軌跡Zに沿って旋回移動させることにより歯筋方向
に凸形円弧状となる創成切り加工を行う。
【0029】第二のかさ歯車22は歯筋方向に円弧状に
形成した歯底22bの曲率半径Rnを第一のかさ歯車2
1の歯先21aの凹形円弧の曲率半径Rkよりも小さく
形成したことにより、図3に示すように歯幅端の歯厚が
中央部よりも薄く形成されたクラウニング加工が自動的
に施される。このように一方のかさ歯車22にクラウニ
ング加工が施すと、歯切り加工時や組立時の誤差を吸収
し、高性能な歯車装置を得ることができる。
【0030】実施の形態4.実施の形態4は、実施の形
態3のクラウニング加工されたかさ歯車の歯筋方向が傾
斜方向のまがりばかさ歯車とする場合の実施の形態であ
る。まがりばかさ歯車を形成する場合は、図2に示す第
一のかさ歯車21に対するホブ15の配置、または第二
のかさ歯車22とホブ15の配置の関係を、各かさ歯車
の歯筋方向のねじれ角の角度に合わせてホブ15を傾斜
配置し、実施の形態1の場合と同様に創成切り加工する
ことによりまがりばかさ歯車が容易に形成できる。
【0031】第一のかさ歯車と第二のかさ歯車の歯車対
の噛み合い部をまがりばかさ歯車に形成すると、実施の
形態3の場合と同様に、噛み合い部は全歯幅にわたって
接触する噛み合わせ状態となり、接触圧力が小さくなる
とともに噛み合い部は2〜3枚の歯が噛み合う状態とな
り接触圧力は低く、さらにクラウニング加工されている
ので、歯切り加工時や組立時の誤差が吸収されて噛み合
い部が円滑になり、安価で高精度の生産性の高い歯車対
が得られる。また、この歯車対を使用すると低騒音、低
振動の歯車装置を構成できる。
【0032】
【発明の効果】この発明の請求項1に係るかさ歯車の歯
車対の加工方法は、互いに噛み合う第一のかさ歯車およ
び第二のかさ歯車で構成される歯車対のそれぞれの歯部
を同一のホブにより創成切り加工する歯車対の加工方法
であり、歯車対のそれぞれの歯形が高精度に加工され、
噛み合い部の全歯幅にわたって接触する接触圧力の小さ
い歯車対が形成できる。
【0033】この発明の請求項2に係るかさ歯車の歯車
対は、一方のかさ歯車の歯部を歯筋方向に凹形円弧状に
形成し、他方のかさ歯車を歯筋方向に上記一方のかさ歯
車の歯部の凹形円弧の曲率半径と同じ曲率半径の凸形円
弧状にそれぞれのかさ歯車の歯部を同一のホブにより創
成切り加工して形成構成としたので、噛み合い部の全歯
幅にわたって接触する歯車対となり、歯車対のそれぞれ
の軸心の延長線の交点が直角以外に組み合わせる構成も
高精度に形成できる。
【0034】この発明の請求項3に係るかさ歯車の歯車
対の加工方法は、噛み合い部が歯筋方向に円弧状に形成
された第一のかさ歯車と第二のかさ歯車で構成される歯
車対の歯部が凹形円弧状に形成される一方のかさ歯車
は、凹形円弧の歯底の曲率半径と同一半径のホブの中心
を凹形円弧の曲率半径の中心位置に配置して創成切り加
工し、歯部が凸形円弧状に形成される他方のかさ歯車
は、一方のかさ歯車の歯部を凹形円弧状に加工したホブ
を使用し、凸形円弧の曲率半径の中心位置から歯底の曲
率半径とホブの半径を加えた距離を隔てた位置にホブの
中心を配置し、ホブを回転しながら凸形円弧の曲率半径
の中心位置を支点として、ホブの外周の刃先が歯底に沿
って旋回移動して創成切り加工する加工方法であり、歯
車対の噛み合い部の全歯幅にわたって接触し、歯車対の
それぞれのかさ歯車の軸心の延長線の交点が直角以外の
組み合わせも可能な生産性が高い高精度の歯車対が形成
できる。
【0035】この発明の請求項4に係るかさ歯車の歯車
対は、請求項2の構成の第一のかさ歯車と第二のかさ歯
車の噛み合い部の歯筋方向が、第一のかさ歯車と第二の
かさ歯車のそれぞれの中心線の方向に対して、ねじれ角
の角度に傾斜するまがりばかさ歯車に形成し、それぞれ
の歯部は同一のホブにより創成切り加工した構成とした
ので、歯車対の噛み合い部が全歯幅にわたって2〜3枚
の歯が同時に噛み合う状態の歯車対となり、この歯車対
を使用することにより低騒音、低振動の歯車装置を構成
することができる。
【0036】この発明の請求項5に係るかさ歯車の歯車
対の加工方法は、請求項3の加工方法の第一のかさ歯車
および第二のかさ歯車の歯部の加工は、それぞれの加工
時のホブの配置方向を歯車の噛み合い部の接線方向に対
して所定のねじれ角の角度に傾斜させて配置し、第一の
かさ歯車および第二のかさ歯車の歯部をまがりばかさ歯
車に創成切り加工する加工方法であり、歯車対の噛み合
い部が全歯幅にわたって接触し、2〜3枚の歯が同時に
噛み合う状態の歯車対となり、低騒音、低振動の歯車装
置が構成できる歯車対が得られる。
【0037】この発明の請求項6に係るかさ歯車の歯車
対は、互いに噛み合う第一のかさ歯車と第二のかさ歯車
の歯車対は一方のかさ歯車の歯部を歯筋方向に凹形円弧
状に形成し、他方のかさ歯車の歯を歯筋方向に、一方の
かさ歯車の歯部の凹形円弧の曲率半径よりも小さな曲率
半径の凸形円弧状に形成し、それぞれのかさ歯車の歯は
同一のホブにより歯を創成切り加工した構成としたの
で、第二のかさ歯車の歯幅端の歯厚が中央部よりも薄く
形成されるクラウニング加工が自動的に施された歯車装
置が形成でき、一方のかさ歯車にクラウニングが施され
ると歯切り加工時や組立時に誤差を吸収する高性能の歯
車装置を構成することができる。
【0038】この発明の請求項7に係るかさ歯車の歯車
対の加工方法は、噛み合い部が歯筋方向に凹形円弧状に
形成される一方のかさ歯車は、凹形円弧の歯底の曲率半
径と同一半径のホブを使用し、ホブの中心を凹形円弧の
曲率半径の中心位置に配置して創成切り加工し、歯部の
形状が凸形円弧状に形成される他方のかさ歯車は、一方
のかさ歯車の歯部を凹形円弧状に加工したホブを使用
し、凸形円弧の曲率半径の中心位置から歯底の曲率半径
とホブの半径を加えた距離を隔てた位置にホブの中心を
配置し、ホブを回転しながら凸形円弧の曲率半径の中心
位置よりも歯先寄りの位置を支点として、ホブの外周の
刃先が歯底に沿って旋回移動して創成切り加工する加工
方法であり、歯幅方向に凸形円弧状に形成するかさ歯車
の歯幅端の歯厚が中央部よりも薄く形成されるクラウニ
ング加工が自動的に施されて歯車が形成され、一方のか
さ歯車にクラウニングが施されると歯切り加工時や組立
時に誤差を吸収する高性能の歯車装置を構成することが
できる。
【0039】この発明の請求項8に係るかさ歯車の歯車
対は、請求項6の構成の噛み合い部の歯筋方向が第一の
かさ歯車と第二のかさ歯車のそれぞれの中心線の方向に
対してねじれ角の角度に傾斜するまがりばかさ歯車に形
成し、それぞれの歯部は同一のホブにより創成切り加工
したので、歯車対の噛み合い部が全歯幅にわたって接触
し、2〜3枚の歯が同時に噛み合う歯車対となり、この
歯車対を使用すると低騒音、低振動の歯車装置が構成で
きる。
【0040】この発明の請求項9に係るかさ歯車の歯車
対の加工方法は、第一のかさ歯車および第二のかさ歯車
の歯部のそれぞれの加工時のホブの配置方向を歯車の噛
み合い部の接線方向に対して所定のねじれ角の角度に傾
斜させて配置し、第一のかさ歯車および第二のかさ歯車
の歯部をまがりばかさ歯車に創成切り加工する加工方法
であり、噛み合い部が全歯幅にわたって接触し、2〜3
枚の歯が同時に噛み合う歯車対が容易に加工できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の歯車対の噛み合い状態および
歯部の加工時のホブの配置状態を示す図である。
【図2】 実施の形態3の歯車対の噛み合い状態および
歯部の加工時のホブの配置状態を示す図である。
【図3】 歯部のクラウニング加工の状態の説明図であ
る。
【図4】 従来のまがりばかさ歯車の構成図である。
【符号の説明】
1 第一のかさ歯車、12 第二のかさ歯車、15 ホ
ブ、21 第一のかさ歯車、22 第二のかさ歯車。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに噛み合う第一のかさ歯車および第
    二のかさ歯車で構成される歯車対のそれぞれの歯部を同
    一のホブにより創成切り加工することを特徴とするかさ
    歯車の歯車対の加工方法。
  2. 【請求項2】 互いに噛み合う第一のかさ歯車および第
    二のかさ歯車で構成される歯車対は、一方のかさ歯車の
    歯部が歯筋方向に凹形円弧状に形成され、他方のかさ歯
    車の歯部が歯筋方向に上記一方のかさ歯車の歯部の凹形
    円弧の曲率半径と同じ曲率半径の凸形円弧状に形成さ
    れ、それぞれのかさ歯車の歯部は同一のホブにより創成
    切り加工されていることを特徴とするかさ歯車の歯車
    対。
  3. 【請求項3】 噛み合い部が歯筋方向に円弧状に形成さ
    れた第一のかさ歯車と第二のかさ歯車で構成される歯車
    対の歯部が凹形円弧状に形成される一方のかさ歯車は、
    凹形円弧の歯底の曲率半径と同一半径のホブを使用し、
    ホブの中心を凹形円弧の曲率半径の中心位置に配置して
    創成切り加工し、歯部が凸形円弧状に形成される他方の
    かさ歯車は、上記一方のかさ歯車の歯部を凹形円弧状に
    加工したホブを使用し、凸形円弧の曲率半径の中心位置
    から歯底の曲率半径とホブの半径を加えた距離を隔てた
    位置にホブの中心を配置し、ホブを回転しながら凸形円
    弧の曲率半径の中心位置を支点として、ホブの外周の刃
    先が歯底に沿って旋回移動して創成切り加工することを
    特徴とするかさ歯車の歯車対の加工方法。
  4. 【請求項4】 互いに噛み合う歯部の歯筋方向が第一の
    かさ歯車と第二のかさ歯車のそれぞれの中心線の方向に
    対してねじれ角の角度に傾斜するまがりばかさ歯車に形
    成され、それぞれの歯部は同一のホブにより創成切り加
    工されていることを特徴とする請求項2記載のかさ歯車
    の歯車対。
  5. 【請求項5】 第一のかさ歯車および第二のかさ歯車の
    歯部の加工は、それぞれの加工時のホブの配置方向を歯
    車の噛み合い部の接線方向に対して所定のねじれ角の角
    度に傾斜させて配置し、第一のかさ歯車および第二のか
    さ歯車のそれぞれの歯部がまがりばかさ歯車に創成切り
    加工されていることを特徴とする請求項3記載のかさ歯
    車の歯車対の加工方法。
  6. 【請求項6】 互いに噛み合う第一のかさ歯車と第二の
    かさ歯車で構成される歯車対は、一方のかさ歯車の歯部
    が歯筋方向に凹形円弧状に形成され、他方のかさ歯車の
    歯部が歯筋方向に上記一方のかさ歯車の歯部の凹形円弧
    の曲率半径よりも小さな曲率半径の凸形円弧状に形成さ
    れ、それぞれのかさ歯車の歯部は同一のホブにより創成
    切り加工されていることを特徴とするかさ歯車の歯車
    対。
  7. 【請求項7】 噛み合い部が歯筋方向に円弧状に形成さ
    れた第一のかさ歯車と第二のかさ歯車で構成される歯車
    対の歯部の形状が凹形円弧状に形成される一方のかさ歯
    車は、凹形円弧の歯底の曲率半径と同一半径のホブを使
    用し、ホブの中心を凹形円弧の曲率半径の中心位置に配
    置して創成切り加工し、歯部の形状が凸形円弧状に形成
    される他方のかさ歯車は、上記一方のかさ歯車の歯部を
    凹形円弧状に加工したホブを使用し、凸形円弧の曲率半
    径の中心位置から歯底の曲率半径とホブの半径を加えた
    距離を隔てた位置にホブの中心を配置し、ホブを回転さ
    せながら凸形円弧の曲率半径の中心位置よりも歯先寄り
    の位置を支点として、ホブの外周の刃先が歯底に沿って
    旋回移動して創成切り加工することを特徴とするかさ歯
    車の歯車対の加工方法。
  8. 【請求項8】 互いに噛み合う歯部の歯筋方向が第一の
    かさ歯車と第二のかさ歯車のそれぞれの中心線の方向に
    対してねじれ角の角度に傾斜するまがりばかさ歯車に形
    成され、それぞれの歯部は同一のホブにより創成切り加
    工されていることを特徴とする請求項6記載のかさ歯車
    の歯車対。
  9. 【請求項9】 第一のかさ歯車および第二のかさ歯車の
    歯部の加工は、それぞれの加工時のホブの配置方向を歯
    車の噛み合い部の接線方向に対して所定のねじれ角の角
    度に傾斜させて配置し、第一のかさ歯車および第二のか
    さ歯車の歯部がそれぞれまがりばかさ歯車に創成切り加
    工されていることを特徴とする請求項7記載のかさ歯車
    の歯車対の加工方法。
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