JP4885532B2 - 計量器用フィルタおよび計量器用フィルタリング方法 - Google Patents

計量器用フィルタおよび計量器用フィルタリング方法 Download PDF

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Description

この発明は、計量器用フィルタおよび計量器用フィルタリング方法に関し、特に例えば、被計量物が負荷される計量器の出力信号に重畳されている振動成分を除去する計量器用フィルタおよび計量器用フィルタリング方法に関する。
この種の計量器用フィルタおよび計量器用フィルタリング方法として、従来、例えば特許文献1に開示されたものがある。この従来技術によれば、ロードセル等の検出器から出力される信号に、当該検出器を含む計量器の固有振動等に起因する定周期振動波が重畳されている。そして、この検出器の出力信号は、定周期振動波の基本周波数の整数倍のサンプリング周波数でサンプリングされ、サンプリングされた値は、当該基本周波数の1周期分に相当する時間にわたって平均される。これによって、定周期振動波が除去され、被計量物の重量値が求められる。
特開昭57−71097号公報
しかし、上述の従来技術では、除去対象である定周期振動波の振幅が一定であることが、前提とされる。換言すれば、時間の経過と共に振幅が変化する振動波、特に被計量物が検出器に負荷された直後に現れ、当該検出器の過渡応答特性に従って時間の経過と共に減衰する振動波については、除去することができない。しかも、定周期振動波が除去されるまでに、当該定周期振動波の基本周波数の1周期分に相当する時間が掛かる。このため、従来技術は、台秤等の静的秤のように特段な高速性が要求されない用途に適用することはできるが、計量コンベヤや重量式充填装置等の動的秤のように高速性が要求される用途には不向きである。
そこで、この発明は、従来よりも高速な計量を可能とし、特に動的秤のように高速性が要求される用途に好適な計量器用フィルタおよび計量器用フィルタリング方法を提供することを、目的とする。
かかる目的を達成するために、第1の発明は、被計量物が負荷される計量器の出力信号に重畳されている振動成分を除去する計量器用フィルタにおいて、当該振動成分は計量器の過渡応答特性に従って時間の経過と共に減衰する第1振動波を含むものとする。そして、この第1振動波の周期よりも短いサンプリング周期で計量器の出力信号をサンプリングするサンプリング手段と、互いに第1振動波の略1/2周期に相当する時間を置いて得られたサンプリング手段による2つのサンプリング値と計量器の過渡応答特性に従う所定係数とに基づいて被計量物の重量に応じた濾波後重量値を算出する算出手段と、を具備することを特徴とするものである。
即ち、この第1の発明では、計量器の出力信号、言わば計量信号に、振動成分が重畳されている。そして、この振動成分には、計量器の過渡応答特性に従って時間の経過と共に減衰する第1振動波が、含まれている。かかる第1振動波を含む計量信号は、サンプリング手段によって、当該第1振動波の周期よりも十分に短いサンプリング周期、例えば偶数分の1のサンプリング周期で、サンプリングされる。そして、互いに第1振動波の略1/2周期に相当する時間を置いて得られた当該サンプリング手段による2つのサンプリング値と、計量器の過渡応答特性に従う所定係数と、に基づいて、算出手段が、被計量物の重量に応じた濾波後重量値を算出する。これによって、第1振動波が除去され、被計量物の正確な重量値が求められる。つまり、第1振動波の略1/2周期に相当する時間で、当該第1振動波が除去され、被計量物の正確な重量値が求められる。
なお、ここで言う所定係数は、上述した2つのサンプリング値のそれぞれと、被計量物の重量のみに対応する基準のサンプリング値、言い換えれば被計量物が計量器に負荷されておりかつ第1振動波を含む振動成分が計量信号に重畳されていない(または十分に減衰している)ときに得られるサンプリング値と、の差の比率に相当する。かかる所定係数は、被計量物の重量によって決まるので、例えば当該被計量物の重量が略一定であるとすると、当該所定係数と上述の2つのサンプリング値とから、被計量物の正確な重量値を求めることができる。つまり、この第1の発明は、被計量物の重量が略一定であることを前提とする計量器に、特に有効である。
また、算出手段は、サンプリング手段によるサンプリング周期の整数倍毎に上述の濾波後重量値を順次算出するものとしてもよい。そして、この場合、当該算出手段によって順次算出された複数の濾波後重量値を用いて所定のフィルタリング演算を行う演算手段を、さらに設けてもよい。このようにすれば、被計量物のより正確な重量値を求めることができる。
ここで、演算手段による所定のフィルタリング演算として、例えば複数の濾波後重量値の平均値を求めてもよい。また、振動成分(第1振動波以外の振動波)の態様に応じて、当該フィルタリング演算の対象となる濾波後重量値の数を任意に設定してもよい。さらに、当該フィルタリング演算の対象となる濾波後重量値を順次新しいものに更新(シフト)することによって、いわゆる移動平均処理を実現することもできる。
また、振動成分に第1振動波とは別の振幅が一定の第2振動波が含まれている場合には、所定のフィルタリング演算として、例えば算出手段によって第2振動波の周期の略1/2に相当する時間を置いて算出された2つの濾波後重量値の平均値を求めてもよい。このようにすれば、当該第2振動波を高速かつ効果的に除去することができる。ただし、この場合、算出手段による濾波後重量値の算出周期が、第2振動波の周期よりも十分に短いこと、例えば偶数分の1であることが、前提となる。
そしてさらに、被計量物として重量が既知のテスト試料が負荷されたときの計量信号に基づいて上述の所定係数を導き出す係数導出手段を、さらに備えてもよい。即ち、事前に、被計量物と略同じ重量のテスト試料を用意し、このテスト試料を計量器に負荷させる。そして、このときに得られる計量信号を解析し、その解析結果から、所定係数を導き出してもよい。
第2の発明は、被計量物が負荷される計量器の出力信号に重畳されている振動成分を除去する計量器用フィルタリング方法において、当該振動成分は計量器の過渡応答特性に従って時間の経過と共に減衰する第1振動波を含むものとする。そして、この第1振動波の周期よりも短いサンプリング周期で計量器の出力信号をサンプリングするサンプリング過程と、互いに第1振動波の周期の略1/2に相当する時間を置いて得られたサンプリング過程における2つのサンプリング値と計量器の過渡応答特性に従う所定係数とに基づいて被計量物の重量に応じた濾波後重量値を算出する算出過程と、を具備することを特徴とするものである。
即ち、この第2の発明は、第1の発明に対応する方法発明であり、当該第1の発明と同様の作用を奏する。
上述したように、この発明によれば、計量器から出力される計量信号に、当該計量器の過渡応答特性に従って減衰する第1振動波が含まれていても、この第1振動波を、当該第1振動波の略1/2周期に相当する時間で除去することができる。これに対して、上述した従来技術では、振幅が一定の定周期振動波しか除去することができず、しかも、当該定周期振動波を除去するのにその基本周波数の1周期分に相当する時間が掛かる。従って、かかる従来技術に比べて高速な計量を可能とし、特に動的秤のように高速性が要求される用途にも良好に対応することができる。
この発明の一実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
この実施形態は、図1に示すような重量選別機10にこの発明を適用したものであり、同図に示すように、当該重量選別機10は、互いに直列に配置された3つのコンベヤ20,30および40を備えている。このうち、中央にあるのは、計量コンベヤ30である。そして、同図において、計量コンベヤ30の左側にあるのは、当該計量コンベヤ30に被計量物100を送り込むための送り込みコンベヤ20であり、右側にあるのは、計量コンベヤ20から送り出された被計量物100を図示しない選別装置に搬送するための送り出しコンベヤ40である。これらのコンベヤ20,30および40は、計量コンベヤ用電動機50を含む動力源によって、同図に実線の矢印200で示す方向(左側から右側に向かう方向)に一定の速度で被計量物100を搬送するように、駆動される。そして、計量コンベヤ30による搬送過程において、被計量物100の重量が測定され、この測定結果に基づいて、上述の選別装置による選別が行われる。なお、選別装置については、この発明の本旨に直接関係しないので、ここでは、これ以上の詳しい説明を省略する。
さて、上述の如く、計量コンベヤ30による搬送過程において被計量物100の重量を測定するために、当該計量コンベヤ20は、計量ユニット60を構成している。具体的には、計量ユニット60は、土台としての基部62と、この基部62に一端が結合された計量器としてのロードセル64と、このロードセル64の他端と計量コンベヤ30とを連結するための連結部材66とを、有している。そして、計量コンベヤ30に被計量物100が送り込まれると、ロードセル64から、当該被計量物100の質量moと計量コンベヤ30(厳密には計量コンベヤ30および連結部材66を含むロードセル64に負荷される計量部)の質量mとによる重量{m+mo}・g(g;重力加速度)に応じた電圧のアナログ計量信号W(t)(t;時間)が出力される。そして、このアナログ計量信号W(t)は、図示しない操作パネルに組み込まれた指示計70に入力される。
指示計70は、図2に示すように、アナログ計量信号W(t)が入力される増幅回路72を有しており、この増幅回路72によって増幅されたアナログ計量信号W(t)は、ローパスフィルタ(LPF)回路74に入力される。ローパスフィルタ回路74は、アナログ計量信号W(t)に含まれる比較的に高周波数のノイズ、例えば100[Hz]以上の主に電気的要因によるノイズ、を除去する。そして、このローパスフィルタ回路74によるノイズ除去後のアナログ計量信号W(t)は、サンプリング手段としてのA/D変換回路76に入力される。
A/D変換回路76は、ローパスフィルタ74から入力されたアナログ計量信号W(t)を、例えば1[ms]のサンプリング周期(1[kHz]のサンプリング周波数)Δtでサンプリングし、離散的な複数のサンプリング値W[n](n;サンプリング番号)から成るディジタル計量信号に変換する。そして、変換されたディジタル計量信号W[n]は、算出手段としてのCPU(Central
Processing Unit)78に入力される。なお、このA/D変換回路76による1[ms]というサンプリング周期Δtは、後述する第1振動波の周期2πよりも遥かに短く、詳しくは当該周期2πの略偶数分の1(例えば1/20〜1/100程度)に相当する。
CPU78は、A/D変換回路76から入力されたディジタル計量信号W[n]に基づいて、被計量物100の重量mo・gを算出する。そして、その算出結果を、表示手段としての液晶ディスプレイ構成の表示器80に表示する。なお、このCPU78の一連の動作は、記憶手段としてのメモリ82に記憶されている制御プログラムによって制御される。また、CPU78には、当該CPU78に各種命令を与えるための命令入力手段としての操作キー84も、接続されている。
ところで、計量コンベヤ30に被計量物100が送り込まれたときのアナログ計量信号W(t)は、例えば図3に示すように推移する。この図3によれば、時刻tsにおいて、送り込みコンベヤ20から計量コンベヤ30に被計量物100が送り込まれ、当該アナログ計量信号W(t)の電圧値が、計量コンベヤ30の重量m・gに相当する値W0から、当該計量コンベヤ30の重量m・gに被計量物100の重量mo・gを加えた重量{m+mo}・gに相当する値Wxにまで上昇する。そして、時刻teにおいて、計量コンベヤ30から送り出しコンベヤ40に被計量物100が送り出され、アナログ計量信号W(t)の電圧値が、計量コンベヤ30の重量m・gに相当する値W0に戻る。
ところが、図3からも明らかなように、アナログ計量信号W(t)には、周期が略一定の振動成分が重畳されている。この振動成分は、主に計量ユニット60の固有振動によるものであるが、被計量物100が計量コンベヤ30に置かれている期間T(=te−ts)中は、当該振動成分の振幅は、ロードセル(起歪部)64の過渡応答特性に従って時間の経過と共に徐々に減衰する。そして、このように時間の経過と共に減衰する振動成分を、例えば第1振動波と称すると、この第1振動波が重畳されている期間T中のアナログ計量信号W(t)に基づいて、計量コンベヤ30の重量m・gと被計量物100の重量mo・gとの合計重量{m+mo}・gが求められ、ひいてはこの合計重量{m+mo}・gから零点重量である計量コンベヤ30の重量m・gが差し引かれることで被計量物100の重量mo・gが求められることになる。従って、被計量物100の重量mo・gを正確に求めるには、当該第1振動波を適切に除去する必要がある。また、計量コンベヤ30による搬送距離(働長)が短いほど、または当該計量コンベヤ30による搬送速度が速いほど、期間Tが短くなるので、高速性も要求される。そこで、この実施形態では、かかる要求に応えるべく、次のような手順によって、被計量物100の重量mo・gが求められる。
即ち、まず、計量コンベヤ30に被計量物100が送り込まれることによって、ロードセル64にステップ入力が作用するとすると、当該ロードセル64の変位xに関する運動方程式は、次の式1で表される。
《式1》
(m+mo)・dx/dt+c・dx/dt+k・x=(m+mo)・g
この式1において、cは、ロードセル64の粘性減衰係数であり、kは、当該ロードセル64(起歪部)のバネ定数である。また、参考までに、計量コンベヤ30の重量m・gは、零点重量であり、例えば被計量物100の重量mo・gが算出される際に差し引かれる。
ここで、計量ユニット60の固有振動数ωおよびロードセル64の粘性減衰率ζは、それぞれ式2および式3で表されるので、これら固有振動数ωおよび粘性減衰率ζを用いると、上述の式1は、さらに式4のように表すことができる。
《式2》
ω={k/(m+mo)}1/2
《式3》
ζ=c/[2・{k・(m+mo)}1/2
《式4》
dx/dt+2・ζ・ω・dx/dt+ω・x=(m+mo)・g/k
そしてさらに、この式4で表されるステップ応答に基づいて、第1振動波を含むアナログ計量信号W(t)を時間関数で表すと、次の式5のようになる。
《式5》
W(t)={(m+mo)・g/k}
・[1−e−ζ・ω・t{cos((1−ζ1/2・ω・t)
+(ζ/(1−ζ1/2)・sin((1−ζ1/2・ω・t)}]
=Wx・[1−e−ζ・ω・t・sin{(1−ζ1/2・ω・t+φ}]
∵ φ=tan−1{(1−ζ1/2/ζ}, Wx=(m+mo)・g/k
この式5において、例えば、互いに位相が第1振動波の1/2周期、つまりπだけ異なる2つの時点t1およびt2を、考える。即ち、次の式6および式7が成立する、と仮定する。
《式6》
(1−ζ1/2・ω・t1+φ=θ
《式7》
(1−ζ1/2・ω・t2+φ=θ+π
この場合、例えばsinθ=Aと置くと、sin(θ+π)=−Aであるから、時点t1およびt2のそれぞれにおけるアナログ計量信号W(t)は、次の式8および式9で表される。
《式8》
W(t1)=Wx・[1−e−ζ・ω・t1・A]
《式9》
W(t2)=Wx・[1+e−ζ・ω・t2・A]
また、上述の式7から式6を差し引くと、次の式10が導き出される。
《式10》
(1−ζ1/2・ω・(t2−t1)=π
そして、任意の符号、例えばpを用いて、式10を整理すると、次の式11のようになる。
《式11》
ω・(t2−t1)=π/(1−ζ1/2=p
さらに、計量コンベヤ30の重量m・gと被計量物100の重量mo・gとの合計重量{m+mo}・gに相当する値Wxを、例えば振動成分が重畳されていないときに得られる安定した重量値、という意味を込めて「安定重量値」と称すると、時点t1およびt2におけるアナログ計量信号W(t1)およびW(t2)の当該安定重量値Wxからの振幅の比率rは、例えば図4(a)に示すように、W(t1)>W(t2)の場合(つまりA<0の場合)、上述した式8,式9および式11から、次の式12のように表される。
《式12》
r={W(t1)−Wx}/{Wx−W(t2)}
={−e−ζ・ω・t1・A}/{−e−ζ・ω・t2・A}
=e−ζ・ω・(t2−t1)
=e−ζ・ω・p
一方、図4(b)に示すように、W(t1)<W(t2)の場合(つまりA>0の場合)には、振幅比率rは、次の式13のように表される。
《式13》
r={Wx−W(t1)}/{W(t2)−Wx}
={e−ζ・ω・t1・A}/{e−ζ・ω・t2・A}
=e−ζ・ω・(t2−t1)
=e−ζ・ω・p
つまり、W(t1)>W(t2)の場合も、W(t1)<W(t2)の場合も、振幅比率rは同じである。そして、式12または式13を、安定重量値Wxについての式に変形すると、次の式14のようになる。
《式14》
Wx={W(t1)+r・W(t2)}/(r+1)
ここで、振幅比率rは、上述した式2,式3,式11,式12および式13から明らかなように、ロードセル64を含む計量ユニット60の特性(詳しくは粘性減衰率ζおよび固有振動数ω、より詳しくは粘性減衰係数c,バネ定数kおよび質量m)と、被計量物100の質量moと、によって決まる。従って、例えば被計量物100が或る一定の規格品であり、その質量mo(または重量mo・g)が略一定である場合には、当該質量moの規格値(基準値)と、計量ユニット60の特性とから、振幅比率rを予め求めておくことができる。そして、このように振幅比率rを予め求めておけば、当該振幅比率rと、時点t1およびt2における各値W(t1)およびW(t2)とから、安定重量値Wxを求めることができ、ひいては被計量物100の重量mo・gを求めることができる。つまり、時点t1から時点t2までの第1振動波の1/2周期に相当する時間で、当該第1振動波を除去することができる。
なお、振幅比率rは、実測によって求めることもできる。具体的には、当該振幅比率rを実測するためのテストモードを設ける。そして、このテストモードにおいて、被計量物100と略同じ質量mo’(≒mo)のテスト用試料を、停止状態にある計量コンベヤ30上に載置し、このときに得られるサンプリング値W[n](または複数の当該サンプリング値W[n]の平均値)を、安定重量値Wxとする。続いて、計量コンベヤ30を含む各コンベヤ20,30および40によって実際にテスト用試料を搬送させ、このときに得られる各時点t1および時点t2におけるサンプリング値W[n]を、上述のW(t1)およびW(t2)に対応する重量値とする。そして、これら各重量値Wx,W(t1)およびW(t2)を、式12(または式13)に代入することによって、振幅比率rを求めることができる。なお、求められた振幅比率rは、メモリ82に記憶される。また、正確さを期するために、各時点t1およびt2をシフトさせることによって複数個の振幅比率rを求め、それらの平均値をメモリ82に記憶してもよい。さらに、当該テストモードにおいて、実際にテスト用試料を搬送させたときに得られるサンプリング値W[n]をフーリエ変換処理等によって解析することで、第1振動波を含むアナログ計量信号W(t)(厳密にはディジタル計量信号W[n])の周波数解析を行ってもよい。なお、式12〜式13において、Wxが、計量コンベヤ30の重量m・gを含まない(つまり純粋に被計量物100の重量mo・gのみを表す)場合には、W(t1)およびW(t2)のそれぞれもまた、当該計量コンベヤ30の重量m・gを含まないものとする。
かかる技術的思想の下、例えば図5に示すように、上述したサンプリング周期Δtに従って順次得られるサンプリング値W[n]を、w11,w12,w13,…とする。そして、これらのサンプリング値w11,w12,w13,…よりも、第1振動波の1/2周期に相当する時間だけ遅れて得られるサンプリングW[n]を、それぞれw21,w22,w23,…とする。さらに、これらのサンプリング値w11,w12,w13,…,w21,w22,w23,…のうち、互いに当該第1振動波の1/2周期に相当する時間を置いて得られたサンプリング値、例えばw11およびw21を、それぞれW(t1)およびW(t2)として上述の式14に代入すれば、安定重量値Wxと略等しい濾波後重量値Wx11を求めることができる。そして、後続のサンプリング値w12,w13,…,w22,w23,…についても、これと同様の処理を施すことによって、同様の濾波後重量値Wx12,Wx13,…を順次求めることができる。
かかる処理を実現するために、CPU78は、図6に示すように、第1振動波の1/2周期に相当する時間分のサンプリング値、例えばw11〜w21を、時系列で記憶するための、レジスタを備えている。そして、このレジスタに記憶されたサンプリング値w11〜w21のうち、両端にある、つまり互いに当該第1振動波の1/2周期に相当する時間を置いて得られたサンプリング値w11およびw21を、それぞれW(t1)およびW(t2)として式14に代入することで、濾波後重量値Wx11を求める。そして、サンプリング周期Δtに従って、レジスタに記憶するサンプリング値を順次シフト(更新)させることによって、これ以降の濾波後重量値Wx12,Wx13,…を順次求めていく。
以上のように、この実施形態によれば、ロードセル64から出力されるアナログ計量信号W(t)(ディジタル計量信号W[n])に、当該ロードセル64の過渡応答特性に従って減衰する第1振動波が含まれているとしても、この第1振動波を、当該第1振動波の1/2周期に相当する時間で除去することができる。従って、振幅が一定の定周期振動波しか除去することができず、しかも当該定周期振動波を除去するのにその基本周波数の1周期分に相当する時間が掛かるという上述した従来技術に比べて、高速な計量が可能となる。このことは、特に、この実施形態で説明した重量選別機10のように、高速性が要求される動的秤にとって、極めて有効である。
さらに、上述の濾波後重量値Wx11,Wx12,Wx13,…を用いて所定のフィルタリング演算を施すことによって、より正確な安定重量値Wxを求めることができる。
例えば、図7に示すように、互いに連続する2以上の所定数αの濾波後重量値の移動平均値Wx11’,Wx12’,Wx13’,…を求めてもよい。ここで、当該所定数αとして、例えば第1振動波の1/4周期(=π/2)に相当する値が設定されたとしても、最終的な移動平均値Wx11’,Wx12’,Wx13’,…が求められるまでに要する時間は、第1振動波の3/4周期相当となり、上述の従来技術と比べて、依然、高速性が保たれる。
また、アナログ計量信号W(t)に、第1振動波とは別の一定振幅の第2振動波が含まれている場合には、ここで言うフィルタリング演算として、次のような演算を施してもよい。即ち、第2振動波の振幅が一定であるということは、上述した式14において、振幅比率rをr=1とすると共に、互いに当該第2振動波の1/2周期(例えばπ’)を隔てた2つの時点t1’およびt2’におけるアナログ計量信号W(t1’)およびW(t2’)の値をそれぞれ式14におけるW(t1)およびW(t2)に代入することで、当該第2振動波を除去することができる。
より具体的には、図8に示すように、上述した濾波後重量値Wx11,Wx12,Wx13,…よりも、第2振動波の1/2周期に相当する時間だけ遅れて得られた濾波後重量値を、それぞれWx21,Wx22,Wx23,…とする。そして、これらの濾波後重量値Wx11,Wx12,Wx13,…,Wx21,Wx22,Wx23,…のうち、互いに第2振動波の1/2周期に相当する時間を置いて得られた濾波後重量値、例えばWx11およびWx21を、それぞれ式14におけるW(t1)およびW(t2)として代入すると共に、当該式14における振幅比率rにr=1を代入することで、当該第2振動波による影響が除去されたより正確な濾波後重量値Wy11を求めることができる。そして、後続の濾波後重量値Wx12,Wx13,…,Wx22,Wx23,…についても、これと同様の演算を施すことによって、同様の正確な濾波後重量値Wy12,Wy13,…を順次求めることができる。
なお、このように式14において振幅比率rとしてr=1を代入するということは、当該式14におけるW(t1)およびW(t2)の平均値を求めることになる。また、かかる手順によって第2振動波を除去するには、上述した図6と同様に、当該第2振動波の1/2周期に相当する時間分の濾波後重量値、例えばWx11〜Wx21を、時系列で記憶するための、別のレジスタを設ける必要がある。そして、言うまでもなく、第2振動波の周期(2π’)に比べて、濾波後重量値Wx11,Wx12,Wx13,…,Wx21,Wx22,Wx23,…の算出周期(サンプリング周期Δt)が短いこと、具体的には偶数分の1であることが、前提となる。このような第2振動波としては、例えば上述した計量コンベヤ用電動機50による振動ノイズ等が、ある。また、第2振動波以外にさらに別の一定振幅の振動波がアナログ計量信号W(t)に含まれている場合には、当該第2振動波を除去するのと同じ手順で、当該別の振動波を除去してもよい。さらにまた、この手順による濾波後重量値Wy11,Wy12,Wy13,…の移動平均値Wy11’,Wy12’,Wy13’,…を求めてもよい。
以上、この実施形態では、計量コンベヤ30を含む重量選別機10にこの発明を適用する場合について説明したが、これに限らない。例えば、重量式充填装置等のように、当該重量選別機10以外の動的秤にも、この発明を適用することができることは、言うまでもない。また、的秤に限らず、台秤等の静的秤にも、この発明を適用してもよい。
そして、計量器として、ロードセル64を例に挙げたが、これに限らない。即ち、フォースバランス式等のように、当該ロードセル64以外の計量器についても、この発明を適用することができる。
さらに、複数種類の被計量物100に対応するべく、それぞれの被計量物100に応じた複数の振幅比率rを予めメモリ82に記憶させておき、状況に応じて当該振幅比率rを適宜選択できるようにしてもよい。
ここで説明した内容は、飽くまでもこの発明を実現するための一例であり、この発明を限定するものではない。
この発明の一実施形態の概略構成を示す図である。 同実施形態における指示計の電気的な構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるロードセルから出力される計量信号の一例を示す図解図である。 同実施形態において被計量物の重量値を算出する際の基本的な考え方を示す図解図である。 同実施形態において被計量物の重量値を算出する際のCPUの処理手順を示す図解図である。 同実施形態において被計量物の重量値を算出する際に用いられるレジスタの概念的な構成を示す図解図である。 同実施形態の応用例を示す図解図である。 図7とは別の応用例を示す図解図である。
符号の説明
10 重量選別機
30 計量コンベヤ
60 計量ユニット
64 ロードセル
70 指示計
76 A/D変換回路
78 CPU

Claims (5)

  1. 被計量物が負荷される計量器の出力信号に重畳されている振動成分を除去する計量器用フィルタにおいて、
    上記振動成分は上記計量器の過渡応答特性に従って時間の経過と共に減衰する第1振動波を含み、
    上記第1振動波の周期よりも短いサンプリング周期で上記出力信号をサンプリングするサンプリング手段と、
    互いに上記第1振動波の周期の略1/2に相当する時間を置いて得られた上記サンプリング手段による2つのサンプリング値と上記過渡応答特性に従う所定係数とに基づいて上記被計量物の重量に応じた濾波後重量値を算出する算出手段と、
    上記被計量物として重量が既知のテスト試料が上記計量器に負荷された状態にあるときの上記出力信号に基づいて上記所定係数を導き出す係数導出手段と、
    を具備し、
    上記所定係数は、上記2つのサンプリング値のそれぞれと、上記被計量物の重量のみに対応する上記サンプリング手段による基準のサンプリング値と、の差の比率に相当し、
    上記係数導出手段は、上記テスト試料が上記計量器に負荷された状態にあるときの上記サンプリング手段によるサンプリング値から上記基準のサンプリング値と上記2つのサンプリング値とを得ると共に、該基準のサンプリング値と該2つのサンプリング値とに基づいて上記所定係数を導き出し、さらに、該所定係数を導き出すための該2つのサンプリング値をシフトさせることによって複数の該所定係数を導き出し、該複数の所定係数の平均値を最終的な該所定係数とすること、
    を特徴とする、計量器用フィルタ。
  2. 被計量物が負荷される計量器の出力信号に重畳されている振動成分を除去する計量器用フィルタにおいて、
    上記振動成分は上記計量器の過渡応答特性に従って時間の経過と共に減衰する第1振動波を含み、
    上記第1振動波の周期よりも短いサンプリング周期で上記出力信号をサンプリングするサンプリング手段と、
    互いに上記第1振動波の周期の略1/2に相当する時間を置いて得られた上記サンプリング手段による2つのサンプリング値と上記過渡応答特性に従う所定係数とに基づいて上記被計量物の重量に応じた濾波後重量値を算出する算出手段と、
    を具備し、
    上記算出手段は上記サンプリング周期の整数倍毎に上記濾波後重量値を順次算出し、
    上記算出手段によって順次算出されかつ上記第1振動波の周期の1/2よりも短い時間分の複数の上記濾波後重量値の平均値を求める演算手段をさらに備えること、
    を特徴とする、計量器用フィルタ。
  3. 上記被計量物の重量は略一定である、請求項1または2に記載の計量器用フィルタ。
  4. 被計量物が負荷される計量器の出力信号に重畳されている振動成分を除去する計量器用フィルタリング方法において、
    上記振動成分は上記計量器の過渡応答特性に従って時間の経過と共に減衰する第1振動波を含み、
    上記第1振動波の周期よりも短いサンプリング周期で上記出力信号をサンプリングするサンプリング過程と、
    互いに上記第1振動波の周期の略1/2に相当する時間を置いて得られた上記サンプリング過程における2つのサンプリング値と上記過渡応答特性に従う所定係数とに基づいて上記被計量物の重量に応じた濾波後重量値を算出する算出過程と、
    上記被計量物として重量が既知のテスト試料が上記計量器に負荷されたときの上記出力信号に基づいて上記所定係数を導き出す係数導出過程と、
    を具備し、
    上記所定係数は、上記2つのサンプリング値のそれぞれと、上記被計量物の重量のみに対応する上記サンプリング過程における基準のサンプリング値と、の差の比率に相当し、
    上記係数導出過程では、上記テスト試料が上記計量器に負荷された状態にあるときの上記サンプリング過程におけるサンプリング値から上記基準のサンプリング値と上記2つのサンプリング値とを得ると共に、該基準のサンプリング値と該2つのサンプリング値とに基づいて上記所定係数を導き出し、さらに、該所定係数を導き出すための該2つのサンプリング値をシフトさせることによって複数の該所定係数を導き出し、該複数の所定係数の平均値を最終的な該所定係数とすること、
    を特徴とする、計量器用フィルタリング方法。
  5. 被計量物が負荷される計量器の出力信号に重畳されている振動成分を除去する計量器用フィルタリング方法において、
    上記振動成分は上記計量器の過渡応答特性に従って時間の経過と共に減衰する第1振動波を含み、
    上記第1振動波の周期よりも短いサンプリング周期で上記出力信号をサンプリングするサンプリング過程と、
    互いに上記第1振動波の周期の略1/2に相当する時間を置いて得られた上記サンプリング過程における2つのサンプリング値と上記過渡応答特性に従う所定係数とに基づいて上記被計量物の重量に応じた濾波後重量値を算出する算出過程と、
    を具備し、
    上記算出過程では上記サンプリング周期の整数倍毎に上記濾波後重量値を順次算出し、
    上記算出過程で順次算出されかつ上記第1振動波の周期の1/2よりも短い時間分の複数の上記濾波後重量値の平均値を求める演算過程をさらに備えること、
    を特徴とする、計量器用フィルタリング方法。
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