JP2004176425A - 採光装置と、これを設けた建物 - Google Patents

採光装置と、これを設けた建物 Download PDF

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Abstract

【課題】東日または西日を南面側あるいは北面側の開口部から採り入れできる採光装置と、この採光装置を設けた建物を提供することを目的とする。
【解決手段】一方の面が山部23と谷部24が交互に連続する凹凸面21で形成され、他方の面が略平坦な面22で形成されたプリズムシート2を略垂直に向け、前記凹凸面21を入射方向に向けて配置し、一方の面から入射した光を屈折透過させ他方の面から入射方向と異なる方向に向きを変えて出光可能になされた採光装置1であって、前記山部23は略垂直方向に連続する向きに配向されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、採光装置と、これを設けた建物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の採光装置としては、例えば、光を透過・散乱させる透明あるいは半透明の板材と、プリズムシート(リニアー型フレネンルレンズ)からなる採光レンズ系複層面材が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
上記リニアー型フレネルレンズは、フレネル面を入射側に向けて採光し、フレネル面のフレネル溝を水平方向に配向し、この採光装置をベランダ用目隠し材として使用して採光したり、建物の採光用開口部に組み込み、部屋の奥まで採光できるようにした。
【0003】
【特許文献1】
特開平09−54274号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フレネル溝を水平方向に配向した場合、高度の高い南日を部屋の奥まで採光するのに適しているが、例えば、高度の低い東日を南面側の開口部から採光したり、東日を西面側の開口部から採光したりするには不向きであり、このような採光をするのに適した採光装置は今まで知られていなかった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、東日または西日を南面側あるいは北面側の開口部から採り入れできたり、東日または西日を反対側の開口部から採り入れたりできる採光装置と、この採光装置を設けた建物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、一方の面が面内の一方向に山部と谷部が交互に連続する凹凸面で形成され、他方の面が略平坦な面で形成された平板状のプリズムシートを略垂直に向け、前記凹凸面を入射方向に向けて配置し、一方の面から入射した光を屈折透過させ他方の面から入射方向と異なる方向に向きを変えて出光可能になされた採光装置であって、前記山部は略垂直方向に連続する向きに配向されていることを特徴とする。
上記採光装置は、塀に組み込んだ採光装置付きの塀として用いるとよい。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の採光装置において、前記山部は、頂角が略直角で底角の一方が20度〜50度の範囲内の三角形状になされていることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の採光装置が建物本体の屋外側に設けられた建物であって、
前記建物本体の南面側または北面側に開口部が設けられ、前記採光装置はこの開口部に向かって東側または西側の開口部前方に立設され、東側に立設したときは凹凸面が略東側に向けられ、西側に立設したときは凹凸面が略西側に向けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、一方の面が面内の一方向に山部と谷部が交互に連続する凹凸面で形成され、他方の面が略平坦な面で形成された平板状のプリズムシートを略垂直に向け、前記平坦な他方の面を入射方向に向けて配置し、他方の面から入射した光を一方の面にて反射させ再び他方の面から向きを変えて出光可能になされた採光装置であって、前記山部は略垂直方向に連続する向きに配向されていることを特徴とする。
上記採光装置は、塀に組み込んだ採光装置付きの塀として用いるとよい。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の採光装置において、前記山部は、頂角が略直角で底角の一方が20度〜50度の範囲内の三角形状になされていることを特徴とする。
【0011】
請求項6記載の発明は、請求項4または5記載の採光装置が建物本体の屋外側に設けられた建物であって、
前記建物本体の西面側または東面側に開口部が設けられ、前記採光装置がこの開口部と対向し適宜の距離を隔てた建物の西面側または東面側に立設され、西面側に立設したときは平坦な他方の面が略東側に向けられ、東面側に立設したときは平坦な他方の面が略西側に向けられていることを特徴とする。
【0012】
請求項7記載の発明は、請求項3または6記載の建物において、前記採光装置は、建物本体の屋外に設けた垂直面を有する外構に組み込まれていることを特徴とする。
【0013】
請求項8記載の発明は、建物本体の屋外側に適宜の距離を隔てて塀が設けられた建物であって、塀の屋内側面が光を反射する反射面を備え、塀の高さが建物本体の1階開口部高さより高くなされていることを特徴とする。
【0014】
(作用)
このように構成された請求項1記載の採光装置によると、前記山部は略垂直方向に連続する向きに配向されているので、入射光を一方の面から屈折透過させ他方の面から入射方向と異なる方向、すなわち他方の面方向に近づく方向に向きを変えて出光できる。このため、一方の面を東日または西日の方向に向けると、高度の低い東日または西日を北向きあるいは南向きに向きを変えて出光できる。
【0015】
請求項2記載の採光装置によると、さらに、前記山部は、頂角が略直角で底角の一方が20度〜50度の範囲内の三角形状になされているので、太陽光の広方位角に対して高い屈折効果があり、高度の低い東日または西日を北向きあるいは南向きに向きを変えて効率よく出光できる。
【0016】
請求項3記載の建物によると、前記採光装置が建物本体の開口部に向かって東側または西側の開口部前方に立設されている。東側に立設したときは凹凸面が略東側に向けられ、西側に立設したときは凹凸面が略西側に向けられているので、高度の低い東日または西日を屈折透過させ、南面側あるいは北面側の開口部から室内の奥まで採光できる。
【0017】
請求項4記載の採光装置によると、前記山部は略垂直方向に連続する向きに配向されているので、入射光を一方の凹凸面にて反射させ再び他方の面から向きを変えて出光できる。このため、他方の面を東日または西日の方向に向けると、東日または西日を反射させて反対側の西側または東側から出光できる。
【0018】
請求項5記載の採光装置によると、さらに、前記山部は、頂角が略直角で底角の一方が20度〜50度の範囲内の三角形状になされているので、太陽光の広方位角に対して高い比率で全反射でき、高度の低い東日または西日を西面側あるいは東面側に向きを変えて効率よく出光できる。
【0019】
請求項6記載の建物では、前記採光装置が建物本体の開口部と対向し適宜の距離を隔てた建物の西面側または東面側に立設されている。西面側に立設したときは平坦な他方の面が略東側に向けられ、東面側に立設したときは平坦な他方の面が略西側に向けられているので、高度の低い東日または西日を屈折反射させ、反対側の西面側あるいは東面側の開口部から室内の奥まで採光できる。
【0020】
請求項7記載の建物では、さらに、前記採光装置は、建物本体の屋外に設けた垂直面を有する外構に組み込まれているので、採光装置を設置するために特別な設置装置が不要となる。
【0021】
請求項8記載の建物では、塀の屋内側面が光を反射する反射面を備え、塀の高さが建物本体の1階開口部高さより高くなされているので、建物本体内部に太陽光を反射させて取り込んだり、建物本体と塀との間の空間(庭等)に太陽光を反射させて取り込んだりできる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1と図2は本発明の一実施の形態であって、図1(イ)は採光装置の斜視図、(ロ)は図1(イ)のA−A線における断面図、(ハ)は山部の形状を説明する断面図である。図2(イ)は建物の斜視図であり、(ロ)は建物の平面図である。
【0023】
(採光装置)
本実施の形態1の採光装置1は、図1に示すように、矩形状のプリズムシート2と、このプリズムシート2の各縁辺に設ける縦枠3,3と横枠4,4とから構成されている。防火地域や準防火地域では、ガラス板との2層構成にしたものが好ましい。
【0024】
プリズムシート2は、透明もしくは半透明のポリカーボネートあるいはアクリル樹脂で形成された平板状のものであって、一方の面が面内の一方向に山部23と谷部24が交互に連続する凹凸面21で形成され、他方の面が平坦面22で形成されている。
採光装置1は、上記プリズムシート2を略垂直に向け、前記凹凸面21を光の入射方向に向けて配置し、一方の面(凹凸面21)から入射した光を屈折透過させ他方の面(平坦面22)から入射方向と異なる方向に向きを変えて出光可能になすものであって、前記山部23は略垂直方向に連続する向きに配向されている。
【0025】
前記山部23は、図1(ハ)に示すように、頂角Lが略直角であり、一方の底角Mが30度、他方の底角が60度の直角三角形状になされ、一方の底角M(30度)が紙面上の下側に向けられている。
【0026】
(建物)
本実施の形態1の建物は、図2に示すように、上記採光装置1を同一面内に複数枚並列させて建物本体10の屋外側に設けたものであって、この採光装置1は、建物本体10の屋外に設けた塀20に組み込まれている。
採光装置1を含む塀20の高さは、建物本体10の1階高さ以上であればよい。また、塀20は、上半分を採光装置1で構成している。
【0027】
建物本体10の南面側に開口部11が設けられ、前記採光装置1はこの開口部11に向かって東側の開口部前方に立設され、図1(ロ)、(ハ)に示すように、採光装置1のプリズムシート2は、凹凸面21を東側に向けて配置されている。
【0028】
図1(ロ)、(ハ)において、矢印Xは太陽の入射光を示し、x1 は太陽光の方位角を示している。また、矢印Yは出光を示し、y1 は出光角を示している。方位角は、北を0度、東を90度、南を180度、西を270度としている。
【0029】
上記の図1において、入射光Xは、方位角x1 =120度で入射する場合を示しており、これは冬季における南寄りの高度の低い東日を示している。
この際、プリズムシート2の山部23は、前記したように、一方の底角Mが30度、他方の底角が60度の直角三角形状になされ、一方の底角M(30度)が紙面上の下側に向けられているので、方位角x1 =120度で入射した場合、入射光Xは山部23の一方の斜辺と直交し、他方の斜辺と平行する方向に入射し、プリズムシート2の平坦面22から出光角y1 =37.6度で出光する。
【0030】
(本実施の形態1の作用)
このように構成された本実施の形態1の採光装置1によると、前記山部23は略垂直方向に連続する向きに配向されているので、入射光Xを一方の面(凹凸面21)から屈折透過させ他方の面(平坦面22)から入射方向と異なる方向、すなわち平坦面22に近づく方向に向きを変えて出光できる。このため、凹凸面21を東日の方向に向けると、高度の低い東日を北向きに向きを変えて出光できる。
【0031】
さらに、前記山部23は、頂角Lが直角で一方の底角Mが30度の直角三角形状になされているので、太陽方位角90度(春季、秋季)〜130度(冬季)の東日に対して屈折効果があり、高度の低いこれら東日を北向きに向きを変えて効率よく出光できる。
【0032】
上記採光装置1を設けた本実施の形態1の建物によると、前記採光装置1が建物本体10の南面側開口部11に向かって東側の開口部前方に立設されているので、高度の低い東日を屈折透過させ、南面側開口部11から室内の奥まで採光できる。
【0033】
さらに、前記採光装置1は、建物本体10の屋外に設けた塀20に組み込まれているので、特別な設置装置が不要となる。
【0034】
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2であって、(イ)は建物の平面図、(ロ)はプリズムシートの横断面図である。
以下の実施の形態において、前記実施の形態1と本質的に同じものには同符号を付けて説明を省略し、異なるものだけ別符号を付けて説明する。
尚、建物本体10は、前記実施の形態1と共通であってもよく、共通であれば、朝も夕も採光がよくなりよい。
【0035】
本実施の形態2において、採光装置1は前記実施の形態のものと同じであるが、これを建物に設ける場合、上下反転させて設けるようにしたものである。
【0036】
本実施の形態2の建物は、図3(イ)に示すように、前記採光装置1を同一面内に複数枚並列させて建物本体10の屋外側に設けたものであって、この採光装置1は、建物本体10の屋外に設けた塀20に組み込まれている。
【0037】
採光装置1は南面開口部11に向かって西側の開口部前方に立設され、図3(ロ)に示すように、採光装置1のプリズムシート2は、凹凸面21を西側に向けて配置されている。
【0038】
上記の図3(ロ)において、入射光Xは、方位角x1 =240度で入射する場合を示しており、これは冬季における南寄りの高度の低い西日を示している。
この際、プリズムシート2の山部23は、一方の底角Mが30度の直角三角形状になされ、一方の底角M(30度)が紙面上の下側に向けられているので、方位角x1 =240度で入射した場合、入射光Xは山部23の一方の斜辺と直交し、他方の斜辺と平行する方向に入射し、プリズムシート2の平坦面22から出光角y1 =37.6度で出光する。
【0039】
(本実施の形態2の作用)
上記採光装置1を設けた本実施の形態2の建物によると、前記採光装置1が建物本体10の南面側開口部11に向かって西側の開口部前方に立設されているので、高度の低い西日を屈折透過させ、南面側開口部11から室内の奥まで採光できる。
【0040】
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3であって、(イ)は建物の平面図、(ロ)はプリズムシートの横断面図である。
本実施の形態3において、採光装置1は前記実施の形態1のものと本質的に同じであるが、プリズムシート1の山部23の形状が図1(ロ)のものと逆形状になされたものを使用する。すなわち、プリズムシート2の山部23は、一方の底角Mが30度の直角三角形状になされ、一方の底角M(30度)が紙面上の上側に向けられている
【0041】
本実施の形態3の建物は、図4(イ)に示すように、上記採光装置1を同一面内に複数枚並列させて建物本体10の屋外側に設けたものであって、この採光装置1は、建物本体10の屋外に設けた塀20に組み込まれている。
建物本体10は、実施の形態1,2と共通であってもよい。
【0042】
採光装置1は北面開口部11に向かって東側の開口部前方に立設され、図4(ロ)に示すように、採光装置1のプリズムシート2は、凹凸面21を東側に向けて配置されている。
【0043】
上記の図4(ロ)において、入射光Xは、方位角x1 =60度で入射する場合を示しており、これは夏季における北寄りの高度の低い東日を示している。
この際、プリズムシート2の山部23は、一方の底角Mが30度の直角三角形状になされ、一方の底角M(30度)が紙面上の上側に向けられているので、方位角x1 =60度で入射した場合、入射光Xは山部23の一方の斜辺と直交し、他方の斜辺と平行する方向に入射し、プリズムシート2の平坦面22から出光角y1 =37.6度で出光する。
【0044】
(本実施の形態3の作用)
上記採光装置1を設けた本実施の形態の建物によると、前記採光装置1が建物本体10の北面側開口部11に向かって東側の開口部前方に立設されているので、高度の低い東日を屈折透過させ、北面側開口部11から室内の奥まで採光できる。
【0045】
(実施の形態4)
図5は、本発明の実施の形態4であって、(イ)は建物の平面図、(ロ)はプリズムシートの横断面図である。
本実施の形態4において、採光装置1は前記実施の形態のものと本質的に同じであるが、プリズムシート1は、図1(ロ)のものを左右反転したものを使用する。すなわち、プリズムシート2の山部23は、一方の底角Mが30度の直角三角形状になされ、一方の底角M(30度)が紙面上の上側に向けられている
【0046】
本実施の形態4の建物は、図5(イ)に示すように、上記採光装置1を同一面内に複数枚並列させて建物本体10の屋外側に設けたものであって、この採光装置1は、建物本体10の屋外に設けた塀20に組み込まれている。
建物本体10は、実施の形態1,2,3と共通であってもよく、共通だと朝もよい。
【0047】
採光装置1は北面開口部11に向かって西側の開口部前方に立設され、図5(ロ)に示すように、採光装置1のプリズムシート2は、凹凸面21を西側に向けて配置されている。
【0048】
上記の図4(ロ)において、入射光Xは、方位角x1 =300度で入射する場合を示しており、これは夏季における北寄りの高度の低い西日を示している。
この際、プリズムシート2の山部23は、一方の底角Mが30度の直角三角形状になされ、一方の底角M(30度)が紙面上の上側に向けられているので、方位角x1 =300度で入射した場合、入射光Xは山部23の一方の斜辺と直交し、他方の斜辺と平行する方向に入射し、プリズムシート2の平坦面22から出光角y1 =37.6度で出光する。
【0049】
(本実施の形態4の作用)
上記採光装置1を設けた本実施の形態4の建物によると、前記採光装置1が建物本体10の北面側開口部11に向かって西側の開口部前方に立設されているので、高度の低い西日を屈折透過させ、北面側開口部11から室内の奥まで採光できる。
【0050】
(実施の形態5)
図6と図7は、本発明の実施の形態5であって、図6(イ)は採光装置を分解して示す斜視図、(ロ)は図6(イ)のA−A線におけるプリズムシートの断面図であり、図7(イ)は建物の斜視図、(ロ)は建物の平面図である。
【0051】
(採光装置)
本実施の形態5の採光装置1Aは、図6(イ)に示すように、矩形状のプリズムシート2と、このプリズムシート2の各縁辺に設ける縦枠3,3と横枠4,4とから構成されている。防火地域や準防火地域では、ガラス板との2層構成にしたものが好ましい。
【0052】
プリズムシート2は、透明もしくは半透明のポリカーボネートあるいはアクリル樹脂で形成された平板状のものであって、一方の面が面内の一方向に山部23と谷部24が交互に連続する凹凸面21で形成され、他方の面が平坦面22で形成されている。
【0053】
採光装置1Aは、上記平板状のプリズムシート2を略垂直に向け、前記平坦面22を入射方向に向けて配置し、平坦面22から入射した光を凹凸面21にて反射させ再び他方の面から向きを変えて出光可能になされたものである。
プリズムシート2の山部23は垂直方向に連続する向きに配向されている。
【0054】
前記山部23は、頂角Lが略直角で一方の底角Mが30の直角三角形状になされ、一方の底角Mを紙面の上で下側に向けて配置している。
【0055】
(建物)
本実施の形態5の建物は、図7に示すように、上記採光装置1Aが建物本体10の屋外側に設けられたものであって、建物本体10の西面側に開口部11が設けられた2階建ての建物である。
上記採光装置1Aはこの開口部11と対向し適宜の距離を隔てた建物本体10の西面側に立設され、図6(ロ)に示すように、プリズムシート2の平坦面22が略東側に向けられている。
建物本体10は、実施の形態1〜4と共通であってもよい。
【0056】
なお、前記採光装置1Aは、建物本体10の屋外に設けた塀20に組み込まれている。採光装置1Aを含む塀20の高さは、2階建ての場合、1.5階以上の高さに、建物本体10の壁面と塀20との距離は3m以上とするのがよい。
【0057】
入射光Xa,Xb,Xcは、いずれも、方位角120度で入射する冬季の東日を示している。
一部の入射光Xaは、平坦面22から入射し、凹凸面21にて反射し、再び入射光Xaと平行な出光Yaととして出光される。他の入射光Xbは山部23の頂部から凹凸面21側へ出光されたり(出光Yb)、他の入射光Xcは谷底部にて反射され出光Ycの方向に出光される。
【0058】
(実施の形態5の作用)
本実施の形態5の採光装置1Aによると、前記山部23が垂直方向に連続する向きに配向されているので、入射光Xaを一方の凹凸面21にて反射させ再び他方の平坦面22から向きを変えて出光できる。このため、他方の平坦面22を東日の方向に向けると、東日を反射させて反対側の西側から出光できる。
【0059】
さらに、前記山部23は、頂角Lが直角で一方の底角Mが30度の直角三角形状になされているので、太陽方位角104度〜125度に対して効率の高い(50%以上)比率で全反射が実現でき、高度の低い冬季の東日を向きを変えて出光できる。
【0060】
本実施の形態5の建物では、前記採光装置1Aが建物本体10の開口部11と対向し適宜の距離を隔てた建物本体10の西面側に立設され、プリズムシート2の平坦面22が東側に向けられているので、高度の低い東日を屈折反射させ、反対側の西面側開口部11から室内の奥まで採光できる。
【0061】
(実施の形態6)
図8は、本発明の実施の形態6であって、(イ)は建物の平面図であり、(ロ)はプリズムシートの横断面図である。
【0062】
本実施の形態6において、採光装置1Aは、前記実施の形態の図6に示したものと本質的に同じであるが、プリズムシート1は、図6(ロ)のものを上下反転したものを使用する。すなわち、プリズムシート2の山部23は、一方の底角Mが30度の直角三角形状になされ、一方の底角M(30度)が紙面上の下側に向けられている。
【0063】
本実施の形態6の建物は、図8に示すように、上記採光装置1Aが建物本体10の屋外側に設けられたものであって、建物本体10の東面側に開口部11が設けられた2階建ての建物である。
建物本体10は、実施の形態1〜5と共通であってもよい。
上記採光装置1Aはこの開口部11と対向し適宜の距離を隔てた建物本体10の東面側に立設され、図8(ロ)に示すように、プリズムシート2の平坦面22が略西側に向けられている。
【0064】
入射光Xaは、方位角240度で入射する冬季の西日を示している。
一部の入射光Xaは、平坦面22から入射し、凹凸面21にて反射し、再び入射光Xaと平行な出光Yaとして出光される。
【0065】
(実施の形態6の作用)
本実施の形態6の建物では、前記採光装置1Aが建物本体10の東側開口部11と対向し適宜の距離を隔てた建物本体10の東面側に立設され、プリズムシート2の平坦面22が西側に向けられているので、高度の低い西日を屈折反射させ、反対側の東面側開口部11から室内の奥まで採光できる。
【0066】
(実施の形態7)
図9〜図11は、本発明の実施の形態7であって、図9は建物の1階平面図であり、図10は図9の建物の立面図であり、図11は塀の高さが異なる建物の立面図である。
【0067】
図9と図10に示す本実施の形態7の建物は、2階建て建物本体10Aの屋外東側面に適宜の距離Kを隔てて平面視コ字形の塀20Aが設けられ、建物本体10Aと塀20Aとで囲われた空間は庭30になされている。
上記塀20Aの屋内側面は光の反射率の高い白色塗料等で塗装された反射面を備えている。
また、塀20Aの高さHは、1階開口部高さより高く、図10においては、建物本体10Aの1.5階分の高さ(1.5F)である約4m高さになされ、図11においては、建物本体10Aの2階分の高さ(2F)である約5m高さになされている。
【0068】
表1〜表3は、塀20Aと建物本体10Aとの距離Kを変え、リビング室内の床面照度について関東地区の日射時間を基準として検討した結果を示す。
表1〜表3において、記号◎は室内全域で床面照度が1000ルクス以上、記号○は300ルクス以上、記号×は300ルクス未満である。なお、照度1000ルクスは照明学会で規定された快適に読書できる適正照度であり、300ルクスは最低のJIS照度基準である。
【0069】
【表1】
Figure 2004176425
【0070】
(表1)は、春分または秋分の14時と16時におけるリビング室内の床面照度を上記記号で示したものである。なお、表では塀20Aへの日射面積も併せて示している。
(表1)に示すように、塀なしでは16時になると床面照度は×であるが、距離Kを2.7m以上にして塀20Aを設けた場合には、16時における床面照度はいずれも○であった。
【0071】
【表2】
Figure 2004176425
【0072】
(表2)は、夏至の14時と16時におけるリビング室内の床面照度を示したものであって、(表2)に示すように、塀なしでは床面照度は○であるが、距離Kを3.6m以上にして塀20Aを設けた場合には、○〜◎であった。
【0073】
【表3】
Figure 2004176425
【0074】
(表3)は、冬至の14時と16時におけるリビング室内の床面照度を示したものであって、(表3)に示すように、冬至の場合塀の有無にかかわらず16時の床面照度は×であった。
【0075】
(実施の形態7の作用)
本実施の形態7の建物では、塀20Aの屋内側面が光を反射する反射面を備え、塀20Aの高さが建物本体10Aの1階開口部高さより高くなされているので、建物本体10A内部に太陽光を反射させて取り込んだり、建物本体10Aと塀20Aとの間の空間(庭30等)に太陽光を反射させて取り込んだりできる。
【0076】
(実施の形態8)
図12は、本発明の実施の形態8であって、建物の平面図である。
本実施の形態8の建物は、図12に示すように、2階建て建物本体10Bの屋外北側面に開口部11が形成され、適宜の距離Kを隔てて平面視コ字形の塀20Bが設けられている。30は庭であり、建物本体10Bの東側に3mの距離を隔てて2階建ての隣家が位置している。
上記塀20Bの屋内側面は光の反射率の高い白色塗料等で塗装された反射面を備えている。
また、塀20Bの高さHは、1階開口部11の高さより高くなされている(1.5F高さまたは2F高さ)。
【0077】
(表4)は、塀20Bの高さHが2F高さに、建物本体20Bとの距離Kが3.6mになされた場合の室内床面照度を、塀20Bを設けない場合と対比して示したものである。
【0078】
【表4】
Figure 2004176425
【0079】
(実施の形態8の作用)
本実施の形態8の建物では、塀20Bの屋内側面が光を反射する反射面を備え、塀20Bの高さが建物本体10Bの1階開口部高さより高くなされているので、建物本体10B内部に太陽光を反射させて取り込んだり、建物本体10Bと塀20Bとの間の空間(庭30等)に太陽光を反射させて取り込んだりできる。
具体的には、(表4)示すように、春分秋分と冬至のいずれにおいても、塀20Bの高さを2F高さとし、塀の距離Kを3.6mとしたときに室内の床面照度が向上する。
【0080】
以上、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
【0081】
【発明の効果】
このように構成された請求項1記載の採光装置によると、入射光を面内方向に向きを変えて出光できる。
【0082】
請求項2記載の採光装置によると、さらに、入射光を面内方向に効率よく向きを変えて出光できる。
【0083】
請求項3記載の建物によると、高度の低い東日または西日を屈折透過させ、南面側あるいは北面側の開口部から室内の奥まで採光できる。
また、屈折透過の少ない時間帯でも散乱光を室内に取り込むことができる。
【0084】
請求項4記載の採光装置によると、プリズムシートの屈折・全反射特性を利用して入射光の向きを変えて出光できる。
【0085】
請求項5記載の採光装置によると、さらに、入射光の向きを変えて効率よく出光できる。
【0086】
請求項6記載の建物では、高度の低い東日または西日を屈折反射させ、反対側の西面側あるいは東面側の開口部から室内の奥まで採光できる。
また、屈折透過の少ない時間帯でも散乱光を室内に取り込むことができる。
【0087】
請求項7記載の建物では、さらに、前記採光装置は、建物本体の屋外に設けた外構に組み込まれているので、特別な設置装置が不要となる。
また、組み込まれた採光装置は、視線を遮蔽する機能も併せ持つ。
【0088】
請求項8記載の建物では、建物本体内部に太陽光を反射させて取り込んだり、建物本体と塀との間の空間(庭等)に太陽光を反射させて取り込んだりできるため、電気使用量を節減できたり、庭の植物の生育がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1であって、(イ)は採光装置の斜視図、(ロ)は図1(イ)のA−A線における断面図、(ハ)は山部の形状を説明する断面図である。
【図2】(イ)は建物の斜視図であり、(ロ)は建物の平面図である。
【図3】本発明の実施の形態2であって、(イ)は建物の平面図、(ロ)はプリズムシートの横断面図である。
【図4】本発明の実施の形態3であって、(イ)は建物の平面図、(ロ)はプリズムシートの横断面図である。
【図5】本発明の実施の形態4であって、(イ)は建物の平面図、(ロ)はプリズムシートの横断面図である。
【図6】本発明の実施の形態5であって、(イ)は採光装置を分解して示す斜視図、(ロ)は図6(イ)のA−A線におけるプリズムシートの断面図である。
【図7】(イ)は建物の斜視図、(ロ)は建物の平面図である。
【図8】本発明の実施の形態6であって、(イ)は建物の平面図であり、(ロ)はプリズムシートの横断面図である。
【図9】本発明の実施の形態7であって、建物の1階平面図である。
【図10】図9の建物の立面図である。
【図11】塀の高さの異なる建物の立面図である。
【図12】本発明の実施の形態8であって、建物の1階平面図である。
【符号の説明】
1,1A 採光装置
2 プリズムシート
21 凹凸面
22 平坦な面
23 山部
24 谷部
10,10A,10B 建物本体
11 開口部
20,20A,20B 塀

Claims (8)

  1. 一方の面が面内の一方向に山部と谷部が交互に連続する凹凸面で形成され、他方の面が略平坦な面で形成された平板状のプリズムシートを略垂直に向け、前記凹凸面を入射方向に向けて配置し、一方の面から入射した光を屈折透過させ他方の面から入射方向と異なる方向に向きを変えて出光可能になされた採光装置であって、
    前記山部は略垂直方向に連続する向きに配向されていることを特徴とする採光装置。
  2. 前記山部は、頂角が略直角で底角の一方が20度〜50度の範囲内の三角形状になされていることを特徴とする請求項1記載の採光装置。
  3. 請求項1または2記載の採光装置が建物本体の屋外側に設けられた建物であって、
    前記建物本体の南面側または北面側に開口部が設けられ、前記採光装置はこの開口部に向かって東側または西側の開口部前方に立設され、東側に立設したときは凹凸面が略東側に向けられ、西側に立設したときは凹凸面が略西側に向けられていることを特徴とする建物。
  4. 一方の面が面内の一方向に山部と谷部が交互に連続する凹凸面で形成され、他方の面が略平坦な面で形成された平板状のプリズムシートを略垂直に向け、前記平坦な他方の面を入射方向に向けて配置し、他方の面から入射した光を一方の面にて反射させ再び他方の面から向きを変えて出光可能になされた採光装置であって、
    前記山部は略垂直方向に連続する向きに配向されていることを特徴とする採光装置。
  5. 前記山部は、頂角が略直角で底角の一方が20度〜50度の範囲内の三角形状になされていることを特徴とする請求項4記載の採光装置。
  6. 請求項4または5記載の採光装置が建物本体の屋外側に設けられた建物であって、
    前記建物本体の西面側または東面側に開口部が設けられ、前記採光装置がこの開口部と対向し適宜の距離を隔てた建物の西面側または東面側に立設され、西面側に立設したときは平坦な他方の面が略東側に向けられ、東面側に立設したときは平坦な他方の面が略西側に向けられていることを特徴とする建物。
  7. 前記採光装置は、建物本体の屋外に設けた垂直面を有する外構に組み込まれていることを特徴とする請求項3または6記載の建物。
  8. 建物本体の屋外側に適宜の距離を隔てて塀が設けられた建物であって、塀の屋内側面が光を反射する反射面を備え、塀の高さが建物本体の1階開口部高さより高くなされていることを特徴とする建物。
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