JP2001318032A - 液体抽出装置 - Google Patents

液体抽出装置

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JP2001318032A
JP2001318032A JP2000134901A JP2000134901A JP2001318032A JP 2001318032 A JP2001318032 A JP 2001318032A JP 2000134901 A JP2000134901 A JP 2000134901A JP 2000134901 A JP2000134901 A JP 2000134901A JP 2001318032 A JP2001318032 A JP 2001318032A
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Shigeto Takagi
成人 高木
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KANTO MEASURE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置に密閉された容器を投入するだけで、自
動的に容器が所定の位置にセットされ、該容器に自動的
に穴が開られると共に、液体抽出後の容器を装置から自
動的に排出できる液体抽出装置を提供する。 【解決手段】 密閉された容器内の液体を抽出し、成分
分析装置等に該液体を供給する液体抽出装置において、
容器投入口2と、前記容器投入口から投入された容器を
順次1つづつ送り出す送出機構10と、前記送出機構に
よって送り出された容器を収容する容器ホルダー21を
含み、該容器ホルダーを容器収容位置、液体抽出位置、
液体排出位置、容器排出位置を経て、再び容器収容位置
に戻す容器搬送機構20と、前記容器搬送機構によっ
て、液体抽出位置におかれた容器に穴を開けると共に該
容器内部の液体を抽出する穿孔・抽出機構30とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器内の液体を抽
出する液体抽出装置に関し、より詳しくは、飲料用缶、
ペットボトル等の密閉された容器内の液体の成分を測定
する際に、該容器内の液体を抽出し、成分測定装置に該
液体を供給する液体抽出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、ジュース、ビール等の飲料用
液体は、飲料用缶、ペットボトル等の密閉された容器に
収容された状態で販売されている。これら液体の製造に
あたっては、工場において安全に、かつ衛生的に生産さ
れているが、万全を期すべく、、出荷前に、生産された
液体が所定の成分で生産されているか、いわゆるロット
検査が行われている。このとき、前記液体は、すでに飲
料用缶、ペットボトル等の密閉された容器にに収容され
ているため、検査にあたっては、手作業によってそれぞ
れの容器を開封し、検査容器に移した後、検査を行って
いた。そのため、該検査は、非能率的であり、労力を必
要とするという問題があった。
【0003】かかる問題を解決するものとして、特開平
62−100662号公報に示されるような液体抽出装
置が提案されている。この公報に示された液体抽出装置
は、穴あけ用具に隣接して、液体を抽出するカニューレ
が配置され、前記穴あけ用具及びカニューレが移動可能
に構成されている。そして、前記液体抽出装置によって
容器内の液体を抽出するには、まず、穴あけ用具で容器
のカバーに穴を形成し、続いて穴あけ用具を容器から遠
ざけると共にカニューレを移動させて、該カニューレを
前記穴から容器内部に挿入する。そして、容器内に挿入
されたカニューレによって、液体を吸引することによっ
て抽出し、成分分析装置に該液体を供給するようになさ
れる。
【0004】この提案された液体抽出装置によれば、容
器を液体抽出装置にセットすることにより、自動的に容
器内の液体を抽出することができる。また、抽出した液
体を成分分析装置に供給することにより、液体の成分分
析を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した液
体抽出装置にあっては、自動的に密閉された容器に穴を
開け、容器内部の液体を抽出することができるが、前記
装置に容器をセットすること、液体抽出後の容器を装置
から取り外すことは、人手作業によって行わなければな
らず、依然として非能率的であり、多大な労力を必要と
するという技術的課題は解決されていない。
【0006】本発明は、前記技術的課題を解決するため
になされたものであり、装置に密閉された容器を投入す
るだけで、自動的に容器が所定の位置にセットされ、該
容器に自動的に穴が開られると共に、液体抽出後の容器
を装置から自動的に排出できる液体抽出装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題を解決す
るためになされた本発明にかかる液体抽出装置は、密閉
された容器内の液体を抽出し、成分分析装置等に該液体
を供給する液体抽出装置において、容器投入口と、前記
容器投入口から投入された容器を順次1つづつ送り出す
送出機構と、前記送出機構によって送り出された容器を
収容する容器ホルダーを含み、該容器ホルダーを容器収
容位置、液体抽出位置、液体排出位置、容器排出位置を
経て、再び容器収容位置に戻す容器搬送機構と、前記容
器搬送機構によって、液体抽出位置に置かれた容器に穴
を開けると共に該容器内部の液体を抽出する穿孔・抽出
機構とを備えていることを特徴としている。
【0008】このように本発明にかかる液体抽出装置
は、前記容器投入口から投入された容器を順次1つづつ
送り出す送出機構と、前記送出機構によって送り出され
た容器を収容する容器ホルダーを容器収容位置、液体抽
出位置、液体排出位置、容器排出位置を経て、再び容器
収容位置に戻す容器搬送機構と、前記容器搬送機構によ
って、液体抽出位置に置かれた容器に穴を開けると共に
該容器内部の液体を抽出する穿孔・抽出機構とを備えて
いるため、液体が収容された密閉容器を投入するだけ
で、自動的に容器が所定の位置にセットされ、該容器に
自動的に穴が開られると共に、液体抽出後の容器を装置
から自動的に排出することができる。したがって、密閉
された容器内の液体の検査を能率的に、しかも容易に行
うことができる。
【0009】ここで、前記送出機構は、容器を収容する
凹部を備えた回転体あるいは揺動体と、該回転体あるい
は揺動体を駆動する駆動手段からなることが望ましい。
このように、容器を収容する凹部を備えた回転体あるい
は揺動体を用いているため、容器投入口から投入された
容器を確実に1つづつ送り出すことができる。
【0010】また、前記容器搬送機構は、送り出された
容器を収容する容器ホルダーと、容器ホルダーの移動軌
跡外方に設けられ、前記容器ホルダーに収容された容器
の脱落を防止するガイドカバーと、前記容器ホルダーを
回転させる駆動手段とを備えることが望ましい。このよ
うに、容器ホルダーの移動軌跡外方にガイドカバーが設
けられているため、前記容器ホルダーに収容された容器
の脱落を防止することができる。特に、容器ホルダーが
液体排出位置にあるとき容器が倒立状態にあり、かかる
状態での容器の脱落を有効に防止することができる。
【0011】更に、前記穿孔・抽出機構は、先端が鋭利
なニードルと、前記ニードルの内部を貫通すると共に一
端部がニードルの先端部に開口した貫通穴と、前記ニー
ドルを上下動させる移動手段とを備え、前記貫通穴の他
端部は、成分分析装置に接続された配管チューブに接続
されていることが望ましい。このように、先端が鋭利な
ニードルと、前記ニードルの内部を貫通すると共に一端
部がニードルの先端部に開口した貫通穴とを備えている
ため、ニードルによって密閉された容器に穴を開けなが
ら、該ニードルを密閉容器内部に挿入でき、しかも、ニ
ードルに形成された貫通穴から液体を抽出することがで
きる。
【0012】従来の液体抽出装置にあっては、穴を開け
る工程とカニューレを容器内部に挿入する工程が別工程
であり、いわゆる二工程からなっていた。これに対し
て、本発明にかかる液体抽出装置にあっては穴を開ける
工程とニードルを容器内部に挿入する工程を一工程で行
うことができ、従来の液体抽出装置に比べてより能率的
に液体の抽出を行うことができる。
【0013】また、前記ニードルに接続された配管チュ
ーブは、弁を介して洗浄水タンクに接続された配管チュ
ーブに接続されると共に、成分検査装置の一端に接続さ
れ、成分検査装置の他端に接続された配管チューブは、
弁を介して排出ポンプに接続されると共に、吸引トラッ
プに接続され、前記吸引トラップには吸引ポンプが接続
されていることが望ましい。このような構成を備えてい
るため、一つの容器内の液体の成分検査終了後、弁を適
宜切り替えることにより、ニードル、配管チューブ等を
容易に洗浄することができる。そして洗浄された状態で
次の容器から液体抽出を行うため、液体の成分検査を高
精度に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図5に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態
にかかる液体抽出装置の概略図であって、(a)は正面
図、(b)は側面図であって、それぞれ装置の筐体を構
成する扉を外した状態を示している。図2は、図1に示
された容器ホルダーを示す概略図であって、(a)はそ
の正面図、(b)はその側面図である。また、図3は図
1に示された穿孔・抽出機構を示す概略図であって、
(a)はその正面図、(b)はその側面図である。更
に、図4は、本発明の実施形態にかかる液体抽出装置の
動作状態を説明するための概略図である。また図5は、
本発明の実施形態にかかる液体抽出装置の配管図であ
る。
【0015】図1において、符号1は液体抽出装置であ
って、この液体抽出装置1は、正面上方に設けられた容
器投入口2と、前記容器投入口2から投入された容器A
を順次1つづつ送り出す回転体11と該回転体11を駆
動するモータ等からなる駆動手段(図示せず)からなる
送出機構10と、前記送出機構10によって、送出され
た容器Aを収容する容器ホルダー21を含み、容器ホル
ダー21を容器収容位置、液体抽出位置、容器内液体排
出位置、容器排出位置を経て、再び容器収容位置に戻す
容器搬送機構20と、前記容器搬送機構20によって液
体抽出位置におかれた容器Aに穴を開けると共に該容器
内部の液体を抽出する穿孔・抽出機構30とを備えてい
る。
【0016】前記送出機構10は、液体抽出装置1の正
面上方に設けられた投入口2の下方位置に設けられ、前
記投入口2と前記送出機構10との間には、容器Aを送
出機構10に導くガイド路3が形成されている。したが
って、前記投入口2から投入された容器Aは、送出機構
10によって送り出されるまでの間、送出機構10の上
方に、即ちガイド路3に蓄積されるように構成されてい
る。また、前記送出機構10は、前記したように十字状
の回転体11とモータ等の駆動手段(図示せず)とから
なり、前記駆動手段の駆動力によって前記回転体11が
間欠的に回転運動することによって、十字状の回転体1
1に形成された凹部12に収容された容器Aを1つ送り
出す。この回転体11の回転運動は後述する容器ホルダ
ー21の回転と同期し、容器ホルダー21が容器収容位
置にあるとき、該回転体11が回転し、容器Aを容器ホ
ルダー21に収容するように構成されている。なお、容
器ホルダー21と回転体11の間にはガイド路4が設け
られている。
【0017】前記容器搬送機構20は、送出された容器
Aを収容する容器ホルダー21と、容器ホルダー21の
移動軌跡外方に設けられ、前記容器ホルダー21に収容
された容器Aの脱落を防止するガイドカバー22と、前
記容器ホルダー21の底面部に設けられた回転軸23
と、前記回転軸23の他端部に設けられたプーリ24
と、前記回転軸を回転駆動するモータ25と、前記モー
タ25とプーリ24を連結し、回転力を伝達するベルト
26とを備えている。
【0018】そして、容器ホルダー21が、容器収容位
置(水平位置:図4(a)参照)において送出された容
器Aを収容し、その後該容器ホルダー21が回転し、液
体抽出位置(起立位置:図4(b)参照))におかけ
れ、更に、容器ホルダー21が回転し、容器内液体排出
位置(倒立位置:図4(c)参照)におかれ、更にま
た、容器ホルダー21が回転し、容器排出位置(傾斜位
置:図4(d)参照)を経て、前記した容器収容位置に
戻るように構成されている。即ち、容器ホルダー21が
回転することによって、容器収容位置(水平位置)、液
体抽出位置(起立位置)、容器内液体排出位置(倒立位
置)、容器排出位置(傾斜位置)をとることができるよ
うに構成されている。
【0019】前記容器ホルダー21は、図2に示すよう
に、コ字状の受け部21aと、回転軸23が設けられた
底面部21bから構成され、前記受け部21aの側部開
口部21cから容器Aが収納されるように構成されてい
る。また、前記受け部21aの底面部21bと対向した
面部にも開口部21dが設けられ、容器ホルダー21が
容器排出位置(傾斜位置)に位置すると、この開口部2
1dから容器ホルダー21に収容された容器Aが排出さ
れるように構成されている。なお、前記開口部21dが
形成されているため、容器ホルダー21が容器内液体排
出位置(倒立位置)におかれた際、容器A内に残存する
液体を外部に排出することができる。このとき、容器ホ
ルダー21が前記液体によって汚れる場合があるが、こ
の汚れは、後述する配管系洗浄時にガイドカバー22の
上部より洗浄水を流すことにより、除去することができ
る。また、ガイドカバー22が設けられているため、容
器ホルダー21が液体排出位置(倒立位置)にあって
も、容器が脱落することはない。
【0020】前記穿孔・抽出機構30は、図3に示すよ
うに、容器Aに穴を開けるニードル31と、前記ニード
ル31が下面に取り付けられた台座32と、前記台座3
2の上下動をなすスクリュー部33と、前記台座32の
上下動を案内するガイド部34a、34bと、前記スク
リュー部33を回転させることにより台座32の上下動
をなすモータ35と、前記モータ35の回転をスクリュ
ー部33に伝達するベルト36とを備えている。
【0021】また、前記ニードル31の先端部分31a
は鋭利に形成され、密閉された容器Aに穴を開けること
ができるように構成されている。また、ニードル31の
内部には貫通穴31bが設けられ、その一端部は前記先
端部分31aにおいて開口している。また、前記貫通穴
31bの他端部は、成分分析装置に接続された配管チュ
ーブ(図5の符号41)に接続されている。
【0022】このように、前記穿孔・抽出機構30が構
成されているため、容器Aが液体抽出位置(図4(b)
参照)におかれると、それを受けてモータ35が駆動さ
れ、スクリュー部33を回転させる。その結果、ニード
ル31が取り付けられた台座32は、ガイド部34a、
34bに案内されて下降し、前記容器Aの天蓋部からニ
ードル31がその内部に挿入される。そして、後に詳述
するように所定ポンプを駆動することにより、容器A内
の液体は貫通穴31bを介して装置1の外部に抽出され
る。
【0023】次に、図4に基づいて、前記容器搬送機構
20及び穿孔・抽出機構30の一連の動作を説明する。
まず、容器搬送機構20の容器ホルダー21が容器収容
位置に達すると、それを検知し、送出機構10の回転体
11を回転運動させ、1つの容器Aを容器ホルダー21
に供給し、収容する(図4(a))。続いて、容器Aが
容器ホルダー21に収容されたことを検知されると、容
器ホルダー21がモータ25の駆動力によって回転し、
液体抽出位置(起立位置)に移動し、容器ホルダー21
の回転は停止する。そして、容器Aが液体抽出位置にあ
ることが検知されると、モータ35が駆動され、スクリ
ュー部33を回転させることによってニードル31を下
降させ、ニードル31を容器Aの内部に挿入する。そし
て、後に詳述するように所定ポンプを駆動することによ
り、容器A内の液体を貫通穴31bを介して装置1の外
部に抽出する(図4(b))。
【0024】続いて、所定の検査が終了(後述する洗浄
工程を含む検査工程が終了)したことが検知されると、
再びモータ25が駆動され、容器ホルダー21が回転
し、容器ホルダー21は容器内液体排出位置(倒立位
置)で停止する。このとき、容器ホルダー21に収容さ
れている容器Aは倒立状態におかれるため、容器Aに残
存している液体は、該容器から容器搬送機構20の下方
向に位置する廃液タンク5に排出される(図4
(c))。
【0025】そして、所定時間経過後、再び容器ホルダ
ー21をモータ25の駆動力によって回転させ、容器排
出位置(傾斜位置)に位置させ、その位置に停止させ
る。このとき、容器ホルダー21の端部に形成された開
口部21dから該容器が落下し、容器ホルダー21は外
部に設けられたゴミ箱6(図1参照)に廃棄される(図
4(d))。その後、再び容器ホルダー21をモータ2
5の駆動力によって回転させ、容器収容位置に位置さ
せ、その位置に停止させ、再び容器Aを収容し、前記し
た動作を繰り返す(図4(a))。
【0026】このように、本発明にかかる液体抽出装置
によれば、液体が収容された密閉容器を投入するだけ
で、自動的に容器が所定の位置にセットされ、該容器に
自動的に穴が開られ、容器内の液体を抽出することがで
きる。また、容器に残存している液体を自動的に排出す
ることができ、更に、液体抽出後の容器を装置から自動
的に排出することができる。したがって、密閉された容
器内の液体の検査を能率的に、しかも容易に行うことが
できる。
【0027】次に、図5に基づいて、吸引された液体を
成分検査装置に導くための配管系について説明する。図
5において、符号40は液体抽出装置1内における配管
を示している。即ち、ニードル31に接続された配管チ
ューブ41は、弁42、43を介して成分検査装置52
(例えば、pH計用フローセル)に接続される。また弁
43はいわゆる三方弁であって、洗浄水が吸引された洗
浄が貯蔵された洗浄水タンク44に接続された配管チュ
ーブ45に接続されている。また、pH計用フローセル
の排出口に接続された配管チューブ46は、弁47、弁
48を介して、吸引トラップ49に接続されている。ま
た、吸引トラップ49には吸引ポンプ50が接続され、
吸引ポンプ50はドレインに接続されている。また弁4
7はいわゆる三方弁であって、排出ポンプ51が接続さ
れている。
【0028】この配管系について、その動作を説明す
る。前記ニードル31が容器内部に挿入され、ニードル
31によって液体を抽出するときには、弁43の洗浄水
タンク44側を閉じ、弁48の排出ポンプ51側を閉じ
る。また他の弁42、47は開放する。そして、吸引ポ
ンプ50を動作させると、容器A内の液体が吸引され、
成分検査装置52の例えばpH計用フローセルに供給さ
れる。その後、所定量吸引したところで、前記吸引ポン
プ50を停止し、弁42、47を閉じ、所定の検査を検
査装置で行う。
【0029】測定後、弁48の排出ポンプ51側を開放
すると共に弁42、47を開放し、排出ポンプ51と成
分検査装置52の例えばpH計用フローセルとを接続
し、排出ポンプ51から大気を供給することによって、
配管チューブ41、46内部の液体を排出する。その
後、弁43の洗浄水タンク44側を開放すると共に、弁
48の排出ポンプ51側を閉じ吸引ポンプ50側を開放
する。そして、前記吸引ポンプ50を動作させ、洗浄水
タンク44の洗浄水を吸引し、成分検査装置52の例え
ばpH計用フローセル、配管チューブ41の一部(弁4
3より下流側)、配管チューブ46を洗浄する。その
後、吸引ポンプ50を停止する。
【0030】そして、前記した容器ホルダー21が容器
収容位置から移動した後、弁48の排出ポンプ51側を
開放し、排出ポンプ51と成分検査装置52とを接続す
る。また、弁43の洗浄水タンク44側を閉じニードル
側を開放する。この状態で、排出ポンプ51を駆動する
と、排出ポンプ51から供給される大気によって、配管
チューブ41、46内部の洗浄水は、ニードル31の先
端部分から外部に排出される。この排出によって、配管
チューブ41の一部(弁43より上流側)、ニードル3
1の洗浄が行われる。なお、ニードル31の下方向に
は、図示しないが洗浄水の廃液タンクが設けられ、前記
洗浄水はこの廃液タンクに収容される。
【0031】上記配管系を備えた液体抽出装置にあって
は、上記したように検査終了後、自動的にニードル3
1、配管チューブ41、46、成分検査装置52の例え
ばpH計用フローセル内部を洗浄することができ、一連
の操作を自動的になすことができ、能率的かつ省力化が
図ることができる。
【0032】なお、上記実施形態において、十字状の回
転体とモータ等の駆動手段とからなる送出機構について
説明したが、十字状の回転体の代わりに、図6に示すよ
うに例えば2つの対向する円板13、14のそれぞれに
対峙した際、丁度容器が入る凹部13a、14aを形成
したものであってもよい。即ち、前記円板13、14が
回転すると、容器Aが前記凹部13a、14aに入り込
み、前記容器Aを1つづつ送り出すことができる。な
お、前記円板13、14は一方向の回転運動のほか、揺
動運動であってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる液体抽出
装置によれば、密閉された容器を投入するだけで、自動
的に容器内の液体を抽出することができ、しかも液体抽
出後の容器を装置から自動的に排出することができ、成
分検査を能率的に、しかも省力化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態にかかる液体抽出装
置の概略図であって、(a)は正面図、(b)は側面図
である。
【図2】図2は、図1に示された容器ホルダーを示す概
略図であって、(a)はその正面図、(b)はその側面
図である。
【図3】図3は図1に示された穿孔・抽出機構を示す概
略図であって、(a)はその正面図、(b)はその側面
図である。
【図4】図4は、本発明の実施形態にかかる液体抽出装
置の動作状態を説明するための概略図である。
【図5】図5は、本発明の実施形態にかかる液体抽出装
置の配管図である。
【図6】図6は、本発明の実施形態の変形例を示す要部
概略図である。
【符号の説明】
1 液体抽出装置 2 容器投入口 3 ガイド路 4 ガイド路 5 廃液タンク 10 送出機構 11 回転体 12 凹部 13 円板 14 円板 20 容器搬送機構 21 容器ホルダー 22 ガイドカバー 30 穿孔・抽出機構 31 ニードル 31b 貫通穴 32 台座 40 液体抽出装置内配管 41、46 配管チューブ 43、48 弁(三方弁) 50 吸引ポンプ 51 排出ポンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉された容器内の液体を抽出し、成分
    分析装置等に該液体を供給する液体抽出装置において、 容器投入口と、 前記容器投入口から投入された容器を順次1つづつ送り
    出す送出機構と、 前記送出機構によって送り出された容器を収容する容器
    ホルダーを含み、該容器ホルダーを容器収容位置、液体
    抽出位置、液体排出位置、容器排出位置を経て、再び容
    器収容位置に戻す容器搬送機構と、 前記容器搬送機構によって、液体抽出位置におかれた容
    器に穴を開けると共に該容器内部の液体を抽出する穿孔
    ・抽出機構と、 を備えていることを特徴とする液体抽出装置。
  2. 【請求項2】 前記送出機構は、容器を収容する凹部を
    備えた回転体あるいは揺動体と、該回転体あるいは揺動
    体を駆動する駆動手段からなることを特徴とする請求項
    1に記載された液体抽出装置。
  3. 【請求項3】 前記容器搬送機構は、送り出された容器
    を収容する容器ホルダーと、容器ホルダーの移動軌跡外
    方に設けられ、前記容器ホルダーに収容された容器の脱
    落を防止するガイドカバーと、前記容器ホルダーを回転
    させる駆動手段とを備えることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載された液体抽出装置。
  4. 【請求項4】 前記穿孔・抽出機構は、先端が鋭利なニ
    ードルと、前記ニードルの内部を貫通すると共に一端部
    がニードルの先端部に開口した貫通穴と、前記ニードル
    を上下動させる移動手段とを備え、 前記貫通穴の他端部は、成分分析装置に接続された配管
    チューブに接続されていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載された液体抽出装置。
  5. 【請求項5】 前記ニードルに接続された配管チューブ
    は、弁を介して洗浄水タンクに接続された配管チューブ
    に接続されると共に、成分検査装置の一端に接続され、 成分検査装置の他端に接続された配管チューブは、弁を
    介して排出ポンプに接続されると共に、吸引トラップに
    接続され、前記吸引トラップには吸引ポンプが接続され
    ていることを特徴とする請求項4に記載された液体抽出
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101666809B (zh) * 2004-06-18 2013-01-02 株式会社东芝 分析装置
CN104930189A (zh) * 2014-03-17 2015-09-23 岛津工程技术有限公司 自动密封装置

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CN104930189A (zh) * 2014-03-17 2015-09-23 岛津工程技术有限公司 自动密封装置

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