JP2001321532A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2001321532A
JP2001321532A JP2000140778A JP2000140778A JP2001321532A JP 2001321532 A JP2001321532 A JP 2001321532A JP 2000140778 A JP2000140778 A JP 2000140778A JP 2000140778 A JP2000140778 A JP 2000140778A JP 2001321532 A JP2001321532 A JP 2001321532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
reset
power failure
terminal
control board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000140778A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4724897B2 (ja
JP2001321532A5 (ja
Inventor
Makoto Hoya
誠 保谷
Tatsunori Taketomi
辰徳 武臣
Hiromasa Suzuki
浩正 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Bussan Co Ltd filed Critical Sanyo Bussan Co Ltd
Priority to JP2000140778A priority Critical patent/JP4724897B2/ja
Publication of JP2001321532A publication Critical patent/JP2001321532A/ja
Publication of JP2001321532A5 publication Critical patent/JP2001321532A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4724897B2 publication Critical patent/JP4724897B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技の主制御または周辺制御を行う制御手段
を迅速に立ち上げることができる遊技機を提供するこ
と。 【解決手段】 停電監視回路20からのリセット信号2
2が解除されると、単安定マルチバイブレータMM3の
CLR端子の入力が立ち上がるので、このQバー端子か
らワンショットのロウパルスが出力される。このワンシ
ョットのロウパルスによりナンドNANDの出力が立ち
上がり、ウォッチドッグタイマIC27のWD端子へハ
イパルスが入力される。よって、リセット信号22の解
除後に、ウォッチドッグタイマIC27のRST端子か
らリセットパルスが出力されることはないので、MPU
28のリセット処理を1回で終了させることができ、M
PU28を迅速に立ち上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、パチンコ機やス
ロットマシンなどの遊技機に関し、特に、遊技の主制御
または周辺制御を行う制御手段を迅速に立ち上げること
ができる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 パチンコ機などに代表される遊技機
は、主に、遊技の制御を行う主制御基板と、その主制御
基板から送信される各種コマンドに基づいて動作する払
出制御基板や表示用制御基板、効果音制御基板、ランプ
制御基板などと、これらに接続される表示装置や払出装
置、遊技球の発射装置などの各種装置によって構成され
ている。発射装置によって遊技領域へ打ち込まれた遊技
球が入賞口へ入賞すると、その入賞信号を主制御基板が
検出して、主制御基板から払出制御基板へ賞球の払い出
し個数が指示される。この指示により払出制御基板によ
って払出装置が制御され、賞球の払い出しが行われる。
【0003】賞球の払い出しが完了する前に停電が発生
すると、停電が解消しても、停電前の入賞に対する賞球
の払い出しを行うことはできない。このため、遊技機の
電源をバックアップして、停電時においても遊技機へ駆
動電圧を供給し遊技機が継続して動作できるようにする
ことも考えられるが、長時間に及ぶ停電ではバックアッ
プ電源もダウンするので、単に、遊技機の電源をバック
アップするだけでは対応できない。
【0004】これに対し、停電時における遊技状態を記
憶しておき、停電が解消した場合にその記憶しておいた
遊技状態を復帰して停電前の状態から遊技を続行させれ
ば、停電前の入賞に対する賞球の払い出しを停電の解消
後に行うことができる。しかし、遊技の制御は刻々と進
行するので、1つの遊技状態を記憶するためには、制御
の終了処理を行って、制御の進行を停止させなければな
らない。
【0005】停電の発生により制御の終了処理を行う
と、その停電が停電時間の極めて短い瞬停などの場合に
は、各制御基板の駆動電圧は停電中においても正常動作
範囲の電圧値を維持するので、停電が解消しても、各制
御基板にリセットがかからず、各制御基板は制御を再開
することができない。即ち、停電時間が極めて短い瞬停
などの場合には、遊技機が動作を停止してしまう。そこ
で、本出願人は、特願2000−125106号(未公
知)において、停電が解消した場合にリセット信号を出
力して、停電により終了した遊技の制御を再開できる遊
技機を発明した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、制御
基板の中には、その制御基板のMPUが正常に動作して
いるか否かを監視するためのウォッチドッグ回路が搭載
されているものがある。リセット信号が出力されている
間、MPUは動作しないので、ウォッチドッグ回路へM
PUから正常動作信号を出力することはできない。この
ためリセット信号の出力中に、ウォッチドッグ回路が動
作していると、ウォッチドッグ回路によってMPUの異
常と判断され、そのウォッチドッグ回路からリセット信
号が出力される。このようにリセット信号の出力後に、
更にウォッチドッグ回路によってリセット信号が出力さ
れると、RAMクリアなどのMPUのリセット処理が2
回行われることになり、MPUの立ち上がりが遅れてし
まうという問題点がある。MPUの立ち上がりが遅れる
と、立ち上げ時に他の制御基板から送信されるコマンド
を受信できない場合などが生じて、パチンコ機を正常に
動作させることができない。
【0007】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、遊技の主制御または周辺制御を行
う制御手段を迅速に立ち上げることができる遊技機を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の遊技機は、遊技の主制御または周辺
制御を行う制御手段と、その制御手段へリセット信号を
出力するリセット手段と、前記制御手段の動作状態を監
視して、その制御手段が正常動作していない場合に、そ
の制御手段へリセット信号を出力する監視手段と、前記
リセット手段から出力されるリセット信号を原因とし
て、前記監視手段からリセット信号が出力されることを
防止するリセット防止手段とを備えている。
【0009】この請求項1記載の遊技機によれば、リセ
ット手段からリセット信号が出力されている間は、制御
手段は動作を停止しているので、その間に監視手段が動
作していると、制御手段の動作異常と判断される。しか
し、かかる場合には、リセット防止手段によって、監視
手段から制御手段へリセット信号の出力が防止されるの
で、制御手段のリセット処理を1回で終了することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。本実施例で
は、遊技機の一例として弾球遊技機の一種であるパチン
コ機、特に、第1種パチンコ遊技機を用いて説明する。
なお、本発明を第3種パチンコ遊技機や、コイン遊技
機、スロットマシン等の他の遊技機に用いることは、当
然に可能である。
【0011】図1は、本実施例のパチンコ機Pの遊技盤
の正面図である。遊技盤1の周囲には、打球が入賞する
ことにより5個から15個の球が払い出される複数の入
賞口2が設けられている。また、遊技盤1の中央には、
複数種類の識別情報としての図柄などを表示する液晶
(LCD)ディスプレイ3が設けられている。このLC
Dディスプレイ3の表示画面は横方向に3分割されてお
り、3分割された各表示領域において、それぞれ右から
左へ横方向にスクロールしながら図柄の変動表示が行わ
れる。
【0012】LCDディスプレイ3の下方には、図柄作
動口(第1種始動口)4が設けられ、打球がこの図柄作
動口4を通過することにより、前記したLCDディスプ
レイ3の変動表示が開始される。図柄作動口4の下方に
は、特定入賞口(大入賞口)5が設けられている。この
特定入賞口5は、LCDディスプレイ3の変動後の表示
結果が予め定められた図柄の組み合わせの1つと一致す
る場合に、大当たりとなって、打球が入賞しやすいよう
に所定時間(例えば、30秒経過するまで、あるいは、
打球が10個入賞するまで)開放される。
【0013】この特定入賞口5内には、Vゾーン5aが
設けられており、特定入賞口5の開放中に、打球がVゾ
ーン5a内を通過すると、継続権が成立して、特定入賞
口5の閉鎖後、再度、その特定入賞口5が所定時間(又
は、特定入賞口5に打球が所定個数入賞するまで)開放
される。この特定入賞口5の開閉動作は、最高で16回
(16ラウンド)繰り返し可能にされており、開閉動作
の行われ得る状態が、いわゆる所定の遊技価値の付与さ
れた状態(特別遊技状態)である。
【0014】また、遊技盤1およびその周辺の各所に
は、複数のランプ7が配設されている。これらのランプ
7は遊技の内容に応じて点灯又は消灯して、遊技の興趣
を盛り上げると共に、遊技の進行状況を遊技者に表示す
る。
【0015】図2は、パチンコ機Pの電気的な構成を概
略的に示したブロック図である。図2に示すように、パ
チンコ機Pは、停電監視回路20を有すると共に、主制
御基板Cに、複数の制御基板H,D,S,Lが接続され
て構成されている。主制御基板Cは、遊技内容の制御を
行うためのものであり、この主制御基板Cに接続された
各種スイッチSWから出力される信号と、主制御基板C
内に設けられるカウンタ値などとに基づいて、各制御基
板H,D,S,Lへ制御コマンドを送信して遊技の制御
を行っている。
【0016】主制御基板Cには、ワンチップマイコンと
してのMPU11が搭載されている。MPU11は、演
算装置としてのCPUと、制御プログラムを記憶するR
OMと、制御プログラムの実行時に各種のデータを書き
替え可能に記憶するRAM12と、タイマ割り込み回路
と、フリーランニングカウンタと、ウォッチドッグタイ
マと、チップセレクトロジックなどとの各種の回路をワ
ンチップに内蔵したものであり、これらの回路の他に、
パチンコ機Pの遊技の制御(大当たりの有無を決定する
制御)に使用される乱数を発生するための乱数発生回路
や、このMPU11に固有の識別番号(ID番号)を記
憶してその識別番号を所定の操作により出力するID出
力回路を有している。
【0017】MPU11には、電源断時においてもバッ
クアップ電圧が供給されている。よって、停電などの発
生によって電源がオフされても、MPU11のRAM1
2のデータは保持(バックアップ)される。RAM12
には、賞球の払い出し残数が記憶されるので、停電時に
おいても賞球の払い出し残数を記憶し続けて、停電の解
消後に残りの賞球の払い出しを行うことができる。な
お、本実施例のRAM12は、その全データがバックア
ップされており、前記した賞球の払い出し残数以外のデ
ータもバックアップされる。しかし、必ずしもRAM1
2の全データをバックアップする必要はなく、全データ
のバックアップに代えて、RAM12の一部分のデータ
のみをバックアップするように構成しても良い。
【0018】払出制御基板Hは、各種スイッチSWから
出力される信号や主制御基板Cから送信される制御コマ
ンドに基づいて、賞球や貸し球の払出制御を行うもので
あり、主制御基板Cの他に、遊技盤1内の遊技領域へ球
を発射するための発射モータ10を制御する発射制御基
板Bと、賞球や貸し球を払い出すための払出モータ9と
が接続されている。
【0019】この払出制御基板HのRAM13には、電
源断時においてもバックアップ電圧が供給されている。
よって、停電などの発生によって電源がオフされた場合
にも、RAM13のデータは保持(バックアップ)され
る。RAM13には、賞球や貸し球の払い出し残数が記
憶されるので、停電時にもこれらを記憶し続けて、停電
の解消後に残りの賞球や貸し球を払い出すことができ
る。なお、本実施例のRAM13は、前記したMPU1
1のRAM12の場合と同様に、その全データがバック
アップされているので、賞球や貸し球の払い出し残数以
外のデータもバックアップされる。しかし、必ずしもR
AM13の全データをバックアップする必要はなく、全
データのバックアップに代えて、RAM13の一部分の
データのみをバックアップするように構成しても良い。
【0020】主制御基板Cおよび払出制御基板Hにバッ
クアップされるデータは、パチンコ機Pの裏面側に設け
られたクリアスイッチSW1を押下することにより、消
去(クリア)することができる。なお、かかるバックア
ップデータのクリアは、そのクリアが誤って行われない
ように、クリアスイッチSW1が所定のタイミングで操
作された場合に限り行われるようにされている。例え
ば、クリアスイッチSW1を操作した状態で電源が投入
された場合や、クリアスイッチSW1を操作した状態で
電源がオフされた場合、クリアスイッチSW1が所定時
間内に複数回操作された場合、或いは、クリアスイッチ
SW1を2以上設け、そのクリアスイッチSW1が所定
の順序で若しくは同時に操作された場合に、バックアッ
プデータのクリアを行うようにしている。
【0021】表示用制御基板Dは、主制御基板Cから送
信される制御コマンドに基づいて、LCDディスプレイ
3の変動表示を制御するためのものである。効果音制御
基板Sは、主制御基板Cから送信される制御コマンドに
基づいて、遊技の進行に合わせた効果音をスピーカ6か
ら出力するためのものであり、ランプ制御基板Lは、主
制御基板Cから送信される制御コマンドに基づいて、各
ランプ7の点灯及び消灯を制御するためのものである。
【0022】これら主制御基板Cと各制御基板H,D,
S,Lとの間には、入力及び出力が固定的なバッファ8
がそれぞれ接続されている(図2では1つのみ図示して
いる)。よって、主制御基板Cと各制御基板H,D,
S,Lとの送受信は、主制御基板Cから各制御基板H,
D,S,Lへの一方向にのみ行われ、各制御基板H,
D,S,Lから主制御基板Cへ行うことはできない。
【0023】停電監視回路20は、電源のオフ時または
停電の発生時に、停電信号21を主制御基板Cおよび払
出制御基板Hへ出力すると共に、電源のオン時又は停電
信号21の出力後の所定条件下においてリセット信号2
2を各制御基板C,H,D,S,L,Bへ出力するため
の回路である。主制御基板Cおよび払出制御基板Hは、
停電監視回路20から出力される停電信号21を入力す
ると、それぞれのRAM12,13に記憶されるバック
アップデータを適切に保持するために、パチンコ機Pの
遊技の制御の終了処理をそれぞれ開始する。後述するよ
うに、電源回路30から主制御基板Cおよび払出制御基
板Hへ供給される制御系の駆動電圧(5ボルト)は、停
電の発生後(又は電源のオフ後)においても、所定時間
の間、正常動作範囲の電圧値を保つように構成されてい
る。よって、主制御基板Cおよび払出制御基板Hは、停
電信号21の入力後に、遊技の制御の終了処理を開始し
ても、十分にその終了処理を完了することができるので
ある。
【0024】次に、図3を参照して、このパチンコ機P
の各所への駆動電圧の供給経路について説明する。図3
は、パチンコ機Pの電源回路30で生成された駆動電圧
が各制御基板C,H,D,S,L,B等へ供給される経
路を示した図である。電源回路30は、外部電源40か
ら24ボルトの交流電圧(AC24V)を入力して、32ボル
ト(+32V)、24ボルト(+24V)、12ボルト(+12V)および
5ボルト(+5V)の各直流電圧と、バックアップ用の電圧
(VBB)とを生成して、各制御基板C,H,D,S,L,
B等へ出力するためのものであり、第1から第4の4つ
の電源回路31〜34を有している。
【0025】第1電源回路31は、外部電源40から出
力される24ボルトの交流電圧を入力して33ボルトの
直流電圧を生成する33ボルト生成回路31aと、その
33ボルト生成回路31aから出力される33ボルトの
直流電圧を入力して12ボルトの直流電圧を生成する1
2ボルト生成回路31bと、その12ボルト生成回路3
1bから出力される12ボルトの直流電圧を入力して5
ボルトの直流電圧を生成する5ボルト生成回路31c
と、その5ボルト生成回路31cから出力される5ボル
トの直流電圧を入力して略5ボルトのバックアップ用電
圧を生成するバックアップ電圧生成回路31dと、前述
した停電監視回路20とを備えている。
【0026】33ボルト生成回路31aの出力電圧は、
12ボルト生成回路31bの他に、停電監視回路20へ
も出力されている。停電が発生(電源のオフを含む。以
下同様)すると、外部電源40からの電力供給が途絶え
るので、33ボルト生成回路31aの出力電圧は33ボ
ルトから低下する。停電監視回路20では、この33ボ
ルト生成回路31aの出力電圧が略22ボルト以下にな
った場合に停電が発生したとして、主制御基板Cおよび
払出制御基板Hへ停電信号21を出力する。前述した通
り、主制御基板Cおよび払出制御基板Hは、この停電信
号21を入力すると、遊技の制御の終了処理を開始す
る。
【0027】また、停電監視回路20へは、5ボルト生
成回路31cの出力電圧も供給されている。停電監視回
路20では、停電の解消時又は電源のオン時に、33ボ
ルト生成回路31aおよび5ボルト生成回路31cの出
力電圧の状態により、各制御基板C,H,D,S,L,
Bへリセット信号22を出力する。このリセット信号2
2の出力によって、各制御基板C,H,D,S,L,B
で遊技の制御が再開(又は開始)される。
【0028】第1電源回路31の12ボルト生成回路3
1bの出力電圧は、主制御基板Cのスイッチ用の駆動電
圧として、払出制御基板Hのスイッチ用および払出モー
タ駆動用の駆動電圧として、更に、発射制御基板Bのタ
ッチセンサ用および発射スイッチ用の駆動電圧として、
それぞれ供給される。また、第1電源回路31の5ボル
ト生成回路31cの出力電圧は、主制御基板C、払出制
御基板Hおよび発射制御基板Bのロジック用(制御系)
の駆動電圧として供給される。更に、バックアップ電圧
生成回路31dの出力電圧は、主制御基板Cおよび払出
制御基板Hの各RAM12,13のデータのバックアッ
プ用の電圧として供給される。
【0029】第2電源回路32は、外部電源40から出
力される24ボルトの交流電圧を入力して33ボルトの
直流電圧を生成する33ボルト生成回路32aと、その
33ボルト生成回路32aから出力される33ボルトの
直流電圧を入力して32ボルトの直流電圧を生成する3
2ボルト生成回路32bとを備えている。この32ボル
ト生成回路32bの出力電圧は、主制御基板Cのソレノ
イド用の駆動電圧として、また、発射制御基板Bのハン
ドルモータ用の駆動電圧として、それぞれ供給される。
【0030】第3電源回路33は、外部電源40から出
力される24ボルトの交流電圧を入力して33ボルトの
直流電圧を生成する33ボルト生成回路33aと、その
33ボルト生成回路33aから出力される33ボルトの
直流電圧を入力して12ボルトの直流電圧を生成する1
2ボルト生成回路33bと、同じく33ボルト生成回路
33aから出力される33ボルトの直流電圧を入力して
5ボルトの直流電圧を生成する5ボルト生成回路33c
とを備えている。
【0031】12ボルト生成回路33bの出力電圧は、
表示用制御基板DのLCD3のバックライト用の駆動電
圧として、効果音制御基板Sのパワーアンプ用の駆動電
圧として、更に、ランプ制御基板LのLED用の駆動電
圧として、それぞれ供給される。また、5ボルト生成回
路33cの出力電圧は、主制御基板Cのサブ制御基板イ
ンターフェイス用の駆動電圧として供給されるほか、表
示用制御基板D、効果音制御基板Sおよびランプ制御基
板Lのロジック用(制御系)の駆動電圧として、それぞ
れ供給される。
【0032】第4電源回路34は、外部電源40から出
力される24ボルトの交流電圧を入力して33ボルトの
直流電圧を生成する33ボルト生成回路34aと、その
33ボルト生成回路34aから出力される33ボルトの
直流電圧を入力して24ボルトの直流電圧を生成する2
4ボルト生成回路34bとを備えている。この24ボル
ト生成回路34bの出力電圧は、ランプ制御基板Lのラ
ンプ用の駆動電圧として供給される。
【0033】次に、上述した本実施例のパチンコ機Pに
おいて、停電発生時における各所への駆動電圧の供給動
作について説明する。停電が発生すると、外部電源40
からの電力供給が途絶えるので、まずはじめに、第1〜
第4電源回路31〜34の各33ボルト生成回路31a
〜34aの出力電圧が低下していく。第1電源回路34
では、この低下によって、33ボルト生成回路31aの
出力電圧値が33ボルトから略22ボルト以下になる
と、停電信号21が停電監視回路20から主制御基板C
および払出制御基板Hへ出力される。
【0034】主制御基板Cおよび払出制御基板Hのロジ
ック用(制御系)駆動電圧を供給する5ボルト生成回路
31cは、12ボルト生成回路31bの出力電圧に基づ
いて5ボルトの出力電圧を生成しているので、33ボル
ト生成回路31aの出力電圧が略22ボルトに低下して
も、正常な5ボルトの電圧を出力している。よって、主
制御基板Cおよび払出制御基板Hの制御系は、この時点
において正常動作が可能であるので、停電信号21を入
力すると、それぞれ遊技の制御の終了処理を開始するこ
とができる。
【0035】その後、時間の経過に伴って、各生成回路
31a〜31c,32a〜32b,33a〜33c,3
4a〜34bの出力電圧は、大きな電圧を出力するもの
から順に低下して、ダウンしていく(正常動作範囲の電
圧を出力できなくなっていく)。
【0036】ここで、遊技の制御の終了処理を実行して
いる主制御基板Cおよび払出制御基板Hの駆動電圧は、
第1電源回路31から供給されているが、この第1電源
回路31からは、他に発射制御基板Bへ駆動電圧の供給
が行われるのみであり、特に、主制御基板Cおよび発射
制御基板Bの中でも比較的消費電力の大きなソレノイド
用(主制御基板C)やハンドルモータ用(発射制御基板
B)の駆動電圧に至っては、第1電源回路31ではな
く、第2電源回路32によって供給されている。また、
バックライトを含めたLCD3を駆動する表示用制御基
板D、パワーアンプを含めたスピーカ6を駆動する効果
音制御基板S、及び、ランプ7やLEDを駆動(点灯)
するランプ制御基板Lの各駆動電圧は、第3および第4
電源回路33,34から供給されている。更に、払出制
御基板Hのサブ制御基板インターフェイス用の駆動電圧
も、第1電源回路31ではなく、第3電源回路33によ
って供給されている。
【0037】最短でも、停電の発生から主制御基板C及
び払出制御基板Hによる遊技の制御の終了処理がそれぞ
れ完了するまでの間は、第1電源回路31の5ボルト生
成回路31cの出力電圧を正常動作範囲の電圧に維持し
なければならない。
【0038】上述した通り、第1電源回路31は、第2
〜第4電源回路32〜34と電気的に独立して構成され
ており、即ち、駆動電圧の生成元となる33ボルト生成
回路31a〜34aが別個に構成されており、かつ、L
CD3やモータなどの比較的消費電力の大きな装置への
駆動電圧の供給は、第2〜第4電源回路32〜34によ
り行われている。よって、第1電源回路31の容量を大
きくしなくても、停電発生時のパチンコ機Pの作動状況
と無関係に、第1電源回路31の5ボルト生成回路31
cの出力電圧を、停電の発生から主制御基板Cおよび払
出制御基板Hによる遊技の制御の終了処理がそれぞれ完
了するまでの間、正常動作範囲の電圧に維持することが
できる。従って、本実施例のパチンコ機Pによれば、第
1電源回路31をローコストかつコンパクトに製造する
ことができる。
【0039】また、第2〜第4電源回路32〜34は、
比較的消費電力の大きな装置へ駆動電圧を供給しなけれ
ばならないが、これらはデータのバックアップとは何ら
無関係な部分へ駆動電圧を供給するものなので、停電の
発生後、直ちに出力電圧がダウンしても構わない。よっ
て、第2〜第4電源回路32〜34についても、その容
量を大きくする必要がなく、ローコストかつコンパクト
に製造することができる。
【0040】次に、図4を参照して、電源回路30の第
1電源回路31内に設けられる停電監視回路20の詳細
を説明する。図4は、停電監視回路20の概略的な機能
を示した回路図である。説明を容易にするために、機能
の説明に影響しない抵抗やコンデンサ、ダイオードなど
の各素子については、その表記を省略している。
【0041】停電監視回路20は、電源回路30の、特
に第1電源回路31の33ボルト生成回路31aの33
ボルト(+33V)の出力電圧を入力する電圧検出器2
5を有しており、この電圧検出器25の出力端には、シ
ュミットトリガタイプのバッファBF1が接続されてい
る。バッファBF1の出力端は、2入力アンドAD1の
一端と、D形フリップフロップFFのD端子とに、それ
ぞれ接続されている。この電圧検出器25は、具体的に
は、富士通株式会社製のMB3761で構成され、第1
電源回路31の33ボルト生成回路31aから出力され
る33ボルトの電圧を監視して、これが略22ボルト以
下に下がった場合に、停電の発生と判断し、その出力を
ロウからハイに切り替える。この出力の切替によって、
後述するように、停電信号21が主制御基板C及び払出
制御基板Hへ出力される。
【0042】なお、停電の発生時には、遊技の制御の進
行を止めて制御の終了処理を実行する必要があるので、
この終了処理が完了するまでの間、主制御基板C及び払
出制御基板Hへ制御系の駆動電圧を供給する第1電源回
路31の5ボルト生成回路31cの出力電圧が正常動作
範囲の電圧(略5ボルト)を維持しなければならない。
このため本実施例では、かかる終了処理の時間が十分に
確保できるように(具体的には9ms以上の時間が確保
できるように)、第1電源回路31の33ボルト生成回
路31aの出力電圧が略22ボルト以下に下がった時点
で停電信号21を出力するように構成している。終了処
理の処理時間や5ボルトの出力電圧が維持される時間は
機械の種類によって異なる。従って、当然のことなが
ら、本実施例において停電信号21の出力契機とした略
22ボルトの電圧値は、機械の種類によって上下する。
【0043】また、停電監視回路20は、第1電源回路
31の5ボルト生成回路31cの出力電圧を入力するリ
セットIC26を有しており、このリセットIC26の
出力端には、シュミットトリガタイプのバッファBF2
が接続されている。バッファBF2の出力端は、2つの
2入力アンドAD1,AD3の一端と、2つの単安定マ
ルチバイブレータMM1,MM2のCLR端子とに、そ
れぞれ接続されている。リセットIC26は、5ボルト
生成回路31cから制御系の駆動電圧である5ボルトの
電圧が出力された後、所定時間(本実施例では9ms)
ロウを出力し、その後、ハイ出力を維持するものであ
る。後述するように、電源のオン時においては、このリ
セットIC26の出力がリセット信号22として、各制
御基板C,H,D,S,L,Bへ出力される。
【0044】電圧検出器25とリセットIC26との出
力を、バッファBF1,BF2を介して入力するアンド
AD1の出力端は、シュミットトリガタイプのインバー
タIV1,IV2の入力端と、前段の単安定マルチバイ
ブレータMM1のB端子と、フリップフロップFFのC
LR端子とに、それぞれ接続されている。インバータI
V1,IV2の出力は、停電信号21として、主制御基
板C及び払出制御基板Hへそれぞれ出力される。また、
単安定マルチバイブレータMM1のQバー端子は、後段
の単安定マルチバイブレータMM2のB端子に接続さ
れ、そのQバー端子は、フリップフロップFFのCK端
子と、2入力のアンドAD2の一端とに接続されてい
る。フリップフロップFFのQバー端子は、2入力のア
ンドAD2の他端に接続されている。なお、単安定マル
チバイブレータMM1,MM2のA端子はいずれもグラ
ンドに接続されている。
【0045】単安定マルチバイブレータMM1,MM2
は、いずれもHC221のICで構成されている。図5
にその真理値表を示すように、CLR端子にハイ信号が
入力されている状態ではQバー端子から常時ハイ信号を
出力しており、その状態でB端子の入力信号がロウから
ハイへ立ち上がると、Qバー端子の出力を一定時間(本
実施例では9ms)ロウとする。即ち、Qバー端子から
9msのワンショットのロウパルスが出力される。本実
施例では、Qバー端子からのロウパルスの出力時間が9
msになり、かつ、図5の真理値表に示す動作をするよ
うに、単安定マルチバイブレータMM1,MM2の他の
端子を接続している。なお、Qバー端子からワンショッ
トのロウパルスが出力されている間にB端子へ入力され
る信号が変化しても、その変化は無視されて、Qバー端
子の出力パルスに影響を与えない。図5において、表中
の「X」マークは、入力信号の状態を問わないことを示
している。
【0046】また、フリップフロップFFは、HC74
のICで構成されている。図6にその真理値表を示すよ
うに、CLR端子にロウ信号が入力されている状態では
Qバー端子からハイ信号を出力し、CLR端子及びD端
子にハイ信号が入力されている状態でCK端子の入力信
号がロウからハイへ立ち上がると、Qバー端子の出力を
ロウとするものである。なお、図6において、表中の
「X」マークは、入力信号の状態を問わないことを示し
ている。
【0047】後段の単安定マルチバイブレータMM2の
Qバー端子とフリップフロップFFのQバー端子とに接
続されるアンドAD2の出力端は、2入力のアンドAD
3の一端に接続されている。前記した通り、このアンド
AD3のもう1つの入力端には、バッファBF2を介し
てリセットIC26の出力信号が入力される。また、こ
のアンドAD3の出力端には、5つのバッファBF3〜
BF8が接続されており、これら5つのバッファBF3
〜BF8の出力は、リセット信号22として、各制御基
板C,H,D,S,L,Bへそれぞれ出力される。
【0048】次に、図7から図9を参照して、停電監視
回路20の動作、即ち、停電信号21とリセット信号2
2との出力動作について説明する。図7は、パチンコ機
Pの電源がオンされ安定動作した後で、停電が発生した
場合(電源がオフされた場合を含む)の停電監視回路2
0のタイミングチャートである。
【0049】まず、電源のオンにより、第1電源回路3
1の5ボルト生成回路31cの出力電圧が上昇し、正常
動作範囲の電圧に達すると(+5V正常)、停電監視回
路20の各ICはそれぞれの初期状態の信号を出力す
る。リセットIC26も動作を開始し、9msの間ロウ
信号を出力した後で、ハイ信号を出力する(BF2の出
力参照)。この出力は、リセット信号22として、アン
ドAD3及び各バッファBF3〜BF8を介して、各制
御基板C,H,D,S,L,Bへ出力され、このリセッ
ト信号22の立ち上がりにより、各制御基板C,H,
D,S,L,Bが動作を開始する。即ち、9msのリセ
ット信号22が各制御基板C,H,D,S,L,Bに入
力されることにより、パチンコ機Pが動作を開始する。
【0050】停電が発生すると(又は電源がオフされる
と)、まず、33ボルト生成回路31aの出力電圧が徐
々に低下を開始する。これが略22V以下に下がると、
電圧検出器25の出力がロウからハイとなり、バッファ
BF1の出力がハイになる。この間、5ボルト生成回路
31cの5ボルトの出力電圧は正常値を維持しているの
で、リセットIC26はハイを出力しており、バッファ
BF2の出力はハイとなっている。よって、バッファB
F1の出力がハイになると、アンドAD1の出力はロウ
からハイへ立ち上がり、インバータIV1,IV2の出
力は、逆にハイからロウへ立ち下がる。これが停電信号
21として、データをバックアップ可能に記憶する主制
御基板Cおよび払出制御基板Hへ出力される。
【0051】また、アンドAD1の出力が立ち上がる
と、単安定マルチバイブレータMM1のCLR端子には
ハイ信号が入力されているので、そのQバー端子から9
msの間ロウを維持するワンショットのロウパルスが出
力される。この9msのロウパルスの立ち上がりで、更
に、後段の単安定マルチバイブレータMM2のQバー端
子から9msの間ロウを維持するワンショットのロウパ
ルスが出力され、これによりアンドAD2の一方の入力
がロウとなるので、アンドAD2の出力がハイからロウ
に変化する。その結果、アンドAD3の出力もハイから
ロウとなり、バッファBF3〜BF8を介して、リセッ
ト信号22が各制御基板C,H,D,S,L,Bへ出力
される。
【0052】このリセット信号22の出力から9msが
経過するタイミング、即ち、単安定マルチバイブレータ
MM2のQバー端子の出力がロウからハイへ立ち上がる
タイミングで、停電が継続していればバッファBF1の
出力はハイのままである。よって、アンドAD1の出力
もハイなので、フリップフロップFFのD端子及びCL
R端子にはハイ信号が入力されており、そのCK端子へ
入力される単安定マルチバイブレータMM2のQバー端
子の出力が立ち上がると、フリップフロップFFのQバ
ー端子の出力はロウとなる。このQバー端子の出力はア
ンドAD2に入力されるので、停電が継続している間
は、単安定マルチバイブレータMM2のQバー端子の出
力がロウからハイへ変わっても、アンドAD2の出力は
ロウを維持し、その結果、リセット信号22は、停電が
継続する間ロウを出力し続ける。
【0053】このように、停電信号21が出力された
後、前段の単安定マルチバイブレータMM1からワンシ
ョットのロウパルスが出力される9msの間は、リセッ
ト信号22の出力が待機されるので、停電の発生時にそ
の9msの間、停電処理(停電時における遊技の終了処
理)を実行することができる。よって、遊技の終了処理
を完了した後に遊技の動作を停止させることができるの
で、停電の解消後には、停電前の状態から遊技を正常に
再開することができる。
【0054】図8は、停電時間の極めて短い瞬停が発生
した場合の停電監視回路20のタイミングチャートであ
る。図8に示すような瞬停の発生時においても、本実施
例の停電監視回路20によれば、9msの停電処理(遊
技の終了処理)の時間と、9msのリセット信号22の
出力時間とを確保することができる。
【0055】停電の発生後、後段の単安定マルチバイブ
レータMM2のQバー端子から9msのワンショットの
ロウパルスが出力されている間に停電が解消し、33ボ
ルト生成回路31aの出力電圧が22ボルト(+22
V)より大きくなると、電圧検出器25の出力はハイか
らロウへ立ち下がる。その結果、バッファBF1の出力
もハイからロウへ立ち下がり、アンドAD1の出力がロ
ウとなる。すると、インバータIV1,IV2の出力
は、逆にロウからハイへ立ち上がり、これにより停電信
号21の出力が解除される。
【0056】アンドAD1の出力はフリップフロップF
FのCLR端子へも入力されているので、アンドAD1
の出力がロウとなると、フリップフロップFFのQバー
端子の出力は、CK端子へ入力される信号に拘わらず常
にハイとなる。よって、単安定マルチバイブレータMM
2のQバー端子の出力がロウからハイへ立ち上がるタイ
ミングで、アンドAD2の出力はハイとなり、その結
果、アンドAD3の出力もハイとなって、バッファBF
3〜BF8を介して、各制御基板C,H,D,S,L,
Bへ出力されていたリセット信号22が解除される。
【0057】ここで、リセット信号22は、後段の単安
定マルチバイブレータMM2のQバー端子の出力がロウ
になることにより出力されるが、かかるQバー端子の出
力は9msの間維持されるので、停電が極めて短時間で
解消しても、リセット信号22の出力時間を最低9ms
確保することができる。よって、瞬停などの発生時にお
いても、各制御基板C,H,D,S,L,Bに確実にリ
セットをかけることができる。
【0058】なお、図3の回路図から明らかなように、
前段の単安定マルチバイブレータMM1のQバー端子か
らワンショットのロウパルスが出力されている間に停電
が解消しても、2つの単安定マルチバイブレータMM
1,MM2からは、それぞれ9msのワンショットのロ
ウパルスが出力される。よって、上記の場合と同様に、
9msの停電処理(遊技の終了処理)の時間と、9ms
のリセット信号22の出力時間とを確保することができ
るのである。この場合、停電信号21の出力時間は停電
の継続時間に応じて長短するが、主制御基板C及び払出
制御基板Hは、停電信号21の立ち下がりで停電処理を
開始するように構成しているので、停電信号21の出力
時間が短くなっても、停電処理(停電時における遊技の
終了処理)を確実に実行することができるのである。
【0059】同様に、前段の単安定マルチバイブレータ
MM1のQバー端子からワンショットのロウパルスが出
力されている間に、停電の発生と解消とが繰り返されて
も、即ち、バッファBF1の出力がハイとロウとで繰り
返し変化しても、この単安定マルチバイブレータMM
1,MM2がワンショットのロウパルスを出力している
間における入力信号の変化は無視されるので、2つの単
安定マルチバイブレータMM1,MM2からは、それぞ
れ9msのワンショットのロウパルスが出力される。よ
って、上記の場合と同様に、停電の発生と解消とが繰り
返されても、9msの停電処理(遊技の終了処理)の時
間と、9msのリセット信号22の出力時間とを確保す
ることができるのである。
【0060】図9は、停電信号21の出力時間が18m
s以上となる場合の停電監視回路20のタイミングチャ
ートである。図9に示すように、本実施例の停電監視回
路20によれば、リセット信号22は、停電が継続する
間、その出力が維持される。
【0061】停電の発生後、後段の単安定マルチバイブ
レータMM2のQバー端子から9msのワンショットの
ロウパルスが出力された後、即ち、単安定マルチバイブ
レータMM2のQバー端子の出力がロウからハイへ立ち
上がるタイミングで、停電が継続していればバッファB
F1の出力はハイのままである。よって、アンドAD1
の出力もハイなので、フリップフロップFFのD端子及
びCLR端子にはハイ信号が入力されており、そのCK
端子へ入力される単安定マルチバイブレータMM2のQ
バー端子の出力が立ち上がると、フリップフロップFF
のQバー端子の出力はロウとなる。このQバー端子の出
力はアンドAD2に入力されるので、停電が継続してい
る間は、単安定マルチバイブレータMM2のQバー端子
の出力がロウからハイへ変わっても、アンドAD2の出
力はロウを維持し、その結果、リセット信号22は、停
電が継続する間ロウを出力し続ける。
【0062】その後、33ボルト生成回路31aの出力
電圧が22ボルトより大きくなって、停電が解消する
と、電圧検出器25の出力がハイからロウへ立ち下が
り、その結果、アンドAD1の出力もロウとなる。する
と、インバータIV1,IV2の出力は、逆にロウから
ハイへ立ち上がり、これにより停電信号21の出力が解
除される。
【0063】また、停電の解消によりバッファBF1の
出力がロウとなると、アンドAD1の出力もロウとな
り、フリップフロップFFのCLR端子の入力がロウと
なるので、フリップフロップFFのQバー端子の出力は
ハイとなる。前記した通り、このとき既に、後段の単安
定マルチバイブレータMM2のQバー端子の出力はハイ
となっているので、アンドAD2の出力もハイとなり、
アンドAD3の出力も同様にハイとなって、バッファB
F3〜BF8を介して、各制御基板C,H,D,S,
L,Bへ出力されていたリセット信号22が解除される
のである。
【0064】このように、リセット信号22は、9ms
出力された場合であっても、停電が継続する場合にはそ
の出力が維持される。よって、停電中における遊技の再
開を防止して、停電の解消後に遊技の制御を再開するこ
とができるのである。
【0065】以上説明したとおり、本実施例のパチンコ
機Pによれば、停電が解消した場合には、その停電の解
消が制御系の駆動電圧(5ボルト)がダウンする前であ
っても、停電監視回路20から各制御基板C,H,D,
S,L,Bへリセット信号22を出力することができる
ので、停電により終了した遊技の制御を確実に再開する
ことができる。よって、停電時間の極めて短い瞬停など
が発生しても、パチンコ機Pの動作を継続することがで
きる。
【0066】次に、図10を参照して、各制御基板C,
H,D,S,L,BのMPUのリセット端子RESET
回りの回路について説明する。各制御基板C,H,D,
S,L,Bには、MPUが正常に動作しているか否かを
監視し、MPUが正常に動作していない場合に、そのM
PUへリセット信号を出力して、そのMPUを正常な状
態に復帰させるするウォッチドッグ回路(本実施例で
は、ウォッチドッグタイマIC27)が搭載されてい
る。
【0067】本実施例では、かかるリセット端子RES
ET回りの回路について、ランプ制御基板Lを例にして
説明する。図10は、ランプ制御基板Lのウォッチドッ
グタイマIC27に関連する部分の回路図である。図1
0では、説明を容易にするために、機能の説明に影響し
ない抵抗やコンデンサ、ダイオードなどの各素子につい
ては、その表記を省略している。なお、当然のことなが
ら、この回路は、ランプ制御基板Lに限らず、他のすべ
ての制御基板C,H,D,S,Bに搭載されている。
【0068】停電監視回路20のバッファBF7の出力
端(図4参照)、即ち、停電監視回路20のランプ制御
基板Lに対するリセット信号22の出力端は、ランプ制
御基板LのバッファBF11の入力端と接続されてい
る。このバッファBF11の出力端は、2入力ノアNO
Rの一端と、HC221で構成される単安定マルチバイ
ブレータMM3のCLR端子とに接続されている。ノア
NORの出力端は、インバータIV11の入力端に接続
され、更に、そのインバータIV11の出力端は、ラン
プ制御基板LのMPU28のリセット端子RESETに
接続されている。
【0069】MPU28のTO端子は、2入力のナンド
NANDの一端に接続されており、そのナンドNAND
の他端には、単安定マルチバイブレータMM3のQバー
端子が接続されている。ナンドNANDの出力端は、微
分波生成用の2200pFのコンデンサC1の一端に接
続され、そのコンデンサC1の他端は、ウォッチドッグ
回路としてのウォッチドッグタイマIC27のWD端子
に接続されている。このウォッチドッグタイマIC27
のRST端子は、前記した2入力ノアNORの他端に接
続されている。
【0070】ここで、ウォッチドッグタイマIC27
は、そのWD端子に、最短3μsのパルス幅を有するハ
イパルスが0.2〜0.5秒の間に(本実施例では0.
2秒の間に)一度も入力されない場合、RST端子から
所定のロウパルス(リセットパルス)を出力するための
ICである。本実施例では、このウォッチドッグタイマ
IC27として、株式会社東芝製のバイポーラ形リニア
集積回路のTA8030Sを使用している。また、MP
U28は、TO端子から定期的に(本実施例では2ms
毎に)ロウパルスを出力するように、ソフトウエアによ
ってプログラムされている。
【0071】前記した通り、MPU28のTO端子の出
力は、ナンドNAND及びコンデンサC1を介して、ウ
ォッチドッグタイマIC27のWD端子に接続されてい
る。よって、MPU28が正常に動作している場合に
は、WD端子へ2ms毎にハイパルスが入力されるの
で、ウォッチドッグタイマIC27のRST端子からロ
ウパルス(リセットパルス)が出力されることはない。
逆に、MPU28が正常に動作していない場合、即ちM
PU28が異常状態にある場合には、MPU28のTO
端子からはロウパルスが出力されないので、WD端子へ
ハイパルスが入力されず、その結果、ウォッチドッグタ
イマIC27のRST端子からロウパルス(リセットパ
ルス)が出力される。このロウパルスは、MPU28の
リセット端子RESETへ入力され、異常状態にあるM
PU28をリセットして、そのMPU28を正常な状態
に復帰させるのである。
【0072】次に、図11のタイミングチャートに基づ
いて、瞬停などの発生時におけるMPU28のリセット
のタイミングについて説明する。前記した通り、瞬停な
どの発生時においては、制御系の駆動電圧(5ボルト)
は正常動作範囲の電圧を維持したままであるので、停電
監視回路20からリセット信号22が出力される前の状
態では、MPU28は正常に動作しており、そのTO端
子からは定期的にロウパルスが出力されている(図11
の(a))。よって、ウォッチドッグタイマIC27の
RST端子からリセットパルスは出力されず、その出力
はハイのままとなっている。
【0073】停電監視回路20からリセット信号22が
出力され、バッファBF11の入力がロウになると、イ
ンバータIV11の出力もロウになって、MPU28の
リセット端子RESETへリセット信号が入力される
(図11の(b))。MPU28へリセット信号が入力
されている間は、MPU28は動作を停止する。よっ
て、TO端子からロウパルスは出力されず、その出力は
ハイのままとなる。このため、ナンドNANDの出力は
ロウのままとなって、ウォッチドッグタイマIC27の
WD端子へハイパルスが入力されなくなる。
【0074】かかる状態が0.2秒続く毎に、ウォッチ
ドッグタイマIC27のRST端子からMPU28をリ
セットするためのロウパルス(リセットパルス)(図1
1の(c))が出力される。なお、このリセットパルス
は、リセット信号22が出力されている状態では、ノア
NORにより吸収され、MPU28のリセット端子RE
SETへは現れない。
【0075】その後、停電監視回路20からのリセット
信号22が解除されると(図11の(d))、単安定マ
ルチバイブレータMM3のCLR端子の入力が立ち上が
るので、このQバー端子からワンショットのロウパルス
が出力される(図11の(e))(MM3の動作は図5
を参照)。このワンショットのロウパルスによりナンド
NANDの出力が立ち上がり(図11の(f))、ウォ
ッチドッグタイマIC27のWD端子へハイパルスが入
力される。これにより、ウォッチドッグタイマIC27
内の監視タイマがクリアされる。
【0076】また、リセット信号22の解除により(図
11の(d))、MPU28のリセット端子RESET
への入力がハイとなって、MPU28が動作を開始す
る。これにより、MPU28のTO端子から定期的にロ
ウパルスが出力され、ナンドNAND及びコンデンサC
1を介して、ウォッチドッグタイマIC27のWD端子
へ入力される(図11の(g))。
【0077】このように、制御系の駆動電圧(5ボル
ト)が正常動作範囲にある状態で、停電監視回路20か
らリセット信号22が出力されると、MPU28はその
動作を停止するので、ウォッチドッグタイマIC27は
MPU28の異常と判断して、RST端子からリセット
パルスを出力する。かかるリセットパルスが、リセット
信号22の解除後に出力されると、MPU28に対して
リセットが2回かけられることになり、MPU28のリ
セット処理が2回繰り返されて、その結果、MPU28
の立ち上げ時間に遅れを生じてしまう。ランプ制御基板
Lは、主制御基板Cから送信されるコマンドに基づいて
動作するので、リセット信号22の入力後の立ち上がり
時間が遅れると、受信できないコマンドが生じて正常に
動作することができない。
【0078】しかし、本実施例のパチンコ機Pによれ
ば、上述した通り、停電監視回路20から出力されるリ
セット信号22の解除時には、ウォッチドッグタイマI
C27のWD端子へハイパルスを出力して、ウォッチド
ッグタイマIC27内の監視タイマをクリアするので、
リセット信号22の解除後に、ウォッチドッグタイマI
C27のRST端子からリセットパルスが出力されるこ
とはない。よって、MPU28のリセット処理を1回で
終了させることができ、MPU28を迅速に立ち上げる
ことができる。従って、コマンドの受信漏れを生じるこ
となく、正常に動作させることができるのである。
【0079】次に、図12から図15を参照して、かか
るMPU28のリセット端子RESET回りの回路の変
形例について説明する。図12は、単安定マルチバイブ
レータMM3に代えて、所定の周期で発振する発振回路
29を用いたものの、リセット端子RESET回りの回
路図であり、図13は、そのタイミングチャートであ
る。この発振回路29は、コンデンサや抵抗、コンパレ
ータなどを組み合わせて構成した公知の発振回路であ
り、入力端子INにハイ信号が入力されている場合には
出力端子OUTからハイ信号を出力し(図13の
(a))、入力端子INにロウ信号が入力されている場
合には出力端子OUTから所定の周波数で発振する発振
パルスを出力する回路である(図13の(b))。
【0080】この変形例によれば、停電監視回路20か
らリセット信号22が出力されていない場合には(図1
3の(a))、入力端子INにハイ信号が入力されるの
で、出力端子OUTからはハイ信号が出力される。その
結果、ナンドNANDから、MPU28のTO端子の出
力を反転した信号が出力され、これがコンデンサC1を
介してウォッチドッグタイマIC27のWD端子へ入力
される。よって、停電監視回路20からリセット信号2
2が出力されていない場合には、MPU28のTO端子
から定期的にロウパルスが出力される限り、即ちMPU
28が正常に動作している限り、ウォッチドッグタイマ
IC27のRST端子からリセットパルスが出力される
ことはない。
【0081】一方、停電監視回路20からリセット信号
22が出力された場合には(図13の(b))、入力端
子INにロウ信号が入力されるので、出力端子OUTか
らは所定の周波数で発振する発振パルスが出力される。
リセット信号22の入力により、MPU28は動作を停
止するので、TO端子の出力はハイのままとなってい
る。よって、ナンドNANDから、発振回路29の発振
パルスを反転した信号が出力され、これがコンデンサC
1を介してウォッチドッグタイマIC27のWD端子へ
入力される。よって、停電監視回路20からリセット信
号22が出力されている場合には、ウォッチドッグタイ
マIC27内の監視タイマはクリアされ続けるので、リ
セット信号22の出力が解除されても、ウォッチドッグ
タイマIC27のRST端子からリセットパルスが出力
されることはなく、MPU28にリセットを2重にかけ
ることはない。
【0082】図14は、更に別の変形例であって、図1
1のナンドNAND及び単安定マルチバイブレータMM
3に代えて、インバータIV12を接続すると共に、N
PN形のトランジスタTRを用いて、停電監視回路20
からリセット信号22が出力されている場合には(バッ
ファBF11の出力がロウの場合には)、ウォッチドッ
グタイマIC27への駆動電圧の供給を断って、ウォッ
チドッグタイマIC27を停止するようにしたものの、
リセット端子RESET回りの回路図である。図15
は、そのタイミングチャートである。
【0083】この変形例によれば、停電監視回路20か
らリセット信号22が出力されていない場合には(図1
5の(a))、バッファBF11からはハイ信号が出力
されるので、トランジスタTRがオンして、ウォッチド
ッグタイマIC27へ5ボルトの駆動電圧が供給され
る。MPU28が正常に動作している場合、MPU28
のTO端子からは定期的にロウパルスが出力され、この
ロウパルスを反転したものが、インバータIV12から
コンデンサC1を介してウォッチドッグタイマIC27
のWD端子へ入力される。よって、停電監視回路20か
らリセット信号22が出力されていない場合には、MP
U28が正常に動作している限り、ウォッチドッグタイ
マIC27のRST端子からリセットパルスが出力され
ることはない。
【0084】一方、停電監視回路20からリセット信号
22が出力された場合には(図15の(b))、バッフ
ァBF11からロウ信号が出力されるので、トランジス
タTRがオフして、ウォッチドッグタイマIC27への
5ボルトの駆動電圧の供給が断たれる。その結果、ウォ
ッチドッグタイマIC27が動作を停止し、RST端子
の出力はロウとなる。また、リセット信号22の入力に
より、MPU28は動作を停止しているので、TO端子
の出力はハイのままとなり、インバータIV12から
は、これを反転したロウ信号がコンデンサC1を介して
ウォッチドッグタイマIC27のWD端子へ入力され
る。前記した通り、ウォッチドッグタイマIC27は動
作を停止しているので、そのWD端子にハイパルスが入
力されなくても、影響はない。
【0085】リセット信号22の出力が解除されると
(図15の(c))、トランジスタTRがオンされ、ウ
ォッチドッグタイマIC27へ駆動電圧が供給される。
これによりウォッチドッグタイマIC27が始動し、そ
の後、ウォッチドッグタイマIC27の各端子に接続さ
れる抵抗やコンデンサの大きさにより定まる所定時間
(図15の(d))の経過後に、RST端子の出力がハ
イとなり(図15の(e))、その結果、ノアNORの
出力がロウとなって、インバータIV11からハイ信号
が出力され、MPU28が動作を開始する。
【0086】このように、図14の変形例によれば、停
電監視回路20からリセット信号22が出力されている
間は、ウォッチドッグタイマIC27への駆動電圧の供
給を断って、そのウォッチドッグタイマIC27を停止
しているので、リセット信号22の解除後に、ウォッチ
ドッグタイマIC27のRST端子から、MPU28が
二重にリセットされる形でリセットパルスを出力するこ
とがない。よって、MPU28を迅速に立ち上げること
ができる。
【0087】なお、上記実施例において、請求項1記載
の制御手段としては、各制御基板C,H,D,S,L,
Bにそれぞれ搭載され、その制御基板において制御の実
行主体となる各MPU11,28がそれぞれ該当する。
【0088】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0089】例えば、上記実施例では、図10から図1
5におけるMPUのリセット端子RESET回りの回路
については、ランプ制御基板Lを例に説明したが、これ
らの回路はランプ制御基板Lの他、主制御基板C、払出
制御基板H、表示用制御基板D、効果音制御基板S、及
び、発射制御基板Bのすべてに採用される。
【0090】また、上記実施例の停電回路20では(図
4参照)、停電処理(停電時における遊技の終了処理)
が9ms以内に終了することから、停電信号21の出力
後、前段の単安定マルチバイブレータMM1から出力さ
れるワンショットのロウパルスの出力時間を9msに設
定した。しかし、停電処理の実行時間が9ms以上とな
る場合には、その停電処理の実行時間に合わせて、該ワ
ンショットのロウパルスの出力時間を変更する。例え
ば、停電処理の実行に220ms必要であれば、前段の
単安定マルチバイブレータMM1から出力されるワンシ
ョットのロウパルスの出力時間を220msに設定する
のである。
【0091】本発明を上記実施例とは異なるタイプのパ
チンコ機等に実施しても良い。例えば、一度大当たりす
ると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当た
り状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるよ
うなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称さ
れる)として実施しても良い。また、大当たり図柄が表
示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要
条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施し
ても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀
球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマ
シンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施す
るようにしても良い。
【0092】なお、スロットマシンは、例えばコインを
投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバー
を操作することにより図柄が変動され、ストップボタン
を操作することにより図柄が停止されて確定される周知
のものである。従って、スロットマシンの基本概念とし
ては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示
した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、
始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して
識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばス
トップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経
過することにより、識別情報の変動が停止され、その停
止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条
件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特
別遊技状態発生手段とを備えたスロットマシン」とな
り、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例と
して挙げられる。
【0093】また、パチンコ機とスロットマシンとが融
合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図
柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手
段を備えており、球打出用のハンドルを備えていないも
のが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)
に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操
作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボ
タンの操作に起因して、或いは、所定時間経過すること
により、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄
がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊
技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者に
は、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。
【0094】以下に本発明の変形例を示す。請求項1記
載の遊技機において、前記リセット防止手段は、前記リ
セット手段によるリセット信号の出力後に、前記監視手
段の監視状態をクリアするものであることを特徴とする
遊技機1。リセット手段によるリセット信号の出力中は
制御手段は動作しないが、そのリセット信号の出力後
に、リセット防止手段によって、監視手段による監視状
態がクリアされる。よって、リセット手段によるリセッ
ト信号の出力後に、そのリセット信号の出力を原因とし
て、監視手段からリセット信号が出力されることがない
ので、制御手段の立ち上げを迅速に行うことができる。
このリセット防止手段としては、図10に示す単安定マ
ルチバイブレータMM3が該当する。
【0095】請求項1記載の遊技機において、前記リセ
ット防止手段は、前記リセット手段によるリセット信号
の出力中に、前記監視手段へ前記制御手段の正常動作信
号を擬似的に出力するものであることを特徴とする遊技
機2。リセット手段によるリセット信号の出力中は制御
手段は動作しないが、その間、リセット防止手段によっ
て、制御手段の正常動作信号が監視手段へ擬似的に出力
されるので、監視手段は制御手段が正常動作していると
判断する。よって、リセット手段によるリセット信号の
出力後に、そのリセット信号の出力を原因として、監視
手段からリセット信号を出力することがないので、制御
手段の立ち上げを迅速に行うことができる。このリセッ
ト防止手段としては、図12に示す発振回路29が該当
する。
【0096】請求項1記載の遊技機において、前記リセ
ット防止手段は、前記リセット手段によるリセット信号
の出力中に、前記監視手段による監視動作を停止させる
ものであることを特徴とする遊技機3。リセット手段に
よるリセット信号の出力中は制御手段は動作しないが、
その間、リセット防止手段によって、監視手段の監視動
作が停止される。よって、リセット手段によるリセット
信号の出力後に、そのリセット信号の出力を原因とし
て、監視手段からリセット信号を出力することがないの
で、制御手段の立ち上げを迅速に行うことができる。こ
のリセット防止手段としては、図14に示すトランジス
タTRが該当する。
【0097】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
3のいずれかにおいて、前記監視手段はウォッチドッグ
回路で構成されていることを特徴とする遊技機4。な
お、ウォッチドッグ回路としては、実施例で示したウォ
ッチドッグタイマIC27の他、MPUに内蔵されるも
のや、複数の電子部品でアセンブルされるものなどが含
まれる。
【0098】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
4のいずれかにおいて、前記リセット手段は、停電の発
生時に停電信号を出力する一方、その停電信号の出力後
に停電が解消した場合にリセット信号を出力するもので
あることを特徴とする遊技機5。
【0099】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
5のいずれかにおいて、前記リセット手段へ駆動電圧を
供給する第1電源手段と、前記監視手段へ駆動電圧を供
給する第2電源手段とは別々に構成されていることを特
徴とする遊技機6。かかる構成によれば、第2電源手段
によって監視手段へ正常な駆動電圧が供給されている場
合であっても、第1電源手段によりリセット手段へ正常
な駆動電圧が供給されない場合があり、その結果、監視
手段の動作中に、リセット手段からリセット信号が出力
されることがある。
【0100】遊技機1から6のいずれかにおいて、電源
の供給が途絶えてもデータを保持する不揮発性の記憶手
段と、その記憶手段の内容をクリアするためのクリアス
イッチとを備えていることを特徴とする遊技機7。な
お、かかるクリアスイッチによるバックアップデータの
クリアは、例えば、次の場合に行うことができる。
(1)クリアスイッチが操作された場合。(2)クリア
スイッチを操作した状態で電源が投入された場合。
(3)クリアスイッチを操作した状態で電源がオフされ
た場合。この場合には、終了処理においてバックアップ
データのクリアが行われるか、或いは、終了処理におい
ては電源オフ時にクリアスイッチが操作されたことを記
憶しておき、次の電源投入時にバックアップデータをク
リアするようにしても良い。(4)クリアスイッチが所
定時間内に複数回操作された場合。(5)クリアスイッ
チを2以上設け、そのクリアスイッチが所定の順序で、
或いは、同時に操作された場合。
【0101】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
7のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機である
ことを特徴とする遊技機8。中でも、パチンコ機の基本
構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの
操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領
域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動
口を通過)することを必要条件として、表示装置におい
て変動表示されている識別情報が所定時間後に確定停止
されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時
には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装
置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可
能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみな
らず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付
与されるものが挙げられる。
【0102】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
8のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンで
あることを特徴とする遊技機9。中でも、スロットマシ
ンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別
情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する可変
表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)
の操作に起因して、或いは、所定時間経過することによ
り、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別
情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技
者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生
手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体は
コイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0103】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
7のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機とスロ
ットマシンとを融合させたものであることを特徴とする
遊技機10。中でも、融合させた遊技機の基本構成とし
ては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示
した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、
始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して
識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばス
トップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経
過することにより、識別情報の変動が停止され、その停
止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条
件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特
別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用
すると共に、前記識別情報の変動開始に際しては所定数
の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの
球が払い出されるように構成されている遊技機」とな
る。
【0104】
【発明の効果】 本発明の遊技機によれば、リセット手
段からリセット信号が出力されている間は、制御手段は
動作を停止しているので、その間に監視手段が動作して
いると、制御手段の動作異常と判断される。しかし、か
かる場合には、リセット防止手段によって、監視手段か
ら制御手段へリセット信号の出力が防止されるので、リ
セット手段から1回目のリセット信号が出力された後
に、監視手段から2回目のリセット信号が出力されるこ
とはない。従って、制御手段のリセット処理を1回で終
了して、その立ち上げを迅速に行うことができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるパチンコ機の遊技盤
の正面図である。
【図2】 パチンコ機の電気的な構成を概略的に示した
ブロック図である。
【図3】 電源回路で生成された駆動電圧の各制御基板
等への供給経路を示した図である。
【図4】 停電監視回路の概略的な機能を示した回路図
である。
【図5】 HC221のICで構成される単安定マルチ
バイブレータの真理値表を示した図である。
【図6】 HC74のICで構成されるD形フリップフ
ロップの真理値表を示した図である。
【図7】 パチンコ機の電源がオンされ安定動作した後
で停電が発生した場合の停電監視回路のタイミングチャ
ートである。
【図8】 停電時間の極めて短い瞬停が発生した場合の
停電監視回路のタイミングチャートである。
【図9】 停電信号の出力時間が18ms以上となる場
合の停電監視回路のタイミングチャートである。
【図10】 ランプ制御基板のMPUのリセット端子回
りの回路図である。
【図11】 図10の回路のタイミングチャートであ
る。
【図12】 ランプ制御基板のMPUのリセット端子回
りの回路図の変形例である。
【図13】 図12の回路のタイミングチャートであ
る。
【図14】 ランプ制御基板のMPUのリセット端子回
りの回路図の他の変形例である。
【図15】 図14の回路のタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
11 主制御基板のMPU(制御手段) 20 停電監視回路(リセット手段) 21 停電信号 22 リセット信号 27 ウォッチドッグタイマIC(ウォッチドッ
グ回路)(監視手段) 28 ランプ制御基板のMPU(制御手段) 29 発振回路(リセット防止手段) MM3 単安定マルチバイブレータ(リセット防止
手段) TR トランジスタ(リセット防止手段) C 主制御基板 H 払出制御基板 D 表示用制御基板 S 効果音制御基板 L ランプ制御基板 B 発射制御基板 P パチンコ機(遊技機)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 浩正 名古屋市千種区春岡通7丁目49番地 株式 会社ジェイ・ティ内 Fターム(参考) 2C088 BC58

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技の主制御または周辺制御を行う制御
    手段と、 その制御手段へリセット信号を出力するリセット手段
    と、 前記制御手段の動作状態を監視して、その制御手段が正
    常動作していない場合に、その制御手段へリセット信号
    を出力する監視手段と、 前記リセット手段から出力されるリセット信号を原因と
    して、前記監視手段からリセット信号が出力されること
    を防止するリセット防止手段とを備えていることを特徴
    とする遊技機。
JP2000140778A 2000-05-12 2000-05-12 遊技機 Expired - Lifetime JP4724897B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000140778A JP4724897B2 (ja) 2000-05-12 2000-05-12 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000140778A JP4724897B2 (ja) 2000-05-12 2000-05-12 遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010112833A Division JP2010172753A (ja) 2010-05-17 2010-05-17 遊技機

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001321532A true JP2001321532A (ja) 2001-11-20
JP2001321532A5 JP2001321532A5 (ja) 2007-06-28
JP4724897B2 JP4724897B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=18648013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000140778A Expired - Lifetime JP4724897B2 (ja) 2000-05-12 2000-05-12 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4724897B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005143648A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Sankyo Kk 遊技機
JP2005143564A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Sankyo Kk 遊技機
JP2005143649A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Sankyo Kk 遊技機
JP2013248219A (ja) * 2012-06-01 2013-12-12 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2015181684A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 サミー株式会社 スロットマシン
JP2021159691A (ja) * 2020-04-03 2021-10-11 株式会社藤商事 遊技機
JP2021159692A (ja) * 2020-04-03 2021-10-11 株式会社藤商事 遊技機
JP2021159690A (ja) * 2020-04-03 2021-10-11 株式会社藤商事 遊技機

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01197848A (ja) * 1988-02-03 1989-08-09 Japan Electron Control Syst Co Ltd Cpuの暴走防止回路
JPH06233867A (ja) * 1993-02-08 1994-08-23 Sophia Co Ltd 遊技機
JPH09187557A (ja) * 1997-01-13 1997-07-22 Sophia Co Ltd 遊技機
JPH103331A (ja) * 1997-02-19 1998-01-06 Sophia Co Ltd 遊技機
JPH1043366A (ja) * 1997-04-25 1998-02-17 Heiwa Corp パチンコ機の制御装置
JPH1085421A (ja) * 1996-09-17 1998-04-07 Sankyo Kk 遊技機
JP2000126426A (ja) * 1998-10-26 2000-05-09 Sankyo Kk 遊技機
JP2000237435A (ja) * 1999-02-17 2000-09-05 Sankyo Kk 遊技機

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01197848A (ja) * 1988-02-03 1989-08-09 Japan Electron Control Syst Co Ltd Cpuの暴走防止回路
JPH06233867A (ja) * 1993-02-08 1994-08-23 Sophia Co Ltd 遊技機
JPH1085421A (ja) * 1996-09-17 1998-04-07 Sankyo Kk 遊技機
JPH09187557A (ja) * 1997-01-13 1997-07-22 Sophia Co Ltd 遊技機
JPH103331A (ja) * 1997-02-19 1998-01-06 Sophia Co Ltd 遊技機
JPH1043366A (ja) * 1997-04-25 1998-02-17 Heiwa Corp パチンコ機の制御装置
JP2000126426A (ja) * 1998-10-26 2000-05-09 Sankyo Kk 遊技機
JP2000237435A (ja) * 1999-02-17 2000-09-05 Sankyo Kk 遊技機

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005143564A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Sankyo Kk 遊技機
JP2005143648A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Sankyo Kk 遊技機
JP2005143649A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Sankyo Kk 遊技機
JP2013248219A (ja) * 2012-06-01 2013-12-12 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2015181684A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 サミー株式会社 スロットマシン
JP2021159691A (ja) * 2020-04-03 2021-10-11 株式会社藤商事 遊技機
JP2021159692A (ja) * 2020-04-03 2021-10-11 株式会社藤商事 遊技機
JP2021159690A (ja) * 2020-04-03 2021-10-11 株式会社藤商事 遊技機
JP7169568B2 (ja) 2020-04-03 2022-11-11 株式会社藤商事 遊技機
JP7182580B2 (ja) 2020-04-03 2022-12-02 株式会社藤商事 遊技機
JP7183492B2 (ja) 2020-04-03 2022-12-06 株式会社藤商事 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4724897B2 (ja) 2011-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5120410B2 (ja) 遊技機
JP4724897B2 (ja) 遊技機
JP5023572B2 (ja) 遊技機
JP2001321532A5 (ja)
JP6315075B2 (ja) 遊技機
JP5994831B2 (ja) 遊技機
JP4759794B2 (ja) 遊技機
JP5652521B2 (ja) 遊技機
JP6090483B2 (ja) 遊技機
JP4608734B2 (ja) 遊技機
JP5725051B2 (ja) 遊技機
JP2001321542A (ja) 遊技機
JP5979287B2 (ja) 遊技機
JP5700002B2 (ja) 遊技機
JP5880600B2 (ja) 遊技機
JP4576663B2 (ja) 遊技機
JP2001321496A5 (ja)
JP2010172753A (ja) 遊技機
JP6061042B2 (ja) 遊技機
JP5900568B2 (ja) 遊技機
JP5637179B2 (ja) 遊技機
JP5720645B2 (ja) 遊技機
JP5182335B2 (ja) 遊技機
JP2010179164A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070511

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4724897

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term