JP2001317175A - 光反射板組み込み手摺り - Google Patents

光反射板組み込み手摺り

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JP2001317175A
JP2001317175A JP2000133535A JP2000133535A JP2001317175A JP 2001317175 A JP2001317175 A JP 2001317175A JP 2000133535 A JP2000133535 A JP 2000133535A JP 2000133535 A JP2000133535 A JP 2000133535A JP 2001317175 A JP2001317175 A JP 2001317175A
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JP
Japan
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handrail
building
reflecting plate
light
sunlight
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JP2000133535A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Tanaka
良明 田中
Hideo Arai
秀雄 新井
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IWAI KINZOKU KOGYO KK
TOKYO SHINDO KK
Original Assignee
IWAI KINZOKU KOGYO KK
TOKYO SHINDO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築物の開口部に取り付けられる手摺りに反
射板を組み込むことにより、格別のコストを要すること
なく、自然光を効率的に建物内に導入できるようにする
こと。 【解決手段】 建築物の外廊下2の外縁部、あるいはベ
ランダ、窓等に取り付けられる手摺り3に、光反射板1
を取り付け、該光反射板1の上記建物に対して外側の面
に太陽光を反射する反射面を形成する。上記光反射板組
み込み手摺りを例えば、吹き抜けを有する高層建築の吹
き抜けの周囲の4面に取り付けるたり、対向する高層建
築の対向面に取り付けることにより、建物間の底部にま
で太陽光を導入することができ、快適で健康的に居住空
間を実現することができる。また、照明、暖房等のエネ
ルギーコストを低減化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光を反射する
反射板を取り付けた反射板組み込み手摺りに関し、建築
物の外廊下、ベランダ、開口部に取り付けられる手摺り
に適用され、太陽光を上記反射板で反射させ隣接して設
置された建築物の開口部に導入することにより、太陽光
を効率的に利用できるようにした反射板組み込み手摺り
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、都市部においては、建築物の過密
化、高層化のため日照量の不足が大きな問題となってき
ている。日照量が不足すると、昼間でも照明を必要とし
たり、冬場には暖房コストが増加するなど省エネルギー
の面から問題があり、また快適で健康的な居住空間を確
保することが困難となる。従来から、建築物の高度を制
限したり容積率を制限する等の法的規制がなされている
が、上記日照量の不足を解消するには十分でない。ま
た、上記日照量不足の問題を格別の設備やコストを要す
ることなく解決する方法も提案されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように日照量
の不足は、エネルギーコストの増加を招くだけでなく、
快適な居住空間を確保する上でも問題がある。特に、高
齢化社会を迎え、今後高齢者が増加していくが、高齢者
のためにも自然光を導入した快適で健康的な居住空間を
実現することが望まれている。本発明は上記した事情に
鑑みなされたものであって、その目的とするところは、
建築物の開口部に取り付けられる手摺りに反射板を組み
込むことにより、格別のコストを要することなく、自然
光を効率的に建築物内に導入できるようにすることであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を次のようにして解決する。 (1)建築物の外廊下、ベランダの外縁部もしくは開口
部に取り付けられる手摺りに、光反射板を取り付け、該
光反射板の上記建築物に対して外側の面に太陽光を反射
する反射面を形成する。 (2)上記(1)において、光反射板の建築物に対して
外側の面を凸面としたりエンボス構造等として、入射す
る太陽光を拡散させる形状とする。 (3)上記(1)(2)において、光反射板組み込み手
摺りを、例えば、吹き抜けを有する高層建築の吹き抜け
に面した4面に設けられる手摺り、あるいは、隣接して
建てられた建築物の対向面等、該反射板で反射した太陽
光が到達する距離離れて設置された建築物の対向面のい
ずれか一方または両面に取り付ける。 本発明においては、上記構成としたので、格別のコスト
を要することなく、自然光を効率的に建築物内に導入す
ることができ、健康的で快適な居住空間を実現するとこ
とができるとともに、省エネルギーを図ることができ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1、図2は本発明の実施例の反射板組み
込み手摺りの構成を示す図であり、図1は本実施例の反
射板組み込み手摺りを、長手方向に垂直な平面で切った
断面図、図2(a)は図1の反射板組み込み手摺りを同
図のA方向から見た図、図2(b)は図1の反射板組み
込み手摺りを同図のB方向から見た図である。図1、図
2において、2は例えばマンション等に設けられた外廊
下であり、廊下1の外縁部には手摺り3が取り付けら
れ、手摺りの上部には笠木3aが取り付けられている。
手摺り3の外側には図2(a)に示すように所定幅の光
反射板1が切れ目なく取り付けられ、光反射板1は上固
定部材1a,下固定部材1bによりその上縁、下縁が手
摺り3に取り付けられている。
【0006】本実施例の光反射板1は、外側に凸の略円
弧状に形成されており、建築物に対して外側の面(凸側
の面)には鏡面材が張り付けられている。鏡面材として
は、例えばドイツアラノッド社製のミロ材等を使用する
ことができる。上記光反射板1に太陽光が入射すると、
太陽光は図1に示すように光反射板1により反射する。
本実施例では光反射板が外側に凸の形状であるので、反
射光は図1に示すように拡散する。
【0007】図3は図1に示す光反射板組み込み手摺り
を、中央部に吹き抜けを持つ高層建築物に適用した場合
の実施例を示す図である。図3(a)は建築物全体の断
面構成を示し、図3(b)はその一部を拡大して示した
図である。図3に示す建築物は上から見たとき「ロの
字」の形状をしており、吹き抜けCの上面は開放され、
吹き抜けCの周囲の4面は建築物に囲まれ、吹き抜けC
の底面は中庭となっている。なお、図3では断面部分の
みを示しており、吹き抜けの向こう側に見える建築物は
省略している。図3に示すように、建築物の高さに対し
て比較的面積が小さい吹き抜けを有する建築物において
は、通常、吹き抜けの底面に近い部分には、太陽光はと
どかず昼間でも暗い。
【0008】そこで、本実施例では、上記吹き抜けCに
面した外廊下に取り付ける手摺りとして、図1、図2に
示した光反射板組み込み手摺りを用いた。吹き抜けCに
面した外廊下の手摺りに光反射板組み込み手摺りを用い
ることにより、図3に示すように、吹き抜けCに入射し
た太陽光は上記光反射板1で反射を繰り返し、吹き抜け
Cの底面近くまで達する。すなわち、光反射板組み込み
手摺りを用いることにより、各階の吹き抜けに面した外
廊下に太陽光を導入することができる。このため、日照
量の不足を解消することができ、快適な居住空間を実現
することができる。なお、図3では、外廊下の手摺りに
本発明の光反射板組み込み手摺りを適用した場合につい
て示したが、外廊下を持たない建築物の場合には、ベラ
ンダの手摺りや建築物の窓等の開口部の手摺りに適用し
てもよい。
【0009】図4は接近して建てられた高層建築の外廊
下、ベランダ、もしくは窓等の開口部の手摺りに、図
1、図2に示した光反射板組み込み手摺りを用いた場合
の実施例を示している。近年、住宅等が高層化してお
り、これらの高層建築物が図4に示すように接近して建
てられている場合、ビル間Dの下の方の階には太陽光が
入射せず日照量が不足する。そこで、図4に示すよう
に、図1に示す反射板組み込み手摺りを、ビル間Dの対
向面の外廊下、あるいはベランダ、もしくは窓等の開口
部に取り付ける。これにより、図4に示すように、太陽
光は上記光反射板により反射してビル間Dの底部近くに
達する。すなわち、上記のように建築物の対向面の外廊
下、ベランダ、もしくは開口部に本発明の光反射板組み
込み手摺りを用いることにより、各階の対向面に面した
外廊下やベランダ、窓等に太陽光を導入することができ
る。このため、日照量の不足を解消することができ、快
適な居住空間を実現することができる。
【0010】なお、上記実施例では、光反射板として、
外側に凸の光反射板を用いた場合について示したが、光
反射板としては、平板状のものを用いたり、エンボス加
工をしたものを用いることができる。上記のように外側
に凸の反射板を用いたり、エンボス加工をした光反射板
を用いれば、入射した太陽光を拡散することができるの
で、吹き抜け内に均等に光を配分することができ、眩し
さを軽減することもできる。また、平板状の光反射板を
用いた場合には、平面度が悪いと反射像が歪んで見える
といった問題が生ずるが、外側に凸状の反射板を用いた
り、エンボス加工した光反射板を用いることによりこの
ような問題も生じない。また、図3では吹き抜けの周囲
の4面、図4では2つの建築物の対向する面の両面に光
反射板組み込み手摺りを取り付ける場合について説明し
たが、光反射板組み込み手摺りを一部の面にのみ取り付
けてもよい。例えば図3においては光反射板組み込み手
摺りを南と北に面する面に取り付けたり、図4において
は、南に面する面にのみ光反射板組み込み手摺りを設け
てもよい。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
以下の効果を得ることができる。 (1)手摺りに光反射板を取り付けるだけで、建築物間
の太陽光が届かない部分に太陽光を導入することができ
る。このため、低コストで建築物内に自然光を導入する
ことができ、快適で健康にもよい居住空間を実現するこ
とができる。また、自然光に接する機会が増えるため、
心理的、生理的なやすらぎ効果が得られ、憩いの場を提
供することができる。 (2)太陽光を利用しているので、照明、暖房コスト等
を低減化することができ、省エネルギーに寄与するとこ
ろが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の光反射板組み込み手摺りの構
成を示す図である。
【図2】図1の光反射板組み込み手摺りをA方向、B方
向から見た図である。
【図3】本発明の実施例の光反射板組み込み手摺りを吹
き抜けを要する高層建築物に適用した場合を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施例の光反射板組み込み手摺りを建
築物の対向面に取り付けた場合を示す図である。
【符号の説明】
1 光反射板 2 外廊下 3 手摺り 3a 笠木

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の外廊下、ベランダの外縁部もし
    くは開口部に取り付けられる手摺りであって、 上記手摺りには光反射板が取り付けられており、該光反
    射板の上記建築物に対して外側の面に太陽光を反射する
    反射面が形成されていることを特徴とする光反射板組み
    込み手摺り。
  2. 【請求項2】 上記光反射板の反射面は入射する光を拡
    散させる拡散形状となっていることを特徴とする請求項
    1の光反射板組み込み手摺り。
  3. 【請求項3】 上記光反射板組み込み手摺りは、該反射
    板で反射した太陽光が到達する距離離れて設置された建
    築の対向面のいずれか一方または両面に取り付けられて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2の光反射
    板組み込み手摺り。
JP2000133535A 2000-05-02 2000-05-02 光反射板組み込み手摺り Pending JP2001317175A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2214950A1 (es) * 2002-09-04 2004-09-16 Espacio Solar, S.L. Procedimiento y dispositivo para la captacion y reflexion de luz solar para iluminacion de zonas en sombra.
JP2008280686A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Try Engineering Co Ltd ガラス固定装置
KR101017602B1 (ko) 2010-10-15 2011-02-28 주식회사 한반도건축 공동주택의 발코니 난간대

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2214950A1 (es) * 2002-09-04 2004-09-16 Espacio Solar, S.L. Procedimiento y dispositivo para la captacion y reflexion de luz solar para iluminacion de zonas en sombra.
JP2008280686A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Try Engineering Co Ltd ガラス固定装置
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