JPH0638974Y2 - 集合住宅等におけるバルコニー用仕切板 - Google Patents
集合住宅等におけるバルコニー用仕切板Info
- Publication number
- JPH0638974Y2 JPH0638974Y2 JP1985150043U JP15004385U JPH0638974Y2 JP H0638974 Y2 JPH0638974 Y2 JP H0638974Y2 JP 1985150043 U JP1985150043 U JP 1985150043U JP 15004385 U JP15004385 U JP 15004385U JP H0638974 Y2 JPH0638974 Y2 JP H0638974Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- partition plate
- balconies
- room
- apartments
- sunlight
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] 産業上の利用分野 本考案は、特に中高層の集合住宅等のバルコニーの各戸
境部に設置されている仕切板の構成に関する。
境部に設置されている仕切板の構成に関する。
従来の技術 一般に、中高層の集合住宅では、建物の日照側(通常我
国では南側)にバルコニーが設けられている。
国では南側)にバルコニーが設けられている。
このバルコニーには、火災等の緊急時の避難通路を確保
するために、隣家との境界部分すなわち、戸境部には人
力により容易に破壊、除去あるいは開放することができ
る構造であって、その前に通行を妨げる物を置くことが
法令で禁止されている仕切板が設置されている。
するために、隣家との境界部分すなわち、戸境部には人
力により容易に破壊、除去あるいは開放することができ
る構造であって、その前に通行を妨げる物を置くことが
法令で禁止されている仕切板が設置されている。
考案が解決しようとする問題点 ところが、この種の仕切板pは、第3図(B)に示すよ
うに、特に朝夕の陽射しが傾く頃には日射の妨げとな
り、その結果、バルコニーに近い室内でも採光が得られ
ないという問題点があった。
うに、特に朝夕の陽射しが傾く頃には日射の妨げとな
り、その結果、バルコニーに近い室内でも採光が得られ
ないという問題点があった。
また、集合住宅においては採光が得難くて、住環境が悪
く、冬季の暖房費がかさむ等の問題点もあった。
く、冬季の暖房費がかさむ等の問題点もあった。
以上のような問題点を解決するために、従来、室内に太
陽光を積極的に導入する技術はあったが、上記仕切板に
着目して、これを有効に利用した採光技術はなかった。
陽光を積極的に導入する技術はあったが、上記仕切板に
着目して、これを有効に利用した採光技術はなかった。
本考案の目的とするところは、窓等に仕掛をして特別な
採光手段を設けることなく、仕切板の表面に太陽光を反
射させる機能を持たせることにより、この反射光が室内
に導入されて採光の時間を長くしたり、日の当たる範囲
を拡大したりして、集合住宅等の室内の住環境を良く
し、また、暖房費等を節約することのできる集合住宅等
におけるバルコニー用仕切板を提供することにある。
採光手段を設けることなく、仕切板の表面に太陽光を反
射させる機能を持たせることにより、この反射光が室内
に導入されて採光の時間を長くしたり、日の当たる範囲
を拡大したりして、集合住宅等の室内の住環境を良く
し、また、暖房費等を節約することのできる集合住宅等
におけるバルコニー用仕切板を提供することにある。
[考案の構成] 問題点を解決するための手段 本考案の集合住宅等におけるバルコニー用仕切板は、中
高層の集合住宅等の日射側のバルコニーの各戸境界部に
設置され、緊急避難に際して人力により破壊、除去ある
いは開放することができる仕切板において、該仕切板の
片側面または両側面に光沢性をもつ表面処理を施して太
陽光を反射させ、室内に導入するように構成したことを
特徴とする。
高層の集合住宅等の日射側のバルコニーの各戸境界部に
設置され、緊急避難に際して人力により破壊、除去ある
いは開放することができる仕切板において、該仕切板の
片側面または両側面に光沢性をもつ表面処理を施して太
陽光を反射させ、室内に導入するように構成したことを
特徴とする。
実施例 以下、本考案の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。
説明する。
第1図は中高層の集合住宅の一部を示すもので、1はバ
ルコニーであって、隣家との境界、すなわち戸境部に仕
切板2が設置されている。
ルコニーであって、隣家との境界、すなわち戸境部に仕
切板2が設置されている。
第2図から明らかなように、該仕切板2は、通常、型鋼
から成るフレーム部2aと、これにボルト等により取り付
けられたボード部2bとから構成されている。該ボード部
2bは人力により容易に破壊して通り抜けができるように
なっている。
から成るフレーム部2aと、これにボルト等により取り付
けられたボード部2bとから構成されている。該ボード部
2bは人力により容易に破壊して通り抜けができるように
なっている。
該仕切板2の両側表面には銀紙が貼着されていて、太陽
光線を反射させるようになっている。
光線を反射させるようになっている。
この反射手段としては、上記銀紙のような表面が光沢の
あるシート状のものを貼付ける以外に、反射性塗料等の
光沢性を有する塗料を塗っても良く、あるいはアルミ板
やステンレス板等の光沢性のある金属板を仕切板2の素
材として使用しても良い。尚、仕切板2が金属板等の人
力で容易に破壊できないものである場合には、人力によ
り容易に除去あるいは開放することができて、避難路を
確保できるようにしておく。
あるシート状のものを貼付ける以外に、反射性塗料等の
光沢性を有する塗料を塗っても良く、あるいはアルミ板
やステンレス板等の光沢性のある金属板を仕切板2の素
材として使用しても良い。尚、仕切板2が金属板等の人
力で容易に破壊できないものである場合には、人力によ
り容易に除去あるいは開放することができて、避難路を
確保できるようにしておく。
また、上記光沢性をもつ表面処理は、仕切板2の片面あ
るいは部分的に施しても良い。
るいは部分的に施しても良い。
以上のように光沢性があって反射特性に富んだ仕切板2
をバルコニー1に設置した場合、第3図(A)に示すよ
うに、従来、日が射し込まなかった朝夕でも、日が当た
る仕切板2の光沢性表面により太陽光が反射して、部屋
3内に導入され採光する事が出来、また部屋3の奥深く
まで日が射し込んで明るくなる。
をバルコニー1に設置した場合、第3図(A)に示すよ
うに、従来、日が射し込まなかった朝夕でも、日が当た
る仕切板2の光沢性表面により太陽光が反射して、部屋
3内に導入され採光する事が出来、また部屋3の奥深く
まで日が射し込んで明るくなる。
[考案の効果] 1)特に、朝夕の陽射しが傾いて、一方の仕切板により
日当たりが妨げられても、他方の仕切板の光沢表面によ
り太陽光が反射されて、室内の採光を確保することがで
きるので、集合住宅等の住環境を良くすることができ
る。
日当たりが妨げられても、他方の仕切板の光沢表面によ
り太陽光が反射されて、室内の採光を確保することがで
きるので、集合住宅等の住環境を良くすることができ
る。
2)冬季における採光が、日出から日没までの長時間に
亘って得られるので、暖房費を節約することができる。
亘って得られるので、暖房費を節約することができる。
3)いわゆる、うなぎの寝床といった奥まった部屋の奥
まで採光が得られる。
まで採光が得られる。
4)既存のバルコニー用仕切板に容易にかつ安価に施工
することができる。
することができる。
第1図は中高層の集合住宅の斜視図、第2図は仕切板の
縦断面図、第3図(A)(B)は採光状態を説明する図
である。 1……テラス、2……仕切板、2a……フレーム部、2b…
…ボード部、3……部屋、p……仕切板
縦断面図、第3図(A)(B)は採光状態を説明する図
である。 1……テラス、2……仕切板、2a……フレーム部、2b…
…ボード部、3……部屋、p……仕切板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−67075(JP,A) 特開 昭56−7931(JP,A) 特開 昭52−33317(JP,A) 実開 昭59−122301(JP,U) 実開 昭57−99088(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】中高層の集合住宅等の日照側のバルコニー
の各戸境部に設置され、緊急避難に際して人力により破
壊、除去あるいは開放することができる仕切板におい
て、該仕切板の片側面または両側面に光沢性をもつ表面
処理を施して太陽光を反射させ、室内に導入するように
構成したことを特徴とする集合住宅等におけるバルコニ
ー用仕切板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985150043U JPH0638974Y2 (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 | 集合住宅等におけるバルコニー用仕切板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985150043U JPH0638974Y2 (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 | 集合住宅等におけるバルコニー用仕切板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6259214U JPS6259214U (ja) | 1987-04-13 |
JPH0638974Y2 true JPH0638974Y2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=31065815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985150043U Expired - Lifetime JPH0638974Y2 (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 | 集合住宅等におけるバルコニー用仕切板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0638974Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005256306A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Sekisui Chem Co Ltd | バルコニーシステム |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0647439Y2 (ja) * | 1989-12-13 | 1994-12-07 | 西信 西出 | ソーラリューム物干構造物 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5233317A (en) * | 1975-09-09 | 1977-03-14 | Rokude Sangiyou Kk | Partition in stainless steel |
ATE3667T1 (de) * | 1979-06-05 | 1983-06-15 | Relium Ag | Verfahren und mittel zur steuerung der strahlungsenergie im gesamten spektralen bereich in raeumen. |
-
1985
- 1985-10-02 JP JP1985150043U patent/JPH0638974Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005256306A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Sekisui Chem Co Ltd | バルコニーシステム |
JP4504707B2 (ja) * | 2004-03-09 | 2010-07-14 | 積水化学工業株式会社 | バルコニーシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6259214U (ja) | 1987-04-13 |
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