JP2000317101A - パチンコ遊技機の払出球検出装置 - Google Patents

パチンコ遊技機の払出球検出装置

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JP2000317101A
JP2000317101A JP2000010985A JP2000010985A JP2000317101A JP 2000317101 A JP2000317101 A JP 2000317101A JP 2000010985 A JP2000010985 A JP 2000010985A JP 2000010985 A JP2000010985 A JP 2000010985A JP 2000317101 A JP2000317101 A JP 2000317101A
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Hisayoshi Sato
久芳 佐藤
Tadashi Kuno
匡司 久野
Kei Tamura
圭 田村
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Adachi Light Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球払出装置のパチンコ球通過通路に設けられ
る1つの球計数用センサがパチンコ球を検出不能になっ
た場合に対処可能になるほか、誤検知,不正が防止さ
れ、また払い出しの高速化に応えられるようにする。 【解決手段】 球払出装置16のパチンコ球通過通路に
装着される取付部材55に少なくとも2つの球計数用セ
ンサ28,29を隣接状に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機に
おける球払出装置にパチンコ球通過通路に設けられ払出
球数を検出する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機の球払出装置は、周知の
ように入賞球検出信号が球払出制御回路に入力される
と、モータにより払出ロータが回転してパチンコ球が打
球供給皿に払い出され、光学式,電磁式等の球計数用セ
ンサにより所定数のパチンコ球が計数されるとその信号
がフィードバックされることにより該モータを停止させ
る構造となっている。
【0003】ところで、近時のパチンコ遊技機は大当た
りが出ると賞球を短時間に集中的に払い出す必要がある
ので、その球払出装置には一段と高速化が要求される。
例えば1分間の払出個数として700〜800個以上可
能であることが要求される。そのために払出ロータを高
速回転させている。
【0004】また一般にCR機と称されているカード式
パチンコ遊技機は、遊技機本体の隣にカード式球貸出機
が一体的に設けられ、所定のプリペイドカードを挿入し
て球貸出要求スイッチを操作すると、遊技機本体の球払
出装置が作動し所定数のパチンコ球が打球供給皿に直接
払い出されるように構成されている。即ち、遊技機本体
内に設けられた球払出装置は、入賞球検出信号に反応し
てパチンコ球を賞球として払い出すという本来の機能に
加えて、カード式球貸出機から発信された球貸出要求信
号にも反応しパチンコ球を貸球としても払い出せるよう
に構成され、入賞球検出信号があった場合は球払出制御
回路は球払出装置を作動させ球計数用センサから例えば
15回パルス信号を受けると該球払出装置を停止させる
ことによって15個のパチンコ球が払い出され、球貸出
要求信号があった場合は球払出制御回路は球払出装置を
作動させ球計数用センサから例えば25回パルス信号を
受けると該球払出装置を停止させることによって25個
のパチンコ球が払い出されるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記球払出
装置ではそのパチンコ球通過通路に設けられた球計数用
センサが、例えばゴミが付着するなど何らかの原因でパ
チンコ球を検出できなくなると、従来では払い出しが不
能になりこのパチンコ遊技機の使用を中断せざるを得な
くなるものであった。このためそうした故障が遊技者と
のトラブルを発生させるおそれがあった。
【0006】また、従来の球払出装置ではパチンコ球が
払出ロータ等に当たってバウンドする1つのパチンコ球
で球計数用センサを2回以上作動させてしまうおそれが
あり、検出異常を起こすおそれがあった。また故意に球
計数用センサがパチンコ球を検知しないようにすること
で、不正に多数の賞球を奪うような不正行為がなされる
おそれがあった。
【0007】また、上記従来のカード式パチンコ遊技機
は、賞球も貸球も同じ球計数用センサからのパルス信号
により計数するものであったので、次のような問題があ
った。即ち、一般にパチンコ遊技機は、工場出荷時、あ
るいは使用途中等に、自動で打球を長時間にわたり発射
させて賞球数等を計数する検査を行っており、カード式
パチンコ遊技機の場合、検査の途中で打球が無くなると
球貸出要求スイッチを操作し打球供給皿に打球を適宜補
給するようにしているが、上記のように賞球の場合も貸
球の場合も同一の球計数用センサから得られるパルス信
号によってパチンコ球を計数するように構成している
と、その球計数用センサから得られるパルス信号をデジ
タルカウンタ等の計器で計数しても、その計数値には入
賞によるものと球貸出要求信号によるものとがあって両
者を区別できないので、そのパチンコ遊技機の特性を正
確に測定できないという問題があった。
【0008】そこで本発明の第一の目的は、何らかの原
因で1つの球計数用センサがパチンコ球を検出不能にな
っても支障なくパチンコ球の払い出しを継続し得るよう
にするものである。また本発明の第二の目的は、球計数
用センサによる誤検知を防止せんとするものである。ま
た本発明の第三の目的は、不正行為によるパチンコ球の
払出異常を防止せんとするものである。また本発明の第
四の目的は、検査に際して賞球と貸球とが夫々別々に計
数し得るようにするものである。さらにまた本発明の第
五の目的は、払い出しの高速化に応えられるように払出
ロータを高速回転させた際に発生しがちであるパチンコ
球の過剰な払い出しを防止し得るようにするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために本発明に係る
パチンコ遊技機の払出球検出装置は、球払出装置のパチ
ンコ球通過通路に装着される取付部材に少なくとも2つ
の球計数用センサを隣接状に設けてなることを特徴とす
る。また本発明に係るパチンコ遊技機の払出球検出装置
は、2つの球計数用センサは夫々投光器と受光器とから
なる光学式センサであって、球払出装置のパチンコ球通
過通路に装着された取付部材の一端部に第1の球計数用
センサの投光器と第2の球計数用センサの受光器とを隣
接状に設けるとともに、該取付部材の他端部に第1の球
計数用センサの受光器と第2の球計数用センサの投光器
とを隣接状に設けてなることを特徴とする。また本発明
は上記パチンコ遊技機の払出球検出装置において、球払
出装置の払出ロータによる拘束を解かれた直後のパチン
コ球を検知し得るように球計数用センサを該球払出装置
のパチンコ球通過通路に設けたことを特徴とする。また
本発明は上記パチンコ遊技機の払出球検出装置におい
て、2つの球計数用センサは貸球計数用センサと賞球計
数用センサであることを特徴とする。また本発明は上記
パチンコ遊技機の払出球検出装置において、貸球計数用
センサおよび賞球計数用センサの作動状態を夫々表示す
る手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に図面に従い本発明の実施の形
態をカード式パチンコ遊技機について説明する。図1は
このパチンコ遊技機の正面図、図2はその裏面図であ
る。図中、1は遊技機本体、2は該遊技機本体に隣接す
るように設けられた薄型のカード式球貸出機である。3
は複数の入賞口10およびディスプレイ装置11等が設
けられた遊技盤、4は打球発射ハンドル、5は打球供給
皿、6は景品球貯溜皿である。また、7は球貸出機2の
前面の設けられたカード挿入口、8は該球貸出機2に設
けられた球貸出要求スイッチ、9はカード返却スイッチ
である。
【0011】また、15は遊技機本体裏面に設けられた
景品球タンク、16は該景品球タンク15と整流樋17
を介して連通している球払出装置、18は該球払出装置
を作動させる球払出制御回路が設けられたコントロール
基板、19は該球払出装置16から払い出されたパチン
コ球を打球供給皿5に排出させる球誘導樋、20は打球
発射装置、21は遊技制御回路基板、22は前記入賞口
10に入賞したパチンコ球を集合させる入賞球集合ケー
ス、23は該入賞球集合ケースの下端部に設けられ入賞
球検出信号をコントロール基板18の球払出制御回路に
発信する入賞球検出スイッチである。
【0012】図3はコントロール基板18中に設けられ
た球払出制御回路24の入出力信号系を示したブロック
図である。同図に示したように該球払出制御回路24に
は、前記球貸出要求スイッチ8から球貸出要求信号が入
力されるとともに、前記入賞球検出スイッチ23から入
賞球検出信号が入力される。
【0013】また、該球払出制御回路24は駆動回路2
5に制御信号を出力し前記球払出装置16のモータ26
を駆動しパチンコ球通過通路に設けられたスクリュー形
の払出ロータ27を回転させパチンコ球をその回転数に
従い打球供給皿5に払い出す。
【0014】図4〜図6にこの球払出装置16の構造を
示す。この球払出装置16は、モータ26が固着された
プラスチック製のケース50に、一対の球移動樋51
a,51bが払出ロータ27を両側対称位置から挟むよ
うに形成され、該球移動樋の上方は通路52a,52b
がクランク形に折れ曲がり状に形成され、該各通路にパ
チンコ球53が前記景品球タンク15から流下してく
る。また、一対の球移動樋51a,51bの下端54
a,54bは開放され前記打球供給皿5と連通してい
る。
【0015】また、28,29は該球払出装置のパチン
コ球通過通路に設けられパチンコ球が通過する毎に夫々
パルス状の球通過信号を出力する貸球計数用センサと賞
球計数用センサである。該貸球計数用センサ28および
賞球計数用センサ29は夫々球払出制御回路24からの
切替信号によって作動する入力切替手段30を介して該
球払出制御回路24に接続されている。
【0016】31は貸球計数用センサ28および賞球計
数用センサ29から発信される球通過信号を常時検知す
るセンサ作動状態監視部で、該センサ作動状態監視部は
この2つの球計数用センサ28,29から発信される球
通過信号が常に同等の時間差をもって同数計数されてい
ることを監視し、これに異常があったときは異常報知ラ
ンプ33を点灯させるとともにその異常状態を外部に通
知する。また該センサ作動状態監視部は2つの球計数用
センサ28,29うちの一方の球計数用センサから球通
過信号が検知されなくなると入力切替手段30に切替信
号を出し、2つの球計数用センサ28,29のうちのい
ずれか球通過信号が検知されている球計数用センサから
の球通過信号が球払出制御回路24に受信されるように
する。なお、32はセンサ作動状態監視部31に球計数
用センサ28,29からの球通過信号の検知状態を表示
するために設けられた青,黄,赤の3つのLEDからな
る作動状態表示手段である。
【0017】しかして、貸球計数用センサ28は図5〜
図7に示したように投光器28aと受光器28bとから
なる光学式センサ、賞球計数用センサ29は投光器29
aと受光器29bとからなる光学式センサであって、ケ
ース50の下端部近くに固着されたコ字形の取付部材5
5の一方の端部56に投光器28aと受光器29bとを
薄板状の遮光壁57を介して隣接状に設けるとともに、
該取付部材55の他方の端部58には受光器28bと投
光器29aとを薄板状の遮光壁59を介して隣接状に設
け、投光器28aから受光器28bに向かう光軸60と
投光器29aから受光器29bに向かう光軸61とが平
行で互いに反対向きに光が走り、払出ロータ27の外側
で両球移動樋51a,51bを跨って過ぎるようにす
る。そしてこの通路を流下するパチンコ球が払出ロータ
27による拘束を解かれる瞬間に該光軸60,61を遮
ることにより電気信号として検出されるようにする。
【0018】図7は上記取付部材55の詳細を斜視図に
て示すもので、投光器28aと受光器28b、および投
光器29aと受光器29bは夫々向かい合わせにプリン
ト基板62上に配置し該プリント基板62にその配線用
コネクタ63を設けている。また、取付部材55は箱状
に形成され、外側面には係合片64が一体に形成され、
該プリント基板62を該取付部材55本体の背面より装
入して蓋体65を閉じ、該取付部材55をケース50の
下端部の外面に係合片64をもって係合することにより
取付けられるようにしている。なお66は取付部材55
の背面に形成された蓋体65への係合片である。
【0019】このように端部56に投光器28aと受光
器29bとを隣接状に設け、端部58には受光器28b
と投光器29aとを隣接状に設けたことで、図示したよ
うに投光器よりも受光器の幅寸法が大きい場合、或いは
その反対に受光器よりも投光器の幅寸法が大きい場合の
ようにその幅寸法が相違していてもその間隔gを可及的
に狭く設定することが可能となる。このため、貸球計数
用センサ28と賞球計数用センサ29とがパチンコ球を
検出する時間差を非常に少ないものとすることができ
る。このため検出時間の早すぎること、あるいは遅いこ
とに起因するモータ26,払出ロータ27の停止時期の
乱れによるパチンコ球の払い出し不足または過剰が防止
される。
【0020】また、投光器28aから出た散乱光が隣接
する受光器29bに入光するおそれは少なく、投光器2
9aから出た散乱光が受光器28bに入光するおそれが
少なくなるので、このような散乱光による検知ミス発生
のおそれが解消される。
【0021】また、2つの球計数用センサ28,29に
よってパチンコ球の通過を検知するものであるから、そ
の検知状態の異常を容易に判定することができ、即時そ
の異常を報知するとともに、一方の球計数用センサが故
障であるような場合にも一時的には継続して景品球等の
払い出しが継続させることができ遊技を途中でやめなけ
ればならないような事体が回避され遊技者とトラブルを
起こすおそれがない。
【0022】図8はこのセンサ作動状態監視部31の作
動をフローチャートにて示すもので、ステップ(イ)に
て貸球計数用センサ28からの球通過信号の有無が捜索
され、ステップ(ハ)にて賞球計数用センサ29からの
球通過信号の有無が捜索され、ステップ(ロ)(ニ)に
てそれが夫々記憶され、ステップ(ホ)にてその両信号
の一致性、即ち、パチンコ球通過通路を1つのパチンコ
球が通過したことによって検出された信号であることが
検証され、一致した場合は両球計数用センサ28,29
が正常に作動していると判定されてこのループを繰り返
す。また一方の球計数用センサからだけ球通過信号があ
ったときのように両信号が一致しない場合は、ステップ
(ト)に移行し、貸球計数用センサ28からの球通過信
号のみが記憶されている場合はステップ(チ)にて該貸
球計数用センサ28をパチンコ球を検出するセンサとし
て専用にし他方の賞球計数用センサ29は使用せず、そ
の反対に賞球計数用センサ29からの球通過信号のみが
記憶されている場合はステップ(リ)にてパチンコ球を
検出するセンサとして賞球計数用センサ29を専用にし
他方の貸球計数用センサ28は使用しないように、夫々
前記入力切替手段30に切替信号を出す。
【0023】このため、一方の球計数用センサがゴミが
付着するなど何らかの原因で故障しパチンコ球を検出し
なくなった場合に、他方の正常な球計数用センサが即時
にその代行を果たすようになり、検出不良によりパチン
コ球を払い出しできなくなる事体が回避される。また、
作動状態表示手段32は、両球計数用センサ28,29
がいずれも正常に作動している場合は青色のLEDを点
灯させ、一方のセンサからのみ球通過信号が得られてい
る状況では黄色のLEDを点灯させ、全く球通過信号が
得らない状況では赤色のLEDを点灯させることで、黄
色のLEDが点灯した時点での点検,修理を促す。
【0024】また図9は球貸出要求信号または入賞球検
出信号が球払出制御回路に入力されることにより作動す
る球払出装置16のモータ26の回転数の変動をグラフ
にして示したもので、球貸出要求信号が入力され25個
のパチンコ球を払い出すタスクを受けた場合、貸球計数
用センサ28がパチンコ球を23個計数した時点で該球
払出制御回路からモータ26に減速指令が出され、該モ
ータ26は低速回転に切り替えられ随時停止態勢とな
る。そして貸球計数用センサ28が25個目のパチンコ
球を計数すると即時に停止し得る。また、入賞球検出信
号が入力され例えば15個のパチンコ球を払い出すタス
クを受けた場合、賞球計数用センサ29がパチンコ球を
13個計数した時点で該球払出制御回路からモータ26
に減速指令が出され、該モータ26は低速回転に切り替
えられ随時停止態勢となる。そして賞球計数用センサ2
9が15個目のパチンコ球を計数すると即時に停止し得
る。このように、貸球計数用センサ28または賞球計数
用センサ29による計数値がそのタスクを完了する前に
モータ26は低速回転に切り替えられ随時停止態勢にな
ることで、計数値がそのタスクに達したときに、惰性に
よる払出ロータ27の過剰回転を防いでモータ26を即
時停止させることができる。これによって払出ロータ2
7を高速回転させても過剰な払い出しを確実に防止する
ことができる。
【0025】また図10に示したフローチャートは、入
賞,球貸入力動作ルーチンであって、ステップaにて球
貸出要求スイッチ8からの球貸出要求信号が検知される
とステップbにてその要求回数Yがレジスタに記憶さ
れ、ステップcにては入賞球検出スイッチ23からの入
賞球検出信号が検知されるとステップdにてその検出数
Nがレジスタに記憶される。
【0026】図11は図10と並行処理される払出制御
ルーチンであって、ステップeにて球貸出要求信号の記
憶が有るかどうかが検出され、有る場合はステップf,
gに移行し前記入力切替手段30に切替信号を出力する
ことによって貸球計数用センサ28からの球通過信号が
球払出制御回路に受信されるようにする。そしてステッ
プhにて払出球数が25個にセットされステップiにて
図11に示す払出処理が実行された後、ステップjにて
要求回数Yが減数される。またステップeにて球貸出要
求信号の記憶が検出されない場合はステップkにて入賞
球検出信号の記憶の有無が検出されその記憶が有る場合
はステップl,mに移行し入力切替手段30に切替信号
を出力することによって球払出制御回路に賞球計数用セ
ンサ29からの球通過信号が受信されるようにする。そ
してステップnにて払出球数が15個にセットされステ
ップoにて図11に示す払出処理が実行された後、ステ
ップpにて入賞球検出数Nが減数される。
【0027】図12に示した払出処理ルーチンは、ステ
ップqにて払出数計数値がゼロに設定され、ステップr
にて球払出装置24のモータ26を作動させパチンコ球
の払い出しを開始する。そしてステップs,t,uを循
環することによって貸球計数用センサ28または賞球計
数用センサ29からのパルス信号が逐次計数されその払
出球計数値が前記ステップnまたはステップhにて設定
された払出球数に達するとステップvにてモータ26を
停止させる。これによって貸球または賞球として夫々所
定個数のパチンコ球が払い出され、以下このフローが繰
り返される。一方所定時間内に球通過信号がない場合は
ステップwよりステップxに移行し異常終了となる。
【0028】このように貸球と賞球とが夫々別々のセン
サによって検出されるようにすることで、このパチンコ
遊技機を検査するにあたっては、該各センサから得られ
るパルス信号をデジタルカウンタ等の計器で計数するこ
とによって、その計数値を入賞によるものと球貸出要求
信号によるものとに区別して測定できる。このため、検
査中に打球を補給するため球貸出要求スイッチ8を適宜
操作しても計数される賞球数に影響を与えることなくそ
のパチンコ遊技機の特性を正確に測定できるようにな
る。また、故障や違法な改造の有無等についても発見が
容易になる。
【0029】なお、球払出装置については従来からモー
タ式,ソレノイド式,横形,竪形、自重落下型等、種々
の形態が知られている。また球計数用センサ28,29
はこの実施形態に示した光学式のほか、電磁式,タッチ
式等他の検知形式のものでも使用し得る。また該センサ
の配置位置についてもこの実施形態に示したもののほか
種々の形態を想定し得る。またこの実施形態は払出球検
出装置について説明したが、パチンコ遊技機のセーフ球
検出装置についても本発明のようにパチンコ球通過通路
に少なくとも2つの球計数用センサを設けることでセー
フ球の検知ミス,不正等を回避することが可能となる。
【0030】さらには前記作動状態表示手段32には、
上記のように両球計数用センサ28,29の故障等の異
常を表示することのほか、2つの球計数用センサ28,
29のうちのどちらが現在計数作動中であるかが目で見
て判るようにパチンコ遊技機の前面または裏面にそうし
た表示装置の機能を持たせるようにしてもよい。例えば
図13に示したように、パチンコ遊技機の前面に設けら
れた貸球操作表示部60に設けられている貸球金額表示
用の7セグ表示装置61の表示を球計数用センサ28が
作動しているときに点滅させることで現在その金額に相
当する貸球が払出されていることが判るようにするとと
もに、他方の球計数用センサ29が作動しているとき
は、遊技盤3の隅に設けられた表示ランプ62を点滅さ
せるようにし、現在払出中のパチンコ球が貸球であるの
か賞球であるのかが容易に判るようにしておくことがで
きる。また、図14に例示したようにパチンコ遊技機の
背面にも例えば2つのLED63,64を設け、夫々
「貸」,「賞」の文字をもって両LEDの役割を表記
し、その点灯、或いは点滅によって両球計数用センサ2
8,29のうちのどちらが現在計数作動中であるかが表
示されるようにしてもよい。なおこうした表示装置はこ
の例のように球払出装置16の表面に設けるだけでな
く、前記コントロール基板18上や遊技制御回路基板2
1上,電源ボックス65上等に設けてもよいこと勿論で
ある。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るパチン
コ遊技機の払出球検出装置によれば、何らかの原因で1
つの球計数用センサがパチンコ球を検出不能になった場
合に対処可能になるほか、誤検知,不正が防止され、ま
た検査に際して賞球と貸球とが夫々別々に計数し得るよ
うになり、さらには払い出しの高速化に応えられるなど
顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ遊技機の正面図。
【図2】本発明に係るパチンコ遊技機の裏面図。
【図3】本発明に係るパチンコ遊技機の球払出制御装置
のブロック図。
【図4】本発明に係る球払出装置の縦断面図。
【図5】図4のA−A線断面図。
【図6】図4のB−B線断面図。
【図7】本発明に係る払出球検出装置の実施の形態を示
す分解斜視図。
【図8】本発明に係るパチンコ遊技機の球払出システム
を示すフローチャート。
【図9】本発明に係る球払出装置のモータの回転速度の
変移図。
【図10】本発明に係るパチンコ遊技機の球払出制御装
置のフローチャート。
【図11】本発明に係るパチンコ遊技機の球払出制御装
置のフローチャート。
【図12】本発明に係るパチンコ遊技機の球払出制御装
置のフローチャート。
【図13】本発明に係るパチンコ遊技機の正面図。
【図14】本発明に係るパチンコ遊技機の裏面図。
【符号の説明】
1 遊技機本体 2 球貸出機 5 打球供給皿 7 カード挿入口 8 球貸出要求スイッチ 16 球払出装置 18 コントロール基板 23 入賞球検出スイッチ 24 球払出制御回路 26 モータ 27 払出ロータ 28 貸球計数用センサ 28a 投光器 28b 受光器 29 賞球計数用センサ 29a 投光器 29b 受光器 30 入力切替手段 31 センサ作動状態監視部 55 取付部材 57,59 隔壁 60,61 光軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球払出装置のパチンコ球通過通路に装着
    される取付部材に少なくとも2つの球計数用センサを隣
    接状に設けてなることを特徴としたパチンコ遊技機の払
    出球検出装置。
  2. 【請求項2】 2つの球計数用センサは夫々投光器と受
    光器とからなる光学式センサであって、球払出装置のパ
    チンコ球通過通路に装着された取付部材の一端部に第1
    の球計数用センサの投光器と第2の球計数用センサの受
    光器とを隣接状に設けるとともに、該取付部材の他端部
    に第1の球計数用センサの受光器と第2の球計数用セン
    サの投光器とを隣接状に設けてなることを特徴としたパ
    チンコ遊技機の払出球検出装置。
  3. 【請求項3】 球払出装置の払出ロータによる拘束を解
    かれた直後のパチンコ球を検知し得るように球計数用セ
    ンサを該球払出装置のパチンコ球通過通路に設けた請求
    項1または2に記載のパチンコ遊技機の払出球検出装
    置。
  4. 【請求項4】 2つの球計数用センサは貸球計数用セン
    サと賞球計数用センサである請求項1〜3に記載のパチ
    ンコ遊技機の払出球検出装置。
  5. 【請求項5】 貸球計数用センサおよび賞球計数用セン
    サの作動状態を夫々表示する手段を設けた請求項4に記
    載のパチンコ遊技機の払出球検出装置。
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JP2012110603A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Daito Hanbai Kk 管理システム
JP2012110604A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Daito Hanbai Kk 管理システム
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