JP2001321023A - ジギング用ルアー - Google Patents

ジギング用ルアー

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JP2001321023A
JP2001321023A JP2001064679A JP2001064679A JP2001321023A JP 2001321023 A JP2001321023 A JP 2001321023A JP 2001064679 A JP2001064679 A JP 2001064679A JP 2001064679 A JP2001064679 A JP 2001064679A JP 2001321023 A JP2001321023 A JP 2001321023A
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lure
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hook
magnet
jigging
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JP2001064679A
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Yukinori Miyazawa
幸則 宮澤
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Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はジギング用ルアーに関し、フックの
根掛り及びフックとラインとの糸絡みを防止しつつ、フ
ックによる確実な針掛かりを可能としたジギング用ルア
ーを提供することを目的とする。 【解決手段】 請求項1に係る発明は、ルアー本体に紐
材を介してフックを連結したジギング用ルアーに於て、
上記ルアー本体とフック側に磁性を持たせ、当該ルアー
本体の外表面にフック側が磁力で吸着可能としたことを
特徴とする。そして、請求項2に係る発明は、請求項1
に係るジギング用ルアーに於て、ルアー本体にマグネッ
トを装着すると共に、フックを磁性材料で成形したこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジギングと称する
ルアーフィッシングに用いるジギング用ルアーに関す
る。尚、本明細書に於て、「磁性」とはマグネットが鉄
片等を吸い付ける性質、また、鉄片等がマグネットに吸
い付けられる性質をいう。
【0002】
【従来の技術】近年、流行始めたルアーフィッシングに
ジギングと呼ばれる釣法がある。これは、メタルジグと
いう金属片にトレブルフックを付けたルアーを一定の水
深まで沈めて、様々なルアーアクションによる集魚効果
で魚を釣るもので、昨今では、ラインの改良によって水
深が200mを超えるディープジギングが可能となって
いる。
【0003】図12はジギングに使用される従来のジギ
ング用ルアーを示し、図中、1は鉛等の比重の重い金属
材料を用いて小魚形状に成形された棒状のルアー本体
で、その上部(頭部)の取付環13にライン3が接続さ
れ、そして、その下部(尾部)に連結環5を介してフッ
ク(トレブルフック)7が連結されている。しかし、斯
様にルアー本体1の下部にフック7を連結すると、根掛
りが発生したり釣竿をシャクる際にライン3にフック7
が絡まってしまう欠点があった。
【0004】また、魚はジギング用ルアー9の腹部や目
玉11部分等を狙ってジギング用ルアー9の上部側に食
い付くことが多いため、昨今では、図13に示すように
下部側のフック7に代え、または斯かるフック7に加
え、上部側の取付環13に、アラミド,PE(ポリエチ
レン)系の編み糸からなる紐材15を用いてフック(ア
シストフック)17を連結したジギング用ルアー19が
広く使用されるようになっている。
【0005】而して、斯様に紐材を用いてフックをルア
ー本体に連結する理由として、ルアーをくわえた魚が首
を振ったときに従来の如くフックが金属リングで止着さ
れていると、ルアーの重みでルアーが振り子になってフ
ックが外れることがあるが、紐材を介してフックを止着
すると、魚の動きがルアーに伝わり難くなるためフック
外れが少なくなることが挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上部側のフッ
ク17は柔らかな紐材15によってルアー本体1に首振
り可能に連結されているため、水中での降下中にフック
17がライン3に絡まってしまうことがあり、斯かる状
態で魚がルアー本体1に食い付いても、フック17が魚
に掛からないこととなる。
【0007】また、上述したようにフック17は紐材1
5を介してルアー本体1に首振り可能に連結されている
ため、ジギング用ルアー19の動きが激しいとフック1
7がルアー本体1から離れて、ルアー本体1に食い付い
てくる魚にフック17が針掛かりしない欠点も指摘され
ていた。本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、
フックの根掛り及びフックとラインとの糸絡みを防止し
つつ、フックによる確実な針掛かりを可能としたジギン
グ用ルアーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、ルアー本体に紐材を介して
フックを連結したジギング用ルアーに於て、上記ルアー
本体とフック側に磁性を持たせ、当該ルアー本体の外表
面にフック側が磁力で吸着可能としたことを特徴とす
る。
【0009】そして、請求項2に係る発明は、請求項1
に係るジギング用ルアーに於て、ルアー本体にマグネッ
トを装着すると共に、フックを磁性材料で成形したもの
で、請求項3に係る発明は、請求項2記載のジギング用
ルアーに於て、マグネットがルアー本体に埋め込まれて
いることを特徴とし、請求項4に係る発明は、請求項2
または請求項3記載のジギング用ルアーに於て、マグネ
ットがルアー本体の長手方向に沿って帯状に成形されて
いることを特徴とする。
【0010】また、請求項5に係る発明は、請求項1記
載のジギング用ルアーに於て、紐材にマグネットを装着
すると共に、ルアー本体に磁性材料からなる保持部材を
装着したことを特徴とし、請求項6に係る発明は、請求
項5記載のジギング用ルアーに於て、保持部材がルアー
本体に埋め込まれ、更にまた、請求項7に係る発明は、
請求項5または請求項6記載のジギング用ルアーに於
て、保持部材がルアー本体の長手方向に沿って帯状に成
形されていることを特徴とする。
【0011】そして、請求項8に係る発明は、請求項5
乃至請求項7のいずれか1項に記載のジギング用ルアー
に於て、マグネットが紐材に移動可能に装着されている
ことを特徴とし、請求項9に係る発明は、請求項2乃至
請求項8のいずれか1項に記載のジギング用ルアーに於
て、ルアー本体の長手方向に沿ってその外表面に溝が成
形され、当該溝内に、フックまたは紐材に装着したマグ
ネットが位置決め可能であることを特徴としている。
【0012】(作用)各請求項に係る発明によれば、ジ
ギング用ルアーをキャスティングする際に、フックをル
アー本体の外表面に吸着,保持させておけば、ジギング
用ルアーが水中を降下し、また、釣竿をシャクってジギ
ング用ルアーがルアーアクションを行う際に、フックが
ルアー本体から離脱せずラインとの糸絡みが防止され
る。
【0013】また、仮に何らかの外力でフックがルアー
本体から離脱しても、フックは磁力によって再度ルアー
本体の外表面に吸着,保持されるし、魚がルアー本体を
狙って食い付くと、フックがルアー本体から離れて魚に
掛かり、また、フックの根掛りが防止されることとな
る。一方、請求項8に係る発明によれば、紐材に沿って
マグネットを移動させれば、マグネットとフックとの間
の距離が変わって、魚種に対応したフックの移動範囲の
調節が図れることとなる。
【0014】そして、請求項9に係る発明によれば、マ
グネットを溝内に収納してこれをルアー本体の外表面に
保持させれば、何らかの障害物がルアー本体にぶつかっ
てもマグネットが障害物から保護されて外れることがな
く、また、溝内にフックを配置させて、フックの針先が
ルアー本体の外表面から斜め前方へ起立させることも可
能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1乃至図3は請求項1乃至請
求項4に係るジギング用ルアーの一実施形態を示し、図
中、21は小魚形状に成形された鉛製のルアー本体で、
その上部側に目玉23が取り付き、そして、ルアー本体
21の表面には鱗模様が施されている。
【0016】そして、図12に示す従来例と同様、ルア
ー本体21の上部に取り付く取付環25にライン27
と、上記紐材15と同一材料で成形された柔軟性を有す
る紐材29を介してステンレス等の鉄系金属製のフック
31が連結されているが、本実施形態は、ルアー本体2
1内にマグネット33をルアー本体21の長手方向に埋
設すると共に、磁性材料でフック31を成形してルアー
本体21とフック31側の双方に磁性を持たせ、マグネ
ット33の磁力でフック31をルアー本体21の外表面
に吸着,保持させるようにしたことを特徴とする。
【0017】而して、図2及び図3に示すようにマグネ
ット33は、ルアー本体21の長手方向に沿って帯状
(棒状)に成形されており、ルアー本体21の製造時
に、金型内に当該マグネット33を適当な手段で保持し
た後、鉛を金型内に流し込むことによってマグネット3
3がルアー本体21内に埋設される。そして、斯様にマ
グネット33をルアー本体21内に埋設することによっ
て、ルアー本体21の外表面は凹凸のないなだらかな形
状とされている。
【0018】また、マグネット33の磁力は、水中での
ジギング用ルアー35の降下時や釣竿をシャクる際にフ
ック31がルアー本体21から離脱することなく保持さ
れ、そして、魚がルアー本体21の腹部や目玉23部分
を狙って食い付いた際に、フック31がルアー本体21
から離れて魚に掛かるように設定されている。本実施形
態はこのように構成されているから、ジギング用ルアー
35をキャスティングする際に、マグネット33の磁力
でフック31をルアー本体21の腹部付近の外表面に保
持させておけば、ジギング用ルアー35が水中を降下
し、また、釣竿をシャクってジギング用ルアー35が様
々なルアーアクションを行う際に、フック31がルアー
本体21から離脱せずライン27との糸絡みが防止され
る。
【0019】また、仮に何らかの外力でフック31がル
アー本体21から離脱しても、マグネット33の磁力に
よってフック31は再度ルアー本体21の外表面に吸
着,保持されるし、魚がルアー本体21の腹部や目玉2
3部分を狙って食い付くと、フック31がルアー本体2
1から離れて魚に掛かることとなる。このように本実施
形態は、ルアー本体21にマグネット33を埋設して、
当該マグネット33の磁力でフック31をルアー本体2
1の腹部近傍の外表面に保持させるようにしたので、ジ
ギング用ルアー35を水中に降下させる場合や釣竿をシ
ャクる場合にフック31がルアー本体21から離脱する
ことがなく、この結果、フック31とライン27との糸
絡みが防止され、而も、マグネット33の磁力は、魚が
ルアー本体21の腹部や目玉23部分を狙って食い付い
た際にフック31がルアー本体21から離れるように設
定されていることも相俟って、針掛かりが向上すること
となった。
【0020】また、本実施形態では、マグネット33を
ルアー本体21内に埋設することによってルアー本体2
1の外表面を凹凸のないなだらかな形状としたので、ル
アー本体21自身への糸絡みが防止でき、更にまた、マ
グネット33をルアー本体21の長手方向に沿って帯状
(棒状)に成形してこれをルアー本体21内に埋設した
ため、紐材29の長さに拘わらずフック31をルアー本
体21の外表面に保持させることができると共に、マグ
ネット33に沿ってルアー本体21へのフック31の吸
着位置を選択することができる。
【0021】そして、本実施形態に係るジギング用ルア
ー35は、ルアー本体21にマグネット33を埋設した
構造であるため、製造コストも廉価である利点を有す
る。また、ルアー本体21にマグネット33に代えて磁
性を有する金属片を設け、フック31をマグネットで成
形して、フック31をルアー本体21に吸着,保持させ
てもよい。
【0022】従って、ルアー本体21と紐材29を有す
るフック31側のいずれか一方にマグネットを、そし
て、他方に磁性材料を設けてルアー本体21の外表面に
フック31側が吸着可能であればよい。図4及び図5は
請求項1乃至請求項3に係るジギング用ルアーの第一実
施形態を示し、本実施形態に係るジギング用ルアー35
-1は、上記ルアー本体21と同一材料,同一形状からな
るルアー本体21-1内に、断面略L字状のマグネット3
3-1を埋め込むと共に、その一部をフック位置決め用の
突片33-1aとして、ルアー本体21-1の長手方向に沿
ってその外表面に突出させたもので、図示するようにマ
グネット33-1の磁力でフック31を突片33-1aに沿
ってルアー本体21-1の外表面に位置決め保持させる
と、フック31の針先がルアー本体21-1の外方へ突出
するようになっている。
【0023】また、本実施形態にあっても、マグネット
33-1の磁力は、水中でのジギング用ルアー35-1の降
下時や釣竿をシャクる際にフック31がルアー本体21
-1から離脱することなく保持され、そして、魚がルアー
本体21-1の腹部や目玉23部分を狙って食い付くと、
フック31がルアー本体21-1から離れて魚に掛かるよ
うに設定されている。
【0024】尚、その他の構成は図1に示す実施形態と
同様であり、また、ジギング用ルアー35-1の製造方法
も上記実施形態と同様であるため、同一のものには同一
符号を付してそれらの説明は省略する。本実施形態はこ
のように構成されているから、ジギング用ルアー35-1
をキャスティングする際に、マグネット33-1の磁力で
フック31を突片33-1aに沿ってルアー本体21-1の
外表面に位置決め保持させておけば、ジギング用ルアー
35-1が水中を降下し、また、釣竿をシャクってジギン
グ用ルアー35-1が様々なルアーアクションを行う際
に、フック31がルアー本体21-1から離脱せずライン
27との糸絡みが防止される。
【0025】また、仮に何らかの外力でフック31がル
アー本体21-1から離脱した場合でも、マグネット33
-1の磁力によってフック31は再度ルアー本体21-1の
外表面に吸着,保持される。そして、魚がルアー本体2
1-1の腹部や目玉23部分を狙って食い付くと、フック
31がルアー本体21-1から離れて魚に掛かるが、上述
したように本実施形態では、突片33-1aに沿ってフッ
ク31をルアー本体21-1の外表面に位置決め保持させ
ると、フック31の針先がルアー本体21-1の外方へ突
出するため、図1のジギング用ルアー35に比しフック
31が魚に掛かり易くなる。
【0026】従って、本実施形態によっても、ジギング
用ルアー35-1の降下時や釣竿をシャクる場合に、フッ
ク31がルアー本体21-1から離脱することがなくなっ
てライン27との糸絡みが防止され、而も、マグネット
33-1の磁力は、魚がルアー本体21-1の腹部や目玉2
3部分を狙って食い付いた際にフック31がルアー本体
21-1から離れるように設定され、また、突片33-1a
に沿ってフック31をルアー本体21-1の外表面に位置
決め保持させた際に、フック31の針先がルアー本体2
1-1の外方へ突出することも相俟って、図1のジギング
用ルアー35に比し更に針掛かりが向上することとなっ
た。
【0027】そして、本実施形態にあっても、マグネッ
ト33-1をルアー本体21-1に埋め込んだ構造であるた
め、製造コストが廉価である利点を有する。図6及び図
7は請求項1乃至請求項3に係るジギング用ルアーの第
二実施形態を示し、本実施形態は、断面略L字状に成形
された図4のマグネット33-1に代えて、図7に示すよ
うに断面略コ字状に成形されたマグネット33-2を、ル
アー本体21-1と同一材料,同一形状からなるルアー本
体21-2内に埋め込むと共に、その一部をフック位置決
め用の突片33-2a,33-2bとして、ルアー本体21
-2の長手方向に沿ってその外表面に平行に突出させたも
ので、図示するようにマグネット33-2の磁力でフック
31を両突片33-2a,33-2b間に配置すると、フッ
ク31の針先がルアー本体21-2の外表面から斜め前方
へ起立するようになっている。
【0028】尚、本実施形態に於ても、マグネット33
-2の磁力は、水中でのジギング用ルアー35-2の降下時
や釣竿をシャクる際にフック31がルアー本体21-2か
ら離脱せず、そして、魚がルアー本体21-2の腹部や目
玉23部分を狙って食い付いた際には、フック31がル
アー本体21-2から離れて魚に掛かるように設定されて
いる。
【0029】そして、その他の構成は図1に示す実施形
態と同様であり、また、ジギング用ルアー35-2の製造
方法も斯かる実施形態と同様であるため、同一のものに
は同一符号を付してそれらの説明は省略する。本実施形
態に係るジギング用ルアー35-2はこのように構成され
ているから、上記各実施形態と同様、本実施形態によっ
ても所期の目的を達成することが可能であるが、既述し
たように本実施形態は、マグネット33-2の磁力によっ
てフック31を両突片33-2a,33-2b間に配置した
とき、フック31の針先がルアー本体21-2の外表面か
ら斜め前方へ起立するように構成したので、フッキング
率が更に向上する利点を有する。
【0030】尚、上述した各実施形態では、ジギング用
ルアー35,35-1,35-2を製造するに当たり、マグ
ネット33,33-1,33-2を、夫々、ブロック状に成
形してルアー本体21,21-1,21-2内に鋳ぐるんだ
が、マグネットを薄肉な磁性ゴムで成形してこれをルア
ー本体の外表面に接着する等、マグネットの形状や取付
構造に応じてマグネットをルアー本体に接着したりこれ
をルアー本体内に填め込んでもよく、これらの実施形態
によっても、上述した各実施形態と同様、所期の目的を
達成することが可能である。
【0031】図8は請求項1,請求項5乃至請求項7に
係るジギング用ルアーの一実施形態を示し、図中、21
-3は上記ルアー本体21と同一材料を用いて同一形状に
成形されたルアー本体で、その上部に取り付く取付環2
5にライン27が連結され、また、紐材29を介して金
属製のフック31が連結されている。
【0032】尚、図8のように目等を有しない上下の区
別がないルアーに於ては、フック31の紐材29が止着
された側を上部としてライン27を連結する。そして、
ルアー本体21-3内に、鉄等の磁性材料を帯状(棒状)
に成形した保持部材37がルアー本体21-3の長手方向
に埋設されている。一方、紐材29には、当該紐材29
が挿通する直方体形状のマグネット39がフック31側
の保持部材として装着されており、当該マグネット39
はその前後に装着したビーズ玉の如きストッパ41によ
って紐材29の所定位置に位置決め固定されている。
【0033】そして、本実施形態は、上記マグネット3
9と保持部材37とで、フック31側をルアー本体21
-3の外表面に保持させるようにしたものである。尚、ル
アー本体21-3に対し、それ以外の紐材29,フック3
1及びこれらに設けられた部材を「フック31側」とい
う。而して、上記保持部材37は、ルアー本体21-3の
製造時に、金型内に当該保持部材37を適当な手段で保
持した後、鉛を金型内に流し込むことによってルアー本
体21-3内に埋設される。
【0034】そして、本実施形態も、斯様に保持部材3
7をルアー本体21-3内に埋設することで、ルアー本体
21-3の外表面が凹凸のないなだらかな形状とされてい
る。また、マグネット39の磁力は、水中でのジギング
用ルアー35-3の降下時や釣竿をシャクる際にフック3
1がルアー本体21-3から離脱することなく保持され、
そして、魚がルアー本体21-3の腹部を狙って食い付く
と、フック31がルアー本体21-3から離れて魚に掛か
るように設定されている。
【0035】本実施形態に係るジギング用ルアー35-3
はこのように構成されているから、当該ジギング用ルア
ー35-3をキャスティングする際に、マグネット39を
ルアー本体21-3の外表面に保持させておけば、ジギン
グ用ルアー35-3が水中を降下し、また、釣竿をシャク
ってジギング用ルアー35-3が様々なルアーアクション
を行う際に、フック31がルアー本体21-3から離脱せ
ずライン27との糸絡みが防止される。
【0036】また、仮に何らかの外力でフック31がル
アー本体21-3から離脱しても、マグネット39の磁力
によってフック31は再度ルアー本体21-3の外表面に
吸着,保持されるし、魚がルアー本体21-3を狙って食
い付くと、フック31がルアー本体21-3から離れて魚
に掛かることとなる。このように本実施形態は、紐材2
9にマグネット39を装着すると共に、鉄等の磁性材料
からなる保持部材37を埋設して、当該マグネット39
の磁力でフック31側をルアー本体21-3の外表面に保
持させるようにしたので、ジギング用ルアー35-3を水
中に降下させる場合や釣竿をシャクる場合にフック31
がルアー本体21-3から離脱することがなく、この結
果、本実施形態によっても、フック31とライン27と
の糸絡みが防止され、而も、マグネット39の磁力は、
魚がルアー本体21-3の腹部を狙って食い付いた際にフ
ック31がルアー本体21-3から離れるように設定され
ていることも相俟って、針掛かりが向上することとなっ
た。
【0037】また、本実施形態にあっても、保持部材3
7をルアー本体21-3内に埋設することによってルアー
本体21-3の外表面を凹凸のないなだらかな形状とした
ので、ルアー本体21-3自身への糸絡みも防止できる
し、保持部材37をルアー本体21-3の長手方向に沿っ
て帯状に成形してこれをルアー本体21-3内に埋設した
ため、紐材29の長さに拘わらずフック31側をルアー
本体21-3の外表面に保持させることが可能である。
【0038】尚、上述した構成に代え、フック31をマ
グネットで成形してマグネット39とフック31の双方
をルアー本体21-3に保持してもよいし、マグネット3
9に代えこれを鉄等の磁性材料で成形し、保持部材37
をマグネットで成形して両者を吸着可能としてもよい。
【0039】図9乃至図11は請求項1,請求項5乃至
請求項9に係るジギング用ルアーの一実施形態を示し、
本実施形態に係るジギング用ルアー35-4は、図8に示
す実施形態の構造に加え、図9及び図10に示すように
上記ルアー本体21-3と同一材料からなるルアー本体2
1-4の表裏に、フック31側の保持部材であるマグネッ
ト39が収納可能な断面凹状の溝43をルアー本体21
-4の長手方向に沿って成形すると共に、上記ストッパ4
1を紐材29上を移動可能に構成して、図11に示すよ
うにマグネット39を紐材29の任意の位置に移動可能
且つストッパ41によって任意の位置で位置決め可能と
したものである。
【0040】本実施形態はこのように構成されているか
ら、マグネット39をルアー本体21-4の外表面に吸着
させておけば、上述した各実施形態と同様、ジギング用
ルアー35-4が水中を降下し、また、釣竿をシャクって
ジギング用ルアー35-4が様々なルアーアクションを行
う際に、フック31とライン27との糸絡みが防止され
るが、図9の実線で示すようにマグネット39を溝43
内に収納してこれをルアー本体21-4の外表面に保持さ
せると、何らかの障害物がルアー本体21-4にぶつかっ
てもマグネット39が障害物から保護されて外れること
がない。
【0041】また、図11に示すように紐材29に沿っ
てマグネット39を移動させれば、図9に示すようにマ
グネット39とフック31との間の距離が変わってフッ
ク31の移動範囲が変化することとなる。このため、ブ
リ等青物系の魚は特に吸い込み乍らルアーを捕食するこ
とが多く、図1の実施形態のようにフック31をルアー
本体21に固定してしまうとフッキング率が悪くなる可
能性が高いが、上述したように紐材29に沿ってマグネ
ット39を移動させることで、魚種に対応したフック3
1の移動範囲の調節が図れることとなる。
【0042】従って、本実施形態によれば、上述した各
実施形態と同様、所期の目的を達成することができるこ
とは勿論、紐材29に沿ってマグネット39を移動させ
ることで、フック31の移動範囲が変化して魚種に対応
した調節が可能となり、釣果の向上が図れる利点を有す
る。而も、本実施形態によれば、マグネット39を溝4
3内に収納してこれをルアー本体21-4の外表面に保持
させれば、何らかの障害物がルアー本体21-4にぶつか
っても、マグネット39が障害物から保護されて外れる
虞がない。
【0043】尚、上記図8乃至図11に示す実施形態の
紐材29に代え、フック31とマグネット39が装着さ
れた紐材を、取付環25に着脱自在に連結させてもよい
ことは勿論である。更に、フック31とマグネット39
が装着された紐材があれば、従来からの鉄等の金属製ル
アーに止着するだけで本願のルアーを作ることができ
る。
【0044】また、図6及び図7のマグネット33-2に
代え、上記溝43を図6のルアー本体21-2に設け、当
該溝43内にフック31を配置させて、フック31の針
先がルアー本体21-2の外表面から斜め前方へ起立する
ように構成することも可能であり、更にまた、例えばフ
ックやルアー本体自体をマグネットで成形したり、図8
のルアー本体21-3全体を鉄等の磁性材料で成形する
等、ルアー本体とフック側の双方に磁性を持たせるため
に様々な仕様が可能である。
【0045】そして、上記各実施形態では、本発明を主
としてジグと称される形態のルアーで説明したが、その
他、例えばスプーン,バイブレーションと称される形態
のルアーに適用してもよい。また、上述した各実施形態
は、ルアー本体の上部側に所謂アシストフックを紐材を
介して連結したもので説明したが、本発明をルアーの下
部側に紐材を介してトレブルフックを連結したルアーに
適用して、ルアー本体とフック側に磁性を持たせ、ルア
ー本体の外表面にトレブルフック側を磁力で吸着可能と
してもよいことは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、各請求項に係るジギ
ング用ルアーによれば、水中での降下時や釣竿をシャク
る場合にフックがルアー本体の外表面に保持されている
ため、フックとラインとの糸絡みが防止できると共に、
ルアー本体を狙って食い付いた魚にフックが確実に掛か
って針掛かりがよくなり、また、フックの根掛りを防止
することが可能となる。
【0047】また、請求項3及び請求項6の如くマグネ
ットや保持部材をルアー本体内に埋設してルアー本体の
外表面を凹凸のないなだらかな形状とすることでルアー
本体自身への糸絡みも防止でき、更にまた、請求項3及
び請求項7の如くマグネットや保持部材をルアー本体の
長手方向に沿って帯状に成形すれば、紐材の長さに拘わ
らずフックをルアー本体の外表面に保持させることが可
能となる。
【0048】そして、請求項8に係る発明によれば、紐
材に沿ってマグネットを移動させることで魚種に対応し
たフックの移動範囲の調節ができ、釣果の向上が図れる
利点を有する。また、請求項9に係る発明によれば、水
中での降下時や釣竿をシャクる場合に何らかの障害物が
ルアー本体にぶつかっても、マグネットが障害物から保
護されて外れる虞がないし、溝内にフックを配置させて
フックの針先がルアー本体の外表面から斜め前方へ起立
させれば、フッキング率が更に向上する利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至請求項4の一実施形態に係るジギ
ング用ルアーの正面図である。
【図2】図1に示すジギング用ルアーの側面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】請求項1乃至請求項3の第一実施形態に係るジ
ギング用ルアーの正面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】請求項1乃至請求項3の第二実施形態に係るジ
ギング用ルアーの正面図である。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【図8】請求項1,請求項5乃至請求項7の一実施形態
に係るジギング用ルアーの正面図である。
【図9】請求項1,請求項5乃至請求項9の一実施形態
に係るジギング用ルアーの正面図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【図11】マグネットの取付構造の要部拡大断面図であ
る。
【図12】従来のジギング用ルアーの正面図である。
【図13】従来の他のジギング用ルアーの正面図であ
る。
【符号の説明】
21,21-1,21-2,21-3,21-4 ルアー本体 23 目玉 25 取付環 27 ライン 29 紐材 31 フック 33,33-1,33-2,39 マグネット 33-1a,33-2a,33-2b 突片 35,35-1,35-2,35-3,35-4 ジギング用ル
アー 37 保持部材 41 ストッパ 43 溝

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルアー本体に紐材を介してフックを連結
    したジギング用ルアーに於て、 上記ルアー本体とフック側に磁性を持たせ、当該ルアー
    本体の外表面にフック側が磁力で吸着可能としたことを
    特徴とするジギング用ルアー。
  2. 【請求項2】 ルアー本体にマグネットを装着すると共
    に、フックを磁性材料で成形したことを特徴とする請求
    項1記載のジギング用ルアー。
  3. 【請求項3】 マグネットは、ルアー本体に埋め込まれ
    ていることを特徴とする請求項2記載のジギング用ルア
    ー。
  4. 【請求項4】 マグネットは、ルアー本体の長手方向に
    沿って帯状に成形されていることを特徴とする請求項2
    または請求項3記載のジギング用ルアー。
  5. 【請求項5】 紐材にマグネットを装着すると共に、ル
    アー本体に磁性材料からなる保持部材を装着したことを
    特徴とする請求項1記載のジギング用ルアー。
  6. 【請求項6】 保持部材は、ルアー本体に埋め込まれて
    いることを特徴とする請求項5記載のジギング用ルア
    ー。
  7. 【請求項7】 保持部材は、ルアー本体の長手方向に沿
    って帯状に成形されていることを特徴とする請求項5ま
    たは請求項6記載のジギング用ルアー。
  8. 【請求項8】 マグネットは、紐材に移動可能に装着さ
    れていることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいず
    れか1項に記載のジギング用ルアー。
  9. 【請求項9】 ルアー本体の長手方向に沿ってその外表
    面に溝が成形され、当該溝内に、フックまたは紐材に装
    着したマグネットが位置決め可能であることを特徴とす
    る請求項2乃至請求項8のいずれか1項に記載のジギン
    グ用ルアー。
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