JP2003083986A - 自動分析装置におけるディスポーザブルパーツの廃棄処理装置 - Google Patents

自動分析装置におけるディスポーザブルパーツの廃棄処理装置

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JP2003083986A
JP2003083986A JP2001276118A JP2001276118A JP2003083986A JP 2003083986 A JP2003083986 A JP 2003083986A JP 2001276118 A JP2001276118 A JP 2001276118A JP 2001276118 A JP2001276118 A JP 2001276118A JP 2003083986 A JP2003083986 A JP 2003083986A
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disposal
waste
waste container
disposable parts
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Takayasu Mikkaichi
高康 三日市
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動分注に際して廃棄容器内に蓄積された使
用済みディスポーザブルパーツを、分注作業を停止する
ことなく廃棄することができる自動分注装置におけるデ
ィスポーザブルパーツの廃棄処理装置を提供する。 【解決手段】 本発明である自動分析装置100における
ディスポーザブルパーツDpの廃棄処理装置120は、自動
分析に際して、使用済みのパーツDpを廃棄口130から落
下させてパーツDpを吹き抜け空間160に収納されたメイ
ン廃棄容器140で受け取る。メイン廃棄容器140がパーツ
Dpでいっぱいになると、このメイン廃棄容器140を吹き
抜け空間160から取り出してパーツDpを廃棄するが、廃
棄口130から新たに落下させたパーツDpは、吹き抜け空
間160に収納されたリザーブ廃棄容器150で受け取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動分注・分析に
際して使用したピペットチップやキュベット等のディス
ポーザブルパーツを廃棄するための自動分析装置におけ
るディスポーザブルパーツの廃棄処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の廃棄処理装置としては、例えば、
特開平8−101211号公報に記載のものがある。こ
の装置は、1つの廃棄容器の上部に外方向に傾斜するシ
ュートおよびこのシュートの下方周りを揺動するガイド
板を有し、これらシュートおよび揺動ガイド板を介して
使用済みの分析容器を廃棄容器に導入することにより、
廃棄容器内に投棄された分析容器の盛り上がりを防止す
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来の廃棄処理装置はいずれも、分析容器などのディ
スポーザブルパーツを廃棄する容器が1つだけであるた
め、廃棄容器がディスポーザブルパーツでいっぱいにな
ると、その都度、分注作業を停止して廃棄容器内に蓄積
されたディスポーザブルパーツを廃棄しなければならな
いという不都合があった。
【0004】本発明の目的は、上述した問題点を解消す
るためになされたものであって、自動分析に際して廃棄
容器内に蓄積された使用済みディスポーザブルパーツ
を、分析作業を停止することなく廃棄することができる
自動分析装置におけるディスポーザブルパーツの廃棄処
理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、第1発明に係
る、自動分析装置におけるディスポーザブルパーツの廃
棄処理装置は、自動分注に際して使用したピペットチッ
プや分析に使用したキュベット等のディスポーザブルパ
ーツを廃棄するための自動分析装置におけるディスポー
ザブルパーツの廃棄処理装置であって、分注・分析後の
ディスポーザブルパーツを落下させる廃棄口と、この廃
棄口の下側で落下させたディスポーザブルパーツを受け
取る廃棄容器と、この廃棄容器を上下少なくとも2段に
収納し個別に出し入れ可能にする吹き抜け空間とを備え
ることを特徴とするものである。
【0006】第2発明に係る、自動分析装置におけるデ
ィスポーザブルパーツの廃棄処理装置は、上記第1発明
において、前記廃棄容器は、落下させたディスポーザブ
ルパーツを収納する収納部を有する容器本体と、この容
器本体の収納部にディスポーザブルパーツを導入するた
めの開口部を有する蓋体とからなるものであることが好
ましい。
【0007】第3発明に係る、自動分析装置におけるデ
ィスポーザブルパーツの廃棄処理装置は、上記第1また
は第2発明において、前記廃棄容器は、該廃棄容器を出
し入れするための把手を備えるものであることが好まし
い。
【0008】第4発明に係る、自動分析装置におけるデ
ィスポーザブルパーツの廃棄処理装置は、上記第1乃至
第3発明のいずれか一発明において、前記廃棄容器のう
ちの少なくとも一方は、前記吹き抜け空間に設けたガイ
ドに沿って出し入れ可能な引き出し容器であることが好
ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明に係
る、ディスポーザブルパーツDpの廃棄処理装置120
を採用した主に免疫分析に用いられる自動分析装置10
0の全体構成を示す上面図である。
【0010】図1において符号101は免疫反応テーブ
ル、符号102は検出反応テーブル、符号103は攪拌
機構を備える洗浄部分、符号104は基質液を格納する
格納部、符号105,106はそれぞれ試薬格納部、符
号107はサンプルラック1を収納するラック収納部
(サンプラー部)、符号108はラック収納部107に
収納されたサンプルラック1を順次にサンプルノズルに
よりサンプルを分注する位置まで搬送するサンプルラッ
ク搬送部である。
【0011】サンプルラック搬送部108は、通常の分
析試験に用いられる通常搬送レーン10と、緊急に分析
試験を行うために用いられる緊急搬送レーン20とから
なり、その突き当たり位置には、使用済みラックを一時
的に待機させる使用済みラック待機部109が設けられ
ている。使用済みラック待機部109は、使用済みラッ
ク1を2つの搬送レーン10,20と逆向きに搬送する
ラック搬出レーン70を介してラック収納部107に隣
接する使用済みラック収納部110に返送される。
【0012】また符号111はサンプルラック搬送部1
08により供給されたサンプルラック1から検液を採取
し、必要な反応容器(キュベット)に分注するためのサ
ンプル分注移送部分(分注ノズル)である。符号112
は試薬格納部105,106に配置された試薬ボトルか
ら試薬を採取する試薬分注移送部分(試薬分注ノズ
ル)、113,114はそれぞれ反応容器を各テーブル
に適宜移送するための移送部分である。符号115はピ
ペットチップ供給ユニットであり、符号115aはピペ
ットチップ供給位置を示す。また符号116は反応容器
(キュベット)供給ユニットであり、符号116aは反
応容器供給位置を示す。
【0013】なお、図2(a),(b)はそれぞれ、デ
ィスポーザブルパーツDpである分注ノズル(ピペット
チップ)2およびキュベット3を例示する斜視図であ
る。
【0014】符号120は、自動分析装置100の内部
に配置され開閉扉100a,100bでカバーされた本
発明に係るディスポーザブルパーツDpの廃棄処理装置
である。
【0015】図3,4はそれぞれ、開閉扉100a,1
00bが開放された状態における自動分析装置100の
一部を図1の矢印d方向から示す正面図であり、図3は
2つの廃棄処理装置120のうちの両方に廃棄容器を2
段に収納した状態を示し、図4(a)は2つの廃棄処理
装置120から少なくとも1つの廃棄容器を取り出した
状態を示している。なお、図4(b)は廃棄処理装置1
20の上方から後述する吹き抜け空間160を廃棄容器
を収納した状態で示す断面図である。また図5は、後述
する廃棄容器140,150を示す分解斜視図であり、
図6は、後述する吹き抜け空間160から2つの廃棄容
器140,150を一部引き出した状態を示す斜視図で
ある。
【0016】自動分析装置100の内部には、図3,4
に示す如く、純水が充填されたタンクT1と、洗浄液
(BF液)が充填されたタンクT2とを2つの廃棄処理
装置120で挟み込む位置に配置し、その上部には、純
水タンクT1および洗浄液タンクT2からの液体を図1に
示す装置に供給する多数のポンプPが取り付けられてい
る。
【0017】廃棄処理装置120は、図3,4に示す如
く、分注・分析後のディスポーザブルパーツDpを落下
させる廃棄口130と、この廃棄口130の下側でガイ
ド通路131を介して落下させたディスポーザブルパー
ツDpを受け取る廃棄容器140,150と、これらの
廃棄容器140,150を上下2段に収納し個別に出し
入れ可能にする吹き抜け空間160とを備える。
【0018】但し、図3,4の向かって左側に配した廃
棄処理装置120は、図1の領域Aに示す部分に廃棄口
130を有し、図3,4の向かって右側に配した廃棄処
理装置120は、図1の領域Bに示す部分に廃棄口13
0を有する。また自動分析装置100の形態に応じて
は、廃棄口130と吹き抜け空間160とをガイド通路
131を用いることなく直接接続してもよい。
【0019】廃棄容器140は、図3に示す如く、吹き
抜け空間160の上方に配したメイン廃棄容器であり、
図5に示す如く、容器本体141および蓋体142とか
らなる。容器本体141は、落下させたディスポーザブ
ルパーツDpを収納する収納部141rを有し、蓋体1
42は、収納部141rにディスポーザブルパーツDp
を導入するための開口部142hを2箇所に有する。こ
の場合、蓋体142は、落下させたディスポーザブルパ
ーツDpからの残留液の飛び散りを防止するため、吹き
抜け空間160を清潔に保つことができると共に吹き抜
け空間160にメイン廃棄容器140が固着することな
く快適な廃棄動作を確保できる。
【0020】またメイン廃棄容器140は、図3,4に
示す如く、吹き抜け空間160の両側面それぞれに設け
たガイド161,162に沿って出し入れ可能な引き出
し容器であり、容器本体141の両側面にはガイド16
1(162)上をスライド可能なガイド基部143(1
44)が設けられている。これにより、メイン廃棄容器
140は、図6に示す如く、ガイド基部143,144
を介して吹き抜け空間160に設けたガイド161,1
62上をスライド可能に支持される。この場合、メイン
廃棄容器140の取り出しおよび取り付けが容易になる
ため、使用済みディスポーザブルパーツDpの廃棄を短
時間で実行することができる。
【0021】廃棄容器150は、図3,4に示す如く、
吹き抜け空間160にて、メイン廃棄容器140の下方
に配したリザーブ廃棄容器であり、図5に示す如く、落
下させたディスポーザブルパーツDpを収納する収納部
150rを有する。このため、吹き抜け空間160から
廃棄容器140を引き出しても、リザーブ廃棄容器15
0の収納部151rで落下させたディスポーザブルパー
ツDpを受け取ることができる。なお、リザーブ廃棄容
器150は、メイン廃棄容器140と同様、吹き抜け空
間160の両側面それぞれに設けたガイドに沿って出し
入れ可能な引き出し容器であってもよい。
【0022】また廃棄容器140,150はそれぞれ、
廃棄容器140,150を出し入れするための把手14
5,155を備えている。この場合、廃棄容器140の
取り出しおよび取り付けがさらに容易になるため、使用
済みディスポーザブルパーツDpの廃棄をさらに短時間
で実行することができる。
【0023】なお、吹き抜け空間160には、図4に示
す如く、メイン廃棄容器140が存在するかどうかを検
知する有無センサS1と、リザーブ廃棄容器150が存
在するかどうかを検知する有無センサS2とが嵌め込み
状態に設けられ、自動分析装置に内蔵された図示せぬコ
ントローラCPUによって演算処理されている。これら
の有無センサS1,S2は、リザーブ廃棄容器150で受
け取った使用済みディスポーザブルパーツDpの数量を
カウントするのに用いられ、例えば、赤外線センサなど
の光学センサを利用する。なお、図4(a)において、
図面右側に配した廃棄処理装置120も、リザーブ廃棄
容器150の背面には、吹き抜け空間160に嵌め込み
状態に設けられた有無センサS2が存在する。
【0024】また廃棄口130、ガイド通路131また
は吹き抜け空間160の上部のいずれかには、吹き抜け
空間160内に導入される使用済みディスポーザブルパ
ーツDpの数量をチェックするため、例えば、図4
(a)に示す如く、赤外線センサなどの光学センサS3
が嵌め込み状態に設けられ、自動分析装置に内蔵された
図示せぬコントローラCPUによって演算処理されてい
る。
【0025】次に本実施形態の作用を説明する。
【0026】まず廃棄処理装置120は、図1に示す装
置において実行される分注動作に際して使用したディス
ポーザブルパーツDpを廃棄口130から落下させるこ
とにより、ガイド通路131を介して吹き抜け空間16
0に導入し、この吹き抜け空間160に収納された上段
のメイン廃棄容器140で受け取る。このとき、コント
ローラCPUは、落下させたディスポーザブルパーツD
pを光学センサS3によって検知してメイン廃棄容器14
0で受け取ったディスポーザブルパーツDpの数量をチ
ェックする。この数量チェックは、例えば、コントロー
ラCPUが光学センサS3によって最初にディスポーザ
ブルパーツDpを検知してから図1の装置において実行
される分析(分注)の動作回数や、サンプル分注移送部
分111、試薬分注移送部分112,113または反応
容器移送部分114の動作回数、若しくは移送部分11
1〜114を組み合わせた動作回数をカウントすること
で行う。
【0027】そしてコントローラCPUは、光学センサ
S3を用いてメイン廃棄容器140で受け取ったディス
ポーザブルパーツDpが一定の数量となったことを検知
すると、メイン廃棄容器140がディスポーザブルパー
ツDpでいっぱいになったとして、自動分析装置100
を介して、メイン廃棄容器140内に蓄積した使用済み
ディスポーザブルパーツDpの廃棄を促す警報を発す
る。
【0028】これにより、オペレータ(使用者)は、メ
イン廃棄容器140がディスポーザブルパーツDpでい
っぱいになったことを認識して、メイン廃棄容器140
を吹き抜け空間160から取り出してディスポーザブル
パーツDpを廃棄するが、その間、廃棄口130から新
たに落下させたディスポーザブルパーツDpは、吹き抜
け空間160に収納されたリザーブ廃棄容器150で受
け取ることができる。
【0029】この際、コントローラCPUは、有無セン
サS1によってメイン廃棄容器140が吹き抜け空間1
60から取り出されたことを検知してリザーブ廃棄容器
150で受け取ったディスポーザブルパーツDpの数量
をチェックする。この数量チェックは、例えば、コント
ローラCPUが有無センサS1によってメイン廃棄容器
140の取り出しを検知してから図1の装置において実
行される分析(分注)の動作回数や、サンプル分注移送
部分111、試薬分注移送部分112,113または反
応容器移送部分114の動作回数、若しくは移送部分1
11〜114を組み合わせた動作回数をカウントするこ
とで行う。
【0030】このため、廃棄処理装置120は、吹き抜
け空間160からメイン廃棄容器140を取り出す度に
分析(分注)作業を停止する必要がない。
【0031】蓄積されたディスポーザブルパーツDpを
廃棄後、再びメイン廃棄容器140を吹き抜け空間16
0に収納すると、コントローラCPUは、有無センサS
1によってメイン廃棄容器140が吹き抜け空間160
に収納されたことを検知し、リザーブ廃棄容器150で
受け取ったディスポーザブルパーツDpの数量カウント
を止める。
【0032】このため、オペレータ(使用者)は、リザ
ーブ廃棄容器150を吹き抜け空間160から取り出し
てディスポーザブルパーツDpを廃棄することができる
が、その間、廃棄口130から新たに落下させたディス
ポーザブルパーツDpは、吹き抜け空間160に再び収
納されたメイン廃棄容器140で受け取る。
【0033】この際、コントローラCPUは、有無セン
サS2によってリザーブ廃棄容器150が吹き抜け空間
160から取り出されたことを検知すると、リザーブ廃
棄容器150で受け取ったディスポーザブルパーツDp
の数量カウントをリセットして、新たにリザーブ廃棄容
器150で受け取ったディスポーザブルパーツDpの数
量をカウントできる状態にする。
【0034】なお、メイン廃棄容器140およびリザー
ブ廃棄容器150におけるディスポーザブルパーツDp
の数量チェックは、上記した有無センサS1,有無セン
サS2および光学センサS3によるカウントに限るもので
なく、メイン廃棄容器140およびリザーブ廃棄容器1
50に蓄積されたディスポーザブルパーツDpの量をチ
ェックできるものであれば、他の方法を用いてもよい。
【0035】従って廃棄処理装置120によれば、自動
分析(分注)に際してメイン廃棄容器140内またはリ
ザーブ廃棄容器150内に蓄積された使用済みディスポ
ーザブルパーツDpを、分析(分注)作業を停止するこ
となく廃棄することにより、短時間に多くの分注作業を
実行することができるから、自動分析(分注)時の作業
効率を向上させることができると共にオペレータにかか
る負担の軽減を実現することができる。
【0036】なお、廃棄処理装置120は、同じ形状の
廃棄容器を上下2段に吹き抜け空間に収納し、この吹き
抜け空間から各廃棄容器を個別に出し入れ可能にしても
よい。
【0037】図7は、リザーブ廃棄容器150としてメ
イン廃棄容器140を使用しメイン廃棄容器およびリザ
ーブ廃棄容器を共通化した実施形態であって、2つの廃
棄処理装置の一方から1つの廃棄容器を取り出した状態
を示す正面図である。なお、図1〜6と同一部分は同一
符号をもって説明を省略する。この実施形態によれば、
リザーブ廃棄容器の容積が増えるため、廃棄容器に蓄積
されたディスポーザブルパーツDpの廃棄を均等な時間
間隔で行うことができ、作業効率の向上にさらに有効で
ある。またメイン廃棄容器およびリザーブ廃棄容器を共
通化したことにより、製造コストの上昇を抑制すること
ができる。
【0038】さらに図7の他の実施形態として、図7の
右側に配した廃棄処理装置120の如く、リザーブ廃棄
容器として使用されるメイン廃棄容器140が、上段に
配したメイン廃棄容器140を吹き抜け空間160から
取り出したのち、この取り出したメイン廃棄容器140
が存在していた上段位置に手動操作または自動的にスラ
イドするものであってもよい。この場合、ディスポーザ
ブルパーツDpを廃棄したメイン廃棄容器140は、リ
ザーブ廃棄容器として使用したメイン廃棄容器140が
存在していた下段位置に収納される。
【0039】上述したところは、本発明の好適な実施形
態を示したに過ぎず、当業者によれば、請求の範囲にお
いて、様々な変更を加えることができる。例えば、廃棄
処理装置120は、1つのメイン廃棄容器140に対し
てリザーブ廃棄容器150を2つ以上配した上下3段以
上の多段収納としてもよい。さらにメイン廃棄容器14
0およびリザーブ廃棄容器150は、引き出し容器に限
らず、バケツ型容器や袋体の容器などであってもよい。
【0040】また本発明であるディスポーザブルパーツ
Dpの廃棄処理装置120は、例えば、化学物質のガン
原性(変異原性)を評価する安全性試験の1つで細菌を
用いる変異原性試験(エームス試験)や、無菌的な操作
を必要とする生物試験、さらには化学分析を行う検体の
前処理に好適に利用され、少なくとも被検サンプルと微
生物含有液体とを分注する自動分析装置に採用してもよ
く、特に、定量性が求められる微量分析やDNA等の遺
伝子診断関連においては効果的な分注が期待できる。ま
た採用する装置も、自動分析装置に限らず、分析を行わ
ない液体試料の分注装置であってもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明である自動分注装置におけるディ
スポーザブルパーツの廃棄処理装置は、自動分注に際し
て使用したピペットチップやキュベット等のディスポー
ザブルパーツを廃棄口から落下させることにより、使用
済みのディスポーザブルパーツを吹き抜け空間に収納さ
れた上段の廃棄容器で受け取ることができる。そして上
段の廃棄容器がディスポーザブルパーツでいっぱいにな
ると、この廃棄容器を吹き抜け空間から取り出してディ
スポーザブルパーツを廃棄するが、廃棄口から新たに落
下させたディスポーザブルパーツは、吹き抜け空間に収
納された下段の廃棄容器で受け取ることができるため、
吹き抜け空間から廃棄容器を取り出す度に分注作業を停
止する必要がない。
【0042】従って本発明によれば、自動分注に際して
廃棄容器内に蓄積された使用済みディスポーザブルパー
ツを、分注作業を停止することなく廃棄することによ
り、短時間に多くの分注作業を実行することができるか
ら、自動分注時の作業効率を向上させることができると
共にオペレータにかかる負担の軽減を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、ディスポーザブルパーツの廃棄
処理装置を採用した主に免疫分析に用いられる自動分析
装置の全体構成を示す上面図である。
【図2】(a),(b)はそれぞれ、ディスポーザブル
パーツである分注ノズルおよびキュベットを例示する斜
視図である。
【図3】開閉扉が開放された状態における自動分析装置
の一部を図1の矢印d方向から廃棄処理装置に廃棄容器
を2段に収納した状態で示す正面図である。
【図4】(a),(b)はそれぞれ、開閉扉が開放され
た状態における自動分析装置の一部を図1の矢印d方向
から2つの廃棄処理装置から少なくとも1つの廃棄容器
を取り出した状態で示す正面図および、廃棄処理装置の
吹き抜け空間を上方から廃棄容器を収納した状態で示す
断面図である。
【図5】メイン廃棄容器およびリザーブ廃棄容器を示す
分解斜視図である。
【図6】吹き抜け空間からメイン廃棄容器およびリザー
ブ廃棄容器を一部引き出した状態を示す斜視図である。
【図7】メイン廃棄容器およびリザーブ廃棄容器を共通
化した実施形態であって、2つの廃棄処理装置の一方か
ら1つの廃棄容器を取り出した状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 サンプルラック 2 分注ノズル(ピペットチップ) 3 キュベット 100 自動分析装置 120 廃棄処理装置 130 廃棄口 131 ガイド通路 140 メイン廃棄容器 141 容器本体 141r 収納部 142 蓋体 142h 開口部 143,144 ガイド基部 145 把手 150 リザーブ廃棄容器 151r 収納部 155 把手 160 吹き抜け空間 161,162 ガイド CPU コントローラ Dp ディスポーザブルパーツ T1 純水タンク T2 洗浄液タンク P ポンプ S1,S2 有無センサ S3 光学センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動分注に際して使用したピペットチッ
    プや分析に使用したキュベット等のディスポーザブルパ
    ーツを廃棄するための自動分析装置におけるディスポー
    ザブルパーツの廃棄処理装置であって、 分注・分析後のディスポーザブルパーツを落下させる廃
    棄口と、この廃棄口の下側で落下させたディスポーザブ
    ルパーツを受け取る廃棄容器と、この廃棄容器を上下少
    なくとも2段に収納し個別に出し入れ可能にする吹き抜
    け空間とを備えることを特徴とする自動分析装置におけ
    るディスポーザブルパーツの廃棄処理装置。
  2. 【請求項2】 前記廃棄容器は、落下させたディスポー
    ザブルパーツを収納する収納部を有する容器本体と、こ
    の容器本体の収納部にディスポーザブルパーツを導入す
    るための開口部を有する蓋体とからなるものである請求
    項1に記載の廃棄処理装置。
  3. 【請求項3】 前記廃棄容器は、該廃棄容器を出し入れ
    するための把手を備えるものである請求項1または2に
    記載の廃棄処理装置。
  4. 【請求項4】 前記廃棄容器のうちの少なくとも一方
    は、前記吹き抜け空間に設けたガイドに沿って出し入れ
    可能な引き出し容器である請求項1乃至3のいずれか一
    項に記載の廃棄処理装置。
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