JP2001315705A - 粉粒体充填装置 - Google Patents

粉粒体充填装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉粒体を一定重量ずつ袋詰めする粉粒体充填
装置において、袋に充填する量を目標量に精度よく近づ
けながら充填にかかる時間をより短縮することができる
粉粒体充填装置を提供することである。 【解決手段】 タッピング手段16によってタッピング
がなされ、粉粒体の充填とともに増加する充填袋の重量
を検出する重量検出手段15と、この重量検出手段15
の出力信号についてタッピングの周期で移動平均をとる
ことによって、重量検出手段15の出力信号からタッピ
ングによるノイズ信号を除去して出力するディジタルフ
ィルタと、このディジタルフィルタの出力に基づいて、
充填袋に充填済みの粉粒体の重量を求める制御部とを備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉粒体充填装置に関
し、詳しくは、小麦粉やセメント等の粉粒体を予め定め
た一定重量ずつ袋詰めする粉粒体充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、小麦粉やセメント等の粉粒体
を袋詰めする際に、自動的に予め定めた一定重量ずつ詰
める粉粒体充填装置が提供されている。このような粉粒
体充填装置では、効率を上げるため、袋に充填する量の
精度の向上や充填時間の短縮が要求されている。
【0003】このように粉粒体充填装置では充填時間を
短縮する必要があるため、充填中の袋を粉粒体充填装置
から一旦取り外して重量を計測し過不足を調べたりする
のではなく、粉粒体充填装置で充填しながら袋ごと重量
を計測し、計測結果が目標重量に達したところで充填を
停止し、袋を粉粒体充填装置から取り外すようにするの
がよい。
【0004】ところで、粉粒体を袋詰めする際には、袋
の中に隙間なく詰め込み、充填密度を高めるのが望まし
い。このため、粉粒体充填装置では、充填中に袋を叩い
て振動を与え(以下、これを「タッピング」という)、
粉粒体がスムーズに充填されるようにする必要がある。
【0005】ところが、このようにタッピングを行う
と、充填中の袋が振動し、この振動の影響が重量計測の
際のノイズとなってしまい、正確な重量を計測すること
ができなくなってしまう。このため、粉粒体充填装置で
は、タッピングによるノイズを除去し、正確な重量を計
測するための工夫が必要となる。
【0006】そこで、従来の粉粒体充填装置では、タッ
ピングを一定の周期で行うことによってタッピングによ
るノイズが所定の周波数を有する信号となるようにし、
そして、充填中に得られた重量測定結果の信号をローパ
スフィルタに通すことによってタッピングによるノイズ
の信号を除去するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の粉粒
体充填装置のように、タッピングによるノイズの信号を
ローパスフィルタによって除去しようとする場合には、
そのローパスフィルタの時定数をタッピングの周期の数
倍以上とる必要がある。
【0008】こうなると、ローパスフィルタを通ったタ
ッピングによるノイズが除去された信号が得られるまで
の時間が長く、充填済みの重量がわかるまでの時間がか
かるため、結果として、充填速度を上げると充填量の精
度が悪化してしまうので、充填速度を上げることができ
ず、袋に充填する量の精度の向上と充填時間の短縮とを
両立することができないという問題があった。
【0009】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、粉粒体を一定重量ずつ袋詰めする粉粒体充填装置
において、袋に充填する量を目標量に精度よく近づけな
がら充填にかかる時間をより短縮することができる粉粒
体充填装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、充填袋に粉粒体を充填する際に前記充填
袋をタッピングしながら予め定めた一定重量ずつ充填す
る粉粒体充填装置において、前記タッピングがなされ、
粉粒体の充填とともに増加する充填袋の重量を検出する
重量検出手段と、この重量検出手段の出力信号について
前記タッピングの周期で移動平均をとることによって、
前記重量検出手段の出力信号から前記タッピングによる
ノイズ信号を除去して出力するディジタルフィルタと、
このディジタルフィルタの出力に基づいて、前記充填袋
に充填済みの粉粒体の重量を求める制御部とを備えたこ
とを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1は、本発明による粉粒体充填装置の一
実施の形態の概略構成を示す内部構成図である。
【0013】粉粒体充填装置1の上部には粉粒体供給口
2が設けられており、この粉粒体供給口2から粉粒体充
填装置1に対して粉粒体が供給される。粉粒体供給口2
から供給された粉粒体は貯留槽3に貯留される。
【0014】4は撹拌用モータであり、貯留槽3内に設
けた撹拌棒を回転させることによって、貯留槽3内に貯
留された粉粒体を撹拌し、流動性を高める。
【0015】貯留槽3内の下部には供給用スクリューフ
ィーダ5が設けられている。粉粒体充填装置1は、この
供給用スクリューフィーダ5を供給用モータ6によって
駆動させることにより、貯留槽3内の粉粒体を連絡口7
へと搬送する。
【0016】連絡口7へと搬送された粉粒体は、充填用
モータ8によって駆動させられる充填用スクリューフィ
ーダ9によって図1における左方に押されて、ノズル1
0から外部へと押し出される。
【0017】粉粒体を充填する充填袋(図示せず)は、
その充填口にノズル10を挿入するようにしてノズル1
0に取り付けられ、ノズル10から出る粉粒体が充填さ
れる。11は作動スイッチであり、ノズル10に充填袋
が取り付けられる際に作動スイッチ11が装置側に押さ
れてオンする。すなわち、ノズル10に充填袋が取り付
けられることによって作動スイッチ11がオンし、これ
によって充填用モータ8および供給用モータ6が作動を
開始し、ノズル10から充填袋に粉粒体が充填される。
【0018】粉粒体を充填中の充填袋はノズル10によ
って支持されており、充填された粉粒体および充填袋の
重量はノズル10にかかることになる。また、ノズル1
0は支柱12に固定されており、一方この支柱12は、
複数の支柱14によって、粉粒体充填装置1の本体に固
定された支柱13に取り付けられている。このため、ノ
ズル10に加わる荷重が変化すると、支柱14が微妙に
ひずむ構造となっている。15はたとえばひずみゲージ
を有するロードセルや差動トランスなどの重量検出手段
であり、この重量検出手段15は支柱14に固定されて
おり、支柱14のひずみを電気信号に変換して出力す
る。この電気信号は充填袋に充填された粉粒体の重量に
応じて変化する信号であり、従って、この重量検出手段
15が出力する電気信号によって、充填袋に充填された
粉粒体の重量を求めることができる。
【0019】16は、タッピング用モータ17によって
上下動するタッピング手段である。タッピング手段16
は上下動する際に、ノズル10に取り付けられた充填袋
の下部を叩き、充填袋内の粉粒体の充填密度を上げるよ
うに作用する。このタッピング手段16は、予め定めた
一定の周期で充填袋に対するタッピングを行う。
【0020】また、18は、粉粒体充填装置1の全体の
動作の制御を行う制御部を有する制御ボードである。
【0021】ノズル10に充填袋が取り付けられ、粉粒
体の充填動作が開始されると、重量検出手段15によっ
て充填済みの粉粒体の重量が検出され、この検出結果が
所定の重量に達した場合には、充填用モータ8および供
給用モータ6を停止させ、充填を完了する。
【0022】ところで、上述のように、タッピング手段
16によってタッピングを行うと、重量検出手段15が
出力する信号がタッピングによるノイズを含んだ信号と
なってしまい、単純にこの信号を用いたのでは正確な重
量を知ることができない。
【0023】そこで、本実施の形態では、従来用いてい
た時定数の大きなローパスフィルタを用いずに、重量検
出手段15が出力した信号からタッピングによるノイズ
信号を除去する手段を提供する。以下に、本実施の形態
において、重量検出手段15が出力した信号からタッピ
ングによるノイズ信号を除去する構成について説明す
る。
【0024】図2は、図1に示した粉粒体充填装置1に
おいて、重量検出手段15が出力した信号からタッピン
グによるノイズ信号を除去する構成を示すブロック図で
ある。
【0025】図2に示すように、重量検出手段15の出
力信号は、増幅器20によって増幅され、その後ディジ
タルフィルタ21によってタッピングによるノイズ信号
が除去され、制御部22に入力される。制御部22で
は、入力された信号に基づいて、充填袋に充填済みの粉
粒体の重量を演算し、演算結果の重量に基づき充填用モ
ータ8および供給用モータ6の動作を制御する。
【0026】図2に示す増幅器20、ディジタルフィル
タ21および制御部22は、たとえば、図1に示した制
御ボード18内に設けられている。
【0027】図3は、図2に示したディジタルフィルタ
21の内部構成を示すブロック図である。
【0028】図3に示すように、ディジタルフィルタ2
1は、図2に示した増幅器20によって増幅された信号
を所定の時間間隔でサンプリングし、その値を出力する
サンプリング手段25と、サンプリング手段25の出力
であるサンプリング値を記憶する記憶手段26と、記憶
手段26に記憶されたサンプリング値の移動平均を演算
することによって、重量検出手段15が出力した信号か
らタッピングによるノイズ信号を除去する演算手段27
とを有して構成される。
【0029】上述のように、タッピング手段16による
タッピングは予め定めた一定の周期で行われる。このた
め、タッピングによるノイズ信号もこの予め定めた一定
の周期を有する信号となる。従って、サンプリング手段
25でサンプリングした値を、この予め定めた一定の周
期の一周期分だけ平均することによって、タッピングに
よるノイズ信号を打ち消し合い、重量検出手段15が出
力した信号からタッピングによるノイズ信号を除去する
ことができる。
【0030】すなわち、演算手段27では、数1に示す
演算を行うことによって、平均の母数は一定(タッピン
グ周期の一周期分)とし、平均の対象を時間的に移動し
ながら平均していくことによって、重量検出手段15の
出力信号からタッピングによるノイズ信号を除去した信
号を求める。なお、数1において、wは記憶手段26
に記憶されたi番目のサンプリング値であり、Wは演
算手段27のj番目の出力値である。また、この数1で
は、タッピングの周期を64msecとし、サンプリン
グ周期を1msecとすることによって、平均をとる際
の母数を64としている。
【0031】
【数1】 次に、重量検出結果の一例を参照しながら、本実施の形
態についてさらに詳しく説明する。
【0032】図4は、図1に示した重量検出手段15の
出力信号の一例を示す図であり、横軸は時間であり、縦
軸は重量検出手段15の出力信号を充填袋に充填された
粉粒体の重量に換算した値である。
【0033】なお、この図4に示す例では、充填開始か
ら所定重量充填完了時点(図4では約4.5秒経過時
点)までは、図1に示した充填用モータ8および供給用
モータ6を比較的高速な第1の速度で回転させることに
よって、充填袋に充填される時間当たりの量を多くし、
所定重量充填完了時点(図4では約4.5秒経過時点)
から目標重量充填完了時点(図4では約6.5秒経過時
点)までは、図1に示した充填用モータ8および供給用
モータ6を比較的低速な第2の速度で回転させることに
よって、充填袋に充填される時間当たりの量を少なくす
るようにしている。また、この例では、充填袋に充填す
る粉粒体の目標重量を25Kgに設定している。
【0034】また、図5は、図4に示したグラフのうち
横軸が3秒から4秒にかけての範囲の部分を、時間軸を
拡大して示す図である。
【0035】図4および図5に示すように、重量検出手
段15によって検出した充填済みの粉粒体の重量すなわ
ち重量検出手段15の出力信号は、タッピングによるノ
イズ信号を有しているために大きな振幅を有しており、
このままでは正確な充填重量がわからない。
【0036】そこで、本実施の形態では、上述のよう
に、重量検出手段15の出力信号に対してディジタルフ
ィルタリング処理すなわち移動平均処理を施すわけだ
が、ここで、従来のようにローパスフィルタを用いる場
合と本実施の形態とを比較して説明する。
【0037】図6は、図1に示した実施の形態および従
来技術のフィルタリング処理の周波数応答について示す
図であり、横軸を対数目盛にしてある。
【0038】また、図7は、図6に示したグラフにおい
て、縦軸も対数目盛にした図である。
【0039】なお、本実施の形態ではタッピング手段1
6のタッピングによるノイズ信号が16.6Hzの周波
数の信号となるように、タッピング用モータ17を駆動
している。
【0040】従来技術のローパスフィルタとしては、R
Cフィルタを用い、図6および図7のグラフでは、カッ
トオフ周波数が0.2Hz、1Hz、6Hzおよび20
Hzの4種類のRCフィルタについて示している。ま
た、本実施の形態の移動平均処理では、タッピングによ
るノイズ信号の周期である0.06秒の周期で平均をと
る処理を施したものについて示している。
【0041】図6および図7に示すように、本実施の形
態における移動平均処理によれば、タッピングによるノ
イズ信号である16.6Hzの周波数の信号を大幅にカ
ットすることができ、従来技術のようにRCフィルタを
用いた場合よりもノイズ信号の除去を的確に行うことが
できる。
【0042】図8は、図1に示した実施の形態および従
来技術のフィルタリング処理のステップ応答について示
す図である。
【0043】この図8においても、図6および図7と同
様に、カットオフ周波数が0.2Hz、1Hz、6Hz
および20Hzの4種類のRCフィルタについて示し、
また、本実施の形態の移動平均処理では、タッピングに
よるノイズ信号の周期である0.06秒の周期で平均を
とる処理を施したものについて示している。
【0044】従来技術のようにRCフィルタによってノ
イズ信号を除去しようとした場合、図6および図7に示
したように、カットオフ周波数が0.2Hz以下のRC
フィルタでないとノイズ信号の除去が不十分となってし
まう。ところが、このカットオフ周波数が0.2Hz以
下のRCフィルタの場合、図8に示すようにステップ応
答が鈍く、こうなると、正確且つ迅速な重量計測を行う
ことができない。
【0045】これに対して、本実施の形態の移動平均処
理によれば、図6および図7に示したようにノイズ信号
を大幅にカットすることができ、且つ、図8に示すよう
にステップ応答が速やかである。このため本実施の形態
によれば、正確且つ迅速な重量計測を行うことができる
という効果がある。
【0046】図9は、図4に示した重量検出手段15の
出力信号に対して、図1に示した実施の形態および従来
技術のフィルタリング処理を施した後の信号を示す図で
あり、横軸は時間であり、縦軸はフィルタリング処理後
の信号を充填袋に充填された粉粒体の重量に換算した値
である。
【0047】この図9においては、従来技術としてカッ
トオフ周波数が0.2HzのRCフィルタについて示
し、また、本実施の形態の移動平均処理では、タッピン
グによるノイズ信号の周期である0.06秒の周期で平
均をとる処理を施したものについて示し、さらに真値と
してその時点での充填済み粉粒体の重量を示している。
【0048】図9を参照して明らかなように、本実施の
形態の移動平均処理によれば、フィルタリング処理を施
した後の信号すなわち図2に示したディジタルフィルタ
21の出力信号は真値に非常に近いものとなっており、
これに対して従来技術による信号は真値から隔たりのあ
るものとなっている。
【0049】ところで、本実施の形態における移動平均
処理では、図3に示した演算手段27においてたとえば
数1に示した演算を行うが、この演算では平均の母数に
よる割り算処理が必要となる(数1では64が平均の母
数である)。
【0050】コンピュータ等によって割り算処理を行う
際には、処理速度を向上させる手段として、ある値を2
の累乗の値で割る処理を、2進数で記憶されたそのある
値をビットシフトすることによって行えることが知られ
ている。
【0051】そこで、本実施の形態では、平均の母数を
2の累乗の値たとえば64に固定しておくことによっ
て、ビットシフトで割り算処理を行うことができ、処理
速度を向上することができる。この結果、より正確且つ
迅速な重量計測を行うことができる。
【0052】このように、平均の母数を2の累乗の値に
するためには、タッピング1周期に含まれるサンプル数
を2の累乗にする必要がある。従って、図1に示したタ
ッピング手段16におけるタッピング周波数を変更する
か、図3に示したサンプリング手段におけるサンプリン
グ周波数を変更するか、または、タッピング手段16に
おけるタッピング周波数およびサンプリング手段におけ
るサンプリング周波数の両者を変更することによって、
平均の母数を2の累乗の値にすることができる。
【0053】また、上述の実施の形態では、タッピング
手段16のタッピングによるノイズ信号が16.6Hz
の周波数の信号となるようにタッピング用モータ17を
駆動し、このときのノイズ信号の周期である0.06秒
で平均をとるようにしたが、本発明はこれに限られるも
のではなく、たとえば、重量検出手段15の出力信号の
自己相関等による分析の結果としてノイズ信号の周波数
を求め、移動平均の周期をこれに追従させて随時変更す
るようにしてもよい。
【0054】なお、前述の実施の形態では、図2に示し
たように、増幅器20の出力に対してディジタルフィル
タ21によるフィルタリング処理を施すようにしたが、
本発明はこれに限らず、増幅器20の出力に対してたと
えばカットオフ周波数20HzのRCフィルタ等のロー
パスフィルタによるフィルタリング処理を施して高周波
のノイズを除去した後に、ディジタルフィルタ21によ
るフィルタリング処理を施すようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、粉
粒体を一定重量ずつ袋詰めする粉粒体充填装置におい
て、袋に充填する量を目標量に精度よく近づけながら充
填にかかる時間をより短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による粉粒体充填装置の一実施の形態の
概略構成を示す内部構成図である。
【図2】図1に示した粉粒体充填装置において、重量検
出手段が出力した信号からタッピングによるノイズ信号
を除去する構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示したディジタルフィルタの内部構成を
示すブロック図である。
【図4】図1に示した重量検出手段の出力信号の一例を
示す図である。
【図5】図4に示したグラフのうち横軸が3秒から4秒
にかけての範囲の部分を、時間軸を拡大して示す図であ
る。
【図6】図1に示した実施の形態および従来技術のフィ
ルタリング処理の周波数応答について示す図である。
【図7】図6に示したグラフにおいて、縦軸も対数目盛
にした図である。
【図8】図2に示した実施の形態および従来技術のフィ
ルタリング処理のステップ応答について示す図である。
【図9】図4に示した重量検出手段の出力信号に対し
て、図2に示した実施の形態および従来技術のフィルタ
リング処理を施した後の信号を示す図である。
【符号の説明】
1 粉粒体充填装置 2 粉粒体供給口 3 貯留槽 4 撹拌用モータ 5 供給用スクリューフィーダ 6 供給用モータ 7 連絡口 8 充填用モータ 9 充填用スクリューフィーダ 10 ノズル 11 作動スイッチ 12、13、14 支柱 15 重量検出手段 16 タッピング手段 17 タッピング用モータ 18 制御ボード 20 増幅器 21 ディジタルフィルタ 22 制御部 25 サンプリング手段 26 記憶手段 27 演算手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填袋に粉粒体を充填する際に前記充填
    袋をタッピングしながら予め定めた一定重量ずつ充填す
    る粉粒体充填装置において、 前記タッピングがなされ、粉粒体の充填とともに増加す
    る充填袋の重量を検出する重量検出手段と、 該重量検出手段の出力信号について前記タッピングの周
    期で移動平均をとることによって、前記重量検出手段の
    出力信号から前記タッピングによるノイズ信号を除去し
    て出力するディジタルフィルタと、 該ディジタルフィルタの出力に基づいて、前記充填袋に
    充填済みの粉粒体の重量を求める制御部とを備えたこと
    を特徴とする粉粒体充填装置。
  2. 【請求項2】 前記移動平均の母数を2の累乗の値にし
    ておき、前記移動平均の割り算処理をビットシフトによ
    って行うことによって処理速度を向上させたことを特徴
    とする請求項1に記載の粉粒体充填装置。
  3. 【請求項3】 前記重量検出手段の出力信号の基づいて
    前記タッピングによるノイズ信号の周期を求め、前記デ
    ィジタルフィルタが該求めたノイズ信号の周期で移動平
    均をとることを特徴とする請求項1に記載の粉粒体充填
    装置。
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