JP2001316959A - 靴下のつま先縫製用の靴下移し針 - Google Patents
靴下のつま先縫製用の靴下移し針Info
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Abstract
った靴下生地を、靴下編み立て機から自動的に取り出し
てつま先部分を自動的に縫い合わせることができ、靴下
の製造効率の向上と省力化が図れる靴下のつま先縫製用
の靴下移し針を提供する。 【解決手段】 カム部材との結合杆42と針先形成杆
43を直角に連成し、針先形成杆43の先端に設けた針
先45が、対向させた幅の狭い二枚の金属板41、41
aを相反する外側に屈曲させることによって対向面間に
上下に長い貫通孔46を形成し、一方金属板41の先端
を他方金属板41aの側面に臨ませ、両金属板41、4
1aの貫通孔46を形成した部分の途中で内側縁に、つ
ま先部分のループが係合する凹欠部47を設けて形成さ
れている。
Description
でつま先まで編み上がった靴下生地を、靴下編み立て機
から自動的に取り出してつま先部分を自動的に縫い合わ
せるために用いる靴下のつま先縫製用の靴下移し針に関
する。
機の如き靴下編み立て機を用い、靴下の口ゴム部、身ご
ろ、踵、足部、つま先までを編み上げる靴下生地の編み
上げ工程と、開口するつま先部分を先かがりする工程と
を経て行われる。
靴下編み立て機から編み上がった靴下生地を取り外し、
この靴下生地を裏返しにした状態で別途用意した先かが
り機につま先部分をセットし、このつま先部分を手作業
でかかることにより縫い合わせるようにしていた。
つま先処理方法は、靴下編み立て機からの靴下生地の取
り外し、先かがり部分への靴下生地の移送、靴下の裏返
し、先かがり機への靴下生地のセット、つま先部分の縫
い合わせ等の全てが、作業者による手作業によって行わ
なければならないため、靴下の製造能率を低下させ、製
品の製造コストを高騰させる大きな要因になっている。
機でつま先まで編み上がった靴下生地を、靴下編み立て
機から自動的に取り出してつま先部分を自動的に縫い合
わせることができ、靴下の製造効率の向上と省力化によ
り、製造コストの低減が図れる靴下のつま先縫製用の靴
下移し針を提供することにある。
するため、この発明は、カム部材との結合杆と針先形成
杆を直角に連成し、針先形成杆の先端に設けた針先が、
対向させた幅の狭い二枚の金属板を相反する外側に屈曲
させることによって対向面間に上下に長い貫通孔を形成
し、一方金属板の先端を他方金属板の側面に臨ませ、両
金属板の貫通孔を形成した部分の途中で内側縁に凹欠部
を設けて形成されている構成を採用したものである。
成した部分の途中が外側に屈曲し、上記凹欠部が外側に
屈曲した部分の根元に設けられ、他方金属板の先端部側
縁に傾斜側壁を設けるようにしてもよく、さらに、他方
金属板の先端部内側面に、一方金属板の先端が納まる凹
溝を設けることができる。
示例と共に説明する。
下のつま先縫製用の靴下移し針を使用する靴下のつま先
縫製装置は、丸編機や靴下編機の如き靴下生地を編み上
げる靴下編み立て機1と、複数の移し針移動台2が円形
の配置と両側に向かい合わせとなる直線状の配列に集合
離反自在となり、上記靴下編み立て機1の直上での上下
動と、靴下編み立て機1の直上に対する水平方向の進退
動が自在となるように配置され、靴下編み立て機1で編
み上がった靴下生地Aを自動的に移し取ると共に、移し
取った靴下生地Aを水平方向に移送する靴下移し装置3
と、この靴下移し装置3の水平方向への移動途中に配置
され、靴下移し装置3で移送される靴下生地Aのつま先
部分を縫い合わせるミシンとで構成されている。
のシリンダ(以下釜4という)と、この釜4の外周面に
設けた溝で上下動可能に保持され、靴下生地Aを形成す
る多数の編み針5と、釜4のシンカーベットに組み込ま
れ、編み針5とで網み目を形成するシンカー6と、上記
釜4の内側に配置され、網み目をシンカー6の爪から外
すと共に、編み針5にかかっているループを後述する移
し針に移動させる移しビット7と、釜4の内部に配置さ
れ、靴下生地Aをバキュームで吸引して引き下げる生地
下げ用のバキュームパイプ8とを有し、釜4の回転と図
示省略したカムによる編み針5の上下動により、靴下生
地Aとなる口ゴム部、身ごろ、踵、足部、つま先までを
編み上げるようになっている。
編み立て機1から離れた位置に支柱10を立設し、この
支柱10に水平のベースプレート11を、該支柱10を
中心とする回転と上下動が自在となるよう取り付け、ベ
ースプレート11の上下動は固定台9との間に設けたシ
リンダ12で行うと共に、このベースプレート11が靴
下編み立て機1の上部で停止する状態で、ベースプレー
ト11の上面で靴下編み立て機1の直上の位置に、上下
端が開放し、内径が釜4の外径に略一致する垂直の円筒
部13が該靴下編み立て機1と同軸心状となるよう設け
られている。
溝14が形成されたガイドリング15が上下動自在に挿
入され、その上端に固定した昇降プレート16とベース
プレート11との間に設けたシリンダ17によって該ガ
イドリング15が上下動すると共に、このガイドリング
15の内部に、靴下編み立て機1で編み上がった靴下生
地Aを吸引して上方に引き上げるバキュームパイプ18
が上下動自在に挿入され、バキュームパイプ18はガイ
ドリング15と同時に上下動すると共に、その上端に固
定した昇降プレート19とガイドリング15の昇降プレ
ート16の間に設けたシリンダ20によって、該バキュ
ームパイプ18に、独立した上下動を与えるようになっ
ている。
配置状態で円筒部13と同軸心状となり、円状の配置か
ら円筒部13の軸心状で、両側に向かい合わせとなる直
線状の配列に集合離反自在となる複数の移し針移動台2
が配置されている。
ク21と下部のホルダー22とで形成され、ホルダー2
2に円状の配置状態で半径方向に沿う複数の溝23が設
けられ、各溝23内に、この発明の移し針24とカム部
材25が移動可能に保持され、カム部材25を介してシ
リンダ26で各移し針24が同時に移動を付与されるよ
うになっている。
って保持された移し針24の全合計数は、靴下編み立て
機1の編み針5と同数に設定され、また、前記ガイドリ
ング15の外周面に形成した溝14の数も同数になって
いる。
の第1の実施の形態を示し、図面は移し針24の構造を
理解し易くするために、針先を上にした状態で表示して
いる。
1aを重ね合わせた構造を有し、カム部材25との結合
杆42と針先形成杆43を直角に連成してL字状に屈曲
し、移し針移動台2の溝23に嵌まるカム部材25との
結合杆42には、途中に凸部44が設けられ、この移し
針24を移動させるカム部材25には、図1(A)のよ
うに、移し針24をガイドリング15まで押し出して円
形の配置にするカム25aと、移し針24を移し針移動
台2の内部にまで引き込んで直線にするカム25bが、
凸部44を挟むようにして設けられ、各移し針移動台2
の全移し針24とカム部材25は、各移し針移動台2毎
に設けた一つのシリンダ26によって同時に移動するこ
とになる。
5は、二枚の金属板41、41aの対向させた幅の狭い
部分を相反する外側に屈曲させることによって対向面間
に上下に長い六角形の貫通孔46を形成し、一方金属板
41の先端を他方金属板41aの側面に臨ませ、両金属
板41、41aの貫通孔46を形成した部分の途中で内
側縁に、靴下生地Aの爪先のループaが係合する凹欠部
47を設けて形成されている。
の途中が図1(A)のように外側に屈曲し、上記凹欠部
47が外側に屈曲した部分の根元に設けられ、一方金属
板41の先端部が先端に向けて細幅となると共に、他方
金属板41aの先端部で両側縁に略三角形の傾斜側壁4
8を設け、一方金属板41の先端部が両傾斜側壁48間
に収まり、この一方金属板41の先端部は金属板の弾性
を利用し、他方金属板41aに対して先端が開くことの
できる弾性を有している。
における針先45の構造は、他方金属板41aの先端部
を先端に向けて細幅とし、この他方金属板41aの先端
部内側面に、一方金属板41の先端が離反可能に納まる
凹溝49を設けた構造になっている。
針は、上記のような構成であり、次に、この靴下移し針
24の使用方法を説明する。
よる靴下生地Aの編み上げが終了すると、靴下移し装置
3は、上昇位置にある水平のベースプレート11が支柱
10を中心に回転して靴下編み立て機1の直上に臨んで
停止し、ベースプレート11の下面に装着した複数の移
し針移動台2は、靴下編み立て機の釜4と同軸心で円形
の配置となり、各移し針移動台2で保持した移し針24
は、引き込まれて移し針移動台2の先端面から突出しな
いようになっていると共に、下向きに突出状となるその
針先45と靴下編み立て機1の編み針5の上端の間に上
下の間隔が保たれている。
編み上げが終了すると、編み針5の高さを上昇させたク
リヤー位置に揃え、釜4を定位置に止める。この状態
で、靴下生地Aはバキュームパイプ8のブロワーによる
吸引で靴下編み立て機1内に引き下げられているので、
靴下生地Aのつま先部分のループaは、編み針5のフッ
ク5a内から外れてシンカー6の位置にまで下がり、次
に、靴下移し装置3のベースプレート11が、図6のよ
うにシリンダ12で移し位置にまで下がり、靴下編み立
て機1の編み針5のフック5aと、移し針移動台2で保
持した移し針24の針先45を同じ水平高さの配置に
し、ガイドリング15とバキュームパイプ18を下降位
置に下げ、ガイドリング15の下部を円形の配置となる
移し針移動台2群の内部に進入させて移し針24の高さ
に位置させる。
26を伸長作動させ、カム部材25のカム25aを介し
て各移し針24をガイドリング15に向けて弧状の配置
で押し出し、図7のように、その先端をガイドリング1
5の溝14にまで入れると、全移し針24は釜4の軸心
を中心とする円形の配置となり、その針先45が靴下編
み立て機1の編み針5の編み針5のフック5aに対して
嵌まり込むことになる。
イプ18を、その下端開口がシンカー6に臨む高さまで
下げ、この状態でバキュームパイプ18のブロアーを作
動させると、靴下編み立て機1の靴下生地Aはバキュー
ムパイプ18内に吸い込まれ、この吸い上げにより靴下
生地Aは図8のように裏返しの状態となり、続いて、シ
リンダ20の伸長でバキュームパイプ18をガイドリン
グ15内に納まる位置にまで上げる。
し針24に靴下生地Aのループaが完全に入る高さにま
で上昇させた後、この移し針ビット7を不作用の位置に
まで後退させる。図10(A)と(B)は、靴下生地A
のループaが靴下編み立て機1の編み針5から移し針2
4の針先45に移行する過程を示しており、移し針24
の針先45が編み針5のフック5aに対して嵌まり込ん
だ状態で、靴下生地Aがバキュームパイプ18の吸引で
裏返しとなって引き上げられると、ループaは編み針5
から移し針24の針先45へと円滑に移行することにな
り、ループaが移し針24へ移行することにより、この
ループaが針先45の凹欠部47に係合して保持され、
靴下生地Aは靴下編み立て機1から靴下移し装置3に裏
返し状態で移ることになる。
を外方に直線状の配列状態で逃がし、針先45を編み針
5のフック5aから離脱させることにより、針先45で
ループaが保持された靴下生地Aのつま先は円形に拡径
され、この後、バキュームパイプ18と共に、ガイドリ
ング15を不作用位置に上昇させ、続いてシリンダ10
の伸長でベースプレート11を下降した移し位置から上
昇位置に戻し、この状態で全移し針移動台2を釜4の軸
心に向けて集合移動させると、図9のように、全移し針
移動台2は円形の配置から直線の配置に移行し、全移し
針移動台2は両側に向かい合わせとなる直線状の配列と
なることにより、靴下生地Aのつま先部分の途中を移し
針移動台2の先端面で両側から互いに挟み込んで偏平な
状態とし、つま先の先端が移し針移動台2の下面と移し
針24の針先45の間に突出している。
置になって靴下生地Aのつま先部分を挟み込むと、靴下
移し装置3は、ベースプレート11が支柱10を中心に
回動して靴下編み立て機1の上から離反し、この移動に
より、靴下生地Aの移し針移動台2で挟み込まれたつま
先部分がミシンの上部に送られ、移し針移動台2の下面
と移し針24の針先45の間に突出しているつま先の先
端全長がこのミシンによって自動的にかがり縫いされ
る。
り縫いが完了すると、バキュームパイプ18のブロアー
を止め、移し針移動台2を円形の配置に戻して靴下を引
き下げて靴下移し装置3から外すことにより靴下製造工
程の全てが完了すると共に、靴下編み立て機1はラッチ
リングを下ろし、靴下生地の編み上げを再開することに
なる。
部材との結合間と針先形成間を直角に連成し、針先形成
間の先端に設けた針先が、対向させた幅の狭い二枚の金
属板を相反する外側に屈曲させることによって対向面間
に上下に長い貫通孔を形成し、一方金属板の先端を他方
金属板の側面に臨ませ、両金属板の貫通孔を形成した部
分の途中で内側縁に凹欠部を設けたので、靴下編み立て
機で編成した靴下生地がつま先まで編み上がると、靴下
生地を上部から吸引して上昇させることで、靴下生地を
裏返しにしてつま先開口部のループを編み針から靴下移
し針の針先に移行させ、これによって、裏返しになった
靴下生地を靴下編み立て機から移し針の針先に持ち替え
て、つま先縫製位置のミシンでつま先部分を自動的に縫
い合わせることができ、これにより、靴下編み立て機で
つま先まで編み上がった靴下生地を、靴下編み立て機か
ら自動的に取り出してつま先部分を自動的に縫い合わせ
ることが可能になり、従って、靴下生地の編み上げから
つま先の縫い合わせまでの全ての工程が自動的に行える
ことになり、靴下の製造効率の向上と省力化が可能にな
り、靴下の製造コストの低減が図れることになる。
側面図、(B)は同正面図
視図
視図
み上がった初期の状態を示す縦断正面図
正面図
ングに接近させた状態を示す縦断正面図
断面図
集合させた状態を示す縦断正面図
ループの移行を示す縦断正面図、(B)は同編み針と移
し針の関係を示す拡大側面図
Claims (3)
- 【請求項1】 カム部材との結合杆と針先形成杆を直角
に連成し、針先形成杆の先端に設けた針先が、対向させ
た幅の狭い二枚の金属板を相反する外側に屈曲させるこ
とによって対向面間に上下に長い貫通孔を形成し、一方
金属板の先端を他方金属板の側面に臨ませ、両金属板の
貫通孔を形成した部分の途中で内側縁に凹欠部を設けて
形成されている靴下のつま先縫製用の靴下移し針。 - 【請求項2】 上記針先の貫通孔を形成した部分の途中
が外側に屈曲し、上記凹欠部が外側に屈曲した部分の根
元に設けられ、他方金属板の先端部側縁に傾斜側壁を設
けた請求項1に記載の靴下のつま先縫製用の靴下移し
針。 - 【請求項3】 上記針先の貫通孔を形成した部分の途中
が外側に屈曲し、上記凹欠部が外側に屈曲した部分の根
元に設けられ、他方金属板の先端部内側面に、一方金属
板の先端が納まる凹溝を設けた請求項1に記載の靴下の
つま先縫製用の靴下移し針。
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- 2000-05-12 JP JP2000139840A patent/JP4025484B2/ja not_active Expired - Fee Related
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