JP2001316632A - 塗料組成物及び塗膜形成方法 - Google Patents

塗料組成物及び塗膜形成方法

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JP2001316632A
JP2001316632A JP2000138298A JP2000138298A JP2001316632A JP 2001316632 A JP2001316632 A JP 2001316632A JP 2000138298 A JP2000138298 A JP 2000138298A JP 2000138298 A JP2000138298 A JP 2000138298A JP 2001316632 A JP2001316632 A JP 2001316632A
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coating
coated
coating film
resin
composition
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JP2000138298A
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Hiroyuki Nagano
裕幸 永野
Shigeru Nakamura
茂 中村
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Kansai Paint Co Ltd
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Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マイカ表面を酸化鉄及び酸化チタンで被覆され
た光干渉性マイカフレークを用いた新規な塗料組成物及
びそれを使用した塗膜形成方法。 【構成】マイカ表面を酸化鉄及び酸化チタンで被覆され
た光干渉性マイカフレークを含有する塗料組成物、及び
被塗物にこの塗料組成物及びクリヤ塗料を順次塗り重ね
ることを特徴とする塗膜形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイカ表面を酸化
鉄及び酸化チタンで被覆された光干渉性マイカフレーク
を用いた新規な塗料組成物及びそれを使用した塗膜形成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】アルミニウムフレ−クや雲母
フレ−クなどを含有せしめた塗料を塗装してメタリック
塗膜や光干渉塗膜を形成することは公知であり、その塗
膜はキラキラとした光輝感や光干渉性を示しており、ソ
リッドカラ−塗膜に比べて意匠性にすぐれているので自
動車外板部などの上塗り塗装に広く採用されている。
【0003】しかしながら、近年において、自動車外板
部などの色彩的意匠に対する要望が個性的、かつ多様化
しており、従来のメタリック調や光干渉調の塗膜では見
られない、新規な色彩的意匠性の塗膜を形成し得る塗料
の開発が強く望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的はこれらの
要望を満たし、従来のメタリック調や光干渉調の塗膜と
は全く異なる新規な色彩的意匠性の塗膜を形成する塗料
を開発することであり、その結果、赤色系でかつ光干渉
性を示す、新規なバイカラー性の意匠性にすぐれた塗膜
を形成する塗料及びそれを用いた塗膜形成方法を開発す
ることできた。本発明の特徴は、光輝材としてマイカ表
面を酸化鉄及び酸化チタンで被覆された光干渉性マイカ
フレークを使用するところにあり、その結果、その目的
を達成することができ、本発明を完成するに至った。
【0005】しかして本発明によれば、マイカ表面を酸
化鉄及び酸化チタンで被覆された光干渉性マイカフレー
クを含有することを特徴とする塗料組成物(以下、「本
組成物」という)が提供される。
【0006】さらに、本発明は、本組成物及びクリヤ塗
料を順次塗装して複層塗膜を形成する方法(以下、「本
方法」という)についても提供される。
【0007】以下に、本組成物及び本方法について、詳
細に説明をする。
【0008】本組成物は、マイカ表面を酸化鉄及び酸化
チタンで被覆された光干渉性マイカフレーク(以下、
「干渉性マイカフレーク」という)を含有する塗料組成
物であり、具体的には、干渉性マイカフレーク及び樹脂
組成物を主成分とし、さらに必要に応じて、その他の光
輝性顔料、着色顔料、有機溶剤、水などを適宜含有せし
めてなる塗料組成物である。
【0009】干渉性マイカフレークは表面が酸化鉄及び
酸化チタンで複層被覆されたマイカフレークであって、
その形状はりん片状粒子である。この粒子は、光を透過
することができ、酸化鉄被膜により赤色を呈し、その膜
厚が厚くなるにつれて薄赤色から濃い赤色に変化し、か
つ酸化チタンの被膜によってグリーン色の光干渉色が認
められる。したがって、かかる干渉性マイカフレークを
含むと塗膜に光線があたると、この干渉性マイカフレー
クを光が透過し、グリーン色の光干渉性を示すと共に赤
色系に発色するので、今までにはなかった新規な意匠性
にすぐれた塗膜を形成することが」可能になった。
【0010】干渉性マイカフレーク構造は、芯部がマイ
カフレークであって、その表面が酸化鉄で、さらにその
外側が酸化チタンで被覆されている、少なくとも2層構
造で被覆されているマイカフレーク状粒子である。
【0011】干渉性マイカフレークの芯部を構成するマ
イカフレークとしては、例えば、白雲母などの鉱石を粉
砕してフレーク状したものが好適に使用することがで
き、この物自体は光輝感はあまりなく、これを含む塗膜
は真珠光沢を示すことができる。マイカフレークの形状
はリン片状であり、大きさは、一般的に、長手方向が2
〜50μm、特に10〜40μm、厚さは0.001〜
2μm、特に0.01〜1.0μmの範囲内が好まし
い。マイカフレーク表面を被覆するための酸化鉄はFe
23を主成分とする粉末状の化合物であり、その平均粒
径は5μm以下、特に0.01〜1μmであることが好
ましい。
【0012】マイカフレーク表面を酸化鉄で被覆する方
法はそれ自体既知の方法で行なうことができ、例えば、
特公表59−501954号公報などの記載に準じて容
易に行なうことができる。マイカフレーク表面への酸化
鉄の被覆量は、マイカフレーク100重量部あたり、4
〜70重量部の範囲内が好ましい。
【0013】酸化鉄で被覆されたマイカフレーク表面を
被覆する酸化チタンは、TiO2を主成分とするルチル
型又はアナターゼ型の塗料用白色顔料が使用でき、その
平均粒径は5μm以下、特に0.01〜1μmであるこ
とが好ましい。酸化鉄で被覆されたマイカフレーク表面
を酸化チタンで被覆する方法は、例えば、特開昭58−
166964号公報の記載に基いて行なうことができ
る。酸化チタンの被覆量は、酸化鉄で被覆されたマイカ
フレーク100重量部あたり、70〜 140重量部の
範囲内が好ましい。
【0014】このような2層構造で被覆された干渉性マ
イカフレークの市販品として、例えば、エンゲルハード
社の商品名「Santa Fe」などがあげられる。
【0015】樹脂組成物としては、通常の塗料樹脂組成
物が使用でき、特に熱硬化性樹脂組成物が好適である。
具体的には、水酸基、カルボキシル基、エポキシ基など
の架橋性官能基を有するポリエステル樹脂、アルキド樹
脂、アクリル樹脂、ビニル樹脂などの基体樹脂、及びメ
ラミン樹脂、(ブロック)ポリイソシアネ−ト化合物、
エポキシ化合物、カルボキシル基含有化合物などの架橋
剤からなる組成物があげられる。これらの樹脂組成物
は、それを粉砕して粉末状で、又は有機溶剤及び(又
は)水に溶解又は分散せしめて液状で使用することがで
きる。
【0016】干渉性マイカフレークと樹脂組成物との比
率は、特に制限されず目的に応じて任意に選択できる
が、樹脂組成物100重量部(固形分)あたり、干渉性
マイカフレークは1〜50重量部、特に5〜25重量部
の範囲内が好ましい。
【0017】本組成物における有機溶剤としては、塗料
用溶剤であれば特に制限されず、例えば、炭化水素系溶
剤、エステル系溶剤、ケトン系溶剤、アルコ−ル系溶
剤、エ−テル系溶剤などがあげられる。
【0018】本組成物は、干渉性アルミフレークと樹脂
組成物と混合し、粉末状に粉砕してなる粉体塗料として
使用することができ、またはこれらの成分を有機溶剤及
び(又は)水に溶解又は分散して液状塗料としても使用
することができる。
【0019】本組成物には、上記の成分に加え、さらに
必要に応じて、干渉性アルミフレーク以外のその他の光
輝性顔料、沈降防止剤、静電助剤などを含有させること
も可能である。
【0020】このうち、その他の光輝性顔料として、例
えば、粉末状のアルミニウム(蒸着アルミニウムも含
む)、マイカ、酸化アルミニウム、グラファイトなどが
あげられ、これらの形状はフレーク状又は薄片状が好ま
しく、これらの配合比率は干渉性アルミフレーク100
重量部あたり、0.1〜200重量部、特に1〜 10
0重量部の範囲内が適している。
【0021】沈降防止剤としては、脂肪酸アマイドワッ
クス、酸化ポリエチレンなどがあげられ、これらの配合
量は、固形分比で、干渉性アルミフレーク100重量部
あたり、50重量部以下、特に1〜30重量部、より好
ましくは5〜20重量部が適している。
【0022】本組成物は、金属製又はプラスチック製の
乗用車、トラック、オ−トバイ、バスなどの自動車車体
外板部、電気製品外板部などに、直接、又はこれらの被
塗物にカチオン電着塗料などの下塗り塗料、さらには中
塗り塗料などをあらかじめ塗装し硬化させた後に、塗装
することができる。このうち金属製被塗物はあらかじめ
りん酸塩、クロム酸塩などで化成処理しておくことが好
ましい。下塗り塗料及び中塗り塗料としては特に制限さ
れず、それ自体既知の塗料が使用できる。
【0023】本組成物は、これらの被塗物(下塗り塗
装、さらには中塗り塗料を塗装したものも含む)に、静
電塗装、エアレススプレ、エアスプレなどで塗装するこ
とができ、その塗装膜厚は、一般に、硬化塗膜として5
〜40μm、特に10〜25μmが適している。本組成
物による塗膜は、樹脂組成物の成分により異なるが、室
温で又は100〜170℃で10〜40分間加熱するこ
とにより硬化することができる。かくして得られる本組
成物による単独塗膜は、赤色系で、かつ光干渉性を示す
新規な意匠性にすぐれた塗膜を形成する。
【0024】本発明は、被塗物に本組成物及びクリヤ塗
料を順次塗り重ねることを特徴とする塗膜形成方法(本
方法)についても包含している。
【0025】方法1:被塗物に本組成物を塗装し、つい
でその塗面にトップクリヤ塗料を塗装する2コート仕上
げによる塗膜形成方法。
【0026】方法2:被塗物に、ベース塗料、本組成物
及びトップクリヤ塗料を順次塗装する3コート仕上げに
よる塗膜形成方法。
【0027】方法3:被塗物に、ベース塗料、本組成
物、クリヤ塗料及びトップクリヤ塗料を順次塗装する4
コート仕上げによる塗膜形成方法。
【0028】方法1は、被塗物に本組成物及びトップク
リヤ塗料を順次塗り重ねることを特徴とする塗膜形成方
法である。
【0029】方法1において、被塗物として、金属製又
はプラスチック製の乗用車、トラック、オ−トバイ、バ
スなどの自動車車体外板部、電気製品外板部などがあげ
られる。又、これらの被塗物をりん酸塩、クロム酸塩な
どで化成処理してし、さらにそれ自体既知のカチオン電
着塗料などの下塗り塗料、及び中塗り塗料などを塗装
し、硬化したものも被塗物として使用できる。
【0030】トップクリヤ塗料は、無色透明又は有色透
明の塗膜を形成する熱硬化性塗料が好ましく、具体的に
は、熱硬化性樹脂組成物及び有機溶剤を含有し、さらに
必要に応じ着色顔料、メタリック顔料、紫外線吸収剤な
どを配合してなる塗料があげられる。
【0031】熱硬化性樹脂組成物として、例えば、水酸
基、カルボキシル基、シラノ−ル基、エポキシ基などの
架橋性官能基を含有するアクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、アルキド樹脂、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、シリコ
ン含有樹脂などの基体樹脂およびこれらの官能基と反応
しうるメラミン樹脂、尿素樹脂、(ブロック)ポリイソ
シアネ−ト化合物、エポキシ化合物または樹脂、カルボ
キシル基含有化合物または樹脂、酸無水物、アルコキシ
シラン基含有化合物または樹脂などの架橋剤とからなる
組成物が上げられる。メラミン樹脂としては炭素数1〜
8の1価アルコ−ルでエ−テル化した部分もしくはフル
エ−テル化メラミン樹脂で、しかもトリアジン核を1〜
5個有するものが好ましい。イミノ基含有メラミン樹脂
も使用できる。基体樹脂と架橋剤との比率は、両成分の
固形分合計にもとづいて、前者は50〜90重量%、特
に65〜80重量%、後者は50〜10重量%、特に4
5〜20重量%が適している。
【0032】これらのうち、耐酸性及び耐スリキズ性な
どのすぐれた塗膜を形成するカルボキシル基、シラノ−
ル基、エポキシ基などの架橋性官能基を含有するアクリ
ル樹脂(基体樹脂)及びエポキシ化合物又は樹脂、カル
ボキシル基含有化合物又は樹脂、酸無水物などから選ば
れた架橋剤とからなる樹脂組成物を使用することが好ま
しい。
【0033】本方法1は、まず、被塗物に本組成物を静
電塗装、エアレススプレ−、エアスプレ−などで塗装す
る。その膜厚は硬化塗膜を基準に5〜40μm、特に1
0〜30μmが適している。そして、この塗膜を100
〜180℃で10〜40分加熱して加熱硬化してから、
又は未硬化の状態で、その塗面に、塗装時の固形分濃度
を約30〜約80重量%に調整したトップクリヤ塗料を
静電塗装、エアレススプレ−、エアスプレ−などで塗装
する。その膜厚は硬化塗膜を基準に5〜100μm、好
ましくは20〜80μm程度が適している。その後、1
00〜180℃で10〜40分加熱して硬化することに
より、本方法1が達成される。
【0034】方法2は、被塗物に、ベース塗料、本組成
物及びトップクリヤ塗料を順次塗装する3コート仕上げ
による塗膜形成方法である。ここで、被塗物、本組成物
及びトップクリヤ塗料は、方法1で例示したものが同様
に好適に使用することができる。
【0035】ベース塗料は、本組成物に先立って被塗物
に塗装する液状塗料であり、樹脂組成物、着色顔料及び
有機溶剤を含有する着色塗料である。
【0036】樹脂組成物としては、例えば、水酸基など
の架橋性官能基を有するポリエステル樹脂、アルキド樹
脂、アクリル樹脂、ビニル樹脂などの基体樹脂と、これ
らの官能基と架橋反応する、例えば、メラミン樹脂、ブ
ロックされていてもよいポリイソシアネ−ト化合物など
の架橋剤とからなる組成物が好適に使用できる。基体樹
脂と架橋剤との比率は、両成分の合計固形分重量で、前
者は50〜90%、後者は50〜10%が適している。
【0037】着色顔料として、例えば、酸化チタン、亜
鉛華、カ−ボンブラック、カドミウムレッド、モリブデ
ンレッド、クロムエロ−、酸化クロム、プルシアンブル
−、コバルトブル−などの無機顔料や、アゾ顔料、フタ
ロシアニン顔料、キナクリドン顔料、イソインドリン顔
料、スレン系顔料、ペリレン顔料などの有機顔料などの
ソリッドカラ−用顔料、及び、りん片状のアルミニウ
ム、雲母、金属酸化物で表面被覆した雲母、雲母状酸化
鉄などのメタリック用顔料などが包含される。有機溶剤
としては、例えば炭化水素系、エステル系、エ−テル
系、アルコ−ル系、ケトン系などの通常の塗料用溶剤が
使用できる。ベース塗料には、さらに必要に応じて、体
質顔料、硬化触媒、塗面調整剤、酸化防止剤、流動調整
剤、顔料分散剤、シランカップリング剤などを適宜配合
することができる。
【0038】方法2において、まず、被塗物にベース塗
料を静電塗装、エアレススプレ−、エアスプレ−などで
塗装する。膜厚は硬化塗膜で5〜25μmの範囲内が好
ましい。この着色塗膜により被塗面の色調が目視できな
い程度に隠蔽されていることが好ましい。
【0039】ベース塗料の塗膜を室温で放置、又は10
0℃以下の温度で強制乾燥(ゲル分率は60重量%以
下、特に40重量%以下)するか、又は100〜170
℃で加熱して硬化させてから、その塗膜面に本組成物を
静電塗装、エアレススプレ−、エアスプレ−などで塗装
する。その膜厚は、硬化塗膜を基準に5〜40μm、特
に10〜30μmが適している。そして、この塗膜を1
00〜170℃で加熱して硬化してから、又は未硬化の
状態で、その塗面に、塗装時の固形分濃度を約30〜約
80重量%に調整したトップクリヤ塗料を静電塗装、エ
アレススプレ−、エアスプレ−などで塗装する。その膜
厚は、硬化塗膜を基準に5〜100μm、好ましくは2
0〜80μm程度が適している。その後、100〜18
0℃で10〜40分加熱して硬化することにより、方法
2が達成される。
【0040】方法3は、被塗物にベース塗料、本組成
物、クリヤ塗料及びトップクリヤ塗料を順次塗装する4
コート仕上げによる塗膜形成方法である。ここで、被塗
物、本組成物、トップクリヤ塗料及びベース塗料は、方
法1及び方法2で例示したものが同様に好適に使用する
ことができる。
【0041】クリヤ塗料は、未硬化又は硬化した本組成
物の塗面に塗装する塗料である。具体的には、樹脂組成
物及び有機溶剤を含有し、さらに必要に応じて、着色顔
料、紫外線吸収剤などを配合してなる液状塗料であっ
て、無色又は有色の透明塗膜を形成する。このクリヤ塗
料の塗膜を透して、本組成物の塗膜の色調を視認できる
程度の透明性を有している。
【0042】クリヤ塗料において樹脂組成物としては特
に制限されず、既知の熱硬化性塗料用樹脂組成物が使用
できる。例えば、水酸基などの架橋性官能基を含有する
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂などの
基体樹脂に、これらの官能基と反応しうるメラミン樹
脂、尿素樹脂、(ブロック)ポリイソシアネ−ト化合物
などの架橋剤を配合してなる組成物が好適である。メラ
ミン樹脂としては炭素数1〜8の1価アルコ−ルでエ−
テル化した部分もしくはフルエ−テル化メラミン樹脂
で、しかもトリアジン核を1〜5個有するものが好まし
い。イミノ基含有メラミン樹脂も使用できる。基体樹脂
と架橋剤との比率は、両成分の固形分合計にもとづい
て、前者は50〜90重量%、特に65〜80重量%、
後者は50〜10重量%、特に45〜20重量%が適し
ている。着色顔料としては、方法2で例示したソリッド
カラ−用顔料、メタリック用顔料などが好適に使用でき
る。
【0043】方法3において、まず、被塗物にベース塗
料を静電塗装、エアレススプレ−、エアスプレ−などで
塗装する。膜厚は硬化塗膜で5〜25μmの範囲内が適
している。この着色塗膜により被塗面の色調が目視でき
ない程度に隠蔽されていることが好ましい。ベース塗料
を塗装し、その塗膜を室温で放置、又は100℃以下の
温度で強制乾燥(ゲル分率は60重量%以下、特に40
重量%以下)するか、又は100〜170℃で加熱して
硬化させてから、その塗膜面に本組成物を塗装する。本
組成物は静電塗装、エアレススプレ−、エアスプレ−な
どで塗装することができ、その膜厚は硬化塗膜を基準に
5〜40μm、特に10〜30μmが適している。そし
て、この塗膜を100〜170℃で加熱して硬化してか
ら、または例えば室温でフラッシュオフをしてから、そ
の塗面に、クリヤ塗料を塗装する。
【0044】具体的には、クリヤ塗料の塗装時の固形分
濃度を約20〜約80重量%に調整し、これを本組成物
の未硬化又は硬化塗面に、静電塗装、エアレススプレ
−、エアスプレ−などで、硬化塗膜に基く膜厚が5〜1
00μm、好ましくは20〜80μm程度になるように
塗装することが好ましい。このクリヤ塗料の塗膜を、例
えば、室温で放置してから、又は100〜170℃で加
熱して硬化させてから、その塗面に、塗装時の固形分濃
度を約30〜約80重量%に調整したトップクリヤ塗料
を、静電塗装、エアレススプレ−、エアスプレ−などで
塗装する。その膜厚は、硬化塗膜を基準に5〜100μ
m、好ましくは20〜80μm程度が適している。その
後、100〜180℃で10〜40分加熱して硬化する
ことにより、方法(3)が達成される。
【0045】
【発明の効果】本組成物は、これまでの光干渉調の塗膜
とは全く異なり、赤色を基調とし、かつグリーン色の光
干渉色を併せ持つバイカラー性で、意匠性にすぐれ、層
間付着性も良好な塗膜を形成することができる。
【0046】
【実施例】本発明に関する実施例及び比較例について説
明する。部及び%は原則としていずれも重量に基いてお
り、また、塗膜の膜厚は硬化塗膜についてである。
【0047】1.試 料 1)被塗物 りん酸亜鉛化成処理を施した厚さ0.8mmのダル鋼板
上に、熱硬化性エポキシ樹脂系カチオン電着塗料(「エ
レクロン9600」関西ペイント社製、商品名)を硬化
膜厚が約20μmになるように電着塗装し、170℃で
30分加熱し硬化させてから、自動車用中塗塗料(熱硬
化性ポリエステル樹脂・メラミン樹脂系有機溶剤型塗料
「TP−37プライマ−サ−フェ−サ−」関西ペイント
社製、商品名)を硬化膜厚が約25μmになるようにエ
アスプレ−塗装し、140℃で30分加熱し硬化させて
試験用の被塗物とした。
【0048】2)実施例(本組成物) a):光干渉性マイカフレーク(注1)15部、水酸基
含有アクリル樹脂(注2)70部、ブチルエ−テル化メ
ラミン樹脂(注3)30部を「スワゾ−ル1000」
(注4)に混合し、粘度15秒/フォ−ドカップ#4/
20℃に調整した。
【0049】(注1)光干渉性マイカフレーク:エンゲ
ルハード社製、商品名「SantaFe」 (注2)水酸基含有アクリル樹脂:メタクリル酸メチル
38%、アクリル酸エチル17%、n−ブチルアクリレ
−ト17%、メタクリル酸ヒドロキシエチル7%、メタ
クリル酸ラウリル20%及びアクリル酸1%からなる単
量体の共重合体。数平均分子量50000、水酸基価5
4mgKOH/g。
【0050】(注3)ブチルエ−テル化メラミン樹脂:
「ユ−バン28−60」(三井サイテック社製、商品
名) (注4)「スワゾ−ル1000」:コスモ石油社製、商
品名、芳香族炭化水素系溶剤。
【0051】b):光干渉性マイカフレーク(注1)1
5部、アルミニウムフレーク(注5)5部、水酸基含有
アクリル樹脂(注2)70部、ブチルエ−テル化メラミ
ン樹脂(注3)30部を「スワゾ−ル1000」(注
4)に混合し、粘度15秒/フォ−ドカップ#4/20
℃に調整した。
【0052】(注5)アルミニウムフレーク:「767
9NS」(東洋アルミニウム社製、商品名) 3)ベース塗料 a):水酸基含有アクリル樹脂(注4)75部、ブチル
エ−テル化メラミン樹脂(注5)25部、「CR95酸
化チタン」(石原産業社製、商品名、酸化チタン顔料)
100部を「スワゾ−ル1000」(注2)に混合分散
して、粘度13秒/フォ−ドカップ#4/20℃に調整
した。
【0053】4)トップクリヤ塗料 a):カルボキシル基含有アクリル樹脂(注6)50
部、エポキシ基含有アクリル樹脂(注7)50部、チヌ
ビン900(チバガイギ−社製、商品名、紫外線吸収
剤)1部、テトラブチルアンモニウムブロマイドとモノ
ブチルりん酸の当量配合物2部、「BYK300」(ビ
ッグケミ−社製、商品名、表面調整剤)0.1部を「ス
ワゾ−ル1000」(注2)に混合分散して、粘度20
秒/フォ−ドカップ#4/20℃に調整した。
【0054】(注6)カルボキシル基含有アクリル樹
脂:無水マレイン酸のメタノ−ルハ−フエステル化物2
0%、アクリル酸4−ヒドロキシn−ブチル20%、n
−ブチルアクリレ−ト40%及びスチレン20%からな
る単量体成分の共重合体。数平均分子量3500、酸価
86mgKOH/g、水酸基価78mgKOH/g。
【0055】(注7)エポキシ基含有アクリル樹脂:グ
リシジルメタクリレ−ト30%、アクリル酸4−ヒドロ
キシn−ブチル20%、n−ブチルアクリレ−ト30%
およびスチレン20%からなる単量体成分の共重合体。
数平均分子量3000、エポキシ基含有量2.12ミリ
モル/g、水酸基価78mgKOH/g。
【0056】2.実施例及び比較例 実施例 1 被塗物の硬化した中塗り塗面にベース塗料a)を膜厚1
5μmに塗装し室温で3分間静置し、ついで本組成物
a)を膜厚15μmに塗装し室温で3分間静置してか
ら、トップクリヤ塗料a)を膜厚15μmに塗装した
後、140℃で30分間加熱して3層塗膜を同時に硬化
した。得られた複層塗膜は赤色を基調とし、かつグリー
ン色の光干渉色を併せ持つバイカラー性で、意匠性にす
ぐれ、層間付着性も良好であった。
【0057】実施例 2 被塗物の硬化した中塗り塗面にベース塗料a)を膜厚1
5μmに塗装し室温で3分間静置し、ついで本組成物
b)を膜厚15μmに塗装し室温で3分間静置してか
ら、トップクリヤ塗料a)を膜厚15μmに塗装した
後、140℃で30分間加熱して3層塗膜を同時に硬化
した。得られた複層塗膜は赤色を基調とし、かつグリー
ン色の光干渉色を併せ持つバイカラー性で、意匠性にす
ぐれ、層間付着性も良好であった。
【0058】比較例 1 被塗物の硬化した中塗り塗面にベース塗料a)を膜厚1
5μmに塗装し室温で3分間静置し、ついで着色マイカ
含有塗料(注8)を膜厚15μmに塗装し室温で3分間
静置してから、トップクリヤ塗料a)を膜厚15μmに
塗装した後、140℃で30分間加熱して3層塗膜を同
時に硬化した。得られた複層塗膜は赤色を示すが光干渉
性が十分でなかった。
【0059】(注8):実施例の本組成物a)における
「光干渉性マイカフレーク(注1)」を「着色マイカ
(「504WII」メルク社製、商品名、酸化鉄被覆マイ
カ)」に変更した以外は、本組成物a)と同様に行なっ
た。
【0060】比較例 2 被塗物の硬化した中塗り塗面にベース塗料a)を膜厚1
5μmに塗装し室温で3分間静置し、ついで干渉グリー
ンマイカ含有塗料(注9)を膜厚15μmに塗装し室温
で3分間静置してから、トップクリヤ塗料a)を膜厚1
5μmに塗装した後、140℃で30分間加熱して3層
塗膜を同時に硬化した。得られた複層塗膜は干渉を示す
が色彩的にはグリーンのみで、意匠性は十分でなかっ
た。
【0061】(注9):実施例の本組成物a)における
「光干渉性マイカフレーク(注1)」を「干渉グリーン
マイカ(「235WII」メルク社製、商品名、酸化チタ
ン被覆マイカ)」に変更した以外は、本組成物a)と同
様に行なった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C09D 5/29 C09D 5/29 Fターム(参考) 4D075 AE03 CB13 DB02 DC12 EA02 EA06 EA43 EC04 EC23 4J038 CG141 DD001 DD121 DD231 DG111 DG191 DG261 DG301 GA03 GA06 GA07 HA216 HA546 KA08 KA15 KA20 MA02 MA07 MA08 MA09 MA10 NA01 NA12 NA19 PA02 PA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイカ表面を酸化鉄及び酸化チタンで被覆
    された光干渉性マイカフレークを含有することを特徴と
    する塗料組成物。
  2. 【請求項2】マイカ表面を酸化鉄及び酸化チタンで被覆
    された光干渉性マイカフレーク及びその他の光輝性顔料
    を含有することを特徴とする塗料組成物。
  3. 【請求項3】有機溶剤系、水系又は粉体系の塗料である
    請求項1又は2記載の塗料組成物。
  4. 【請求項4】被塗物に、請求項1又は2記載の塗料組成
    物及びクリヤ塗料を順次塗り重ねることを特徴とする塗
    膜形成方法。
  5. 【請求項5】被塗物に、ベース塗料、請求項1又は2記
    載の塗料組成物及びクリヤ塗料を順次塗り重ねることを
    特徴とする塗膜形成方法。
  6. 【請求項6】被塗物に、ベース塗料、請求項1又は2記
    載の塗料組成物、クリヤ塗料及びトップクリヤ塗料を順
    次塗り重ねることを特徴とする塗膜形成方法。
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