JP2001319249A

JP2001319249A - 自動券売機

Info

Publication number: JP2001319249A
Application number: JP2000137243A
Authority: JP
Inventors: Tomohisa Nishino; 智久西野; Toshio Suzuki; 敏夫鈴木; Hitoshi Yamabuki; 仁山吹
Original assignee: Nippon Signal Co Ltd
Current assignee: Nippon Signal Co Ltd
Priority date: 2000-05-10
Filing date: 2000-05-10
Publication date: 2001-11-16

Abstract

(57)【要約】【課題】次回の乗車券（特急券等）の購入に便利な入
力カードを発行できるようにする。【解決手段】自動券売機の本体に所定の乗車券（特急
券等）の内容を入力する入力手段と、入力された所定の
内容の情報の記録された入力カードを生成する生成手段
と、生成された入力カードを発行する入力カード発行手
段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、所定の乗車券情報
の記録されている入力カードを用いて所定の乗車券を購
入できるようにするとともに、その入力カードを発行で
きるようにした自動券売機に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えば座席指定の特急券を自動券
売機を用いて購入するときは、利用者（旅客）が自動券
売機の本体（以下、「本体」という。）のタッチパネル
からなる表示画面に表示された案内に従って操作して所
定の特急券を特定し、その特定された特急券の購入代金
を満たす金額の金銭（プリペイドカード等のカード類で
支払う場合も含む。）が本体に投入されると、本体から
その特定された特急券が発行されるように構成されてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の特急券等の所定の乗車券（本発明で「乗車券」とい
うときは、普通乗車券や特急券、あるいは座席指定券等
の各種乗車券類を含んでいる。）の内容を入力してその
所定の乗車券発行を行う自動券売機においては、乗車券
の購入を行う毎に乗車券の内容を入力しなければならな
いので、一人の利用者に対する処理時間が長くなるとと
もに、同じ乗車券を時々購入する利用者にとっては、そ
の購入の都度、入力しなければならないという面倒があ
った。

【０００４】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、乗車券の入力
を省略できる自動券売機を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係る自動券売機
は、上記目的を達成するために、本体に所定の乗車券の
内容を入力する入力手段と、入力された所定の内容の情
報の記録された入力カードを生成する生成手段と、生成
された入力カードを発行する入力カード発行手段と、を
有することを特徴としている。また、入力された所定の
内容の情報に係る乗車券の購入代金が前記本体に投入さ
れたときに、その乗車券を発行する乗車券発行手段を有
することを特徴としている。

【０００６】本発明に係る自動券売機は、上記目的を達
成するために、本体に挿入された入力カードからその入
力カードに記録されている所定の乗車券の内容の情報を
読取る読取手段と、読取られた所定の乗車券の内容を表
示画面に表示する表示手段と、表示された所定の乗車券
の購入代金が前記本体に投入されたときに、その乗車券
を発行する発行手段と、を有することを特徴としてい
る。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は、一実施の形態に係る自動
券売機の正面図であって、その本体１の接客面２は、中
央部が傾斜したスラント型を呈している。

【０００８】接客面２の上部には、本体１の稼動状態を
示す案内部３が設けられ、その中央部のスラント部には
ほぼ正方形の周知のタッチパネル式の表示画面４が設け
られている。また、表示画面４の下方には、枚数設定釦
や子供券指定等の選択釦群からなる選択釦部５が設けら
れている。そして、接客面２の下部には、硬貨投入口６
及び紙幣挿入口７から投入された金銭の金額、又はカー
ド処理部８のカード挿入口８ａから挿入されたプリペイ
ドカード等のカード類の残額を表示する金額表示部９、
乗車券排出口１０、釣銭排出口１１、利用者へ音声によ
り案内を行うとき、又はマイクロホン１２を介して係員
と応答するときのスピーカ１３が設けられている。

【０００９】上記カード処理部８は、カード挿入口８ａ
から挿入された図示しないストアードフェアカード（Ｓ
Ｆカード）やプリペイドカード等のカード類、及び本発
明に係る入力カードを処理する磁気ヘッドやサーマルヘ
ッドを備えた磁気券処理ユニットを有しているととも
に、本発明に係る入力カードＣを生成してカード挿入口
８ａから発行できるように構成されている。

【００１０】図２は、入力カードＣの正面（表面）図で
あり、磁気カードから構成されている。すなわち、この
入力カードＣは、カード処理部８に設けられている図示
しないカードスタッカからカード挿入口８ａに搬送され
る途中、磁気券処理ユニットを介して所定の磁気データ
を書込むことができるとともに、その内容を印字できる
ように構成されている。

【００１１】図１中、１４は、本体１を統括的に制御す
る制御器であって、本発明の各手段を担っている。図３
には、その制御器１４のブロック図が示されていて、マ
イクロコンピュータによって形成される中央処理部（Ｃ
ＰＵ）２０を中心に構成されている。

【００１２】ＣＰＵ２０は、第１メモリ２１に格納され
ている駅名，運賃等の本体１の設置されている駅固有デ
ータ等の所定のデータ及び第２メモリ２２に格納されて
いる制御プログラムを用いて演算処理を行い、また、こ
のＣＰＵ２０は、表示画面４の表示を駆動制御する可変
表示部２３と、表示画面４の入力を駆動制御するタッチ
パネル入力部２４と、硬貨投入口６から挿入された硬貨
を検銭処理する硬貨処理部２５と、紙幣挿入口７から挿
入された紙幣を検銭処理する紙幣処理部２６と、乗車券
の発券処理を行う発券部２７と、本体１の裏面側に設け
られ、本体１を発券モード等の各種のモードに設定した
り、あるいは本体１の保守点検時に係員によって操作さ
れるテンキー等の入力部と表示画面を有する係員操作部
２８と、釣銭排出口１１に釣銭を排出する釣銭処理部２
９と、選択釦部５からの入力信号を処理する選択釦処理
部３０と、案内すべき内容を合成してスピーカ１３から
発生させる音声案内処理部３１と、上述のカード処理部
８とが接続されている。

【００１３】以下、図４（ａ）のフローチャートを用い
て入力カードＣ及び乗車券の発行制御動作について説明
する。今、本体１を用いて本体１の設置駅（Ａ駅）から
Ｂ駅まで乗車できる特急券（○○ライナー）を購入しよ
うとしている利用者がいるものとする。そして、その利
用者によって、タッチパネルからなる表示画面４を介し
てその特急券の内容が入力されたとする（ステップ１０
０肯定。以下、ステップを「Ｓ」とする。）。

【００１４】本体１に入力された乗車券（特急券）の内
容は、表示画面４に表示されるとともに、その内容の入
力カードＣの発行を希望するか否かの選択釦の表示が行
われる（Ｓ１０２。図１の表示画面４参照）。入力カー
ドＣの発行を希望する選択釦（表示画面４の「する」の
釦）が押下（タッチ）されると、表示画面４に表示され
ている乗車券の情報の記録されている入力カードＣがカ
ード処理部８で生成され、その生成された入力カードＣ
がカード挿入口８ａから発行される（Ｓ１０４肯定、Ｓ
１０６）。したがって、利用者は、以後、この発行され
た入力カードＣを用いて同じ乗車券の内容を本体１に入
力することが可能となる。

【００１５】表示画面４に表示された乗車券の購入代金
を満たす金銭（プリペイドカード等のカード類も含
む。）が本体１に投入されると（Ｓ１０８肯定）、本体
１の乗車券排出口１１からその乗車券が発行される（Ｓ
１１０）。したがって、利用者は、その発行された乗車
券（特急券）を用いて所定の列車に乗車することができ
る。

【００１６】図４（ｂ）のフローチャートには、上述の
ようにして本体１から発行された入力カードＣを用いて
乗車券を購入する制御動作が示されている。すなわち、
入力カードＣがカード挿入口８ａに挿入されると、本体
１は、入力カードＣを用いた発券処理モードに設定さ
れ、入力カードＣから読取られた乗車券の内容が表示画
面４に表示される（Ｓ２００肯定、Ｓ２０２）。

【００１７】表示画面４に表示された乗車券の内容に変
更がなければ（Ｓ２０４否定）、その表示された乗車券
の購入代金を満たす金銭が本体１に投入されると、乗車
券排出口１０からその乗車券が発行される（Ｓ２０６肯
定、Ｓ２０８）。なお、変更がない場合に確認釦を押下
させるようにしてもよい。この場合、確認釦は表示画面
４に表示される。

【００１８】表示画面４に表示された乗車券の内容に変
更を加えたいときは（Ｓ２０４肯定）、例えば、今まで
自由席であったものを指定席に変更したいような場合
は、タッチパネル式の表示画面４を介してその内容が入
力される（Ｓ２１０）。そして、新たな内容の入力カー
ドＣを希望するときは、その入力カードＣの発行を受け
ることができる（Ｓ２１２肯定、Ｓ２１４）。

【００１９】なお、上述の例では、入力カードＣは磁気
カードとしたが、無線通信機能を備えたＩＣカードから
なる非接触券とすることができる。この場合は、カード
処理部８には、非接触券を処理するためのリーダライタ
が設けられる。

【００２０】

【発明の効果】本発明に係る自動券売機は、本体に所定
の乗車券の内容を入力する入力手段と、入力された所定
の内容の情報の記録された入力カードを生成する生成手
段と、生成された入力カードを発行する入力カード発行
手段とからなるので、次回の乗車券購入に便利な入力カ
ードを容易に発行することができる。また、入力された
所定の内容の情報に係る乗車券の購入代金が本体に投入
されたときに、その乗車券を発行する乗車券発行手段を
設けたときは、乗車券も同時に購入することができる。

【００２１】本発明に係る自動券売機は、本体に挿入さ
れた入力カードからその入力カードに記録されている所
定の乗車券の内容の情報を読取る読取手段と、読取られ
た所定の乗車券の内容を表示画面に表示する表示手段
と、表示された所定の乗車券の購入代金が前記本体に投
入されたときに、その乗車券を発行する発行手段とから
なるので、入力カードの情報に基づいて簡単に乗車券を
購入することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態に係る自動券売機の正面
図である。

【図２】入力カードの正面図である。

【図３】制御器の電気的構成を示すブロック図である。

【図４】制御動作を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１自動券売機の本体（本体）２接客面４表示画面５選択釦部６硬貨投入口７紙幣挿入口８カード処理部８ａカード挿入口９金額表示部１０乗車券排出口１１釣銭排出口１２マイクロホン１３スピーカ１４制御器２０中央処理部（ＣＰＵ）Ｃ入力カード

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【手続補正書】

【提出日】平成１２年５月１１日（２０００．５．１
１）

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図３

【補正方法】変更

【補正内容】

【図３】

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Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】自動券売機の本体に所定の乗車券の内容
を入力する入力手段と、入力された所定の内容の情報の記録された入力カードを
生成する生成手段と、生成された入力カードを発行する入力カード発行手段
と、を有することを特徴とする自動券売機。
【請求項２】入力された所定の内容の情報に係る乗車
券の購入代金が前記自動券売機の本体に投入されたとき
に、その乗車券を発行する乗車券発行手段を有すること
を特徴とする請求項１に記載の自動券売機。
【請求項３】自動券売機の本体に挿入された入力カー
ドからその入力カードに記録されている所定の乗車券の
内容の情報を読取る読取手段と、読取られた所定の乗車券の内容を表示画面に表示する表
示手段と、表示された所定の乗車券の購入代金が前記自動券売機の
本体に投入されたときに、その乗車券を発行する発行手
段と、を有することを特徴とする自動券売機。