JP2001318018A - 差圧・圧力発信器 - Google Patents

差圧・圧力発信器

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JP2001318018A
JP2001318018A JP2000135631A JP2000135631A JP2001318018A JP 2001318018 A JP2001318018 A JP 2001318018A JP 2000135631 A JP2000135631 A JP 2000135631A JP 2000135631 A JP2000135631 A JP 2000135631A JP 2001318018 A JP2001318018 A JP 2001318018A
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Yutaka Doi
裕 土居
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アダプタ取付部材の内部やシールダイアフラ
ムの表面を確実に洗浄することができ、ゴミ等の異物を
除去する。 【解決手段】 発信器本体2の一側面にアダプタ取付部
材3を固定し、このアダプタ取付部材3に接液ダイアフ
ラム39を有する受圧アダプタ4を着脱可能に取付け
る。アダプタ取付部材3の連通孔27、シールダイアフ
ラム13の表側室29、受圧アダプタ4の導圧路41、
接液ダイアフラム39のダイアフラム室43に封入液4
4を封入用孔42から封入し、封止手段47によって封
止する。受圧アダプタ4の交換時には、アダプタ取付部
材3に設けた2つの洗浄用孔51,52に洗浄液を流す
ことにより、シールダイアフラム13の表面、連通孔2
7および表側室29を洗浄し、洗浄後に封止手段55に
よって封止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、差圧・圧力発信器
に関し、特に高温の被測定流体から発信器本体を離した
り腐食性の強い被測定流体からシールダイアフラムを保
護するために取付けられる受圧アダプタを備えた差圧・
圧力発信器に関する。
【0002】
【従来の技術】被測定流体の性質によっては差圧、圧力
発信器の標準的なダイアフラムでは腐食等の問題が起き
ることがあり、これを解決するために被測定流体の容
器、配管等にアダプタを介して発信器を取付け、このア
ダプタに設けた耐腐食性の接液ダイアフラムによって測
定圧を受け、その変位を圧力伝達媒体を介して発信器の
シールダイアフラムに伝えるようにしている。また、特
に高温の被測定流体から発信器を保護する場合も同様な
構造のアダプタを用いており、本発明においてはこのよ
うなアダプタを受圧アダプタと称する。
【0003】図2は受圧アダプタを備えた従来の差圧・
圧力発信器の断面図である。1は差圧・圧力発信器で、
発信器本体2とアダプタ取付部材3を備え、このアダプ
タ取付部材3に受圧アダプタ4を着脱可能に取付けてい
る。前記発信器本体2は、検出器ボディ5とヘッダー6
とからなり、検出器ボディ5の測定圧側と大気圧側の側
面に前記アダプタ取付部材3とカバー7がそれぞれ取付
けられている。
【0004】前記検出器ボディ5は、円板状の2つのボ
ディ5a,5bを電子ビーム溶接等によって一体的に接
合することにより形成したもので、前記アダプタ取付部
材3とは反対側の側面が大気圧側の側面8を形成し、こ
れとは反対側の側面が測定圧側の側面9を形成してい
る。また、これらの側面8,9には、大気圧側と測定圧
側のシールダイアフラム10,11が外周縁部を溶接さ
れることにより配設されている。シールダイアフラム1
0の大気圧Poを受ける受圧部と、シールダイアフラム
11の測定圧P1を受ける受圧部は、波形の襞が半径方
向に同心円状に形成されている。前記各側面8,9の前
記シールダイアフラム10,11の受圧部に対向する部
分は、前記受圧部と同形の波形の襞が半径方向に同心円
状に形成されることにより、過負荷時のダイアフラムの
着底面12,13をそれぞれ形成している。そして、各
シールダイアフラム10,11の受圧部と前記側面8,
9の着底面12,13との間に形成された隙間でダイア
フラム室19a,19bをそれぞれ形成している。前記
大気圧側のシールダイアフラム10は、前記カバー7に
よって覆われている。カバー7の下面側には、内外を連
通させる大気開放用溝16が形成されており、これによ
って大気圧Poを基準圧として前記大気圧側シールダイ
アフラム10の受圧部に導いている。
【0005】また、前記検出器ボディ5の内部中央に
は、ボディ5a,5bの接合面に設けた内室17を2つ
のボディ内室17A,17Bに仕切るセンターダイアフ
ラム18が外周縁部を溶接することによって配設されて
いる。そして、前記各シールダイアフラム10,11の
ダイアフラム室19a,19bと、前記各ボディ内室1
7A,17Bを連通させる封入回路20A,20Bが形
成されている。これらの封入回路20A,20Bには、
封入液封入用孔21a,21bから圧力伝達媒体である
プロピレングリコール、シリコーンオイル等の封入液2
2a,22bがそれぞれ封入されている。
【0006】前記ヘッダー6は、検出器ボディ5の外周
面に一体的に接合されており、内部に半導体圧力センサ
23と信号処理回路が組み込まれている。半導体圧力セ
ンサ23は、封入回路20C,20Dを仕切って設けら
れ、半導体ダイアフラム23aの表裏面に前記封入液2
2a,22bが前記封入回路20C,20Dを介して導
かれている。封入回路20C,20Dの一端は、前記ボ
ディ内室17A,17Bにそれぞれ連通している。な
お、24は前記封入液封入用孔21a,21bを封止す
るボール、25は止めねじで、これらによって封止手段
を形成している。
【0007】前記アダプタ取付部材3は、貫通孔からな
る連通孔27を有する異径の円柱体に形成され、大径部
3Aの背面が接合面を形成し前記検出器ボディ5の測定
圧側の側面9に溶接によって固定されることにより、測
定圧側のシールダイアフラム11を覆っている。連通孔
27は、一端がアダプタ取付部材3の背面側に開口する
ことにより前記シールダイアフラム11の表面側の室、
すなわちシールダイアフラム11の表面とアダプタ取付
部材3の背面との間に形成された表側室29に連通し、
シールダイアフラム11と対向している。一方、他端は
アダプタ取付部材3の先端面に開口することにより大気
開放側開口端を形成している。アダプタ取付部材3の小
径部3Bは、前記受圧アダプタ4の接続部を形成するも
ので、外周に雄ねじ30が形成され受圧アダプタ4がシ
ール部材31を介して螺合している。
【0008】前記受圧アダプタ4は、先端側外周面にフ
ランジ32を一体に有する円筒体に形成され、このフラ
ンジ32が被測定流体34を収納する密閉タンクの圧力
取出口35にシール部材36を介して密接され、クラン
プ装置37によって固定されている。また、受圧アダプ
タ4の前記圧力取出口35との接合面には耐腐食性の接
液ダイアフラム39が外周部を溶接されることにより配
設されている。この接液ダイアフラム39の前記被測定
流体34の圧力P1を受ける受圧部は、波形の襞が半径
方向に同心円状に形成され、この受圧部と受圧アダプタ
4との間に形成された隙間でダイアフラム室43を形成
されている。さらに、受圧アダプタ4の前記圧力取出口
35との接合面で前記接液ダイアフラム9の受圧部と対
向する面も、同形の波形の襞が半径方向に同心円状に形
成されることにより、着底面38を形成している。
【0009】また、前記受圧アダプタ4は、背面側に前
記アダプタ取付部材3の雄ねじ30が螺合するねじ孔4
0を有し、内部には導圧路41と封入用孔42が形成さ
れている。導圧路41は、一端が前記接液ダイアフラム
39のダイアフラム室43に連通し、他端が前記ねじ孔
30に開口して前記アダプタ取付部材3の連通孔27の
大気開放側である他端開口部に連通し、封入液44が封
入されている。封入用孔42は、一端が大気開放し、他
端が前記導圧路41に連通している。前記封入用孔42
から導圧路41に封入される封入液44は、前記ダイア
フラム室43、連通孔27およびシールダイアフラム1
1の表側室29にも封入される。封入液44の封入に際
しては、受圧アダプタ4をアダプタ取付部材3に取付け
た後、真空ポンプによって前記封入用孔42、導圧路4
1、ダイアフラム室43、連通孔27および表側室29
を排気して真空にした状態で行なわれ、封入が終了する
とボール45、止めねじ46等からなる封止手段47に
よって封止される。
【0010】このような受圧アダプタ4を備えた大気圧
基準型の差圧・圧力発信器1において、大気圧側のシー
ルダイアフラム10と接液ダイアフラム39に大気圧P
oと被測定流体34の圧力P1をそれぞれ導くと、これ
らのダイアフラム10,39はその圧力に応じて変位す
る。これらのダイアフラム10,39の変位は圧力P1
と大気圧Poの差圧(P1−Po)に比例する。シール
ダイアフラム10の変位は、封入液22aを介してセン
ターダイアフラム18に伝達される。一方、接液ダイア
フラム39の変位は、封入液44を介してシールダイア
フラム11に伝達される。このため、シールダイアフラ
ム11も変位し、このシールダイアフラム11の変位が
さらに封入液22bを介してセンターダイアフラム18
に伝達される。これによってセンターダイアフラム18
は差圧(P1ーPo)に応じて変位し、この変位が封入
液22a,22bを介して半導体圧力センサ23の半導
体ダイアフラム23aに伝達される。したがって、半導
体ダイアフラム23aは差圧(P1−Po)に応じて歪
み、その歪量が電気信号に変換されて取り出されること
により、被測定流体34の液面高さ、タンク内圧等が測
定される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の差圧・
圧力発信器1は、標準品として製造された発信器本体2
に対してアダプタ取付部材3を溶接によって固定し、こ
のアダプタ取付部材3に対して受圧アダプタ4を着脱可
能に取付けることにより、圧力取出口35の口径に適合
するサイズの受圧アダプタ4の取付けを可能にしてい
る。このため、アダプタ取付部材3および受圧アダプタ
4への封入液44の封入は、当然のことながら受圧アダ
プタ4をアダプタ取付部材3に取付けた後に行われる。
その場合、接液ダイアフラム39の腐食、破損(密閉タ
ンクの洗浄時に生じ易い)等によって受圧アダプタ4を
新しいものと交換するときは、被測定流体34が接液ダ
イアフラム39の破損または腐食箇所からダイアフラム
室43、導圧路41、さらには連通孔27を通ってシー
ルダイアフラム11の表側室29にまで侵入するおそれ
がある。特に、表側室29に一旦侵入してしまうと抜き
取ることが難しく、またゴミ等の異物がアダプタ取付部
材3の内部に侵入し、表側室29に堆積したり、シール
ダイアフラム11の表面に付着すると、測定誤差の要因
となるので、新しい封入液44を封入する前にアダプタ
取付部材3の内部、シールダイアフラム11の表面およ
び表側室29を洗浄する必要がある。しかしながら、従
来は封入用孔42を受圧アダプタ4にのみ形成している
ため、受圧アダプタ4の交換時にこの封入用孔42を利
用してアダプタ取付部材3の内部、シールダイアフラム
11の表面および表側室29を洗浄することができず、
差圧・圧力発信器1自体も新しいものと交換する必要が
あり、不経済であるという問題があった。
【0012】本発明は上記した従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、アダプ
タ取付部材の内部や測定圧側のシールダイアフラムの表
面を確実に洗浄することができ、ゴミ等の異物を確実に
除去し得るようにした差圧・圧力発信器を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、大気圧側の側面と測定圧側の側面にそ
れぞれ取付けられた大気圧側と測定圧側のシールダイア
フラムと、内部に封入回路を仕切って組み込まれた圧力
センサを有する発信器本体と、この発信器本体の測定圧
側の側面に測定圧側シールダイアフラムを覆うように取
付けられるアダプタ取付部材とを備え、被測定流体の圧
力を受ける接液ダイアフラムと、一端が前記接液ダイア
フラムのダイアフラム室に連通し他端が前記アダプタ取
付部材の連通孔を介して前記測定圧側シールダイアフラ
ムの表側室に連通し封入液が封入される導圧路とを有す
る受圧アダプタを前記アダプタ取付部材に着脱可能に取
付けた差圧・圧力発信器において、前記アダプタ取付部
材に一端が大気開放し他端が前記測定圧側シールダイア
フラムに対向するように前記発信器本体との接合面に開
口する洗浄用孔を形成し、この洗浄用孔の大気開放側開
口部を封止手段によって封止したものである。
【0014】第2の発明は上記第1の発明において、洗
浄用孔が少なくとも2つで、そのうちのいずれか一方の
洗浄用孔の他端側開口部を異物の溜まり易い箇所に開口
させたものである。
【0015】本発明においては、洗浄用孔をアダプタ取
付部材に設けているので、受圧アダプタを取付ける前に
この洗浄用孔を利用してアダプタ取付部材の連通孔、測
定圧側シールダイアフラムの表面および表側室を確実に
洗浄することができる。そして、この洗浄用孔の大気開
放側開口端は、アダプタ取付部材の洗浄後に封止手段に
よって封止されることにより封入液の封入を可能にす
る。洗浄用孔が少なくとも2つであると、その一方を洗
浄液供給口とし、他方を洗浄液吐出口とすることがで
き、洗浄が容易である。また、連通孔も洗浄用孔として
用いることができる。さらに、いずれか一方が異物の溜
まり易い箇所に開口しているので、異物を確実に除去で
き、洗浄が全体的に均一に行える。異物の溜まり易い箇
所としては、測定圧側シールダイアフラムとアダプタ取
付部材との間に形成されている表側室の下方部分が考え
られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る差
圧・圧力発信器の一実施の形態を示す断面図である。な
お、従来技術の欄で示した構成部材と同一のものについ
ては同一の符号をもって示し、その説明を適宜省略す
る。
【0017】図1において、差圧・圧力発信器1は、発
信器本体2と、この発信器本体2の一側面に溶接によっ
て固定されたアダプタ取付部材3とを備え、このアダプ
タ取付部材3に受圧アダプタ4が螺合によって着脱可能
に取付けられている。発信器本体2は、検出器ボディ
5、ヘッダー6およびカバー7を備え、検出器ボディ5
の大気圧側の側面8と測定圧側の側面9に大気圧側と測
定圧側のシールダイアフラム10,11がそれぞれ取付
けられ、内部中央にはセンターダイアフラム18が配設
されている。受圧アダプタ4は、接液ダイアフラム39
を有し、内部には封入液44が封入された導圧路41
と、この導圧路41に連通する封入用孔42が形成さ
れ、この封入用孔42をボール45と止めねじ46とか
らなる封止手段47によって封止している。なお、この
ような発信器本体2と受圧アダプタ4は、図2に示した
従来の発信器本体2、受圧アダプタ4と全く同一である
ため、これ以上の説明を省略する。
【0018】前記アダプタ取付部材3は、内部中央に貫
通孔からなる連通孔27を有する異径の円筒体に形成さ
れることにより、大径部3Aと小径部3Bを備え、大径
部3Aが前記検出器ボディ5の測定圧側の側面9に溶接
によって固定されることにより測定圧側のシールダイア
フラム11を覆っており、小径部3Bに受圧アダプタ4
が螺合によって着脱可能に取付けられている。さらに、
前記大径部3Aの内部には、アダプタ取付部材3の洗浄
時に用いられる2つの洗浄用孔51,52が形成されて
おり、この点で図2に示した従来のアダプタ取付部材3
と構造が異なっている。
【0019】前記2つの洗浄用孔51,52は、その一
端が大径部3Aの裏面側である発信器本体2との接合面
にそれぞれ開口することによりシールダイアフラム11
の表側室29と連通し、他端が大径部3Aの表面側に開
口することにより大気開放側開口部を形成し、前記封入
用孔42と同様にボール53と止めねじ54とからなる
封止手段55によってそれぞれ封止されている。このよ
うな洗浄用孔51,52は、シールダイアフラム11と
表側室29の洗浄効果を高めるために大径部3Aの上方
側と下方側にそれぞれ形成されることが望ましく、また
上方側の洗浄用孔51を洗浄液供給口とし、下方側の洗
浄用孔52を洗浄液吐出口として用いることが好まし
い。そして、これらの洗浄用孔51,52は、通常時に
おいて前記封止手段55によって封止されており、接液
ダイアフラム39の破損、腐食等により受圧アダプタ4
がアダプタ取付部材3から取り外されたとき、アダプタ
取付部材3の洗浄のために封止手段55が取り外され、
洗浄液が供給されるように構成されている。
【0020】このような構造からなる差圧・圧力発信器
において、接液ダイアフラム39が破損したり腐食する
と、受圧アダプタ4を交換する必要がある。接液ダイア
フラム39が破損したり腐食すると、被測定流体34が
その破損または腐食箇所から受圧アダプタ4さらにはア
ダプタ取付部材3の内部に侵入するため、アダプタ取付
部材3の内部を洗浄する必要がある。そこで、受圧アダ
プタ4をアダプタ取付部材3から取り外した後、封止手
段55を取り外して洗浄用孔51,52を開き、上方側
の洗浄用孔51から洗浄液を供給し、連通孔27および
下方側の洗浄用孔52から吐出させることにより、アダ
プタ取付部材3の連通孔27、シールダイアフラム11
の表面および表側室29を洗浄することができる。この
場合、表側室29の下部は異物が溜まり易い箇所である
ため、下方側の洗浄用孔52を表側室29の下部に連通
させておくと、表側室29に溜まった異物を確実に排出
することができ、洗浄効果を高めることができる。ま
た、差圧・圧力発信器1はアダプタ取付部材3を洗浄す
ることにより再利用することができるので、経済的であ
る。
【0021】洗浄が終了した後、洗浄用孔51,52を
封止手段55によって再び封止し、新しい受圧アダプタ
4をアダプタ取付部材3の小径部3Bに取付け、この新
しい受圧アダプタ4とアダプタ取付部材3の内部に封入
液44を封入する。この場合、例えば洗浄用孔52と新
しい受圧アダプタ4の封入用孔42を利用して封入液4
4を封入すれば、アダプタ取付部材3と受圧アダプタ4
の内部を真空ポンプによってわざわざ真空引きしなくて
も封入することが可能である。
【0022】なお、上記した実施の形態においては、ア
ダプタ取付部材3に2つの洗浄用孔51,52を形成し
た例を示したが、洗浄時には連通孔27も洗浄用孔とし
て用いられるので、洗浄用孔は1つであってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る差圧・
圧力発信器は、発信器本体と受圧アダプタを接続するア
ダプタ取付部材に、一端が大気開放し他端が測定圧側の
シールダイアフラムに対向するように前記発信器本体と
の接合面に開放する洗浄用孔を形成し、この洗浄用孔の
大気開放側開口部を封止手段によって封止したので、受
圧アダプタの交換時に封止手段を外すと、アダプタ取付
部材の内部、測定圧側シールダイアフラムの表面および
表側室を良好に洗浄することができ、連通孔や測定圧側
シールダイアフラムの表面に付着したり、表側室に堆積
している異物を確実に除去することができる。したがっ
て、発信器自体は新しいものと交換する必要がなく、経
済的である。また、アダプタ取付部材に洗浄用孔を形成
するだけでよいので、従来のアダプタ取付部材を簡単に
改造することができる。さらに、本発明は洗浄用孔を少
なくとも2つ設け、その一方の一端を異物の溜まり易い
箇所に開口させているので、異物をより確実に除去する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る差圧・圧力発信器の一実施の形
態を示す断面図である。
【図2】 受圧アダプタを備えた従来の大気圧基準型差
圧・圧力発信器の断面図である。
【符号の説明】
1…差圧・圧力発信器、2…発信器本体、3…アダプタ
取付部材、4…受圧アダプタ、5…検出器ボディ、8,
9…側面、10,11…シールダイアフラム、18…セ
ンターダイアフラム、23…半導体圧力センサ、27…
連通孔、29…表側室、34…被測定流体、39…接液
ダイアフラム、41…導圧路、43…ダイアフラム室、
44…封入液、42…封入用孔、51,52…洗浄用
孔、55…封止手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気圧側の側面と測定圧側の側面にそれ
    ぞれ取付けられた大気圧側と測定圧側のシールダイアフ
    ラムと、内部に封入回路を仕切って組み込まれた圧力セ
    ンサを有する発信器本体と、この発信器本体の測定圧側
    の側面に測定圧側シールダイアフラムを覆うように取付
    けられるアダプタ取付部材とを備え、被測定流体の圧力
    を受ける接液ダイアフラムと、一端が前記接液ダイアフ
    ラムのダイアフラム室に連通し他端が前記アダプタ取付
    部材の連通孔を介して前記測定圧側シールダイアフラム
    の表面側の室に連通し封入液が封入される導圧路とを有
    する受圧アダプタを前記アダプタ取付部材に着脱可能に
    取付けた差圧・圧力発信器において、 前記アダプタ取付部材に一端が大気開放し他端が前記測
    定圧側シールダイアフラムに対向するように前記発信器
    本体との接合面に開口する洗浄用孔を形成し、この洗浄
    用孔の大気開放側開口部を封止手段によって封止したこ
    とを特徴とする差圧・圧力発信器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の差圧・圧力発信器におい
    て、 洗浄用孔が少なくとも2つで、そのうちのいずれか一方
    の洗浄用孔の他端側開口部を異物の溜まり易い箇所に開
    口させたことを特徴とする差圧・圧力発信器。
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DE102021133183A1 (de) 2021-12-15 2023-06-15 Endress+Hauser SE+Co. KG Relativdruckmessaufnehmer zur Bestimmung eines ersten Drucks eines Mediums

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