JP2001315399A - 印刷装置の印刷ギャップ調整機構 - Google Patents

印刷装置の印刷ギャップ調整機構

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JP2001315399A JP2000134147A JP2000134147A JP2001315399A JP 2001315399 A JP2001315399 A JP 2001315399A JP 2000134147 A JP2000134147 A JP 2000134147A JP 2000134147 A JP2000134147 A JP 2000134147A JP 2001315399 A JP2001315399 A JP 2001315399A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初めて使用する印刷媒体や厚さの不明な印刷
媒体に対しても、印刷ギャップを正しく把握し、適正な
値になるように印刷ギャップを調整する。 【解決手段】 印刷ヘッド13を搭載した往復移動可能
なキャリッジ6と、キャリッジ6に対向して配置された
プラテン1とを備え、印刷ヘッド13とプラテン1との
間に印刷媒体3を案内供給して印刷する印刷装置の印刷
ギャップ調整機構において、キャリッジ6は、印刷ヘッ
ド13を固着し印刷ヘッド13とプラテン1との距離を
可変とすべく移動可能な可動部6b、可動部6bの移動
を案内する固定部6a、および可動部6bを移動すべく
固定部6aに配設された駆動手段10、18、25、2
6、32を有し、印刷媒体3表面と印刷ヘッド13との
距離を測定する印刷ギャップ測定手段と、印刷ギャップ
が適正値となるように駆動手段26を制御する制御手段
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷ヘッドとプラ
テンとの間に印刷媒体を案内供給して印刷する印刷装置
の印刷ギャップ調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷装置の印刷ギャップ調整機構
に関しては、「印字装置のプラテンギャップ調整機構」
として、特開平9−254463号公報所載の技術が開
示されている。図5および図6を用いて、この技術を説
明する。図5はプラテンギャップ調整機構を備えた印字
装置の平面図、図6はプラテンギャップ調整機構を備え
た印字装置の側面図である。
【0003】図5および図6において、印字ヘッドを搭
載したハンマバンク102は、ベース106上に固定さ
れたシャトルユニット107a、107bに取付けられ
ている。また、ベース106の両側には、一対のフレー
ム105、105が前後方向に位置調整可能に配設され
ている。一対のフレーム105、105は、ベース10
6上において、一対の偏心カム104a、104bをコ
ントロールレバー109で回動することにより移動す
る。プラテン101は、一対のプラテンブッシュ103
a、103bを介して一対のフレーム105、105に
取付けられ、一対のプラテンブッシュ103a、103
bの回転により移動する。コントロールレバー109を
調整ポジションから印字ポジションに動かすと、プラテ
ン1はプラテンギャップ分だけ移動する。
【0004】上記構成のプラテンギャップ調整機構で
は、まず、一対のプラテンブッシュ103a、103b
を回してプラテン101をハンマバンク102から十分
離す。つぎに、コントロールレバー109を調整ポジシ
ョンの位置に設定しておいて(図6に示す状態)、一対
のプラテンブッシュ103a、103bを回転させて、
プラテン101をハンマバンク102に接触させる(図
5に示す状態)。この際、ハンマバンク102の中央部
もプラテン101と接触していることを確認する。その
後、印字ポジションに設けられた印字用紙の種類または
厚さに応じた目盛り111に、コントロールレバー10
9を移動させ、プラテンギャップの調整を終了する。こ
の方法によれば、簡便にしかも再現性よくプラテンギャ
ップを設定できるので、容易に、しかも常にバラツキの
少ない高い印刷品質が得られるとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来技
術によれば、使用頻度の高い特定の印刷媒体、または厚
さの分かっている印刷媒体については、適切なプラテン
ギャップが設定できるものの、初めて使用する印刷媒体
や厚さの不明な印刷媒体に対しては対応できないという
問題点があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、請求項1、2、3または4に係る発明の課
題は、初めて使用する印刷媒体や厚さの不明な印刷媒体
に対しても、印刷ギャップを正しく把握し、適正な値に
なるように印刷ギャップを調整し得る印刷装置の印刷ギ
ャップ調整機構を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1、2、3または4に係る発明は、印刷ヘッ
ドを搭載した往復移動可能なキャリッジと、該キャリッ
ジに対向して配置されたプラテンとを備え、前記印刷ヘ
ッドと前記プラテンとの間に印刷媒体を案内供給して印
刷する印刷装置の印刷ギャップ調整機構において、前記
キャリッジは、前記印刷ヘッドを固着し該印刷ヘッドと
前記プラテンとの距離を可変とすべく移動可能な可動
部、該可動部の移動を案内する固定部、および前記可動
部を移動すべく前記固定部に配設された駆動手段を有
し、前記印刷媒体表面と前記印刷ヘッドとの距離を測定
する印刷ギャップ測定手段と、印刷ギャップが適正値と
なるように前記駆動手段を制御する制御手段とを具備す
る。
【0008】請求項1、2、3または4に係る発明の印
刷装置の印刷ギャップ調整機構では、印刷に先立ち、予
め印刷媒体と印刷ヘッドとの間の印刷ギャップを印刷ギ
ャップ測定手段で測定しておき、これが適正値に対しズ
レがある場合には、制御手段により、駆動手段でキャリ
ッジの固定部を駆動し、これに案内されて印刷ヘッドを
固着した可動部がプラテンに対して移動する。
【0009】請求項2または4に係る発明の印刷装置の
印刷ギャップ調整機構では、上記作用に加え、固定部に
設けられた螺旋面と、可動部に設けられ螺旋面に当接す
る接触面とを備え、駆動手段により螺旋面を回転させる
ことによって、これに当接する接触面を有する可動部の
移動を案内しつつ、プラテンに対して印刷ヘッドを移動
させる。
【0010】請求項3または4に係る発明の印刷装置の
印刷ギャップ調整機構では、上記作用に加え、固定部お
よび可動部にそれぞれ設けた螺旋状溝と、該螺旋状溝同
士の間に介装したボールとを備え、駆動手段により固定
部に設けた螺旋状溝を回転させることによって、ボール
を介して螺旋状溝を有する可動部の移動を案内しつつ、
プラテンに対して印刷ヘッドを移動させる。
【0011】請求項4に係る発明の印刷装置の印刷ギャ
ップ調整機構では、上記作用に加え、可動部と固定部と
の間に、可動部を固定部の方向に付勢する弾性部材を備
えたことにより、弾性部材が可動部を固定部の方向に付
勢して、可動部の移動に際してガタツキの発生を抑制す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、具体的な実施の形態につい
て説明する。
【0013】(実施の形態1)図1〜図3は実施の形態
1を示し、図1は印刷ギャップ調整機構を搭載した印刷
装置の斜視図、図2は印刷ギャップ調整機構の一部を破
裁した側面図、図3は印刷ヘッド移動機構の縦断面図で
ある。
【0014】図1において、印刷ヘッド13(図2参
照)を保持したキャリッジ6は、水平方向に配設された
2本の長尺円柱部材からなるキャリッジガイド2に摺動
可能に保持されている。プラテン1は、キャリッジ6に
保持された印刷ヘッド13に対向する位置に配設されて
いる。プラテン1の面1a上には、図示しない多数の吸
引孔が穿設され、吸引孔は図示しない真空源に接続され
ており、印刷媒体3は面1a上に吸引されながら案内さ
れている。後述する印刷ギャップG(図2参照)を測定
するための印刷ギャップ測定手段としてのセンサ9がキ
ャリッジ6の移動ベース14(図2参照)上に配設さ
れ、印刷媒体3に対向する位置に固定されている。セン
サ9は、LED、レーザ等の発光素子と、フォトダイオ
ード、CCDラインセンサ等の受光素子との組合せから
構成されており、印刷媒体3の表面に対して発光素子か
ら光を発射し、印刷媒体3の表面にて反射した光を受光
素子により受光するようになっている。また、センサ9
は、装置本体外に配置された制御手段としての制御装置
7に電気的に接続されており、センサ9からの信号を制
御装置7に伝達する。
【0015】図2において、キャリッジ6は、主に、固
定部としての固定ユニット6aと、可動部としての可動
ユニット6bと、両ユニット間に張架された弾性部材2
4とから構成されている。固定ユニット6aは、主に、
固定ベース12と、これに配設された駆動モータ26
と、固定ベース12に対し回転可能に支持された少なく
とも3本の固定支柱18とから構成されている。固定ベ
ース12には、少なくとも3ヶ所に円形穴が穿設され、
それぞれの円形穴に固定側ベアリングケース21が可動
ユニット6b側から嵌装固定されている。固定側ベアリ
ングケース21には、可動ユニット6b側から固定側ベ
アリング20の外輪が嵌装され、固定側ベアリング20
が脱落しないように固定側ベアリング押さえ23により
固定している。また、固定側ベアリング20の内輪に
は、可動ユニット6b側から中央部が大径で両端部が小
径の円柱状に一体的に形成された段付き形状の固定支柱
18が嵌装されている。
【0016】固定支柱18は、固定側ベアリング20の
内輪に一方の小径部18aが嵌装され、その段部で支持
されるとともに、固定ユニット6a側から固定側ベアリ
ングナット22で固定側ベアリング20の内輪に螺着さ
れている。一方、固定支柱18の他方の小径部18bは
その端部が、図3に示すように、後述する印刷ヘッド移
動機構の可動支柱ベース15の穴部15aに案内支持さ
れるとともに、端面には、螺旋形状の螺旋面としての螺
旋端面31が形成されている。さらに、図2に示すよう
に、固定支柱18の小径部18bには、全ての固定支柱
18に亘ってタイミングベルトからなる回転伝達ベルト
10が巻回されている。また、1本の固定支柱18と、
固定ベース1に配設された駆動モータ26の軸に固定さ
れた駆動プーリ25とはタイミングベルトからなる動力
ベルト32で連結されている。駆動モータ26は、制御
装置7と電気的に接続され、制御装置7からの信号によ
り、回転、停止して制御されるようになっている。回転
伝達ベルト10、固定支柱18、駆動プーリ25、駆動
モータ26および動力ベルト32により駆動手段を構成
している。
【0017】一方、可動ユニット6bは、可動ベース1
4と、これに固着された印刷ヘッド13と、固定支柱1
8に対向して配置され可動ベース14に可動支柱ベース
15を介して配設された可動支柱17(図3参照)とか
ら構成されている。可動ベース14には、固定支柱18
に対向した位置に円形穴が穿設されており、それぞれの
円形穴に可動支柱ベース15が、プラテン1側から嵌装
固定されている。可動支柱ベース15には、図3に示す
ように、固定支柱18側に穴15aが穿設され、この穴
15aに略円柱状の可動支柱17が嵌装固定されてい
る。可動支柱17の固定支柱18側の端面には、三角形
状の突起からなる接触面30が形成されている。
【0018】図2に示すように、固定ベース12と可動
ベース14との間は、引張りコイルバネ等からなる弾性
部材24が張架されており、その間隔を狭める方向に常
に付勢されている。従って、可動ベース14は、固定ベ
ース12側に常時付勢されており、固定支柱18の螺旋
端面31と、可動支柱17の接触面30とは常に接触し
た状態にある。また、固定支柱18と可動支柱17との
対は、少なくとも3対以上用いられ、可動ベース14が
固定ベース12と平行に保ちながら、スムーズにかつ安
定的に前後移動できるように、キャリッジ6内に配置さ
れている。
【0019】上記構成の印刷装置による印刷工程につい
て、図1および図2を用いて説明する。印刷媒体3が図
示しない装置本体にセットされ印刷開始指令が発せられ
ると、印刷装置は印刷の前工程に入り、印刷媒体3は印
刷媒体給紙方向である矢印αの方向に送られ、プラテン
1上を上から下に走行する。この際、印刷媒体3は、プ
ラテン1に穿設された図示しない多数の吸引孔から空気
が吸引されることにより、プラテン1に密着しながら走
行する。制御装置7からの指令により、センサ9は印刷
ヘッド13と印刷媒体3との間の間隔(以下、印刷ギャ
ップGと称する)を測定し、その結果を制御装置7に送
り返す。すなわち、センサ9の発光素子は印刷媒体3に
対し、一定の角度で光を照射しているため、印刷ギャッ
プGが適正値からずれると、受光素子による反射光の受
光状態が異なってくる。
【0020】例えば、受光素子がCCDラインセンサの
場合、反射光を最も多く受光するCCD素子の番号が適
正な印刷ギャップGの場合とは異なり、このズレ量を測
定することにより印刷ギャップGの適正値からのズレが
求められる。この結果、制御装置7が印刷ギャップGが
適正値であると判断すれば、前工程からそのまま印刷動
作に入る。すなわち、キャリッジ6を矢印X方向に移動
させるとともに、印刷媒体3の供給を再開する。また、
これとは逆に、制御装置7が印刷ギャップGを適正値で
ないと判断すれば、適正値となるようにキャリッジ6内
の可動ベース14を矢印Y方向に移動させた後、印刷を
開始する。
【0021】以下、図1〜図3を用いて、印刷ギャップ
Gを適正値にする作用を詳述する。制御装置7は、印刷
ギャップGの測定結果から適正値に対する過不足分を演
算し、これに見合う分だけ駆動モータ26を右または左
に回転させる。その駆動力は、駆動プーリ25および少
なくとも3本ある固定支柱18のうち1本に掛けられて
いる動力ベルト32を介してその固定支柱18を回転さ
せ、さらに、回転伝達ベルト10を介して全ての固定支
柱18を回転させる。これにより、全ての固定支柱18
を同時にしかも同期して回転させることができる。この
とき、前述したように、固定支柱18の螺旋端面31と
可動支柱17の接触面30とは常に接触した状態にあ
り、しかも可動支柱17と可動支柱ベース15との回転
は規制されているので、固定支柱18の回転により、図
3に示す印刷ヘッド移動機構の可動支柱17は、弾性部
材24の付勢力に抗して、螺旋端面31の形状に従って
接触面30が滑りながら矢印Y方向に移動する。これに
より、印刷ギャップGが適正値になる方向へ可動ベース
14および印刷ヘッド13が移動することになる。制御
装置7は、印刷ギャップGが適正値になったことをセン
サ9で確認した後、印刷ヘッド13の矢印Y方向への移
動を終了させ、印刷動作に入る。
【0022】本実施の形態によれば、初めて使用する印
刷媒体や厚さの不明な印刷媒体に対しても、印刷ギャッ
プを正しく把握し、適正な値になるように、印刷ヘッド
を高速かつ精度よく位置決めして、印刷ギャップを調整
することができる。また、全ての可動支柱を同期して等
量移動させることができるとともに、弾性部材でガタを
とりつつタイミングベルトを介して可動ベースを駆動し
ているので、高速かつ高精度の位置決めが実現できる。
これにより、高速かつ高画質印刷が可能になるという効
果を得ることができる。
【0023】本実施の形態におけるセンサ9による印刷
ギャップGの測定は、印刷の前工程であれば、印刷媒体
3の走行中に行ってもよいし、印刷媒体3の走行を一旦
停止した後、行ってもよい。また、本実施の形態では、
固定支柱18に螺旋端面31を設ける構成としたが、逆
にして、可動支柱17側に螺旋端面31を設ける構成に
しても、同様の機能を実現することができる。
【0024】(実施の形態2)図4は実施の形態2を示
し、印刷ヘッド移動機構の縦断面図である。本実施の形
態は、実施の形態1と印刷ヘッド移動機構のみが異な
り、他の部分は実施の形態1と同一のため、同一部分の
図と説明を省略する。また、図4においても、実施の形
態1と同一の部材には同一の符号を付し説明を省略す
る。
【0025】図4において、固定ユニット6a(図2参
照)側の固定支柱41の先端部41bの外周面には、螺
旋状溝としてのオス側螺旋状溝42が形成されている。
一方、可動ユニット6b(図2参照)は、可動ベース1
4と、これに配設された印刷ヘッド13(図2参照)
と、固定支柱41に対向して配置され可動ベース14に
配設された可動支柱43とから構成されている。可動ベ
ース14には、固定支柱41に対向した位置に円形穴が
穿設されており、それぞれの円形穴に可動支柱43が、
プラテン1(図2参照)側から嵌装固定されている。可
動支柱43には、固定支柱41側に穴43aが穿設さ
れ、この穴43aの内周面には、螺旋状溝としてのメス
側螺旋状溝44が形成されている。固定支柱41の先端
部41bは、可動支柱43の穴43aに挿入され、オス
側螺旋状溝42とメス側螺旋状溝44との間にボール4
5が介装され、固定支柱41が回転自在に案内されるよ
うに構成されている。その他の構成は、実施の形態1と
同様である。
【0026】上記構成の印刷装置の印刷ギャップ調整機
構を用いた、印刷ギャップGを適正値にする作用を説明
する。図4において、固定支柱41は可動支柱43にボ
ール45を介して案内されており、しかも可動支柱43
の回転は規制されているので、固定支柱41の回転によ
り、可動支柱43は、弾性部材24(図2参照)の付勢
力に抗して矢印Y(図1参照)方向に移動する。その他
の作用は実施の形態1と同様である。
【0027】本実施の形態によれば、実施の形態1と同
様の効果に加え、ボールを介して回転運動を直線運動に
変換しているので、各構成部材に無理な力が掛からず、
印刷装置の寿命を長くすることができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1、2、3または4に係る発明に
よれば、印刷に先立ち、予め印刷媒体と印刷ヘッドとの
間の印刷ギャップを印刷ギャップ測定手段で測定してお
き、これが適正値に対しズレがある場合には、制御手段
により、駆動手段でキャリッジの固定部を駆動し、これ
に案内されて印刷ヘッドを固定した可動部がプラテンに
対して移動するので、初めて使用する印刷媒体や厚さの
不明な印刷媒体に対しても、印刷ギャップを正しく把握
し、適正な値になるように、印刷ヘッドを高速かつ精度
よく位置決めして、印刷ギャップを調整することができ
る。これにより、高速かつ高画質印刷が可能になるとい
う効果を得ることができる。
【0029】請求項2または4に係る発明によれば、上
記効果に加え、駆動手段により螺旋面を回転させること
によって、これに当接する接触面を有する可動部の移動
を案内しつつ、プラテンに対して印刷ヘッドを移動させ
るので、簡単な構成で印刷ヘッドを高速かつ精度よく位
置決めして、印刷ギャップを調整することができる。
【0030】請求項3または4に係る発明によれば、上
記効果に加え、駆動手段により固定部に設けた螺旋状溝
を回転させることによって、ボールを介して螺旋状溝を
有する可動部の移動を案内しつつ、プラテンに対して印
刷ヘッドを移動させるので、各構成部材に無理な力が掛
からず、印刷装置の寿命を長くすることができる。
【0031】請求項4に係る発明によれば、上記効果に
加え、弾性部材が可動部を固定部の方向に付勢して、可
動部の移動に際してガタツキの発生を抑制するので、可
動部の位置決めを高精度に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の印刷ギャップ調整機構を搭載し
た印刷装置の斜視図である。
【図2】実施の形態1の印刷ギャップ調整機構の一部を
破裁した側面図である。
【図3】実施の形態1の印刷ヘッド移動機構の縦断面図
である。
【図4】実施の形態2の印刷ヘッド移動機構の縦断面図
である。
【図5】従来技術のプラテンギャップ調整機構を備えた
印字装置の平面図である。
【図6】従来技術のプラテンギャップ調整機構を備えた
印字装置の側面図である。
【符号の説明】
1 プラテン 3 印刷媒体 6 キャリッジ 6a 固定ユニット 6b 可動ユニット 10 回転伝達ベルト 13 印刷ヘッド 18 固定支柱 25 駆動プーリ 26 駆動モータ 32 動力ベルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷ヘッドを搭載した往復移動可能なキ
    ャリッジと、該キャリッジに対向して配置されたプラテ
    ンとを備え、前記印刷ヘッドと前記プラテンとの間に印
    刷媒体を案内供給して印刷する印刷装置の印刷ギャップ
    調整機構において、 前記キャリッジは、前記印刷ヘッドを固着し該印刷ヘッ
    ドと前記プラテンとの距離を可変とすべく移動可能な可
    動部、該可動部の移動を案内する固定部、および前記可
    動部を移動すべく前記固定部に配設された駆動手段を有
    し、前記印刷媒体表面と前記印刷ヘッドとの距離を測定
    する印刷ギャップ測定手段と、印刷ギャップが適正値と
    なるように前記駆動手段を制御する制御手段とを具備す
    ることを特徴とする印刷装置の印刷ギャップ調整機構。
  2. 【請求項2】 前記固定部に設けられた螺旋面と、前記
    可動部に設けられ前記螺旋面に当接する接触面とを備
    え、前記駆動手段により前記螺旋面を回転させることに
    よって前記可動部の移動を案内することを特徴とする請
    求項1記載の印刷装置の印刷ギャップ調整機構。
  3. 【請求項3】 前記固定部および前記可動部にそれぞれ
    設けた螺旋状溝と、該螺旋状溝同士の間に介装したボー
    ルとを備え、前記駆動手段により前記固定部に設けた螺
    旋状溝を回転させることによって、前記可動部の移動を
    案内することを特徴とする請求項1記載の印刷装置の印
    刷ギャップ調整機構。
  4. 【請求項4】 前記可動部と前記固定部との間に、前記
    可動部を前記固定部の方向に付勢する弾性部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の印刷装置
    の印刷ギャップ調整機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005031144A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Seiko Epson Corp ギャップ調整装置、これに使用されるキャリブレーション用治具、およびギャップ調整装置を備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器
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