JP2001317912A - 電子部品の製造方法 - Google Patents

電子部品の製造方法

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JP2001317912A
JP2001317912A JP2000142277A JP2000142277A JP2001317912A JP 2001317912 A JP2001317912 A JP 2001317912A JP 2000142277 A JP2000142277 A JP 2000142277A JP 2000142277 A JP2000142277 A JP 2000142277A JP 2001317912 A JP2001317912 A JP 2001317912A
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Masahiro Sugano
雅浩 菅野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電子部品の製造方法に関し、例え
ばリチウムイオン筒型セルの製造工程に適用して、従来
に比してタブ等の突起の位置決め精度を向上することが
できるようにする。 【解決手段】 本発明は、突起2により遮られるよう
に、突起の幅より幅広の光束による検出光Lを送出し、
この検出光Lの受光光量に基づいて相対回転を停止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品の製造方
法に関し、例えばリチウムイオン筒型セルの製造工程に
適用することができる。本発明は、タブ等の突起により
遮られるように、突起の幅より幅広の光束による検出光
を送出し、この検出光の受光光量に基づいて相対回転を
停止することにより、従来に比して突起の位置決め精度
を向上することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、リチウムイオン筒型セルの製造工
程は、円筒形状の負極缶に電極体を収納した後、所定の
位置決め機構によりこの電極体のタブを位置決めし、こ
のタブに安全弁を溶接するようになされている。
【0003】すなわち電極体は、正極シート材、セパレ
ータ、負極シート材の積層体を巻回して円柱形状に作成
され、この円柱形状による両側端面より正極シート材及
び負極シート材に接続されたタブが突出するように形成
される。タブ2は、例えばアルミニウム等による薄板材
により形成される。図7に示すように、このうち正極側
のタブ2は、負極缶3に電極体を収納にした際に、負極
缶3の中心軸上より偏心した位置で、負極缶3の端面よ
り突出するように形成される。安全弁4は、内部ガスを
一次的に放出して内部圧力の異常な増大を防止するため
に配置され、リチウムイオン筒型セルでは、この安全弁
4を介して正極側のタブ2と正極端子とが接続される。
【0004】図8は、このタブの位置決め機構の説明に
供する斜視図及び平面図である。リチウムイオン筒型セ
ルの製造工程は、この位置決め機構5によるステーショ
ンでタブ2を位置決めした後、続くステーションで安全
弁4をレーザー溶接する。ここでこの位置決め機構5
は、タブ2の位置が続く安全弁4の溶接に適した位置と
なるように、電極体を収納した負極缶(以下負極缶アッ
センブリと呼ぶ)6を回転させて位置決めする。このた
めこの位置決め機構5において、駆動機構7は、制御装
置8の制御により、矢印Aにより示すように、負極缶ア
ッセンブリ6の中心軸を回転中心にして、所定方向に負
極缶アッセンブリ6を高速度で回転させる。
【0005】位置決め機構5は、この回転中心を間に挟
むように、1組の透過型センサー9A及び9Bが配置さ
れ、この1組の透過型センサー9A及び9Bによりタブ
2の位置を検出する。すなわち透過型センサー9Aは、
赤外線によるレーザー光LAを出射する送光部9AA
と、このレーザー光LAを受光する受光部9ABとによ
り構成される。また同様に、透過型センサー9Bは、赤
外線によるレーザー光LBを出射する送光部9BAと、
このレーザー光LBを受光する受光部9BBとにより構
成される。
【0006】透過型センサー9A及び9Bは、負極缶ア
ッセンブリ6の回転によりタブ2が移動すると、順次レ
ーザー光LA及びLBの光路をタブ2が遮るように、ま
たレーザー光LA及びLBの光路がほぼ平行となるよう
に配置され、これによりタブ2が所定の位置決め位置
(図8(B)の位置)に位置決めされる場合、この図8
に示す配置では、その直前で、始めにレーザー光LAの
光路が遮られた後、続いてレーザー光LBの光路が遮ら
れるようになされている。
【0007】これにより位置決め機構5は、図示しない
信号処理回路を介して受光部9AB及び9BBの受光結
果を制御装置8により監視し、この監視結果に基づいて
駆動機構7を駆動することにより、タブ2を位置決めす
るようになされている。なお、位置決め機構5において
は、このような透過型センサー9A及び9Bに代えて、
反射型センサーにより位置検出する場合もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような位
置決めの後の安全弁4のレーザー溶接は、図9に示すよ
うに、例えば3〔mm〕幅のタブ2に、直径1〔mm〕
による円形形状のレーザー痕が1〔mm〕間隔で作成さ
れるように実行される。これに対して先の位置決め機構
5における位置決めにおいては、このようなレーザー溶
接箇所に対するタブ2の位置が0.5〜1〔mm〕程度
ずれている場合でも、このずれを検出することが困難
で、結局、位置決め精度が劣る問題があった。
【0009】すなわち安全弁においては、このような直
径1〔mm〕による円形形状のレーザー痕を4箇所作成
するようにレーザー溶接する場合、タブ2の位置ずれ
は、左右で0.5〔mm〕許容されることになり、これ
以上位置ずれすると、溶接箇所の面積が位置ずれした
分、少なくなる。このように溶接箇所の面積が少なくな
ると、十分な強度を確保することが困難になり、溶接の
面積が甚だしく少なくなると、安全弁4がタブ2から外
れてしまう場合もある。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、このように略柱形状の半完成品の端面より突出する
タブ等の突起を精度良く位置決めすることができる電子
部品の製造方法を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1の発明においては、平板形状の突起を位置決
めする位置決めのステップと、位置決めされた半完成品
を加工する加工のステップとを有する電子部品の製造方
法に適用して、この位置決めのステップが、相対回転に
より突起で遮られるように、突起の幅より幅広の光束に
よる検出光を送出し、この検出光の受光光量に基づいて
相対回転を停止することにより、突起を位置決めする。
【0012】また請求項4の発明においては、平板形状
の突起を位置決めする位置決めのステップと、位置決め
された半完成品を加工する加工のステップとを有する電
子部品の製造方法に適用して、位置決めのステップを、
大まかな位置決めによる粗位置決めのステップと、突起
を細かく位置決めする微位置決めのステップとにより形
成し、この微位置決めのステップが、相対回転により突
起で遮られるように、突起の幅より幅広の光束による検
出光を送出し、この検出光の受光光量に基づいて相対回
転を停止することにより、突起を位置決めする。
【0013】請求項1の構成によれば、突起が平板形状
であることにより、相対回転により突起の面が検出光の
光路と垂直になったとき、検出光を最も大きな面積によ
り遮ることになり、また検出光を最も大きな面積により
反射することになる。これに対して突起の面が検出光の
光路と平行になったとき、検出光を最も小さな面積によ
り遮ることになり、また検出光を最も小さな面積により
反射することになる。これによりこのように遮られ、ま
たは反射される検出光の受光光量においては、相対回転
により連続的な変化を呈し、これにより従来方法による
単に遮光するか否かの判定による位置決めに比して、格
段的に位置決め精度を向上することができる。
【0014】これにより請求項4の構成においては、粗
位置決めのステップにより大まかに位置決めした後、こ
のような位置決めにより位置決めして、短時間で高い精
度ににより位置決めすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0016】(1)実施の形態の構成 図2は、この実施の形態に係るリチウムイオン筒型セル
の製造工程を示すフローチャートである。リチウムイオ
ン筒型セルの製造工程は、負極缶アッセンブリ工程にお
いて、所定のアッセンブリ工程で作成された電極体を負
極缶に収納して負極缶アッセンブリが作成される。さら
に続く粗位置決め工程において、所定のステーションで
大まかにタブが位置決めされた後、続くステーションに
搬送され、この続くステーションによる微位置決め工程
において、タブが細かく位置決めされる。さらに続くレ
ーザー溶接のステーションにおいて、このように位置決
めされたタブに安全弁がレーザー溶接される(図9参
照)。この製造工程は、続くPTC素子アッセンブリ、
正極端子板アッセンブリ、封止工程(図中、正極アッセ
ンブリ、封止工程と記載する)において、この安全弁に
正極等をアッセンブリすると共に、電解質を注入して封
止し、これによりリチウムイオン筒型セルを作成する。
【0017】図3は、図8との対比によりこの粗位置決
め工程に適用される粗位置決め機構を示す斜視図及び平
面図である。この図3に示す構成において、粗位置決め
機構21は、透過型センサー9A及び9Bの位置、制御
装置8に代えて制御装置22が適用される点を除いて、
図8の位置決め機構5と同一に構成される。
【0018】すなわち透過型センサー9A及び9Bは、
負極缶アッセンブリ6の回転によりタブ2で順次遮られ
るように、タブ2の幅に比して幅狭の光束によるレーザ
ー光LA、LBをそれぞれ送光部9AA、9BAより出
射し、それぞれ受光部9AB及び9BBによりこのレー
ザー光LA、LBを受光する。透過型センサー9A及び
9Bは、従来の位置決め機構5に比して、負極缶アッセ
ンブリ6の回転方向の上流側にて順次レーザー光LA、
LBがタブ2により遮られるように、この図3におい
て、位置決めの基準に対して全体が半時計方向に変位し
た位置に配置されるようになされている。これによりこ
の粗位置決め機構21においては、正しい位置決め位置
の手前の位置にて、粗位置決めできるように構成され、
その分続く微位置決めおいて、短い処理時間により精度
良く位置決めできるようになされている。
【0019】制御装置22は、例えばコンピュータによ
り構成され、所定の信号処理回路を介して受光部9A
B、9BBの受光結果を受け、この受光結果を基準にし
た図4に示す処理手順の実行によりタブ2を位置決めす
る。
【0020】すなわち制御装置22は、この負極缶アッ
センブリ6がこのステーションに搬送されると、ステッ
プSP1からステップSP2に移り、高速度による負極
缶アッセンブリ6の回転を開始する(図4(A))。続
いて制御装置22は、ステップSP3に移り、ここで負
極缶アッセンブリ6の回転方向の上流側に受光部9AB
が配置された透過型センサー9Aにおいて、レーザー光
LAが遮光されたか否か判断し、ここで否定結果が得ら
れると、ステップSP3を繰り返す。これに対して図4
(B))により示すように、位置決めの基準位置にタブ
2が接近すると、始めにこの上流側の透過型センサー9
Aにおいて、レーザー光LAが遮光されることにより、
制御装置22は、ステップSP3からステップSP4に
移る。
【0021】ここで制御装置22は、下流側に受光部9
BBが配置された透過型センサー9Bにおいて、レーザ
ー光LBが遮光されたか否か判断し、ここで否定結果が
得られると、ステップSP4を繰り返す。これに対して
ステップSP4において肯定結果が得られると(図4
(C))、ステップSP5に移り、負極缶アッセンブリ
6の回転を停止した後(図4(D))、ステップSP6
に移ってこの処理手順を終了する。
【0022】これにより制御装置22は、レーザー光L
A、LBを遮る順序とタイミングにより、種々の角度に
よりこのステーションに供給される負極缶アッセンブリ
6を一様な向きに回転させて位置決めし、続く微位置決
めのステーションに供給するようになされている。
【0023】図1は、この続く微位置決めのステーショ
ンで使用される微位置決め機構を示す斜視図及び平面図
である。ここで微位置決め機構31は、負極缶アッセン
ブリ6の回転によりタブ2遮られるように、タブ2の幅
より幅広の光束によるレーザー光Lを送出し、このレー
ザー光Lの受光光量に基づいて負極缶アッセンブリ6の
回転を停止することにより、タブ2を位置決めする。
【0024】すなわち位置決め機構31において、駆動
機構32は、制御装置33の制御により、矢印Bにより
示すように、負極缶アッセンブリ6の中心軸を回転中心
にして、所定方向に負極缶アッセンブリ6を低速度で回
転させる。
【0025】位置決め機構31は、この回転中心を間に
挟むように、透過型センサー34が配置される。すなわ
ち透過型センサー34は、赤外線によるレーザー光Lを
所定のビーム幅により出射する送光部34Aと、このレ
ーザー光Lを受光する受光部34Bとにより構成され
る。透過型センサー34は、これら送光部34Aと受光
部34Bとが負極缶アッセンブリ6を間に挟むように配
置され、3〔mm〕であるタブ2の幅より幅広の幅5
〔mm〕のビーム幅により送光部34Aから平行光線に
よるレーザー光Lが出射される。また透過型センサー3
4は、タブ2が位置決め位置に配置された場合に、タブ
2がレーザー光Lを垂直に遮光するように配置される。
また上方より見たタブ2の中心より延長する垂線が、ほ
ぼレーザー光Lの光軸と一致するように、すなわち上方
より見て、レーザー光を光束のほぼ中心で遮光してこの
光束より横方向にタブ2が飛び出さないように、配置さ
れる。
【0026】これにより図6に示すように、位置決め機
構31において、透過型センサー34は、レーザー光L
の遮光位置、光量分布により、タブ2が位置決め位置に
配置された場合に、最も大面積により、レーザー光束の
最も光量分布の大きな部位を遮光し、これにより受光部
34Bで検出されるレーザー光の光量が最も少なくなる
ようになされている。また例えば一点鎖線により示すよ
うに、位置決め位置の直前に位置する場合にあっては、
レーザー光Lの光束の中心より変位した位置で、斜めに
傾いて少ない投影面積により遮光することにより、位置
決め位置に配置された場合に比して、受光部34Bで検
出されるレーザー光の光量が増大するようになされてい
る。
【0027】透過型センサー34において、受光部34
Bは、このようにして変化するレーザー光Lの光量を検
出し、その光量検出結果を制御装置33に出力する。
【0028】制御装置33は、例えばコンピュータによ
り構成され、この光量検出結果を基準にした図5に示す
処理手順の実行によりタブ2を細かく位置決めする。
【0029】すなわち制御装置33は、負極缶アッセン
ブリ6がこのステーションに搬送されると、ステップS
P11からステップSP12に移り、低速度による負極
缶アッセンブリ6の回転を開始する(図5(A))。続
いて制御装置33は、ステップSP13に移り、ここで
受光部34Bで検出されるレーザー光Lの光量が正しく
位置決めされた場合の光量となったか否か判断し、ここ
でここで否定結果が得られると、ステップSP13を繰
り返す。
【0030】これにより制御装置33は、高速度で大ま
かに位置決めされたタブ2が、本来の正しい位置決め位
置に移動するまで、ステップSP13の処理手順を繰り
返す(図5(B))。さらにステップSP13におい
て、肯定結果が得られると、ステップSP14に移り、
負極缶アッセンブリ6の回転を停止した後、続くレーザ
ー溶接工程に負極缶アッセンブリ6を送出し、ステップ
SP15でこの処理手順を終了する。
【0031】(2)実施の形態の動作 以上の構成において、リチウムイオン筒型セルの製造工
程は(図2)、前工程で作成された負極缶アッセンブリ
6を粗位置決め工程で大まかに位置決めし、微位置決め
工程において細かく位置決めした後、タブ2に安全弁4
をレーザー溶接し、所定の工程を経てリチウムイオン筒
型セルを作成する。
【0032】リチウムイオン筒型セルの製造工程は、こ
の粗位置決め工程が大まかな位置決めであることによ
り、高速度で位置決めし、続く微位置決め工程で、粗位
置決め工程と同じ時間配分により負極缶アッセンブリ6
をゆっくりと回転させて細かく位置決めできるようにな
され、これにより工程全体として適切な時間配分により
リチウムイオン筒型セルを製造できるようになされてい
る。
【0033】このような粗位置決め工程においては(図
3及び図4)、負極缶アッセンブリ6を回転させ、この
負極缶アッセンブリ6の回転中心を間に挟むように配置
された透過型センサー9A及び9Bにおいて、それぞれ
タブ2によりレーザー光LA及びLBの遮光が検出され
る。粗位置決め工程においては、この遮光のタイミング
と順序により、透過型センサー9A及び9Bの受光部9
AB及び9BB側であって、正しい位置決めの手前の箇
所に、タブ2を粗い精度により位置決めする。
【0034】このように手前の箇所に粗く位置決めした
ことより、この製造工程においては、続いて微小角度だ
け回転させてタブ2を位置決めすることができ、これに
よっても全体の構成のバランスを乱すことなくゆっくり
と負極缶アッセンブリ6を回転させて、精度良く位置決
めできるようになされている。
【0035】かくするにつき続く微位置決め工程では
(図1、図5及び図6)、負極缶アッセンブリの回転に
よりタブ2で遮られるように、タブ2の幅より幅広の平
行光束によるレーザー光を送出し、このレーザー光の受
光光量に基づいて負極缶アッセンブリ6の回転が停止さ
れ、これにより所定の位置にタブ2が位置決めされる。
すなわちこのようにタブ2の幅より幅広い平行光束によ
るレーザー光を送出し、負極缶アッセンブリの回転によ
りこのレーザー光をタブ2で遮るようにすると、タブ2
の面がレーザー光の光路と垂直になったとき、検出光を
最も大きな面積により遮ることになり、またレーザー光
を最も大きな面積により反射することになる。
【0036】この場合、受光部34Bで検出されるレー
ザー光の光量においては、負極缶アッセンブリ6の回転
により傾き、変移するタブ2の位置に応じて連続的に変
化することになる。これによりこの実施の形態では、単
にレーザー光LA及びLBの遮光により位置決めする場
合に比して、高い精度により位置決めすることができ
る。
【0037】これにより微位置決め工程では、受光部3
4Bにおいて検出される光量が、正しい位置決めの位置
における光量となると、負極缶アッセンブリ6の回転が
停止されて続くレーザー溶接工程に搬出され、これによ
り精度良く安全弁をレーザー溶接することができる。
【0038】(3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、タブ2により遮られるように、タ
ブ2の幅より幅広の光束によるレーザー光を送出し、こ
のレーザー光の受光光量に基づいて負極缶アッセンブリ
6の回転を停止することにより、従来に比してタブ2の
位置決め精度を向上することができる。
【0039】またこのような位置決めの前に、大まかな
位置決めを実行することにより、全体としてバランスの
取れた工程とすることができる。
【0040】またこのような大まかな位置決めを、最終
的な位置決めの手前とすることにより、続く精度の高い
位置決めを短い時間で完了でき、これによっても全体と
してバランスの取れた工程とすることができる。
【0041】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、位置決めの位置で最
も光量が少なくなるように設定する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えば光量が最も少なくな
る手前で位置決めするようにしてもよい。なおこの場
合、何ら遮光しない場合における光量と遮光した場合と
の光量比が所定値になった場合に回転を停止することに
より、位置決めすることができる。
【0042】また上述の実施の形態においては、透過光
の光量を基準にして位置決めする場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、反射光の光量を基準にして
位置決めする場合にも広く適用することができる。
【0043】また上述の実施の形態においては、センサ
ーの受光部側にタブを位置決めする場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、送光部側にタブを位置決め
する場合にも広く適用することができる。
【0044】また上述の実施の形態においては、2本の
レーザー光の遮光のタイミングと順序とにより粗位置決
めする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
例えばタブ2が負極缶アッセンブリ6の中心に配置され
て何れの側からも安全弁を溶接可能な場合等にあって
は、1本のレーザー光の遮光のタイミングにより粗位置
決めしてもよい。
【0045】また上述の実施の形態においては、3〔m
m〕幅のタブ2に対して5〔mm〕幅のレーザー光を照
射して微位置決めする場合について述べたが、本発明は
これに限らず、要は、タブの幅より幅広の光束によるレ
ーザー光を使用して上述の実施の形態と同様の効果を得
ることができる。
【0046】また上述の実施の形態においては、負極缶
アッセンブリを回転させて位置決めする場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、透過型センサー34側
の回転により位置決めしてもよい。なおこの場合、この
透過型センサー34側の回転に応じて続くレーザー溶接
の機構を回転させる場合、さらには続くレーザービーム
の工程で負極缶アッセンブリを回転させる場合等が考え
られる。
【0047】また上述の実施の形態においては、レーザ
ー光を使用して位置決めする場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、発光ダイオードより出射される光
等、種々の光源による光を広く適用することができる。
【0048】また上述の実施の形態においては、円柱形
状による電池セルを作成する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、角型等の種々の形状による電池セ
ルを位置決めする場合、さらには電池セルに限らず、コ
ンデンサ等の種々の電子部品の製造工程において、半完
成品を位置決めして加工する場合に広く適用することが
できる。
【0049】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、突起によ
り遮られるように、突起の幅より幅広の光束による検出
光を送出し、この検出光の受光光量に基づいて相対回転
を停止することにより、従来に比して突起の位置決め精
度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る製造工程に適用され
る微位置決め機構を示す斜視図及び平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る製造工程を示すフロ
ーチャートである。
【図3】図2の製造工程の粗位置決め装置を示す斜視図
及び平面図である。
【図4】図3の粗位置決め機構における制御装置の処理
手順を示すフローチャートである。
【図5】図1の微位置決め機構における制御装置の処理
手順を示すフローチャートである。
【図6】図6の微位置決め機構の動作の説明に供する略
線図である。
【図7】負極缶アッセンブリの加工を示す側面図であ
る。
【図8】従来の位置決め機構を示す斜視図及び平面図で
ある。
【図9】図7のタブのレーザー溶接の説明に供する平面
図である。
【符号の説明】
2……タブ、3……負極缶、4……安全弁、5……位置
決め機構、6……負極缶アッセンブリ、7……駆動機
構、8、22、33……制御装置、9A、9B、34…
…センサー、21……粗位置決め機構、31……微位置
決め機構

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略柱形状の半完成品の端面より突出する平
    板形状の突起が所定位置となるように、所定の検出機構
    と前記半完成品とを相対回転させて前記突起を位置決め
    する位置決めのステップと、 前記位置決めのステップにより位置決めされた前記半完
    成品を加工する加工のステップとを有する電子部品の製
    造方法において、 前記位置決めのステップが、 前記相対回転により前記突起で遮られるように、前記突
    起の幅より幅広の光束により検出光を送出し、前記検出
    光の受光光量に基づいて前記相対回転を停止することに
    より、前記突起を位置決めすることを特徴とする電子部
    品の製造方法。
  2. 【請求項2】前記電子部品が、 電池であり、 前記突起が、 前記電池の電極への接続端子であることを特徴とする請
    求項1に記載の電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】前記加工のステップが、 前記突起に所定の部材を溶接する工程であることを特徴
    とする請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  4. 【請求項4】略柱形状の半完成品の端面より突出する平
    板形状の突起が所定位置となるように、所定の検出機構
    と前記半完成品とを相対回転させて前記突起を位置決め
    する位置決めのステップと、 前記位置決めのステップにより位置決めされた前記半完
    成品を加工する加工のステップとを有する電子部品の製
    造方法において、 前記位置決めのステップが、 前記突起の大まかな位置決めによる粗位置決めのステッ
    プと、 前記粗位置決めのステップにより位置決めされた突起を
    細かく位置決めする微位置決めのステップとにより形成
    され、 前記微位置決めのステップが、 前記相対回転により前記突起で遮られるように、前記突
    起の幅より幅広の光束による検出光を送出し、前記検出
    光の受光光量に基づいて前記相対回転を停止することに
    より、前記突起を位置決めすることを特徴とする電子部
    品の製造方法。
  5. 【請求項5】前記電子部品が、 電池であり、 前記突起が、 前記電池の電極への接続端子であることを特徴とする請
    求項4に記載の電子部品の製造方法。
  6. 【請求項6】前記加工のステップが、 前記突起に所定の部材を溶接する工程であることを特徴
    とする請求項4に記載の電子部品の製造方法。
  7. 【請求項7】前記粗位置決めのステップが、 前記相対回転により前記突起で遮られるように、前記突
    起の幅より幅狭の光束により粗位置決め用の検出光を送
    出し、前記粗位置決め用の検出光の受光結果に基づい
    て、前記微位置決めのステップによる位置決めの手前で
    前記相対回転を停止させることを特徴とする請求項4に
    記載の電子部品の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006059729A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Nec Tokin Corp 電池のタブ溶接方法及び溶接装置
JP2007234276A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解液電池
JP2016207412A (ja) * 2015-04-21 2016-12-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 レーザ溶接物及び電池のレーザ溶接良否判定方法

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