JP2001317586A - チューンドマスダンパー - Google Patents
チューンドマスダンパーInfo
- Publication number
- JP2001317586A JP2001317586A JP2000139316A JP2000139316A JP2001317586A JP 2001317586 A JP2001317586 A JP 2001317586A JP 2000139316 A JP2000139316 A JP 2000139316A JP 2000139316 A JP2000139316 A JP 2000139316A JP 2001317586 A JP2001317586 A JP 2001317586A
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- Japan
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- weight
- tuned mass
- mass damper
- vibration
- leaf spring
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- Pending
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
とのできるチューンドマスダンパーを提供する。 【解決手段】 縦に向けられ、水平面内で撓み振動する
よう備えられた板バネ3,3に、おもり2が保持されて
いる。
Description
ンパーに関する。
により減衰させて制振するチューンドマスダンパーとし
て、従来より、種々のものが提供されているが、それら
は、機構的に複雑であったり、高価であるなどの問題を
有するものであった。
素な機構でコスト的な有利性を発揮することができるチ
ューンドマスダンパーを提供することを課題とする。
られ、水平面内で撓み振動するよう備えられた板バネ
に、おもりが保持されていることを特徴とするチューン
ドマスダンパーによって解決される。
を保持した板バネが、縦に向けられ、水平面内で撓み振
動をするよう備えられているから、建物などの制振対象
物に、板バネの面と直交する水平方向の振動を生じる
と、この振動はチューンドマスダンパーによる共振作用
によって減衰されていく。
る復元力要素として機能するのみならず、縦に向けられ
て、水平面内で撓み振動するよう備えられているから、
おもりは、この板バネによってしっかりと支えられ、板
バネとは別の専用のおもり支持手段、例えば振り子やロ
ーラーなどを必要としない。従って、簡素な機構でコス
ト的に有利なチューンドマスダンパーを実現することが
できる。
基づいて説明する。
マスダンパー1において、2はおもり、3,3は板バネ
である。おもり2は、鋼板などからなるプレートおもり
4…と、このプレートおもり4…を載せる載置台5とで
構成されている。おもり2は、おもり載置台5に載せる
プレートおもり4の枚数を変えることで、その重量を大
小調整することができるようになっている。
り、その対辺のそれぞれに、鋼板などによる帯板状の板
バネ3,3が、その長さ方向の両端をおもり載置台5よ
り外方に突出させるようにして、縦向きで、長さ方向の
中間部において取り付けられ、板バネ3,3は、おもり
載置台5から側方に突出する合計4つの突出スパン部分
3a,3a,3a,3aにおいて、水平面内で撓み振動
するようになされている。即ち、板バネ3,3の突出ス
パン部分3a,3a,3a,3aが復元力要素として働
く。
鋼などからなる第1支持ベース6,6が備えられると共
に、この第1支持ベース6,6上に、第1支持ベース
6,6との組み合わせで平面視「井」の字形状を描くよ
うに、同じく所定の間隔をおいて平行な対の形鋼などか
らなる第2支持ベース7,7が設置されている。板バネ
3,3は、この第2支持ベース7,7間にわたすよう
に、それらの外方突出スパン部分3a,3a,3a,3
aの先端部分において、第2支持ベース7,7上に支承
されている。8…は端部支持ローラーである。この支承
状態において、板バネ3,3は、縦向き、即ち板幅方向
を上下方向に向けるようにして備えられているから、お
もり2の重量は、板バネ3,3の突出スパン部分3a,
3a,3a,3aにおいて、その板幅方向に作用するこ
とになり、従って、この突出スパン部分3a,3a,3
a,3aは、撓みを生じることなく、おもり2をしっか
りと支持し、それゆえ、ローラーや振り子などの専用の
おもり支持装置は、これを排除することができるように
なっている。
いて、第2支持ベース7,7は、第1支持ベース6,6
上で、それらの間隔寸法を大小変化させることができる
ようになっており、これにより、板バネ3,3の突出ス
パン部分3a,3a,3a,3aにおいて制振のために
有効的に撓み振動する長さ範囲を大小調整することがで
きるようになっている。即ち、上記のように、おもり2
の重量を、プレートおもり4の使用枚数を変更すること
で変化させ、また、第2支持ベース7,7の間隔寸法を
変更することで、建物などの制振対象物の振動モードと
うまく同調する振動系を形成することができるようにな
っている。
などの制振対象物が水平方向に振動すると、図3(イ)
(ロ)に示すように、板バネ3,3の突出スパン部分3
a,3a,3a,3aが水平面内で撓み振動をし、共振
して、制振対象物の振動を減衰させていく。上記のチュ
ーンドマスダンパー1を、例えば戸建て住宅や低層アパ
ートなどの小屋裏に設置することにより、新幹線振動
や、工場の機械振動、高架道路からの振動、頻度の高い
軽度の地震など、振動数の比較的安定した振動による建
物の水平振動を効果的に減衰し制振することができ、居
住性を高めることができる。
発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱し
ない範囲で各種の変更が可能である。例えば、板バネの
長さ方向中間部を挟む両側におもりを保持させる構成と
してもよい。また、上記の実施形態では、板バネの長さ
方向中間部でおもりを保持し、おもりが直線的に往復動
するよう構成しているが、板バネの一端におもりを保持
させたキャンチレバー式のチューンドマスダンパーに構
成し、おもりが水平面内で弧を描くよう往復動する構成
としてもよいし、板バネを分割してそれぞれの板バネを
おもりの各側方に突出させることでおもりが直線的に往
復動する構成としてもよい。更に、板バネとして、粘性
体あるいは粘弾性体をサンドイッチ構造で挟み込んだ板
バネを用い、減衰性を高めるようにしてもよい。
上のとおりのものであるから、建物などの制振対象物の
水平方向の振動を共振により減衰して制振効果を発揮す
ることができるのはもちろん、復元力要素として機能す
る板バネが、同時に、おもりを支持する支持手段として
十分に機能する構成となされているから、機構を簡素化
することができて、コスト的な有利性を発揮することが
できる。
図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 縦に向けられ、水平面内で撓み振動する
よう備えられた板バネに、おもりが保持されていること
を特徴とするチューンドマスダンパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000139316A JP2001317586A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | チューンドマスダンパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000139316A JP2001317586A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | チューンドマスダンパー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001317586A true JP2001317586A (ja) | 2001-11-16 |
Family
ID=18646781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000139316A Pending JP2001317586A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | チューンドマスダンパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001317586A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005098008A (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-14 | Daiwa House Ind Co Ltd | 住宅の制振装置 |
JP2014095455A (ja) * | 2012-11-12 | 2014-05-22 | Kira Corporation:Kk | 可変剛性型動吸振装置 |
US8967348B2 (en) | 2011-01-31 | 2015-03-03 | Wärtsilä Finland Oy | Mass damper |
CN108422258A (zh) * | 2018-03-13 | 2018-08-21 | 哈尔滨理工大学 | 一种用于拼接模具加工的智能减振平台 |
EP3396195A1 (en) * | 2017-04-28 | 2018-10-31 | Winterthur Gas & Diesel Ltd. | Tunable mass damper and mounting component |
-
2000
- 2000-05-12 JP JP2000139316A patent/JP2001317586A/ja active Pending
Cited By (7)
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CN108799384A (zh) * | 2017-04-28 | 2018-11-13 | 温特图尔汽柴油公司 | 可调谐质量阻尼器和安装组件 |
CN108799384B (zh) * | 2017-04-28 | 2021-11-19 | 温特图尔汽柴油公司 | 用于阻尼振动的可调谐质量阻尼器和安装组件 |
CN108422258A (zh) * | 2018-03-13 | 2018-08-21 | 哈尔滨理工大学 | 一种用于拼接模具加工的智能减振平台 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090219 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090416 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090602 |