JP2016008682A - ハイポイドギヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 発明が解決しようとする課題の第1は、難解な設計、解析、加工、評価等のさらなる単純化とこれに伴う精度確保、向上である。具体的には設計基準点を1つとし、歯面が回転して設計基準点を通るとき、設計基準点を接触点とすることであり、設計基準点を通る歯筋がピッチ平面上にあるようにすることである。課題の第2は、歯面1および歯面2の歯厚と溝幅が、略一定の割合を保持しつつピッチ平面上の歯筋方向でバランス良く変化させることである。【解決手段】 すべての隣り合う歯面を独立に形成し、設計基準点を通る設計基準面上の歯形を母線とし、歯車中心線に平行な設計基準面上の直線を軸とする回転面を歯面とする。【選択図】 図11

Description

本発明は、設計、解析、加工、評価等が容易で高精度かつバランスの良いハイポイドギヤに関するものである。
ハイポイドギヤは自動車のファイナルギヤや減速ギヤ等として用いられている。
このハイポイドギヤはアメリカのグリーソン方式による勾配歯が広く実用化されている。「非特許文献3」では、この歯車は加工や品質・精度の確保が難しく、熟練技術者によって支えられてきた。しかしながら、熟練技術者が減少し歯切りの単純化による品質・精度確保が求められ、その解決策として、グリーソン方式の等高歯が注目されていると述べこの歯車について詳しく論じている。
以下背景技術としてこのグリーソン方式の等高歯について述べるが、初めに,歯面構成の基礎となる歯車基準について筆者の論文「非特許文献2」をもとに定義しておく。なお、本明細書では主として歯車1が左ねじれの場合に従って説明するが、右ねじれの場合も同様である。
図1はハイポイドギヤの全体像と設計基準を示した説明図である。図1の101は歯車1を102は歯車2を示す。歯車1はギヤ、大歯車ともよばれ、歯車2はピニオン、小歯車ともよばれる。歯車1、2はすべてを図示しないが、歯車軸や歯車運動、歯面等を含む総称である。また、103は歯車1軸、104は歯車2軸、105は設計基準面、106は設計基準点(図の点P)、107は歯車中心線、108は歯車中心垂直線、109はピッチ平面、110は相対速度、111は歯車中心1、112は歯車中心2、113は歯車軸の共通垂線である。
空間上の任意の平面を設計基準面105、設計基準面105上で相対速度110が設計基準面105に垂直な点を設計基準点106とする。逆に、空間上の任意の点を設計基準点106、設計基準点106での相対速度110に垂直な平面を設計基準面105とすることもできる。設計基準面105と歯車1軸103、歯車2軸104の交点を歯車中心1.111、歯車中心2.112とし、歯車中心1.111と歯車中心2.112を結ぶ直線を歯車中心線107と呼ぶ。歯車中心線107は、設計基準点106を通る。歯車中心線107に垂直で設計基準点106を通る設計基準面105上の直線を歯車中心垂直線108と呼ぶ。歯車中心線107に垂直で設計基準点106を通る平面がピッチ平面109である。歯車1軸103、歯車2軸104を軸とし、設計基準点106を通りピッチ平面109に接する円錐面がピッチ円錐1、2(図1に図示せず)である。
図2は従来の歯面1の構成を示した説明図である。図2の201はカッタ1を示す。カッタは環状カッタとよばれる.202は歯形1i(=カッタ刃形1o)、203は歯形1o(=カッタ刃形1i)を示す。204はカッタ1の回転軸を示す。205 はカッタ1の回転(方向)を示す。206は歯面1iを、207はを歯面1oを示す。
「非特許文献3」で論じているグリーソン方式の等高歯では、歯車1.101の歯面はカッタ1.201により溝の両側面(=両歯面)である歯面1i.206と歯面1o.207が同時に成形歯切りされる。いま、曲線を回転軸のまわりに回転させたときの軌跡面を回転面と呼ぶ。図2に示すように、グリーソン方式の歯面は歯形(=刃形)202、203を回転軸(=歯面軸、=環状カッタ軸)204のまわりに回転させたときの回転面である。グリーソン方式の等高歯の歯面1の回転軸204は、歯車中心線107に平行な設計基準面105上の直線に対して設計基準面上で傾いた直線となり、歯車中心線107と回転軸204は交叉する.従って、簡単のため仮に歯形上の点が回転軸のまわりの回転と共に歯面上に描く円弧を歯筋とよべば、設計基準点106を通る歯筋はピッチ平面109上にない。なお、グリーソン方式による勾配歯の歯面1の回転軸は、歯車中心線107と食違った直線となり、この場合も歯筋はピッチ平面109上にない。
図3は従来の歯面2の構成を示した説明図である。図2の301はカッタ2i、302はカッタ2oを示す。カッタは環状カッタとよばれる。303はカッタ刃形2i(=媒介歯形Bi)、304はカッタ刃形2o(=媒介歯形Bo)を示す。305はカッタ2回転軸を示す。306はカッタ2の回転(方向)を示す。307は媒介歯面Biを、308は媒介歯面Boを示す。309は歯面2oを、310は歯面2iを示す。
歯車2.102はカッタ2i.301とカッタ2o.302により歯の両側面(両歯面)である歯面2i.310と歯面2o.309が独立して創成歯切りされる。図3に示すように、歯形(=刃形)303、304を回転軸(=歯面軸、=環状カッタ軸)305のまわりに回転させたときの回転面を媒介歯面307、308と呼ぶ。歯面1の構成の場合と比較するとカッタの実質部は逆であるが、刃形や回転軸は同じであり媒介歯面は歯面1に一致する.歯面2.309、310は、歯車1と同じ歯車運動と歯面を有する媒介歯車により創成歯切りされる。
この構成の場合は、「非特許文献1」にも記されているが、歯車1、2は媒介歯車と歯車2の接触線でかみあう。また、歯車1、2の回転の伝達は等角速度比が実現される。
なお,線接触の場合、歯車誤差があると干渉や片あたりを起こしてしまう。これを防止する為にクラウニングや歯形修正等の歯面修正がなされる。なお,グリーソン方式による勾配歯では、歯車誤差が無い場合でも干渉や片あたりに対する歯面修正が必要であり、ハイポイドギヤが難解とされる理由の1つとされる。すなわち、設計上の歯面修正に加え、歯車誤差による干渉や片あたりに対する歯面修正が同時になされる。
「非特許文献3」では、グリーソン方式の等高歯の推奨理由として歯切りの単純化や精度確保が容易である点をあげているが、この歯車でも充分とは言えずさらなる改善の余地がある。これが発明が解決しようとする第1の課題である。第2の課題は、強度バランスが悪い点である。
第1の課題は、具体的には設計基準点として多数存在する点である。この設計基準点は、設計上の設計基準点(見かけのピッチ点)106と2つの歯切り基準点の3種類である。そして、3つの設計基準点がかみあい条件を満たす接触点とならない点である。また、歯筋を簡単のために歯面上の点が回転軸のまわりに回転するときに描く歯面上の曲線と定義すれば、歯面の回転軸が歯車中心線に平行で無く設計基準点を通る歯筋がピッチ平面上に無い。設計諸元は設計基準面やピッチ平面等を介し設計基準点でおこなう。従って、以上の課題は設計、加工、解析等を進める上での単純化や精度確保をむずかしくする。
第2の課題は、具体的には回転軸に垂直平面上の歯厚と溝幅が歯筋方向でアンバランスとなる点である。図4は従来の歯面1の歯厚と歯溝の様子を示した説明図である。図4の401は回転歯面1の回転軸を、402は歯筋を示す。403は歯厚、404は溝幅を示す。405はピッチ円錐を示す。
図4に示すように、回転軸401に垂直な平面上の歯車1の溝幅404は一定であるのに対して、歯厚403はピッチ円錐405の頂点方向で小さく逆方向で大きくなるため、歯厚と溝幅がアンバランスとなる。逆に歯車2の歯厚は略一定で、溝幅はピッチ円錐の頂点方向で小さく、逆方向で大きくなるため、歯厚と溝幅がアンバランスとなる。すなわち、歯面1の溝幅と歯面2の歯厚は等しく、歯面1の歯幅と歯面2の溝厚は不等となる。これは、歯車の強度バランスを悪くする。なお,グリーソン方式による勾配歯の場合も同様のことが言える。
歯車便覧編集委員会編 「歯車便覧」日刊工業新聞社出版 196 9年 大竹與志知著 「食違い軸歯車におけるかみあい条件の平歯車的性 質」日本機械学会論文集 1990年 伊藤紀男、高橋幸一著 「等高歯ハイポイドギヤに関する研究」日 本機械学会論文集 1995年
発明が解決しようとする課題の1つは、難解な設計、解析、加工、評価等のさらなる単純化とこれに伴う精度確保、向上である。
難解とされる要因は、設計基準点として、設計上の設計基準点(見かけのピッチ点)の他に2つの歯切り基準点があることである。そして、これらの設計基準点が接触点とならないことである.また、歯面の回転軸が歯車中心線に平行で無く,歯筋がピッチ平面上に無いことである。設計諸元は設計基準面やピッチ平面等を介し設計基準点でおこなう。従って、従来の歯面構成では設計、解析、加工、評価等を進める上での単純化や精度確保、向上がむずかしくなる。
第2の課題は、歯面の回転軸に垂直平面上の歯厚と溝幅の歯筋方向での変化がアンバランスとなる点である。
媒介歯車と同一歯車運動で媒介歯車の媒介歯面と接する歯面1を有する歯車1と、媒介歯車により創成された歯車2を一対の歯車とするハイポイドギヤにおいて、すべての隣り合う歯面は独立に形成し、設計基準点を通る設計基準面上の歯形を母線とし、歯車中心線に平行な設計基準面上の直線を軸とする回転面を歯面とする。
本発明のハイポイドギヤの効果は、設計基準点を1つとし、かつ設計基準点を接触点とすることができる点である。これにより、設計、解析、加工、評価等を進める上での単純化や精度確保、向上が可能となる。これは高度な技術、熟練を必要とする技術が求められるハイポイドギヤにおける熟練者の減少問題に有効に働く。他方、従来の加工法に対して工数が1つ増加することを考慮すれば、少量多種の生産、開発に特に適している。
本発明のハイポイドギヤの効果はまた、歯面1の歯幅と溝幅、および歯面2の歯幅と溝幅がピッチ平面上の歯筋方向で略一定の割合でバランス良く変化させることができる。これにより、歯車の強度バランス等を確保することができる。
図1はハイポイドギヤの全体像と設計基準を示した説明図である。(背景技 術) 図2は従来の歯面1の構成を示した説明図である。(背景技術) 図3は従来の歯面2の構成を示した説明図である。(背景技術) 図4は従来の歯面1の歯厚と歯溝の様子を示した説明図である。(背景技術) 図5は歯車1と歯車2、媒介歯車の歯形を示した説明図である。(実施例1) 図6は歯面1の内側歯面の構成を示した説明図である。(実施例1) 図7は歯面1の外側歯面の構成を示した説明図である。(実施例1) 図8は媒介歯面の内側歯面の構成を示した説明図である。(実施例1) 図9は媒介歯面の外側歯面の構成を示した説明図である。(実施例1) 図10は設計基準点が接触点となることを示した説明図である。(実施例 1) 図11は歯面1の歯厚と歯溝の様子を示した説明図である。(実施例1) 図12は歯面1の歯たけの様子を示した説明図である。(実施例2) 図13は歯面1の歯厚の様子を示した説明図である。(実施例2) 図14は改善後の歯面1の歯たけの様子を示した説明図である。(実施例 2) 図15は改善後の歯面1の歯厚の様子を示した説明図である。(実施例2) 図16はクラウニングなしの場合の歯面の接触状況を示した説明図である。 (実施例3) 図17は接触線方向にクラウニングを施した場合の歯面の接触状況を示し た説明図である。(実施例3) 図18は接触線に垂直な方向にクラウニングを施した場合の歯面の接触状 況を示した説明図である。(実施例3) 図19は歯筋方向にクラウニングを施した場合の歯面の回転半径を示した 説明図である。(実施例4) 図20は特別な関係にある歯面の回転半径を示した説明図である。(実施 例4) 図21は他の特別な関係にある歯面の回転半径を示した説明図である。(実 施例4) 図22は他の特別な関係にある歯面の回転半径を示した説明図である。(実 施例4)
媒介歯車と同一歯車運動で媒介歯車の媒介歯面と接する歯面1を有する歯車1と、媒介歯車により創成された歯車2を一対の歯車とするハイポイドギヤにおいて、すべての隣り合う歯面は独立に形成し、設計基準点を通る設計基準面上の歯形を母線とし、歯車中心線に平行な設計基準面上の直線を軸とする回転面を歯面とする、第1の形態。
第1の形態において、歯先円錐とピッチ円錐の頂点が一致する特徴を有する第2の形態。
第1の形態において、媒介歯車と歯車2の接触線方向に効果的にクラウニングがかかるようにクラウニング方向を定めたことを特徴とする第3の形態。
第1の形態において、歯車1の凸歯の両歯面とこれに接する媒介歯車の凹歯の両歯面を歯面軸の反対側から媒介歯面o、歯面1o、歯面1i、媒介歯面iとするとき、各歯面の回転半径の共通化を図ったことを特徴とする第4の形態。
図5は歯車1と歯車2、媒介歯車の歯形を示した説明図である。図5の501は媒介歯形Bi、502は媒介歯形Boを示す。
図5に示すように、諸歯形は設計基準面105上の設計基準点106を通るように設定する。
図6は歯面1の内側歯面の構成を示した説明図である。図6の601はカッタ1oを示す。602は歯形1i、603はカッタ刃形1oを示す。604は歯面1i回転軸(=カッタ1o回転軸)、605は回転半径Rv1i、606は回転(方向)を示す。607は歯面1i(=カッタ回転面1o)を示す。
図6に示すように、歯車1の歯面1i(=カッタ回転面1o)607は、歯形1i.602を歯形とし軸604側を実質部とする環状カッタ1o.601により加工され、カッタ1oの回転軸(=歯面1i回転軸)604を軸とする回転面となる。
図7は歯面1の外側歯面の構成を示した説明図である。図7の701はカッタ1iを示す。702は歯形1o、703はカッタ刃形1iを示す。704は歯面1o回転軸(=カッタ1i回転軸)、705は回転半径Rv1o、706は回転(方向)を示す。707は歯面1o(=カッタ回転面1i)を示す。
図7に示すように、歯車1の歯面1o(=カッタ回転面1i)707は、歯形1o.702を歯形とし回転軸反対側を実質部とする環状カッタ1i.701により加工され、カッタ1iの回転軸(=歯面1o回転軸)704を軸とする回転面となる。
ここで、歯面1o(=カッタ回転面1i)707の加工位置は歯面1i(=カッタ回転面1o)607の加工位置からワークを歯面1o.707が設計基準点を通る位置まで回転させた位置にある。一般にこの位置は、回転ピッチ角の1/2からバックラッシュ分を引いた角度(歯厚の角度)を回転させた位置であるが、これに限定されるものではない。
歯車1の歯車運動と同じで歯面1に接する歯面を有する歯車を媒介歯車と呼ぶ.
図8は媒介歯面の内側歯面の構成を示した説明図である。図8の801はカッタ2iを示す。802は歯形2o、803はカッタ刃形2i(=媒介歯形Bi)を示す。804は媒介歯面i回転軸(=カッタ2i回転軸)、805は回転半径RvBi、806は回転(方向)を示す。807は媒介歯面i(=カッタ回転面2i)、808は歯面2oを示す。
図8に示すように、媒介歯車の媒介歯面i(=カッタ回転面2i)807は、媒介歯形Bi(=カッタ歯形2i)803を歯形とし回転軸反対側を実質部とする環状カッタ2i.801により形成され、カッタ2iの回転軸(=媒介歯面i回転軸)804を軸とする回転面となる。歯面2o.808は環状カッタ2i.801により形成された媒介歯面により等価的に創成歯切りされる。
図9は媒介歯面の外側歯面の構成を示した説明図である。図9の901はカッタ2oを示す。902は歯形2i、903はカッタ刃形2o(=媒介歯形Bo)を示す。904は媒介歯面o回転軸(=カッタ2o回転軸)、905は回転半径RvBo、906は回転(方向)を示す。907は媒介歯面o(=カッタ回転面2o)、908は歯面2iを示す。
図9に示すように、媒介歯車の媒介歯面o(=カッタ回転面2o)907は、媒介歯形Bo(=カッタ歯形2o)903を歯形とし回転軸側を実質部とする環状カッタ2o.901により形成され、カッタ2oの回転軸(=媒介歯面o回転軸)904を軸とする回転面となる。歯面2i.908は環状カッタ2o.901により形成された媒介歯面により等価的に創成歯切りされる。
ここで、歯面2i.908の加工位置は歯面2o.808の加工位置からワークを歯面2i.908が設計基準点を通る位置まで回転させた位置にある。一般には、歯車2の回転ピッチの1/2からバックラッシュ分を引いた角度(歯厚の角度)を回転させた位置であるが、これに限定されるものではない。
上記で示した本歯面構成は「非特許文献3」で述べられている従来の歯面構成と比較した場合、大きく異なる。従来の歯面構成では設計基準面上の歯形は歯車中心線を挟んで設定される。これに対し本歯面構成では、設計基準面上の歯形は設計基準を通る位置に設定される。また、従来の歯面構成では歯面1は環状カッタ1により溝の両側面(両歯面)が同時に成形歯切りされる。これに対し本歯面構成では、歯面1は環状カッタ1、環状カッタ2により溝の両側面(両歯面)が独立して成形歯切りされる。従って、従来の歯面構成の設計基準点は3種類であるのに対して、本歯面構成の場合の設計基準点はただ1つである。また、従来の構成では、歯面の回転軸が設計基準面上で設計中心線と傾いており3種類の設計基準点を通る歯筋がピッチ平面上にない。これに対し本歯面構成では、歯面の回転軸1002が設計基準面105上で設計中心線107と平行であり設計基準点106を通る歯筋がピッチ平面109上にある。
図10は設計基準点が接触点となることを示した説明図である。図10の1001は、は歯形を示す。1002は歯面回転軸、1003 は回転(方向)を示す。1004は歯筋、1005は歯面を示す。1006は相対速度、1007は単位歯面法線ベクトルを示す。従来の歯面構成では3種類の設計基準点すべてでかみあい条件を満たさず接触点とならない。これは、歯面が設計上の設計基準点を通るとき、設計基準点での歯面法線が設計基準面に無いためである。他方、歯切り基準点では相対速度が設計基準面に垂直で無いためである。本歯面構成の場合、図10に示すように、歯面1005が設計基準点106を通るときの歯面1005は設計基準点106で設計基準面105に垂直であり、設計基準面105に垂直である相対速度1006に接する。他方、歯面のかみあい条件は接触点で相対速度が歯面に接することである。従って、設計基準点106で歯面1005はかみあい条件を満たし、設計基準点106は接触点となる。
以上のことより、本歯面構成の場合、設計、解析、加工、評価等を進める上での単純化や精度確保、向上が極めて容易となることがわかる。
図11は歯面1の歯厚と歯溝の様子を示した説明図である。図11の1101は回転歯面1の回転軸、1102は歯筋を示す。1103は歯厚、1104は溝幅を示す。
従来の歯面構成では、歯面の回転軸に垂直平面上の歯厚1103と溝幅1104が歯筋方向でアンバランスとなる。ここで、歯車1、2の歯筋方向の歯厚の一方は等厚で他方は斜厚となる。同時に、溝幅の一方は斜幅で他方は等幅となる。これに対して、本歯面構成の場合、図11に示すように、歯車1の歯厚1103と溝幅1104はピッチ平面109上の歯筋1102方向で略一定の割合でバランス良く変化する。歯車2の場合も同様である。これにより、歯車1,2および歯筋方向の強度バランス等を確保することができる。
以上の例では、環状カッタによる歯面加工を想定したが、歯面加工は環状カッタによる加工に限らない。環状カッタにより構成される歯面と等価な数値データによる加工や成形も可能である。例えば,NC加工、造形,3次元プリンタ加工等々である。
実施例1において以下の内容を含む。
図12は歯面1の歯たけの様子を示した説明図である。図12の1201は歯底円錐、1202は歯先円錐、1203はピッチ円錐頂点を示す。1204は歯元のたけ、1205は歯末のたけを示す。図13は歯面1の歯厚の様子を示した説明図である。図13の1301は歯筋を示す。1302は歯先の歯厚を示す。図14は改善後の歯面1の歯たけの様子を示した説明図である。図14の1401は歯先円錐頂点=ピッチ円錐頂点を示す。
図12に示すように、歯先面円錐1202とピッチ面円錐405、歯底面円錐1201等が平行である場合、歯たけは歯筋方向で一定である。しかしながら、図13に示すように、歯先の歯厚1302は歯筋1301方向で変化し、ピッチ円錐405の頂点側で細くなる。その為、細すぎると歯が弱くなったり尖りが発生する.ここでは、これを防ぐために図14に示すように、歯先面円錐1202とピッチ面円錐405の頂点を一致させ歯先のはたけを斜高とする。
図15は改善後の歯面1の歯厚の様子を示した説明図である。図15の1501は歯先歯厚を示す。図15に示すように、改善後はピッチ円錐405の頂点側の歯先の歯厚1501が厚くなり歯幅が細くなったり尖ったりするのを防ぐことができる。
ここでは歯たけを歯元等高、歯先斜高としたが、歯元、歯先の両方を斜高とすることもできる。ただしこの場合の加工や成形は、環状カッタでは加工が難しく、NC加工、造形,3次元プリンタ加工等々が適する。
実施例1において以下の内容を含む。
図16はクラウニングなしの場合の歯面の接触状況を示した説明図である。図16の1601は歯面1、1602は歯面2を示す。1603は媒介歯面と歯面2の接触線、1604は接触点を示す。1605は歯形1、1606は媒介歯形、1607は歯形2を示す。図17は接触線方向にクラウニングを施した場合の歯面の接触状況を示した説明図である。図17の1701は歯面1、1702は歯形1を示す。 図18は接触線に垂直な方向にクラウニングを施した場合の歯面の接触状況を示した説明図である。図18の1801は歯面1、1802は歯形1を示す。
図16では歯車1の歯面1.1601と一致する媒介歯面と媒介歯面により創成された歯車2歯面1602の接触線1603をまず考える。歯車誤差があると片あたり等が発生するので歯面修正を施し点接触化を計る。歯面修正としては、クラウニング、歯形修正等がある。なお、歯形修正は、歯形方向のクラウニングと考えることもできる。図17は歯車1のクラウニングを接触線1603方向に施した場合であり点接触化が計られている。図18は歯車1のクラウニングを接触線1603の垂直方向に施した場合であり線接触のままである。すなわち、歯車1のクラウニングを接触線垂直方向に施しても効果が無く、接触線方向に施すのが一番効果があると言える。ここでは、媒介歯車と媒介歯車により創成された歯車2の接触線方向に歯車1のクラウニングを施す。
これにより、最小のクラウニングで誤差に対応できる効果がある。これはまた、クラウニングによる相対曲率の増大を最小限に留めることができ耐摩耗性の向上に寄与する。
なお、歯形や歯筋のいずれかにクラウニングを施す場合は、効果的な方向、例えば歯形や歯筋の方向が接触線方向に近い方を選択する。これにより、より効果的なクラウニングを施すことができる。
実施例1において以下の内容を含む。
図16に示す歯車1の歯面1.1601と一致する媒介歯面と媒介歯面により創成された歯車2歯面1602の接触線1603を考える。歯車誤差があると片あたり等が発生するので歯面修正を施し点接触化を計る。歯面修正としては、クラウニング、歯形修正等がある。なお、歯形修正は、歯形方向のクラウニングでもある。ここでは、歯面の回転半径差により歯筋方向にクラウニングを加える場合を考える。
図19は歯筋方向にクラウニングを施した場合の歯面の回転半径を示した説明図である。図19の1901は媒介歯面i回転軸、1902は歯面1i回転軸、1903は歯面1o回転軸、1904は媒介歯面o回転軸を示す。1905は回転半径RvBo、1906は回転半径Rv1o、1907は回転半径Rv1i、1908は回転半径RvBiを示す。1909は媒介歯面o、1910は歯面1oを示す。1911は歯面1i、1912は媒介歯面iを示す。
媒介歯面o.1909、歯面1o.1910、歯面1i.1911、媒介歯面i.1912の回転半径を順にRvBo、Rv1o、Rv1i、RvBiとする。ここで、図19に示すように、各歯面の回転半径を下記の式が成立するように定める。
(数1)
RvBo ≧ Rv1o、Rv1i ≧ RvBi ・・・・・・・・・・・・・・・(1)
すなわち、設計基準点での媒介歯面o1909の回転半径を最大、媒介歯面i.1912の回転半径を最小とする。これにより、干渉無く歯筋方向にクラウニングを付けることができる。
特別な場合として、図20に示すように、歯面の回転軸を下記の式が成立するような場合を考える。
(数2)
RvBo > Rv1o≒Rv1i > RvBi ・・・・・・・・・・・・・・・(2)
すなわち、歯面の回転半径を歯面1o.1910と歯面1i.1911で略等しくとる。この場合、カッター半径距離またはカッタを保持するカッタホルダの半径距離を3種類と単純化することができる。
また特別な場合として、図21に示すように、歯面の回転軸を下記の式が成立するような場合を考える。
(数3)
RvBo≒Rv1i > Rv1o≒RvBi ・・・・・・・・・・・・・・・(3)
すなわち、歯面の回転半径を媒介歯面o.1909と歯面1i.1911で、歯面1o.1910と媒介歯面i.1912で略等しくとる。この場合、カッター半径距離またはカッタを保持するカッタホルダの半径距離を2種類と単純化することができる。
また特別な場合として、図22に示すように,歯面の回転軸を下記の式が成立し、歯形1と媒介歯形が設計基準点で非干渉で接するように定める。
(数4)
RvBo ≒ Rv1o ≒ Rv1i ≒ RvBi ・・・・・・・・・・・・・・・(4)
すなわち,歯面の回転半径をすべて略等しくとる。この場合、カッター半径距離またはカッタを保持するカッタホルダの半径距離を1種類とすることができる.
以上のような単純化は、難解な設計、解析、加工、評価等のさらなる単純化とこれに伴う精度確保、向上の一助となる。
本歯面構成のハイポイドギヤは、設計、解析、加工、評価等の単純化や厳密化、精度確保等が容易となる。また、歯厚と溝幅のバランスが良くなる。その為、容易かつ多品種に対応した短期開発が可能で静粛かつ強い強度を備えた、自動車のファイナルギヤや減速ギヤ等に適用できる。
101 歯車1
102 歯車2
103 歯車1
104 歯車2軸
105 設計基準面
106 設計基準点
107 歯車中心線
108 歯車中心垂直線
109 ピッチ平面
110 相対速度
111 歯車中心1
112 歯車中心2
113 歯車軸共通垂線
201 カッタ1
202 歯形1i
203 歯形1o
204 カッタ1回転軸
205 回転
206 歯面1i
207 歯面1o
301 カッタ2i
302 カッタ2o
303 カッタ刃形2i
304 カッタ刃形2o
305 カッタ2回転軸
306 回転
307 媒介歯面Bi
308 媒介歯面Bo
309 歯面2o
310 歯面2i
401 回転歯面1の回転軸
402 歯筋
403 歯厚
404 溝幅
405 ピッチ円錐
501媒介歯形Bi
502媒介歯形Bo
601 カッタ1o
602 歯形1i
603 カッタ刃形1o
604 歯面1i回転軸
605 Rv1i
606 回転
607 歯面1i
701 カッタ1i
702 歯形1o
703 カッタ刃形1i
704 歯面1o回転軸
705 Rv1o
706 回転
707 歯面1o
801 カッタ2i
802 歯形2o
803 カッタ刃形2i
804 媒介歯面i回転軸
805 RvBi
806 回転
807媒介歯面i
808 歯面2o
901 カッタ2o
902 歯形2i
903 カッタ刃形2o
904 媒介歯面o回転軸
905 RvBo
906 回転
907 媒介歯面o
908 歯面2i
1001歯形
1002歯面回転軸
1003 回転
1004歯筋
1005歯面
1006相対速度
1007単位歯面法線ベクトル
1101回転歯面1の回転軸
1102歯筋
1103歯厚
1104溝幅
1201歯底円錐
1202歯先円錐
1203ピッチ円錐頂点
1204歯元のたけ
1205歯末のたけ
1301歯筋
1302歯先歯厚
1401歯先円錐頂点=ピッチ円錐頂点
1501歯先歯厚
1601歯面1
1602歯面2
1603媒介歯面と歯面2の接触線
1604接触点
1605歯形1
1606媒介歯形
1607歯形2
1701歯面1
1702歯形1
1801歯面1
1802歯形1
1901媒介歯面i回転軸
1902歯面1i回転軸
1903歯面1o回転軸
1904媒介歯面o回転軸
1905RvBo
1906Rv1o
1907Rv1i
1908RvBi
1909媒介歯面o
1910歯面1o
1911歯面1i
1912媒介歯面i

Claims (4)

  1. 媒介歯車と同一歯車運動で媒介歯車の媒介歯面と接する歯面1を有する歯車1と、媒介
    歯車により創成された歯車2を一対の歯車とするハイポイドギヤにおいて、すべての隣り合う歯面は一体的に形成すること無く独立に形成し、すべての歯面を、設計基準点を通る設計基準面上の歯形を母線とし、歯車中心線に平行な設計基準面上の直線を軸とする回転面とし、歯面が設計基準点を通るとき設計基準点が歯車1、2の接触点となり、歯車1および歯車2の歯厚と溝幅が共に、略一定の割合を保持しつつピッチ平面上の歯筋方向でバランス良く変化する特徴を有するハイポイドギヤまたはその歯面構成方法
  2. 請求項1において、歯先円錐とピッチ円錐の頂点を一致させた特徴を有するハイポイドギヤまたはその歯面形成方法
  3. 請求項1において、媒介歯車と歯車2の接触線方向に効果的にクラウニングがかかるように歯車1のクラウニング方向を定めたことを特徴を有するハイポイドギヤまたはその歯面形成方法
  4. 請求項1において、歯車1の凸歯の両歯面とこれに接する媒介歯車の凹歯の両歯面を歯面軸の反対側から媒介歯面o、歯面1o、歯面1i、媒介歯面iとするとき、各歯面の回転半径の共通化を図ったことを特徴とするハイポイドギヤまたはその歯面形成方法
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