JP2001319091A - 商取引サポート方法及び商取引サポートシステム - Google Patents

商取引サポート方法及び商取引サポートシステム

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JP2001319091A
JP2001319091A JP2000137775A JP2000137775A JP2001319091A JP 2001319091 A JP2001319091 A JP 2001319091A JP 2000137775 A JP2000137775 A JP 2000137775A JP 2000137775 A JP2000137775 A JP 2000137775A JP 2001319091 A JP2001319091 A JP 2001319091A
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JP2000137775A
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English (en)
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Kunio Fukuhara
邦夫 福原
Hiroyuki Yoshida
裕之 吉田
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネットを用いて商品購入要求を行う
顧客を、その要求に沿った形で適切な店と結びつけるシ
ステムを提供する。 【解決手段】 このインターネット販売システムは、複
数のi-net店を登録し、顧客からのインターネットを用
いた商品購入に関する要求に応じて顧客とi-net店とを
結びつけるシステムである。このシステムでは、まず、
WEBサーバーにおいて、顧客がインターネットにより
アクセスできるホームページを開設し、複数のi-net店
を登録する。各i-net店には、コンピュータサーバーと
の交信を可能とさせておく。そして、顧客に商品購入に
関する要求を入力させ、その顧客の要求に応じて複数の
i-net店の中から適当な1店を決定し、そのi-net店に対
して顧客への接触を促す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商取引サポート方
法及び商取引サポートシステム、特に、複数の店を登録
し、顧客からのインターネットを用いた商品購入に関す
る要求に応じて顧客と店とを結びつける商取引サポート
方法及び商取引サポートシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のインターネットの普及に伴い、イ
ンターネット上で商品を購入することのできるサービス
が数多く提供されるようになっている。本願出願人も、
従来から、インターネットにより顧客がアクセスするこ
とのできるホームページ上にバーチャルショップを設け
て、空調機のネット販売を行っている。
【0003】このバーチャルショップには、複数の店が
登録されており、その複数の店それぞれに独自のホーム
ページが割り当てられている。すなわち、バーチャルシ
ョップに参加登録している各店は、独自のホームページ
を有している。この各店のホームページでは、会社案
内、インターネット特典、その店のおすすめ商品などが
示されているほか、購入見積もりを行うことが可能であ
る。
【0004】そして、バーチャルショップにアクセスし
た顧客は、そこで商品検索や全国ショップ一覧などの機
能を利用して希望する機種や購入先である店を決定した
上で、各店のホームページなどを使って直接店と商品購
入に関する交渉・契約を行うことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、顧客の立場か
ら考えると、いずれかの店を選択して、最終的にはその
店とEメール等で交渉する必要がある。そして、その交
渉がうまくいかなければ、次の店と再度交渉することに
なる。このため、店を決める段階や交渉をまとめる段階
で時間がかかるという難点がある。特に、エアコンなど
の付帯工事を要する商品を購入する場合には、顧客の希
望する工事日と店の工事可能な日程とが合致しなければ
契約が成立しないため、最初に選択した店と交渉がまと
まる確率が比較的低く、商品購入までに顧客が複数の店
と交渉を行わなければならなくなる可能性が高い。
【0006】本発明の課題は、インターネットを用いて
商品購入に関する要求を行ってくる顧客を、その要求に
沿った形で適切な店と結びつける商取引サポート方法及
び商取引サポートシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る商取引サ
ポート方法は、複数の店を登録し、顧客からのインター
ネットを用いた商品購入に関する要求に応じて顧客と店
とを結びつける方法である。この商取引サポート方法
は、以下の(1)〜(3)のステップを有している。 (1)コンピュータサーバーにおいて、顧客がインター
ネットによりアクセスできるホームページを開設すると
ともに、複数の店を登録する。 (2)各店には、コンピュータサーバーとの交信を可能
とさせる。 (3)顧客に商品購入に関する要求を入力させ、その顧
客の要求に応じて複数の店の中から適当な1店を決定
し、その店に対して顧客への接触を促す。
【0008】請求項1の方法では、登録した複数の店に
対してコンピュータサーバーとの交信を可能とさせて、
顧客がインターネットによりホームページにアクセスし
てくるのを待つ。次に、商品購入を希望する顧客がアク
セスしてくると、顧客に商品購入に関する要求を入力さ
せる。そして、顧客からの入力を受けると、入力された
要求に応じて登録している複数の店の中から適当な1店
を決定し、その店に対して顧客への接触を促すことで顧
客と店とを結びつける。
【0009】ここでは、まず、コンピュータサーバーと
の交信ができれば登録されうるので、従来よりも登録店
の数が増えることが期待できる。これにより、インター
ネットでコンピュータサーバーのホームページにアクセ
スしてきた顧客の要求に合った店が見つかる可能性が高
くなる。また、ここでは、顧客に商品購入に関する要求
を入力させた上で、その要求に応じて適当な1店を決定
している。このため、顧客は、自分の要求さえ入力すれ
ば、その要求に適合した店が接触してくるため、希望に
合った店と結びつくことができる。すなわち、この方法
を用いたインターネット上のサービスがあれば、従来の
ように顧客自らが店を選択して要求を満足してくれる店
であるか否かを交渉において判断するといった手間がか
からなくなり、複数の店との交渉も必要がなくなる。
【0010】このように、請求項1の方法によるインタ
ーネットサービスによれば、商品購入に関する要求をホ
ームページ上で行う顧客は、たいした手間をかけること
なく、その要求に沿った適切な店と結びつくことができ
る。請求項2に係る商取引サポート方法は、請求項1に
記載の方法であって、コンピュータサーバーに、商品の
情報を蓄積した商品データベースを持たせる。そして、
上記ステップ(3)において、商品データベースを利用
して顧客の行う商品購入に関する要求の入力を補助し、
顧客に購入商品及び購入金額を確認させる。
【0011】ここでは、コンピュータサーバーに商品デ
ータベースを持たせ、顧客が商品購入に関する要求を入
力するときに商品データベースを利用して入力を補助さ
せている。このため、顧客は、購入商品を選択によって
入力できるようになり、また商品データベースに標準価
格や販売価格などを含ませておけば、購入商品の選択入
力に伴い購入金額を自動入力することができる。そし
て、購入商品及び購入金額を顧客に確認させるため、顧
客と決定した適当な1店とを結びつけた後の両者の商取
引の契約がスムーズに行われることが期待できる。
【0012】請求項3に係る商取引サポート方法は、請
求項1又は2に記載の方法であって、上記ステップ
(3)において、顧客の入力した要求を地域的に適合す
る複数の店に送り、各店からの回答に応じて適当な1店
を決定する。ここでは、商品の配送や、商品が付帯工事
を伴うものである場合の工事請負の便宜、顧客に対する
店のアフターサービス等を考慮して、顧客の入力した要
求を地域的に適合する複数の店に送っている。そして、
回答してきた店の中から顧客の要求に適する1店を決定
して、その店と顧客とを結びつけている。このため、顧
客は、自分の要求に適合しており、且つ地域的にも合っ
た店から商品を購入することができるようになる。
【0013】請求項4に係る商取引サポート方法は、請
求項3に記載の方法であって、上記ステップ(3)にお
いて、各店からの回答を得た結果、顧客の入力した要求
を満たす店が複数存在する場合には、回答の早かった店
を適当な1店として決定する。請求項5に係る商取引サ
ポート方法は、請求項4に記載の方法であって、回答の
早かった店が過去の所定期間において所定回数を超えて
適当な1店として決定されている場合に、回答のあった
他の店から適当な1店を決定する。
【0014】ここでは、単に回答が早かった店を優先さ
せた場合に発生する恐れのある弊害(決定が1つの店に
集中するといった弊害)を抑えるために、過去の所定期
間における各店の実績を考慮して、適当な1店を決める
ようにしている。したがって、回答が1番早かった店で
あっても、最近において適当な店に決定されている回数
が多い場合には、他の店が適当な1店として決定される
こともある。
【0015】請求項6に係る商取引サポート方法は、請
求項1から5のいずれかに記載の方法であって、上記ス
テップ(3)において、顧客の入力した要求を複数の店
の少なくとも幾つかの店に公開し、顧客の入力した要求
を受諾する店の回答を募る。ここでは、商品の配送や、
商品が付帯工事を伴うものである場合の工事請負の便
宜、顧客に対する店のアフターサービス等を考慮して、
顧客の入力した要求を少なくとも幾つかの店に公開した
上で、それを見て受諾回答を送ってきた店を適当な1店
として顧客と結びつける。顧客の入力した要求の公開対
象店は、例えば、地域的にその顧客に適合する店や、そ
の顧客が希望している商品を扱っている店とすればよ
い。
【0016】そして、受諾回答を行う店が複数ある場合
には、回答の早い店を適当な店として決定したり、ある
いは1番早い回答が寄せられた後に公開を終了させたり
することが考えられる。また、単に早い者勝ちとする
と、各店に対する平等性や1店への集中が抑えられない
ような場合には、過去の所定期間における各店の実績を
考慮して適当な店を決定することも考えられる。
【0017】請求項7に係る商取引サポート方法は、請
求項1又は2に記載の方法であって、各店には、コンピ
ュータサーバーに対して前もって受諾可能な条件を提示
させておく。また、上記ステップ(3)において、顧客
の入力した要求を地域的に適合する各店の受諾可能な条
件と照らし合わせ、適当な1店を決定する。ここでは、
前もって各店に受諾可能な条件をコンピュータサーバー
に提示させている。その上で、登録されている複数の店
から適当な1店を決定する際に、その条件を参照して顧
客の要求に合ったものを選び出す。このように各店に前
もって条件提示をさせているため、顧客の要求があった
ときに素早く適当な1店を決定することができる。
【0018】また、適当な1店の決定において地域的に
適合する店の中から選ぶ方式を採っているため、商品の
配送、商品が付帯工事を伴うものである場合の工事請
負、顧客に対する店のアフターサービスの費用を抑える
ことができ、顧客の負担を減らすことができる。すなわ
ち、顧客は、自分の要求に適合しており、且つ地域的に
も合った店から商品を購入することができるようにな
る。
【0019】請求項8に係る商取引サポート方法は、請
求項1から7のいずれかに記載の方法であって、商品に
は、付帯工事が必要な商品が含まれている。そして、上
記ステップ(3)における適当な1店の決定に際して
は、顧客が要求する工事日の条件を考慮する。購入金額
が同じ場合には、付帯工事が必要な商品については、顧
客の要求する工事日に工事を行うことのできる店を適当
な店に決定することが大事となる。このため、ここで
は、適当な1店の決定に際し、顧客が要求する工事日の
条件を考慮している。なお、工事日の条件を満たす店が
複数存在する場合には、例えば早く回答を行った店を優
先させる方法などが考えられる。
【0020】請求項9に係る商取引サポート方法は、請
求項8に記載の方法であって、コンピュータサーバー
に、商品に付帯する工事に関する工事データベースを持
たせる。そして、上記ステップ(3)において、工事デ
ータベースを利用して顧客の行う商品購入に関する要求
の入力を補助し、顧客に購入商品及び購入金額を確認さ
せる。
【0021】ここでは、コンピュータサーバーに工事デ
ータベースを持たせているため、付帯工事が必要な商品
の購入を希望する顧客は、インターネットでアクセスし
ているホームページ上で工事に関する要求の入力をきめ
細かく行うことが可能となる。さらに、工事データベー
スに工事代金のデータを含ませておけば、顧客は、工事
代金を含む購入金額をホームページ上で確認することが
できる。
【0022】そして、購入商品及び購入金額を顧客に確
認させるため、顧客と決定した適当な1店とを結びつけ
た後の両者の商取引の契約がスムーズに行われることが
期待できる。請求項10に係る商取引サポート方法は、
請求項9に記載の方法であって、上記ステップ(3)に
おいてインターネットを介して顧客に商品購入に関する
要求を入力させる際に、購入を希望する商品の特定及び
その商品に付帯する工事がある場合にはその工事の詳細
を入力させるとともに、商品データベース及び工事デー
タベースを利用して算出した商品代金及び工事代金を顧
客に提示して確認の入力を行わせる。
【0023】ここでは、顧客が入力して確認を行った段
階で商品代金及び工事代金が明確となるため、顧客と決
定した適当な1店とを結びつけた後の両者の商取引の契
約がよりスムーズに行われることが期待できる。請求項
11に係る商取引サポート方法は、請求項1から7のい
ずれかに記載の方法であって、上記ステップ(3)にお
ける適当な1店の決定に際しては、顧客が要求する購入
金額の条件を考慮する。
【0024】ここでは、顧客が要求する購入金額の条件
を考慮に入れて登録されている店の中から適当な1店を
決定する。例えば、顧客が要求している購入金額の条件
を他の条件とともに登録店に公開したり送信したりした
上で、その条件を受諾する旨の回答を行った店を適当な
1店として決定することが考えられる。また、店の回答
に受諾可能最低金額を入れてもらうようにして、複数の
店が回答を行った場合に1番低い金額にて回答を行った
店を適当な1店として決定することも可能である。
【0025】請求項12に係る商取引サポート方法は、
請求項11に記載の方法であって、商品には、付帯工事
が必要な商品が含まれている。そして、上記ステップ
(3)における適当な1店の決定に際しては、さらに顧
客が要求する工事日の条件を考慮する。請求項13に係
る商取引サポートシステムは、複数の店を登録し、顧客
からのインターネットを用いた商品購入に関する要求に
応じて顧客と店とを結びつけるシステムである。この商
取引サポートシステムは、コンピュータサーバーと、ホ
ームページと、記憶手段と、交信手段とを備えている。
ホームページは、コンピュータサーバーにより開設され
ているものであり、顧客がインターネットによってアク
セスすることができる。記憶手段は、コンピュータサー
バーに内蔵される、あるいはコンピュータサーバーに接
続されるものである。この記憶手段は、複数の店を登録
して記憶する。交信手段は、店とコンピュータサーバー
との交信を可能とする。また、本システムにおいて、コ
ンピュータサーバーは、顧客に商品購入に関する要求を
入力させ、その顧客の要求に応じて複数の店の中から適
当な1店を決定し、その店に対して顧客への接触を促す
内容を送信する。
【0026】
【発明の実施の形態】<A:システム概要>本発明の一
実施形態に係るインターネット販売システムを図1及び
図2に示す。このインターネット販売システムは、空調
機(商品)を製造するメーカーがサポートセンターを介
して管理・運営するシステムであって、メーカーのホー
ムページ(図3参照)上において、i-net店、VAS店
という2種類のバーチャルショップを開設するものであ
る。これにより、顧客の声を24時間・365日キャッ
チしつつ、この声に応える形で空調機の販売を行うこと
が可能となる。
【0027】i-net店とは、サポートセンターに基本デ
ータを登録し、サポートセンターから紹介される顧客と
売買契約を行うタイプの店である。メーカーのホームペ
ージにアクセスしてきた顧客とサポートセンターとの商
談が成立すると、その商談が適当なi-net店に紹介さ
れ、i-net店が顧客と契約をすることになる。サポート
センターは、顧客に商品購入の意志決定、決済方法、工
事日などを確認した上で、i-net店に顧客を紹介する。
【0028】VAS店とは、独自のホームページを開設
して、自店のホームページに来店してきた顧客と電子メ
ール等で直接商談するタイプの店である。このVAS店
のホームページは、メーカーのホームページからリンク
が張られる。図1に示すように、i-net店及びVAS店
は、インターネットを介してサポートセンターと接続さ
れている必要がある。以下の表1に、i-net店又はVA
S店として、このインターネット販売システムに登録す
るために必要な条件を示す。
【0029】
【表1】 なお、このインターネット販売システムに参加しようと
する店は、i-net店及びVAS店の両方に登録すること
も可能である。このインターネット販売システムは、i-
net店やVAS店に対して、以下のようなメリットを提
供することができる。
【0030】(1)インターネット上のメーカーのホー
ムページにおいて、メーカーの知名度を用いて不休で集
客が行われるため、i-net店やVAS店に従来からの顧
客以外の顧客を紹介することができる。 (2)このインターネット販売システムでは、顧客が、
知名度のあるメーカーのホームページを介して、i-net
店やVAS店と結びついて契約を交わすことになる。こ
のように知名度のあるメーカーが関与していることか
ら、顧客が契約を行うときの安心度が増し、i-net店や
VAS店との売買契約がスムーズに行われるようにな
る。
【0031】<B:システム構成>図2に示すように、
サポートセンター内には、このインターネット販売シス
テムを運営するための7台のコンピュータサーバー1〜
7が配備されている。ここでは7台を配備しているが、
各コンピュータの性能や容量などに応じて、必要なコン
ピュータの台数は変動する。
【0032】WEBサーバー1は、図3に示すメーカー
のホームページを管理するとともに、登録されたi-net
店やVAS店のデータを記憶したi-net店データベース
及びVAS店データベース(記憶手段)を有している
(図2参照)。また、VAS店のホームページは、この
WEBサーバー1を利用して開設することもできるし、
VAS店が独自に有するコンピュータサーバーにおいて
開設することもできる。
【0033】商品・別売品サーバー2は、WEBサーバ
ー1にあるメーカーのホームページから必要に応じてア
クセスが行われるサーバーであり、商品データベースや
工事データベースを持ち、メーカーのホームページにお
いて顧客が商品を選択したり工事項目を入力したりする
ときにデータを提供する。また、顧客がクレジットカー
ド払いにより商品購入を依頼してきたときに、オンライ
ン決済サーバー4にカード会社(クレジットカード会
社)への与信確認をさせ、認証を行う。
【0034】統合型商品画像管理サーバー3は、商品・
別売品サーバー2やWEBチラシサーバー7が持つ商品
データベース及び工事データベースのオリジナルのもの
を管理するサーバーである。商品の改廃や商品価格の変
更など、データに変更があった場合には、ここにあるオ
リジナルの商品データベース,工事データベースが修正
され、それが他のサーバーにインターネットを介さずに
移される。また、ここにあるオリジナルの商品データベ
ースは、VAS店からの要求があれば、記録媒体を介し
てVAS店に供与される。なお、商品データベースは、
メーカーのルームエアコン全機種と空気洗浄機を対象と
するものであって、商品画像、価格表、主仕様、イラス
ト、ロゴ、CADデータなどを含んでいる。
【0035】顧客管理用サーバー5は、このインターネ
ット販売システムを介して商品の購入を行った顧客に関
するデータを管理・蓄積する。ここで管理・蓄積される
顧客データは、後述するVAS店ホームページ上でのオ
ンラインサポートにおいて利用される。間取り作成サー
バー6には、WEB上(メーカーのホームページ上)で
顧客がエアコン購入に関する相談を行う際に、相談相手
先であるVAS店に自己の建物の間取りを説明すること
ができるように、WEB上で顧客が間取り図の作成をす
るためのシステムが組み込まれている(後述するコンサ
ルティングコーナーの説明を参照)。
【0036】WEBチラシサーバー7は、後述するVA
S店の顧客へのチラシ作りをサポートするものであり、
商品データベースを持ち、インターネットを介したVA
S店の利用が可能となっている。 <C:ダイキンホームページ>図3にメーカーのホーム
ページのWEB上での表示画面を、図4にその表示画面
を一部拡大したものを示す。
【0037】このメーカーのホームページは、種々の機
能を備えている。以下に、主要な各機能の概略を説明す
る。 (C−1)商品検索・購入機能 この機能は、顧客が利用することのできる機能である。
メーカーのホームページ上で「らくらく検索」や「スピ
ード検索」を選ぶと、商品データベースを用いた商品の
検索が可能であり、検索の後に商品購入を希望する場合
には、そこから購入依頼の入力に移ることができる。こ
の機能を使った商品検索・購入については、後述する
「<D:i-net店による商品販売>」において詳述す
る。
【0038】(C−2)VAS店の紹介機能 この機能は、顧客が利用することのできる機能である。
メーカーのホームページ上で「VAS販売店」を選ぶ
と、VAS店の検索画面から各VAS店のホームページ
に飛ぶことができる。これについては、後述する「<
E:VAS店による商品販売>」において詳述する。
【0039】(C−3)コンサルティング機能 この機能は、顧客が利用することのできる機能である。
メーカーのホームページ上で「コンサルティングコーナ
ー」を選ぶと、適当なVAS店に対して空調機選定の相
談などを行うことができる。これについては、後述する
「<F:コンサルティングコーナー>」において詳述す
る。
【0040】(C−4)カタログ請求機能 この機能は、顧客が利用することのできる機能である。
メーカーのホームページ上で「カタログ請求」を選ぶ
と、必要なカタログを特定した上で送信することがで
き、いずれかのVAS店からカタログの送付を受けるこ
とができる。これについては、後述する「<G:カタロ
グ請求>」において詳述する。
【0041】(C−5)VAS店によるカタログ登録機
能 この機能は、VAS店が利用することのできる機能であ
る。メーカーのホームページ上で「VASカタログ登
録」を選ぶと、顧客から要求のあったカタログ請求の一
覧から応対にしたい物件を獲得することができる。これ
についても、後述する「<G:カタログ請求>」におい
て詳述する。
【0042】(C−6)WEBチラシ作成のサポート機
能 この機能は、VAS店が利用することのできる機能であ
る。メーカーのホームページ上で「WEBチラシ」を選
ぶと、WEBチラシ作成画面が立ち上がり、VAS店は
顧客に向けたチラシを作成することができる。これにつ
いては、後述する「(H−1)WEBチラシ作成のサポ
ート」において詳述する。
【0043】(C−7)i-net店受注機能 この機能は、i-net店が利用することのできる機能であ
る。メーカーのホームページ上で「i-net店受注システ
ム」を選ぶと、顧客から購入依頼のあった物件の一覧が
表示され、そこから受注したい物件を獲得することがで
きる。これについては、後述する「<D:i-net店によ
る商品販売>」において詳述する。
【0044】(C−7)シミュレーション機能 この機能は、顧客が利用することのできる機能である。
メーカーのホームページ上で「バーチャルーム」を選ぶ
と、設置場所別のサンプルに豊富な素材データを組み合
わせて、エアコンを設置したときの顧客の部屋のイメー
ジをWEB上(インターネット上)でバーチャルに再現
することができる。
【0045】<D:i-net店による商品販売>次に、顧
客が「らくらく検索」や「スピード検索」を選んで商品
の検索及び購入依頼を行った場合のi-net店による商品
販売について説明する。 (D−1)顧客による商品選択から購入依頼まで 図3及び図4に示すメーカーのホームページ上で「らく
らく検索」を選択すると、図5に示す画面に移行する。
ここで例えば「ルームエアコン」を選択すると、図6に
示す画面に移行し、部屋の広さなどの条件を順に入力し
ていくことになる。このように入力を続けていくと、さ
らに候補となるエアコンの機種が絞られていく。ここで
は、カテゴリーや部屋の条件などで検索することがで
き、写真や仕様を確認しながら選択し、見積もりや注文
(購入依頼)をすることができる。
【0046】また、図3及び図4に示すメーカーのホー
ムページ上で「スピード検索」を選択すると、図7に示
す画面に移行し、複数の条件を一度に入力することで、
候補となるエアコンの機種が絞られる。なお、「バーチ
ャルーム」というシミュレーション機能を使えば、設置
場所(和室、洋室、リビング、ダイニング、寝室、子供
部屋等)別のサンプルに豊富な素材データ(壁、天井、
床面、窓、カーテン、設置家具等)を組み合わせて、顧
客の部屋のイメージをWEB上でバーチャルに再現する
ことができる。これを利用して、商品購入の検討作業を
より多角的に行うこともできる。
【0047】「らくらく検索」あるいは「スピード検
索」を進めていくと、最終的には、候補となる機種の一
覧が図8に示すように表示される。ここで商品を選択し
て「商品表示」のボタンを押すと、その商品(機種)の
画像、品番、標準価格、仕様を示すコメント、関連する
別売品や消耗品などが表示される。図9はその時のスク
ロール上部画面、図10はその時のスクロール下部画面
を示す。
【0048】図9及び図10の画面で商品を選択して
「登録」ボタンを押すと、それが購入の候補として登録
される。そして、「MENU」にある「商品リストの確
定」ボタンを押すと、購入する商品のリストが表示され
る(図11参照)。図11に示す商品リストの画面に
は、機種名、品番、標準価格の他、提供価格も示され
る。また、商品自身の価格の他、商品が付帯工事が必要
なエアコンの場合には、工事費用も示される。
【0049】このエアコンの工事費用については、図示
していないが、WEBサーバー1によって、画面指示に
従った顧客の入力に応じて標準工事費に対する増減を行
った額が算出される。標準工事の内訳は、 1.室外機は、床おき設置。 2.室内機は、据付さん無しでの取り付け。 3.配管は、4mまで。 4.配管仕上げは、露出配管テープ巻き仕上げ。 5.壁穴貫通は、含まず。 6.専用コンセントは、設置済みのものを利用し、形状
変更含まず。 である。これに対する追加変更工事は、下記の変更のみ
を画面上で受け付け、それを積算するようにしている。 1.室外機の床おき設置を、屋根設置、天吊、壁掛に変
更。 2.室内機の据付さん無しでの取り付けを、据付さん有
りでの取り付けに変更。 3.配管長4mを、5m,7m,10mに変更。 4.露出配管テープ巻き仕上げを、化粧カバー仕上げに
変更。 5.壁穴貫通作業を含むように変更(木造、コンクリー
ト別)。 6.専用コンセントの移設、新設、回路新設作業を含む
ように変更。 7.コンセントの形状変更やブレーカ取り替えを含むよ
うに変更。 8.既設撤去作業を含むように変更。
【0050】なお、上記の標準工事及び追加変更工事以
外は、i-net店と顧客との間で、後に打合せ及び見積も
りを行うことで対処することにしている。また、標準工
事で受注した場合であっても、商品納入設置時に追加工
事が必要になったものについては、WEB上の基準価格
に基づいて現地でi-net店に徴収してもらうことにな
る。基準価格のない追加工事については、i-net店の判
断で追加費用を現地で徴収してもらうことになる。
【0051】図11に示す画面において、顧客が「購
入」ボタンを押すと、図12及び図13に示す「購入依
頼」の画面が表示される。図12は「購入依頼」のスク
ロール上部画面、図13は「購入依頼」のスクロール下
部画面を示す。ここでは、購入商品を特定するととも
に、商品合計金額、工事費用、消費税額、合計金額など
が表示される。また、顧客に必要な情報を入力させるた
めのフォームも表示される。顧客は、このフォームを使
って、メールアドレスを含めた連絡先、商品の届け先又
は設置先、及び工事希望日の入力を行う。工事希望日に
ついては、第1〜第3希望日までの入力が可能であり、
午前、午後の指定もできるようになっている(図13参
照)。
【0052】これらの項目を入力して「次へ」のボタン
を押すと、図14に示す画面に移行するので、ここで顧
客は支払い方法の入力を行う。支払い方法としては、代
引き(代金引き換え)、銀行振込、クレジットカード払
いの3種類が用意されている。支払い方法を入力して
「確認」ボタンを押すと、顧客が商品購入に関して今ま
で入力してきた事項の一覧が示される(図15及び図1
6参照)。図15は「送信情報確認」のスクロール上部
画面、図16は「送信情報確認」のスクロール下部画面
を示す。この内容でよければ、顧客は「送信」ボタン
(図示せず)を押して商品購入の意志をサポートセンタ
ーに伝える。
【0053】これを受けて、サポートセンターは、即座
に図17に示す画面をWEB上で顧客に提示する。ここ
には、問い合わせ番号(又は受付番号)、3営業日以内
に連絡する旨、問い合わせ先のメールアドレスなどが含
まれている。 (D−2)i-net店によるWEB入札 サポートセンターは、上記の顧客からの購入依頼物件
を、図18に示すような形で地域毎に一覧表示にして公
開した上で、i-net店に受注させる。
【0054】各i-net店は、図3及び図4に示すメーカ
ーのホームページ上で「i-net店受注システム」を選ぶ
ことにより、図18に示す一覧表示を見ることができ
る。登録されたi-net店には、このシステムに参加する
ためのIDやパスワードが付与されている。メーカーの
ホームページ上で「i-net店受注システム」を選ぶと図
19に示す画面に移行し、ここでi-net店がIDとパス
ワードを入力すると、図18に示す一覧が表示される。
この一覧表示は、地域毎に行われており、i-net店は自
己が所属する地域の一覧表示だけにアクセスすることが
できる。
【0055】図18に示す画面では最小限の物件情報し
か示されていないが、「次へ」のボタンを押すことによ
って図20に示すようなより詳細な物件情報を確認する
ことができる。i-net店は、図18や図20に示す一覧
表示を見て受注したい物件があれば、「入札」ボタンを
押して、その物件の受注を獲得することができる。そし
て、i-net店が受注を行えば、サポートセンターは、そ
のi-net店に対して電子メールで受注の確認をとるとと
もに、顧客への連絡、すなわち顧客との契約を促す。但
し、図18や図20においては入札状況あるいは受注状
態といった形で入札の可否が示されているため、I-net
店は、入札済みの「×」の物件は受注することができ
ず、未入札の「○」の物件だけを受注することができ
る。
【0056】なお、上記のi-net店受注システムに加え
て、あるいはi-net店受注システムに代えて、顧客から
の購入依頼物件を地域的に適合するi-net店に電子メー
ルで送り回答を待つシステムを用いることも可能であ
る。このシステムは、顧客の所在地があるエリア内のi-
net店に購入依頼物件を電子メールで発信し、各i-net店
からの回答を基にして、サポートセンターが受注しても
らうi-net店を決定するシステムである。決定の際に
は、顧客の工事に対する第1希望日を満たす回答があれ
ばそのi-net店を、なければ第2,第3希望日を満たす
回答をしたi-net店を優先させる方法を採る。また、第
1希望日を満たす回答が複数ある場合には、先に回答を
送ってきたi-net店を優先させる。
【0057】(D−3)購入依頼から支払いまでの商流 メーカーのホームページにて商品購入の依頼があった物
件については、上記のようにi-net店に紹介され、i-net
店が責任を持って工事・現地調整・債権回収を行うのが
原則となる。但し、メーカーのホームページにおける商
品購入依頼の時点で決済方法を確定させるシステムであ
るため、サポートセンター側で代引き、銀行振込、クレ
ジットカード払いという3つの決済方法を用意してお
り、サポートセンターや販社が代行回収などを行う場合
もある。以下に、3つの決済方法それぞれの場合におけ
る商流を説明する。
【0058】なお、以下の説明にも登場する販社とは、
i-net店に機器(商品)を卸す販売会社や卸売代理店の
ことを指す。 {D−3−1.代引きの場合}図21に、代引きの場合
の商流を示す。まず、顧客がメーカーのホームページに
て付帯工事のある商品の購入意志をサポートセンターに
インターネットで連絡すると(SA1)、図17に示す
画面がWEB上で顧客に提示される(SA2)。
【0059】次に、サポートセンターが、i-net店にW
EB入札システムや電子メールなどを介して物件の紹介
を行うとともに、i-net店から受注の確認を取る(SA
3)。また、サポートセンターは、販社に対して、i-ne
t店に連絡した物件の情報を電子メールで送る。この電
子メールには、受注したi-net店の情報を含めておく
(SA4)。これを受けた販社は、i-net店から機器の
発注があることを想定して、前もって機器の手配準備や
在庫管理などを行うことになる。
【0060】物件の紹介を受けたi-net店は、顧客に対
して工事に伺う旨の電子メールの送信(あるいは、電話
連絡)を行い、契約を成立させる(SA5)。このとき
の電子メールには、顧客情報、購入機器、取付工事内
容、工事付き本体価格、工事希望日、決済方法、受付番
号、機器販売取り付けにi-net店が訪問する旨、キャン
セルについては工事日から営業日3日前まで可能である
旨などが含まれる。
【0061】そして、i-net店は、販社への機器発注
(SA6)を行い、販社から機器を納入してもらう(S
A7)。このとき、販社は、インターネット受注という
区分で登録及び機器配送を行う。i-net店は、依頼日
に、顧客を訪問して機器の設置や調整を行う(SA
8)。このとき、i-net店は、工事取り付け、追加工事
などが発生したときの金額調整、最終金額での工事明細
を含む工事完了書の受領、最終工事付き代金の代引き回
収、i-net店名義の領収書及び保証書の発行などを行
う。
【0062】その後、i-net店は、サポートセンターへ
工事完了や最終回収金額の連絡を行う(SA9)。これ
を受けて、サポートセンターは、顧客に対して御礼の電
子メールを送付する(SA10)。また、i-net店は、
販社に対して機器の仕入れ代金を支払う(SA11)。 {D−3−2.銀行振込の場合}図22に、銀行振込の
場合の商流を示す。まず、顧客がメーカーのホームペー
ジにて付帯工事のある商品の購入意志をサポートセンタ
ーにインターネットで連絡すると(SB1)、図17に
示す画面がWEB上で顧客に提示される(SB2)。
【0063】次に、サポートセンターが、i-net店にW
EB入札ページや電子メールなどを介して物件の紹介を
行うとともに、i-net店から受注の確認を取る(SB
3)。また、サポートセンターは、販社に対して、i-ne
t店に連絡した物件の情報を電子メールで送る。この電
子メールには、受注したi-net店の情報を含めておく
(SB4)。これを受けた販社は、i-net店から機器の
発注があることを想定して、前もって機器の手配準備や
在庫管理などを行うことになる。
【0064】顧客は、工事日までに、購入依頼を送信し
たときに示されていた代金を銀行に振り込む(SB
5)。物件の紹介を受けたi-net店は、顧客に対して工
事に伺う旨の電子メールの送信(あるいは、電話連絡)
を行い、契約を成立させる(SB6)。そして、i-net
店は、販社への機器発注(SB7)を行い、販社から機
器を納入してもらう(SB8)。このとき、販社は、イ
ンターネット受注という区分で登録及び機器配送を行
う。
【0065】i-net店は、依頼日に、顧客を訪問して機
器の設置や調整を行う(SB9)。このとき、i-net店
は、工事取り付け、追加工事などが発生したときの金額
調整、工事差額が多い場合の現金回収及び現地回収分の
i-net店名義の領収書の発行、工事差額が少ない場合の
戻り金(振込金額−工事価格)の返却及び前領収書の回
収、最終金額での工事明細を含む工事完了書の受領、i-
net店名義の領収書及び保証書の発行などを行う。
【0066】その後、i-net店は、サポートセンターへ
工事完了や最終金額の連絡を行う(SB10)。これを
受けて、サポートセンターは、顧客に対して御礼の電子
メールを送付する(SB11)。また、i-net店は、販
社に対して機器の仕入れ代金を支払う(SB12)。な
お、図22では顧客から銀行に振り込まれた金額がその
ままi-net店にスライドするようになっているが(SB
5)、顧客の銀行振込を行う際の代金回収窓口をサポー
トセンターあるいは販社として、この代金の一部とi-ne
t店が販社に支払う機器の仕入れ代金とを相殺するシス
テムとすることも可能である。この場合には、例えば販
社が、振込金額の確認、i-net店への連絡及び管理、相
殺後のi-net店への差額支払いなどを担当することにな
る。
【0067】{D−3−3.クレジットカード払いの場
合}図23に、銀行振込の場合の商流を示す。まず、顧
客がメーカーのホームページにて付帯工事のある商品の
購入意志をサポートセンターにインターネットで連絡す
ると(SC1)、即座にサポートセンターがインターネ
ットを介してクレジットカード会社に与信確認を行い
(SC2)、確認を取った上で図17に示す画面をWE
B上で顧客に提示する(SC3)。
【0068】次に、サポートセンターが、i-net店にW
EB入札ページや電子メールなどを介して物件の紹介を
行うとともに、i-net店から受注の確認を取る(SC
4)。また、サポートセンターは、販社に対して、i-ne
t店に連絡した物件の情報を電子メールで送る。この電
子メールには、受注したi-net店の情報を含めておく
(SC5)。これを受けた販社は、i-net店から機器の
発注があることを想定して、前もって機器の手配準備や
在庫管理などを行うことになる。
【0069】物件の紹介を受けたi-net店は、顧客に対
して工事に伺う旨の電子メールの送信(あるいは、電話
連絡)を行い、契約を成立させる(SC6)。そして、
i-net店は、販社への機器発注(SC7)を行い、販社
から機器を納入してもらう(SC8)。このとき、販社
は、インターネット受注という区分で登録及び機器配送
を行う。
【0070】i-net店は、依頼日に、顧客を訪問して機
器の設置や調整を行う(SC9)。このとき、i-net店
は、工事取り付け、追加工事などが発生したときの金額
調整、最終金額がインターネット上で顧客に提示した価
格よりも高い場合の工事差額の現金回収及び現地回収分
のi-net店名義の領収書の発行、最終金額での工事明細
を含む工事完了書の受領、i-net店名義の保証書の発行
などを行う。なお、最終金額がインターネット上で顧客
に提示した価格よりも安くなった場合には、i-net店が
後にサポートセンターに連絡して(SC10)、サポー
トセンターがクレジット計上時に最終金額にて計上を行
うことになる。
【0071】i-net店は、工事完了後、サポートセンタ
ーへ工事完了や最終金額の連絡を行う(SC10)。こ
れを受けて、サポートセンターは、顧客に対して御礼の
電子メールを送付する(SC11)。この顧客への電子
メールには、クレジット引き落とし金額の告知を含ませ
る。したがって、サポートセンターは、i-net店からの
連絡を踏まえて、顧客のクレジットカード払いの金額を
確定しなければならない。そして、サポートセンター
は、上記のようにクレジット計上を行って、最終金額を
クレジットカード会社に連絡し、顧客に残金を支払わせ
る措置をとる(SC12)。これを受けて、クレジット
カード会社から顧客に金額請求が為されることになる
(SC13)。
【0072】また、ここでは、顧客からクレジットカー
ド会社に渡った代金が、クレジットカード会社から販社
に支払われるようになっている(SC14)。そして、
販社は、i-net店が販社に対して支払うべき機器の仕入
れ代金とクレジットカード会社から販社に支払われた金
額との相殺を行った上で、差額をi-net店に送金する
(SC15)。
【0073】<E:VAS店による商品販売> (E−1)VAS店の検索 図3及び図4に示すメーカーのホームページ上で「VA
S販売店」を選ぶと、図24に示すVAS店の説明表示
や検索マップを含んだ画面に移行する。ここで、VAS
店の検索マップである「VAS MAP」で地域の選択
を行ってクリックすると、例えば図25に示すような次
画面が現れる。
【0074】この図25に示す画面は、「VAS MA
P」で東京都を選択した場合の画面である。ここには、
東京都という地域内にあるVAS店が簡単な紹介文とと
もに列挙されている。図25に示す画面において、特定
のVAS店を選択してクリックすると、図26に示すよ
うな個々のVAS店のホームページにジャンプする。
【0075】(E−2)VAS店ホームページ 図26に示す「Cダイキン機設」というVAS店のホー
ムページでは、当店おすすめダイキンエアコンの紹介、
インターネット特典の紹介、相談・見積りコーナー及び
カタログ請求コーナーの開設、オンラインサポートなど
が行われている。このVAS店のホームページで提供さ
れるサービスについては、原則としてVAS店が独自に
設定・運営する。
【0076】(E−3)VAS店での商品購入依頼から
支払いまで 図26に示すVAS店のホームページ上で顧客が「当店
おすすめダイキンエアコン」を選択すると、図27に示
す画面に移行し、顧客は商品検索及び商品購入を行うこ
とができる。図27の画面で「商品検索」ボタンを押す
と、図28に示す画面が現れ、商品検索が可能となる。
この商品検索では、サポートセンターが自己の有する商
品データベースをVAS店に使わせている。すなわち、
VAS店は、自己のホームページ上で顧客が商品検索す
ることを可能にしているが、独自に商品データベースを
有している訳ではなく、インターネットを介して商品・
別売品サーバー2にある商品データベースの少なくとも
一部に対するアクセスをサポートセンターに許可しても
らった上で、この商品データベースを利用して自己のホ
ームページ上での商品検索機能を実現している。
【0077】そして、顧客は、図28の画面から検索を
進めていき、最終的に商品を選んで「MENU」にある
「商品リストの確定」ボタンを押す。すると、購入する
商品のリストが表示されるので、購入する場合には送信
ボタン(図示せず)を押してVAS店に購入依頼を送信
する。このVAS店に対する購入依頼では、上述したi-
net店のときのような提供価格(図11等参照)は表示
されず、標準価格と「インターネット特価」というよう
な表示だけが為される。実際の販売価格は、その後に行
われる電子メール等を使った顧客とVAS店との売買交
渉によって決まることになる。すなわち、サポートセン
ターには標準価格及びi-net店での提供価格を含んだ商
品データベースが存在するが、VAS店に対しては提供
価格のデータの提供は行わない。
【0078】また、VAS店で商品を購入する場合に
は、顧客は、工事日や支払い方法などの交渉を直接VA
S店と行うことになる。 (E−4)VAS店ホームページ上でのオンラインサポ
ート 上記のように、VAS店のホームページの中には、オン
ラインサポート機能を備えているものがある(図26参
照)。このオンラインサポート機能は、サポートセンタ
ーがVAS店に対してホームページ上における開設を推
奨するものであって、サポートセンターの顧客管理用サ
ーバー5にある顧客データベースを使って行うものであ
る。
【0079】VAS店のホームページを介して顧客が商
品を購入すると、VAS店は、顧客情報、購入年月日、
購入機種、購入別売品、自店の名称などを、サポートセ
ンターの顧客管理用サーバー5にある顧客データベース
に登録する。この登録は、顧客データベース内で各顧客
にWEBページを設定する形で行われる。そして、図2
6に示すようなVAS店のホームページにおいて以前に
商品購入を行った顧客が「オンラインサポート」を選択
すると、図29及び図30に示すような顧客のWEBペ
ージが表示される。図29はスクロール上部画面、図3
0はスクロール下部画面を示す。ここでは、顧客データ
ベースにある情報が表示される他、VAS店からの広告
的な情報の表示、メーカーからのお知らせへのリンクな
どが行われている。
【0080】このような顧客のWEBページが顧客管理
用サーバー5にある顧客データベースで一括管理されて
いるため、VAS店は、これを利用して自己のホームペ
ージ上で顧客にオンラインサポートを行うことが可能で
ある。 <F:コンサルティングコーナー>図3及び図4に示す
メーカーのホームページ上には、コンサルティングコー
ナーが設けられている。これを利用することにより、顧
客は、自分の建物の間取りを提示して、その間取りに合
ったエアコンの機種選定や配置などに関するVAS店の
プロフェッショナルによる回答を得ることが可能であ
る。回答は、画像を添付した電子メールや郵送などによ
り受け取ることができる。
【0081】メーカーのホームページ上で「コンサルテ
ィングコーナー」を選択すると、あるいは図24に示す
VAS店の説明表示や検索マップを含んだ画面上で「コ
ンサルティングコーナー」を選択すると、図31に示す
画面に移行する。ここで顧客は、まず家や事務所などの
間取りを示すことになる。その方法として、ここでは2
種類の方法が提供されている。1つは郵送・FAXで図
面を送る方法、もう1つはWEB上で図面を作成して送
信する方法である。
【0082】郵送・FAXで図面を送る方法を採る場合
には、まず図31に示す画面で「依頼用紙」ボタンを押
す。すると、図32及び図33に示す画面が現れる。図
32はスクロール上部画面、図33はスクロール下部画
面を示す。ここで顧客は、必要事項を記入してプリント
アウト、あるいはプリントアウトしてから記入を行う。
そして、これを、間取りを示す図面とともに、郵送やF
AXでVAS店に送ればよい。送り先であるVAS店に
ついては、図31に示す画面で「お住まいの地域」ボタ
ンを押すことにより一覧表示されるので、そこから適当
なVAS店を選択すればよい。
【0083】WEB上で図面を作成して送信する方法を
採る場合には、まず図31に示す画面で「間取り作成画
面」ボタンを押す。すると、図34に示す画面に移る。
この画面上では、顧客の操作によって簡単な間取り図を
作成することができる。この画面は、サポートセンター
の間取り作成サーバー6に組み込まれているWEB間取
り作成システムのものである。
【0084】このWEB間取り作成システムを使用して
家や事務所の間取りを作成した顧客が図34の画面上で
「終了」ボタンを押すと、図35及び図36に示す画面
が現れ、顧客に種々の情報の入力を促す。図35はスク
ロール上部画面、図36はスクロール下部画面である。
必要な情報を入力して顧客が「送信」ボタン(図36参
照)を押すと、その内容を送る送り先(VAS店)の一
覧が示されるので、いずれかのVAS店を選んで送信を
行う。
【0085】上記いずれかの方法により顧客がVAS店
に送った相談は、VAS店が回答を作成して顧客に送る
ことになる。なお、VAS店は、特にWEB間取り作成
システムを使用して電子メールによって相談を行ってき
た顧客に対しては、後述するWEBチラシシステムやプ
レゼンテーション作成システムを使って回答を作成する
ことが有効となる。
【0086】<G:カタログ請求> (G−1)顧客によるカタログの請求 図3及び図4に示すメーカーのホームページ上では、カ
タログ請求を選択することができるようになっている。
顧客がカタログ請求を選択すると、図37及び図38に
示す画面に移行する。図37は「カタログ請求コーナ
ー」の画面のスクロール上部の画面を示しており、図3
8は「カタログ請求コーナー」の画面のスクロール下部
の画面を示しているが、これらの間の画面の図示は省略
している。ここで、必要なカタログにチェックを入れて
図38に示すフォームに必要事項を入力して「送信」ボ
タンを押すと、そのカタログ請求がサポートセンターに
送られる。
【0087】(G−2)VAS店によるカタログ登録 サポートセンターは、顧客からカタログ請求があると、
図37に示すような形でそれらを地域毎に一覧表示にし
て公開した上で、VAS店に入札させる。各VAS店
は、図3及び図4に示すメーカーのホームページ上で
「VASカタログ登録」を選ぶことにより、図39に示
す一覧表示を見ることができる。登録されたVAS店に
は、この「VASカタログ登録」に参加するためのID
やパスワードが付与されている。メーカーのホームペー
ジ上で「VASカタログ登録」を選ぶと図40に示す画
面に移行し、ここでVAS店がIDとパスワードを入力
すると、図39に示す一覧が表示される。この一覧表示
は、地域毎に行われており、VAS店は自己が所属する
地域の一覧表示だけにアクセスすることができる。
【0088】VAS店は、図39に示す一覧表示を見て
自店からカタログを送付したいカタログ請求受注物件が
あれば、「入札」ボタンを押して、そのカタログ請求の
引き受ける。そして、VAS店が「入札」ボタンを押せ
ば、サポートセンターは、そのVAS店に対して電子メ
ールで確認をとるとともに、顧客へのカタログ送付を委
任する。但し、図39においては入札状況といった形で
入札の可否が示されているため、VAS店は、入札済み
の「×」の物件は受注することができず、未入札の
「○」の物件だけを受注することができる。
【0089】<H:VAS店に対するサポート> (H−1)WEBチラシ作成のサポート サポートセンターは、VAS店をサポートする目的で、
WEBチラシサーバー7を配備している。このWEBチ
ラシサーバー7には、WEBチラシシステムが組み込ま
れており、VAS店が顧客に様々な提案をするためのオ
リジナルチラシをWEB上でデザインして作成すること
ができるようになっている。
【0090】図3及び図4に示すメーカーのホームペー
ジ上でVAS店が「WEBチラシ」を選択すると、図4
1に示すような画面が現れる。ここでVAS店は、WE
Bチラシシステムへの新規加入を行うことができる。そ
して、加入したVAS店は、IDやパスワードを入力す
ることにより、会員メニューにある各機能を使ってWE
B上でチラシを作成することができる。
【0091】VAS店がWEBチラシシステムを使うと
きには、例えば図42に示すような画面が表示される。
VAS店は、チラシのひな形などを使い、またWEBチ
ラシサーバー7の商品データベースにある画像データな
どを利用して、VAS店独自のチラシを作り上げていく
ことになる。このようなWEBチラシは、特定の顧客に
対してチラシ作成を行うときに便宜である。例えば、コ
ンサルティングコーナーから相談を送ってきた顧客に対
して、その相談内容に合ったチラシを作成することも容
易にできるようになっている。
【0092】具体的にWEBチラシシステムで作成する
ことのできる項目としては、機種別・部屋別の設置例、
顧客の要求する機種の特徴や仕様の紹介、タレントの画
像などの挿入、キャッチフレーズの挿入、同一シリーズ
の機種の紹介などが挙げられる。なお、WEBチラシシ
ステムで作成したチラシは、PDFファイルにして顧客
に送信することもできるし、カラー印刷を行って顧客に
郵送することもできる。
【0093】(H−2)プレゼンテーション作成のサポ
ート サポートセンターは、VAS店をサポートする目的で、
プレゼンテーション作成システムを用意して、CD−R
OM等の記録媒体を介してVAS店に提供している。V
AS店は、自己のコンピュータにプレゼンテーション作
成システムを組み込んで使うことができる。
【0094】このプレゼンテーション作成システムは、
顧客に商品購入に関する提案をするためのプレゼンテー
ションボードの作成をサポートするシステムである。こ
れを使えば、VAS店は、簡単な操作で、高品質な提案
書の作成が可能となる。また、プレゼンテーション作成
システムは、間取り作成や3D空間作成と連係したプラ
ンニングコミュニケーションなどの機能を有しており、
サポートセンターの間取り作成サーバー6に組み込まれ
ているWEB間取り作成システムとも相互性を持ってい
る。したがって、「コンサルティングコーナー」におい
てWEB間取り作成システムを使用して顧客が作成した
間取り図を基にして、種々のプレゼンテーションを付加
することも可能である。
【0095】なお、現在のところ上記プレゼンテーショ
ン作成システムを各VAS店のコンピュータ内に構築す
る手法を採っているが、通信速度や通信容量の問題が解
消されれば、将来的にはサポートセンターのコンピュー
タサーバー内にプレゼンテーション作成システムを構築
し、VAS店がインターネットを介して利用できるよう
にすることが望ましい。
【0096】<本実施形態に係るインターネット販売シ
ステムの特徴> (1)このインターネット販売システム(商取引サポー
トシステム)は、インターネットによりサポートセンタ
ーと連絡のとれる複数のi-net店を登録し、メーカーの
ホームページ上での顧客の商品購入依頼に応じて、適当
なi-net店を決定して、そのi-net店に顧客への連絡をさ
せて対応を任せている。
【0097】したがって、まず、サポートセンターのW
EBサーバー1との交信ができれば登録されうるので、
多くのi-net店が登録することが期待でき、メーカーの
ホームページにアクセスしてきた顧客の工事日などの要
求に適合したi-net店が見つかる可能性が高い。また、
このインターネット販売システムでは、顧客に商品購入
に関する要求を入力させた上で、その要求に応じるi-ne
t店に顧客への対応(販売や工事)をさせている。この
ため、顧客は、自分の要求さえWEB上で入力すれば、
その要求に適合したi-net店が接触してくるため、希望
に合った店と容易に結びつくことができる。すなわち、
このインターネット販売システムがあれば、従来のよう
に顧客自らが店を選択して要求を満足してくれる店であ
るか否かを交渉において判断するといった手間がかから
なくなり、複数の店との交渉も必要がなくなる。
【0098】(2)このインターネット販売システムで
は、サポートセンターの商品・別売品サーバー2に商品
データベースを持たせ、顧客が商品購入に関する要求を
入力するときに商品データベースを利用して入力を補助
させている。このため、顧客は、購入商品を選択によっ
て入力でき、また商品データベースに標準価格や提供価
格(販売価格)などが含まれているため、購入商品の選
択入力に伴い購入金額が自動的に入力される。そして、
購入商品及び購入金額を顧客に確認させているため、顧
客とi-net店のいずれかとを結びつけた後の両者の商取
引の契約がスムーズに行われることが期待できる。
【0099】(3)このインターネット販売システムで
は、i-net店にWEB上で入札を行わせる「i-net店受注
システム」を採用している。この「i-net店受注システ
ム」では、顧客の商品購入依頼を地域毎にi-net店に公
開し、WEB上で入札を行ったi-net店に顧客への連絡
をさせて顧客との契約を促している。したがって、顧客
は、地域的に適合するi-net店から商品を購入すること
ができ、商品の配送、商品が付帯工事を伴うものである
場合の工事請負の便宜、顧客に対するi-net店によるア
フターサービス等において有利な条件を得ることができ
る。
【0100】具体的には、図18に示すように物件を一
覧表示し、入札状況を「○」又は「×」で表して、未入
札の「○」の物件についてi-net店が入札できるように
している。この「i-net店受注システム」を用いること
により、各i-net店は、メーカーのホームページ上で集
客される顧客を一覧表示で見ることができるとともに、
地域や自店の取り扱い商品、可能な工事日(納品日)な
どを考慮した上で、自店で対応したいものに対して入札
を行うことができる。
【0101】また、ここでは、商品の配送、商品が付帯
工事を伴うものである場合の工事請負の便宜、顧客に対
する店のアフターサービス等を考慮して、顧客からの商
品購入依頼物件を地域毎に一覧表示して、その地域にあ
るi-net店にだけ受注の権利を与えている。なお、「i-n
et店受注システム」では早く回答したi-net店が優先さ
れるようになるため、この弊害をなくすために、回答で
きる回数を制限するような措置をさらに設けることも考
えられる。
【0102】例えば、いずれかのi-net店による入札が
あった物件についても24時間は他のi-net店による入
札を可能にさせておき(入札状況を「○」に保持してお
き)、24時間後に複数のi-net店が競合している状態
になっているときには、サポートセンターが各i-net店
の最近の受注実績を考慮した上で受注の少ないi-net店
を優先させるという措置が考えられる。この場合には、
入札後に受注させるi-net店をサポートセンターが調整
の上決定する旨を各i-net店に通達するとともに、受注
が決まったi-net店に対してサポートセンターが電子メ
ール等の手段で受注決定を伝える必要がある。このよう
にすれば、受注が1つのi-net店に集中するという不具
合を抑えることができる。
【0103】(4)また、このインターネット販売シス
テムにおいて、「i-net店受注システム」に加えて、あ
るいは「i-net店受注システム」に代えて、顧客からの
購入依頼物件を地域的に適合するi-net店に電子メール
で送り回答を待つシステム(「(D−2)の後半部分の
説明を参照」)を採った場合にも、顧客の満足度を確保
することができる。
【0104】このシステムにおいても、顧客からの購入
依頼物件を地域的に適合するi-net店に電子メールで送
信して回答を募るため、顧客は、地域的に適合するi-ne
t店から商品を購入することができ、商品の配送、商品
が付帯工事を伴うものである場合の工事請負の便宜、顧
客に対するi-net店によるアフターサービス等において
有利な条件を得ることができる。
【0105】なお、ここでは、付帯工事が必要な商品に
ついては顧客の要求する工事日に工事を行うことのでき
るi-net店を選ぶことが大事であることに鑑み、顧客が
要求する工事日の条件を優先して、対応させるi-net店
を決定している。すなわち、顧客の工事に対する第1希
望日を満たす回答があればそのi-net店を、なければ第
2,第3希望日を満たす回答をしたi-net店を優先させ
る方法を採っている。そして、第1希望日を満たす回答
が複数ある場合には、先に回答を送ってきたi-net店を
優先させることとしている。
【0106】但し、早く回答したi-net店が優先される
ことで1つのi-net店に受注が集中するような弊害も考
えられるため、回答できる回数を制限するような措置を
さらに設けることも考えられる。例えば、過去の所定期
間において所定回数を超えて受注を獲得しているi-net
店の優先順位を下げたり、そのようなi-net店より遅く
回答してきたi-net店であっても工事希望日の条件を満
たす場合にはそちらに受注させるなどの措置が考えられ
る。
【0107】(5)このインターネット販売システムで
は、商品・別売品サーバー2に、商品に付帯する工事に
関する工事データベースを持たせ、これを利用して顧客
の行う商品購入に関する要求の入力を補助し、顧客に購
入商品及び購入金額を確認させている。したがって、付
帯工事が必要な商品の購入を希望する顧客は、メーカー
のホームページ上で工事に関する要求の入力をきめ細か
く行うことが可能である。さらに、工事データベースに
工事代金のデータが含まれているため、顧客は、工事代
金を含む購入金額をホームページ上で確認することがで
きる。
【0108】そして、購入商品及び購入金額を顧客に確
認させているため、顧客をi-net店に紹介した後の両者
の商取引の契約がスムーズに行われることが期待でき
る。 [他の実施形態] (1)上記実施形態のインターネット販売システムで
は、顧客からの購入依頼物件をi-net店に紹介する際
に、「i-net店受注システム」、あるいは、顧客からの
購入依頼物件を地域的に適合するi-net店に電子メール
で送り回答を待つシステムを採ることにしている。これ
らに代えて、あるいはこれらに加えて、以下のようなシ
ステムを採ることも可能である。
【0109】ここでは、前もって各i-net店に受諾可能
な条件を提示させておき、サポートセンターがデータと
して記憶しておく。そして、顧客から購入依頼があった
場合には、サポートセンターが顧客の入力した希望工事
日等の条件(要求)を地域的に適合するi-net店が出し
ている受諾可能な条件と照らし合わせ、適当と思われる
1店を決定し、そのi-net店に顧客からの購入依頼物件
を紹介する。
【0110】このシステムにおいても、顧客は、地域的
に適合するi-net店から商品を購入することができ、商
品の配送、商品が付帯工事を伴うものである場合の工事
請負の便宜、顧客に対するi-net店によるアフターサー
ビス等において有利な条件を得ることができる。 (2)上記実施形態のインターネット販売システムで
は、商品データベースの中に提供価格のデータを持たせ
て、サポートセンターからi-net店に顧客からの購入依
頼物件を公開する際には価格が固定されているが、顧客
に希望する購入金額を入力してもらうようにして、その
金額を受諾する旨の回答を行ったi-net店を顧客に紹介
するというようなシステムとすることも考えられる。
【0111】例えば、各i-net店の回答に受諾可能最低
金額を入れてもらうようにして、複数のi-net店が回答
を行った場合に、1番低い金額にて回答を行ったi-net
店を顧客に紹介する手法を採ることも可能である。もち
ろん、このような購入金額の条件に加えて、顧客が希望
する工事日の条件を考慮して、顧客に紹介するi-net店
を決定することも可能である。
【0112】
【発明の効果】本発明では、顧客に商品購入に関する要
求を入力させた上で、その要求に応じるI-net店に顧客
を紹介するため、顧客から見れば、自分の要求さえWE
B上で入力すれば要求に適合したI-net店が接触してく
ることになる。このため、顧客は、容易に希望に合った
店と結びつくことができ、従来のように顧客自らが店を
選択して要求を満足してくれる店であるか否かを交渉に
おいて判断するといった手間がかからなくなり、複数の
店との交渉も必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインターネット販売
システムの概要図。
【図2】サポートセンター内のコンピュータサーバー構
成を示す図。
【図3】メーカーのホームページの画面全体を示す図。
【図4】図3の一部拡大図。
【図5】「らくらく検索」の最初の画面を示す図。
【図6】「らくらく検索」の一画面を示す図。
【図7】「スピード検索」の最初の画面を示す図。
【図8】商品検索の一画面を示す図。
【図9】商品表示のスクロール上部画面を示す図。
【図10】商品表示のスクロール下部画面を示す図。
【図11】商品リストの最初の画面を示す図。
【図12】購入依頼の最初の画面のスクロール上部画面
を示す図。
【図13】購入依頼の最初の画面のスクロール下部画面
を示す図。
【図14】購入依頼の一画面を示す図。
【図15】送信情報確認のスクロール上部画面を示す
図。
【図16】送信情報確認のスクロール下部画面を示す
図。
【図17】購入依頼送信時にサポートセンターから顧客
に送られる画面を示す図。
【図18】WEB入札システムにおける顧客からの購入
依頼物件の一覧表示図。
【図19】WEB入札システムの最初の画面を示す図。
【図20】WEB入札システムにおける購入依頼物件の
詳細表示画面を示す図。
【図21】i-net店による商品販売における代引きの場
合の商流を示す図。
【図22】i-net店による商品販売における銀行振込の
場合の商流を示す図。
【図23】i-net店による商品販売におけるクレジット
カード払いの場合の商流を示す図。
【図24】VAS店の説明表示や検索マップを含んだ画
面を示す図。
【図25】「VAS MAP」で東京都を選択した場合
の画面を示す図。
【図26】VAS店(Cダイキン機設)のホームページ
の画面を示す図。
【図27】VAS店における商品検索及び商品購入の一
画面を示す図。
【図28】VAS店における商品検索及び商品購入の一
画面を示す図。
【図29】顧客のWEBページを示す画面のスクロール
上部画面を示す図。
【図30】顧客のWEBページを示す画面のスクロール
下部画面を示す図。
【図31】コンサルティングコーナーの最初の画面を示
す図。
【図32】印刷のための機種選定・プレゼンテーション
依頼書のスクロール上部画面を示す図。
【図33】印刷のための機種選定・プレゼンテーション
依頼書のスクロール下部画面を示す図。
【図34】WEB間取り作成システムの一画面を示す
図。
【図35】間取り図作成後に相談内容を入力するための
フォームのスクロール上部画面を示す図。
【図36】間取り図作成後に相談内容を入力するための
フォームのスクロール下部画面を示す図。
【図37】カタログ請求コーナーの最初の画面のスクロ
ール上部画面を示す図。
【図38】カタログ請求コーナーの最初の画面のスクロ
ール下部画面を示す図。
【図39】カタログ入札システムにおける顧客からのカ
タログ請求の一覧表示図。
【図40】カタログ入札システムの最初の画面を示す
図。
【図41】WEBチラシシステムの最初の画面を示す
図。
【図42】WEBチラシシステムの一画面を示す図。
【符号の説明】
1 WEBサーバー 2 商品・別売品サーバー 5 顧客管理用サーバー 6 間取り作成サーバー 7 WEBチラシサーバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 裕之 大阪府大阪市北区中崎西2丁目4番12号 梅田センタービル ダイキン工業株式会社 内 Fターム(参考) 5B049 AA02 BB07 BB11 BB36 CC01 CC05 CC08 CC10 DD01 EE00 FF03 GG02 GG04 GG07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の店を登録し、顧客からのインターネ
    ットを用いた商品購入に関する要求に応じて前記顧客と
    前記店とを結びつける商取引サポート方法であって、 コンピュータサーバーにおいて、前記顧客がインターネ
    ットによりアクセスできるホームページを開設するとと
    もに、前記複数の店を登録し、 前記各店には、前記コンピュータサーバーとの交信を可
    能とさせ、 前記顧客に商品購入に関する要求を入力させ、その前記
    顧客の要求に応じて前記複数の店の中から適当な1店を
    決定し、その店に対して前記顧客への接触を促す、商取
    引サポート方法。
  2. 【請求項2】前記コンピュータサーバーに、商品の情報
    を蓄積した商品データベースを持たせ、 前記商品データベースを利用して前記顧客の行う商品購
    入に関する要求の入力を補助し、前記顧客に購入商品及
    び購入金額を確認させる、請求項1に記載の商取引サポ
    ート方法。
  3. 【請求項3】前記顧客の入力した要求を地域的に適合す
    る前記複数の店に送り、各店からの回答に応じて前記適
    当な1店を決定する、請求項1又は2に記載の商取引サ
    ポート方法。
  4. 【請求項4】前記各店からの回答を得た結果、前記顧客
    の入力した要求を満たす店が複数存在する場合には、回
    答の早かった店を前記適当な1店として決定する、請求
    項3に記載の商取引サポート方法。
  5. 【請求項5】前記回答の早かった店が過去の所定期間に
    おいて所定回数を超えて前記適当な1店として決定され
    ている場合に、回答のあった他の店から適当な1店を決
    定する、請求項4に記載の商取引サポート方法。
  6. 【請求項6】前記顧客の入力した要求を前記複数の店の
    少なくとも幾つかの店に公開し、前記顧客の入力した要
    求を受諾する店の回答を募る、請求項1から5のいずれ
    かに記載の商取引サポート方法。
  7. 【請求項7】前記各店には、前記コンピュータサーバー
    に対して前もって受諾可能な条件を提示させておき、 前記顧客の入力した要求を地域的に適合する前記各店の
    受諾可能な条件と照らし合わせ、前記適当な1店を決定
    する、請求項1又は2に記載の商取引サポート方法。
  8. 【請求項8】前記商品には、付帯工事が必要な商品が含
    まれており、 前記適当な1店の決定に際しては、前記顧客が要求する
    工事日の条件を考慮する、請求項1から7のいずれかに
    記載の商取引サポート方法。
  9. 【請求項9】前記コンピュータサーバーに、商品に付帯
    する工事に関する工事データベースを持たせ、 前記工事データベースを利用して前記顧客の行う商品購
    入に関する要求の入力を補助し、前記顧客に購入商品及
    び購入金額を確認させる、請求項8に記載の商取引サポ
    ート方法。
  10. 【請求項10】前記顧客にインターネットを介して商品
    購入に関する要求を入力させる際に、購入を希望する商
    品の特定及びその商品に付帯する工事がある場合にはそ
    の工事の詳細を入力させるとともに、前記商品データベ
    ース及び前記工事データベースを利用して算出した商品
    代金及び工事代金を前記顧客に提示して確認の入力を行
    わせる、請求項9に記載の商取引サポート方法。
  11. 【請求項11】前記適当な1店の決定に際しては、前記
    顧客が要求する購入金額の条件を考慮する、請求項1か
    ら7のいずれかに記載の商取引サポート方法。
  12. 【請求項12】前記商品には、付帯工事が必要な商品が
    含まれており、 前記適当な1店の決定に際しては、さらに前記顧客が要
    求する工事日の条件を考慮する、請求項11に記載の商
    取引サポート方法。
  13. 【請求項13】複数の店を登録し、顧客からのインター
    ネットを用いた商品購入に関する要求に応じて前記顧客
    と前記店とを結びつける商取引サポートシステムであっ
    て、 コンピュータサーバーと、 前記コンピュータサーバーにより前記顧客がインターネ
    ットによるアクセスができるように開設されているホー
    ムページと、 前記コンピュータサーバーに内蔵あるいは接続され、前
    記複数の店を登録して記憶する記憶手段と、 前記店と前記コンピュータサーバーとの交信を可能とす
    る交信手段と、を備え、 前記コンピュータサーバーは、前記顧客に商品購入に関
    する要求を入力させ、その前記顧客の要求に応じて前記
    複数の店の中から適当な1店を決定し、その店に対して
    前記顧客への接触を促す内容を送信する、商取引サポー
    トシステム。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015102996A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 前田建設工業株式会社 業者選択支援装置、業者選択支援方法および業者選択支援プログラム

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