JP2001320636A - 情報処理装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、並びに記録媒体

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JP2001320636A
JP2001320636A JP2000133831A JP2000133831A JP2001320636A JP 2001320636 A JP2001320636 A JP 2001320636A JP 2000133831 A JP2000133831 A JP 2000133831A JP 2000133831 A JP2000133831 A JP 2000133831A JP 2001320636 A JP2001320636 A JP 2001320636A
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Yuji Kimura
裕司 木村
Hisayoshi Moriwaki
久芳 森脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OSDデータを送受信する際の処理を簡略化す
る。 【解決手段】 OSD作成器1とOSD処理器2との間にIsoc
hronous Connectionが確立される。OSD処理器2は、OSD
作成器1から送信されてきたIsochronous packetのヘッ
ダに記述された情報から、source node ID(SID)を抽
出する。そのSIDをもつOSD作成器1が、EIA-775の規格
に対応している場合、OSD作成器1とOSD処理器2との間
に、Asynchronous Connectionが確立され、OSDデータの
授受が可能な状態にされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置および
方法、並びに記録媒体に関し、特に、OSDデータの送受
信を行う装置に用いて好適な情報処理装置および方法、
並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】2つの機器が、ケーブルなどを介して接
続されている状態で、OSD(On ScreenDisplay)表示を
行う場合、例えば、2つの機器としてテレビジョン受像
機とビデオテープレコーダとが接続されている場合、”
再生”といった文字をテレビジョン受像機上にOSD表示
させるとき、テレビジョン受像機の方で、表示させる画
像データ(ビデオテープレコーダから送信されてきたデ
ータ)に、OSD表示させる文字データを生成し、重畳す
るか、または、ビデオテープレコーダ側で、テレビジョ
ン受像機側に送信する画像データに、OSD表示させる文
字データを重畳して送信するようにしていた。
【0003】このようにしてOSD表示させるデータを重
畳させた場合、OSD表示させる表示遅延時間や表示希望
時刻というような情報は、それぞれの機器でOSD表示用
のデータ(以下、OSDデータと称する)が画像データに
重畳された時点で、全く無関係になる。すなわち、送信
機器(ビデオテープレコーダ)で、OSD表示用のデータ
を重畳する場合、そのOSDデータを表示させる表示希望
時刻は、その送信機器が画像データにOSDデータを重畳
したときである。また、受信機器(テレビジョン受像
機)でOSDデータを重畳する場合、OSDの情報は送信され
てくる画像データとは、何ら関係がなく、その表示遅延
時間は、重畳する機器に依存して決定される。
【0004】IEEE1394などで規定される高速デジタルシ
リアルバスに代表される情報信号パケットと制御信号パ
ケットとを伝送できる通信制御バスで接続された機器間
において、そのバス上に存在するDTV(Digital Televis
ion)に代表されるディスプレイデバイスに対してOSDデ
ータの伝送を行うことを目的として、EIA-775(Electro
nic Industrise Alliance)により、その制御伝送方式
が規格化されつつある。
【0005】EIA-775は、DTVの為のデジタルインタフェ
ースを規定する規格であり、その規格には、通常の放送
などで配信される画像データの伝送方式と同時に、OSD
データの取り扱いについても規定されている。この規定
によれば、OSDデータの伝送は、以下に示すような手順
により行われる。
【0006】1.OSD Consumer機器(受信機器)がコン
トローラとして1394 AV WG(1394 Trade Association A
V Working Group)で標準化されたアシンクロナスコネ
クション(Asynchronous Connection)をOSD Producer
機器(送信機器)との間に確立する 2.EIA-775により規定されるフロー制御により、OSDデ
ータを伝送することにより実現される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したEIA-775にお
けるOSDデータの伝送では、OSDデータを送信する送信機
器と、そのOSDデータを受信する受信機器との間でのコ
ネクションの確立についてと、OSDデータの伝送につい
ては規定されているが、送信機器が複数存在する場合
に、受信機器において、いつ、どの送信機器とコネクシ
ョンを確立するかといったことに関しては、規定されて
いない。
【0008】そこで、受信機器が、バス上に接続されて
いる全ての送信機器との間にコネクションを確立すると
いう方法も考えられるが、送信機器となり得る機器の検
索には負荷がかかるといった課題と、受信機器自身のリ
ソースの制限があるという課題がある。
【0009】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、受信機器と送信機器との間に、アイソクロ
ナスコネクション(Isochronous Connection)を確立し
た後に、必要に応じアシンクロナスコネクション(Asyn
chronous Connection)を張ることにより、複雑な手続
を行うことなく、OSDデータを送受信する機器を一意に
特定することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、バス上に接続されている装置と第1のコネク
ションを確立する第1の確立手段と、第1の確立手段に
より第1のコネクションが確立された装置が、オン・ス
クリーン・ディスプレイ表示用のデータを生成する機能
を備えているか否かを判断する判断手段と、判断手段に
より装置がオン・スクリーン・ディスプレイ表示用のデ
ータを生成する機能を備えていると判断された場合、装
置との間に第2のコネクションを確立する第2の確立手
段とを含むことを特徴とする。
【0011】前記第1のコネクションは、アイソクロナ
スコネクションであり、前記第2のコネクションは、ア
シンクロナスコネクションであるようにすることができ
る。
【0012】請求項3に記載の情報処理方法は、バス上
に接続されている装置と第1のコネクションを確立する
第1の確立ステップと、第1の確立ステップの処理で第
1のコネクションが確立された装置が、オン・スクリー
ン・ディスプレイ表示用のデータを生成する機能を備え
ているか否かを判断する判断ステップと、判断ステップ
の処理で装置がオン・スクリーン・ディスプレイ表示用
のデータを生成する機能を備えていると判断された場
合、装置との間に第2のコネクションを確立する第2の
確立ステップとを含むことを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の記録媒体のプログラム
は、バス上に接続されている装置と第1のコネクション
を確立する第1の確立ステップと、第1の確立ステップ
の処理で第1のコネクションが確立された装置が、オン
・スクリーン・ディスプレイ表示用のデータを生成する
機能を備えているか否かを判断する判断ステップと、判
断ステップの処理で装置がオン・スクリーン・ディスプ
レイ表示用のデータを生成する機能を備えていると判断
された場合、装置との間に第2のコネクションを確立す
る第2の確立ステップとを含むことを特徴とする。
【0014】請求項1に記載の情報処理装置、請求項3
に記載の情報処理方法、および請求項4に記載の記録媒
体においては、バス上に接続されている装置と第1のコ
ネクションが確立され、その装置が、オン・スクリーン
・ディスプレイ表示用のデータを生成する機能を備えて
いる場合、第2のコネクションが確立される。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した情報処
理装置の一実施の形態の接続関係を説明する図である。
OSDデータを送信する送信装置としてのOSD作成器1と、
OSDデータを受信する受信装置としてのOSD処理器2は、
相互に通信制御バスとしてのIEEE1394バス3で接続され
ている。例えば、OSD作成器1は、ビデオテープレコー
ダなどであり、OSD処理器2は、IEEE1394バス3を介し
て入力される画像データを処理するテレビジョン受像機
などである。説明のために、図1においては、IEEE1394
バス3には、2台の装置しか接続されていないが、それ
以上の装置が接続されていても良い。
【0016】図2は、IEEE1394バス3で接続された機器
のデータ伝送のサイクル構造を示す図である。IEEE1394
では、データは、パケットに分割され、125μSの長
さのサイクルを基準として時分割に伝送される。このサ
イクルは、サイクルマスタ機能を有するノード(バスに
接続されたいずれかの機器)から供給されるサイクルス
タート信号によって作り出される。アイソクロナスパケ
ットは、全てのサイクルの先頭から伝送に必要な帯域
(時間単位であるが帯域と呼ばれる)を確保する。この
ため、アイソクロナス伝送では、データの一定時間内の
伝送が保証される。ただし、伝送エラーが発生した場合
は、保護する仕組みが無く、データは失われる。各サイ
クルのアイソクロナス伝送に使用されていない時間に、
アービトレーションの結果、バスを確保したノードが、
アシンクロナスパケットを送出するアシンクロナス伝送
では、アクノリッジ、およびリトライを用いることによ
り、確実な伝送は保証されるが、伝送のタイミングは一
定とはならない。
【0017】所定のノードがアイソクロナス伝送を行う
為には、そのノードがアイソクロナス機能に対応してい
なければならない。また、アイソクロナス機能に対応し
たノードの少なくとも1つは、サイクルマスタ機能を有
していなければならない。更に、IEEE1394バス3に接続
されたノードの中の少なくとも1つは、アイソクロナス
リソースマネージャの機能を有していなければならな
い。
【0018】IEEE1394は、ISO/IEC13213で規定された
64ビットのアドレス空間を有するCSR(Control&Statu
s Register)アーキテクチャに準拠している。図3は、
CSRアーキテクチャのアドレス空間の構造を説明する図
である。上位16ビットは、各IEEE1394上のノードを示
すノードIDであり、残りの48ビットが各ノードに与
えられたアドレス空間の指定に使われる。この上位16
ビットは更にバスIDの10ビットと物理ID(狭義の
ノードID)の6ビットに分かれる。全てのビットが1
となる値は、特別な目的で使用されるため、1023個
のバスと63個のノードを指定することができる。
【0019】下位48ビットにて規定される256テラ
バイトのアドレス空間のうちの上位20ビットで規定さ
れる空間は、2048バイトのCSR特有のレジスタやIEE
E1394特有のレジスタ等に使用されるイニシャルレジス
タスペース(Initial Register Space)、プライベート
スペース(Private Space)、およびイニシャルメモリ
スペース(Initial Memory Space)などに分割され、下
位28ビットで規定される空間は、その上位20ビット
で規定される空間が、イニシャルレジスタスペースであ
る場合、コンフィギレーションROM(Configuration rea
d only memory)ノード特有の用途に使用されるイニシ
ャルユニットスペース(Initial Unit Space)、プラグ
コントロールレジスタ(Plug Control Register(PCR
s))などとして用いられる。
【0020】図4は、主要なCSRのオフセットアドレ
ス、名前、および働きを説明する図である。図4のオフ
セットとは、イニシャルレジスタスペースが始まるFF
FFF0000000h(最後にhのついた数字は16
進表示であることを表す)番地よりのオフセットアドレ
スを示している。オフセット220hを有するバンドワ
イズアベイラブルレジスタ(Bandwidth Available Regi
ster)は、アイソクロナス通信に割り当て可能な帯域を
示しており、アイソクロナスリソースマネージャとして
動作しているノードの値だけが有効とされる。すなわ
ち、図3のCSRは、各ノードが有しているが、バンド
ワイズアベイラブルレジスタについては、アイソクロナ
スリソースマネージャのものだけが有効とされる。換言
すれば、バンドワイズアベイラブルレジスタは、実質的
に、アイソクロナスリソースマネージャだけが有する。
バンドワイズアベイラブルレジスタには、アイソクロナ
ス通信に帯域を割り当てていない場合に最大値が保存さ
れ、帯域を割り当てる毎にその値が減少していく。
【0021】オフセット224h乃至228hのチャン
ネルアベイラブルレジスタ(Channels Available Regis
ter)は、その各ビットが0乃至63番のチャンネル番
号のそれぞれに対応し、ビットが0である場合には、そ
のチャンネルが既に割り当てられていることを示してい
る。アイソクロナスリソースマネージャとして動作して
いるノードのチャンネルアベイラブルレジスタのみが有
効である。
【0022】図3に戻り、イニシャルレジスタスペース
内のアドレス200h乃至400hに、ゼネラルROMフ
ォーマットに基づいたコンフィギレーションROMが配置
される。図5は、ゼネラルROMフォーマットを説明する
図である。IEEE1394上のアクセスの単位であるノード
は、ノードの中にアドレス空間を共通に使用しつつ独立
して動作をするユニットを複数個有することができる。
ユニットディレクトリ(unit directories)は、このユ
ニットに対するソフトウェアのバージョンや位置を示す
ことができる。バスインフォブロック(bus info bloc
k)とルートディレクトリ(root directory)の位置は
固定されているが、その他のブロックの位置はオフセッ
トアドレスによって指定される。
【0023】図6は、バスインフォブロック、ルートデ
ィレクトリ、およびユニットディレクトリの詳細を示す
図である。バスインフォブロック内のCompany IDには、
機器の製造者を示すID番号が格納される。Chip IDに
は、その機器固有の、他の機器と重複のない世界で唯一
のIDが記憶される。また、IEC1833の規格により、IEC
1883を満たした機器のユニットディレクトリのユニット
スペックID(unit spec ID)の、ファーストオクテッ
トには00hが、セカンドオクテットにはAohが、サ
ードオクテットには2Dhが、それぞれ書き込まれる。
更に、ユニットスイッチバージョン(unit sw versio
n)のファーストオクテットには、01hが、サードオ
クテットのLSB(Least Significant Bit)には、1が書
き込まれる。
【0024】インターフェースを介して、機器の入出力
を制御する為、ノードは、図3のイニシャルユニットス
ペース内のアドレス900h乃至9FFhに、IEC1883
に規定されるPCR(Plug Control Register)を有する。
これは、論理的にアナログインターフェースに類似した
信号経路を形成するために、プラグという概念を実体化
したものである。図7は、PCRの構成を説明する図であ
る。PCRは、出力プラグを表すoPCR(output Plug Contr
ol Resister)、入力プラグを表すiPCR(inputPlug Con
trol Register)を有する。また、PCRは、各機器固有の
出力プラグまたは入力プラグの情報を示すレジスタoMPR
(output Master Plug Register)とiMPR(input Maste
r Plug Register)を有する。各機器は、oMPRおよびiMP
Rをそれぞれ複数持つことはないが、個々のプラグに対
応したoPCRおよびiPCRを、機器の能力によって複数持つ
ことが可能である。図7に示されるPCRは、それぞれ3
1個のoPCRおよびiPCRを有する。アイソクロナスデータ
の流れは、これらのプラグに対応するレジスタを操作す
ることによって制御される。
【0025】図8は、oMPR,oPCR,iMPR、およびiPCRの
構成を示す図である。図8(A)はoMPRの構成を、図8
(B)はoPCRの構成を、図8(C)はiMPRの構成を、図
8(D)はiPCRの構成を、それぞれ示す。oMPRおよびiM
PRのMSB側の2ビットのデータレートケイパビリティ(d
ata rate capability)には、その機器が送信または受
信可能なアイソクロナスデータの最大伝送速度を示すコ
ードが格納される。oMPRのブロードキャストチャンネル
ベース(broadcast channel base)は、ブロードキャス
ト出力に使用されるチャンネルの番号を規定する。
【0026】oMPRのLSB側の5ビットのナンバーオブア
ウトプットプラグス(number of output plugs)には、
その機器が有する出力プラグ数、すなわちoPCRの数を示
す値が格納される。iMPRのLSB側の5ビットのナンバー
オブインプットプラグス(number of input plugs)に
は、その機器が有する入力プラグ数、すなわちiPCRの数
を示す値が格納される。non-persistent extension fie
ldおよびpersistent extension fieldは、将来の拡張の
為に定義された領域である。
【0027】oPCRおよびiPCRのMSBのオンライン(on-li
ne)は、プラグの使用状態を示す。すなわち、その値が
1であればそのプラグがON-LINEであり、0であればOFF
-LINEであることを示す。oPCRおよびiPCRのブロードキ
ャストコネクションカウンタ(broadcast connection c
ounter)の値は、ブロードキャストコネクションの有り
(1)または無し(0)を表す。oPCRおよびiPCRの6ビ
ット幅を有するポイントトウポイントコネクションカウ
ンタ(point-to-point connection counter)が有する
値は、そのプラグが有するポイントトウポイントコネク
ション(point-to-point connection)の数を表す。
【0028】oPCRおよびiPCRの6ビット幅を有するチャ
ンネルナンバー(channel number)が有する値は、その
プラグが接続されるアイソクロナスチャンネルの番号を
示す。oPCRの2ビット幅を有するデータレート(data r
ate)の値は、そのプラグから出力されるアイソクロナ
スデータのパケットの現実の伝送速度を示す。oPCRの4
ビット幅を有するオーバーヘッドID(overhead ID)
に格納されるコードは、アイソクロナス通信のオーバー
のバンド幅を示す。oPCRの10ビット幅を有するペイロ
ード(payload)の値は、そのプラグが取り扱うことが
できるアイソクロナスパケットに含まれるデータの最大
値を表す。
【0029】図9はプラグ、プラグコントロールレジス
タ、およびアイソクロナスチャンネルの関係を表す図で
ある。AVデバイス(AV-device)71乃至73は、IEE
E1394シリアスバスによって接続されている。AVデバ
イス73のoMPRにより伝送速度とoPCRの数が規定された
oPCR〔0〕乃至oPCR〔2〕のうち、oPCR〔1〕によりチャ
ンネルが指定されたアイソクロナスデータは、IEEE1394
シリアスバスのチャンネル#1(channel #1)に送出さ
れる。AVデバイス71のiMPRにより伝送速度とiPCRの
数が規定されたiPCR〔0〕とiPCR〔1〕のうち、入力チャ
ンネル#1が伝送速度とiPCR〔0〕により、AVデバイ
ス71は、IEEE1394シリアスバスのチャンネル#1に送
出されたアイソクロナスデータを読み込む。同様に、A
Vデバイス72は、oPCR〔0〕で指定されたチャンネル
#2(channel #2)に、アイソクロナスデータを送出
し、AVデバイス71は、iPRC〔1〕にて指定されたチ
ャンネル#2からそのアイソクロナスデータを読み込
む。
【0030】このようにして、IEEE1394シリアスバスに
よって接続されている機器間でデータ伝送が行われ、こ
のIEEE1394シリアスバスを介して接続された機器のコン
トロールのためのコマンドとして規定されたAV/Cコ
マンドセットを利用して、各機器のコントロールや状態
の判断などが行えるようにしてある。次に、このAV/Cコ
マンドセットについて説明する。
【0031】まず、AV/CコマンドセットにおけるSubuni
t Identifier Descriptorのデータ構造について、図1
0乃至図13を参照しながら説明する。図10は、Subu
nitIdentifier Descriptorのデータ構造を示している。
図10に示すように、Subunit Identifier Descriptor
の階層構造のリストにより形成されている。リストと
は、例えば、チューナであれば、受信できるチャンネ
ル、ディスクであれば、そこに記録されている曲などを
表す。階層構造の最上位層のリストはルートリストと呼
ばれており、例えば、リスト0がその下位のリストに対
するルートとなる。リスト2乃至(n−1)も同様にル
ートリストとなる。ルートリストはオブジェクトの数だ
け存在する。ここで、オブジェクトとは、例えば、AV
機器がチューナである場合、デジタル放送における各チ
ャンネル等のことである。また、1つの階層の全てのリ
ストは、共通の情報を共有している。
【0032】図11は、既存のシステムにおいて用いら
れるThe General Subunit Identifier Descriptorのフ
ォーマットを示している。Subunit Identifier Descrip
tor41には、機能に関しての属性情報がcontentsに記述
されている。descriptor lengthフィールド自身の値は
含まれていない。generation IDは、AV/Cコマンドセッ
トのバージョンを示しており、その値は図4に示すよう
に、現在“00h”(hは16進を表す)となってい
る。ここで、“00h”は、データ構造とコマンドがAV
/C General Specificationのバージョン3.0であるこ
とを意味している。また、図12に示すように、“00
h”を除いた全ての値は、将来の仕様のために予約確保
されている。
【0033】size of list IDは、リストIDのバイト
数を示している。size of object IDは、オブジェクト
IDのバイト数を示している。size of object positoi
nは、制御の際、参照する場合に用いられるリスト中の
位置(バイト数)を示している。number of root objec
t listsは、ルートオブジェクトリストの数を示してい
る。root object list idは、それぞれ独立した階層の
最上位のルートオブジェクトリストを識別するためのI
Dを示している。
【0034】subunit dependent lengthは、後続のsubu
it dependent informationフィールドのバイト数を示し
ている。subuit dependent informationは、機能に固有
の情報を示すフィールドである。manufacturer depende
nt lengthは、後続のmanufacturer dependent informat
ionフィールドのバイト数を示している。manufacturer
dependent informationは、ベンダー(メーカ)の仕様
情報を示すフィールドである。尚、ディスクリプタの中
にmanufacturer dependent informationがない場合は、
このフィールドは存在しない。
【0035】図13は、図11で示したリストIDの割
り当て範囲を示している。図13に示すように、“00
00h乃至0FFFh”および“4000h乃至FFF
Fh”は、将来の仕様のための割り当て範囲として予約
確保されている。“1000h乃至3FFFh”および
“10000h乃至max list ID value”は、機能タイ
プの従属情報を識別するために用意されている。
【0036】次に、AV/Cコマンドセットについて、図1
4乃至図19を参照しながら説明する。図14は、AV/C
コマンドセットのスタックモデルを示している。図14
に示すように、物理レイヤ81、リンクレイヤ82、ト
ランザクションレイヤ83、およびシリアスバスマネジ
メント84は、IEEE1394に準拠している。FCP(Functio
n Control Protocol)85は、IEC61883に準拠してい
る。AV/Cコマンドセット86は、1394TAスペックに準拠
している。
【0037】図15は、図14のFCP85のコマンドと
レスポンスを説明するための図である。FCPはIEEE1394
上のAV機器の制御を行うためのプロトコルである。図
15に示すように、制御する側がコントローラで、制御
される側がターゲットである。FCPのコマンドの送信ま
たはレスポンスは、IEEE1394のアシンクロナス通信のラ
イトトランザクションを用いて、ノード間で行われる。
データを受け取ったターゲットは、受信確認のために、
アクノリッジをコントローラに返す。
【0038】図16は、図15で示したFCPのコマンド
とレスポンスの関係をさらに詳しく説明するための図で
ある。IEEE1394バスを介してノードAとノードBが接続
されている。ノードAがコントローラで、ノードBがタ
ーゲットである。ノードA、ノードBともに、コマンド
レジスタおよびレスポンスレジスタがそれぞれ、512
バイトずつ準備されている。図16に示すように、コン
トローラがターゲットのコマンドレジスタ93にコマン
ドメッセージを書き込むことにより命令を伝える。また
逆に、ターゲットがコントローラのレスポンスレジスタ
92にレスポンスメッセージを書き込むことにより応答
を伝えている。以上2つのメッセージに対して、制御情
報のやり取りを行う。FCPで送られるコマンドセットの
種類は、後述する図17のデータフィールド中のCTSに
記される。
【0039】図17は、AV/Cコマンドのアシンクロナス
転送モードで伝送されるパケットのデータ構造を示して
いる。AV/Cコマンドセットは、AV機器を制御するため
のコマンドセットで、CTS(コマンドセットのID)=
“0000”である。AV/Cコマンドフレームおよびレス
ポンスフレームが、上記FCPを用いてノード間でやり取
りされる。バスおよびAV機器に負担をかけないため
に、コマンドに対するレスポンスは、100ms以内に
行うことになっている。図17に示すように、アシンク
ロナスパケットのデータは、水平方向32ビット(=1
quadlet)で構成されている。図中上段はパケットのヘ
ッダ部分を示しており、図中下段はデータブロックを示
している。destination_IDは、宛先を示している。
【0040】CTSはコマンドセットのIDを示してお
り、AV/CコマンドセットではCTS=“0000”であ
る。ctype/responseのフィールドは、パケットがコマン
ドの場合はコマンドの機能分類を示し、パケットがレス
ポンスの場合はコマンドの処理結果を示す。コマンドは
大きく分けて、(1)機能を外部から制御するコマンド
(CONTROL)、(2)外部から状態を問い合わせるコマ
ンド(STATUS)、(3)制御コマンドのサポートの有無
を外部から問い合わせるコマンド(GENERAL INQUIRY(o
pcodeのサポートの有無)およびSPECIFIC INQUIRY(opc
odeおよびoperandsのサポートの有無))、(4)状態
の変化を外部に知らせるよう要求するコマンド(NOTIF
Y)の4種類が定義されている。
【0041】レスポンスはコマンドの種類に応じて返さ
れる。CONTROLコマンドに対するレスポンスには、NOT I
NPLEMENTED(実装されていない)、ACCEPTED(受け入れ
る)、REJECTED(拒絶)、および(INTERIM(暫定))
がある。STATUSコマンドに対するレスポンスには、NOT
INPLEMENTED、REJECTED、IN TRANSITION(移行中)、お
よびSTABLE(安定)がある。GENERAL INQUIRYおよびSPE
CIFIC INQUIRYコマンドに対するレスポンスには、IMPLE
MENTED(実装されている)、およびNOT IMPLEMENTEDが
ある。NOTIFYコマンドに対するレスポンスには、NOT IM
PLEMENTED,REJECTED,INTERIMおよびCHANGED(変化し
た)がある。
【0042】subunit typeは、機器内の機能を特定する
ために設けられており、例えば、tape recorder/playe
r,tuner等が割り当てられる。同じ種類のsubunitが複
数存在する場合の判別を行うために、判別番号としてsu
bunit idでアドレッシングを行う。opcodeはコマンドを
表しており、operandはコマンドのパラメータを表して
いる。Additional operandsは必要に応じて付加される
フィールドである。paddingも必要に応じて付加される
フィールドである。data CRC(Cyclic RedundancyChec
k)はデータ伝送時のエラーチェックに使われる。
【0043】図18は、AV/Cコマンドの具体例を示して
いる。図18(A)は、ctype/responseの具体例を示し
ている。図中上段がコマンドを表しており、図中下段が
レスポンスを表している。“0000”にはCONTROL、
“0001”にはSTATUS、“0010”にはSPECIFIC I
NQUIRY、“0011”にはNOTIFY、“0100”にはGE
NERAL INQUIRYが割り当てられている。“0101乃至
0111”は将来の仕様のために予約確保されている。
また、“1000”にはNOT INPLEMENTED、“100
1”にはACCEPTED、“1010”にはREJECTED、“10
11”にはIN TRANSITION、“1100”にはIMPLEMENT
ED/STABLE、“1101”にはCHNGED、“1111”に
はINTERIMが割り当てられている。“1110”は将来
の仕様のために予約確保されている。
【0044】図18(B)は、subunit typeの具体例を
示している。“00000”にはVideo Monitor、“0
0011”にはDisk recorder/Player、“00100”
にはTape recorder/Player、“00101”にはTune
r、“00111”にはVideo Camera、“11100”
にはVendor unique、“11110”にはSubunit type
extended to next byteが割り当てられている。尚、
“11111”にはunitが割り当てられているが、これ
は機器そのものに送られる場合に用いられ、例えば電源
のオンオフなどが挙げられる。
【0045】図18(C)は、opcodeの具体例を示して
いる。各subunit type毎にopcodeのテーブルが存在し、
ここでは、subunit typeがTape recorder/Playerの場合
のopcodeを示している。また、opcode毎にoperandが定
義されている。ここでは、“00h”にはVENDOR-DEPEN
DENT、“50h”にはSEACH MODE、“51h”にはTIME
CODE、“52h”にはATN、“60h”にはOPEN MIC、
“61h”にはREAD MIC、“62h”にはWRITE MIC、
“C1h”にはLOAD MEDIUM、“C2h”にはRECORD、
“C3h”にはPLAY、“C4h”にはWINDが割り当てら
れている。
【0046】図19は、AV/Cコマンドとレスポンスの具
体例を示している。例えば、ターゲット(コンスーマ)
としての再生機器に再生指示を行う場合、コントローラ
は、図19(A)のようなコマンドをターゲットに送
る。このコマンドは、AV/Cコマンドセットを使用してい
るため、CTS=“0000”となっている。ctypeには、
機器を外部から制御するコマンド(CONTROL)を用いる
ため、ctype=“0000”となっている(図18
(A)参照)。subunit typeはTape recorder/Playerで
あることより、subunit type=“00100”となって
いる(図18(B)参照)。idはID0の場合を示し
ており、id=000となっている。opcodeは再生を意
味する“C3h”となっている(図18(C)参照)。
operandはFORWARDを意味する“75h”となっている。
そして、再生されると、ターゲットは図19(B)のよ
うなレスポンスをコントローラに返す。ここでは、受け
入れを意味するacceptedがresponseに入るため、respon
se=“1001”となっている(図18(A)参照)。
responseを除いて、他は図19(A)と同じであるので
説明は省略する。
【0047】次に、図20のフローチャートを参照し
て、OSD生成器1とOSD処理器2の動作のうち、主に、OS
D処理器2での動作について説明する。ステップS1に
おいて、OSD作成器1とOSD処理器2との間に、IEC-6188
3-1規格に準拠した方式に従い、アイソクロナスコネク
ションが確立される。ステップS2において、アイソク
ロナスの処理が開始される。
【0048】図21は、OSD作成器1からOSD処理器2に
対して送信されるIEEE1394規格のアイソクロナスパケッ
ト(Isochronous Packet)のフォーマットを示してい
る。パケットの先頭の2クワドレッド(2×8バイト)
は、アイソクロナスパケットのヘッダである。このヘッ
ダは、このヘッダの2クワドレッド以降に入るデータの
サイズを表すdata_length、データフィールド(Data_fi
eld)中にCIPヘッダが付加されているか否かを表すta
g、送信側のチャネルを表すchannel、およびシンクロナ
イジェーションコードを示すsyが配置されている。そ
して、最後にヘッダ内における誤りの検出符号であるhe
ader_CRCが配置されている。
【0049】CIPヘッダは、送信元のノードIDを示すSID
(Source node ID)、データのブロックサイズを表すDB
S(Data Block Size in quadlets)が配置される。その
次には、FN(Fraction Number)が配置されている。こ
れは、1つのソースパケットが分割されているブロック
の数を表している。次のQPC(Quadlet Padding Count)
は、付加されたダミークワドレッドの数を示している。
次のSPH(Source Packet Header flag)は、ソースパケ
ットがソースパケットヘッダを有しているか否かを表す
フラグである。
【0050】次の、R(reserved)は、将来のために保
留されている。DBC(Data Block Continuity counter)
は、データブロックの損失を検知するための連続するデ
ータブロックのカウンタの値を表している。次の行に
は、データフォーマットの種類を示すFMT(Format I
D)、およびFormatに応じた値が記録されているFDF(Fo
rmat Dependent Field)を有している。Data fieldは、
ソースパケットが挿入されている。そして、Data CRC
は、Data fieldにおける誤りの検出符号である。
【0051】ステップS2において、OSD作成器1は、
アイソクロナスパケットを送信する際、図2に示したよ
うなフォーマット形式のパケットを、確立されたIsochr
onous Connection上に送信するわけだが、その送信する
パケットのSIDフィールドに、自分のノードIDを記述す
る。OSD処理器2は、ステップS3において、OSD作成器
1のノードIDを含むアイソクロナスパケットを受信し、
その内のSIDフィールドを調査することにより、そのパ
ケットがOSD作成器1から送信されたものであることを
認識する。
【0052】ステップS4において、OSD処理器2は、
受信したアイソクロナスパケットから認識したノードID
に対応する機器の能力を確認する。この手続としては、
EIA-61883-1若しくはIEEE1394で規定されるアシンクロ
ナストランザクション(Asynchronous Transaction:As
ynchronous Read/Write/Lock)、ならびにディスク
リプタ(Descriptor)へのアクセスコマンド(Open/Cl
ose Descriptor,Read/Write Descriptor)を用いて、
IEEE1212ならびにEIA-775で規定されるディスクリプタ
というメカニズムに記述された情報を読み出すことによ
り行われる。
【0053】ここで、ディスクリプタについて説明する
に、ディスクリプタは、図18に示したパケット内のop
codeおよびoperandに記述される。図22(A)は、OPE
Nディスクリプタの構造を示し、図22(B)は、READ
ディスクリプタの構造を示し、図22(C)は、WRITE
ディスクリプタの構造を示している。このようなディス
クリプタが含まれるパケットが、OSD作成器1とOSD処理
器2との間で授受されることにより、ステップ4の処理
が行われる。
【0054】さらに、OSD処理器2は、ステップS5に
おいて、上述したようなディスクリプタからOSD作成器
1が、EIA-775に準拠した機器であるか否かを判断す
る。ステップS5において、EIA-775に準拠した機器で
あると判断された場合、ステップS6に進み、OSD処理
器2は、内部設定を行う。EIA-775の規格に準拠した機
器であると判断された機器は、OSDデータを作成し、送
信する能力があるということをしめしており、ステップ
S6においては、OSDデータが送信されて来た場合に対
して対処できるような設定である。例えば、ステップS
6においてOSD処理器2が行う内部設定としては、EIA-7
75の規定に従ったOSD処理器2自身のレジスタなどのリ
ソース設定である。
【0055】内部設定が終了されると、ステップS7に
進み、OSD処理器2は、EIA-775および1394 Trade Assoc
iationでアシンクロナスコネクションコマンド(Asynch
ronous Connection command)として定義されている方
式に基づき、抽出したノードIDをもつOSD作成器1との
間に、アシンクロナスコネクションを確立する。
【0056】図23のフローチャートを参照して、OSD
作成器1の動作について説明する。ステップS11にお
いて、Asynchronous Connectionが既に存在しているか
否かが判断される。図21に示したフローチャートを参
照して説明したようにしてOSD作成器1とOSD処理器2と
の間にAsynchronous Connectionが張られた場合、ステ
ップS11においては、Asynchronous Connectionは既
に存在していると判断され、ステップS12に進む。な
お、ステップS11において、図21に示したフローチ
ャートの処理により確立されたAsynchronous Connectio
n以外に、その他の方法により確立されたAsynchronous
Connectionでも良い。
【0057】ステップS12において、Asynchronous C
onnectionが張られているOSD処理器2の能力が確認され
る。確認されるOSD処理器2の能力としては、色を表示
できるか、解像度はどのくらいであるのかなどである。
OSD処理器2の能力が確認されると、その能力に見合っ
た処理が行えるような内部設定がステップS13におい
て行われる。ステップS13においてOSD作成器1が行
う内部設定としては、OSD作成器1自身のレジスタなど
のリソースの設定である。
【0058】このような前準備が完了すると、ステップ
S14において、OSDデータの伝送が開始される。ステ
ップS14の処理は、必要に応じ行われる。また、OSD
データの伝送は、EIA-775に規定される方式に従って行
われる。このようにして伝送されたOSDデータは、OSD処
理器2により受信され、EIA-775の規定に従って、OSD表
示される。
【0059】上述した実施の形態においては、IEEE1394
の規格に則した通信制御バス上の機器の間で、EIA-775
の規格に則したOSDの伝送並びに表示制御を行うため
に、OSD処理器2側においてOSD作成器1を、どのように
特定するかを説明した。上述した規格以外の通信制御バ
ス上においても、EIA-775と同様のOSD制御、AV/C Async
hronous Connectionと同様のConnection制御、IEEE1394
のパケット構成と同様のデータ送信元の特定情報、並び
に、OSD送信元と受信側に、OSD表示制御機構が存在して
いれば、本発明を適用することは可能である。
【0060】上述したように、IEEE1394規格に代表され
る情報信号パケットと、制御信号パケットを伝送できる
デジタルインタフェースにより接続されている複数の機
器の間において、EIA-775規格に準拠した方式で、OSD p
roducer(OSD作成器1)からOSD consumer(OSD処理器
2)にOSDデータを伝送するために、OSD Consumer機器
がコントローラとしてEIA-775規格で要求されるAsynchr
onous Connectionの確立をする際に、OSDデータの伝送
元であるOSD producer機器側で複雑な手続を行うことな
く一意に特定することが可能になる。
【0061】また、OSD producer機器の特定は、通信制
御バス上の全ての機器を対象とするものではなく、Isoc
hronous Connectionのような他のデータもしくはコマン
ドのコネクションが存在している機器を対象とすること
で、OSD Consumer側の負荷を軽減することが可能にな
る。さらに、このように、対象機器を明確にすることに
より、EIA-775規格による実装を容易にすることが可能
である。
【0062】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピ
ュータ、または、各種のプログラムをインストールする
ことで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎
用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からイン
ストールされる。
【0063】この記録媒体は、図24に示すように、コ
ンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するた
めに配布される、プログラムが記録されている磁気ディ
スク221(フロッピディスクを含む)、光ディスク2
22(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD
(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク
223(MD(Mini-Disk)を含む)、若しくは半導体メ
モリ224などよりなるパッケージメディアにより構成
されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状
態でユーザに提供される、プログラムが記憶されている
ROM202や記憶部208が含まれるハードディスクな
どで構成される。
【0064】なお、本明細書において、媒体により提供
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも
時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実
行される処理をも含むものである。
【0065】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0066】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の情報処理
装置、請求項3に記載の情報処理方法、および請求項4
に記載の記録媒体においては、バス上に接続されている
装置と第1のコネクションを確立し、その装置が、オン
・スクリーン・ディスプレイ表示用のデータ(OSDデー
タ)を生成する機能を備えている場合、第2のコネクシ
ョンを確立するようにしたので、OSDデータを送信する
装置の特定およびその後の処理を簡便に行うことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシステムの一実施の形態の構
成を示す図である。
【図2】データ伝送のサイクル構造の例を説明する図で
ある。
【図3】CRSアーキテクチャのアドレス空間の構造を説
明する図である。
【図4】CRSの位置、名称、動作の例を説明する図であ
る。
【図5】ゼネラルROMフォーマットを説明する図であ
る。
【図6】バスインフォブロック、ルートディレクトリ、
ユニットディレクトリについて説明する図である。
【図7】PCRの構成を説明する図である。
【図8】oMPR、oPCR、iMPR、およびiPCRの構成について
説明する図である。
【図9】プラグ、プラグコントロールレジスタ、伝送チ
ャンネルの関係を説明する図である。
【図10】ディスクリプタの階層構造によるデータ構造
について説明する図である。
【図11】ディスクリプタのデータフォーマットについ
て説明する図である。
【図12】ジェネレーションIDについて説明する図であ
る。
【図13】リストIDについて説明する図である。
【図14】AV/Cコマンドのスタックモデルについて説明
する図である。
【図15】FCPのコマンドとレスポンスについて説明す
る図である。
【図16】コマンドとレスポンスについてさらに説明す
る図である。
【図17】AV/Cコマンドのデータ構造について説明する
図である。
【図18】AV/Cコマンドの具体例を説明する図である。
【図19】AV/Cコマンドのコマンドおよびレスポンスの
具体例を説明する図である。
【図20】OSD作成器1とOSD処理器2との間で行われる
処理について説明するフローチャートである。
【図21】アイソクロナスパケットの構造について説明
する図である。
【図22】ディスクリプタについて説明する図である。
【図23】OSD作成器1とOSD処理器2との間で行われる
処理について説明するフローチャートである。
【図24】媒体を説明する図である。
【符号の説明】
1 OSD作成器, 2 OSD処理器, 3 IEEE1394バ
ス, 221 磁気ディスク, 222 光ディスク,
223 光磁気ディスク, 224 半導体メモリ
フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 BA30 CA09 DA08 DA10 5K033 AA09 BA15 CA11 CB01 CC01 DA13 DB12 DB14 DB16 EA06 EA07 EC01 5K034 CC02 DD01 EE06 FF12 FF13 FF20 HH07 HH14 HH63 LL01 LL09 MM39 NN04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バス上に接続されている装置と第1のコ
    ネクションを確立する第1の確立手段と、 前記第1の確立手段により前記第1のコネクションが確
    立された前記装置が、オン・スクリーン・ディスプレイ
    表示用のデータを生成する機能を備えているか否かを判
    断する判断手段と、 前記判断手段により前記装置がオン・スクリーン・ディ
    スプレイ表示用のデータを生成する機能を備えていると
    判断された場合、前記装置との間に第2のコネクション
    を確立する第2の確立手段とを含むことを特徴とする情
    報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のコネクションは、アイソクロ
    ナスコネクションであり、 前記第2のコネクションは、アシンクロナスコネクショ
    ンであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 バス上に接続されている装置と第1のコ
    ネクションを確立する第1の確立ステップと、 前記第1の確立ステップの処理で前記第1のコネクショ
    ンが確立された前記装置が、オン・スクリーン・ディス
    プレイ表示用のデータを生成する機能を備えているか否
    かを判断する判断ステップと、 前記判断ステップの処理で前記装置がオン・スクリーン
    ・ディスプレイ表示用のデータを生成する機能を備えて
    いると判断された場合、前記装置との間に第2のコネク
    ションを確立する第2の確立ステップとを含むことを特
    徴とする情報処理方法。
  4. 【請求項4】 バス上に接続されている装置と第1のコ
    ネクションを確立する第1の確立ステップと、 前記第1の確立ステップの処理で前記第1のコネクショ
    ンが確立された前記装置が、オン・スクリーン・ディス
    プレイ表示用のデータを生成する機能を備えているか否
    かを判断する判断ステップと、 前記判断ステップの処理で前記装置がオン・スクリーン
    ・ディスプレイ表示用のデータを生成する機能を備えて
    いると判断された場合、前記装置との間に第2のコネク
    ションを確立する第2の確立ステップとを含むことを特
    徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記
    録されている記録媒体。
JP2000133831A 2000-05-02 2000-05-02 情報処理装置および方法、並びに記録媒体 Withdrawn JP2001320636A (ja)

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