JP2001316571A - 熱可塑性エラストマ組成物およびそれを用いたゴルフボール - Google Patents

熱可塑性エラストマ組成物およびそれを用いたゴルフボール

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JP2001316571A
JP2001316571A JP2000133851A JP2000133851A JP2001316571A JP 2001316571 A JP2001316571 A JP 2001316571A JP 2000133851 A JP2000133851 A JP 2000133851A JP 2000133851 A JP2000133851 A JP 2000133851A JP 2001316571 A JP2001316571 A JP 2001316571A
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polyester
ethylene
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based thermoplastic
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JP2000133851A
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English (en)
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Yoshiichi Kodera
宣一 小寺
Hiroyuki Tsuchida
浩之 土田
Atsushi Jinno
敦司 神野
Shigeo Kobayashi
重夫 小林
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Maxell Kureha Co Ltd
Original Assignee
Kureha Elastomer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた成形性を確保しつつ、低硬度特性と高
い反撥弾性および小さな圧縮変形歪を、併せて高度に発
揮し得る、新規な熱可塑性エラストマ組成物を提供する
こと。 【解決手段】 ポリエステル系熱可塑性エラストマと、
エチレン−オクテン共重合体を主成分として得た熱可塑
性エラストマ組成物であって、硬度をHs(JIS−
A):85以下とすると共に、反撥弾性(ショーブ式N
o.168)を45%以上とし、且つ圧縮永久歪(JI
S K 6301)を70℃で90%以下、室温で50
%以下とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、低硬度,高反撥弾性および低圧
縮変形歪を、併せて高度に達成せしめ得る、新規な熱可
塑性エラストマ組成物に係り、例えば、ゴルフボールや
遊戯用はじき棒,カールコード用被覆材などの形成材と
して好適に採用され得る熱可塑性エラストマ組成物に関
するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、熱可塑性エラストマ(TPE)
として、多くの組成物が提案されており、加硫ゴムに比
して成形性や再利用性等に優れていることから、各種用
途への適用が検討されている。特に、ポリエステル系熱
可塑性エラストマは、機械的強度や耐久性に優れ、成形
性も良好であることから広く普及している。
【0003】ところが、ポリエステル系熱可塑性エラス
トマは、共重合組成による低弾性率化に限界があるため
に、柔軟な製品が得られ難く、低弾性率が必要な分野で
の使用が難しいという問題があった。そこで、このよう
な問題に鑑み、例えば、ポリエステル系熱可塑性エラス
トマとオレフィン系熱可塑性エラストマをブレンドする
ことによって、ポリエステル系熱可塑性エラストマの有
する機械的強度等の優れた物性を維持しつつ、弾性率を
低減せしめた熱可塑性エラストマ組成物も、提案されて
おり、例えば、ホースやチューブ、ダストシール等の分
野への適用が検討されている。
【0004】しかしながら、このようなポリエステル系
熱可塑性エラストマとオレフィン系熱可塑性エラストマ
をブレンドした熱可塑性エラストマ組成物であっても、
大きな反撥弾性と小さな圧縮永久歪を達成することが難
しいという問題があり、そのために、繰り返し及ぼされ
る衝撃的な圧縮変形に対して大きな反撥弾性を安定して
発揮することが要求されるような用途、具体的には、例
えばゴルフボールや遊戯用はじき棒などの形成材への適
用に際しては、未だ、十分な対応が難しいという問題が
あったのである。
【0005】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、優れた成形性を確保した上で、低硬度特性
と高反撥弾性および低圧縮変形歪特性を、併せて高度に
発揮し得る、新規な熱可塑性エラストマ組成物を提供す
ることにある。
【0006】また、本発明は、パッティング時に優れた
フィーリングを与える低硬度特性と、ドライバショット
時に大きな飛距離を与える高反撥弾性を併せ備えると共
に、小さな圧縮変形歪によって優れた耐久性と特性安定
性を発揮し得る、新規な材質からなるゴルフボールを提
供することも、目的とする。
【0007】
【解決手段】以下、このような課題を解決するために為
された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各
態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の
組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至
は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることな
く、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの
記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づ
いて認識されるものであることが理解されるべきであ
る。
【0008】すなわち、本発明者は、前述の如き課題を
解決するために、先ず、ポリエステル系熱可塑性エラス
トマとオレフィン系熱可塑性エラストマのポリマブレン
ドにおいて、オレフィン系熱可塑性エラストマのポリマ
ブレンド物性に対する影響に着目した。そして、本発明
者が多くの実験を行い、鋭意検討を重ねた結果、新たな
技術的知見を得るに至った。即ち、第一に、ポリエステ
ル系熱可塑性エラストマとオレフィン系熱可塑性エラス
トマのポリマブレンドにおいては、室温を挟んだ低温側
と高温側に二つの損失係数のピークが存在すること、第
二に、ポリエステル系熱可塑性エラストマとオレフィン
系熱可塑性エラストマのポリマブレンドにおける反撥弾
性には、オレフィン系熱可塑性エラストマの物性による
影響が顕著に及び、且つオレフィン系熱可塑性エラスト
マによって調節が可能であること、第三に、ポリエステ
ル系熱可塑性エラストマとオレフィン系熱可塑性エラス
トマのポリマブレンドにおける物性をオレフィン系熱可
塑性エラストマによって調節するに際して、低硬度等の
物性を損なわずに、反撥弾性等の物性を向上させるため
には、オレフィン系熱可塑性エラストマのソフトセグメ
ントとしてのオレフィン系樹脂成分による操作が有効で
あること、などといった新たな知見を得るに至った。
【0009】さらに、このような知見に基づいて実験と
検討を重ねた結果、オレフィン系熱可塑性エラストマに
おいて採用するオレフィン系樹脂成分の種類、具体的に
は炭素数が、得られる熱可塑性エラストマの物性に対し
て大きな影響を及ぼすことを見い出したのであり、更
に、オレフィン系熱可塑性エラストマにおいて採用する
オレフィン系樹脂成分として炭素数の大きいものを選択
することによって、オレフィン系熱可塑性エラストマ、
延いては得られるポリエステル系熱可塑性エラストマと
オレフィン系熱可塑性エラストマのポリマブレンドにお
ける損失係数のピークが室温から離れて、反撥弾性が向
上するという傾向を見い出したのであり、それに基づ
き、オレフィン系熱可塑性エラストマにおいて採用する
オレフィン系樹脂成分を適当に選択することによって、
低硬度物性等を損なうことなく、高反撥弾性等の物性を
備えた熱可塑性エラストマを得ることが出来るであろう
という新たな知見を得るに至ったのである。
【0010】そして、本発明は、上述の如き知見に基づ
いて、本発明者が鋭意検討することによって完成された
ものであって、熱可塑性エラストマ組成物に関する本発
明の特徴とするところは、ポリエステル系熱可塑性エラ
ストマと、エチレン−オクテン共重合体を主成分とし、
硬度がHs(JIS−A):85以下で、反撥弾性(シ
ョーブ式No.168)が45%以上であると共に、圧
縮永久歪(JIS K6301)が70℃で90%以
下、且つ室温で50%以下である熱可塑性エラストマ組
成物を、特徴とする。
【0011】すなわち、本発明においては、ポリエステ
ル系熱可塑性エラストマにブレンドするオレフィン系熱
可塑性エラストマとして、炭素数が8である特定のエチ
レン−オクテン共重合体を選択したことによって、得ら
れる熱可塑性エラストマにおいて、低硬度等の特性を確
保しつつ、高反撥弾性を実現せしめ得たのである。な
お、ブレンドするオレフィン系熱可塑性エラストマの炭
素数が8より大きくなると、特性的に粘着性が大きくな
る傾向にあることから、得られる熱可塑性エラストマに
おける成形性等を現実的に確保することが難しくなるこ
とに加えて、反撥弾性の向上も期待し難くなる。
【0012】また、ゴルフボールに関する本発明の特徴
とするところは、上述の如き本発明に従う構成の熱可塑
性エラストマ組成物によって、少なくとも一部を形成し
たことを、特徴とする。
【0013】すなわち、本発明に従う熱可塑性エラスト
マ組成物によってゴルフボールを形成することにより、
その低い硬度特性に基づいてパッティング時の優れたフ
ィーリングが付与されると共に、その大きな反撥弾性に
基づいてドライバショット時の大きな飛距離が与えられ
るのであり、また、小さな圧縮変形歪に基づいて、ゴル
フボールの真球度が長期間に亘って高精度に安定して確
保され得て、初期特性が長期間に亘って安定して発揮さ
れ得るのである。
【0014】なお、本発明に従う熱可塑性エラストマ組
成物は、例えば、ツーピースソリッドゴルフボールやマ
ルチピースソリッドゴルフボールにおけるソリッドコア
や、マルチピースソリッドゴルフボールにおけるコアと
カバー層の間の中間層において、有利に採用される。
【0015】
【発明の実施形態】以下に、本発明の具体的構成につい
て明らかにする。
【0016】先ず、本発明に係る熱可塑性エラストマ組
成物において採用されるポリエステル系熱可塑性エラス
トマは、ハードセグメントとソフトセグメントからなる
ものであって、ブロック共重合体とランダム共重合体の
何れもが単独で或いは両方合わせて採用され得るが、特
に好適には、ブロック共重合ポリエステルを単独で、或
いはランダム共重合ポリエステルより多く、配合するこ
とが望ましく、それによって、大きな反撥弾性を得易
い。
【0017】なお、ポリエステル系熱可塑性エラストマ
のハードセグメントとしては、好ましくは融点が150
℃以上の高融点ポリエステルセグメントであって、例え
ば、ポリブチレンテレフタレート,ポリエチレンテレフ
タレート及びこれらのポリエステルのイソフタル酸共重
合体等の飽和ポリエステルが採用され、特に好ましくは
ポリブチレンテレフタレートが採用される。また、ソフ
トセグメントとしては、好ましくは融点乃至は軟化点が
200℃以下の低融点ポリオールセグメントであって、
例えば脂肪族ポリエーテルや脂肪族ポリエステルが採用
され、特に好ましくはポリブチレングリコールやポリカ
プロラクトン等が採用される。
【0018】また、ポリエステル系熱可塑性エラストマ
におけるハードセグメントとソフトセグメントの割合
は、重量比で10/90〜90/10が望ましい。
【0019】一方、本発明に係る熱可塑性エラストマ組
成物において採用されるエチレン−オクテン共重合体
は、炭素数:8のα−オレフィンである1−オクテンと
エチレンとの共重合体であって、1−オクテンとエチレ
ンの共重合比率が、重量比(1−オクテン/エチレン)
で20/80以上であることが望ましく、より好適には
21/79〜40/60、より一層好適には23/77
〜30/70とされる。蓋し、1−オクテンの共重合比
率が小さすぎると、目的とする反撥弾性や圧縮永久歪の
特性を得難く、逆に大きすぎると、粘着性が大きくなっ
て成形性に悪影響を及ぼしたり、目的とする低弾性が得
られ難くなるおそれがあるからである。なお、同じ理由
から、本発明において採用されるエチレン−オクテン共
重合体の密度は、0.880g/cm3 以下であることが
望ましく、より好適には0.875〜0.840g/cm
3 、より一層好ましくは0.869〜0.850g/cm
3 とされる。
【0020】また、かかるエチレン−オクテン共重合体
としては、固体触媒等を用いて重合して得られたものも
採用され得るが、特にメタロセン触媒を用いて重合して
得られたものは、柔軟性や機械的強度の向上に資するこ
とから、好適に用いられる。なお、メタロセン触媒とし
ては、メタロセン系遷移金属錯体と有機アルミニウム化
合物とからなる公知の触媒であって、無機物からなる担
体に担持させても良い。
【0021】更にまた、本発明で採用されるエチレン−
オクテン共重合体としては、ASTMD 1238に規
定されるメルトフローレート(MFR)が、190℃,
2.16kg荷重の条件下で、1g/10分以下であるこ
とが望ましく、より好適には、0.7g/10分以下と
される。蓋し、MFR値が大き過ぎると良好な反撥弾性
や成形性を得難いからである。なお、同じ理由から、本
発明において採用されるエチレン−オクテン共重合体の
ムーニー粘度(ASTM D−1646)は、121℃
で10より大きいことが望ましく、より好適には20よ
り大きくされる。
【0022】さらに、上述の如きポリエステル系熱可塑
性エラストマとエチレン−オクテン共重合体は、一般に
加熱されて溶融状態で混練されることにより、熱可塑性
エラストマ組成物とされる。また、かかる組成物には、
プロセスオイルの如きオイル系等の軟化材や、難燃剤,
酸化防止剤,発泡剤,防かび剤,離型剤やその他の加工
助剤等が必要に応じて配合される。
【0023】そこにおいて、かかるポリエステル系熱可
塑性エラストマとエチレン−オクテン共重合体において
は、硬度をHs(JIS−A):85以下で、反撥弾性
(ショーブ式)を45%以上とすると共に、圧縮永久歪
(JIS K 6301)を70℃で90%以下、且つ
室温で50%以下とすることが出来るのであり、また、
そのような物性を与えることによって、高反撥弾性およ
び低圧縮変形歪を、併せて高度に達成せしめ得る、新規
な熱可塑性エラストマ組成物が、実現され得る。そし
て、そのような熱可塑性エラストマ組成物を採用するこ
とにより、例えばゴルフボールに要求される良好なドラ
イバショット感とアプローチおよびパッティング感を容
易に且つ高度に達成することが可能となるのである。な
お、ポリエステル系熱可塑性エラストマとエチレン−オ
クテン共重合体の組成比は、重量比で5/95〜95/
5となる範囲で選択されることが望ましく、より好適に
は、10/90〜90/10とされることとなり、それ
によって目的とする物性を一層有利に得ることが可能と
なる。
【0024】なお、上記圧縮永久歪の定義における室温
は、5〜35℃の範囲をいう。また、反撥弾性(ショー
ブ式No.168)の値は、図1に概略図が示されてい
る如き試験機(安田精機製作所製)による測定値で示さ
れる。即ち、かかる試験機は、水平調節ネジ12で水平
状態にされる機台14上に固定的に立設された支柱16
を備えており、この支柱16の上端部分によって、支持
アーム18が支持ピン20回りに揺動可能に支持されて
いる。また、支持アーム18の先端部には、鉄マス22
が固着されている一方、支柱16の基端部近くの鉛直面
には、支持アーム18が降り下ろされた際に鉄マス22
が当接する位置に取付台24が固設されている。そし
て、取付台24に試験片を取り付けた状態で、支持アー
ム18をアームストッパ26で規定される一定高さまで
持ち上げた後、かかる支持アーム18を位置エネルギに
よって自由落下させて、鉄マス22を試験片に弾性衝突
させ、この弾性衝突時の反撥によって鉄マス22が持ち
上がった位置変位を、支持ピン20回りに配設された指
針28が指す目盛り30で読み取ることによって、試験
片の反撥弾性を測定するようになっている。なお、試験
の際、アームストッパ26での規定位置にある振上状態
の鉄マス18の振上角度は90°とし、また、試験片の
測定温度は、23±1℃で行うものとする。
【0025】また、本発明において、ポリエステル系熱
可塑性エラストマとエチレン−オクテン共重合体をブレ
ンドして目的とする熱可塑性エラストマ組成物を得るに
際しては、例えば、溶融法や溶液法、縣濁重合法等の公
知の方法が何れも採用可能であるが、好ましくは、溶融
混練による方法が採用される。また、溶融混練は、例え
ば一軸又は二軸の押出機や、ニーダブレンダー、ブレン
ダーブラストグラフ、バンバリミキサ等の溶融混練機を
用いて、一般に160〜230℃、好ましくは180〜
220℃で行われる。
【0026】さらに、本発明においては、ポリエステル
系熱可塑性エラストマとエチレン−オクテン共重合体を
混練して熱可塑性エラストマ組成物を得るに際して、ラ
ジカル開始剤の如き架橋剤を添加し、架橋剤の存在下で
ポリエステル系熱可塑性エラストマとエチレン−オクテ
ン共重合体を混練して動的架橋することも可能であり、
それによって、反撥弾性と圧縮永久歪特性を、何れも一
層向上させることができる。具体的には、例えば、ポリ
エステル系熱可塑性エラストマとエチレン−オクテン共
重合体を良く混練して押出機等のホッパに投入すると共
に、架橋剤を添加し、押出機内で加熱溶融し、それらの
成分を動的架橋せしめることによって、所望の特性を有
する本発明の熱可塑性エラストマ組成物を得ることが出
来る。なお、必要に応じて添加される軟化剤等の添加剤
は、動的架橋の当初から混練しても良く、或いは動的架
橋の途中から、又は複数回に分けて混練しても良い。
【0027】なお、上記架橋剤としては、例えば過酸化
物や、アゾ化合物等が有利に採用され得る。具体的に
は、2,5−ジメチル2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、2,5−ジメチル2,5−ジ(t−ブチ
ルパーオキシ)ヘキシン(3)、ジクミルパーオキサイ
ド、1,3ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)
ベンゼン等の過酸化物や、ジアゾアミノベンゼン、ビス
アゾエステル、N−フェニルカルバモイルアゾフォーメ
ート、ビス(ジオキソトリアゾリン)誘導体等のアゾ化
合物が好適に採用され得る。
【0028】また、架橋剤の配合量は、あまり少ないと
有効な架橋が実現され難く、多すぎると流動性が低下し
て成形に悪影響を及ぼすおそれがあることから、ポリエ
ステル系熱可塑性エラストマとエチレン−オクテン共重
合体の合計重量100に対して、0.01〜10.0が
好ましく、より好ましくは、0.1〜5.0の範囲で選
定される。
【0029】さらに、ポリエステル系熱可塑性エラスト
マとエチレン−オクテン共重合体を混練して熱塑性エラ
ストマ組成物を得るに際しては、架橋剤と共に、或いは
単独で、相溶化剤を添加することが望ましく、それによ
って、組成の均一性が向上されて成形性が改善され得
る。特に、架橋剤と併せて相溶化剤を添加することによ
って、架橋剤の添加に基づく反撥弾性や圧縮永久歪の向
上を阻害することなく、架橋剤の添加に起因する流動性
の低下を抑えることが可能である。なお、相溶化剤は、
熱可塑性エラストマへの物性に悪影響を与えない範囲で
選定可能であり、一般にポリエステル系熱可塑性エラス
トマとエチレン−オクテン共重合体の合計重量100に
対して、1〜15の範囲で選定されることが望ましい。
また、かかる相溶化剤としては、例えば、スチレン系熱
可塑性エラストマとして、スチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体およびスチレン−エチレン/ブテン共重合
体、更には、これらの酸変性タイプ等が、好適に採用さ
れ得る。
【0030】そして、このようにして得られた熱可塑性
エラストマ組成物は、任意の成形方法で各種の成形品の
製造に供され得る。例えば、押出成形や射出成形、移送
成形、圧縮成形、ブロー成形、真空成形、発泡成形、張
込成形、その他の皮膜成形法などが何れも採用され得、
各種工業用品やゴルフボール,遊戯用はじき棒,カール
コード被覆材などを製造することが出来る。
【0031】
【実施例】以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本
発明を更に具体的に明らかにすることとするが、本発明
がそのような実施例の記載によって何等の制約をも受け
るものでないことは、言うまでもない。また、本発明に
は、以下に記載の実施例の他にも、更には上記の実施態
様の記載以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにお
いて、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改
良等を加え得るものであることが、理解されるべきであ
る。
【0032】種々のエチレン−オクテン共重合体および
ポリエステル系熱可塑性エラストマを準備し、必要によ
り架橋剤及び/又は相溶化剤を添加した後、一軸押出機
または二軸押出機によって、両物質を混練乃至は重合反
応させて混合押出成形することによって、各種の熱可塑
性エラストマ組成物からなる試験片を作成した。そし
て、それら個々の試験用リボン片の物性について、以下
に記載する試験を行って評価し、その評価結果を「表
1」に示した。
【0033】〔実施例1〜9および比較例1〜2〕エチ
レン−オクテン共重合体、ポリエステル系熱可塑性エラ
ストマ、相溶化剤および架橋剤として、下記のものを準
備した。 (A)エチレン−オクテン共重合体 デュポン・ダウ社製「エンゲージ8180」(商標名) (B)ポリエステル系熱可塑性エラストマ 1.ブロック共重合体:東洋紡績社製「ペルプレン40
H」(商標名) 2.ランダム共重合体:東洋紡績社製「バイロンGM4
60」(商標名) (C)相溶化剤 旭化成社製「タフテック M1914」(商標名) (D)架橋剤 日本油脂化学工業社製「パーヘキサ 25B−40」
(商標名)
【0034】なお、表1においては、エチレン−オクテ
ン共重合体を「成分A」で表し、ブロック共重合のポリ
エステル系熱可塑性エラストマを「成分B−1」で表
し、ランダム共重合のポリエステル系熱可塑性エラスト
マを「成分B−2」で表し、相溶化剤を「成分C」で表
し、架橋剤を「成分D」で表す。また、実施例1,8に
おいては、何れも、成分Aと成分B−1を、一軸押出機
(プラスチック工学研究所社製40φ)に投入し、温度
180〜220℃で混練した後、引取速度15m/分に
て押出形成して、試験片を製造した。更に、実施例6,
9においては、何れも、成分Aと成分B−1及び/又は
成分B−2に成分Cを添加して、一軸押出機(プラスチ
ック工学研究所社製40φ)に投入し、温度180〜2
20℃で混練した後、引取速度15m/分にて押出形成
して、試験片を製造した。更にまた、実施例2〜5,7
においては、成分Aと成分B−1に成分C及び/又は成
分Dを添加して、二軸押出機(東芝機械社製二軸押出機
35d)に投入し、温度180〜220℃で混練し、動
的架橋せしめて、引取速度15m/分にて押出形成し
て、試験片を製造した。そして、このようにして得られ
た実施例1〜9の各試験片について、それぞれ、硬度
(Hs)、反撥弾性、圧縮永久歪、破断強度、破断伸度
およびメルトフローレート(MFR)の各項目につい
て、下記の条件下で物性試験を行い、その結果を「表
1」に示す。また一方、比較例として、成分Aのみから
なる試験片と、成分B−1のみからなる試験片を準備し
て、それら2つの試験片についても同様な物性試験を行
った結果を、比較例1および比較例2として、「表1」
に併せ示す。
【0035】〔物性試験の条件〕 (1)Hs(JIS−A):JIS K−7311に準
拠して測定した。 (2)反撥弾性:組成物の反撥弾性を、ショーブ式弾性
試験機(安田精機製作所社製)を用いて、弾性率(%)
として測定した。 (3)圧縮永久歪:組成物の圧縮永久歪を、JIS K
−6301に準拠して、70℃時の歪率(%)とRT
(室温)時の歪率(%)の条件下に場合分けして測定し
た。 (4)破断強度:組成物の破断強度を、JIS K−6
301に準拠して、試験片の破断時に至る引張強度(M
Pa)として測定した。 (5)破断伸度:組成物の破断伸度を、JIS K−6
301に準拠して、試験片の破断時に至るまでの伸長度
(%)として測定した。 (6)MFR:ASTM D 1238に準拠し、20
0℃で、2.16kg荷重と10kg荷重の条件下で各
々測定した。
【0036】なお、表1中、相溶化剤および架橋剤の項
目中において、「↑」の記号は、添加量の増大に伴って
特性が向上する傾向を示し、「→」の記号は、添加量の
変化が特性にあまり影響しない傾向を示し、「↓」の記
号は、添加量の増大に伴って特性が低下する傾向を示
す。
【0037】
【表1】
【0038】表1に示す結果から明らかなように、本発
明に従う熱可塑性エラストマ組成物としての実施例1乃
至9は、何れも、低硬度で、反撥弾性が大きく、しか
も、圧縮永久歪が小さい特性を、顕著に示す。従って、
低硬度特性と高反撥弾性を兼ね備え、しかも低圧縮変形
歪特性を有する新規な素材の熱可塑性エラストマ組成物
を得ることができ、特に、ゴルフボール等のような材質
に好適に採用することができるものであることが認めら
れる。
【0039】また、実施例1乃至7の物性から、本発明
の熱可塑性エラストマ組成物においては、エチレン−オ
クテン共重合体とポリエステル系熱可塑性エラストマの
重量比(%)を、5/95〜95/5に設定するのが好
ましく、より好適には10/90〜90/10の範囲に
設定することによって、低硬度と高反撥弾性および低圧
縮永久歪が、特性的に十分に満足せしめられることが推
認され得る。
【0040】さらに、実施例2乃至5の物性から明らか
な如く、本発明の熱可塑性エラストマ組成物において、
架橋剤を適宜に添加したものは、架橋剤を添加していな
いものに比べて、大きな低圧縮永久歪を得ることが認め
られ、特に、70℃の高温下においては、より大きな低
圧縮永久歪を得ることが認められる。なお、MFRの結
果を見れば、架橋剤の添加量の増加に伴って荷重依存性
が大きくなることが認められる。
【0041】また、実施例6,7を他の実施例と比較検
討すると、相溶化剤を添加することにより破断強度が大
きくなることが認められると共に、架橋剤を添加してエ
チレン−オクテン共重合体とポリエステル系熱可塑性エ
ラストマを動的架橋することによって、高硬度化を伴う
ことなく、反撥弾性および圧縮永久歪の両特性の更なる
向上が達成され得ることが認められる。なお、MFRの
結果を見れば、相溶化剤の添加量の増加に伴って流動性
が向上することが認められる。
【0042】さらに、前記実施例7における「成分A」
として、「エンゲージ8180(商標名)」の代わり
に、同じデュポン・ダウ社製の「エンゲージ8400
(商標名)」,「エンゲージ8200(商標名)」,
「エンゲージ8100(商標名)」,「エンゲージ81
50(商標名)」および「エンゲージ8842(商標
名)」を採用した場合について、前記実施例7と同じ成
形条件で試験片を得、かかる試験片に物性試験を行った
結果を、下記「表2」に示す。
【0043】
【表2】
【0044】また、比較例として、「成分A」として、
エチレン−オクテン共重合体の代わりに、「エチレン−
プロピレン共重合体」を採用した二つの組成物: ・JSR社製「EP07P」(商標名) ・三井化学社製「ミラストマー 7030N」(商標
名) について、前記実施例7と同じ成形条件で試験片を得、
かかる試験片に物性試験を行った結果を、下記「表3」
に示す。なお、ミラストマーは、エチレン−プロピレン
ゴムをベースに部分架橋させた熱可塑性エラストマであ
る。
【0045】
【表3】
【0046】表2乃至3に示す結果から明らかなよう
に、本発明に従う熱可塑性エラストマ組成物において
は、エチレン−α−オレフィン共重合体として、炭素数
が8のオクテンを採用したことにより、例えば炭素数が
3のプロピレンを採用した場合に比して、反撥弾性及び
機械的強度に関して、顕著に優れた物性が実現され得
る。そして、エチレン−オクテン共重合体の中でも、特
に、分子量の点から考えると、オクテンの共重合比率に
関しては、密度が0.880g/cm3 以下、好ましくは
0.875〜0.840g/cm3 、より好ましくは0.
869〜0.850g/cm3 であって、且つ分子量に関
しては、メルトフローレート,g/10分 ASTM
D−1238(190℃,2.16kg)が1以下、より
好ましくは0.7以下であることが、望ましい。具体的
には、市販の商品で本発明において好適に採用されるエ
チレン−オクテン共重合体としては、例えば、デュポン
・ダウ社製のエンゲージ8100,8150,818
0,8842,8200,8452,8400,841
1(何れも商標名)があり、特に好ましくは、エンゲー
ジ8100,8150,8180,8842が選択さ
れ、更に好ましくは、エンゲージ8150,8180が
選択される。
【0047】
【発明の効果】上述の説明からも明らかなように、本発
明に従う熱可塑性エラストマ組成物にあっては、エチレ
ン−オクテン共重合体とポリエステル系熱可塑性エラス
トマを配合せしめたことによって、低硬度でありなが
ら、高い反撥弾性と、小さな圧縮永久歪を、何れも高度
に達成することが可能となったのである。
【0048】また、特に、エチレン−オクテン共重合体
とポリエステル系熱可塑性エラストマに対して、相溶化
剤及び/又は架橋剤を適宜に配合して混練することによ
り、優れた成形性を有しながら、低硬度性と高い反撥弾
性および小さな圧縮永久歪を、一層有利に得ることが出
来るのである。
【0049】そして、上述の如くして得られた熱可塑性
エラストマ組成物を、例えば、ゴルフボールに適用する
ことにより、プレイヤーに対して、低硬度特性によるパ
ッティング時の優れたフィーリング感と、高反撥弾性に
よるショット時の大きな飛距離を併せて提供することが
できると共に、小さな圧縮永久歪によって優れた耐久性
をゴルフボールに与えることが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う熱可塑性エラストマにおける反撥
弾性の試験機を概略的に示す説明図である。
【符号の説明】
14 機台 16 支柱 18 支持アーム 24 取付台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神野 敦司 三重県津市観音寺町255番地 クレハエラ ストマー株式会社津工場内 (72)発明者 小林 重夫 三重県津市観音寺町255番地 クレハエラ ストマー株式会社津工場内 Fターム(参考) 4F070 AA13 AA47 AB08 AB09 AB11 AB24 AC45 AC56 AE08 GA05 GB08 4J002 BB05X CC01 CF04W CF06W CF07W EK036 EQ016 FD020

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル系熱可塑性エラストマと、
    エチレン−オクテン共重合体を主成分とし、硬度がHs
    (JIS−A):85以下で、反撥弾性(ショーブ式N
    o.168)が45%以上であると共に、圧縮永久歪
    (JIS K6301)が70℃で90%以下、且つ室
    温で50%以下であることを特徴とする熱可塑性エラス
    トマ組成物。
  2. 【請求項2】 前記エチレン−オクテン共重合体におけ
    るオクテンの共重合比率が20重量%以上であり、且つ
    ASTM D−1646に規定されるムーニー粘度(1
    21℃)が10より大きい請求項1に記載の熱可塑性エ
    ラストマ組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリエステル系熱可塑性エラストマ
    と、前記エチレン−オクテン共重合体の組成比が、重量
    比で5/95〜95/5である請求項1又は2に記載の
    熱可塑性エラストマ組成物。
  4. 【請求項4】 前記ポリエステル系熱可塑性エラストマ
    が、ブロック共重合ポリエステルである請求項1乃至3
    の何れかに記載の熱可塑性エラストマ組成物。
  5. 【請求項5】 前記ポリエステル系熱可塑性エラストマ
    が、ブロック共重合ポリエステルとランダム共重合ポリ
    エステルからなる請求項1乃至3の何れかに記載の熱可
    塑性エラストマ組成物。
  6. 【請求項6】 前記エチレン−オクテン共重合体とし
    て、メタロセン触媒を用いて重合したものを採用した請
    求項1乃至5の何れかに記載の熱可塑性エラストマ組成
    物。
  7. 【請求項7】 前記エチレン−オクテン共重合体と前記
    ポリエステル系熱可塑性エラストマを、架橋剤の存在下
    で混練して動的架橋した請求項1乃至6の何れかに記載
    の熱可塑性エラストマ組成物。
  8. 【請求項8】 前記エチレン−オクテン共重合体と前記
    ポリエステル系熱可塑性エラストマを、相溶化剤の存在
    下で混練した請求項1乃至7の何れかに記載の熱可塑性
    エラストマ組成物。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の何れかに記載の熱可塑
    性エラストマ組成物によって少なくとも一部を形成した
    ゴルフボール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007029833A1 (ja) * 2005-09-09 2007-03-15 Sumitomo Electric Industries, Ltd. 難燃性樹脂組成物並びにそれを用いた電線及び絶縁チューブ
US20210198478A1 (en) * 2018-05-18 2021-07-01 Sabic Global Technologies B.V. Composition comprising polyester and polyolefin

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JPWO2007029833A1 (ja) * 2005-09-09 2009-03-19 住友電気工業株式会社 難燃性樹脂組成物並びにそれを用いた電線及び絶縁チューブ
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