JP2001316948A - リング精紡機における停止方法及びリング精紡機 - Google Patents

リング精紡機における停止方法及びリング精紡機

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JP2001316948A JP2000138399A JP2000138399A JP2001316948A JP 2001316948 A JP2001316948 A JP 2001316948A JP 2000138399 A JP2000138399 A JP 2000138399A JP 2000138399 A JP2000138399 A JP 2000138399A JP 2001316948 A JP2001316948 A JP 2001316948A
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俊司 伊藤
Hiroshi Yokoyama
弘 横山
Teruhiko Sato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 玉揚げの停止に際し、ドラフト部と積極糸把
持手段との間の糸を適正な糸撚り量とするリング精紡機
における停止方法、及びそれを実施するのに好適なリン
グ精紡機を提供する。 【解決手段】糸Yを積極糸把持手段60に把持させてか
ら機台1を停止させるまでの間に、ドラフト部5から糸
送り出しを再開させることで、ドラフト部5と積極糸把
持手段60との間の糸Yに掛かる糸撚り量を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スピンドル基部
に、スピンドル回転によって開閉して糸を把持、開放可
能な積極糸把持手段を備えたリング精紡機による玉揚げ
のための停止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スピンドル基部に、スピンドル回
転によって開閉して糸を把持、開放可能な積極糸把持手
段を備えたリング精紡機は、図5に示すタイミングチャ
ートに従い、玉揚げのための停止に際し、前記積極糸把
持手段を開放状態とするスピンドル回転中に、リングレ
ールを前記積極糸把持手段と対応する尻巻位置まで降下
させ、ドラフト部から前記積極糸把持手段が把持し得る
に足る長さの糸を紡出した後ドラフト部から糸送り出し
を止め、その後、スピンドル回転を減速して糸を積極糸
把持手段に把持させ、その後機台を停止させている(特
開平10−140427号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記スピンドル基部に
積極糸把持手段を備えたリング精紡機では、再起動時に
おいて、空ボビンへの糸の巻付けが行われるまで積極糸
把持手段に糸が把持されていなければならない。そのた
めに、積極糸把持手段による把持、開放がスピンドル回
転の停止前回転数に近い回転数にて行われるように設定
されているから、玉揚げのための停止に際し、積極糸把
持手段が糸を把持してから機台が停止するまでの時間が
長くなり、ドラフト部と積極糸把持手段との間の糸に撚
りが強く掛かってしまう。すると、強い撚りが掛かるこ
とでたるみ(弛み)の無い状態となった糸に、図6に示
すように、玉揚げ時、管換装置の管把持部材100が接
触する場合があり、たるみ(弛み)がないことで管把持
部材100により切断されるおそれがあった。そして、
ドラフト部と積極糸把持手段との間の糸が切断される
と、玉揚げ後の、機台再起動時に空ボビンへの糸の自動
巻付けができなくなる。
【0004】上記積極糸把持手段が糸を把持してから機
台を停止させるまでの時間を短くするためには、メイン
モータを急激に停止させればよいのだが、そうするとメ
インモータを制御するインバータの容量を大きくしなけ
ればならず、コスト的に問題があった。そこで、本発明
の課題は、玉揚げの停止に際し、ドラフト部と積極糸把
持手段との間の糸を適正な糸撚り量とするリング精紡機
における停止方法、及びそれを実施するのに好適なリン
グ精紡機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のために、
本願は、スピンドル基部に、スピンドル回転によって開
閉して糸を把持、開放可能な積極糸把持手段を備え、玉
揚げのための停止に際し、前記積極糸把持手段を開放状
態とするスピンドル回転中に、リングレールを前記積極
糸把持手段と対応する尻巻位置まで降下させ、ドラフト
部から前記積極糸把持手段が把持し得るに足る長さの糸
を紡出した後ドラフト部から糸送り出しを止め、その
後、スピンドル回転を減速して糸を積極糸把持手段に把
持させ、その後機台を停止させるリング精紡機における
停止方法において、糸を積極糸把持手段に把持させてか
ら機台を停止させるまでの間に、ドラフト部から糸送り
出しを再開させた。
【0006】具体的に、糸を積極糸把持手段に把持させ
てから機台を停止させるまでの間に、ドラフト部と積極
糸把持手段との間で掛かる糸撚り量が適正な糸撚り量と
なるように、ドラフト部から糸送り出しを再開させた。
更に、糸を積極糸把持手段に把持させてから機台を停止
させるまでの間に、玉揚げにより、管換装置の管把持部
材がドラフト部と積極糸把持手段との間の糸に接触して
も糸が切断されない適正な糸撚り量となるように、ドラ
フト部から糸送り出しを再開させた。
【0007】上記方法を実施するリング精紡機では、ド
ラフト部から送り出されてくる糸を、スピンドルに装着
したボビンに巻き取ってゆくリング精紡機において、ス
ピンドル基部にスピンドル回転より開閉して糸を把持、
開放可能な積極糸把持手段を設ける一方、リングレール
が積極糸把持手段と対応する尻巻位置まで降下したこと
を検出する手段と、その状態で積極糸把持手段が把持し
得るに足る長さの糸を紡出した時、ドラフト部からの糸
送り出しを止める糸送出停止手段と、ドラフト部が糸送
り出しを止めるまでは、積極糸把持手段が糸を受入可能
に開放するスピンドル回転を維持し、糸送り出しを止め
た後には、積極糸把持手段が糸を把持するスピンドル回
転に減速するように、スピンドル回転を制御するスピン
ドル回転指令手段と、スピンドル回転を減速して糸を積
極糸把持手段に把持させてから機台を停止させるまでの
間に、ドラフト部から糸送り出しを再開させる糸送出停
止解除手段とを備えた。
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態について図面を参照し
て説明する。図1に示すリング精紡機1は、インバータ
2に制御されるメインモータ3によりチンプーリシャフ
ト4が回転駆動され、このチンプーリシャフト4から図
示しない歯車列等の回転伝達機構を介してドラフト部5
及びリングレール昇降機構6を作動させている。ドラフ
ト部5はフロント5a、ミドル5b、バックローラ5c
から成り、各ローラ5a〜5cは図示しない歯車列によ
り所定のドラフト比となるように構成されている。リン
グレール昇降機構6は、特開平11−152630号公
報に記載されたように、図示しない歯車列等の回転伝達
機構とクラッチ6a〜6c及び別モータ7とを備えてい
る。
【0009】前記リングレール昇降機構6は、クラッチ
6aを励磁状態とし、クラッチ6b,6cを消磁状態と
すると、メインモータ3の駆動により図示しない回転伝
達機構を介して、リングレール8を繰り返しチェース間
で昇降させると共にシェーパ送りさせる。クラッチ6b
を励磁状態とし、クラッチ6a,6cを消磁状態とする
と、メインモータ3の駆動により図示しない回転伝達機
構を介してリングレール8をトップバンチ位置から尻巻
位置L1に下降させる。そして、クラッチ6cを励磁状
態とし、クラッチ6a,6bを消磁状態とすると、別モ
ータ7の駆動により図示しない回転伝達機構を介してリ
ングレール8を昇降させるように構成されている。ま
た、チンプーリシャフト4からスピンドルベルト9等を
介して機台1aに支持されたスピンドル10が回転駆動
されている。
【0010】前記スピンドル10には、図2に示すよう
に、その基部に積極糸把持手段60が設けてある。積極
糸把持手段60について説明する。スピンドルベルト9
により回転するスピンドル10に、環状の固定側把持部
材62が一体に設けてある。固定側把持部材62の外周
には、所定ピッチで糸切断用のカッタ刃62aが設けて
ある。固定側把持部材62の上面は、ボビン70の載置
面となっている。固定側把持部材62の下側には、可動
側把持部材63がスピンドル10に上下方向移動自在に
嵌装してある。可動側把持部材63の上部にはリング壁
63aが形成され、このリング壁63aは、固定側把持
部材62の下面に設けた環状溝62bに上下方向移動自
在に嵌め込まれている。
【0011】可動側把持部材63の内側には半径方向外
側に向かって上向き傾斜のテーパ部64が設けてある。
可動側把持部材63は、スピンドル10の鍔部10aと
の間に圧縮ばね65が介在されて、その上面が固定側把
持部材62に圧接するように付勢され、固定側把持部材
62との間で糸把持可能となっている。スピンドル10
の前記テーパ部64と対向する部分には環状溝66が形
成され、その環状溝66と前記テーパ部64との間に形
成される空間には、遠心力発生用の部材、ここではボー
ル67が遊動自在に環状に多数介在してある。
【0012】そして、スピンドル10が所定回転(最高
紡出回転数を15,000rpmとしたとき、例えば、
6,000rpm)に達すると、ボール67が前記環状
溝66に接する位置から、回転による遠心力で半径方向
外側に移動し、そのボール67の半径方向への移動によ
り、前記テーパ部64が下方に押され、ばね65のバネ
力に抗して可動側把持部材63を下方に押し下げ、図2
に示すように、固定側把持部材62との間に糸導入空間
Pを形成し、その遠心力が作用しないスピンドル回転と
なると、前記ばね65のバネ力によって、可動側把持部
材63を固定側把持部材62に圧着するようになってい
る。尚、可動側把持部材63の開閉するスピンドル回転
数は、圧縮ばね65のバネ力を適宜調整することによ
り、前記値に限らず、別の値に設定することができる。
【0013】ドラフト部5のフロントローラ5aには、
満管判別手段としてパルサー11が接続してある。この
パルサー11によって予め設定された満管長さを紡出し
たかを判別する。また、リングレール昇降機構6には、
リングレール高さ位置検出手段としてエンコーダ12が
接続してある。このエンコーダ12によってリングレー
ル8の高さ位置を検出する。メインモータ3からドラフ
ト部5及びリングレール昇降機構6の駆動経路上には、
クラッチ13が備えられている。このクラッチ13の励
磁状態ではドラフト部5及びリングレール昇降機構6
と、スピンドル10とをメインモータ3により作動させ
るようになっている。そして、クラッチ13の消磁状態
ではドラフト部5及びリングレール昇降機構6の作動を
停止させ、メインモータ3はスピンドル10のみを回転
駆動させるようになっている。
【0014】制御装置50は、中央演算処理部51(C
PU)と、ROM,RAMから成る記憶手段52及び図
示しない入出力ポートとを備えている。入出力ポートを
介して、フロントローラ5aに接続したパルサー11か
ら前記データが入力されると共に、リングレール昇降機
構6に接続したエンコーダ12から前記検出値が入力さ
れる。入出力ポートにはキーボード53が接続され、満
管長さ、前記積極糸把持手段60が把持し得るに足る尻
巻長さに相当する尻巻時間等がキーボード53を介して
記憶手段52に入力される。また、制御装置50には前
記尻巻時間を制御するためのタイマ54が内蔵されてい
る。前記記憶手段52には、図3に示すフローチャート
に従う運転プログラムが記憶され、前記各データを用い
て中央演算処理部51で演算し、インバータ2を介して
メインモータ3への回転指令及び、クラッチ13の励消
磁の制御指令を出力するようになっている。
【0015】次に図3のフローチャート及び図4のタイ
ミングチャートに従ってリング精紡機1の作用を説明す
る。機台1運転開始によって、クラッチ13が励磁状態
でインバータ2を介してメインモータ3が起動される。
ステップS1では、メインモータ3の回転駆動によりド
ラフト部5から紡出される糸Yはスネイルワイヤ15及
びトラベラ16を介してボビン70上に巻取られ、リン
グレール8がチェース間で昇降すると共にシェーパ送り
(クラッチ6a:励磁、クラッチ6b:消磁、クラッチ
6c:消磁)を繰り返すことで、満管へ向かって管糸を
形成する巻取指令が出される。ステップS2では、ドラ
フト部5から糸送り出しを行っていく過程で、フロント
ローラ5aに接続したパルサー11からのデータにより
満管長さを紡出したかどうかを判別し、紡出していれば
ステップS3でメインモータ3へ停止前回転数まで減速
する停止前減速指令が出される。停止前回転数は、積極
糸把持手段60が糸導入空間Pを開くのに必要な最低ス
ピンドル回転数(把持回転数)より高い回転数であっ
て、通常紡出回転数より低い回転数に予め設定してあ
る。
【0016】一方、満管後(クラッチ6a:消磁、クラ
ッチ6b:消磁、クラッチ6c:励磁)、別モータ7に
よりリングレール8をトップバンチ巻位置まで上昇させ
トップバンチを形成すると、ステップS4では、リング
レール8を、尻巻位置L1に向けて下降させる(クラッ
チ6a:消磁、クラッチ6b:励磁、クラッチ6c:消
磁)リングレール降下指令が出される。リングレール8
が尻巻位置L1まで下降する間には、満ボビンFの外周
に胴巻が施され、リングレール8が尻巻位置L1に達す
ると、リング17上のトラベラ16が開放状態にある積
極糸把持手段60の糸導入空間Pと対向し、トラベラ1
6からの糸Yが糸導入空間Pに巻き付き始める。そし
て、ステップS5において、リングレール8が尻巻位置
L1に達したことが、エンコーダ12からの信号で検知
されると、ステップS6で制御装置50内蔵のタイマ5
4を始動させる計時間開始指令が出される。
【0017】ステップS7では、尻巻時間となるとタイ
マ54がタイムアップして設定時間経過が判別され、タ
イムアップしていれば、ステップS8でクラッチ13を
消磁状態とする糸送出停止指令が出される。クラッチ1
3が消磁状態となると、粗糸のドラフト抵抗が大きいか
らドラフト部5は瞬時に停止し、ドラフト部5から糸送
り出しが停止される。その後、スピンドル10が回って
いてもドラフト部5から糸送り出しがなされないので、
ドラフト部5と積極糸把持手段60との間の糸Yには撚
りが掛かるのみで、積極糸把持手段60に糸Yの巻付け
が行われない。
【0018】ステップS9では、クラッチ13が消磁さ
れドラフト部5から糸送り出しが停止されたタイミング
で、機台1の停止に向けて更にスピンドル回転数を減速
させる減速指令が出される。その減速途中ではスピンド
ル回転によるボール67の遠心力が、ばね65のばね力
に抗しきれなくなると、可動側把持部材63が閉じて、
尻巻糸を固定側把持部材62との間で把持する。そし
て、糸Yが把持された後、ステップS10において、別
モータ7を駆動し(クラッチ6a:消磁、クラッチ6
b:消磁、クラッチ6c:励磁)、リングレール8を次
の巻始位置L2まで上昇させるリングレール上昇指令が
出される。ステップS11では、機台1停止時に予め紡
出条件によって設定された適正な糸撚り量となるタイミ
ングにおいて、クラッチ13を励磁状態とし、ドラフト
部5から糸送り出しを再開させる糸送出停止解除指令が
出される。その後、機台1が停止した後、玉揚げが行わ
れる。
【0019】尚、本実施形態のリング精紡機では、上記
各ステップにおいて、ステップS6〜S8は、クラッチ
13と共に、積極糸把持手段60が把持し得る糸長さを
紡出したとき、ドラフト部5から糸送り出しを止める糸
送出停止手段を構成し、ステップS3,S9は、ドラフ
ト部5が糸送り出しを止めるまでは、積極糸把持手段6
0が糸Yを受入可能に開放するスピンドル回転を維持
し、糸送り出しを止めた後には、積極糸把持手段60が
糸Yを把持するスピンドル回転数に減速するように、ス
ピンドル回転を制御するスピンドル回転指令手段を構成
し、ステップS11は、スピンドル回転を減速して糸を
積極糸把持手段に把持させてから機台を停止させるまで
の間に、ドラフト部から糸送り出しを再開させる糸送出
停止解除手段としてある。
【0020】従って、スピンドル10基部に、スピンド
ル回転によって開閉して糸Yを把持、開放可能な積極糸
把持手段60を備えたリング精紡機1では、ステップS
8以降、ドラフト部5と積極糸把持手段60との間の糸
Yには強い撚りが掛かることでたるみ(弛み)の無い状
態となるが、糸送出停止解除手段により機台1停止前に
ドラフト部5から糸送り出しを再開させることで、強く
撚りの掛かった糸Yをたるみ(弛み)のある通常の撚り
に近い状態とし、機台1停止後に行われる玉揚げによ
り、管換装置の管把持部材100がドラフト部5と積極
糸把持手段60との間の糸Yに接触しても切断されない
ようにすることが可能となり、機台1再起動時に空ボビ
ン70への糸Yの自動巻付けを確実に行うことができ
る。尚、本実施形態のリング精紡機1は、1つのメイン
モータ3でドラフト部5とスピンドル10とを回転駆動
するように構成されたものであるが、図7に示すよう
に、別々のモータ3A,3Bによりドラフト部5とスピ
ンドル10とを回転駆動させるリング精紡機であっても
よい。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、スピンドル基部
に、スピンドル回転によって開閉して糸を把持、開放可
能な積極糸把持手段を備えたリング精紡機において、玉
揚げのための停止に際し、糸を積極糸把持手段に把持さ
せてから機台を停止させるまでの間に、ドラフト部から
糸送り出しを再開させることで、ドラフト部と積極糸把
持手段との間の糸に掛かる糸撚り量を調整し、玉揚げに
より、管換装置の管把持部材が前記糸に接触しても切断
されないようにできる。また、インバータを変更するこ
となく制御装置にクラッチを制御させるだけなので、安
価な構成である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリング精紡機の駆動及び制御信号系統
図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】運転プログラムを示すフローチャートである。
【図4】作動状態を示すタイミングチャートである。
【図5】従来の作動状態を示すタイミングチャートであ
る。
【図6】玉揚げ作業を示す参考図である。
【図7】別のリング精紡機を示す図である。
【符号の説明】
1 リング精紡機 5 ドラフト部 8 リングレール 10 スピンドル 60 積極糸把持手段 70 ボビン 100 管把持部材 L1 尻巻位置 Y 糸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドル基部に、スピンドル回転によ
    って開閉して糸を把持、開放可能な積極糸把持手段を備
    え、玉揚げのための停止に際し、前記積極糸把持手段を
    開放状態とするスピンドル回転中に、リングレールを前
    記積極糸把持手段と対応する尻巻位置まで降下させ、ド
    ラフト部から前記積極糸把持手段が把持し得るに足る長
    さの糸を紡出した後ドラフト部から糸送り出しを止め、
    その後、スピンドル回転を減速して糸を積極糸把持手段
    に把持させ、その後機台を停止させるリング精紡機にお
    ける停止方法において、糸を積極糸把持手段に把持させ
    てから機台を停止させるまでの間に、ドラフト部から糸
    送り出しを再開させることを特徴とするリング精紡機に
    おける停止方法。
  2. 【請求項2】 糸を積極糸把持手段に把持させてから機
    台を停止させるまでの間に、ドラフト部と積極糸把持手
    段との間で掛かる糸撚り量が適正な糸撚り量となるよう
    に、ドラフト部から糸送り出しを再開させることを特徴
    とする請求項1記載のリング精紡機における停止方法。
  3. 【請求項3】 糸を積極糸把持手段に把持させてから機
    台を停止させるまでの間に、玉揚げにより、管換装置の
    管把持部材がドラフト部と積極糸把持手段との間の糸に
    接触しても糸が切断されない適正な糸撚り量となるよう
    に、ドラフト部から糸送り出しを再開させることを特徴
    とする請求項2記載のリング精紡機の停止方法。
  4. 【請求項4】 ドラフト部から送り出されてくる糸を、
    スピンドルに装着したボビンに巻き取ってゆくリング精
    紡機において、スピンドル基部にスピンドル回転より開
    閉して糸を把持、開放可能な積極糸把持手段を設ける一
    方、リングレールが積極糸把持手段と対応する尻巻位置
    まで降下したことを検出する手段と、その状態で積極糸
    把持手段が把持し得るに足る長さの糸を紡出した時、ド
    ラフト部からの糸送り出しを止める糸送出停止手段と、
    ドラフト部が糸送り出しを止めるまでは、積極糸把持手
    段が糸を受入可能に開放するスピンドル回転を維持し、
    糸送り出しを止めた後には、積極糸把持手段が糸を把持
    するスピンドル回転に減速するように、スピンドル回転
    を制御するスピンドル回転指令手段と、スピンドル回転
    を減速して糸を積極糸把持手段に把持させてから機台を
    停止させるまでの間に、ドラフト部から糸送り出しを再
    開させる糸送出停止解除手段とを備えたことを特徴とす
    るリング精紡機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009536989A (ja) * 2006-05-13 2009-10-22 エーリコン アコーテックス テクスパーツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング クランプ装置
JP2010270430A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Mas Fab Rieter Ag 紡績機または撚糸機のスピンドル用糸クランプ装置
JP4779105B2 (ja) * 2005-12-08 2011-09-28 ケーニヒ、ギュンター リング精紡機またはリング撚糸機のスピンドル上の下部巻き付け糸用の糸締め付け装置

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