JP2001320236A - 電圧制御発振器 - Google Patents
電圧制御発振器Info
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- JP2001320236A JP2001320236A JP2000142250A JP2000142250A JP2001320236A JP 2001320236 A JP2001320236 A JP 2001320236A JP 2000142250 A JP2000142250 A JP 2000142250A JP 2000142250 A JP2000142250 A JP 2000142250A JP 2001320236 A JP2001320236 A JP 2001320236A
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- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 発振の周波数バンドを切り替えてもそれぞれ
の周波数バンドで十分な負性抵抗が得られて安定に発振
出来るようにする。 【解決手段】 帰還コンデンサ3、4が接続された発振
トランジスタ1と、バラクタダイオード6に直列接続さ
れると共にバラクタダイオード6を発振トランジスタ1
のベースとコレクタとの間に粗結合状態で接続するクラ
ップコンデンサ5とを備え、発振トランジスタ1のベー
スとコレクタとの間に可変インダクタンス手段7又は可
変容量手段10の少なくとも一方を接続し、可変インダ
クタンス手段7のインダクタンス値又は可変容量手段1
0の容量値の少なくとも一方を複数段階に切り換えて発
振周波数バンドを切り替えた。
の周波数バンドで十分な負性抵抗が得られて安定に発振
出来るようにする。 【解決手段】 帰還コンデンサ3、4が接続された発振
トランジスタ1と、バラクタダイオード6に直列接続さ
れると共にバラクタダイオード6を発振トランジスタ1
のベースとコレクタとの間に粗結合状態で接続するクラ
ップコンデンサ5とを備え、発振トランジスタ1のベー
スとコレクタとの間に可変インダクタンス手段7又は可
変容量手段10の少なくとも一方を接続し、可変インダ
クタンス手段7のインダクタンス値又は可変容量手段1
0の容量値の少なくとも一方を複数段階に切り換えて発
振周波数バンドを切り替えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、二以上の周波数
バンドで発振するように構成された電圧制御発振器に関
する。
バンドで発振するように構成された電圧制御発振器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の電圧制御発振器の構成を図11に
示す。図11において、発振トランジスタ21のコレク
タは高周波的に接地され、ベースとエミッタとの間及び
エミッタとコレクタとの間にそれぞれ帰還コンデンサ2
2、23が接続される。また、並列共振回路24はクラ
ップコンデンサ25を介してベースに接続される。クラ
ップコンデンサ25は並列共振回路24をベースに粗結
合するためのものであり、その容量値は比較的小さい。
示す。図11において、発振トランジスタ21のコレク
タは高周波的に接地され、ベースとエミッタとの間及び
エミッタとコレクタとの間にそれぞれ帰還コンデンサ2
2、23が接続される。また、並列共振回路24はクラ
ップコンデンサ25を介してベースに接続される。クラ
ップコンデンサ25は並列共振回路24をベースに粗結
合するためのものであり、その容量値は比較的小さい。
【0003】並列共振回路24は直列接続された二つの
インダクタンス素子24a、24bとバラクタダイオー
ド24cとを有し、バラクタダイオード24cは直流カ
ットコンデンサ24dを介して二つのインダクタンス素
子24a、24b全体に並列に接続される。また、一方
のインダクタンス素子24bに並列にスイッチ(例えば
スイッチダイオードなど)24eが接続され、インダク
タンス素子24bの両端が短絡されるようになってい
る。以上の構成の等価回路は図12に示される。
インダクタンス素子24a、24bとバラクタダイオー
ド24cとを有し、バラクタダイオード24cは直流カ
ットコンデンサ24dを介して二つのインダクタンス素
子24a、24b全体に並列に接続される。また、一方
のインダクタンス素子24bに並列にスイッチ(例えば
スイッチダイオードなど)24eが接続され、インダク
タンス素子24bの両端が短絡されるようになってい
る。以上の構成の等価回路は図12に示される。
【0004】そして、スイッチ24eがオンすると並列
共振回路24の共振周波数が高くなって、高い周波数バ
ンドで発振し、スイッチ24eがオフすると共振周波数
が低くなって低い周波数バンドで発振する。発振信号は
発振トランジスタ21のエミッタから出力され、その周
波数はバラクタダイオード24cに印加する制御電圧V
tによって変えられる。
共振回路24の共振周波数が高くなって、高い周波数バ
ンドで発振し、スイッチ24eがオフすると共振周波数
が低くなって低い周波数バンドで発振する。発振信号は
発振トランジスタ21のエミッタから出力され、その周
波数はバラクタダイオード24cに印加する制御電圧V
tによって変えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
電圧制御発振器においては、並列共振回路内のインダク
タンス素子のインダクタンス値を切り替えることによっ
て発振させる周波数バンドを切り替えていたが、並列共
振回路がクラップコンデンサによって発振トランジスタ
のベースに粗結合しているので、インダクタンス値を切
り換えてもクラップコンデンサから発振トランジスタ側
をみた負性抵抗の値はほとんど変化することなく、回路
条件によって決まる周波数特性を示していた。
電圧制御発振器においては、並列共振回路内のインダク
タンス素子のインダクタンス値を切り替えることによっ
て発振させる周波数バンドを切り替えていたが、並列共
振回路がクラップコンデンサによって発振トランジスタ
のベースに粗結合しているので、インダクタンス値を切
り換えてもクラップコンデンサから発振トランジスタ側
をみた負性抵抗の値はほとんど変化することなく、回路
条件によって決まる周波数特性を示していた。
【0006】従って、発振する周波数バンドが変わった
場合に、その周波数バンドでの負性抵抗値が不足すると
発振動作が不安定になるという問題があった。特に、周
波数差大きい二つ以上の周波数バンドで発振させる場合
は、或る周波数バンドで安定に発振するようにすると他
の周波数バンドでは発振動作が不安定になりやすかっ
た。
場合に、その周波数バンドでの負性抵抗値が不足すると
発振動作が不安定になるという問題があった。特に、周
波数差大きい二つ以上の周波数バンドで発振させる場合
は、或る周波数バンドで安定に発振するようにすると他
の周波数バンドでは発振動作が不安定になりやすかっ
た。
【0007】そこで本発明の電圧制御発振器は、発振の
周波数バンドを切り替えてもそれぞれの周波数バンドで
十分な負性抵抗が得られて安定に発振出来るようにする
ことを目的とする。
周波数バンドを切り替えてもそれぞれの周波数バンドで
十分な負性抵抗が得られて安定に発振出来るようにする
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決のため、
帰還コンデンサが接続された発振トランジスタと、バラ
クタダイオードに直列接続されると共に前記バラクタダ
イオードを前記発振トランジスタのベースとコレクタと
の間に粗結合状態で接続するクラップコンデンサとを備
え、前記発振トランジスタのベースとコレクタとの間に
可変インダクタンス手段又は可変容量手段の少なくとも
一方を接続し、前記可変インダクタンス手段のインダク
タンス値又は前記可変容量手段の容量値の少なくとも一
方を複数段階に切り換えて発振周波数バンドを切り替え
た。
帰還コンデンサが接続された発振トランジスタと、バラ
クタダイオードに直列接続されると共に前記バラクタダ
イオードを前記発振トランジスタのベースとコレクタと
の間に粗結合状態で接続するクラップコンデンサとを備
え、前記発振トランジスタのベースとコレクタとの間に
可変インダクタンス手段又は可変容量手段の少なくとも
一方を接続し、前記可変インダクタンス手段のインダク
タンス値又は前記可変容量手段の容量値の少なくとも一
方を複数段階に切り換えて発振周波数バンドを切り替え
た。
【0009】また、前記インダクタンス値又は前記容量
値のいずれか一方を大又は小の二段階に切り替えた。
値のいずれか一方を大又は小の二段階に切り替えた。
【0010】また、前記可変インダクタンス手段を第一
のインダクタンス素子と、前記第一のインダクタンス素
子に直列に接続された第二のインダクタンス素子と、第
一のスイッチ手段とで構成し、前記二つのインダクタン
ス素子の一方に前記第一のスイッチ手段を並列に接続す
ると共に、前記第一のスイッチ手段を開閉した。
のインダクタンス素子と、前記第一のインダクタンス素
子に直列に接続された第二のインダクタンス素子と、第
一のスイッチ手段とで構成し、前記二つのインダクタン
ス素子の一方に前記第一のスイッチ手段を並列に接続す
ると共に、前記第一のスイッチ手段を開閉した。
【0011】また、前記可変容量手段を静電容量素子
と、前記静電容量素子に直列に接続された第二のスイッ
チ手段とで構成し、前記第二のスイッチ手段を開閉し
た。
と、前記静電容量素子に直列に接続された第二のスイッ
チ手段とで構成し、前記第二のスイッチ手段を開閉し
た。
【0012】また、前記インダクタンス値又は前記容量
値のいずれか一方を大又は中又は小の三段階に切り替え
た。
値のいずれか一方を大又は中又は小の三段階に切り替え
た。
【0013】また、前記可変インダクタンス手段を第一
のインダクタンス素子と第二のインダクタンス素子と第
三のインダクタンス素子と第一の切替手段とで構成し、
前記三つのインダクタンス素子を互いに直列に接続する
と共に、前記第一の切替手段によって前記三つのインダ
クタンス素子のいずれの両端をも短絡しないか、又は一
つのインダクタンス素子の両端又は二つのインダクタン
ス素子の両端を短絡するかに切り換えた。
のインダクタンス素子と第二のインダクタンス素子と第
三のインダクタンス素子と第一の切替手段とで構成し、
前記三つのインダクタンス素子を互いに直列に接続する
と共に、前記第一の切替手段によって前記三つのインダ
クタンス素子のいずれの両端をも短絡しないか、又は一
つのインダクタンス素子の両端又は二つのインダクタン
ス素子の両端を短絡するかに切り換えた。
【0014】また、前記可変容量手段を第一の可変容量
手段と、前記第一の可変容量手段に並列に接続された第
二の可変容量手段とで構成し、前記第一の可変容量手段
を第一の静電容量素子と前記第一の静電容量素子に直列
に接続された第三のスイッチ手段とで構成すると共に、
前記第二の可変容量手段を第二の静電容量素子と前記第
二の容量素子に直列接続された第四のスイッチ手段とで
構成し、前記第三のスイッチ手段及び前記第四のスイッ
チ手段を開閉した。
手段と、前記第一の可変容量手段に並列に接続された第
二の可変容量手段とで構成し、前記第一の可変容量手段
を第一の静電容量素子と前記第一の静電容量素子に直列
に接続された第三のスイッチ手段とで構成すると共に、
前記第二の可変容量手段を第二の静電容量素子と前記第
二の容量素子に直列接続された第四のスイッチ手段とで
構成し、前記第三のスイッチ手段及び前記第四のスイッ
チ手段を開閉した。
【0015】また、前記可変容量手段を第一の静電容量
素子と、第二の静電容量素子と、第二の切替手段とで構
成し、前記第二の切換手段によって前記発振トランジス
タのベースとコレクタとの間に前記第一及び第二の静電
容量素子のいずれをも接続しないか、又は一方の静電容
量素子又は他方の静電容量素子を接続した。
素子と、第二の静電容量素子と、第二の切替手段とで構
成し、前記第二の切換手段によって前記発振トランジス
タのベースとコレクタとの間に前記第一及び第二の静電
容量素子のいずれをも接続しないか、又は一方の静電容
量素子又は他方の静電容量素子を接続した。
【0016】また、前記インダクタンス値及び前記容量
値を大又は小の二段階に切り替えるように構成し、前記
インダクタンス値及び前記容量値を共に小、又は前記イ
ンダクタンス値を小で且つ前記容量値を大若しくは前記
インダクタンス値を大で且つ前記容量値を小、又は前記
インダクタンス値及び前記容量値を共に大とする三段階
に切り替えた。
値を大又は小の二段階に切り替えるように構成し、前記
インダクタンス値及び前記容量値を共に小、又は前記イ
ンダクタンス値を小で且つ前記容量値を大若しくは前記
インダクタンス値を大で且つ前記容量値を小、又は前記
インダクタンス値及び前記容量値を共に大とする三段階
に切り替えた。
【0017】また、前記可変インダクタンス手段を第一
のインダクタンス素子と、前記第一のインダクタンス素
子に直列に接続された第二のインダクタンス素子と、第
一のスイッチ手段とで構成し、前記二つのインダクタン
ス素子のいずれか一方に前記第一のスイッチ手段を並列
に接続すると共にその両端を短絡可能とし、前記可変容
量手段を静電容量素子と、前記静電容量素子に直列に接
続された第二のスイッチ手段とで構成し、前記第一のス
イッチ手段を開で且つ前記第二のスイッチ手段を閉、又
は前記第一のスイッチ手段及び前記第二のスイッチ手段
を共に開若しくは共に閉、又は前記第一のスイッチ手段
を閉で且つ前記第二のスイッチ手段を開とした。
のインダクタンス素子と、前記第一のインダクタンス素
子に直列に接続された第二のインダクタンス素子と、第
一のスイッチ手段とで構成し、前記二つのインダクタン
ス素子のいずれか一方に前記第一のスイッチ手段を並列
に接続すると共にその両端を短絡可能とし、前記可変容
量手段を静電容量素子と、前記静電容量素子に直列に接
続された第二のスイッチ手段とで構成し、前記第一のス
イッチ手段を開で且つ前記第二のスイッチ手段を閉、又
は前記第一のスイッチ手段及び前記第二のスイッチ手段
を共に開若しくは共に閉、又は前記第一のスイッチ手段
を閉で且つ前記第二のスイッチ手段を開とした。
【0018】
【発明の実施の形態】図1乃至図10に従って本発明の
電圧制御発振器を説明する。図1は第一の実施の形態の
構成を示し、図2はその等価回路を示す。また、図3は
本発明の電圧制御発振器における負性抵抗の特性図を示
す。図1、図2において、発振トランジスタ1のベース
は直流カットコンデンサ2によって高周波的に接地さ
れ、コレクタとエミッタとの間及びエミッタとベースと
の間にそれぞれ帰還コンデンサ3、4が接続される。ま
た、コレクタとベースとの間にはクラップコンデンサ5
を介してリアクタンス回路となるバラクタダイオード6
が粗結合される。クラップコンデンサ5の容量値はバラ
クタダイオード6を粗結合するために比較的小さな値に
選ばれる。
電圧制御発振器を説明する。図1は第一の実施の形態の
構成を示し、図2はその等価回路を示す。また、図3は
本発明の電圧制御発振器における負性抵抗の特性図を示
す。図1、図2において、発振トランジスタ1のベース
は直流カットコンデンサ2によって高周波的に接地さ
れ、コレクタとエミッタとの間及びエミッタとベースと
の間にそれぞれ帰還コンデンサ3、4が接続される。ま
た、コレクタとベースとの間にはクラップコンデンサ5
を介してリアクタンス回路となるバラクタダイオード6
が粗結合される。クラップコンデンサ5の容量値はバラ
クタダイオード6を粗結合するために比較的小さな値に
選ばれる。
【0019】また、コレクタとベースとの間には並列共
振回路を構成するための可変インダクタンス手段7と静
電容量素子8とが接続される。可変インダクタンス手段
7は第一のインダクタンス素子7aとこれに直列に接続
された第二のインダクタンス素子7bと第一のインダク
タンス素子7aに並列に接続された第一のスイッチ手段
7cとからなる。第一のスイッチ手段7cは例えばスイ
ッチダイオードによって構成される。
振回路を構成するための可変インダクタンス手段7と静
電容量素子8とが接続される。可変インダクタンス手段
7は第一のインダクタンス素子7aとこれに直列に接続
された第二のインダクタンス素子7bと第一のインダク
タンス素子7aに並列に接続された第一のスイッチ手段
7cとからなる。第一のスイッチ手段7cは例えばスイ
ッチダイオードによって構成される。
【0020】そして、第一のスイッチ手段7cをオン
(閉状態)にすると第一のインダクタンス素子7aの両
端が短絡され、並列共振回路の共振周波数が高くなっ
て、高い周波数バンドで発振する。第一のスイッチ手段
7cをオフ(開状態)にすると、共振周波数が低くなっ
て、低い周波数バンドで発振する。発振信号は発振トラ
ンジスタ1のエミッタから出力され、その周波数はバラ
クタダイオード6に印加する制御電圧Vtによって変え
られる。
(閉状態)にすると第一のインダクタンス素子7aの両
端が短絡され、並列共振回路の共振周波数が高くなっ
て、高い周波数バンドで発振する。第一のスイッチ手段
7cをオフ(開状態)にすると、共振周波数が低くなっ
て、低い周波数バンドで発振する。発振信号は発振トラ
ンジスタ1のエミッタから出力され、その周波数はバラ
クタダイオード6に印加する制御電圧Vtによって変え
られる。
【0021】ここで、クラップコンデンサ5とバラクタ
ダイオード6とによる直列回路の両端から発振トランジ
スタ1側を見た負性抵抗値は可変インダクタンス手段7
のインダクタンス値や静電容量素子8の容量値に依存す
るが、周波数特性を有する。一般には、特定の周波数で
最大の負性抵抗値を示し、その周波数から離間するに従
って小さくなる。そして、負性抵抗値が最大となる周波
数はインダクタンス値が小さくなるほど、また、容量値
が小さくなるほど高い方に移動する。また、最大の負性
抵抗値の値も周波数が高い方に移動すると低くなる。
ダイオード6とによる直列回路の両端から発振トランジ
スタ1側を見た負性抵抗値は可変インダクタンス手段7
のインダクタンス値や静電容量素子8の容量値に依存す
るが、周波数特性を有する。一般には、特定の周波数で
最大の負性抵抗値を示し、その周波数から離間するに従
って小さくなる。そして、負性抵抗値が最大となる周波
数はインダクタンス値が小さくなるほど、また、容量値
が小さくなるほど高い方に移動する。また、最大の負性
抵抗値の値も周波数が高い方に移動すると低くなる。
【0022】図3はインダクタンス値を変化させた場合
の負性抵抗値の周波数特性を示し、例えば、インダクタ
ンス値が特定のL1のときはほぼ0.8GHzで最大の
負性抵抗値を示したとすると、インダクタンス値がL1
よりも小さい特定のL2のときにはほぼ1.6GHzで
最大の負性抵抗値を示す。そして、1.6GHzに着目
した場合の負性抵抗値はインダクタンス値が小さいほど
大きい。この傾向は、静電容量素子8の容量値を変えた
場合についても同様である。この場合は、図3における
L1をC1に、L2をC2に読み替えて、C1、C2を
それぞれ静電容量素子8の容量値と仮定すればよい。こ
の場合、C1<C2である。
の負性抵抗値の周波数特性を示し、例えば、インダクタ
ンス値が特定のL1のときはほぼ0.8GHzで最大の
負性抵抗値を示したとすると、インダクタンス値がL1
よりも小さい特定のL2のときにはほぼ1.6GHzで
最大の負性抵抗値を示す。そして、1.6GHzに着目
した場合の負性抵抗値はインダクタンス値が小さいほど
大きい。この傾向は、静電容量素子8の容量値を変えた
場合についても同様である。この場合は、図3における
L1をC1に、L2をC2に読み替えて、C1、C2を
それぞれ静電容量素子8の容量値と仮定すればよい。こ
の場合、C1<C2である。
【0023】ところで、負性抵抗値が不足すると、発振
動作が不安定となることから、発振周波数における負性
抵抗値が大きいのが望ましい。そこで、図1では、高い
周波数バンド(例えば1.6GHz帯)で発振させる場
合は第一のスイッチ手段7cをオンとして可変インダク
タンス手段7のインダクタンス値を小さくして高い周波
数バンドで発振させると共に高い周波数バンドにおける
負性抵抗値を大きくするようにしている。また、低い周
波数バンド(例えば0.8GHz帯)で発振させる場合
は第一のスイッチ手段7cをオフにしてインダクタンス
値を大きくし、低い周波数バンドで発振させると共に低
い周波数バンドにおける負性抵抗値を大きくするように
している。従って、いずれの周波数バンドにおいても安
定に発振させることが出来る。
動作が不安定となることから、発振周波数における負性
抵抗値が大きいのが望ましい。そこで、図1では、高い
周波数バンド(例えば1.6GHz帯)で発振させる場
合は第一のスイッチ手段7cをオンとして可変インダク
タンス手段7のインダクタンス値を小さくして高い周波
数バンドで発振させると共に高い周波数バンドにおける
負性抵抗値を大きくするようにしている。また、低い周
波数バンド(例えば0.8GHz帯)で発振させる場合
は第一のスイッチ手段7cをオフにしてインダクタンス
値を大きくし、低い周波数バンドで発振させると共に低
い周波数バンドにおける負性抵抗値を大きくするように
している。従って、いずれの周波数バンドにおいても安
定に発振させることが出来る。
【0024】なお、図4に示すように、可変インダクタ
ンス手段7を第一のインダクタンス素子7aと第二のイ
ンダクタンス素子7bと第三のインダクタンス素子7d
と第一の切替手段7eとによって構成し、第一乃至第三
のインダクタンス素子7a、7b、7dを互いに直列に
接続し、第一の切替手段7eによって、例えば第一のイ
ンダクタンス素子7aの両端を短絡し、又は第一及び第
二のインダクタンス素子7a、7bの全体の両端を短絡
し、又はいずれのインダクタンス素子の両端をも短絡し
ないようにすれば、周波数が高い発振周波数バンド、中
間の周波数バンド、低い周波数バンドに切り換えること
が可能である。そして、それぞれの周波数バンドでの負
性抵抗値を高めることが可能となる。
ンス手段7を第一のインダクタンス素子7aと第二のイ
ンダクタンス素子7bと第三のインダクタンス素子7d
と第一の切替手段7eとによって構成し、第一乃至第三
のインダクタンス素子7a、7b、7dを互いに直列に
接続し、第一の切替手段7eによって、例えば第一のイ
ンダクタンス素子7aの両端を短絡し、又は第一及び第
二のインダクタンス素子7a、7bの全体の両端を短絡
し、又はいずれのインダクタンス素子の両端をも短絡し
ないようにすれば、周波数が高い発振周波数バンド、中
間の周波数バンド、低い周波数バンドに切り換えること
が可能である。そして、それぞれの周波数バンドでの負
性抵抗値を高めることが可能となる。
【0025】図5は第二の実施の形態の構成を示し、図
6はその等価回路を示す。図5、図6に示す構成が図
1、図2に示す構成と異なるところは、可変インダクタ
ンス手段7が単にインダクタンス素子9として置換さ
れ、静電容量素子8が可変容量手段10として置換され
ていることである。そして、可変容量手段10は、互い
に直列に接続された静電容量素子10aと第二のスイッ
チ手段10bから構成される。
6はその等価回路を示す。図5、図6に示す構成が図
1、図2に示す構成と異なるところは、可変インダクタ
ンス手段7が単にインダクタンス素子9として置換さ
れ、静電容量素子8が可変容量手段10として置換され
ていることである。そして、可変容量手段10は、互い
に直列に接続された静電容量素子10aと第二のスイッ
チ手段10bから構成される。
【0026】この場合においても、第二のスイッチ手段
10bをオフにすれば、可変容量手段10の容量値は小
さく(この場合の容量値は0となる)なって、高い周波
数バンドで発振させるとと共に、高い周波数バンドにお
ける負性抵抗値を大きくできる。同様に、第二のスイッ
チ手段10bをオンにすれば可変容量手段10の容量値
を大きく(この場合は静電容量素子10aの容量値とな
る)して低い周波数バンドで発振させると共に低い周波
数バンドにおける負性抵抗値を大きくできる。従って安
定に発振する。
10bをオフにすれば、可変容量手段10の容量値は小
さく(この場合の容量値は0となる)なって、高い周波
数バンドで発振させるとと共に、高い周波数バンドにお
ける負性抵抗値を大きくできる。同様に、第二のスイッ
チ手段10bをオンにすれば可変容量手段10の容量値
を大きく(この場合は静電容量素子10aの容量値とな
る)して低い周波数バンドで発振させると共に低い周波
数バンドにおける負性抵抗値を大きくできる。従って安
定に発振する。
【0027】なお、図7に示すように、可変容量手段1
0を第一の可変容量手段101とこれに並列に接続され
る第二の可変容量手段102とから構成し、第一の可変
容量手段101を第一の静電容量素子10cとこれに直
列に接続された第三のスイッチ手段10dとで構成し、
第二の可変容量手段102を第二の静電容量素子10e
とこれに直列に接続された第四のスイッチ手段10fと
で構成し、第三のスイッチ手段10d及び第四のスイッ
チ手段10fをオン又はオフに切り換えることで三つの
周波数バンドに切り換えてもよい。
0を第一の可変容量手段101とこれに並列に接続され
る第二の可変容量手段102とから構成し、第一の可変
容量手段101を第一の静電容量素子10cとこれに直
列に接続された第三のスイッチ手段10dとで構成し、
第二の可変容量手段102を第二の静電容量素子10e
とこれに直列に接続された第四のスイッチ手段10fと
で構成し、第三のスイッチ手段10d及び第四のスイッ
チ手段10fをオン又はオフに切り換えることで三つの
周波数バンドに切り換えてもよい。
【0028】例えば、高い周波数バンドに切り換えると
きは第三及び第四のスイッチ手段10d、10fを共に
オフとし、中間の周波数バンドでは第三のスイッチ手段
10dのみをオンとし、低い周波数バンドに切り換える
ときには第三及び第四のスイッチ手段10d、10fを
共にオンすればよい。
きは第三及び第四のスイッチ手段10d、10fを共に
オフとし、中間の周波数バンドでは第三のスイッチ手段
10dのみをオンとし、低い周波数バンドに切り換える
ときには第三及び第四のスイッチ手段10d、10fを
共にオンすればよい。
【0029】さらに、図8に示すように、可変容量手段
10を第一の静電容量素子10cと第二の静電容量素子
10eと第二の切換手段10gとから構成し、第二の切
換手段10gによって発振トランジスタ1のベースとコ
レクタとの間に第一及び第二の静電容量素子10c、1
0eのいずれをも接続しないか、又は一方の静電容量素
子10c又は他方の静電容量素子10eを接続するよう
にしてもよい。
10を第一の静電容量素子10cと第二の静電容量素子
10eと第二の切換手段10gとから構成し、第二の切
換手段10gによって発振トランジスタ1のベースとコ
レクタとの間に第一及び第二の静電容量素子10c、1
0eのいずれをも接続しないか、又は一方の静電容量素
子10c又は他方の静電容量素子10eを接続するよう
にしてもよい。
【0030】図9は第三の実施の形態の構成を示し、図
10はその等価回路図を示す。発振トランジスタ1のコ
レクタとベースとの間には並列共振回路を構成するため
の可変インダクタンス手段7と可変容量手段10とが接
続される。可変インダクタンス手段7は第一のインダク
タンス素子7aとこれに直列に接続された第二のインダ
クタンス素子7bと第一のインダクタンス素子7aに並
列に接続された第一のスイッチ手段7cとからなる。ま
た、可変容量手段10は、互いに直列に接続された静電
容量素子10aと第二のスイッチ手段10bから構成さ
れる。第一のスイッチ手段7c、第二のスイッチ手段1
0bは例えばスイッチダイオードによって構成される。
10はその等価回路図を示す。発振トランジスタ1のコ
レクタとベースとの間には並列共振回路を構成するため
の可変インダクタンス手段7と可変容量手段10とが接
続される。可変インダクタンス手段7は第一のインダク
タンス素子7aとこれに直列に接続された第二のインダ
クタンス素子7bと第一のインダクタンス素子7aに並
列に接続された第一のスイッチ手段7cとからなる。ま
た、可変容量手段10は、互いに直列に接続された静電
容量素子10aと第二のスイッチ手段10bから構成さ
れる。第一のスイッチ手段7c、第二のスイッチ手段1
0bは例えばスイッチダイオードによって構成される。
【0031】そして、発振周波数が高い周波数バンド
(例えば1.8GHz帯)では第一のスイッチ手段7c
をオン、第二のスイッチ手段10bをオフとし、発振周
波数が低い周波数バンド(例えば0.8GHz帯)では
第一のスイッチ手段7cをオフ、第二のスイッチ手段1
0bをオンとする。また、周波数が中間となる周波数バ
ンド(例えば1.6GHz帯)では第一のスイッチ手段
7c、第二のスイッチ手段10bを共にオフにするか、
又は共にオンにする。
(例えば1.8GHz帯)では第一のスイッチ手段7c
をオン、第二のスイッチ手段10bをオフとし、発振周
波数が低い周波数バンド(例えば0.8GHz帯)では
第一のスイッチ手段7cをオフ、第二のスイッチ手段1
0bをオンとする。また、周波数が中間となる周波数バ
ンド(例えば1.6GHz帯)では第一のスイッチ手段
7c、第二のスイッチ手段10bを共にオフにするか、
又は共にオンにする。
【0032】これによって、並列共振回路の共振周波数
が三つの周波数バンドに適合するように切り替えられる
と共に、負性抵抗値も各周波数バンドにおいて大きくな
るように切り替えられる。
が三つの周波数バンドに適合するように切り替えられる
と共に、負性抵抗値も各周波数バンドにおいて大きくな
るように切り替えられる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、バラクタダイオードに直
列接続されてこのバラクタダイオードを発振トランジス
タのベースとコレクタとの間に粗結合状態で接続するク
ラップコンデンサを備え、発振トランジスタのベースと
コレクタとの間に可変インダクタンス手段又は可変容量
手段の少なくとも一方を接続し、可変インダクタンス手
段のインダクタンス値又は可変容量手段の容量値の少な
くとも一方を複数段階に切り換えて発振周波数バンドを
切り替えたので、各周波数バンドにおける負性抵抗値を
大きくすることが可能となり、電圧制御発振器を各周波
数バンドで安定に発振させることができる。
列接続されてこのバラクタダイオードを発振トランジス
タのベースとコレクタとの間に粗結合状態で接続するク
ラップコンデンサを備え、発振トランジスタのベースと
コレクタとの間に可変インダクタンス手段又は可変容量
手段の少なくとも一方を接続し、可変インダクタンス手
段のインダクタンス値又は可変容量手段の容量値の少な
くとも一方を複数段階に切り換えて発振周波数バンドを
切り替えたので、各周波数バンドにおける負性抵抗値を
大きくすることが可能となり、電圧制御発振器を各周波
数バンドで安定に発振させることができる。
【0034】また、インダクタンス値又は容量値のいず
れか一方を大又は小の二段階に切り替えたので、発振の
安定した2バンド切替型の電圧制御発振器を簡単に構成
できる。
れか一方を大又は小の二段階に切り替えたので、発振の
安定した2バンド切替型の電圧制御発振器を簡単に構成
できる。
【0035】また、可変インダクタンス手段を第一のイ
ンダクタンス素子と、第一のインダクタンス素子に直列
に接続された第二のインダクタンス素子と、第一のスイ
ッチ手段とで構成し、二つのインダクタンス素子の一方
に第一のスイッチ手段を並列に接続すると共に、第一の
スイッチ手段を開閉したので、インダクタンス値の切替
による2バンド切替型の電圧制御発振器が構成出来る。
ンダクタンス素子と、第一のインダクタンス素子に直列
に接続された第二のインダクタンス素子と、第一のスイ
ッチ手段とで構成し、二つのインダクタンス素子の一方
に第一のスイッチ手段を並列に接続すると共に、第一の
スイッチ手段を開閉したので、インダクタンス値の切替
による2バンド切替型の電圧制御発振器が構成出来る。
【0036】また、可変容量手段を静電容量素子と、静
電容量素子に直列に接続された第二のスイッチ手段とで
構成し、第二のスイッチ手段を開閉したので、容量値の
切替による2バンド切替型の電圧制御発振器が構成出来
る。
電容量素子に直列に接続された第二のスイッチ手段とで
構成し、第二のスイッチ手段を開閉したので、容量値の
切替による2バンド切替型の電圧制御発振器が構成出来
る。
【0037】また、インダクタンス値又は容量値のいず
れか一方を大又は中又は小の三段階に切り替えたので、
発振の安定した3バンド切替型の電圧制御発振器を簡単
に構成できる。
れか一方を大又は中又は小の三段階に切り替えたので、
発振の安定した3バンド切替型の電圧制御発振器を簡単
に構成できる。
【0038】また、可変インダクタンス手段を第一のイ
ンダクタンス素子と第二のインダクタンス素子と第三の
インダクタンス素子と第一の切替手段とで構成し、三つ
のインダクタンス素子を互いに直列に接続すると共に、
第一の切替手段によって三つのインダクタンス素子のい
ずれの両端をも短絡しないか、又は一つのインダクタン
ス素子の両端又は二つのインダクタンス素子の両端を短
絡するかに切り換えたので、インダクタンス値の切替に
よる3バンド切替型の電圧制御発振器が構成出来る。
ンダクタンス素子と第二のインダクタンス素子と第三の
インダクタンス素子と第一の切替手段とで構成し、三つ
のインダクタンス素子を互いに直列に接続すると共に、
第一の切替手段によって三つのインダクタンス素子のい
ずれの両端をも短絡しないか、又は一つのインダクタン
ス素子の両端又は二つのインダクタンス素子の両端を短
絡するかに切り換えたので、インダクタンス値の切替に
よる3バンド切替型の電圧制御発振器が構成出来る。
【0039】また、可変容量手段を第一の可変容量手段
と、第一の可変容量手段に並列に接続された第二の可変
容量手段とで構成し、第一の可変容量手段を第一の静電
容量素子と第一の静電容量素子に直列に接続された第三
のスイッチ手段とで構成すると共に、第二の可変容量手
段を第二の静電容量素子と第二の容量素子に直列接続さ
れた第四のスイッチ手段とで構成し、第三のスイッチ手
段及び第四のスイッチ手段を開閉したので、容量値の切
替による3バンド切替型の電圧制御発振器が構成出来
る。
と、第一の可変容量手段に並列に接続された第二の可変
容量手段とで構成し、第一の可変容量手段を第一の静電
容量素子と第一の静電容量素子に直列に接続された第三
のスイッチ手段とで構成すると共に、第二の可変容量手
段を第二の静電容量素子と第二の容量素子に直列接続さ
れた第四のスイッチ手段とで構成し、第三のスイッチ手
段及び第四のスイッチ手段を開閉したので、容量値の切
替による3バンド切替型の電圧制御発振器が構成出来
る。
【0040】また、可変容量手段を第一の静電容量素子
と、第二の静電容量素子と、第二の切替手段とで構成
し、第二の切換手段によって発振トランジスタのベース
とコレクタとの間に第一及び第二の静電容量素子のいず
れをも接続しないか、又は一方の静電容量素子又は他方
の静電容量素子を接続したので、容量値の切替による3
バンド切替型の電圧制御発振器が構成出来る。
と、第二の静電容量素子と、第二の切替手段とで構成
し、第二の切換手段によって発振トランジスタのベース
とコレクタとの間に第一及び第二の静電容量素子のいず
れをも接続しないか、又は一方の静電容量素子又は他方
の静電容量素子を接続したので、容量値の切替による3
バンド切替型の電圧制御発振器が構成出来る。
【0041】また、インダクタンス値及び容量値を大又
は小の二段階に切り替えるように構成し、インダクタン
ス値及び容量値を共に小、又はインダクタンス値を小で
且つ容量値を大若しくはインダクタンス値を大で且つ容
量値を小、又はインダクタンス値及び容量値を共に大と
する三段階に切り替えたので、インダクタンス値と容量
とを各二段階に切り換えるだけで3バンド切替型の電圧
制御発振器を構成できる。
は小の二段階に切り替えるように構成し、インダクタン
ス値及び容量値を共に小、又はインダクタンス値を小で
且つ容量値を大若しくはインダクタンス値を大で且つ容
量値を小、又はインダクタンス値及び容量値を共に大と
する三段階に切り替えたので、インダクタンス値と容量
とを各二段階に切り換えるだけで3バンド切替型の電圧
制御発振器を構成できる。
【0042】また、可変インダクタンス手段を第一のイ
ンダクタンス素子と、第一のインダクタンス素子に直列
に接続された第二のインダクタンス素子と、第一のスイ
ッチ手段とで構成し、二つのインダクタンス素子のいず
れか一方に第一のスイッチ手段を並列に接続すると共に
その両端を短絡可能とし、可変容量手段を静電容量素子
と、静電容量素子に直列に接続された第二のスイッチ手
段とで構成し、第一のスイッチ手段を開で且つ第二のス
イッチ手段を閉、又は第一のスイッチ手段及び第二のス
イッチ手段を共に開若しくは共に閉、又は第一のスイッ
チ手段を閉で且つ第二のスイッチ手段を開としたので、
複雑な切替回路を使用することなくスイッチ手段の開閉
だけで3バンドに切替られる。
ンダクタンス素子と、第一のインダクタンス素子に直列
に接続された第二のインダクタンス素子と、第一のスイ
ッチ手段とで構成し、二つのインダクタンス素子のいず
れか一方に第一のスイッチ手段を並列に接続すると共に
その両端を短絡可能とし、可変容量手段を静電容量素子
と、静電容量素子に直列に接続された第二のスイッチ手
段とで構成し、第一のスイッチ手段を開で且つ第二のス
イッチ手段を閉、又は第一のスイッチ手段及び第二のス
イッチ手段を共に開若しくは共に閉、又は第一のスイッ
チ手段を閉で且つ第二のスイッチ手段を開としたので、
複雑な切替回路を使用することなくスイッチ手段の開閉
だけで3バンドに切替られる。
【図1】本発明の電圧制御発振器における第一の実施の
形態の構成を示す回路図である。
形態の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の電圧制御発振器における第一の実施の
形態の等価回路図である。
形態の等価回路図である。
【図3】本発明の電圧制御発振器における負性抵抗値の
特性図である。
特性図である。
【図4】本発明の電圧制御発振器における第一の実施の
形態の他の構成を示す回路図である。
形態の他の構成を示す回路図である。
【図5】本発明の電圧制御発振器における第二の実施の
形態の構成を示す回路図である。
形態の構成を示す回路図である。
【図6】本発明の電圧制御発振器における第二の実施の
形態の等価回路図である。
形態の等価回路図である。
【図7】本発明の電圧制御発振器における第二の実施の
形態の他の構成を示す回路図である。
形態の他の構成を示す回路図である。
【図8】本発明の電圧制御発振器における第二の実施の
形態のさらに他の構成を示す回路図である。
形態のさらに他の構成を示す回路図である。
【図9】本発明の電圧制御発振器における第三の実施の
形態の構成を示す回路図である。
形態の構成を示す回路図である。
【図10】本発明の電圧制御発振器における第三の実施
の形態の等価回路図である。
の形態の等価回路図である。
【図11】従来の電圧制御発振器の構成を示す回路図で
ある。
ある。
【図12】従来の電圧制御発振器の等価回路図である。
1 発振トランジスタ 2 直流カットコンデンサ 3、4 帰還コンデンサ 5 クラップコンデンサ 6 バラクタダイオード 7 可変インダクタンス手段 7a 第一のインダクタンス素子 7b 第二のインダクタンス素子 7c 第一のスイッチ手段 7d 第三のインダクタンス素子 7e 第一の切替手段 8 静電容量素子 9 インダクタンス素子 10 可変容量手段 10a 静電容量素子 10b 第二のスイッチ手段 10c 第一の静電容量素子 10d 第三のスイッチ手段 10e 第二の静電容量素子 10f 第四のスイッチ手段 10g 第二の切替手段 101 第一の可変容量手段 102 第二の可変容量手段
Claims (10)
- 【請求項1】 帰還コンデンサが接続された発振トラン
ジスタと、バラクタダイオードに直列接続されると共に
前記バラクタダイオードを前記発振トランジスタのベー
スとコレクタとの間に粗結合状態で接続するクラップコ
ンデンサとを備え、前記発振トランジスタのベースとコ
レクタとの間に可変インダクタンス手段又は可変容量手
段の少なくとも一方を接続し、前記可変インダクタンス
手段のインダクタンス値又は前記可変容量手段の容量値
の少なくとも一方を複数段階に切り換えて発振周波数バ
ンドを切り替えたことを特徴とする電圧制御発振器。 - 【請求項2】 前記インダクタンス値又は前記容量値の
いずれか一方を大又は小の二段階に切り替えたことを特
徴とする請求項1に記載の電圧制御発振器。 - 【請求項3】 前記可変インダクタンス手段を第一のイ
ンダクタンス素子と、前記第一のインダクタンス素子に
直列に接続された第二のインダクタンス素子と、第一の
スイッチ手段とで構成し、前記二つのインダクタンス素
子の一方に前記第一のスイッチ手段を並列に接続すると
共に、前記第一のスイッチ手段を開閉したことを特徴と
する請求項2に記載の電圧制御発振器。 - 【請求項4】 前記可変容量手段を静電容量素子と、前
記静電容量素子に直列に接続された第二のスイッチ手段
とで構成し、前記第二のスイッチ手段を開閉したことを
特徴とする請求項2に記載の電圧制御発振器。 - 【請求項5】 前記インダクタンス値又は前記容量値の
いずれか一方を大又は中又は小の三段階に切り替えたこ
とを特徴とする請求項1に記載の電圧制御発振器。 - 【請求項6】 前記可変インダクタンス手段を第一のイ
ンダクタンス素子と第二のインダクタンス素子と第三の
インダクタンス素子と第一の切替手段とで構成し、前記
三つのインダクタンス素子を互いに直列に接続すると共
に、前記第一の切替手段によって前記三つのインダクタ
ンス素子のいずれの両端をも短絡しないか、又は一つの
インダクタンス素子の両端又は二つのインダクタンス素
子の両端を短絡するかに切り換えたことを特徴とする請
求項5に記載の電圧制御発振器。 - 【請求項7】 前記可変容量手段を第一の可変容量手段
と、前記第一の可変容量手段に並列に接続された第二の
可変容量手段とで構成し、前記第一の可変容量手段を第
一の静電容量素子と前記第一の静電容量素子に直列に接
続された第三のスイッチ手段とで構成すると共に、前記
第二の可変容量手段を第二の静電容量素子と前記第二の
容量素子に直列接続された第四のスイッチ手段とで構成
し、前記第三のスイッチ手段及び前記第四のスイッチ手
段を開閉したことを特徴とする請求項5に記載の電圧制
御発振器。 - 【請求項8】 前記可変容量手段を第一の静電容量素子
と、第二の静電容量素子と、第二の切替手段とで構成
し、前記第二の切換手段によって前記発振トランジスタ
のベースとコレクタとの間に前記第一及び第二の静電容
量素子のいずれをも接続しないか、又は一方の静電容量
素子又は他方の静電容量素子を接続したことを特徴とす
る請求項5に記載の電圧制御発振器。 - 【請求項9】 前記インダクタンス値及び前記容量値を
大又は小の二段階に切り替えるように構成し、前記イン
ダクタンス値及び前記容量値を共に小、又は前記インダ
クタンス値を小で且つ前記容量値を大若しくは前記イン
ダクタンス値を大で且つ前記容量値を小、又は前記イン
ダクタンス値及び前記容量値を共に大とする三段階に切
り替えたことを特徴とする請求項1に記載の電圧制御発
振器。 - 【請求項10】 前記可変インダクタンス手段を第一の
インダクタンス素子と、前記第一のインダクタンス素子
に直列に接続された第二のインダクタンス素子と、第一
のスイッチ手段とで構成し、前記二つのインダクタンス
素子のいずれか一方に前記第一のスイッチ手段を並列に
接続すると共にその両端を短絡可能とし、前記可変容量
手段を静電容量素子と、前記静電容量素子に直列に接続
された第二のスイッチ手段とで構成し、前記第一のスイ
ッチ手段を開で且つ前記第二のスイッチ手段を閉、又は
前記第一のスイッチ手段及び前記第二のスイッチ手段を
共に開若しくは共に閉、又は前記第一のスイッチ手段を
閉で且つ前記第二のスイッチ手段を開としたことを特徴
とする請求項9に記載の電圧制御発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000142250A JP2001320236A (ja) | 2000-05-09 | 2000-05-09 | 電圧制御発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000142250A JP2001320236A (ja) | 2000-05-09 | 2000-05-09 | 電圧制御発振器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001320236A true JP2001320236A (ja) | 2001-11-16 |
Family
ID=18649259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000142250A Withdrawn JP2001320236A (ja) | 2000-05-09 | 2000-05-09 | 電圧制御発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001320236A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007128985A (ja) * | 2005-11-01 | 2007-05-24 | Taiyo Yuden Co Ltd | 可変インダクタ及びそれを用いたアンテナ装置 |
JP2007522769A (ja) * | 2004-02-10 | 2007-08-09 | ビットウェーブ・セミコンダクター | プログラム可能なトランシーバ |
JP2010074727A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 低雑音電圧制御発振器 |
JP2014112885A (ja) * | 2014-01-07 | 2014-06-19 | Renesas Electronics Corp | 発振回路及び半導体装置 |
CN108574479A (zh) * | 2017-03-08 | 2018-09-25 | 康希通信科技(上海)有限公司 | 单刀单掷射频开关及其构成的单刀多掷射频开关 |
CN113114109A (zh) * | 2021-04-27 | 2021-07-13 | 苏州华士无线科技有限公司 | 一种振荡器结构 |
-
2000
- 2000-05-09 JP JP2000142250A patent/JP2001320236A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN108574479A (zh) * | 2017-03-08 | 2018-09-25 | 康希通信科技(上海)有限公司 | 单刀单掷射频开关及其构成的单刀多掷射频开关 |
CN108574479B (zh) * | 2017-03-08 | 2024-03-05 | 康希通信科技(上海)有限公司 | 单刀单掷射频开关及其构成的单刀多掷射频开关 |
CN113114109A (zh) * | 2021-04-27 | 2021-07-13 | 苏州华士无线科技有限公司 | 一种振荡器结构 |
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