JPH09187557A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH09187557A
JPH09187557A JP388297A JP388297A JPH09187557A JP H09187557 A JPH09187557 A JP H09187557A JP 388297 A JP388297 A JP 388297A JP 388297 A JP388297 A JP 388297A JP H09187557 A JPH09187557 A JP H09187557A
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吉平 新山
Koji Ito
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球の排出に関して異常が発生した場合
に、その異常箇所とその異常要因を迅速に知ることがで
きる遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技領域内に設けられた入賞部への入賞
により発生した入賞球を検出可能な入賞球検出手段と、
該入賞球検出手段の検出出力に基づき所定数の賞球を排
出可能な球排出手段と、を備えた遊技機である。そし
て、前記入賞球検出手段に関する異常状態を判定する第
1の異常状態判定手段と、前記球排出手段に関する異常
状態を判定する第2の異常状態判定手段と、前記第1の
異常状態判定手段と前記第2の異常状態判定手段のいず
れの判定出力によるものであるかを識別可能な状態で異
常原因を報知し得る異常原因報知手段と、を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技領域内に設
けられた入賞口へ入賞した入賞球を検出可能な入賞球検
出手段と、該入賞球検出手段の検出出力に基づき所定数
の賞球を排出可能な球排出手段とを備えた遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機などで、遊技上、
遊技領域内へ打ち込まれた遊技球が入賞口へ入賞して入
賞球検出器により検出された場合や球の貸し出し要求が
あった場合に、球排出装置を電気的に駆動して排出球を
排出球検出器により計数して所定数の遊技球を排出する
遊技機が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の遊技機
においては、遊技球の排出に関し異常が発生して排出が
不能となった場合に、その異常状態の発生箇所が入賞球
検出手段(入賞球検出器)なのか球排出手段(球排出装
置)なのかが分からなかった。また、例えば、球排出装
置が異常であった場合に、球排出装置のどこが異常の原
因(要因)なのかが直ぐに分からなかった。そのため、
異常が発生した場合に、その対応が迅速に行えないとい
った問題点があった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するために成
されたもので、その目的とするところは、遊技球の排出
に関して異常が発生した場合に、その異常箇所とその異
常原因を迅速に知ることができる遊技機を提供するとこ
ろにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る遊技機
は、上記目的を達成させるために、遊技領域内に設けら
れた入賞部(例えば、特別入賞口54、一般入賞口5
5、特定入賞装置108、特定入賞口109、一般入賞
口120、一般入賞装置121など)への入賞により発
生した入賞球を検出可能な入賞球検出手段(入賞球検出
器241:セーフセンサ1、入賞球検出器242:セー
フセンサ2)と、該入賞球検出手段の検出出力に基づき
所定数の賞球を排出可能な球排出手段(賞品球排出装置
220:球排出装置220:賞球排出装置220)と、
を備えた遊技機(例えば、パチンコ遊技機)において、
前記入賞球検出手段に関する異常状態を判定する第1の
異常状態判定手段(例えば、制御装置300)と、前記
球排出手段に関する異常状態を判定する第2の異常状態
判定手段(例えば、制御装置300)と、前記第1の異
常状態判定手段と前記第2の異常状態判定手段のいずれ
の判定出力によるものであるかを識別可能な状態で異常
原因を報知し得る異常原因報知手段(例えば、液晶表示
器280)と、を備えた構成とした。
【0006】また、前記第1の異常状態判定手段と第2
の異常状態判定手段のいずれかの判定出力が発生した場
合に異常状態の発生を報知する異常状態発生報知手段
(例えば、アラームスイッチ211A、液晶表示器28
0)を備えていてもよい。
【0007】
【作用】遊技球の排出に関して異常が発生した場合に、
異常原因報知手段により、その異常状態の判定出力が、
入賞球検出手段に関する異常状態を判定する第1の異常
状態判定手段によるものか、或いは球排出手段に関する
異常状態を判定する第2の異常状態判定手段によるもの
かを認識可能な状態で異常原因が報知される。それによ
って、異常の原因を迅速に知ることができる。
【0008】また、異常状態が発生した時点で、異常状
態発生報知手段により異常状態の発生が報知される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る遊技機の一
例としてのパチンコ遊技機の前面の構成例を示すもの
で、遊技盤100の前面には、下部の操作ダイアル10
1により駆動される打球発射装置102によって発射さ
れた打球を遊技盤100の上方部まで案内するガイドレ
ール103が配設され、遊技盤100前面のガイドレー
ル103とガラス板とによって囲まれた空間に遊技領域
が構成されている。
【0010】この遊技領域の中央には変動入賞装置50
が設置されている。この変動入賞装置50は左右の可動
部材53,53の開閉によって遊技球を受け入れない状
態と受け入れ易い状態とに変換される入賞空間51を内
部に備え、入賞空間51中の下部手前側中央には入賞部
としての特別入賞口54が設けられ、その左右には入賞
部として一般入賞口55,55が設けられている。
【0011】変動入賞装置50の直下位置には入賞部と
してチューリップ式の2回開き用特定入賞装置108
が、また、その左右斜め下方位置には入賞部としてポケ
ット型の1回開き用特定入賞口109,109が設けら
れている。
【0012】変動入賞装置50の中央上端部には入賞部
として天入賞口と呼ばれる一般入賞口56が設けられて
いる。
【0013】また、変動入賞装置50の左右の斜め下方
位置には入賞部としてポケット型の一般入賞口120,
120が、また、それらの斜め下方位置には入賞部とし
てチューリップ式の一般入賞装置121,121が設け
られている。
【0014】遊技盤100の前面の適宜位置には遊技領
域の上方より落下してくる打球の方向を無作為に変更さ
せる多数の障害釘111や打球の流下速度および方向を
制御する風車と呼ばれる転動誘導部材112が配設され
ている。
【0015】また、遊技盤1の下部には、上方から落下
してくる途中で上記各入賞部56,108,109,1
20,121等に入賞できなかった遊技球を遊技盤10
0の裏側へ回収するアウト穴110が設けられている。
【0016】遊技盤1の上部には、上記各入賞部56,
108,109,120,121等に遊技球が入賞した
ときに一時的に点灯されるセーフランプ122やパチン
コ遊技機裏側の貯留タンク(図外)中に貯留されている
予備球としての賞品球が不足したときに点灯する球不足
表示ランプ123が設置されている。
【0017】上記構成の遊技盤100を保持するパチン
コ遊技機の保持枠113の上部には、打球発射装置10
2の操作ダイヤル101を操作したときに点灯されるパ
イロットランプ125および遊技客による不正がなされ
たり、特別遊技が発生したときなどに点灯される表示器
126が設けられている。
【0018】また、保持枠113の下部に取り付けられ
た開閉パネル114には、打球発射供給装置102に供
給される打球を貯留する供給皿115が取り付けられ、
その下方には供給皿115から溢れた賞品球を貯留する
ための受皿116が設けられている。
【0019】上記のように構成されたパチンコ遊技機は
それに設置されたコンピュータシステム等の制御装置
(後述)によって概ね次のように制御される。
【0020】図外の電源スイッチ操作によりパチンコ遊
技機に電気が供給された初期状態においては、変動入賞
装置50の左右の可動部材53,53は略垂直に立ち上
がって変動入賞装置50の入賞空間51中の流入口を閉
じた状態にあり、変動入賞装置50の入賞空間51中に
遊技球を受け入れない第1状態を維持している。
【0021】そして、打球発射装置102によって、遊
技領域2内に遊技球が発射され、その遊技球が特定入賞
装置108または特定入賞口109中に設置された特定
入賞検出器(図示省略)に検出される。その検出信号に
基づいて、変動入賞装置50の左右の可動部材53,5
3が2回または1回開閉(回動)され、それに伴って、
変動入賞装置50内の入賞空間51中に遊技球が流入し
得る第2状態に2回または1回変換する。
【0022】その第2状態に変換したときに、遊技球が
入賞空間51中に流入してくると、その遊技球はその流
下方向をランダムに変化された後、入賞空間51中の特
別入賞口54中または一般入賞口55中に入賞する。
【0023】結果的に特別入賞口54中に入賞できなか
った場合には、可動部材53,53が図1に示すように
垂直となって入賞空間51中への流入口を閉じた状態に
戻り、入賞空間51中に遊技球を受け入れない第1状態
を維持する。
【0024】特定入賞口108,109に遊技球が入賞
する度に上記動作が繰り返され、偶発的に特別入賞口5
4中に入賞すると、それが特別入賞口54中に設置され
た特別入賞検出器(図示省略)に検出されて、その検出
に基づいて大当りと呼ばれる特別遊技が発生する。
【0025】ここに、特別遊技とは、通常遊技に比べ、
遊技者に多くの賞球獲得のチャンスを与える遊技態様
で、例えば、可動部材53,53の所定回数(例えば、
18回)の開閉動作を1サイクル(ただし、その所定回
数の開閉動作の終了前に入賞口55,55中に所定個数
(例えば、10個)の遊技球が入賞したときには、その
時点までを1サイクルとしてもよい)とし、各サイクル
中に特別入賞口54中に遊技球が入賞することを継続条
件として、所定サイクル(例えば、最高8サイクル)ま
でその動作が行われるとするものである。
【0026】特別遊技態様が終了すると、再び通常の遊
技状態に戻る。
【0027】遊技中、変動入賞装置50の入賞空間51
中の入賞部54,55に遊技球が入賞したときには1回
の入賞ごとに通常個数(例えば、13個)の賞球排出
(通常排出)が行われ、それ以外の入賞部56,10
8,109,120,121等に入賞したときには1回
の入賞ごとに少ない個数(例えば、5個)の賞球排出
(小排出)が行われる。
【0028】図2には図1に示したパチンコ遊技機の裏
機構の構成例を示す。
【0029】裏機構盤200の上部には賞品球としての
予備球の貯留タンク201が配設され、この貯留タンク
201の一端には内部の予備球を自作用的に整列させて
誘導する案内樋202が接続されている。案内樋202
は2条の通路を有して緩やかに傾斜され、途中に振り子
式の球ならし203と押圧式の球ならし215とが設け
られており、それによって、予備球は案内樋202を流
下する間に2列に整列される。
【0030】そして、上記案内樋202の流下端部に、
球排出手段として例示する賞品球排出装置220が配設
されている。
【0031】パチンコ遊技機前面の遊技盤100内に設
けられた入賞部56,108,109,120へ入賞し
た遊技球は裏面に回収されて集合棚230によって一箇
所に集められ、入賞球検出手段として例示する入賞球検
出器241(以下、セーフセンサ1)によって検出され
て制御装置300の記憶部(後述)に記憶され、その記
憶に基づいて、賞品球排出装置220が作動されて所定
数(例えば、5個)の賞品球が排出(小排出)される。
制御装置300は入賞球検出手段(セーフセンサ1,
2)に関する異常状態をそれぞれ判定する第1、第2の
異常状態判定手段を含んでいる。
【0032】一方、変動入賞装置50の入賞空間51中
に設けられた入賞部54,55へ入賞した遊技球は集合
樋231により一箇所に集められ、入賞球検出手段とし
て例示する入賞球検出器242(以下、セーフセンサ
2)によって検出されて制御装置300の記憶部(後
述)に記憶され、その記憶に基づいて、賞品球排出装置
220が作動されて所定数(例えば、13個)の賞品球
が排出(通常排出)される。
【0033】賞品球排出装置220によって排出された
賞品球は、賞品球導出樋253を通って供給口118
(図1)より遊技機前面の供給皿115(図1)に流出
される。供給皿115が一杯になると、受皿116(図
1)中に流出され、受皿116が一杯になると、分流樋
254の途中に設けられたオーバーフロー検出器255
により検出され、例えば、打球発射装置102(図1)
の駆動を停止させるようになっているとともに、遊技機
の前面に設けられたオーバーフローランプ127(図
1)が点灯されてオーバーフロー検出器255によって
受皿116のオーバーフロー状態が検出されたとき、遊
技機の前面に設けられたオーバーフローランプ127
(図1)が点灯されて遊技者に報知される。案内樋20
2の上流側面底部には、予備球がなくなったとき、これ
を検出する球不足検出器250が設置されている。
【0034】また、上記賞品球排出装置220の下方に
は、図3に示すように、賞品球導出樋253と並行して
球抜き樋256が設けられ、球抜き樋256の入口、即
ち、賞品球導出樋253との分岐部にはピン263を軸
芯として回動する切替ゲート264とこれを駆動させる
球抜きソレノイド265とによって構成される球抜き装
置260が設置されている。
【0035】球抜き装置260の球抜きソレノイド26
5は、常時は停止(消磁)されていて切替ゲート264
が図3に実線で示す如く球抜き樋256側の入口を閉じ
た状態にある。が、球抜きソレノイド265が作動(励
磁)されると、切替ゲート264が同図に鎖線で示すよ
うに賞品球導出樋253側入口を閉じた状態となる。こ
のとき、切替ゲート264の先端部が球抜きセンサ26
6中に嵌入して球抜きセンサ266がオン(ON)され
るようになっている。
【0036】この球抜き装置260の診断は次のように
して行なわれる。
【0037】即ち、球抜きソレノイド265をオン(O
N)させたときに、切替ゲート264が回動して球抜き
センサ266がオン(ON)となれば、球抜き装置26
0が正常であると認める。
【0038】球抜き指令入力端子により球抜きを行ない
たい場合は、該入力端子に中央管理装置(図外)から球
抜き指令信号を入力させると、球抜きソレノイド265
が作動(オン)されて切替ゲート264が賞品球導出樋
253側へ回動される。その回動された切替ゲート26
4が球抜きセンサ266により検出され、その検出信号
に基づいて球抜きが開始される。
【0039】球抜きピン262により球抜きを行ないた
い場合は、球抜きピン262を遊技機の保持枠113の
前面に形成された操作孔261(図1、図2)中に差し
込んで、その先端で切替ゲート264を押して図3に鎖
線で示すように賞品球導出樋253側へ回動させる。す
ると、その回動された切替ゲート264が球抜きセンサ
266により検出され、その検出信号に基づいて球抜き
ソレノイド265がオンされて球抜きが開始される。
【0040】球抜き樋256の下端はアウト穴110
(図1)より回収されたアウト球を誘導するアウト球導
出樋257と合流され、パチンコ店の島設備下方に配設
された回収樋(図示省略)に向かって回収球が流出する
ようになっている。
【0041】裏機構盤200の上部にはターミナル基板
210が取り付けられ、該ターミナル基板210にはア
ラームスイッチ出力端子211、補球要求スイッチ出力
端子212および球抜き指令入力端子213が設置され
ている。
【0042】また、裏機構盤200の賞品球排出装置2
20の近傍位置には異常原因報知手段として例示する液
晶表示器280が設置されている。この液晶表示器28
0は、前記第1及び第2の異常状態判定手段におけるい
ずれかの判定出力に基づき、いずれの異常状態判定手段
による判定であるかを認識可能な状態で異常原因を報知
可能となっている。
【0043】さらに、裏機構盤200には、上記賞品球
排出装置220やオーバーフロー検出器(SW)255
からの検出信号により打球発射の停止、各種表示装置の
駆動などパチンコ遊技機全体の電気的な制御を行なうた
めの裏メカ制御装置300および遊技盤100前面の特
定入賞口108,109や変動入賞装置50の特別入賞
口54等に内蔵された検出器からの検出信号に基づいて
それらの遊技動作を制御する遊技内容(役物)制御装置
600が設置されている。
【0044】図4には、下部に制御装置300が一体に
取り付けられた前記賞品球排出装置220の全体斜視図
を示す。
【0045】この球排出装置220は、流下経路230
とこの流下経路230内に進入して球の流下を抑制する
流下阻止部材222、その駆動手段たるソレノイド22
1および制御装置300が一体的に取り付けられてい
る。
【0046】前記流下経路230は、緩やかに傾斜した
整列樋231と、この整列樋231の流下端部から略垂
直下方に延設された調流樋233と、該調流樋233の
下端から約45度斜め下方に向かって延設された誘導樋
234と、この誘導樋234の終端から略垂直下方に延
設された排出樋235とにより構成されている。
【0047】誘導樋234と排出樋235の境界部近傍
には、流下経路230の外側壁から一対の支持片236
が突設され、この支持片236,236間には支軸22
4が横架されている。
【0048】また、流下経路230は案内樋202に対
応して2条形成されており、2条の流下経路に対応し
て、一対の扇状の流下阻止部材222が前記支軸224
を軸芯として回転自在に装着されている。流下阻止部材
222に対応してソレノイド221も一対(排出ソレノ
イド1,2)設けられている。そして、この流下阻止部
材222の先端が、上記流下経路30の内壁部に設けら
れたスリットより進入し、上記誘導樋234内に入り込
んでいる。前記流下阻止部材222の先端後部は、リン
ク部材223を介して前記ソレノイド221のプランジ
ャ221aの先端部に連結されており、プランジャ22
1aの伸縮に伴って流下阻止部材222が支軸224の
周りに往復回動され、先端部が誘導樋234内に進入し
たり、退出したりするようになっている。これによっ
て、球の流下を許容したり阻止したりして、所定数の排
出を行なう。
【0049】また、誘導樋234の側壁の外部は膨出さ
れて収納部237が形成され、この収納部237には透
過型光センサからなる排出球検出器225(排出センサ
1,2)が挿入されている。
【0050】前記ソレノイド221の上方には、上記ソ
レノイド221や排出球検出器225から引き出された
リード線を一箇所に集中させ、かつ、上記制御装置30
0と接続するための配線を前方から一括して接続できる
ようにするコネクタ226が配設されている。そして、
上記流下経路230,230の下端に、賞品球導出樋2
53の始端に形成された係合部が係合されて接続が行な
われる。
【0051】上記のように構成された賞品球排出装置2
20の制御装置300の一側部にピン孔227が設けら
れ、該ピン孔227中にメモリクリアピン228を差し
込むことにより、ピン孔227の内方に設置された賞球
数メモリスイッチ(図示省略)が押され、それによっ
て、賞球数メモリがクリアされるようになっている。
【0052】図5には、上記のように賞球排出装置22
0と一体に構成された裏メカの制御装置300の制御回
路図の一例を示す。
【0053】同図において符号300Aを付して示すも
のは、制御装置300を構成するマイクロコンピュータ
である。
【0054】このマイクロコンピュータ300Aは中央
処理装置301、読出し専用メモリたるROM302
(固定データ記憶手段)、読出しと書込みが可能なメモ
リたるRAM303(変動データ記憶手段)およびウォ
ッチドッグタイマ304等を備えている。
【0055】前記ROM302は制御データ領域および
表示符号記憶領域を有し、該ROM302には前記入賞
球検出器241,242(セーフセンサ1,2)の生死
確認をする入賞球検出器検診手段(第1の異常状態判定
手段)と、前記球抜き切換装置260の作動を試行して
動作確認をする球抜き切換装置診断手段と、前記賞品球
排出装置220で球排出を試行して動作状態の確認をす
る賞球排出装置診断手段(第2の異常状態判定手段)
と、マイクロコンピュータ300Aの暴走を検出して該
マイクロコンピュータ300Aの制御系を初期化する制
御装置診断手段と、前記電源回路350の電源状態を検
出し電源状態に対応した制御を実行する電源監視手段
と、前記各診断手段による診断結果によって不具合箇所
(異常原因)を例えば液晶表示器280に表示させる診
断結果表示制御手段、前記賞品球排出装置220による
賞球排出の特異なる賞球設定を行なうルーチンを喚起す
る賞球設定喚起手段、前記入賞球検出器241、242
のそれぞれの検出に応じた数の賞球を前記賞品球排出装
置220により排出させる賞球数を設定する賞球数設定
手段と、該賞球数設定手段による賞球数の設定値を表示
する賞球数表示手段および前記賞球数の設定値を確定せ
しめ、かつ、特異なる設定ルーチンから脱出する賞球設
定手段、前記入賞球検出器241,242の球有り検出
信号幅を計測する信号計測手段およびその検出信号幅が
所定範囲内であることによって入賞球と認める入賞信号
判定手段などの固定データが記憶されている。また、前
記RAM303は表示データ記憶領域を有し、該RAM
303には排出センサ1,2(225,225)やセー
フセンサ1,2(入賞球検出器241,242)等から
の検出信号などが一時的に記憶される。
【0056】そして、マイクロコンピュータ300Aの
入力側には入力処理部310を介して排出センサ1,2
(225,225)、セーフセンサ1,2(241,2
42)、球抜きセンサ266、球不足スイッチ250、
オーバーフロー検出器(SW)255、メモリクリアス
イッチ313が接続されている。
【0057】一方、マイクロコンピュータ300Aの出
力側には、ドライバ320、ノイズカット用ダイオード
321およびオフ時の電磁エネルギー吸収用のツェナー
ダイオード322を介して排出ソレノイド1,2(22
1,221)が、ドライバ320およびノイズカット用
ダイオード321を介して球抜きソレノイド265が、
ドライバ320を介して球不足ランプ123、セーフラ
ンプ122,オーバーフローランプ127がそれぞれ接
続されている。また、光を感知したときに低抵抗となる
とともに光を感知しないときに高抵抗となる半導体リレ
ー323を介して発射制御スイッチ314、アラームス
イッチ211A、および補球要求スイッチ212Aが接
続されている。このアラームスイッチ211Aや上記液
晶表示器280などにより、上記第1の異常状態判定手
段と第2の異常状態判定手段のいずれかの判定出力が発
生した場合に異常状態の発生を報知する異常状態発生報
知手段を構成している。
【0058】また、液晶表示器280が出力側に接続さ
れている他、中央管理装置(図外)からの球抜き指令2
13Aが入力処理部310を介して入力されるようにな
っている。
【0059】また、上記制御回路には該制御回路を駆動
させるための電源回路350が接続されている。制御回
路の排出ソレノイド1,2(221,221)、球抜き
ソレノイド265、球不足ランプ123、セーフランプ
122およびオーバーフローランプ127には、この電
源回路350の全波整流器351により交流(例えば、
24V)を整流した状態(例えば、24V)で供給して
いる。また、排出センサ1,2(225,225)、セ
ーフセンサ1,2(241,242)、球抜きセンサ2
66、球不足スイッチ250およびオーバーフロースイ
ッチ235にはその整流したものを低電圧に降下させて
低電圧(例えば、5V)にした状態で供給している。ま
た、液晶表示器280およびメモリクリアスイッチ31
3にはその整流したものを低電圧に降下させて定電圧
(例えば、5V)にした状態で供給している他、スーパ
ーチャージコンデンサ357により停電時においてもそ
の定電圧(例えば、5V)が供給されうるようにされて
いる。
【0060】また、このマイクロコンピュータ300A
には、電圧検出回路341が接続されている。この電圧
検出回路341に上記電源回路350により整流され低
電圧に降下されて定電圧(例えば、5V)にされたもの
が入力されていて、その入力電圧が制御回路の駆動可能
電圧値以下のときにはL(ロー)出力となって制御回路
を停止させた状態に維持するとともに、入力電圧が制御
回路の駆動可能電圧値以上になったときに、H(ハイ)
出力となって制御回路を作動状態にさせるように制御さ
れる。
【0061】また、このマイクロコンピュータ300A
はこれに接続された発振器340により基準時間が作成
されるようになっているとともに、マイクロコンピュー
タ300Aはウォッチドッグタイマ304によって監視
されていてその暴走時にはマイクロコンピュータ300
Aがリセットされるようになっている。
【0062】上記のように構成された制御回路におい
て、図外の電源スイッチが投入されて電源回路350に
電気が供給されると、電圧検出回路341によって制御
回路への供給電圧値が監視され、所要電圧値に達した時
点でマイクロコンピュータ300Aが作動状態にセット
される。
【0063】このようにしてマイクロコンピュータ30
0Aが作動状態になっているときに、セーフセンサ1
(241)の検出信号に基づいて賞球排出がなされると
きは、排出ソレノイド1,2(221,221)が1回
の賞球排出(例えば、5個)ごとに交互に作動されるこ
とにより賞品球の小排出(例えば、5個)がなされる。
その排出時にはその排出が排出センサ1,2(225,
225)により検出されていて、その小排出の個数(例
えば、5個)に達した時点で排出ソレノイド1,2(2
21,221)が停止(消磁)されてその小排出が終了
される。一方、セーフセンサ2(242)の検出信号に
基づいて賞球排出がなされるときには、排出ソレノイド
1,2(221,221)が作動されることにより賞品
球の通常排出(例えば、13個)がなされる。その排出
時にはその排出が排出センサ1,2(225,225)
により検出されていて、その通常排出の個数(例えば、
13個)に達した時点で排出ソレノイド1,2(22
1,221)が停止(消磁)されてその通常排出が終了
される。
【0064】球不足スイッチ250からの検出信号があ
ったときには球不足ランプ123が点灯されるとともに
補給要求スイッチ212Aがオンされて球補給装置(図
外)が作動されることにより貯留タンク201中に球補
給がなされるようになっている。
【0065】オーバーフロースイッチ235からの検出
信号があったときにはオーバーフローランプ127が点
灯されるとともに排出ソレノイド1,2(221,22
1)が作動不能状態にされ、かつ、発射制御スイッチ3
14がオンされて打球発射装置102(図1)が停止さ
れる。
【0066】球抜きセンサ266からの検出信号があっ
たときや中央管理装置(図外)からの球抜き指令信号が
あったときには、球抜きソレノイド265が作動(励
磁)されて球抜きが行なわれる。
【0067】また、マイクロコンピュータ300AのR
OM302には前述の如く固定データとして、セーフセ
ンサ1,2(241,242)の生死の確認をするセー
フセンサ診断手段(第1の異常状態判定手段)、球抜き
切換装置260の作動を試行して動作の確認をする球抜
きユニット診断手段、賞球排出装置220で球排出を試
行して動作の有無の確認をする排出ユニット診断手段
(第2の異常状態判定手段)、制御装置の暴走を検出し
制御系を初期化する制御ユニット診断手段等が記憶され
ていて、その診断の結果、不具合箇所があったときに
は、その不具合箇所が、アラームスイッチ211Aがオ
ンされて液晶表示器280に表示される。
【0068】図5に示すように、アラームスイッチ21
1Aを遊技機或いは管理装置に装備させ、遊技機の入賞
球検出手段や球排出手段等に異常状態が発生した場合
に、そのアラームスイッチ211Aをオンすることによ
り異常の発生を報知することができる。
【0069】図6には排出センサ1,2(225,22
5)およびセーフセンサ1,2(241,242)の回
路図を示す。
【0070】同図に示す回路図において、球の通過部7
10を挾んで発光ダイオード701とフォトダイオード
702とが相対峙して配設されている。この回路に図5
の電源回路から電気が供給されているときにはその電気
によって発光ダイオード(LED)が発光して検出可能
状態にあることが確認される。
【0071】この検出可能な状態にあるときにおいて、
発光ダイオード701とフォトダイオード702との間
に球がないとき(球無しのとき)には、発光ダイオード
701からの光がフォトダイオード702に検出されそ
の検出信号がアンプ703、シュミットトリガゲート7
04を介してトランジスタ705のベース電流として作
用するので、トランジスタ705にコレクタ電流が流れ
てコレクタにおける球検出信号がLレベルとなる。一
方、発光ダイオード701とフォトダイオード702と
の間に球が入ったとき(球有りのとき)には、発光ダイ
オード701からの光がフォトダイオード702に検出
されないので、トランジスタ705のベース電流は作用
せず、従って、トランジスタ705にコレクタ電流が流
れず、コレクタにおける球検出信号がHレベルとなる。
【0072】このように、排出センサ1,2(225,
225)およびセーフセンサ1,2(241,242)
が正常であれば、球の通過部710に球がないとき(球
無しのとき)には球検出信号がLレベルに、球が入った
とき(球有りのとき)には球検出信号がHレベルに変化
する。このような変化がないときには異常となる。
【0073】上記に示すように、排出センサ1,2およ
びセーフセンサ1,2が故障してしまうと、遊技者或い
は遊技者の利害関係に直接かかわってしまうので、本実
施の形態ではさらに発光ダイオード701の制御信号ラ
インを設け、該信号をオン・オフすることによりセンサ
が故障しているか否かの自己チェックが行なえるように
してある。
【0074】図7には球抜きセンサ266の回路図を示
す。
【0075】同図に示す回路図において、球の検出部8
10を挾んで発光ダイオード801とフォトダイオード
802とが相対峙して配設されている。
【0076】この回路において、発光ダイオード801
とフォトダイオード802との間に遮蔽物がないときに
は、発光ダイオード801からの光がフォトダイオード
802に検出されその検出信号がアンプ803、シュミ
ットトリガゲート804を介してトランジスタ805の
ベース電流として作用するので、トランジスタ805に
コレクタ電流が流れてコレクタにおける検出信号がLレ
ベルとなる。一方、発光ダイオード801とフォトダイ
オード802との間に遮蔽物が入ったときには、発光ダ
イオード801からの光がフォトダイオード802に検
出されないので、トランジスタ805のベース電流は作
用せず、従って、トランジスタ805にコレクタ電流が
流れず、コレクタにおける検出信号がHレベルとなる。
【0077】このように、球抜きセンサ266が正常で
あれば、球の検出部810に遮蔽物がないときには球検
出信号がLレベルに、遮蔽物が入ったときには球検出信
号がHレベルに変化する。このような変化がないときに
は異常となる。
【0078】図8及び図9には上記マイクロコンピュー
タ300Aによって行なわれるメイン処理の具体的制御
処理手順の一例を示す。
【0079】メイン処理が開始されると、先ず、ステッ
プR2においてRAM303をクリアする。これは中央
処理装置(CPU)301がリセットされた場合に行な
われ、このRAM303のクリアによって、各種メモ
リ、フラグ、レジスタ、タイマ等は全てクリアされる。
そして、その後、ステップR4で各種ソレノイドやラン
プ等をオフ(OFF)にして初期化し、しかる後、ステ
ップR6に移行する。
【0080】ステップR6においては、図4に示した賞
品球排出装置220と一体的に設けられた制御装置30
0のピン孔227中にメモリクリアピン228が差し込
まれてメモリクリアスイッチの立上りがあったか否かを
判定する。メモリクリアスイッチがオンされたときに
は、セーフメモリや排出レジスタの内容がクリアされ
る。その判定の結果、メモリクリアスイッチの立上りが
なかったと判定したときにはそのままステップR10に
移行し、あったと判定したときにはステップR8で賞球
数メモリをクリアしてからステップR10に移行する。
【0081】ステップR10においては図5に示した電
源回路350の電源投入スイッチ(図外)が投入されて
電源の立上りがあったか否かを判定し、なかったと判定
したときにはそのままステップR18に移行し、あった
と判定したときにはステップR12に移行する。
【0082】ステップR12においては賞品球排出装置
220のメモリクリアスイッチがオンとなっているか否
かを判定し、オンとなっていないと判定したときにはス
テップR14で不具合箇所のチェックを開始してからス
テップR18に移行し、オンとなったと判定したときに
はステップR16で処理ナンバ(NO)を「2」(賞球
数設定)に設定してからステップR18に移行する。
【0083】このようにしてステップR18に移行した
ときには、該ステップR18において液晶表示器280
(図5)にLCD(リキッドクリスタルディスプレイ)
表示をさせてから、ステップR20でウォッチドッグタ
イマ304(図5)にリセットパルスを出力させ、しか
る後、ステップR22に移行する。
【0084】ステップR22においては電源回路350
(図5)の電源がオフとなったか否かを判定し、オフと
なっていないと判定したときにはステップR24に移行
し、オフとなったと判定したときには、ステップR60
で出力をオフにし、かつ、次のステップR62で処理ナ
ンバ(NO)を「0」にセットし、しかる後、上記ステ
ップR6に戻る。
【0085】ステップR24においては処理ナンバ(N
O)が「1」となっているか否かを判定し、「1」とな
っていないと判定したときにはステップR26に移行
し、「1」となっていると判定したときには各種作動部
のチェック処理に移行する。
【0086】ステップR26においては処理ナンバ(N
O)が「2」となっているか否かを判定し、「2」とな
っていないと判定したときにはステップR28に移行
し、「2」となっていると判定したときには賞球数設定
処理に移行する。
【0087】その結果、ステップR28に移行したとき
には、ステップR28〜R34において、順に、「賞球
設定チェック」、「補給」、「オーバーフロー」、「球
抜き開始」の各処理を行なってから、ステップR36に
移行する。
【0088】ステップR36においてはセーフセンサ1
(241)の立上りがあったか否かを判定し、なかった
と判定したときにはそのままステップR40に移行し、
あったと判定したときにはステップR38で「セーフパ
ルスチェック1」の処理を行なってからステップR40
に移行する。
【0089】ステップR40においてはセーフセンサ2
(242)の立上りがあったか否かを判定し、なかった
と判定したときにはそのまま図9のステップR44に移
行し、あったと判定したときにはステップR42で「セ
ーフパルスチェック2」の処理を行なってから図9のス
テップR44に移行する。
【0090】ステップR44においてはセーフフラグ1
が「1」となっているか否かを判定し、「1」となって
いないと判定したときにはそのままステップR48に移
行し、「1」となっていると判定したときにはステップ
R46でセーフメモリ1をカウントアップしてからステ
ップR48に移行する。
【0091】ステップR48においてはセーフフラグ2
が「1」となっているか否かを判定し、「1」となって
いないと判定したときにはそのままステップR52に移
行し、「1」となっていると判定したときにはステップ
R50でセーフメモリ2をカウントアップしてからステ
ップR52に移行する。
【0092】ステップR52においては球抜きフラグが
「1」となっているか否かを判定し、「1」となってい
ないと判定したときにはステップR54に移行し、
「1」となっていると判定したときには球抜き処理に移
行する。
【0093】ステップR54においては処理ナンバ(N
O)が「3」となっているか否かを判定し、「3」とな
っていないと判定したときにはステップR56に移行
し、「3」となっていると判定したときには排出処理に
移行する。
【0094】ステップR56においてはセーフメモリ2
にメモリがあるか否かを判定し、メモリがないと判定し
たときにはステップR58に移行し、メモリがあると判
定したときには小排出開始処理に移行する。
【0095】ステップR58においてはセーフメモリ1
にメモリがあるか否かを判定し、メモリがないと判定し
たときには図8のステップR6に戻り、メモリがあると
判定したときには排出開始処理に移行する。
【0096】図10には図8のステップR8におけるメ
モリクリア処理の詳しい制御手順を示す。
【0097】ここに、メモリクリア処理とは、メモリク
リアスイッチが押された場合に、セーフメモリや排出レ
ジスタの内容をクリアすることである。
【0098】同図に示すように、メモリクリア処理が開
始されると、ステップR100〜R106に順に移行
し、セーフメモリ1、セーフメモリ2、排出レジスタ
1、排出レジスタ2をそれぞれ「0」にリセットする。
そして、その後、図8のステップR10に移行する。
【0099】図11には図8のステップR14における
チェック開始処理の詳しい制御手順を示す。
【0100】この図11の説明をする前に、説明をわか
り易くするために、図11以下の制御処理手順のフロー
チャートに出てくるフラグ1(チェックフラグ)とフラ
グ2(エラーフラグ)の各ビットに対応する作用部とそ
の初期値をそれぞれ表1,表2として掲げ、各表の内容
について簡単に説明しておく。
【0101】
【表1】
【0102】
【表2】
【0103】表1はフラグ1(チェックフラグ)の表
で、その“0〜6”のビットが、それぞれ、セーフセン
サ1,2、排出センサ1,2、球抜センサ、排出ソレノ
イド1,2に対応し、それら各対応部がチェック中のと
きには初期値が“1”となっていて、チェックの終了時
には“0”となるようになっている。そして、フラグ1
のチェック開始時には、“0〜6”ビット部分を全て
“1”にセットする。つまり、フラグ1に“7F”をセ
ットする。なお、7ビット部分は使われておらず、常に
“0”となっている。
【0104】表2はフラグ2(エラーフラグ)の表で、
その“0〜6”のビットが、それぞれ、セーフセンサ
1,2、排出センサ1,2、球抜センサ、排出ソレノイ
ド1,2に対応し、それら各対応部の初期値は“0”に
セットされていて、エラー有りのときにはそのエラー有
りの対応部のビット部分が“1”となるようになってお
り、チェックによってエラーがなかったときには各対応
部のビット部分は全て“0”のままで、そのときにはフ
ラグ2に“00”がセットされるようになっている。な
お、7ビット部分は使われておらず、常に“0”となっ
ている。
【0105】同図に示すように、チェック開始処理が開
始されると、ステップR120〜R122に順に移行
し、フラグ1に表1に示すように「7F」を、フラグ2
に表2に示すように「0,0」をセットする。しかる
後、ステップR124で処理ナンバ(NO)を「1」に
セットし、次のステップR126でチェック中は打球を
発射できないように発射制御スイッチをオフ(OFF)
にしてから図8のステップR18に移行する。
【0106】図12には図8のステップR18における
LCD表示処理の詳しい制御手順を示す。
【0107】LCD表示とは、液晶表示器280に、常
時、賞球設定数、セーフメモリ、エラーの各表示を行な
うことである。
【0108】同図に示すように、LCD表示処理が開始
されると、先ずステップR140において賞球数表示1
に賞球メモリ1と2の合計数(例えば、13個)を表示
させ、次のステップR142で賞球数表示2に賞球メモ
リ3(例えば、5個)を表示させる。しかる後、ステッ
プR144でセーフ表示1にセーフメモリ1のメモリ数
を、次のステップR146でセーフ表示2にセーフメモ
リ2のメモリ数をそれぞれ停電時に備えて液晶表示器2
80に表示させる。その後、ステップR148で上記同
様液晶表示器280にモニター表示としてフラグ2の内
容を表示させる。
【0109】図13には図8のステップR28における
賞球設定チェック処理の詳しい制御手順を示す。
【0110】この賞球設定チェック処理とは賞球数設定
処理において賞球数が設定されていない場合にアラーム
スイッチをオンさせる処理である。
【0111】同図において、賞球設定チェック処理が開
始されると、先ずステップR160において賞球メモリ
1が「0」となっているか否かを判定し、「0」となっ
ていないと判定したときにはステップR162に移行し
て賞球メモリ2が「0」となっているか否かを判定し、
「0」となっていないと判定したときにはさらにステッ
プR164に移行して賞球メモリ3が「0」となってい
るか否かを判定し、「0」となっていないと判定したと
きにはステップR166においてアラームスイッチをオ
フにしてから図8のステップR30に移行する。
【0112】一方、上記ステップR160〜R164に
おいて賞球メモリ1,2,3のいずれかが「0」となっ
ていると判定したときにはステップR168に移行して
処理ナンバ(NO)を「0」に設定し、次のステップR
170でアラームスイッチをオンにし、しかる後、図8
のステップR6に戻る。
【0113】図14には図8のステップR30における
補給処理の詳しい制御手順を示す。
【0114】この補給処理は、チェック動作中において
は排出センサ1,2(225,225)が正常な場合
に、チェック動作中以外においては球抜き動作中でない
場合に、球不足スイッチ250がオンの期間中、球不足
ランプ123をオンにするとともに補給要求スイッチ2
12Aをオンにする処理である。
【0115】同図において、補給処理が開始されると先
ずステップR180においてフラグ1が「00」となっ
てチェックが全て終了したか否かを判定し、「00」と
なってチェックが終了したと判定したときにはステップ
R182に移行し、「00」とならずチェックが終了し
ていないと判定したときにはステップR184に移行す
るステップR182においては球抜きセンサ266がオ
ンとなったか否かを判定し、オンとなっていないと判定
したときにはステップR188に移行し、オンとなった
と判定したときにはステップR194に移行する。
【0116】一方、上記ステップR180からステップ
R184に移行したときにはステップR184において
フラグ1のビット2が「0」(排出センサ1(225)
が正常)か否かを判定し、フラグ1の2が「0」(排出
センサ1(225)が正常)であると判定したときには
ステップR186に移行し、「0」(排出センサ1(2
25)が正常)でないと判定したときにはステップR1
94に移行する。
【0117】ステップR186においてはフラグ1のビ
ット3が「0」(排出センサ2(225)が正常)とな
っているか否かを判定し、フラグ1のビット3が「0」
(排出センサ2(225)が正常)であると判定したと
きにはステップR188に移行し、「0」(排出センサ
2(225)が正常でない)と判定したときにはステッ
プR194に移行する。
【0118】上記ステップR182又はR186からス
テップR188に移行したときには、該ステップR18
8において球不足スイッチ250がオンとなっているか
否かを判定し、オンとなっていると判定したときにはス
テップR190に移行し、オンとなっていないと判定し
たときにはステップR194に移行する。
【0119】その結果、ステップR190に移行したと
きには、該ステップR190で補給要求スイッチ212
Aをオンにし、次のステップR192で球不足ランプ1
23をオンにし、しかる後、図8のステップR32に移
行する。
【0120】一方、上記ステップR182,R184,
R186又はR188からステップR194に移行した
ときには、該ステップR194で補給要求スイッチをオ
フにし、次のステップR196で球不足ランプをオフに
してから、図8のステップR32に移行する。
【0121】図15には図8のステップR32における
オーバーフロー処理の詳しい制御手順を示す。
【0122】このオーバーフロー処理は、オーバーフロ
ースイッチ235がオンの間、発射制御スイッチ(図
外)をオフさせることによって発射モータ(図示省略)
をストップさせるとともに、オーバーフローランプ12
7をオンにする処理である。
【0123】同図において、オーバーフロー処理が開始
されると、先ず、ステップR200においてオーバーフ
ロースイッチ235がオンとなったか否かを判定し、オ
ンとなったと判定したときにはステップR202に移行
し、オンとなっていないと判定したときにはステップR
206に移行する。
【0124】その結果、ステップR202に移行したと
きには、該ステップR202において発射制御スイッチ
をオンにして発射モータ(図示省略)を停止させ、次の
ステップR204でオーバーフローランプ127をオン
にしてから、図8のステップR34に移行する。
【0125】一方、ステップR206に移行したときに
は、該ステップR206において発射制御スイッチをオ
ンにして発射モータ(図示省略)を作動状態にし、次の
ステップR208でオーバーフローランプ127をオフ
にしてから、図8のステップR34に移行する。
【0126】図16には図8のステップR34における
球抜き開始処理の詳しい制御手順を示す。
【0127】球抜き開始処理は、球抜きセンサ266が
オンされたときや中央管理装置から球抜き指令213A
が出されたときに、球抜きを開始するフラグを「1」に
セットさせる処理である。
【0128】同図において、球抜き開始処理が開始され
ると、先ず、ステップR220において球抜きセンサ2
66の立上りがあったか否かを判定し、あったと判定し
たときにはステップR224に移行し、なかったと判定
したときにはステップR222に移行する。
【0129】その結果、ステップR224に移行したと
きには、該ステップR224において球抜きフラグを
「1」にセットし、次のステップR226で球抜きチェ
ックタイマ(例えば、3秒タイマ)をセットしてから図
8のステップR36に移行する。
【0130】一方、上記ステップR220からステップ
R222に移行したときには、ステップR222におい
て中央管理装置からの球抜き指令の立下りがあったか否
かを判定し、あったと判定したときには上記ステップR
224,R226を経て図8のステップR36に移行
し、なかったと判定したときにはそのまま図8のステッ
プR36に移行する。
【0131】図17には図8のステップR38における
セーフパルスチェック1の処理の制御手順を示す。
【0132】セーフパルスチェック1の処理はセーフセ
ンサ1(241)のパルス幅のチェックをする処理であ
る。
【0133】同図において、セーフパルスチェック1の
処理が開始されると、先ず、ステップR240において
セーフフラグ1を「1」にセットしてパルス幅をチェッ
ク中としてから、ステップR242に移行してセーフパ
ルスタイマ1を球1個の通過分の時間(例えば、20m
秒)に設定し、しかる後、図8のステップR40に移行
する。
【0134】図18には図8のステップR42における
セーフパルスチェック2の処理の制御手順を示す。
【0135】セーフパルスチェック2の処理はセーフセ
ンサ2(242)のパルス幅のチェックをする処理であ
る。
【0136】同図においてセーフパルスチェック2の処
理が開始されると、先ず、ステップR260においてセ
ーフフラグ2を「1」にセットしてパルス幅をチェック
中としてから、ステップR262に移行してセーフパル
スチェック2を球1個の通過分の時間(例えば、20m
秒)に設定し、しかる後、図9のステップR44に移行
する。
【0137】図19には図9のステップR46における
セーフメモリ1のカウントアップ処理の制御手順を示
す。
【0138】セーフメモリ1のカウントアップ処理はセ
ーフセンサ1(241)のパルス幅が所定時間(例え
ば、20m秒)以内の場合にセーフメモリ1をカウント
アッする処理である。
【0139】同図において、セーフメモリ1のカウント
アップ処理が開始されると、先ず、ステップR280に
おいて図17のステップR242で設定したセーフパル
スタイマ1(20m秒)が終了したか否かを判定し、終
了していないと判定したときにはステップR282に移
行し、終了したと判定したときにはステップR286に
移行する。
【0140】ステップR282においてはセーフセンサ
1(241)の立下りがあったか否かを判定し、あった
と判定したときにはステップR284でセーフメモリ1
を「1」カウントアップしてからステップR286に移
行し、なかったと判定したときには図9のステップR4
8に移行する。
【0141】上記ステップR280から直接又はステッ
プR282,R284を経てステップR286に移行し
たときには、該ステップR286においてセーフフラグ
1を「0」にリセットし、しかる後、図9のステップR
48に移行する。
【0142】図20には図9のステップR50における
セーフメモリ2のカウントアップ処理の制御手順を示
す。
【0143】セーフメモリ2のカウントアップ処理はセ
ーフセンサ2(242)のパルス幅が所定時間(例え
ば、20m秒)以内の場合にセーフメモリ2をカウント
アップする処理である。
【0144】同図において、セーフメモリ2のカウント
アップ処理が開始されると、先ず、ステップR300に
おいて図18のステップR262で設定したセーフパル
スタイマ2(20m秒)が終了したか否かを判定し、終
了していないと判定したときにはステップR302に移
行し、終了したと判定したときにはステップR304に
移行する。
【0145】ステップR302においてはセーフセンサ
2(242)の立下りがあったか否かを判定し、あった
と判定したときにはステップR304でセーフメモリ2
を「1」カウントアップしてからステップR306に移
行し、なかったと判定したときには図9のステップR5
2に移行する。
【0146】上記ステップR300から直接又はステッ
プR302,R304を経てステップR306に移行し
たときには、該ステップR306においてセーフフラグ
2を「0」にリセットし、しかる後、図9のステップR
52に移行する。
【0147】図21には図8のステップR24において
処理ナンバ(NO)が「1」となっていると判定された
ときに行なわれるチェック処理の詳しい制御手順を示
す。
【0148】このチェック処理は電源がオンした場合に
行なわれる。
【0149】チェック処理が開始されると、先ず、ステ
ップR400においてフラグ1のビット0が「1」とな
っているか否かを判定し、「1」となっていないと判定
したときにはそのままステップR404に移行し、
「1」となっていると判定したときにはステップR40
2でセーフセンサ1(241)のチェック処理を行なっ
てからステップR404に移行する。
【0150】ステップR404においてはフラグ1のビ
ット1が「1」となっているか否かを判定し、「1」と
なっていると判定したときにはそのままステップR40
8に移行し、「1」となっていないと判定したときには
ステップR406でセーフセンサ2(242)のチェッ
ク処理を行なってからステップR408に移行する。
【0151】ステップR408においてはフラグ1のビ
ット2が「1」となっているか否かを判定し、「1」と
なっていないと判定したときにはそのままステップR4
12に移行し、「1」となっていると判定したときには
ステップR410で排出センサ1(225)のチェック
処理を行なってからステップR412に移行する。
【0152】ステップR412においてはフラグ1のビ
ット3が「1」となっているか否かを判定し、「1」と
なっていないと判定したときにはそのままステップR4
16に移行し、「1」となっていると判定したときには
ステップR414で排出センサ2(225)のチェック
処理を行なってからステップR416に移行する。
【0153】上記ステップR412から直接又はステッ
プR414を介してステップR416に移行したときに
は、該ステップR416において補給処理(図14)を
行ない、しかる後、ステップR418に移行する。
【0154】ステップR418においては、フラグ1の
ビット4が「1」となっているか否かを判定し、「1」
となっていると判定したときにはそのままステップR4
22に移行し、「1」となっていないと判定したときに
はステップR420で球抜きチェック処理を行なってか
らステップR422に移行する。
【0155】ステップR422においては、フラグ1の
ビット5が「1」となっているか否かを判定し、「1」
となっていないと判定したときにはそのままステップR
246に移行し、「1」となっていると判定したときに
はステップR424で排出ソレノイド1(221)のチ
ェック処理を行なってから、ステップR426に移行す
る。
【0156】ステップR426においてはフラグ1のビ
ット6が「1」となっているか否かを判定し、「1」と
なっていないと判定したときにはそのままステップR4
30に移行し、「1」となっていると判定したときには
ステップR428で排出ソレノイド2(221)のチェ
ック処理を行なってからステップR430に移行する。
【0157】ステップR430においてはフラグ2が
「0,0」となっている(エラーがない)か否かを判定
し、「0,0」となっている(エラーがない)と判定し
たときにはステップR432に移行し、「0,0」とな
っていない(エラーがある)と判定したときにはステッ
プR434でエラーがあることを知らせるアラームのス
イッチをオンにしてから、図8のステップR6に戻る。
【0158】ステップR432においてはフラグ1が
「00」となっている(チェックが全て終了している)
か否かを判定し、「00」となっている(チェックが全
て終了している)と判定したときにはステップR436
に移行し、「00」となっていない(チェックが全て終
了していない)と判定したときには図8のステップR6
に戻る。
【0159】その結果、ステップR436に移行したと
きには、該ステップR436において発射制御スイッチ
をオンにして打球発射装置102を作動可能とさせ、次
のステップR438でアラームスイッチをオフにする。
しかる後、ステップR440で球抜きソレノイドをオフ
にし、さらに次のステップR442で処理ナンバ(N
O)を「0」にセットしてから図8のステップR6に戻
る。
【0160】図22には、図21のステップR402に
おけるセーフセンサ1(241)のチェック処理の詳し
い制御手順を示す。
【0161】セーフセンサ1(241)のチェック処理
とはセーフセンサ1(241)の発光ダイオード701
(図6)をオン・オフして出力信号を確認する処理であ
る。
【0162】同図においてセーフセンサ1(241)の
チェック処理が開始されると、先ず、ステップR500
においてセーフセンサ1(241)の発光ダイオード7
01(図6)をオフにしてから、ステップR502に移
行する。
【0163】ステップR502においてはセーフセンサ
1(241)の球検出信号がオンとなったか否かを判定
する。その結果、オンとなったと判定したときにはステ
ップR504でセーフセンサ1(241)の発光ダイオ
ード(図6)をオンにし、しかる後、ステップR506
に移行する。一方、オンとなっていないと判定したとき
にはステップR512でフラグ2のビット0を「1」
(セーフセンサ1(241)にエラー有り)にし、しか
る後、図21のステップR404に移行する。
【0164】上記ステップR502からステップR50
4を経てステップR506に移行したときには、該ステ
ップR506においてセーフセンサ1(241)の球検
出信号がオフになっているか否かを判定する。その結
果、オフになっていると判定したときには、ステップR
508においてフラグ2のビット0を「0」にし(エラ
ー解除をし)、次のステップR510でフラグ1のビッ
ト0を「0」にし(チェック終了にし)てから、図21
のステップR404に移行する。一方、オフになってい
ないと判定したときには、ステップR512に移行し、
該ステップR512においてフラグ2のビット0を
「1」(セーフセンサ1(241)にエラー有り)にし
てから、図21のステップR404に移行する。
【0165】図23には、図21のステップR406に
おけるセーフセンサ2(242)のチェック処理の詳し
い制御手順を示す。
【0166】セーフセンサ2(242)のチェック処理
はセーフセンサ2(242)の発光ダイオード(LE
D)(図6)をオン・オフして出力信号を確認する処理
である。
【0167】同図においてセーフセンサ2(242)の
チェック処理が開始されると、先ず、ステップR520
においてセーフセンサ2(242)の発光ダイオード
(LED)をオフにしてから、ステップR522に移行
する。
【0168】ステップR522においてはセーフセンサ
2(242)がオンとなったか否かを判定する。その結
果、オンとなったと判定したときにはステップR524
でセーフセンサ2(242)の発光ダイオード(LE
D)をオンにし、しかる後、ステップR526に移行す
る。一方、オンとなっていないと判定したときにはステ
ップR532でフラグ2のビット0を「1」(セーフセ
ンサ2にエラー有り)にし、しかる後、図21のステッ
プR408に移行する。
【0169】上記ステップR522からステップR52
4を経てステップR526に移行したときには、該ステ
ップR526においてセーフセンサ2(242)がオフ
になっているか否かを判定する。その結果、オフになっ
ていると判定したときには、ステップR528において
フラグ2のビット1を「0」にし(エラー解除をし)、
次のステップR530でフラグ1のビット1を「0」に
し(チェック終了にし)てから、図21のステップR4
08に移行する。一方、オフになっていないと判定した
ときには、ステップR532に移行し、該ステップR5
32においてフラグ2のビット1を「1」(エラー有
り)にしてから、図21のステップR408に移行す
る。
【0170】図24には、図21のステップR410に
おける排出センサ1(225)のチェック処理の詳しい
制御手順を示す。
【0171】排出センサ1(225)のチェック処理
は、排出センサ1(225)内に球がない場合に、排出
センサ1(225)の発光ダイオード(LED)(図
6)をオン・オフして出力信号を確認する処理である。
【0172】同図において排出センサ1(225)のチ
ェック処理が開始されると、先ず、ステップR540に
おいて排出センサ1(225)の発光ダイオード(LE
D)をオンにしてからステップR542に移行する。
【0173】ステップR542においては排出センサ1
(225)がオフになっているか否かを判定し、オフに
なっていると判定したときにはステップR544で排出
センサ1(225)の発光ダイオード(LED)をオフ
にしてからステップR546に移行し、オフになってい
ないと判定したときにはステップR550に移行する。
【0174】その結果、ステップR546に移行したと
きには、該ステップR546において排出センサ1(2
25)がオンになっているか否かを判定し、オンになっ
ていると判定したときにはステップR548で排出セン
サ1(225)の発光ダイオード(LED)をオンして
からステップR550に移行し、オンになっていないと
判定したときにはステップR554でフラグ2のビット
2を「1」(エラー有り)にしてから図21のステップ
R412に移行する。
【0175】上記ステップR542から直接又はステッ
プR544,R546,R548を経てステップR55
0に移行したときには、該ステップR550においてフ
ラグ2のビット2を「0」(エラー解除)にし、次のス
テップR552でフラグ1のビット2を「0」(チェッ
ク終了)にしてから図21のステップR412に移行す
る。
【0176】図25には、図21のステップR414に
おける排出センサ2のチェック処理の詳しい制御手順を
示す。
【0177】排出センサ2(225)のチェック処理
は、排出センサ2(225)内に球がない場合に、排出
センサ2(225)の発光ダイオード(LED)(図
6)をオン・オフして出力信号を確認する処理である。
【0178】同図において排出センサ2(225)のチ
ェック処理が開始されると、先ず、ステップR560に
おいて排出センサ2(225)の発光ダイオード(LE
D)をオンにしてからステップR562に移行する。
【0179】ステップR562においては排出センサ2
(225)がオフになっているか否かを判定し、オフに
なっていると判定したときにはステップR564で排出
センサ2(225)の発光ダイオード(LED)をオフ
にしてからステップR566に移行し、オフになってい
ないと判定したときにはステップR570に移行する。
【0180】その結果、ステップR566に移行したと
きには、該ステップR566において排出センサ2(2
25)がオンになっているか否かを判定し、オンになっ
ていると判定したときにはステップR568で排出セン
サ2(225)の発光ダイオード(LED)をオンして
からステップR570に移行し、オンになっていないと
判定したときにはステップR574でフラグ2のビット
3を「1」(エラー有り)にしてから図21のステップ
R412に移行する。
【0181】上記ステップR562から直接又はステッ
プR564,R566,R568を経てステップR57
0に移行したときには、該ステップR570においてフ
ラグ2のビット3を「0」(エラー解除)にし、次のス
テップR572でフラグ1のビット3を「0」(チェッ
ク終了)にしてから図21のステップR412に移行す
る。
【0182】図26には図21のステップR420にお
ける球抜きチェック処理の詳しい制御手順を示す。
【0183】この球抜きチェック処理は、球抜きソレノ
イド265をオンにし、一定時間(例えば、500m
秒)内に球抜きセンサ266がオンするか否かをチェッ
クする処理である。
【0184】同図において球抜きチェック処理が開始さ
れると、先ず、ステップR600において球抜きチェッ
クタイマが終了(球抜きチェック処理前はタイマの終了
と同様に扱う)したか否かを判定し、終了したと判定し
たときにはステップR602に移行し、終了していない
と判定したときにはステップR608に移行する。
【0185】ステップR602においては球抜きセンサ
266がオフになっているか否かを判定し、オフになっ
ていると判定したときにはステップR604で球抜きソ
レノイドをオンにし、かつ、次のステップR606で球
抜きチェックタイマ(例えば、500m秒)を設定して
からステップR608に移行し、オフになっていないと
判定したときにはステップR616に移行する。
【0186】上記ステップR600から直接又はステッ
プR602,R604,R606を経てステップR60
8に移行したときには、該ステップR608において球
抜きチェックタイマの設定時間(例えば、500m秒)
内に球抜きセンサ266がオンになったか否かを判定
し、オンとなったと判定したときにはステップR610
でフラグ2のビット4を「0」にし、かつ、次のステッ
プR612でフラグ1のビット4を「0」にしてから図
21のステップR422に移行し、オンとなっていない
と判定したときにはステップR614に移行する。
【0187】ステップR614においては球抜きチェッ
クタイマが終了したか否かを判定し、終了していないと
判定したときには図21のステップR422に移行し、
終了したと判定したときにはステップR616に移行す
る。
【0188】上記ステップR602又はR614からス
テップR616に移行したときには、該ステップR61
6において球抜きソレノイドをオフにし、かつ、次のス
テップR618でフラグ2のビット4を「1」(エラー
有り)にし、しかる後、図21のステップR422に移
行する。
【0189】図27には図21のステップR424にお
ける排出ソレノイド1(221)のチェック処理の詳し
い制御手順を示す。
【0190】この排出ソレノイド1(221)のチェッ
ク処理は、排出センサ1(225)および球抜き装置2
60が正常な場合に行なうもので、排出ソレノイド1
(221)を一定時間(例えば、300m秒)オンし、
その間に球が5個移動するか否かをチェックする処理で
ある。このチェック期間中は打球発射装置102をスト
ップし、エラーがある場合にはアラームスイッチ211
Aをオンにする。
【0191】同図において排出ソレノイド1(221)
のチェック処理が開始されると、先ず、ステップR65
0においてフラグ1のビット2が「0」(排出センサ1
(225)が正常)であるか否かを判定し、「0」(排
出センサ1(225)が正常)であると判定したときに
はステップR652に移行し、「0」(排出センサ1
(225)が正常)でないと判定したときには図21の
ステップR426に移行する。
【0192】ステップR652においては球抜きセンサ
266がオン(正常のときにはオンのままになってい
る)となっているか否かを判定し、オンとなっていると
判定したときにはステップR654に移行し、オンとな
っていないと判定したときには図21のステップR42
6に移行する。
【0193】ステップR654においては排出1開始フ
ラグが「0」になっているか否かを判定し、「0」とな
っていると判定したときには、ステップR656に移行
し、「0」となっていないと判定したときにはステップ
R664に移行する。
【0194】その結果、ステップR656に移行したと
きには排出レジスタ1を「5」にセット(5個排出にセ
ット)し、次のステップR658で排出ソレノイド1
(221)をオンにする。しかる後、ステップR660
で排出ソレノイド(221)のタイマ(例えば、300
m秒)をセットし、次のステップR662で排出1開始
フラグを「1」にセットしてから、ステップR664に
移行する。
【0195】ステップR664においては排出センサ1
(225)の立上りがあったか否かを判定し、あったと
判定したときにはステップR666で排出レジスタを
「1」減算してからステップR668に移行し、なかっ
たと判定したときにはステップR670に移行する。
【0196】上記ステップR666では排出センサ1が
立ち上がるごとに排出レジスタ1の内容から「−1」す
る処理を行なう。
【0197】ステップR668においては排出レジスタ
1が「0」となっているか否かを判定し、「0」となっ
ていないと判定したときにはステップR670に移行
し、「0」となっていると判定したときにはステップR
674でフラグ1のビット5を「0」(チェック終了)
にし、かつ、次のステップR676でフラグ2のビット
5を「0」(エラー解除)にしてからステップR678
に移行する。
【0198】ステップR670においては排出1タイマ
が終了したか否かを判定し、終了していないと判定した
ときには図21のステップR426に移行し、終了した
と判定したときにはステップR672でフラグ2のビッ
ト5を「1」(エラー有り)にしてからステップR67
8に移行する。
【0199】上記ステップR668からステップR67
4,R676又はステップR670からステップR67
2を経てステップR678に移行したときには、該ステ
ップR678において排出1開始フラグを「0」にし、
かつ、次のステップR680で排出ソレノイド1をオフ
にし、しかる後、図21のステップR426に移行す
る。
【0200】図28には図21のステップR428にお
ける排出ソレノイド2(221)のチェック処理の詳し
い制御手順を示す。
【0201】この排出ソレノイド2(221)のチェッ
ク処理は、排出センサ2(225)および球抜き装置2
60が正常な場合に行なうもので、排出ソレノイド2
(221)を一定時間(例えば、300m秒)オンし、
その間に球が5個移動するか否かをチェックする処理で
ある。このチェック期間中は打球発射装置102をスト
ップし、エラーがある場合にはアラームスイッチ211
Aをオンにする。
【0202】同図において排出ソレノイド2(221)
のチェック処理が開始されると、先ず、ステップR70
0においてフラグ1のビット3が「0」(排出センサ2
(225)が正常)であるか否かを判定し、「0」(排
出センサ2(225)が正常)であると判定したときに
はステップR702に移行し、「0」(排出センサ2
(225)が正常)でないと判定したときには図21の
ステップR430に移行する。
【0203】ステップR702においては球抜きセンサ
266がオン(正常のときにはオンのままになってい
る)となっているか否かを判定し、オンとなっていると
判定したときにはステップR704に移行し、オンとな
っていないと判定したときには図21のステップR43
0に移行する。
【0204】ステップR704においては排出2開始フ
ラグが「0」になっているか否かを判定し、「0」とな
っていると判定したときには、ステップR706に移行
し、「0」となっていないと判定したときにはステップ
R714に移行する。
【0205】その結果、ステップR706に移行したと
きには排出レジスタ2を「5」にセット(5個排出にセ
ット)し、次のステップR708で排出ソレノイド2
(221)をオンにする。しかる後、ステップR710
で排出ソレノイド2(221)のタイマ(例えば、30
0m秒)をセットし、次のステップR712で排出2開
始フラグを「1」にセットしてから、ステップR714
に移行する。
【0206】ステップR714においては排出センサ2
(225)の立上りがあったか否かを判定し、あったと
判定したときにはステップR716で排出レジスタ2を
「1」減算してからステップR718に移行し、なかっ
たと判定したときにはステップR720に移行する。
【0207】ステップR718においては排出レジスタ
2が「0」となっているか否かを判定し、「0」となっ
ていないと判定したときにはステップR720に移行
し、「0」となっていると判定したときにはステップR
724でフラグ1のビット6を「0」(チェック終了)
にし、かつ、次のステップR726でフラグ2のビット
6を「0」(エラー解除)にしてからステップR728
に移行する。
【0208】ステップR720においては排出2タイマ
が終了したか否かを判定し、終了していないと判定した
ときには図21のステップR430に移行し、終了した
と判定したときにはステップR722でフラグ2のビッ
ト6を「1」(エラー有り)にしてからステップR72
8に移行する。
【0209】上記ステップR718からステップR72
4,R726又はステップR720からステップR72
2を経てステップR728に移行したときには、該ステ
ップR728において排出2開始フラグを「0」にし、
かつ、次のステップR730で排出ソレノイド2をオフ
にし、しかる後、図21のステップR430に移行す
る。
【0210】図29には図8のステップR26において
処理ナンバ(NO)が「2」となっていると判定された
ときに行なわれる賞球数設定処理の詳しい制御手順を示
す。
【0211】この賞球数設定処理は、メモリクリアスイ
ッチがオン状態で電源がオンした場合に設定動作を行な
い、再びメモリクリアスイッチがオンすると設定動作を
終了し、賞球数はセーフセンサ1,2(241,24
2)のカウントにより入力される処理である。
【0212】この賞球数の設定処理は、遊技機の種類に
応じて遊技機の入れ替えの際などに行なうもので、賞球
排出装置220の制御装置300のピン孔227中にメ
モリクリアピン228(図4)を差し込んでメモリクリ
アスイッチをオンにした状態で行なう。
【0213】賞球数設定処理が開始されると、先ず、ス
テップR800においてセーフセンサ1(241)の立
上りがあったか否かを判定する。この判定はセーフセン
サ1(241)に設定個数分(例えば、5個)だけの実
球を通すことによって行なうもので、その設定個数の回
数だけ行なわれる。そして、その判定の結果、セーフセ
ンサ1の立上りがあったと判定したときにはステップR
802でその検出パルスが正常なパルスであるか否かの
チェック処理としてのセーフパルス1のチェック処理
(図17)を行なってからステップR804に移行し、
セーフセンサ1(241)の立上りがないと判定したと
きにはそのままステップR804に移行する。
【0214】ステップR804においてはセーフセンサ
2(242)の立上りがあったか否かを判定する。この
判定はセーフセンサ2(242)に設定個数分(例え
ば、13個)だけの実球を通すことによって行なうもの
で、その設定個数の回数だけ行なわれる。そして、その
判定の結果、セーフセンサ2(242)の立上りがあっ
たと判定したときにはステップR806でその検出パル
スが正常なパルスであるか否かのチェック処理としての
セーフパルス2のチェック処理(図18)を行なってか
らステップR808に移行し、セーフセンサ(242)
の立上りがないと判定したときにはそのままステップR
808に移行する。
【0215】ステップR808においてはセーフフラグ
1が「1」となっているか否かを判定し、「1」となっ
ていないと判定したときにはそのままステップR812
に移行し、「1」となっていると判定したときにはステ
ップR810でセーフメモリ1のカウントアップ処理
(図19)をしてからステップR812に移行する。
【0216】ステップR812においてはセーフフラグ
2が「1」となっているか否かを判定し、「1」となっ
ていないと判定したときにはそのままステップR816
に移行し、「1」となっていると判定したときにはステ
ップR814でセーフメモリ2のカウントアップ処理
(図20)をしてからステップR816に移行する。
【0217】ステップR816においてはメモリクリア
スイッチの立上りがあったか否かを判定する。賞球数設
定(例えば、5個と13個)が終了したときには賞球排
出装置220のピン孔227中にメモリクリアピン22
8(図4)を差し込んでメモリクリアスイッチを押して
やる必要があるが、その操作が行なわれたか否かを該ス
テップR816において判定する。
【0218】その判定の結果、メモリクリアスイッチの
立上りがなかったと判定したときには、図8のステップ
R18に戻り、あったと判定したときにはステップR8
18に移行する。
【0219】ステップR818に移行したときには、該
ステップR818でセーフメモリ1に記憶されている賞
球数(例えば、13個)を賞球メモリ1と賞球メモリ2
とに振り分けて記憶させ、次のステップR820でセー
フメモリ1を「0」にする。
【0220】しかる後、ステップR822で賞球メモリ
3にセーフメモリ2に記憶されている賞球数(例えば、
5個)を記憶させ、次のステップR824でセーフメモ
リ2の記憶を「0」にし、さらに次のステップR826
で処理ナンバ(NO)を「0」にセットしてから、図8
のステップR18に戻る。
【0221】図30には図9のステップR52において
球抜きフラグが「1」になっていると判定したときに行
なわれる球抜き処理の詳しい制御手順を示す。
【0222】この球抜き処理は、球抜きソレノイド26
5をオンにし、その後、球抜きセンサ266がオンして
から、排出ソレノイド1,2(221,221)をオン
にし、排出センサ1,2(225,225)に球の移動
がなくなってから所定時間(例えば、3秒)後に球抜き
ソレノイド265および排出ソレノイド1,2(22
1,221)をオフにして球抜き動作を終了する処理で
ある。
【0223】球抜き処理が開始されると、先ず、ステッ
プR850において球抜き終了フラグが「1」になって
いるか否かを判定し、「1」になっていないと判定した
ときにはステップR852で球抜きソレノイド265を
オンにしてからステップR854に移行し、「1」にな
っていると判定したときにはステップR878に移行す
る。
【0224】ステップR854に移行したときには、該
ステップR854において球抜きセンサ266がオンと
なったか否かを判定し、オンとなったと判定したときに
はステップR856,R858で排出ソレノイド1,2
(221,221)をオンにしてからステップR860
に移行し、オンとなっていないと判定したときには図8
のステップR6に戻る。
【0225】ステップR860においては排出センサ1
(225)の立上りがあったか否かを判定し、なかった
と判定したときにはステップR864に移行し、あった
と判定したときにはステップR862で球抜きチェック
タイマ(例えば、3秒間)をセットしてからステップR
868に移行する。
【0226】ステップR868においては球抜きチェッ
クタイマが終了したか否かを判定し、終了していないと
判定したときには図8のステップR6に戻り、終了した
と判定したときにはステップR870に移行する。
【0227】その結果、ステップR870に移行したと
きには、ステップR870,R872で排出ソレノイド
1,2(221,221)をオフにし、次のステップR
874で球抜きソレノイド265をオフにする。しかる
後、ステップR876で球抜き終了フラグを「1」にし
てからステップR878に移行する。
【0228】上記ステップR850から直接又はステッ
プR852〜R876を経てステップR878に移行し
たときには、該ステップR878において球抜きセンサ
266がオフとなっているか否かを判定し、オフとなっ
ていないと判定したときには図8のステップR6に戻
り、オフとなったと判定したときにはステップR88
0,R882で球抜き終了フラグと球抜きフラグをそれ
ぞれ「0」にリセットしてから図8のステップR6に戻
る。
【0229】図31には図9のステップR56において
セーフメモリ2にメモリがあると判定したときに行なわ
れる小排出(例えば、5個排出)開始処理の詳しい制御
処理手順を示す。
【0230】この小排出開始処理は排出レジスタに賞球
数を設定して排出ソレノイド221をオンにし、反転フ
ラグにより排出は排出ソレノイド1と2(221)を交
互に使用する処理である。
【0231】小排出開始処理が開始されると、先ず、ス
テップR900で小排出フラグを「1」にセットしてか
ら次のステップR902に移行して小排出用のセーフラ
ンプ122をオンにし、しかる後、ステップR904に
移行する。
【0232】ステップR904においては反転フラグが
「0」になっていないと判定したときにはステップR9
06に移行し、「0」となっていると判定したときには
ステップR914に移行する。
【0233】その結果、ステップR906に移行したと
きには、該ステップR906において排出レジスタ2が
「0」となっているか否かが判定され、「0」となって
いると判定したときには排出レジスタ2に賞球数メモリ
3(例えば、5個の小排出セット数)をセットし、か
つ、次のステップR910で排出レジスタ2を「1」減
算してからステップR912に移行し、「0」となって
いないと判定したときにはそのまま直接ステップR91
2に移行する。そして、ステップR922で排出ソレノ
イド2(221)をオンにしてからステップR922に
移行する。前記ステップR910で排出レジスタ2を
「1」減算するのは図32に示すように排出センサ22
5の検出位置の下流側に流下阻止部材222によって阻
止されている球が2個あり、その個目の球が排出された
ときに、その上流側の球に1個分の移動が生じて3個目
の球から1個、2個、‥‥というように、排出センサ2
25により検出されるようになっていて、排出センサ2
25によりn−1個の球が検出されたときにはn個の球
が排出されたことになるからである。
【0234】一方、上記ステップR904からステップ
R914に移行したときには、該ステップR914にお
いて排出レジスタ1が「0」となっているか否かを判定
し、「0」となっていると判定したときにはステップR
916で排出レジスタ1に賞球数メモリ3(例えば、5
個の小排出セット数)をセットし、かつ、次のステップ
R918で排出レジスタ1を「1」減算してからステッ
プR920に移行し、「0」となっていないと判定した
ときにはそのまま直接ステップR920に移行する。
【0235】そして、ステップR920において排出ソ
レノイド1(221)をオンにし、しかる後、ステップ
R922に移行する。
【0236】上記ステップR904からステップR90
6〜R912又はステップR914〜R920を経てス
テップR922に移行したときには、該ステップR92
2において、処理ナンバ(NO)を「3」にセットして
から図8のステップR6に戻る。
【0237】図33には図9のステップR58において
セーフメモリ1にメモリがあると判定したときに行なわ
れる排出(例えば、13個の通常排出)開始処理の詳し
い制御処理手順を示す。
【0238】この排出開始処理は排出レジスタに賞球数
を設定し、排出ソレノイド1,2(221,221)を
オンにする処理である。
【0239】排出開始処理が開始されると、先ず、ステ
ップR930においてセーフランプ(通常排出用ラン
プ)122をオンにしてからステップR932に移行す
る。
【0240】ステップR932においては排出レジスタ
1が「0」となっているか否かを判定し、「0」となっ
ていると判定したときにはステップR934に移行し、
「0」となっていないと判定したときにはステップR9
46で排出ソレノイド1をオンにしてからステップR9
48に移行する。
【0241】結果として、ステップR934に移行した
ときには、該ステップR934において排出レジスタ2
が「0」となっているか否かを判定し、「0」となって
いると判定したときにはステップR936に移行し、
「0」となっていないと判定したときにはステップR9
50に移行する。
【0242】その結果、ステップR936に移行したと
きには排出レジスタ1に賞球メモリ1の賞球メモリ数を
セットし、次のステップR938で排出レジスタ2に賞
球メモリ2の賞球メモリ数をセットする。しかる後、ス
テップR940,R942で排出レジスタ1,2を
「1」減算してからステップR950に移行する。
【0243】一方、上記ステップR932からステップ
R946を経てステップR948に移行したときには、
該ステップR948において排出レジスタ2が「0」に
なっているか否かを判定し、「0」になっていないと判
定したときにはステップR950に移行し、「0」にな
っていると判定したときにはステップR952に移行す
る。
【0244】そして、上記ステップR934から直接又
はステップR936〜R944を経てあるいは上記ステ
ップR948からステップR950に移行したときに
は、該ステップR950において排出ソレノイド2(2
21)をオンにしてからステップR952に移行する。
【0245】このようにしてステップR952に移行し
たときに、又は上記ステップR948からステップR9
52に移行したときには、該ステップR952において
処理ナンバ(NO)を「3」に設定し、しかる後、図8
のステップR6に戻る。
【0246】図34には図9のステップR54において
処理ナンバ(NO)が「3」になっていると判定したと
きに行なわれる排出処理の詳しい制御手順を示す。
【0247】この排出処理は、排出センサ1,2(22
5,225)により設定数の排出が終了したと検出され
た場合に、排出ソレノイド1,2(221,221)を
オフし、セーフメモリを「1」減算する処理で、小排出
(例えば、5個排出)の場合は反転フラグを反転させ
る。
【0248】排出処理が開始されると、先ず、ステップ
R960において排出センサ1(225)の立上りがあ
ったか否かを判定し、なかったと判定したときにはその
まままステップR968に移行し、あったと判定したと
きにはステップR962で排出レジスタ1を「1」減算
してからステップR964に移行する。
【0249】ステップR964においては排出レジスタ
1が「0」となっているか否かを判定し、「0」となっ
ていないと判定したときにはそのままステップR968
に移行し、「0」となったと判定したときにはステップ
R966で排出ソレノイド1(221)をオフにしてか
らステップR968に移行する。
【0250】ステップR968においては排出センサ2
(225)の立上りがあったか否かを判定し、なかった
と判定したときにはそのまままステップR976に移行
し、あったと判定したときにはステップR970で排出
レジスタ2を「1」減算してからステップR972に移
行する。
【0251】ステップR972においては排出レジスタ
2が「0」となっているか否かを判定し、「0」となっ
ていないと判定したときにはそのままステップR976
に移行し、「0」となったと判定したときにはステップ
R974において排出ソレノイド2(221)をオフに
してからステップR976に移行する。
【0252】ステップR976においては排出レジスタ
1および2が「0」となっているか否かを判定し、
「0」となっていないと判定したときには図8のステッ
プR6に戻り、「0」となったと判定したときにはステ
ップR978でセーフランプ122をオフにしてからス
テップR980に移行する。
【0253】ステップR980においては小排出フラグ
が「1」になっているか否かを判定する。その結果、
「1」となっていないと判定したときにはステップR9
82でセーフメモリ1を「1」減算してからステップR
994で処理ナンバ(NO)を「0」にし、しかる後、
図8のステップR6に戻る。一方、「1」となっている
と判定したときにはステップR984に移行する。
【0254】ステップR984においては反転フラグが
「0」となっているか否かを判定し、「0」となってい
ないと判定したときにはステップR986で反転フラグ
を「0」にしてからステップR990に移行し、一方、
「0」となったと判定したときにはステップR988で
反転フラグを「1」にしてからステップR990に移行
する。
【0255】そして、ステップR990でセーフメモリ
2を「1」減算し、次のステップR992で小排出フラ
グを「0」にし、さらに次のステップR994で処理ナ
ンバ(NO)を「0」にし、しかる後、図8のステップ
R6に戻る。
【0256】上記各種エラーのチェック処理は電源投入
時に限らず、何時行ってもよく、常時行ってもよい。
【0257】この実施の形態においては、パチンコ遊技
機の裏メカ制御装置300は、遊技領域の入賞部54,
55,56,108,109,120,121へ入賞し
た遊技球を検出する入賞球検出器241,242と、前
記入賞部54,55等への入賞に対して貯溜タンク20
1中の賞品球を賞品球導出樋233を介して排出させる
賞品球排出装置220と、前記貯溜タンク201中の賞
品球を前記賞品球導出樋233と前記貯溜タンク201
中の賞品球を回収する球抜き樋236とに切換え可能な
球抜き切換装置230と、前記入賞球検出器241,2
42、賞品球排出装置220および球抜き切換装置23
0の動作制御を行なう制御装置300と、前記入賞球検
出器241,242、賞品球排出装置220、球抜き切
換装置230および制御装置300に電気を供給する電
源回路350とを備え、前記制御装置300が前記入賞
球検出器241,242の生死を確認する入賞球検出器
検診手段と、前記球抜き切換装置230の作動を試行し
て動作確認をする球抜きユニット診断手段と、前記賞品
球排出装置220で球排出を試行して動作確認をする排
出装置診断手段と、前記制御装置300の暴走を検出し
該制御装置の制御系を初期化する制御装置診断手段と、
前記電源回路350の電源状態を検出し電源状態に対応
した制御を実行する電源監視手段と、前記入賞球検出器
241,242に対応した賞球数および未処理入賞球数
を電源状態に左右されることなく記憶する記憶保持手段
および記憶表示手段と、前記各診断手段による診断結果
によって不具合箇所を表示する診断結果表示手段とによ
って、制御系全体の保安と管理を確実に行なえるように
したので、自己診断機能により、人手をかけずに悪い機
械の摘発および不具合箇所が分かり、制御装置300の
暴走による誤制御を回避できる他、賞球数および入賞球
数の記憶が電源異常によって損なわれない。
【0258】また、パチンコ遊技機の制御装置が、遊技
領域の入賞部54,55,56,108,109,12
0,121への入賞に対して賞品球の排出を行なう賞品
球排出装置220による賞球排出の特異なる賞球設定を
行なうルーチンを喚起する賞球設定喚起手段と、前記入
賞部54,55等へ入賞した遊技球を検出するセーフ球
検出器225に賞球数分の遊技球を投じて前記賞品球排
出装置220により排出される賞品球を設定する賞品球
設定手段と、該賞品球設定手段による賞品球の設定値を
表示する賞品球表示手段および前記賞球数の設定値を確
定せしめ、かつ、特異なる賞球設定ルーチンから脱出す
る賞球設定終了手段とを備えた構成としたので、既成部
品を使用して賞品球の設定変更ができる。
【0259】また、パチンコ遊技機の裏メカ制御装置3
00は、遊技領域の入賞部54,55,56,108,
109,120,121へ入賞した遊技球を検出する入
賞球検出器241,242の球有り検出信号幅を計測す
る信号計測手段と、その検出信号幅が所定範囲内である
ことによってセーフ(入賞)球と認めるセーフ信号判定
手段とを備えた構成とし、前記信号計算手段とセーフ信
号判定手段とによって、セーフ球の検出をするようにし
たので、入賞球検出器241,242に対する不正対策
が確実である。
【0260】
【発明の効果】遊技球の排出に関して異常が発生した場
合に、その異常の箇所がどこであるかが直ぐに分かると
ともに、例えば、賞球排出装置に異常があった場合にそ
の原因が何であるかが直ぐに分かるため、異常に対する
対応が迅速に行える。
【0261】また、異常状態が発生した場合には、異常
状態発生報知手段として、例えば、液晶表示器にエラー
表示が行えるとともに、アラームがオンされることによ
り、係員等に異常状態の発生を迅速に知らせることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機の正
面図である。
【図2】同パチンコ遊技機の裏機構を示す背面図であ
る。
【図3】同パチンコ遊技機の球抜き装置周辺の部分縦断
側面図である。
【図4】賞品球排出装置の変形例を示す斜視図である。
【図5】制御装置の制御回路図である。
【図6】排出センサ1,2およびセーフセンサ1,2の
回路図である。
【図7】球抜きセンサの回路図である。
【図8】マイクロコンピュータによって行なわれるメイ
ン処理の具体的制御処理手順の前半部を示すフローチャ
ートである。
【図9】マイクロコンピュータによって行なわれるメイ
ン処理の具体的制御処理手順の後半部を示すフローチャ
ートである。
【図10】図8のステップR8におけるメモリクリア処
理の詳しい制御手順を示すフローチャートである。
【図11】図8のステップR14におけるチェック開始
処理の詳しい制御手順を示すフローチャートである。
【図12】図8のステップR18におけるLCD表示処
理の詳しい制御手順を示すフローチャートである。
【図13】図8のステップR28における賞球設定チェ
ック処理の詳しい制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図14】図8のステップR30における補給処理の処
理の詳しい制御手順を示すフローチャートである。
【図15】図8のステップR32におけるオーバーフロ
ー処理の詳しい制御手順を示すフローチャートである。
【図16】図8のステップR34における球抜き開始処
理の詳しい制御手順を示すフローチャートである。
【図17】図8のステップR38におけるセーフパルス
チェック1の処理の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図18】図8のステップR42におけるセーフパルス
チェック2の処理の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図19】図9のステップR46におけるセーフメモリ
1のカウントアップ処理の制御手順を示すフローチャー
トである。
【図20】図9のステップR50におけるセーフメモリ
2のカウントアップ処理の制御手順を示すフローチャー
トである。
【図21】図8のステップR24において処理ナンバが
「1」となっていると判定されたときに行なわれるチェ
ック処理の詳しい制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図22】図21のステップR402におけるセーフセ
ンサ1のチェック処理の詳しい制御手順を示すフローチ
ャートである。
【図23】図21のステップR406におけるセーフセ
ンサ2のチェック処理の詳しい制御手順を示すフローチ
ャートである。
【図24】図21のステップR410における排出セン
サ1のチェック処理の詳しい制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図25】図21のステップR414における排出セン
サ2のチェック処理の詳しい制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図26】図21のステップR420における球抜きチ
ェック処理の詳しい制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図27】図21のステップR424における排出ソレ
ノイド1のチェック処理の詳しい制御手順を示すフロー
チャートである。
【図28】図21のステップR428における排出ソレ
ノイド2のチェック処理の詳しい制御手順を示すフロー
チャートである。
【図29】図9のステップR26において処理ナンバが
「2」となっていると判定したときに行なわれる賞球数
設定処理の詳しい制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図30】図9のステップR52において球抜きフラグ
が「1」になっていると判定したときに行なわれる球抜
き処理の詳しい制御処理手順を示すフローチャーであ
る。
【図31】図9のステップR56においてセーフメモリ
2にメモリがあると判定したときに行なわれる小排出開
始処理の詳しい制御処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図32】賞品球排出装置の原理説明図である。
【図33】図9のステップR58においてセーフメモリ
1にメモリがあると判定したときに行なわれる排出開始
処理の詳しい制御手順を示すフローチャートである。
【図34】図9のステップR54において処理ナンバが
「3」になっていると判定したときに行なわれる排出処
理の詳しい制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
54 特別入賞口(入賞部) 55 一般入賞口(入賞部) 108 特定入賞装置(入賞部) 109 特定入賞口(入賞部) 120 一般入賞口(入賞部) 121 一般入賞装置(入賞部) 211A アラームスイッチ(異常状態発生報知手
段) 220 賞品球排出装置(球排出装置:球排出手
段) 241 入賞球検出器(セーフセンサ1,2:入賞
球検出手段) 280 液晶表示器(異常原因報知手段、異常状態
発生報知手段) 300 制御装置(第1の異常状態判定手段,第2
の異常状態判定手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技領域内に設
けられた入賞口への入賞により入賞球を検出可能な入賞
球検出手段と、該入賞球検出手段の検出出力に基づき所
要数の賞球を排出可能な球排出手段と、該球排出手段に
おける排出制御を行う排出制御手段と、を備えた遊技機
に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機などの遊技機にお
いて、遊技上、遊技領域内へ打ち込まれた遊技球が入賞
口へ入賞して入賞球検出器により検出された場合や、球
の貸し出し要求があった場合に、排出制御装置の制御信
号に基づき球排出装置の電気的駆動源を駆動させ、排出
球検出器により排出球を計数して所要数の遊技球を排出
する遊技機が知られている。このように遊技球の排出を
行うにあたって、排出制御装置においては、入賞球検出
器の検出出力に基づく信号や球の貸し出し要求信号が入
力された場合に、その入力信号に対応した所要数の遊技
球を排出させるための排出数(賞球数)関連情報とし
て、それら信号情報を一時的に記憶する。そして、その
記憶に基づいて、所要数の遊技球の排出が行われ、その
後、その記憶されていた信号情報がクリアされるように
なっていた。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、遊技機におい
ては、排出関連装置の動作中にエラーが生ずることがあ
る。エラーが生じて、そのエラーをどうしても解除でき
ない場合に、排出制御装置を初期状態に戻してから再度
排出動作を確認することがある。従来、排出制御装置を
初期状態に戻したい場合は、遊技機の電源を切る等の作
業が必要であり、簡単に初期状態に戻せないといった問
題点があった。また、電源を切ってしまうと、その他の
制御回路、例えば、役物制御回路にも影響を与えて必要
なメモリ情報等もクリアされてしまうという問題点もあ
った。また、初期状態に戻しても(電源を落としても)
メモリがバックアップされる機能を備えたような遊技機
もあったが、このような遊技機の場合には、初期状態に
戻す前の役物制御関連や排出数関連を含めたメモリ内容
がすべて残って、排出数関連情報のメモリのみを初期状
態に戻すことはできなかった。また、バックアップによ
り、例えば、排出数関連情報等が残ってしまうような場
合には、初期状態に復帰した後、排出状態の検査のため
に、例えば、球を1個入賞口に入れて所定の入賞球を発
生させても、残っていた排出数関連情報により所定数の
遊技球の排出が行われてしまって、正確な排出動作の検
査ができないといった問題点もあった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、遊技機においては、入賞球検出器や
球排出装置及び排出制御装置における遊技球の排出に関
連した動作が正常に行われるかどうかの検査を工場での
出荷時や遊技店での保守点検時に行う。その場合に、少
量の遊技球を排出装置(貯留タンク)内に入れてから、
実際に入賞口に適当に遊技球を入賞(或いは球貸し信号
を発生)させて排出関連動作が正常か異常かの検査を行
う。が、作業を迅速に進めるために、数個の遊技球を無
作為(検査機種毎に数が違ってしまう状態)に入賞させ
るので、排出関連動作が正常に行われたことが確認され
た後においても、複数の入賞球の発生(或いは球貸し信
号の発生)により、排出制御装置内に記憶された賞球数
関連情報(或いは球貸し関連情報)が未排出のまま記憶
された状態で残ってしまう場合がある。そのため、記憶
分の排出が終了するまで待たなければならず、その排出
が終了するまで待つ時間或いはその排出分の遊技球を再
度排出装置(貯留タンク)内に補充しなければならなか
ったりする等、作業が迅速に進められないといった問題
点があった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、エラー発生時等に排出関連を所望の初期
状態に簡単に復帰させて誤りのない賞球排出を行うこと
のできる遊技機を提供することを目的とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る遊技機は
上記課題を解決するため、遊技領域内に設けられた入賞
部へ入賞した入賞球を検出可能な入賞球検出手段(例え
ば、入賞球検出器241,242:セーフセンサ1,
2)と、該入賞球検出手段の検出出力に基づき所要数の
賞球を排出可能な球排出手段(例えば、賞品球排出装置
220:球排出装置220:賞球排出装置220)と、
該球排出手段における排出制御を行う排出制御手段(例
えば、制御装置300)と、を備えた遊技機において、
前記排出制御手段には、前記入賞球検出手段の検出出力
に基づき、所要数の賞球を排出させるための賞球数関連
情報(例えば、排出レジスタ1,2)を記憶する賞球数
関連情報記憶手段(例えば、RAM303)と、前記賞
球数関連情報記憶手段により記憶された賞球数関連情報
を、外部操作により初期状態に復帰させることが可能な
クリア手段(例えば、メモリクリアスイッチ313)
と、が装備されていることを特徴としている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【作用】排出制御手段に、賞球数関連情報が記憶された
状態で、外部操作によりクリア手段が操作されると、賞
球数関連情報がクリアされて初期状態に復帰する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】パチンコ遊技機前面の遊技盤100内に設
けられた入賞部56,108,109,120へ入賞し
た遊技球は裏面に回収されて集合棚230によって一箇
所に集められ、入賞球検出手段として例示する入賞球検
出器241(以下、セーフセンサ1)によって検出され
排出制御手段としての制御装置300の記憶部(後
述)に記憶され、その記憶に基づいて、賞品球排出装置
220が作動されて所定数(例えば、5個)の賞品球が
排出(小排出)される。制御装置300は入賞球検出手
段(セーフセンサ1,2)に関する異常状態をそれぞれ
判定する第1、第2の異常状態判定手段を含んでいる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】このマイクロコンピュータ300Aは中央
処理装置301、読出し専用メモリたるROM302
(固定データ記憶手段)、読出しと書込みが可能なメモ
リたるRAM303(変動データ記憶手段)およびウォ
ッチドッグタイマ304等を備えている。前記RAM3
03は、球排出装置220によって所定数の賞球を排出
させるための賞球数関連情報(例えば、後述する排出レ
ジスタ1,2)を記憶する賞球数関連情報記憶手段とし
ても機能する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】そして、マイクロコンピュータ300Aの
入力側には入力処理部310を介して排出センサ1,2
(225,225)、セーフセンサ1,2(241,2
42)、球抜きセンサ266、球不足スイッチ250、
オーバーフロー検出器(SW)255、クリア手段とし
てのメモリクリアスイッチ313が接続されている。
記メモリクリアスイッチ313はRAM303に記憶さ
れた賞球数関連情報を、初期状態に復帰させるために外
部操作に基づきクリア可能である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正内容】
【0079】メイン処理が開始されると、先ず、ステッ
プR2においてRAM303をクリアする。これは中央
処理装置(CPU)301がリセットされた場合に行な
われ、このRAM303のクリアによって、各種メモ
リ、フラグ、レジスタ(賞球数関連情報を記憶するため
の排出レジスタ1,2を含む。)、タイマ等は全てクリ
アされる。そして、その後、ステップR4で各種ソレノ
イドやランプ等をオフ(OFF)にして初期化し、しか
る後、ステップR6に移行する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0260
【補正方法】変更
【補正内容】
【0260】
【発明の効果】エラー発生時に、賞球数関連情報を簡単
に初期状態に復帰させることができるとともに、復帰後
も、残ったメモリ内容(賞球数関連情報)により誤排出
が行われたり、排出動作の検査に影響を与えたりする等
の問題が生じないようにすることができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0261
【補正方法】変更
【補正内容】
【0261】また、工場出荷時や保守点検時の排出関連
動作の点検時に、賞球数関連情報が記憶値として残って
しまわないように簡単にクリアできるとともに、点検作
業を迅速に行うことを可能にする。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 54 特別入賞口(入賞部) 55 一般入賞口(入賞部) 108 特定入賞装置(入賞部) 109 特定入賞口(入賞部) 120 一般入賞口(入賞部) 121 一般入賞装置(入賞部) 220 賞品球排出装置(球排出装置:賞球排出装
置:球排出手段) 241,242 入賞球検出器(セーフセンサ1,2:
入賞球検出手段)300 制御装置(排出制御手段) 303 RAM(賞球数関連情報記憶手段) 313 メモリクリアスイッチ(クリア手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域内に設けられた入賞部への入賞
    により発生した入賞球を検出可能な入賞球検出手段と、 該入賞球検出手段の検出出力に基づき所定数の賞球を排
    出可能な球排出手段と、 を備えた遊技機において、 前記入賞球検出手段に関する異常状態を判定する第1の
    異常状態判定手段と、 前記球排出手段に関する異常状態を判定する第2の異常
    状態判定手段と、 前記第1の異常状態判定手段と前記第2の異常状態判定
    手段のいずれの判定出力によるものであるかを識別可能
    な状態で異常原因を報知し得る異常原因報知手段と、 を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記第1の異常状態判定手段と第2の異常
    状態判定手段のいずれかの判定出力が発生した場合に異
    常状態の発生を報知する異常状態発生報知手段を備えて
    いることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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