JP2001315523A - 送風ダクト - Google Patents

送風ダクト

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JP2001315523A JP2000136133A JP2000136133A JP2001315523A JP 2001315523 A JP2001315523 A JP 2001315523A JP 2000136133 A JP2000136133 A JP 2000136133A JP 2000136133 A JP2000136133 A JP 2000136133A JP 2001315523 A JP2001315523 A JP 2001315523A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送風ダクトにおいて、独立した仕切板を廃止
した構成で送風を分配することにより、配風量と流速を
確保しながら設計自由度を向上させるとともに、ブロー
成形などの安価な製造手段を用いて、製造コストの低減
を可能とし、かつ、圧力損失を軽減して、送風効率の向
上ならびに風音の低減を図り、これにより、車室内環境
の向上を図ること。 【解決手段】 メインダクト11に、外面側から対向す
る内面まで達することのない深さで内方に凹ませた分配
用溝15によって形成される分配用壁21を設け、この
分配用壁21を導入口側である空調ユニット接続部16
近傍からセンタ接続部17とサイド接続部18との間で
ある分岐点14に至るまで延在させ、メインダクト11
の内部を連通路(A)により連通された状態で複数の案
内通路(センタ案内通路22とサイド案内通路23)に
区画した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の空調ユニッ
トに接続されてインストルメントパネルなどに設けられ
た複数の吹出口に向けて送風を分岐させて案内する送風
ダクトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用車などの車両では、インスト
ルメントパネルの中央部に2つの中央ベント吹出口が設
けられ、また、左右両側にサイドベント吹出口が設けら
れ、各ベント吹出口に向けて、空調ユニットにおいてエ
アミックスして温度調節を行った空気を案内するように
構成されている。
【0003】このような従来技術として、例えば、特開
平11−147414号公報に記載のものが知られてい
る。この公報には、図8,9に示すように、空調ユニッ
トから上方に延びるメインダクト100と、このメイン
ダクト100から左右に分岐された分岐ダクト101
と、天井板をメインダクト内部に向かって膨出させた膨
出部102と、この膨出部102の外面で構成されて、
隣り合う案内面103,103、すなわちメインダクト
100を流れる空気を分岐ダクト101に導く案内面1
03とメインダクト100の下流に導く案内面103と
を仕切る仕切板104と、を備えた構成となっていた。
【0004】したがって、この従来技術によれば、空調
ユニットから流れてくる空気を、圧力損失が生じないよ
うに分岐させて各吹出口に導いて、各吹出口に対して所
望量に配分させることができ、これにより車室の各部を
均一に空気調和させることができるというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術にあっては、以下に述べる解決すべき課題を有
していた。メインダクト100の内部に仕切板104を
設けた構成であるため、例えば、ブロー成形のような安
価な製造手段を用いて製造することができず、コスト高
となる。案内板103と仕切板104とにより送風を分
配する構成であるために、配風量と流速を両立させるに
は、図8に示すように分岐ダクト101をほぼ水平に分
岐させる形状に限られるものであり、設計自由度が低
い。すなわち、配風量と流速を確保しながら高い設計自
由度が得られない。さらに、近年、車両においてエネル
ギ効率を向上させて燃費を向上させることおよび車内騒
音を低減させて車室内環境を向上させることが望まれて
いる。そこで、この従来技術にあっても、圧力損失をさ
らに改善して、送風効率を向上させることならびに風音
の低下を図ることが望まれている。しかしながら、上記
従来技術にあっては、送風を分岐させる箇所において、
メインダクト100に案内する部分、ならびに分岐ダク
ト101に案内する部分が、いずれも完全に独立した構
成となっているため、通気抵抗が高いものであり、送風
効率の向上ならびに騒音低下が十分でない。ちなみに、
圧力損失を招く通気抵抗は、通路の表面積に比例するも
のである。
【0006】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
成されたもので、独立した仕切板を廃止した構成で送風
を分配することにより、配風量と流速を確保しながら設
計自由度を向上させることを可能とするとともに、ブロ
ー成形などの安価な製造手段を用いることを可能とし
て、製造コストの低減を可能とし、かつ、圧力損失を軽
減して、送風効率の向上ならびに風音の低減を図り、車
室内環境の向上を図ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、車載の空調ユニットからの送風が導入さ
れる導入口と、車室に設けられた複数の吹出口にそれぞ
れ接続された複数の分岐ダクトと、前記導入口と分岐ダ
クトとの間に設けられて導入口から導入された送風を各
分岐ダクトに向けて案内する送風案内部と、この送風案
内部に設けられ、送風案内部の内部に各分岐ダクトの接
続部に向かって延在されて送風を所定の分岐ダクトに導
く案内通路を区画形成する区画手段と、を備え、樹脂を
素材として形成された送風ダクトにおいて、前記送風案
内部を外表面側から内側に溝状に凹ませ、かつ、この溝
状の凹みを前記複数の分岐ダクトと接続する各接続部の
間である分岐点から前記導入口側に向けて延在させて前
記外表面に分配用溝を形成することにより、送風案内部
の内面から対向面側に膨出されて立設されているととも
に前記分岐点から前記導入口側に向けて延在された分配
用壁が形成され、この分配用壁によって前記区画手段が
構成され、前記分配用壁が対向面まで達することのない
深さで形成されて、分配用壁とこれに対向する送風案内
部の内面との間によって挟まれた連通路により隣り合う
案内通路が連通されていることを特徴とする手段とし
た。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
送風ダクトにおいて、前記送風案内部の対向する2面の
それぞれに、前記分岐用壁が形成されていることを特徴
とする。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
送風ダクトにおいて、前記送風案内部の1面のみに前記
分岐用壁が形成されていることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項1ないし
3に記載の送風ダクトにおいて、前記分配用壁は、前記
導入口側の端部において、導入口側から徐々に高さが高
くなるスロープ部が形成されていることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明では、請求項1ないし
4に記載の送風ダクトにおいて、前記送風案内部が、分
岐ダクトとしてのセンタベントダクトに接続されたセン
タ案内通路と、分岐ダクトとしてのサイドベントダクト
に接続されたサイド案内通路との2つの案内通路に分割
されていることを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明では、請求項1ないし
4記載の送風ダクトにおいて、前記送風案内部が、分岐
ダクトとしてのセンタデフダクトに接続されたセンタ案
内通路と、分岐ダクトとしてのサイドデフダクトに接続
されたサイド案内通路との2つの案内通路に分割されて
いることを特徴とする。
【0013】
【発明の作用および効果】本発明では、送風案内部を区
画手段により複数の案内通路に区画するにあたり、従来
のように仕切壁により完全に区画する構成とは異なり、
送風案内部を外表面側から凹ませて分配用溝を形成して
送風案内部の内面を対向面側に膨出させて立設された分
配用壁を区画手段として複数の案内通路に区画すること
とした。したがって、区画手段を含む送風案内部を、筒
状の断面形状に形成することが可能となり、ブロー成形
により成形することができる。よって、コストダウンを
図ることができるという効果が得られる。
【0014】次に、本発明の送風ダクトで送風を行う場
合、空調ユニットから導入口に送られてきた送風は、送
風案内部において各案内通路に分岐された後、分岐ダク
トに案内され、各分岐ダクトから吹出口を経て、車室に
送風される。このように送風が各案内通路により案内さ
れるときに、各案内通路は、分配用壁が設けられている
全長に亘り連通路で連通されて完全に区画されていない
ため、各通路における通気抵抗が抑えられ、これにより
圧力損失が抑えられて、配風効率が向上するとともに、
風音の発生が低減される。これにより、車室環境の改善
を図ることができるという効果が得られる。なお、連通
路は、分配用壁の膨出側の先端と、これに対向する内面
との間に形成するが、この対向する内面にも分配用壁を
形成し、分配用壁どおしの間に連通路を形成しても良い
し(例えば、請求項2に記載の発明)、あるいは分配用
壁を対向する内面の一方のみに設け、対向する平面との
間に連通路を形成するようにしても良い(例えば、請求
項3に記載の発明)。
【0015】さらに、各案内通路を区画する分配用壁
は、送風案内部の内面を内方に向けて膨出させるととも
に、導入口から分岐点に向けて筋状に延在させるだけで
あるから、送風案内部がどのような形状であっても形成
することができるもので、上述のように、配風量と流速
を確保できる圧力損失が少ない構造でありながら、高い
設計自由度が得られるという効果を奏する。請求項3に
記載の発明では、送風案内部の一面のみに前記分岐用溝
ならびに分岐用壁を形成するため、コストの低減を図る
ことができる。
【0016】請求項4に記載の発明では、導入口から入
ってきた送風が、送風案内部において分配用壁により各
案内通路に分配されるにあたり、送風は、まず、分配用
壁の徐々に高さが高くなるように形成されている部分に
斜めに当たりながら分配される。すなわち、分配用壁が
急に立ち上がっている構成の場合、この立ち上がり部分
などにおいて乱流が発生しやすく圧力損失が大きくなり
やすいが、本発明では、徐々に高さが高くなっている部
分により乱流の発生が抑制され、圧力損失を抑えること
ができる。
【0017】請求項5に記載の発明では、空調ユニット
の作動時に、ベントモードに設定した場合には、空調ユ
ニットにおいて、車室の空調を行うのに最適の温度ある
いは湿度に設定された空気が、導入口から送風案内部に
送風され、センタ案内通路とサイド案内通路とに分岐さ
れた後、それぞれセンタベントダクトとサイドベントダ
クトに送られ、吹出口から車室に向けて送風される。請
求項6に記載の発明では、空調ユニットの作動時に、デ
フモードに設定した場合には、空調ユニットにおいて、
窓ガラスの曇り取りを行うのに最適の温度あるいは湿度
に設定された空気が、導入口から送風案内部に送風さ
れ、センタ案内通路とサイド案内通路とに分岐された
後、それぞれセンタデフダクトとサイドデフダクトに送
られ、吹出口から窓ガラスに向けて送風される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、本発明実施の形態の送
風ダクトの全体構成図を示す。空調ユニット3には、送
風ベントダクト1と送風デフダクト2とが、それぞれ接
続されることで送風されるよう構成されている。
【0019】前記送風ベントダクト1は、本発明実施の
形態1であって、請求項1,2,45に記載の発明に対
応している。図2は、この送風ベントダクト1を示す車
両斜め前方かつ斜め上方から見た斜視図、図3は送風ベ
ントダクト1の車両斜め後方かつ斜め下方から見た斜視
図、図4は送風ベントダクト1の平面図である。図2〜
4に示すとおり、送風ベントダクト1は、特許請求の範
囲の送風案内部となる中央のメインダクト11と、この
メインダクト11の左右端部の上部に接続されて車両後
方に延びる特許請求の範囲の分岐ダクトとしてのセンタ
ベントダクト12と、前記メインダクト11の左右端部
の側面に接続されて左右に延びる特許請求の範囲の分岐
ダクトとしてのサイドベントダクト13とを備え、これ
らを溶着などにより一体にすることで構成されている。
【0020】前記メインダクト11は、下端に設けられ
ている空調ユニット接続口16が空調ユニット3の上面
(図1参照)に接続されるもので、空調ユニット3から
は、図外のヒータコアを通過した空気と図外のエバポレ
ータを通過した空気とが図外のエアミックスドアにより
所定の配分で混合された状態で送風される。また、この
メインダクト11には、左右端部のそれぞれにおいて、
分岐点14を挟んで上部のセンタ接続部17とサイド接
続部18とが設けられ、空調ユニット接続口16から左
右に設けられているセンタ接続部17およびサイド接続
部18に至るセンタ案内通路22ならびにサイド案内通
路23が左右に形成されている(図5参照)。
【0021】前記センタベントダクト12は、それぞ
れ、基端部がメインダクト11のセンタ接続部17に接
続されている一方、先端部には図外のインストルメント
パネルの中央左右に設けられているセンタベント吹出用
開口に接続されるセンタベント吹出口19が形成されて
いる。また、前記サイドダクト13は、基端部がメイン
ダクト11のサイド接続部18に接続されている一方、
先端部には図外のインストルメントパネルの左右端部に
設けられているサイドベント吹出用開口に接続されるサ
イドベント吹出口20が形成されている。
【0022】さらに、前記メインダクト11の前面11
aの外表面(図2参照)と後面11bの外表面(図3参
照)との両面には、それぞれ外表面側から内側に溝状に
凹ませるとともに、この溝状の凹みを空調ユニット接続
口16の近傍から前記分岐点14に向けて筋状に延在さ
せた分配用溝15が形成され、これにより、図2のA−
A断面図である図5に示すように、メインダクト11の
内面には内方に対向面に向けて膨出された区画手段とし
て作用する分配用壁21が立設されて、前述したように
センタ案内通路22とサイド案内通路23とに区画され
ている。本実施の形態では、この分配用壁21は、対向
して形成されているとともに、両者の膨出端21a,2
1aの間には、隣り合うセンタ案内通路22とサイド案
内通路23とを連通する幅狭空間である連通路Aが形成
されている。また、前記分配用壁21は、前記空調ユニ
ット接続口16の近傍側の端部において高さが徐々に高
くなるように形成され、前記連通路Aは前記分岐点14
側よりも前記空調ユニット接続口16の近傍側が広く形
成されている。
【0023】次に、実施の形態1の作用および効果につ
いて説明する。上述の実施の形態1の送風ベントダクト
1は、メインダクト11の外表面を筋状に凹ませて分配
用溝15を形成することによりメインダクト11の内面
を内方に向けて膨出させて分配用壁21を形成し、この
分配用壁21により、図5の断面図に示すように、セン
タ案内通路22とサイド案内通路23とを区画した構成
とした。よって、区画手段として仕切板のような仕切部
材を設けない筒状の構成としたため、ブロー成形により
形成することができる。このように、メインダクト11
を全て、ブロー成形により形成するため、安価に製造で
き、コストダウンを図ることができるという効果が得ら
れる。また、送風ベントダクト1で送風を行った場合、
空調ユニット3から空調ユニット接続口16に送られて
きた送風は、メインダクト11を通り上方の左右に向か
って案内され、分配用壁21によりセンタ案内通路22
とサイド案内通路23とに配分される。そして、センタ
案内通路22を案内された送風は、センタベントダクト
12に送られ、一方、サイド案内通路23を案内された
送風は、サイド接続部18からサイドベントダクト13
に送られる。このように、送風がメインダクト11に送
られて、センタ案内通路22とサイド案内通路23とに
配風されるが、両案内通路22,23は、連通路Aで連
通されて完全に区画されていないため、各通路における
通気抵抗が抑えられ、これにより圧力損失が抑えられ
て、配風効率が向上するとともに、風音の発生が低減さ
れる。これにより、車室環境の改善を図ることができる
という効果が得られる。
【0024】さらに、上述したように、メインダクト1
1に送られた送風をセンタ案内通路22,サイド案内通
路23を2つに区画する分配用壁21は、空調ユニット
接続口16から分岐点14に向かって、メインダクト1
1の表面を内方に膨出させるだけであるから、メインダ
クト11がどのような形状であってもセンタ案内通路2
2とサイド案内通路23とに区画することができるもの
であり、上述のように配風量と流速を確保できる圧力損
失が少ない構造でありながら、高い設計自由度が得られ
るという効果を奏する。
【0025】また、分配用壁21は、前記空調ユニット
接続口16の近傍側の端部にあっては、徐々に高さが高
くなるように形成されているため、分配用壁が急に立ち
上がっている構成の場合、立ち上げ部などにおいて乱流
が発生しやすく圧力損失が大きくなりやすいが、スロー
プ部により乱流の発生が抑制され、さらに圧力損失を少
なくすることができる。
【0026】(実施の形態2)図6には本発明実施の形
態2としての送風デフダクト2の斜視図を示す。この実
施の形態2は請求項1,2,4,6に記載の発明に対応
するものであり、実施の形態1では、送風をセンタベン
トダクト12とサイドベントダクト13に分配する部分
に適用したが、この実施の形態2では、図6に示すよう
に、送風デフダクト2において 送風案内部としてのメ
インダクト30から分岐ダクトとしてのフロントデフダ
クト31およびサイドデフダクト32に分配するのに適
用しているもので、本実施の形態2にあっては、分岐ダ
クトとしてのフロントデフダクト31はメインダクト3
0と一体的に形成されている。なお、この図において、
34が分配用溝である。また、図6のB−B断面図であ
る図7に示すように、分配用溝34ならびに分配用壁3
5は、実施の形態1のように対向する両面に形成されて
いるが、これらは互い違いに形成され、これによりメイ
ンダクト30の内部が、サイドデフ案内通路36とセン
タデフ案内通路37とに区画されている。
【0027】この実施の形態2では、空調ユニット3か
らの送風は、センタデフ案内通路37を通ってフロント
デフダクト31に案内されるとともに、サイドデフ案内
通路36を通ってサイドデフダクト32に案内される。
また、実施の形態2にあっては、分配用壁35が互い違
いになるように形成されているため、メインダクト30
の内部の高さ寸法の低い通路であっても、連通路Aを確
保することができ、これにより実施の形態1と同様に、
圧力損失が少ない構造としつつ、送風を分配することが
できる。以上、図面により実施の形態について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、
実施の形態では、メインダクト11の案内通路をセンタ
案内通路22とサイド案内通路23とに区画する分配用
壁21は、図5に示すように、対向させてもよいし、図
7に示すように、互い違いに設けてもよいし、あるい
は、一側面のみに設けてもよい。要は、送風を複数に分
配するにあたり、空調ユニット接続口近傍から分岐点に
向けて分配用壁を形成できるものに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の空調ユニットの送風ダクトを示す
全体構成図である。
【図2】実施の形態1の送風ベントダクトを示す車両斜
め前方かつ斜め上方から見た斜視図である。
【図3】実施の形態1の送風ベントダクトの車両斜め後
方かつ斜め下方から見た斜視図である。
【図4】実施の形態1の送風ベントダクトの平面図であ
る。
【図5】実施の形態1の送風ベントダクトのA−A断面
図である。
【図6】実施の形態2の送風デフダクトの斜視図であ
る。
【図7】実施の形態2の送風デフダクトのB−B断面図
である。
【図8】従来の技術の送風ダクトの斜視図である。
【図9】従来の技術の送風ダクトの分岐部分の拡大図で
ある。
【符号の説明】
A 連通路 1 送風ベントダクト 2 送風デフダクト 3 空調ユニット 11 メインダクト 11a 前面 11b 後面 12 センタベントダクト 13 サイドベントダクト 14 分岐点 15 分配用溝 16 空調ユニット接続口 17 センタ接続部 18 サイド接続部 19 センタベント吹出口 20 サイドベント吹出口 21 分配用壁 22 センタ案内通路 23 サイド案内通路 30 メインダクト 31 フロントデフダクト 32 サイドデフダクト 33 分岐点 34 分配用溝 35 分配用壁 36 サイドデフ案内通路 37 センタデフ案内通路 100 メインダクト 101 分岐ダクト 102 膨出部 103 案内面 104 仕切板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 眞素夫 神奈川県平塚市天沼10番1号 日産車体株 式会社内 Fターム(参考) 3L011 BL00 BL02 BR02 3L080 AA02 AA03 AA09 AC05 AD02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載の空調ユニットからの送風が導入さ
    れる導入口と、 車室に設けられた複数の吹出口にそれぞれ接続された複
    数の分岐ダクトと、 前記導入口と分岐ダクトとの間に設けられて導入口から
    導入された送風を各分岐ダクトに向けて案内する送風案
    内部と、 この送風案内部に設けられ、送風案内部の内部に各分岐
    ダクトの接続部に向かって延在されて送風を所定の分岐
    ダクトに導く案内通路を区画形成する区画手段と、を備
    え、樹脂を素材として形成された送風ダクトにおいて、 前記送風案内部を外表面側から内側に溝状に凹ませ、か
    つ、この溝状の凹みを前記複数の分岐ダクトと接続する
    各接続部の間である分岐点から前記導入口側に向けて延
    在させて前記外表面に分配用溝を形成することにより、
    送風案内部の内面から対向面側に膨出されて立設されて
    いるとともに前記分岐点から前記導入口側に向けて延在
    された分配用壁が形成され、 この分配用壁によって前記区画手段が構成され、 前記分配用壁が対向面まで達することのない深さで形成
    されて、分配用壁とこれに対向する送風案内部の内面と
    の間によって挟まれた連通路により隣り合う案内通路が
    連通されていることを特徴とする送風ダクト。
  2. 【請求項2】 前記送風案内部の対向する2面のそれぞ
    れに、前記分岐用壁が形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の送風ダクト。
  3. 【請求項3】 前記送風案内部の1面のみに前記分岐用
    壁が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    送風ダクト。
  4. 【請求項4】 前記分配用壁は、前記導入口側の端部に
    おいて、導入口側から徐々に高さが高くなるように形成
    されていることを特徴とする請求項1ないし3に記載の
    送風ダクト。
  5. 【請求項5】 前記送風案内部が、分岐ダクトとしての
    センタベントダクトに接続されたセンタ案内通路と、分
    岐ダクトとしてのサイドベントダクトに接続されたサイ
    ド案内通路との2つの案内通路に分割されていることを
    特徴とする請求項1ないし4に記載の送風ダクト。
  6. 【請求項6】 前記送風案内部が、分岐ダクトとしての
    センタデフダクトに接続されたセンタ案内通路と、分岐
    ダクトとしてのサイドデフダクトに接続されたサイド案
    内通路との2つの案内通路に分割されていることを特徴
    とする請求項1ないし4に記載の送風ダクト。
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