JP2001317645A - 安全弁及び一体型弁 - Google Patents

安全弁及び一体型弁

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JP2001317645A
JP2001317645A JP2001059338A JP2001059338A JP2001317645A JP 2001317645 A JP2001317645 A JP 2001317645A JP 2001059338 A JP2001059338 A JP 2001059338A JP 2001059338 A JP2001059338 A JP 2001059338A JP 2001317645 A JP2001317645 A JP 2001317645A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クリープによる溶栓の漏れを抑制し、長期間使
用することのできる安全弁を提供する。 【解決手段】安全弁1は、本体2と、本体2内に収納さ
れるピストン5と、ピストン5と本体2との間に充填さ
れている可溶合金7と、ピストン5と本体2との間に介
挿されているスプリング4とを備え、ピストン5は、両
端に連通する通路57を備え、両端部には、第1受圧面
561と第2受圧面562とを備えている。ピストン5
は、受圧面561、562が同じ面積となっており、タ
ンク内のガスの圧力が逆方向に作用するバランスピスト
ンとなっている。この結果、可溶合金7にはガス圧は加
わらず、スプリング4による付勢力のみが作用し、ガス
圧の上昇とは無関係に、可溶合金7に加わる圧力が略一
定に維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、溶栓を用いた安
全弁係り、詳しくは、ガスを燃料として使用する自動車
の燃料タンクに使用される安全弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】天然ガスなどの可燃性ガスをエンジンの
燃料として用いる自動車に搭載される燃料タンクは、軽
量化を図るためプラスチック製タンクが用いられてい
る。このプラスチック製タンクは、軽量であるが、金属
製のタンクに比べると、熱や圧力の上昇に対して十分な
強さを備えていない。また、自動車は、エンジンから発
せられる熱や、太陽熱などによって車体自体の熱が上昇
する要素を備えており、上記燃料タンクの設置されてい
る周囲の温度も、車体の外側の温度よりもかなり高いも
のとなっている。
【0003】以上のような背景のもと、タンクの温度上
昇に伴う内圧の上昇による破裂を防止するために、燃料
タンクには安全弁が取り付けられている。この安全弁
は、弁周囲の雰囲気の温度が上昇すると溶栓が溶けて、
弁が開放される構造となっている。このような燃料タン
クの安全弁として用いられるものには、図10及び図1
1に示されているような構造の安全弁9がある。この安
全弁9は、ガスを排出するための通路92を本体91に
形成し、該通路92に、溶栓として可溶材料93を充填
したものがある。上記構造の安全弁の作用は、次のよう
なものである。弁周囲の温度が予め定められた所定の値
まで上昇すると、可溶材料93が溶解し、溶解した可溶
材料93が、ガスの圧力によって通路92の外側に押出
され、通路92が弁の外側に連通し、ガスが排出され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の安全弁で
は、可溶材料93にガス圧が常時作用している状態とな
っている。このため、溶栓を構成する可溶材料は、クリ
ープによって長い時間をかけて本体91の外側に押し出
されてしまう。また、周囲の温度が既述の予め設定され
た溶解温度に達していない場合であっても、溶栓の温度
が上昇すると、クリープが発生し易くなる。このよう
に、図11に示されているように、可溶材料93が押出
されてしまった(94)安全弁は、最初に設計された性
能を発揮するこができないという問題があった。
【0005】また、クリープの発生を抑制する目的で、
溶栓に対してガス圧が作用する面積を少なくするため
に、通路92の横断面積を小さくすると、ガスを排出す
るための排出路の横断面積を小さくすることとなり、排
出に必要な十分な流路断面積を確保できなくなるといっ
た問題がある。一方、十分な流通面積を確保するには、
安全弁自体の大きさを大きくしなければならず、弁の大
型化を招いてしまう。
【0006】ところで、内燃機関を備えた自動車におい
ては、燃料タンクの温度が上昇する要素を多く有してい
る。例えば、大気温が40℃である場合を例にあげて説
明すると、第1に、直射日光によって、燃料タンク表面
は約52℃程度に上昇すると言われている。第2に、エ
ンジンの廃熱によって5〜10℃程度上昇すると言われ
ている。第3に、天然ガスを燃料とする場合には、燃料
タンクに対して燃料を充填する際、例えば、タンク内圧
を20気圧程度の圧力から、200気圧程度の圧力とな
るまで短時間(3〜5分)で充填する。このような燃料
補給のための充填作業を行うと、断熱圧縮によってタン
ク内温度は15℃程度上昇する。このような温度上昇が
生ずる要素を総て合わせる、タンクの温度は、72〜7
8℃となり、かつガスの充填によって、安全弁には20
0気圧が加わっていることとなる。このように、圧力が
加わり、かつ温度が上昇した状態が維持されると、従来
の安全弁では、一層クリープが生じ易くなってしまう。
【0007】一方、自動車などの移動体は、収納スペー
スが限られるため、構成部品は、コンパクトに構成され
ることが望まれる。例えば、燃料タンクには、燃料パイ
プの破損などによる燃料の過流出を防止するための過流
防止弁が設けられ、また、上記説明した安全弁なども取
り付けられる。これらの弁がタンクの外側に突出した状
態となっていると、タンクを収納する際に邪魔となり、
かえって収納スペースを取ってしまうこととなる。従っ
て、移動体に搭載される燃料タンクは、装着されている
弁も含めて全体としてコンパクトであることが望まれ
る。
【0008】この発明は、移動体用の燃料タンクに使用
される弁であって、クリープによる溶栓の漏れを抑制
し、長期間使用することのできる安全弁や、燃料タンク
に装着した際には全体として小型化を図ることのできる
過流防止弁を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の本発明によって達成される。 (1) 移動体に搭載されるガスの容器又は該容器の近
傍において、ガス容器又はガスの流通路に取り付けられ
る安全弁であって、ガス雰囲気に開口する開口部を備え
た本体と、前記本体内に形成され、開口部に連通するシ
リンダ部と、前記シリンダ部に摺動自在に収納されたピ
ストンと、所定の温度以上で溶ける可溶材料が充填さ
れ、前記ピストンの移動によって容積が減少する収納部
と、前記収納部と前記本体の外部とを連通させる連通路
と、前記ピストンと前記本体の間に介挿され、収納部の
容積が減少する方向にピストンを付勢する付勢手段と、
前記シリンダ部と前記本体外側とを連通させ、前記ピス
トンが収納部を減少させる方向に移動した時に開状態と
なる排出路と、前記シリンダ部の閉塞端部と前記ピスト
ンとの間に形成された空間と、前記ピストンの両端部に
形成され、容器側からのガス圧を受ける第1の受圧面
と、前記空間側からガス圧を受ける第2の受圧面と、前
記空間と、前記ピストンに対して開口部側にあるシリン
ダ部とを連通させる通路とを備えた安全弁。
【0010】(2) 前記通路は、前記ピストン内に形
成され、前記第1の受圧面と、前記第2の受圧面とにそ
れぞれ開口している上記(1)に記載の安全弁。
【0011】(3) 前記第1の受圧面と前記第2の受
圧面は、面積が同じである上記(1)又は(2)に記載
の安全弁。
【0012】(4) 前記付勢手段は、前記ピストンと
シリンダ部との間の摩擦抵抗以上で、かつ溶融した可溶
材料を押出すために必要な付勢力を有している上記
(1)〜(3)のいずれかに記載の安全弁。
【0013】(5) 上記(1)〜(4)の内いずれか
1に記載の安全弁を備えたガス流出経路と、ガス容器か
ら供給するガスの供給経路とを備え、ガス供給経路に
は、ガスの過流出を防止する過流防止弁とを設け、該過
流防止弁の過流防止動作部はガス容器の内側に設けた一
体型ガス容器用弁。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施形態につ
いて、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発
明の第1実施形態である安全弁の側面断面図であり、動
作していない通常の状態を示すものである。図2は、同
じく側面断面図であり、作動した状態を示すものであ
る。本発明の第1実施形態における安全弁1は、天然ガ
スを燃料とするエンジンの燃料タンクに取り付けられ
る。或いは、燃料タンクに接続された流通路に接続さ
れ、燃料タンクの温度が安全弁に十分伝わる範囲の位置
に取り付けられる。この安全弁は、燃料タンクの温度上
昇により、タンク内圧が上がり燃料タンクが爆発するこ
とを防止するため、燃料タンクの温度が上昇して、所定
の温度に達すると作動し(開放し)、燃料タンク内のガ
スを外側に放出する作用を有する安全弁である。
【0015】安全弁1は、本体2と、本体2内に収納さ
れるピストン5と、ピストン5と本体2との間に充填さ
れている可溶材料としての可溶合金7と、ピストン5と
本体2との間に介挿されている付勢手段としてのスプリ
ング4とを備えている。本体2は、基体21と、蓋体2
2とを備えている。基体21は、燃料タンク側の接続孔
20に螺合される雄ネジ部211が形成された接続部2
10と、接続部210の先端に形成された開口部212
と、開口部212の反対側の端部に形成されたシリンダ
部3と、開口部212とシリンダ部3の間に形成され、
スプリング4を収納するためのスプリング収容部213
と、開口部212とシリンダ部3とを連通するガス流路
214と、基体21の外側面と、シリンダ部3の内周面
とを連通させる排出路215と、シリンダ部3の外周面
に形成され蓋体22が螺合する雄ネジ部216とを備え
ている。
【0016】シリンダ部3は、内径が小さな第1シリン
ダ31と、内径が大きな第2シリンダ32とを有し、第
1シリンダ31と第2シリンダ32は同一軸線上に連通
した状態で形成されており、第1シリンダ31と第2シ
リンダ32の間にスプリング収容部213が形成されて
いる。スプリング収容部213の開口部212側の段部
は、スプリング受け面213aとして作用する。第1シ
リンダ31は、弁開放時には、排出路215と連通して
ガス流路214として作用する。
【0017】蓋体22は、シリンダ部3を構成する第3
シリンダ33と、基体21の雄ネジ部216が螺合する
雌ネジ部221を内側に有する円筒状の接続部222
と、接続部222の内側と外側を連通させる連通路22
3とを備えている。本実施形態では、第1シリンダ31
の内径と、第3シリンダ33の内径は同一となるように
形成されている。
【0018】蓋体22の接続部222に、基体21の雄
ネジ部216を螺合させねことによって、本体2が構成
される。そして、シリンダ部3内にピストン5が収めら
れている。ピストン5は、3つの摺動部を有している。
ピストン5は、第1シリンダ31と第3シリンダ33と
にそれぞれ収められている第1摺動部51と第3摺動部
53とを備え、さらに第1摺動部51と第3摺動部53
との間に形成され、これらの摺動部より大きな径を有
し、第2シリンダ32内に収められている第2摺動部5
2を備えている。そして、第1摺動部51の先端には第
1受圧面561、第3摺動部53の先端には第2受圧面
562がそれぞれ形成されている。ピストン5は、シリ
ンダ部3内で摺動自在であり、両端の第1受圧面561
と第2受圧面562にガス圧を受けるバランスピストン
となっている。
【0019】さらに、ピストン5には、第1受圧面56
1と第2受圧面562の中央にそれぞれ開口571、5
72を有する通路57を備えている。この実施形態で
は、第1シリンダ31と第3シリンダ33との内径が同
一である結果、第1受圧面561と第2受圧面562の
受圧面積は同一に形成されている。
【0020】上記各摺動部51、52、53の外周面に
は、シール材としてOリング541、542、543が
それぞれ設けられている。第2摺動部52と、第1摺動
部51との間に形成されている段部は、スプリング受け
面55として作用する。スプリング4は、第1摺動部5
1に外装され、スプリング受け面213aとスプリング
受け面55との間に、縮められた状態で介挿されてい
る。スプリング4の付勢力は、3つのOリングの摩擦力
に打ち勝ってピストン5を移動させる程度に大きく、か
つその範囲で最も小さい力に設定されている。
【0021】可溶合金7を収納している収納部6につい
て説明する。収納部6は、ピストン5がスプリング4の
付勢力によって移動することにより、容積が減少する構
成となっている。シリンダ部3内に収められているピス
トン5と第2シリンダ部32との間に形成された空間が
収納部6とされる。つまり、収納部6は、第2摺動部5
2と第3摺動部53との間に形成される段部によってな
る移動側押圧面58と、蓋体22側において、移動側押
圧面58に対向する位置に形成された、固定側押圧面2
24との間の隙間によってなり、この収納部6内に可溶
合金7が充填されている。また、収納部6は、連通路2
23によって、本体2の外側と連通している。
【0022】第3摺動部53は、収納部6を設けること
によって、第3シリンダ33内から後退した状態とな
り、第3シリンダ33内で第2受圧面562の先端側に
空間8を形成される。空間8内には、通路57を介して
タンク内と同じガス圧が作用する。
【0023】以上のように構成された本発明の安全弁1
の作用について説明する。この安全弁1は、燃料タンク
に取り付けられた状態で、作動していない通常の状態で
は、閉じ状態となっている。ピストン5はスプリング4
の付勢力によって、開放する方向へ常時付勢されてい
る。可溶合金7は、ピストン5と本体2の間に設けら
れ、ピストン5の移動を止めるストッパーとして作用し
ている。
【0024】この状態では、通路57によって、ピスト
ン5の第1受圧面、第2受圧面には、逆方向から同じガ
ス圧が加わっており、ガス圧に基因して生ずるピストン
を動かす力は生じていない。このガス圧に基因する力
は、ガス圧の上昇とは無関係につねに発生しない。つま
り、ピストン5には、スプリング4による付勢力のみが
加わっている。この付勢力は、燃料タンクのガス圧とは
無関係に加わっている力である。スプリング4による付
勢力は、ピストン5を移動させ得る大きさで、かつ極力
小さな力に設定されているので、可溶合金7に加わって
いる力の値は、クリープを生じさせる程の大きさではな
い。
【0025】以上のように、可溶合金7にはガス圧に基
因する押圧力が加わらない。これにより、ガス圧を考慮
しなくてもよいので、クリープの発生を抑制するため
に、排出する際にガスが流通するガス流路214の断面
積を小さくする必要がなく、該断面積を十分広く取るこ
とができる。従って、安全弁のサイズを大きくすること
なく、排出する際にガスが流通するガス流路214の断
面積を大きくとることができる。つまり、安全弁のコン
パクト化が図られ、自動車の燃料タンクの様に、安全弁
の配置スペースの少ないところでも容易に取付けること
ができる。
【0026】燃料タンクの温度が上昇すると、該温度上
昇によって、安全弁1の温度も上昇し、可溶合金7の温
度も上昇する。可溶合金7の温度が予め設定された温度
に達すると可溶合金7が溶融する。可溶合金7の溶融に
よって、スプリング4の付勢力によってピストン5が押
し込まれ、移動側押圧面58が固定側押圧面224方向
へ移動する。図2に示されているように、このピストン
5の移動によって可溶合金7が連通路223により本体
2の外側に押出される。
【0027】同時に、ピストン5の移動によって、第1
摺動部51が第1シリンダ31から外れ、ガス流路21
4と排出路215がスプリング収容部213を介して連
通し、燃料タンク内のガスが排出される。このような安
全弁1の開動作によって、燃料タンク内のガス圧が低下
する。
【0028】以上説明した構成の他、第1シリンダ31
と第3シリンダ33の径を変えて、第1受圧面561と
第2受圧面562の面積を変えてもよい。第1受圧面5
61の面積を第2受圧面562の面積より大きくし、ガ
ス圧に基因するピストン5に加わる力を調整し、スプリ
ング4の付勢力を補強する構成としてもよい。このよう
にすることによって、スプリング4を小型化することが
可能となり、安全弁のサイズを一層小さくすることが可
能となる。
【0029】さらに、ピストン4に通路57を設けず、
本体2側に、通路を設けてもよい。例えば、図1に想像
線で示すように、空間8の最深部とガス流路214に開
口571a、572aをそれぞれ設け本体2内をバイパ
スした構成とすることができる。
【0030】図3に示されているように、ピストン5B
の動作方向を逆にしてもよい。この構成の場合には、開
放動作時には、ピストン5Bの移動によって空間8Bと
排出路215Bが連通し、タンク内のガスは、ガス流路
214B、通路57B、空間8B、スプリング収容部2
13B、排出路215Bの順で安全弁1B内を流通し、
排出される。次に、第2実施形態の一体型燃料タンク用
弁について、図4〜図9に基づいて説明する。図4は、
安全弁1Aと、開閉操作弁11と、過流防止弁100と
を一体とした一体型燃料タンク用弁の断面側面図であ
る。一体型燃料タンク用弁は、弁収容体10に、安全弁
1Aと、開閉操作弁11と、過流防止弁100を組み込
んで一体として構成されたものである。弁収容体10
は、安全弁を備えたガス流出経路と、開閉操作弁11と
過流防止弁100とを備え、ガス容器から供給するガス
の供給経路とを有している。
【0031】弁収容体10には、燃料タンクの取り付け
口に螺合させられるネジ部101と、燃料タンク内と安
全弁1Aとを連通する流路102と、安全弁1Aを構成
する蓋体22Aが螺合される安全弁収容穴103と、ガ
ス流を開閉操作する開閉操作弁11を収納する操作弁収
容穴104aと、過流防止弁100を収納し、タンク内
と操作弁収容穴104aとを連通する過流防止弁収納部
105dとを備えている。
【0032】安全弁1Aを構成する蓋体22Aは、外周
面に雄ネジ部225Aを有し、安全弁収容穴103内に
形成された雌ネジ部103aに螺合する。安全弁1Aの
構造は、図1〜図3で既に説明した安全弁1の構成と同
様であるので、詳しい説明を省略する。蓋体22Aに
は、溶けた可溶合金7Aが流出する連通路223Aが2
つ形成されている。連通路223Aは、第2シリンダ3
2Aと外部とを連通させている。蓋体22Aは、第3シ
リンダ33Aと、第3シリンダ33Aよりも断面径が大
きい第2シリンダ32Aとを備えており、これらのシリ
ンダ内に、ピストン5Aが挿入される。
【0033】ピストン5Aの構成は、第1実施形態の安
全弁1のピストン5と同様である。ピストン5Aは、両
端の小径部が、第1シリンダ31Aと第3シリンダ33
Aとにそれぞれ気密に挿入され、中央の大径部は、第2
シリンダ32Aに気密に挿入されている。第1シリンダ
31Aは、弁収容体10の流路102と安全弁収容穴1
03との接続部に形成されている。そして、安全弁収容
穴103の底部とピストン5Aとによって、弁室103
bが画成され、安全弁収容穴103の底部とピストン5
Aの大径部との間には、スプリング4Aが圧縮された状
態で介挿されている。これにより、ピストン5Aは第3
シリンダ33Aの方向へ付勢されている。図5に示され
ているように、弁室103bには、排出路106の一端
が連通し、排出路106の他端は、弁収容体10の反対
側面に達して、配管等を接続する接続口106aとなっ
ている。
【0034】以上のように構成された安全弁1Aは、弁
収容体10の温度が、予め設定された温度に到達する
と、可溶合金7Aが溶けて、スプリング4Aの押圧力に
よって、ピストン5Aが溶けた合金7Aを223Aから
外部へ押し出す。ピストン5Aが合金7Aを外部に押し
出すとともに、第1シリンダ31Aからピストン5Aの
端部が外れ、燃料タンク内のガスが、流路102から弁
室103bへ流入し、さらに排出路106から外部へ排
出される。
【0035】以上のような構成の安全弁1Aは、弁収容
体10の内部に完全に収められており、燃料タンクの一
部に含められ、外側へ突出して取り付けられていない。
このため、突出して取り付けられた弁の周囲にできるデ
ッドスペースなどか、発生しにくく、収納スペースの限
られた自動車などへの搭載に有利である。
【0036】一方、弁収容体10の操作弁収容穴104
aには、開閉操作弁11が収容されている。開閉操作弁
11は、操作弁収容穴104aに螺合させられる接続固
定ボルト112と、該接続固定ボルト112の中心に挿
通している弁部材113と、弁部材113の先端部11
3dに接続されたハンドル111とを備えている。ハン
ドル111の中心には孔111aが穿設され、この孔1
11aには、下側から弁部材113の先端部113dが
嵌入され、弁部材113と、ハンドル111とが一体回
転するように構成されている。弁部材113とハンドル
111とは、孔111aを貫通し、先端部113dに螺
合するボルト111bによって固定されている。
【0037】弁部材113は、外周面にネジ部113c
が形成されており、固定ボルト112の中心に形成され
た軸受孔に螺合されている。このような構成とすること
によって、弁部材113は、ハンドル111を回動操作
することによって、固定ボルト112に対して気密に進
退移動し得る。弁部材113の基端部には、パッキン1
13bを埋設した当接面113aが設けられている。当
接面113aは、ハンドル111の回動操作によって、
ガス流出開口部105bの弁座105cに当接して、ガ
ス排出を遮断する閉じ状態と、弁座105cから離れて
ガスを排出する開状態とに切り替えられる。また、操作
弁収容穴104aには、外部ガス配管等に接続されるガ
ス出口104bが接続されている。ガス流出開口部10
5bは、過流防止弁収納部105dと連通している。
【0038】図7は、過流防止弁100の全体側面図で
ある。過流防止弁100は、弁体ホルダー12と、作動
部13と、スプリング14とを備えている。弁体ホルダ
ー12は、筒状の挿入部120と、挿入部120の基端
に設けられた、弁体を収納する弁体収納部121とを備
えている。図8は、弁体収納部121と弁体131の底
面全体図である。弁体収納部121内には、作動部13
の弁体131が移動自在に収納されている。弁体収納部
121の周面には、3つの流通孔122が形成されてい
る。弁体収納部121内には弁体131が移動可能とな
る程度の隙間123が形成され、弁体収納部121内
は、開口124を介して、挿入部120内に形成されて
いる流通路126に連通している。そして、開口124
の周囲には、弁体131が当接する弁座125が設けら
れている。挿入部120の外周には、ネジ部が形成さ
れ、過流防止弁収納部105d内のネジ部105eと螺
合し、弁体収納部121は、過流防止弁収納部105d
の開口部に形成された凹部105a内に配置される。
【0039】一方、作動部13は、弁体131と、連結
ロッド132と、解除ロッド133とを備えている。弁
体131は、弁座125に当接する位置にパッキン13
5を埋設しており、周面には、弁体収納部121の内壁
に接触する突起136を有している。この突起136に
よって、弁体131と弁体収納部121の内壁の間に
は、ガス流通可能な隙間137が形成される。
【0040】連結ロッド132は、流通路126内を挿
通し、その両端部には、ネジ部132b、132cが形
成されている。連結ロッド132の一端のネジ部132
bは、解除ロッド133の接続穴133bの雌ネジ部に
螺合し、他端のネジ部132cは、弁体131の接続穴
134の雌ネジ部に螺合している。さらに、解除ロッド
133は、ロッド本体133aと、ロッド本体133a
の基端部に鍔状に形成された絞り部133cと、先端当
接部133fとを備えている。解除ロッド133の基端
には、連結ロッド132のネジ部132bが螺合する接
続穴133bが形成されている。図9に示されているよ
うに、絞り部133cには、連結ロッド132の軸方向
に沿って貫通形成された絞り孔133dが複数個形成さ
れている。過流防止弁収納部105d内のガス流出開口
部105b側に形成された段部105fと、絞り部13
3cの当接面133eとの間には、圧縮されたスプリン
グ14が介挿されている。
【0041】以上のように構成された作動部13は、一
体として弁ホルダー12内を軸方向へ往復動し得るよう
に構成されている。スプリング14によって、弁体ホル
ダー12の先端開口部127に、絞り部133cが押接
され、弁体131は、開状態に維持(開状態方向へ付
勢)されている。そして、閉じ状態では(図7中、想像
線で示されている状態)、弁体131は、弁座125に
当接して開口124を閉鎖し、先端当接部133fは、
ガス流出開口部105bから弁部材113側へ突出して
いる。
【0042】以上のような構成を有する過流防止弁10
0は、以下のような作用を有する。過流防止弁100が
開状態である場合には、燃料タンク内のガスは、流通孔
122又は隙間137を通って開口124から流通路1
26内に流入する。そして、絞り部133cの絞り孔1
33dを通過する際に、所定の流量に調整され、ガス流
出開口部105bから操作弁収容穴104a内を経て、
ガス出口104bから外部ガス配管等へ流出する。
【0043】ここで、燃料ガスの配管等が破損して、燃
料ガスが急激に排出されると、流通孔122と隙間13
7を通過するガス流量が急増し、弁体131が押し込ま
れ、開口124を閉鎖し、過流防止弁100を閉状態と
する。この時、先端当接部133fは、ガス流出開口部
105bから弁部材113側へ突出している。
【0044】過流防止弁100を開状態に復帰させる場
合には、開閉操作弁11を閉じ状態とする。つまり、弁
部材113を閉じ状態することで、弁部材113の当接
面113aが、先端当接部133を押し込み、スプリン
グ14の付勢力で、弁体131が開状態位置に復帰す
る。
【0045】この過流防止弁100は、絞り部133c
で構成される流量調節部138と、弁体収納部121と
弁体131で構成される過流防止動作部130が別の部
位に分けて設けられている。そして、過流防止動作部1
30は、タンク内に突出した状態で設けられているの
で、タンク内のガス圧を受けて動作する弁体131のガ
ス圧を検出する面(図8に表されている面)の面積を十
分に取ることができ、過流が生じたときの反応動作の感
度を上げることができる。また、タンク内に過流防止動
作部130を設けたことで、弁体131の動作範囲(開
口124と弁体131との距離)を広く取ることがで
き、弁体131と開口124との距離が変動することが
あっても、流出量の変動が起こりにくく、誤動作の発生
が抑制される。
【0046】また、タンク内に突出させて設けたことに
よって、弁体収納部121の側面にもガスが流通する孔
122を形成することができたので、タンクにガスを充
填する際の抵抗を軽減することがき、ガスの充填時間を
短縮することができる。さらに、タンク外に過流防止弁
100を装着した場合と比較して、タンク自体の形状が
シンプルなものとなり、搭載スペースの少ない自動車な
どの燃料タンクに使用する一体型弁として有利である。
以上説明した安全弁、過流防止弁およびこれらの一体型
弁、は、自動車の燃料として使用される天然ガスにおい
て、その燃料タンクに使用されるものであるが、他の種
類のガスや、他のタンクに使用することもできる。
【0047】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ピスト
ンに対して反対側からガス圧が加わるので、可溶材料に
加わるガス圧に基因する力の大きさを調整でき、クリー
プを生じにくくすることができる。このため、長期間安
定した性能を発揮させることができる。例えば、自動車
の燃料タンクの安全弁として使用する場合など、使用時
に周囲の温度が特に高くなるような環境で使用する場合
であっても、クリープの発生を抑制し、長期使用が可能
となるので、特に適している。
【0048】請求項2に記載の発明によれば、ピストン
内にバイパス用の通路を形成することによって、安全弁
をコンパクトにすることができ、配置スペースの少ない
自動車に取り付けて使用する場合に特に有利である。
【0049】請求項3に記載の発明によれば、第1の受
圧面と第2の受圧面の面積を同じとすることで、ピスト
ンを介して可溶材料に加わる力は、ガス圧に基因するも
のがなくなり、付勢手段の付勢力のみとなる。この為、
可溶材料に加わる力は、付勢手段により付勢力となり、
ガス圧の上昇に関わりなく、略一定に維持され、クリー
プの発生をより一層抑制することができる。
【0050】請求項4に記載の発明によれば、ピストン
を動かすために必要な力の値の内、最も小さい値を選択
することが可能で、その力で、可溶材料に圧力を加えて
いるので、より一層クリープが発生し難い。
【0051】請求項5に記載の発明によれば、タンク内
に突出させて設けたことによって、タンク外に過流防止
弁を装着した場合と比較して、タンク自体の形状がシン
プルなものとなる。つまり、タンク周囲のデッドスペー
スが少なくなり、例えば、搭載スペースの少ない自動車
などの燃料タンクに使用する一体型弁として有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の安全弁の断面側面図であり、動作して
いない通常の状態を示すものである。
【図2】同じく、断面側面図であり、作動した状態を示
すものである。
【図3】他の実施形態における断面側面図である。
【図4】一体型容器用弁の全体断面側面図である。
【図5】一体型容器用弁の全体断面側面図である。
【図6】一体型容器用弁の全体平面図である。
【図7】過流防止弁の全体断面側面図である。
【図8】一体型容器用弁の底面図である。
【図9】一体型容器用弁の絞り部の横断面平面図であ
る。
【図10】従来の安全弁の構成を示す側面断面図であ
る。
【図11】従来の安全弁の構成を示す側面図であり、ク
リープが生じた状態を示すものである。
【符号の説明】
1 安全弁 2 本体 20 接続孔 21 基体 210 接続部 211 雄ネジ 212 開口部 213 スプリング収容部 213a スプリング受け面 214 ガス流路 215 排出路 216 雄ネジ部 22 蓋体 221 雌ネジ部 222 接続部 223 連通路 224 固定側押圧面 3 シリンダ部 31 第1シリンダ 32 第2シリンダ 33 第3シリンダ 4 スプリング 5 ピストン 51 第1摺動部 52 第2摺動部 53 第3摺動部 541 Oリング 542 Oリング 543 Oリング 55 スプリング受け面 561 第1受圧面 562 第2受圧面 57 通路 571、572 開口 58 移動側押圧面 6 収納部 7 可溶合金 8 空間 10 弁収容体 11 開閉操作弁 100 過流防止弁 131 弁体 130 過流防止動作部 138 流量調節部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に搭載されるガスの容器又は該容
    器の近傍において、ガス容器又はガスの流通路に取り付
    けられる安全弁であって、 ガス雰囲気に開口する開口部を備えた本体と、 前記本体内に形成され、開口部に連通するシリンダ部
    と、 前記シリンダ部に摺動自在に収納されたピストンと、 所定の温度以上で溶ける可溶材料が充填され、前記ピス
    トンの移動によって容積が減少する収納部と、 前記収納部と前記本体の外部とを連通させる連通路と、 前記ピストンと前記本体の間に介挿され、収納部の容積
    が減少する方向にピストンを付勢する付勢手段と、 前記シリンダ部と前記本体外側とを連通させ、前記ピス
    トンが収納部を減少させる方向に移動した時に開状態と
    なる排出路と、 前記シリンダ部の閉塞端部と前記ピストンとの間に形成
    された空間と、 前記ピストンの両端部に形成され、容器側からのガス圧
    を受ける第1の受圧面と、前記空間側からガス圧を受け
    る第2の受圧面と、 前記空間と、前記ピストンに対して開口部側にあるシリ
    ンダ部とを連通させる通路とを備えた安全弁。
  2. 【請求項2】 前記通路は、前記ピストン内に形成さ
    れ、前記第1の受圧面と、前記第2の受圧面とにそれぞ
    れ開口している請求項1に記載の安全弁。
  3. 【請求項3】 前記第1の受圧面と前記第2の受圧面
    は、面積が同じである請求項1又は2に記載の安全弁。
  4. 【請求項4】 前記付勢手段は、前記ピストンとシリン
    ダ部との間の摩擦抵抗以上で、かつ溶融した可溶材料を
    押出すために必要な付勢力を有している請求項1〜3の
    いずれかに記載の安全弁。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の内いずれか1に記載の安
    全弁を備えたガス流出経路と、ガス容器から供給するガ
    スの供給経路とを備え、ガス供給経路には、ガスの過流
    出を防止する過流防止弁とを設け、該過流防止弁の過流
    防止動作部はガス容器の内側に設けた一体型ガス容器用
    弁。
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