JP2001315091A - 容器蓋を分離収集する方法及び装置 - Google Patents

容器蓋を分離収集する方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷が施され及び/又は別個に形成された付
加部材が装着された容器蓋における一部を再利用するこ
とを容易に可能にすること。 【解決手段】 天面壁202とスカート壁204とを有
し、天面壁202の外面には印刷が施されている及び/
又は天面壁202の内面には別個に形成された付加部材
が装着されている容器蓋200を分離収集する方法及び
装置。スカート壁204の上端部においてスカート壁2
04を周方向に切断して、天面壁202とスカート壁2
04の上端部とからなる第一の部分200aと、スカー
ト壁204の残部とからなる第二の部分200bとに分
離し、次いで第一の部分200aと第二の部分200b
とを夫々別個に収集する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器蓋、更に具体
的には、天面壁と天面壁の周縁から垂下する筒状スカー
ト壁とを有し、天面壁の外面には印刷が施されている及
び/又は天面壁の内面には別個に形成された付加部材が
装着されている容器蓋、特に合成樹脂製容器蓋、又は、
天面壁と天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁とを
有し、天面壁の外面の中央部には印刷が施されている及
び/又は天面壁の内面の中央部には別個に形成された付
加部材が装着されている容器蓋、特に合成樹脂製容器
蓋、を分離収集する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、飲料水等の内容物を収容
した容器のための容器蓋として、合成樹脂製容器蓋が広
く実用化されている。この種の容器蓋は、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等の適宜の合成樹脂から圧縮
成形あるいは射出成形により一体成形され、天面壁と天
面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁とを有してい
る。そして天面壁の外面にロゴ等の印刷が施された容器
蓋、天面壁の内面に別個に形成された付加部材、例えば
ライナーが装着された容器蓋、天面壁の外面にロゴ等の
印刷が施されかつ天面壁の内面に別個に形成された付加
部材が装着された容器蓋は、いずれも一般的であり、広
く普及している。また比較的直径の大きな容器蓋であっ
て、天面壁の外面の中央部にロゴ等の印刷が施された容
器蓋、天面壁の内面の中央部に別個に形成された付加部
材、例えば活性炭が装着された容器蓋、天面壁の外面の
中央部にロゴ等の印刷が施されかつ天面壁の内面の中央
部に別個に形成された付加部材が装着された容器蓋も、
一般的であり、広く普及している。天面壁の外面に施さ
れるロゴ等の印刷は着色されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような合成樹
脂製容器蓋は、メーカーによって大量生産され、飲料水
あるいは乳製品等の粉体を収容した容器に適用される。
容器蓋は、その製造工程において、製品規格等に照ら
し、厳しい測定項目で検査が行なわれる。そして該検査
の結果、不良品が発見されない場合に限り、製品として
出荷される。該検査の結果、不良品が発見された場合に
は、製造された容器蓋は出荷されることなく廃棄され
る。これは、容器蓋の天面壁には、上述したように、印
刷(着色)が施され及び/又は別個に形成された付加部
材が装着されているので、同じ材料から成形される別の
新しい合成樹脂製容器蓋の材料として再利用することは
できないからである。しかしながら近年、省資源、省エ
ネルギー、環境保全等の見地から、工業製品の再利用
(リサイクル)が従来にもまして重要視されつつあり、
メーカーにより廃棄されていた容器蓋についても、再利
用を可能にすることは時代の要請であるといえる。一
方、近い将来においては、開栓後の容器蓋についても、
市場からの回収が可能になった場合には、再利用を有効
に行なうための分離収集の技術の開発が望まれる。この
ような観点から、不良品が発見された容器蓋あるいは回
収された容器蓋を、少なくともその一部の再利用を容易
に可能にする新しい技術の開発が望まれるところであ
る。上記した技術的課題は、合成樹脂製容器蓋に限られ
て存在するものではなく、金属製容器蓋においても共通
して存在するものである。
【0004】本発明は、上記した事実に基づいてなされ
たもので、その主目的は、印刷が施され及び/又は別個
に形成された付加部材が装着された容器蓋における一部
を、別の新しい容器蓋の材料として再利用することを容
易に可能にする、新規な容器蓋を分離収集する方法及び
装置を提供することである。
【0005】本発明のその他の目的及び特徴は、本発明
による、容器蓋を分離収集する方法及び装置の実施形態
について添付図面を参照して詳細に説明する後の記載か
ら明らかになるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一局面によれ
ば、天面壁と該天面壁の周縁から垂下する筒状スカート
壁とを有し、該天面壁の外面には印刷が施されている及
び/又は該天面壁の内面には別個に形成された付加部材
が装着されている容器蓋を、該スカート壁の上端部にお
いて該スカート壁を周方向に切断して、該天面壁と該ス
カート壁の上端部とからなる第一の部分と該スカート壁
の残部とからなる第二の部分とに分離し、次いで該第一
の部分と該第二の部分とを夫々別個に収集する、ことを
特徴とする容器蓋を分離収集する方法、が提供される。
【0007】本発明の他の局面によれば、天面壁と該天
面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁とを有し、該天
面壁の外面の中央部には印刷が施されている及び/又は
該天面壁の内面の中央部には別個に形成された付加部材
が装着されている容器蓋を、該天面壁の周縁部において
該天面壁を周方向に切断して、該天面壁の中央部からな
る第一の部分と該天面壁の残部と該スカート壁とからな
る第二の部分とに分離し、次いで該第一の部分と該第二
の部分とを夫々別個に収集する、ことを特徴とする容器
蓋を分離収集する方法、が提供される。
【0008】本発明の更に他の局面によれば、天面壁と
該天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁とを有し、
該天面壁の外面には印刷が施されている及び/又は該天
面壁の内面には別個に形成された付加部材が装着されて
いる容器蓋を、切断域、第一の収集域及び第二の収集域
を順次に通して搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
該切断域において、該スカート壁の上端部において該ス
カート壁を周方向に切断して、該天面壁と該スカート壁
の上端部とからなる第一の部分と該スカート壁の残部と
からなる第二の部分とに分離する切断手段と、該第一の
収集域において、該第一の部分を収集する第一の収集手
段と、該第二の収集域において、該第二の部分を収集す
る第二の収集手段と、を具備することを特徴とする容器
蓋を分離収集する装置、が提供される。該搬送手段は、
回転自在に支持されかつ駆動手段によって回転駆動され
る回転体と、該回転体に周方向に間隔をおいて回転自在
に支持されかつ駆動機構によって自転しながら、該容器
蓋を一端部に被嵌支持して該搬送径路に沿って移動させ
る複数個の軸体とを備え、該搬送径路における該切断域
より上流側には、該搬送径路に該容器蓋を供給して該軸
体に被嵌支持させる容器蓋供給機構が配設されている、
ことが好ましい。該切断手段は該搬送径路に沿って延在
する刃先を有するカッタから構成され、該回転体の回転
駆動により、該軸体は該容器蓋供給機構から供給される
該容器蓋をその一端部に被嵌支持して該切断域に搬送
し、該切断域において該スカート壁の外周面を該カッタ
の該刃先に沿って転動させて該第一の部分と該第2の部
分とに分離する、ことが好ましい。該第一の収集手段
は、該搬送径路に形成された排出孔と、該軸体に軸方向
に延在するよう形成されかつその一端及び他端に開口す
る気体流路と、該第一の収集域に移動させられた該軸体
の該気体流路に接続されて該気体流路に圧縮空気を供給
して該軸体の該一端部に被嵌支持された該容器蓋の該第
一の部分を該排出孔に向けて強制排出する圧縮空気供給
手段とを備えている、ことが好ましい。該軸体は、その
一端側が該回転体の軸方向の片面から突出しまた他端側
は他面から突出するよう該回転体に装着され、該回転体
の該他面側には環状体が該回転体と同軸上に固定され、
該環状体には該軸体と同数の貫通孔が該軸体と整合する
位置に形成され、該軸体の他端部は、該環状体の該貫通
孔に嵌合支持され、該軸体の該気体流路は該環状体の該
貫通孔に開口し、該第一の収集域には、静止ブロック体
が該環状体に沿って延在するよう配設され、該静止ブロ
ック体の片面は、該環状体の、該回転体と軸方向反対側
の片面に対し相対的にスライド自在にかつ実質上密着す
るよう位置付けられ、該圧縮空気供給手段は、該軸体の
移動方向に延在するよう該静止ブロック体内に形成され
かつ圧縮空気供給源に接続された空洞部と、一端が該空
洞部に開口しかつ他端が該静止ブロック体の該片面であ
って該環状体の該貫通孔の移動軌跡上に開口する少なく
とも1個の圧縮空気噴射孔とを備えている、ことが好ま
しい。該第一の収集手段は負圧供給手段を含み、該負圧
供給手段は、該第一の収集域に移動させられた該軸体の
該気体流路に接続されて該気体流路に負圧を供給して該
軸体の該一端部に被嵌支持された該容器蓋の該第一の部
分を該軸体の一端面に吸着させるよう構成されると共
に、該第一の収集域に移動させられた該軸体の該気体流
路に負圧が供給された状態で該気体流路に圧縮空気が供
給されるよう、該圧縮空気供給手段の直上流側に隣接し
て配設されている、ことが好ましい。該負圧供給手段
は、該軸体の移動方向に延在するよう該静止ブロック体
内に形成されかつ負圧供給源に接続された空洞部と、一
端が該空洞部に開口しかつ他端が該静止ブロック体の該
片面であって該環状体の該貫通孔の移動軌跡上に開口す
る少なくとも1個の吸引孔とを備えている、ことが好ま
しい。該軸体が該第一の収集域に移動させられると、該
環状体の該貫通孔が少なくとも1個の該吸引孔と少なく
とも1個の該圧縮空気噴射孔とに跨がって接続される、
ことが好ましい。該第二の収集手段は、底壁及び両側壁
によって規定された案内溝を有する排出シュートを備
え、該案内溝は、該容器蓋の該第二の部分の外径に対応
した幅と、該第二の部分の高さに対応した深さとを有
し、該案内溝の上流端は該回転体の回転によって移動さ
れる該軸体及びこれに被嵌支持されている該容器蓋の該
第二の部分を受け入れるよう位置付けられ、該案内溝の
少なくとも上流部分は、該上流端から該回転体の回転に
よる該軸体の該搬送径路に沿ってかつ該軸体の該搬送径
路に対して実質上垂直な方向には該軸体から漸次離れる
ように延びており、該案内溝には、該両側壁から突出し
て該軸体の外径よりも大きくかつ該軸体に被嵌支持され
ている該容器蓋の該第二の部分の外径よりも小さい幅の
案内溝開口を規定するストリッパ部材が配設されてい
る、ことが好ましい。
【0009】本発明の更に他の局面によれば、天面壁と
該天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁とを有し、
該天面壁の外面の中央部には印刷が施されている及び/
又は該天面壁の内面の中央部には別個に形成された付加
部材が装着されている容器蓋を、切断域兼第一の収集域
及び第二の収集域を順次に通して搬送経路に沿って搬送
する搬送手段と、該切断域兼第一の収集域において、該
天面壁の周縁部において周方向に切断して、該天面壁の
中央部からなる第一の部分と該天面壁の残部と該スカー
ト壁とからなる第二の部分に分離する切断手段と、該切
断域兼第一の収集域において、該第一の部分を収集する
第一の収集手段と、該第二の収集域において、該第二の
部分を収集する第二の収集手段と、を具備することを特
徴とする容器蓋を分離収集する装置、が提供される。該
切断手段は、該搬送経路に配設されかつ打抜用孔が形成
されたダイカッタと、該ダイカッタの上方であって該打
抜用孔と同軸上に往復移動自在に配置されたパンチカッ
タとを備え、該第一の収集手段は、該打抜用孔の下方に
形成された排出孔を備え、該ダイカッタ上に搬送されて
加工位置に位置付けられた該容器蓋は該ダイカッタと該
パンチカッタとの協動により該第一の部分が打ち抜か
れ、打ち抜かれた該第一の部分は該打抜用孔から該排出
孔を介して自由落下させられる、ことが好ましい。該搬
送経路は、底壁及び両側壁によって規定された案内溝を
有する搬送シュートを備え、該搬送シュートは、該容器
蓋が自重により該搬送シュートに沿って滑落搬送しうる
よう上流から下流に向かって下方に傾斜させられ、該ダ
イカッタの上面は該搬送シュートの該底壁の上面と実質
上同一面上に位置付けられ、該搬送シュートの、該ダイ
カッタの該打抜用孔の直下流側には、該搬送シュートを
滑落搬送させられた該容器蓋を解除自在に停止させて加
工位置に位置付けるとができる位置決め兼ストップ手段
が配設されている、ことが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明による、容器蓋を分
離収集する方法及び装置の好適実施形態を添付図面を参
照して更に詳細に説明する。先ず、図1〜図11を参照
して後に詳述される上記装置によって分離収集される合
成樹脂製容器蓋の実施形態を、図12を参照して説明す
る。硬質ポリエチレン、ポリプロピレン等の適宜の合成
樹脂から形成されている、全体を番号200で示す容器
蓋は、天面壁202と、天面壁202の周縁から垂下す
る筒状スカート壁204とを備えている。スカート壁2
04には周方向に延びる周方向破断手段206が形成さ
れている。スカート壁204は、周方向破断手段206
よりも上方の主部208と、周方向破断手段206より
も下方のタンパーエビデント裾部210とに区画されて
いる。主部208の外周面における上方の大部分には、
そこに掛けられる指の滑りを防止するための凹凸形状2
11が形成されている。主部208の内周面には、図示
しない容器開口部の外周面に形成された雄ねじと協動す
る雌ねじ212が形成されている。周方向破断手段20
6は、周方向に間隔をおいて配設された複数個の橋絡部
214を含んでいる。周方向破断手段206において、
橋絡部214を除く周方向の領域は、主部208とタン
パーエビデント裾部210とを切断することによって相
互に分離されている。タンパーエビデント裾部210の
内周面には、容器開口部の外周面に形成された係止あご
部と協働する複数個のフラップ片216が形成されてい
る。タンパーエビデント裾部210の下端には、半径方
向内側に向かって弧状に延出する薄肉カール218が付
設されている。タンパーエビデント裾部210は容器蓋
200の開口端方向に向かって半径方向外側に比較的緩
やかに傾斜するよう形成されており(換言すれば末広が
りとなるよう形成されており)、したがってタンパーエ
ビデント裾部210の最大外径は、スカート壁204の
主部208の最大外径よりも大径となるように形成され
ている。
【0011】容器蓋200の天面壁202の外面には、
ロゴ等の着色された印刷が施されている(図示せず)。
また天面壁202の内面の周縁部には、環状突条220
が形成されている。そして環状突条220と天面壁20
2の内面とによって規定される空間には、容器蓋200
の本体とは別個に形成された付加部材である密封ライナ
ー222が装着されている。ほぼ円板形状の本体部を有
する密封ライナー222の内面の外周縁には環状の外側
突条222aが形成され、外側突条222aよりも半径
方向内側の内面には、一定の間隔をおいて環状の内側突
条222bが形成されている。密封ライナー222は、
例えば軟質ポリエチレン等の比較的軟質の合成樹脂から
形成されている。
【0012】上記したように、容器蓋200における天
面壁202の外面にはロゴ等の印刷が施され、天面壁2
02の内面には付加部材である密封ライナー222が装
着されているので、この状態のまま別の新しい容器蓋の
材料として再利用することはできない。しかしながら本
発明による容器蓋200を分離収集する方法によれば、
上記容器蓋200の一部を、別の新しい容器蓋の材料と
して再利用することを容易に可能にするものである。す
なわち本発明による容器蓋200を分離収集する方法
は、容器蓋200を、スカート壁204の上端部におい
て、スカート壁204を周方向に切断して、天面壁20
2とスカート壁204の上端部とからなる第一の部分2
00a(図7〜図9参照)と、スカート壁204の残部
とからなる第二の部分200b(図7〜図11参照)と
に分離し、次いで第一の部分200aと第二の部分20
0bとを夫々別個に収集するよう構成されている。容器
蓋200を第一の部分200aと第二の部分200bと
に相互に分離する軸方向の分離位置は、図12に示すよ
うに、スカート壁204における、天面壁202の周縁
部下端との境界部と雌ねじ212の最上端との間の軸方
向領域W内に規定されることが好ましい。
【0013】分離され収集された容器蓋200の一部で
ある第二の部分200bには、印刷が施されておらずか
つ付加部材(上記実施形態においては密封ライナー22
2)も装着されていないので、容器蓋200と同じ材料
から成形される別の新しい容器蓋の材料として再利用す
ることができる。第二の部分200bの再利用は、これ
を適宜の大きさに砕いて別の新しい容器蓋の材料に所定
の割合で混入することにより容易に遂行することができ
る。一方、印刷が施されている第一の部分200aは、
これを廃棄することなく、同じ材料から成形される別の
新しい製品であって、容器蓋ほどの厳しい検査項目が要
求されない製品、例えばトレイ、あるいはビールケース
等の材料として、容器蓋におけると同様にして再利用す
ることができる。したがって本発明による上記方法は、
省資源、省エネルギー、環境保全等の見地からきわめて
有用であり、時代の要請を満足させるものである。
【0014】次に、本発明による上記方法を容易かつ確
実に実現することを可能にする、合成樹脂製容器蓋20
0を分離収集する装置の実施形態について詳細に説明す
る。図1、図2及び図4を参照して、本発明による、容
器蓋200を分離収集する装置は、容器蓋200を、切
断域C、第一の収集域R1及び第二の収集域R2を順次
に通して搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、切断域
Cにおいて、スカート壁204の上端部においてスカー
ト壁204を周方向に切断して、天面壁202とスカー
ト壁204の上端部とからなる第一の部分200aと、
スカート壁204の残部とからなる第二の部分200b
とに分離する切断手段と、第一の収集域R1において、
第一の部分200aを収集する第一の収集手段と、第二
の収集域R2において、第二の部分200bを収集する
第二の収集手段とを備えている。
【0015】上記搬送手段は、ほぼ円板形状をなす回転
体2と、回転体2に周方向に間隔をおいて回転自在に支
持された複数個の軸体4とを備えている。装置は、基盤
5と、基盤5に対して直立するよう基盤5に固定された
静止枠6とを備え、静止枠6には、静止軸8と、静止ギ
ヤ10と、回転軸12とが配設されている。静止軸8は
ほぼ水平に延在するよう静止枠6に固定され、その一端
部は静止枠6の片面から延び出している。静止ギヤ10
は静止枠6の片面側に配置され、静止軸8と同軸上に固
定されている。回転軸12は、静止軸8に対し下方に間
隔をおいて平行に延在するよう配置され、一対の軸受1
2a(図1ではその一方のみが示されている)を介して
静止枠6に回転自在に支持されている。回転軸12の一
端部は静止枠6の片面から延び出しており、該一端部に
は駆動ギヤ14が固定されている。回転軸12は図示し
ないプーリ、ベルト等の動力伝達手段を介して駆動源で
ある図示しない電動モータに駆動連結されている。
【0016】回転体2は、静止軸8に一対の軸受8a及
び8bを介して回転自在に支持されている。回転体2の
外周部には被駆動ギヤ16が形成されている。被駆動ギ
ヤ16は駆動ギヤ14に噛み合わされている。上記駆動
源、動力伝達手段、回転軸12、駆動ギヤ14、被駆動
ギヤ16等は、回転体2を回転駆動する駆動手段を構成
する。相互に実質上同一の構成を有する軸体4は、回転
体2に軸受17及び18を介して回転自在に支持されて
いる。軸体4は、その一端側が回転体2の軸方向の片面
から突出し、また他端側は他面から突出するよう回転体
2に装着されている。複数の部材を組み立てることによ
り一体に構成されている軸体4には、貫通孔である気体
流路20が同軸上を軸方向に延在するよう形成されてい
る。軸体4の気体流路20は、軸体4の一端及び他端に
開口している。図2において明確に示されているよう
に、回転体2の片面から突出している軸体4の一端部4
aは同径の円形外周面を有し、一端部4aの先端部4b
における外径は一端部4aの外径よりも小径に形成され
ている。軸体4の一端である先端部4bの先端4c(軸
体4の一端面4c)は、軸線に直交する平坦面から構成
されている。先端部4bの外径は、容器蓋200の密封
ライナー222における環状の内側突条222b(図1
2参照)の内径よりも小径に形成されている。また一端
部4aの外径は、容器蓋200のスカート壁204にお
ける主部208の最少内径(雌ねじ212の内径)より
も小径に形成されている。
【0017】軸体4の、回転体2の他面から突出してい
る部分にはギヤ22が固定され、ギヤ22は静止ギヤ1
0に噛み合わされている。ギヤ22、静止ギヤ10等
は、軸体4を自転させる駆動機構を構成する。回転体2
の他面側には、周方向に間隔をおいて複数個の支柱24
が該片面から水平に延び出るように固定されている。同
じ長さを有している支柱24の各々の先端には、実質上
矩形状の断面を有する環状体26がボルト27によって
固定されている。環状体26は回転体2と同軸上に配置
されている。環状体26には、軸体4と同数の貫通孔2
8が軸体4と整合する位置に形成されている。軸体4の
他端部は、環状体26の貫通孔28に相対回転自在に嵌
合支持されている。軸体4の、貫通孔28に対する嵌合
の少なくとも一部は比較的密となるよう規定されてい
る。軸体4の他端は、環状体26の貫通孔28内におい
て、環状体26の片面(回転体2に対し、軸方向反対側
の片面)との間に隙間が形成されるよう位置付けられて
いる。
【0018】上記電動モータにより駆動ギヤ14が回転
駆動されると、回転体2及びそれと一体の環状体26は
被駆動ギヤ16を介して回転駆動させられる。軸体4
は、回転体2と共に公転させられると共にギヤ22を介
して静止ギヤ10のまわりを自転(転動)させられなが
ら、円形の移動経路P(図4参照)に沿って移動する。
後の説明で明らかにされるように、移動径路Pのある領
域は、容器蓋200、第一の部分200a及び第二の部
分200bの搬送径路(より広い概念では容器蓋200
の搬送経路)を規定する。回転体2の回転方向及び軸体
4の自転の方向は、図4においてそれぞれ反時計方向で
ある。
【0019】図1、図4、図6及び図7を参照して、上
記静止軸8の先端部は回転体2の片面から突出して位置
付けられ、静止軸8の該先端部には静止支持部材30が
固定されている。静止支持部材30の片面は、回転体2
の上記片面に対し相対回転を許容するための隙間をおい
て対向するよう配置されている。静止支持部材30の周
縁部の一部には、円弧形状をなす側面案内部材32及び
34が周方向に隣接して固定されている。側面案内部材
32は側面案内部材34に対し上流側に配置されてい
る。側面案内部材32及び34の各々の周縁は、上記移
動径路Pの半径方向内側を移動径路Pに沿って円弧状に
連続して周方向に延在するよう形成されている。これら
の周縁は、後述するようにして軸体4の各々に被嵌支持
されて移動径路Pに沿って搬送される容器蓋200のス
カート壁204の外周面(容器蓋200の側面を規定す
る)を案内する。側面案内部材34の周縁部には切断手
段を構成するカッタ35がホルダ部材36に挟持される
形態で固定されている。ホルダ部材36の周縁は静止軸
8の軸方向に見て側面案内部材34の周縁に実質上整合
させられている。カッタ35は、側面案内部材34及び
ホルダ部材36の周縁から半径方向外側に一定量だけ突
出して上記移動径路Pに沿って円弧状に延在する刃先を
有している。側面案内部材34の周縁にはナール34a
(図7参照)が形成されている。カッタ35の刃先、側
面案内部材34及びホルダ部材36の周縁は、容器蓋2
00が、そのスカート壁204の外周面に形成された凹
凸形状211がナール34a及びカッタ35の刃先に係
合されながら1回転自転しうる角度範囲にわたって周方
向に延在するよう規定されている。
【0020】装置に備えられている基盤5には、静止支
持板37が基盤5に対して直立するよう固定されてい
る。静止支持板37は、その本体部が、静止軸8の軸方
向に見てほぼ正方形をなすよう形成されている。図1に
示すように、静止支持板37の片面は、回転体2の片面
(軸体4の一端部4aが突出している側の片面)に対
し、軸方向に間隔をおいて対向するよう位置付けられて
いる。静止支持板37の中央部には、静止支持部材30
との干渉を避けるための貫通孔37aが形成されてい
る。静止支持板37の上記片面には、一定の幅で円弧状
に延びるよう形成されかつ矩形状の横断面を有する頂面
案内部材38が固定されている。頂面案内部材38は、
上記側面案内部材32、側面案内部材34及びカッタ3
5が延在する周方向範囲にわたって、上記移動径路Pに
沿って円弧状に延在するよう配置されている。頂面案内
部材38は案内面38aを有している。この案内面38
aは、後述する容器蓋供給機構40から供給されかつ軸
体4に被嵌支持されて移動径路Pに沿って搬送される容
器蓋200における天面壁202の外面(容器蓋200
の頂面を規定する)に接触して容器蓋200を案内する
と共に、容器蓋200が軸体4に被嵌支持されることを
確実に保証する。後述する、容器蓋供給機構40の案内
ブリッジ部材46の案内面46a及び搬送路ユニット5
0の底部材52の案内面52aの各々も同じ機能を有し
ている。
【0021】移動径路Pにおける切断域Cより上流側、
更に具体的には、上記案内部材32及び頂面案内部材3
8より上流側には、移動径路Pに容器蓋200を供給し
て軸体4に被嵌支持させる容器蓋供給機構40が配設さ
れている。図1、図4及び図5を参照して、それ自体は
周知の構成を利用することでよい容器蓋供給機構40
は、容器蓋供給シュート42を備えている。チャンネル
形の案内溝を備えた容器蓋供給シュート42は、静止支
持板37に形成されている開口37bを貫通して上下方
向に急傾斜して延びるよう配設され、その下端部分は、
軸体4の各々の移動径路Pまで延びている。容器蓋供給
シュート42は、回転体2の軸線方向に見て円形移動径
路Pに対して接線方向に延在するよう配置されている。
容器蓋供給シュート42の下端部には、軸体4が容器蓋
供給シュート42から容器蓋200を受け取る位置に容
器蓋200を一時的に保持する一対のエスケープメント
44が備えられている。容器蓋供給シュート42の下端
部と頂面案内部材38との間には、案内ブリッジ部材4
6が配設されている。案内ブリッジ部材46は、案内面
46aを有し、この案内面46aは、容器蓋供給シュー
ト42から頂面案内部材38へ、軸体4に被嵌支持され
て搬送される容器蓋200の天面壁202の外面を案内
する。案内ブリッジ部材46の案内面46aの下流端部
は、頂面案内部材38の案内面38aと実質上同一面上
に位置付けられている。
【0022】図1、図4及び図8及び図9を参照して、
移動径路Pにおける切断域RIより下流側、更に具体的
には、上記頂面案内部材38、側面案内部材34及びカ
ッタ35より下流側には、移動径路Pに沿って円弧状に
延びる搬送路ユニット50が配設されている。搬送路ユ
ニット50は、基板51と、基板51の幅方向中央部に
重合して固定された底部材52と、底部材52の両側面
の外側に直立するよう基板51に固定された一対の側壁
部材53と、側壁部材53の各々に固定された一対の抜
止板54とを備え、静止支持板37の上記片面に基板5
1を介して固定されている。一定の厚さを有する基板5
1は一定の幅で円弧状に延びるよう形成されている。底
部材52は、基板51よりも狭い一定の幅で円弧状に延
びるよう形成され、矩形状の横断面を有している。底部
材52は案内面52aを有しており、案内面52aは、
軸体4に被嵌支持されて移動径路Pに沿って切断域Cか
ら搬送される容器蓋200の第一の部分200aにおけ
る天面壁202の外面を案内する。この底部材52の上
流端は、上記頂面案内部材38の下流端に実質上密接し
て配置され、底部材52の案内面52aは、上記頂面案
内部材38の案内面38aと実質上同一面上に位置付け
られている。側壁部材53の各々は、底部材52を幅方
向両側から挟んで底部材52に沿って円弧状に延びるよ
う形成され、ほぼ矩形状の断面を有している。側壁部材
53の各々は、底部材52の案内面52aの幅方向両側
から同じ高さだけ延び出すよう形成されている。側壁部
材53の各々の相互に対向する内側面は、切断域Cから
搬送される上記容器蓋200の第一の部分200a及び
第二の部分200bにおけるスカート壁204の外周面
を案内する。底部材52と側壁部材53の各々とにより
チャンネル形の案内溝55が形成される。底部材52は
案内溝55の底壁を規定し、側壁部材53の各々は案内
溝55の側壁を規定する。案内溝55は、容器蓋200
のスカート壁204の外径に対応した幅と、容器蓋20
0の高さに対応した深さとを有するよう規定されてい
る。案内溝55の開口端部における幅は他の部分の幅よ
りも若干広く形成されている。これは、先に述べたよう
に、容器蓋200のタンパーエビデント裾部210が末
広がりとなるよう形成されていることに対応させたもの
である。一対の抜止板54は、側壁部材53の各々の頂
面に固定されかつ各々から突出して軸体4の外径よりも
大きくかつ軸体4に被嵌支持される容器蓋200の第二
の部分200bの外径よりも小さい幅の案内溝開口を規
定している。
【0023】搬送路ユニット50における、基板51、
一対の側壁部材53及び一対の抜止板54は、搬送路ユ
ニット50の上流端から下流端まで延在するよう形成さ
れているが、底部材52の下流端は、搬送路ユニット5
0の下流端に対し所定の周方向間隔をおいた上流位置に
存在するよう規定されている。すなわち、底部材52に
おける所定の下流領域は所定の周方向範囲にわたって除
去されている。これに整合して基板51の幅方向中央部
における下流領域も切り欠かれている。更に静止支持板
37の、上記除去及び切欠きの各々に整合した位置には
排出孔56が形成されている。静止支持板37の他面
側、すなわち搬送路ユニット50が装着された片面と反
対側の他面側であって、排出孔56と同軸上の位置に
は、排出孔56に連通する排出管57の一端が連結され
ている。排出管57の図示しない他端よりも下方位置に
は図示しない容器が設置されている。この容器は、排出
された容器蓋200の第一の部分200aを受け入れて
収容するためのものである。
【0024】図1、図4及び図10を参照して、移動径
路Pにおける搬送路ユニット50より下流側には、排出
シュート60が配設されている。排出シュート60は、
移動径路Pに沿って円弧状に延びる上流部分60Aと、
移動径路Pに対して接線方向に外側に向かって直線状に
延びる下流部分60Bとを備えている。下流部分60B
は若干下方に向かって傾斜するよう構成されている。排
出シュート60の上流部分60Aは、基板61Aと、基
板61Aの幅方向中央部に重合して固定された底部材6
2Aと、底部材62Aの両側面の外側に直立するよう基
板61Aに固定された一対の側壁部材63Aと、側壁部
材63Aの各々に固定された一対のストリッパ部材64
Aとを備え、静止支持板37の上記片面に基板61Aを
介して固定されている。底部材62Aは案内面62aを
有している。底部材62と側壁部材63の各々とにより
チャンネル形の案内溝65Aが形成される。底部材62
Aは案内溝65Aの底壁を規定し、側壁部材63Aの各
々は案内溝65Aの側壁を規定する。案内溝65Aは、
容器蓋200の第二の部分200bの外径に対応した幅
と、第二の部分200bの高さに対応した深さとを有し
ている。排出シュート60の上流部分60Aの上流端
は、搬送路ユニット50の下流端に実質上密接して配置
されている。そして案内溝65Aの上流端は、搬送路ユ
ニット50から移動される軸体4及びこれに被嵌支持さ
れている容器蓋200の第二の部分200bを受け入れ
るよう位置付けられている。ストリッパ部材64Aの各
々は、対応する側壁部材63Aの頂面に固定されかつ各
々から突出して軸体4の一端部4aの外径よりも大きく
かつ軸体4に被嵌支持される容器蓋200の第二の部分
200bの外径よりも小さい幅の案内溝開口を規定して
いる。
【0025】案内溝65Aが上流端から上記移動径路P
に沿ってかつ軸体4の移動径路Pに対して実質上垂直な
方向に軸体4から漸次離れるように延びていること、及
び、基板61A及び底部材62Aには除去部及び切欠き
が形成されていないこと、を除いては、排出シュート6
0の上流部分60Aの基本的構成は、搬送路ユニット5
0と実質上同一に規定されている。すなわち、底部材6
2Aの高さ及び側壁部材63Aの各々高さ(いずれも静
止支持板37の上記片面からの高さ)は、案内溝65A
の形状を実質上一定に保持しながら徐々に低くなってゆ
くように構成されている。底部材62Aの厚さは、上流
部分60Aの下流端においてはきわめて薄く形成されて
いる(図示せず)。排出シュート60の上流部分60A
に関連して、圧縮空気射出手段が付設されている。圧縮
空気噴射手段は、上流部分60Aの下流端近傍における
側壁部材63Aの一方を貫通するよう形成された噴射孔
63aと、噴射孔63aと図示しない圧縮空気源とを接
続する導管66とを備えている。噴射孔63aは、容器
蓋2の第二の部分200bの移動方向(上記移動径路P
の接線方向)に圧縮空気を噴射することができるよう、
その方向が規定されている。圧縮空気射出手段は、軸体
4から完全に除去された容器蓋200の第二の部分20
0bを、上流部分60Aの案内溝65Aから下流部分6
0Bの案内溝65B(後述する)へ前進させ、そして更
に案内溝65Bを通して所定の位置まで確実に移動させ
る。
【0026】図1、図4及び図11を参照して、排出シ
ュート60の下流部分60Bは、基板61Bと、基板6
1Bの幅方向両側に相互に間隔をおいて直立するよう基
板61Bに固定された一対の側壁部材63Bと、側壁部
材63Bの各々に固定された一対のストリッパ部材64
Bとを備え、静止支持板37の上記片面に基板61Bを
介して固定されている。基板61Bは案内面61bを有
している。基板61Bと側壁部材63Bの各々とにより
チャンネル形の案内溝65Bが形成される。案内溝65
Bは、容器蓋200の第二の部分200bの外径に対応
した幅と、第二の部分200bの高さに対応した深さと
を有している。下流部分60Bの上流端は、上流部分6
0Aの下流端に実質上密接して配置されている。そして
案内溝65Bの上流端は、上流部分60Aの案内溝65
Aから移動される容器蓋200の第二の部分200bを
受け入れるよう位置付けられている。ストリッパ部材6
4Bの各々は、対応する側壁部材63Bの頂面に固定さ
れかつ各々から突出して容器蓋200の第二の部分20
0bの外径よりも小さい幅の案内溝開口を規定してい
る。基板61Bと側壁部材63Bの各々とによって案内
溝65Bが形成されていること、案内溝65Bが上流端
から下流端まで実質上同一の形状を保持しながら一定の
高さで直線状に延在すること、及び底部材が存在しない
こと、を除いては、下流部分60Bの基本的構成は、上
流部分60Aと実質上同一に規定されている。なお、下
流部分60Bの下流端よりも下方位置には図示しない容
器が設置されている。この容器は、排出された容器蓋2
00の第二の部分200bを受け入れて収容するための
ものである。
【0027】図1〜図4を参照して、第一の収集域R1
には、環状体26に沿って静止軸8と同軸上を円弧状に
延在する静止ブロック体70が配設されている。複数の
部材から構成されている静止ブロック体70は、全体と
して横断面がほぼ矩形状をなし、その軸方向片面は、環
状体26の、回転体2と軸方向反対側の片面に対し相対
的にスライド自在にかつ実質上密着するよう位置付けら
れている。静止ブロック体70は、支持フレーム71を
介して上記ギヤ10の本体部の軸方向片面(回転体2に
対して軸方向反対側の片面)に固定されている。横断面
が矩形状をなす支持フレーム71は、ギヤ10の軸方向
に延び出すよう配置されると共に、環状体26の半径方
向内面に間隔をおいてかつ該内面に沿ってギヤ10と同
軸上を円弧状に延在するよう位置付けられている。静止
ブロック体70の、環状体26に対して軸方向反対側の
端部には半径方向内側に延び出すフランジ部70aが形
成され、フランジ部70aが支持フレーム71の先端面
に当接され、複数個のボルト72によってギヤ10の本
体部に共締めされている。
【0028】静止ブロック体70内の下流寄りの位置に
は、空洞部73が形成されている。空洞部73は、軸体
4の移動径路Pに沿って円弧状に延在するよう形成され
ている。空洞部73の横断面は矩形状をなし、また空洞
部73の周方向の両端は回転体2の軸方向に見てそれぞ
れ半円形状をなしている。静止ブロック体70には、少
なくとも1個、図示の実施形態においては2個の圧縮空
気噴射孔74が周方向に間隔をおいて形成されている。
圧縮空気噴射孔74は、一端が空洞部73の上流側の端
部に開口しかつ他端が静止ブロック体70の上記片面で
あって環状体26の貫通孔28の移動軌跡上に開口する
よう配置されている。静止ブロック体70には雌ねじが
形成された取付孔75が形成されている。取付孔75の
一端は空洞部73の上流端部に開口し、他端は静止ブロ
ック体70の他面に開口している。取付孔75には図示
しない圧縮空気供給源、例えばコンプレッサに接続され
た導管76の端部が接続されている。図示しないコンプ
レッサ、導管76、空洞部73及び圧縮空気噴射孔74
の各々等は、第一の収集域R1に移動させられた軸体4
の上記気体流路20に貫通孔28を介して一時的に接続
されて、気体流路20に圧縮空気を供給して軸体4の一
端部に被嵌支持された容器蓋200の第一の部分200
aを上記排出孔56に向けて強制排出する圧縮空気供給
手段を構成する。また、この圧縮空気供給手段、上記排
出孔56、排出管57、図示しない容器及び軸体4の気
体流路20等は、第一の収集手段を構成する。
【0029】静止ブロック体70内の、空洞部73より
上流位置には、他の空洞部77が形成されている。軸体
4の移動径路Pに沿って円弧状に延在するよう形成され
ている空洞部77は、空洞部73とほぼ同じ構成を有し
ており、その下流端は、空洞部73の上流端の近傍の上
流側に間隔をおいて位置付けられている。静止ブロック
体70には、少なくとも1個、図示の実施形態において
は4個の吸引孔78が周方向に間隔をおいて形成されて
いる。吸引孔78は、一端が空洞部77に開口しかつ他
端が静止ブロック体70の上記片面であって環状体26
の貫通孔28の移動軌跡上に開口するよう配置されてい
る。静止ブロック体70には雌ねじが形成された取付孔
79が形成されている。取付孔79の一端は空洞部77
の上流端部に開口し、他端は静止ブロック体70の他面
に開口している。取付孔79には図示しない負圧供給
源、例えば真空ポンプに接続された図示しない導管の端
部が接続されている。少なくとも1個の上記吸引孔7
8、実施形態においては1個の吸引孔78と、少なくと
も1個の上記圧縮空気噴射孔74、実施形態においては
1個の圧縮空気噴射孔74とは、周方向に比較的接近し
て配置されているので、軸体4が第一の収集域に移動さ
せられると、軸体4の気体流路20が開口する環状体2
6の貫通孔28が吸引孔78と圧縮空気噴射孔74とに
跨がって接続される。図示しない真空ポンプ、導管、空
洞部77及び吸引孔78の各々等は、第一の収集域R1
に移動させられた軸体4の気体流路20に貫通孔28を
介して接続されて気体流路20に負圧を供給して軸体4
の一端部に被嵌支持された容器蓋200の第一の部分2
00aを軸体4の一端面4cに吸着させるよう構成され
ると共に、第一の収集域R1に移動させられた軸体4の
気体流路20に負圧が供給された状態で気体流路20に
圧縮空気が供給されるよう、圧縮空気供給手段の直上流
側に隣接して配設されている負圧供給手段を構成する。
また、圧縮空気供給手段の上流側に配設された上記負圧
供給手段は、先に述べた排出孔56、排出管57、図示
しない容器、軸体4の気体流路20及び圧縮空気供給手
段と共に第一の収集手段を構成する。
【0030】次に上記装置の作用について説明する。図
1〜図4を参照して、回転体2が図示しない電動モータ
により回転駆動されると、軸体4は、図4において反時
計方向に自転しながら反時計方向に移動(公転)させら
れる。回転体2の回転駆動により、軸体4は容器蓋供給
機構40から供給される容器蓋200をその一端部4a
に被嵌支持して、案内ブリッジ部材46を介して頂面案
内部材38の上流端部に搬送する(図5及び図6参
照)。容器蓋200は、頂面案内部材38の上流端部に
おいて天面壁202の外面が頂面案内部材38の案内面
38aに接触させられかつスカート壁204の外周面が
側面案内部材32の周縁に接触させられて案内されなが
ら搬送される。図6に示すように、軸体4の軸心は容器
蓋200の軸心に対して側面案内部材32の周縁寄りに
若干偏心させられて位置付けられ、容器蓋200の側面
案内部材32の周縁に沿った転動を安定させている。こ
のようにして軸体4は容器蓋200を切断域Cに搬送す
る。軸体4は切断域Cにおいて、容器蓋200のスカー
ト壁204の外周面をカッタ35の刃先に沿って転動さ
せて第一の部分200aと第2の部分200bとに分離
する(図7参照)。容器蓋200は、そのスカート壁2
04の外周面に形成された凹凸形状211が側面案内部
材34の周縁に形成されたナール34aに係合されなが
ら搬送されるので、カッタ35の刃先に係合されながら
その周方向範囲内で確実に1回転自転させられ、確実な
切断が保証される。更に、切断域Cにおいても、軸体4
の軸心は容器蓋200の軸心に対して側面案内部材34
の周縁及びカッタ35の刃先寄りに若干偏心させられて
位置付けられ、容器蓋200の側面案内部材34の周縁
に沿った転動を安定させかつカッタ35の刃先に対する
食い込みを安定させ切断を容易かつ確実に遂行させてい
る。
【0031】次いで軸体4は、容器蓋200を第一の部
分200aと第2の部分200bとに分離した状態で搬
送路ユニット50の案内溝55に搬送する。容器蓋20
0が軸体4によって切断域Cから第一の収集域R1に搬
送されると、気体流路20が開口する環状体26の貫通
孔28が静止ブロック体70の吸引孔78に接続され
る。軸体4の気体流路20が、環状体26の貫通孔2
8、静止ブロック体70の空洞部77、図示しない導管
を介して図示しない真空ポンプに接続される。その結
果、軸体4の一端部4aに被嵌支持された容器蓋200
の第一の部分200aは軸体4の一端面4cに吸着させ
られて、軸体4に対する被嵌支持が安定させられる。軸
体4が更に移動させられると、環状体26の貫通孔28
は、まず、吸引孔74のうちの最下流に位置する吸引孔
78と、圧縮空気噴射孔74のうちの最上流に位置する
圧縮空気噴射孔74とに跨がって接続され、次いで該吸
引孔78と、該圧縮空気噴射孔74及び下流側に隣接し
た他の圧縮空気噴射孔74とに跨がって接続される(こ
の実施形態においては、貫通孔28の直径と、該吸引孔
78、圧縮空気噴射孔74の各々の直径、周方向間隔等
がそのように規定されている。軸体4の気体流路20
は、上記したように図示しない真空ポンプに接続される
と同時に、環状体26の貫通孔28、静止ブロック体7
0の空洞部73、導管76を介して図示しないコンプレ
ッサに接続される。
【0032】容器蓋200の第一の部分200aに作用
する空気圧を適宜に設定することにより、第一の部分2
00aは、圧縮空気によって軸体4の一端面4cに吸着
させられた姿勢を保ちながら、瞬時に軸体4の一端面4
cから容器蓋200の軸線方向(実施形態においては水
平方向)に十分円滑かつ確実に離脱させられ、静止支持
板37の排出孔56、排出管57を通して図示しない容
器に排出される(図9参照)。容器蓋200の第一の部
分200aを軸体4の一端面4cに吸着させないフリー
の状態で、第一の部分200aに圧縮空気のみを作用さ
せた場合には、軸体4の一端面4cから離脱の瞬間に第
一の部分200aが軸線に対して傾斜させられ、水平方
向に円滑に排出されずに、排出孔56あるいは排出管5
7の途中に落下して、その後に続く第一の部分200a
の排出を阻害するおそれがある。本発明によれば、第一
の部分200aの排出方向が水平方向であるにもかかわ
らず、上記したような問題が解消され、円滑かつ確実な
排出が保証されるのである。なお、回転体2、したがっ
て軸体4が鉛直軸のまわりに回転駆動される他の実施形
態においては、第一の部分200aの排出方向は鉛直下
方となるため、負圧供給手段を省略することも可能であ
る。
【0033】次いで軸体4は、容器蓋200の第二の部
分200bのみを第一の収集域R1から第二の収集域R
2に搬送する。第二の部分200bは排出シュート60
の上流部分60Aの案内溝65Aに搬送される(図10
参照)。軸体4及びこれに被嵌支持されている容器蓋2
00の第2の部分200bが案内溝65Aに沿って移動
されるに際し、案内溝65Aが上述したとおり、軸体4
から漸次離れるように延びているので、軸体4は上流部
分60Aに沿って移動するにつれて漸次案内溝65Aか
ら離れ、ついには案内溝65Aから完全に離れる。一
方、図10からも明らかなように、軸体4に被嵌支持さ
れている容器蓋200の第2の部分200bは、一対の
ストリッパ部材64Aによって規定されている案内溝開
口の幅よりも大きな外径を有するので、ストリッパ部材
64Aの各々によって案内溝65A内に拘束され、案内
溝65A内に残ったままで移動する。したがって、軸体
4及びこれに被嵌支持されている容器蓋200の第2の
部分200bが案内溝65Aに入り、排出シュート60
の上流部分60Aに沿って移動する際に、容器蓋200
の第2の部分200bは軸体4から漸次除去され、つい
には完全に除去されることとなる。
【0034】排出シュート60の上流部分60Aの案内
溝65Aから完全に離れた軸体4は回転体2の回転によ
って更に反時計方向に移動させられ、容器蓋供給機構4
0の下流端部に戻される。一方、軸体4から完全に除去
され、排出シュート60の上流部分60Aの案内溝65
Aに残された容器蓋200の第2の部分200bは、そ
れ自体が有する慣性運動エネルギと、上流部分60Aの
下流端近傍における側壁部材63Aの一方を貫通するよ
う形成された噴射孔63aから噴射される圧縮空気との
協働作用によって、排出シュート60の下流部分60B
の案内溝65Bに移動させられ(図11参照)、案内溝
65Bを通って図示しない容器に排出される。なお、排
出シュート60の下流部分60Bは上記移動径路Pの接
線方向であって若干下方に傾斜して直線状に延在するよ
う配置されているので、上記慣性運動エネルギのみでの
排出が確実に遂行されるのであれば、噴射孔63aを含
む上記圧縮空気噴射手段は必ずしも必要ではない。しか
しながら、排出シュート60の下流部分60Bが鉛直方
向上方に延びている場合等においては、圧縮空気噴射手
段、あるいはこれと同等の作用効果を達成する適当な機
械的手段を設けることが必要であろう。なお、排出シュ
ート60及びそれより下流側に設置された図示しない容
器等は第二の収集手段を構成する。また上記説明から明
らかなように、軸体4の移動径路Pにおいて、上記容器
蓋供給機構40の下流端部位置から排出シュート60の
上流部分60Aにおける下流端までの間は、容器蓋20
0、第一の部分200a及び第二の部分200bの搬送
径路を規定する。以上の作動が繰り返されることによっ
て、容器蓋200は、第一の部分200aと第二の部分
200bとに分離収集される。上記装置によれば本発明
による上記方法が容易かつ確実に実現され、先に述べた
効果が確実に達成される。
【0035】次に、本発明による、合成樹脂製容器蓋を
分離収集する方法及び装置の他の好適実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。先ず、図13〜図15を
参照して後に詳述される上記装置によって分離収集され
る合成樹脂製容器蓋の実施形態を、図16及び図17を
参照して説明する。ポリエチレン、ポリプロピレン等の
適宜の合成樹脂から形成されている、全体を番号300
で示す容器蓋は、天面壁302と、天面壁302の周縁
から垂下する筒状スカート壁304とを備えている。ス
カート壁304の外周面には、そこに掛けられる指の滑
りを防止するための凹凸形状306が形成されている。
スカート壁304の内周面には、図示しない容器開口部
の外周面に形成された雄ねじと協動する雌ねじ308が
形成されている。図12に示す容器蓋200よりも直径
の大きな容器蓋300の天面壁302の外面の中央部に
は、ロゴ等の着色された印刷(図16においてはNCC
の表示)が施されている。また天面壁302の内面の周
縁部には、容器開口部の上端面に当接される環状突条3
10が配設されている。図示の実施形態において環状突
条310は、別の材料ではなく同じ材料により一体に成
形されている。
【0036】上記したように、容器蓋300における天
面壁302の外面の中央部にはロゴ等の印刷が施されて
いるので、この状態のまま別の新しい容器蓋の材料とし
て再利用することはできない。しかしながら本発明によ
る容器蓋300を分離収集する方法によれば、上記容器
蓋300の一部を、別の新しい容器蓋の材料として再利
用することを容易に可能にするものである。すなわち本
発明による容器蓋300を分離収集する方法は、容器蓋
300を、天面壁302の周縁部において、天面壁30
2を周方向に切断して、天面壁302の中央部からなる
第一の部分300a(図16及び図13参照)と、天面
壁302の残部とスカート壁304とからなる第二の部
分300b(図16及び図13参照)とに分離し、次い
で第一の部分300aと第二の部分300bとを夫々別
個に収集するよう構成されている。容器蓋300を天面
壁302において第一の部分300aと第二の部分30
0bとに相互に分離する位置(境界)は、図16に示す
ように、天面壁302における、印刷部を囲む位置であ
ればよい(図16において2点鎖線で示す位置)。この
境界は、図示の実施形態においては円形状をなしている
が、印刷の形態に応じて適宜に規定することができる。
【0037】分離され収集された容器蓋300の一部、
すなわち第二の部分300bには、印刷が施されておら
ずかつ、図12に示す容器蓋200における密封ライナ
ー222のような付加部材も装着されていないので、容
器蓋300と同じ材料から成形される別の新しい容器蓋
の材料として再利用することができる。第二の部分30
0bの再利用は、これを適宜の大きさに砕いて別の新し
い容器蓋の材料に所定の割合で混入することにより容易
に遂行することができる。一方、印刷が施されている第
一の部分300aは、これを廃棄することなく、同じ材
料から成形される別の新しい製品であって、容器蓋ほど
の厳しい測定項目が要求されない製品、例えばトレイ、
あるいはビールケース等の材料として、容器蓋における
と同様にして再利用することができる。したがって本発
明による上記方法は、先に述べた方法と同様に、省資
源、省エネルギー、環境保全等の見地からきわめて有用
であり、時代の要請を満足させるものである。
【0038】次に、本発明による上記方法を容易かつ確
実に実現することを可能にする、合成樹脂製容器蓋30
0を分離収集する装置の実施形態について詳細に説明す
る。図13〜図15を参照して、本発明による、容器蓋
300を分離収集する装置は、容器蓋300を、切断域
兼第一の収集域S1及び第二の収集域S2を順次に通し
て搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、切断域兼第一
の収集域S1において、天面壁302の周縁部において
周方向に切断して、天面壁302の中央部からなる第一
の部分300aと、天面壁302の残部とスカート壁3
02とからなる第二の部分300bに分離する切断手段
と、切断域兼第一の収集域S1において、第一の部分3
00aを収集する第一の収集手段と、第二の収集域S2
において、第二の部分300bを収集する第二の収集手
段とを備えている。
【0039】上記搬送経路は、搬送シュート80を備え
ている。搬送シュート80は、底壁を規定する基板81
と、基板81の幅方向両側部に相互に間隔をおいて対向
するよう直立して設けられた一対の側壁部材82と、側
壁部材82の各々に固定された一対の抜止板83とを備
え、静止支持板84の上面に基板81を介して固定され
ている。静止支持板84は上方から下方に向かって直線
状に傾斜して延在するよう配設されている。一定の厚さ
を有する基板81は、一定の幅で静止支持板84の上面
に沿って上流から下流に向かって直線状に下方に傾斜さ
せられている。基板81は案内面81aを有している。
両側壁を規定する側壁部材82の各々はほぼ矩形状の断
面を有し、基板81の幅方向両側部から同じ高さで直立
している。基板81と側壁部材82の各々とによりチャ
ンネル形の案内溝85が形成される。案内溝85は、容
器蓋300のスカート壁304の外径に対応した幅と、
容器蓋300の高さに対応した深さとを有するよう規定
されている。一対の抜止板83は、側壁部材82の各々
の頂面に固定されかつ各々から突出して、搬送される容
器蓋300のスカート壁304の外径よりも小さい幅の
案内溝開口を規定している。搬送シュート80の図示し
ない上流位置には、それ自体は周知の構成でよい図示し
ない容器蓋供給機構が配設されている。容器蓋供給機構
から供給される容器蓋300は、自重により搬送シュー
ト80の案内溝85に沿って上流から下流に向かって滑
落させられることにより搬送される。したがってこの実
施形態において容器蓋300の搬送手段は、搬送シュー
ト80それ自体により構成される。
【0040】搬送経路の、切断域兼第一の収集域S1に
配設されている切断手段は、打抜用孔86が形成された
ダイカッタ87と、ダイカッタ87の上方であって打抜
用孔86と同軸上に往復移動自在に配置されたパンチカ
ッタ88とを備えている。ダイカッタ87は、ホルダ部
材89を介して静止基盤90上に装着されている。打抜
用孔86の軸方向下方には排出孔91が配設されてい
る。排出孔91は、ホルダ部材89及び静止基盤90を
貫通して形成され、打抜用孔86と同軸上に位置付けら
れている。排出孔91の下方には図示しない容器が設置
されている。この容器は、後述するとおりにして切断分
離された容器蓋300の第一の部分300aを受け入れ
て収容するためのものである。排出孔91及び図示しな
い容器等は上記第一の収集手段を構成する。ダイカッタ
87の上面は搬送シュート80における基板81の上面
である案内面81aと実質上同一面上に位置付けられて
いる。
【0041】搬送シュート80の、ダイカッタ87の打
抜用孔86の直下流側には、搬送シュート80の案内溝
85に沿って滑落搬送させられた容器蓋300を解除自
在に停止させて加工位置に位置付けるとができる位置決
め兼ストップ手段が配設されている。この位置決め兼ス
トップ手段は、搬送シュート80を横切る方向に延在す
るよう配置されたエアシリンダ100と、エアシリンダ
100により伸縮作動させられる停止ロッド102とを
備えている。停止ロッド102は、エアシリンダ100
によって、搬送経路である搬送シュート80の案内溝8
5を横切って位置付けられる停止位置(図14において
2点鎖線で示す位置)と、搬送シュート80の案内溝8
5から退避した開放位置(図14において実線及び点線
で示す位置)とに選択的に位置付けられる。搬送シュー
ト80の側壁部材82の一方には、停止ロッド102の
作動を案内するための貫通孔103が配設されている。
搬送シュート80の図示しない下流端の下方には図示し
ない容器が設置されている。この容器は、後述するとお
りにして切断分離された容器蓋300の第二の部分30
0bを受け入れて収集するためのものであって、第二の
収集手段を構成する。
【0042】次に図13〜図15に示す装置の作用につ
いて説明する。搬送シュート80の案内溝85の上流端
に、図示しない容器蓋供給機構から容器蓋300が供給
されると、容器蓋300は案内溝85に沿って滑落搬送
される。容器蓋300が切断域兼第一の収集域S1を通
過する前に、エアシリンダ100によって停止ロッド1
02が停止位置に位置付けられるので、容器蓋300は
ダイカッタ87の打抜用孔86と同軸上の加工位置に停
止され、位置付けられる。次いで加工位置に位置付けら
れた容器蓋は、下降させられたパンチカッタ88とダイ
カッタ87との協動により第一の部分300aが円板形
状に打ち抜かれる。打ち抜かれた第一の部分300a
は、打抜用孔86から排出孔91を介して自由落下させ
られ、図示しない容器内に収容される。パンチカッタ8
8が上昇させられた後、エアシリンダ100によって停
止ロッド102が開放位置に戻される。加工位置に位置
付けられていた容器蓋300の第二の部分300bは、
案内溝85に沿って、切断域兼第一の収集域S1から第
二の収集域S2に向かって滑落搬送され、図示しない容
器内に収集される。以上の作動が繰り返されて、容器蓋
300が第一の部分300aと第二の部分300bとに
分離収集される。この装置によれば、本発明による上記
方法が容易かつ確実に実現され、先に述べた効果が確実
に達成される。
【0043】以上、本発明による、容器蓋を分離収集す
る方法及び装置を実施形態に基づいて説明したが、本発
明は図示の実施形態に限定されるものではなく、本発明
の技術思想の範囲を逸脱することなく種々の変形あるい
は修正が可能である。例えば、上記実施形態において、
容器蓋200及び300は合成樹脂製容器蓋であるが、
これらがアルミ等の金属製容器蓋であっても、本発明に
よる上記方法及び装置を適用することは可能であり、実
質上同じ作用効果が達成される。また、図1〜図11を
参照して説明した装置においては、回転体2は水平に延
在する静止軸8を旋回中心として回転駆動されるよう構
成されているが(したがって軸体4も水平に延在する静
止軸8を旋回中心として公転させられるよう構成されて
いるが)、鉛直軸を旋回中心として回転駆動されるよう
構成する他の実施形態もある。また該装置において分離
収集される容器蓋200は、その天面壁202の外面に
図示しない印刷が施されかつ内面に別個に形成された付
加部材(実施形態においては密封ライナー222)が装
着されている形態のものであるが、天面壁202の外面
に図示しない印刷が施されただけの形態の容器蓋、ある
いは天面壁202の内面に別個に形成された付加部材
(例えば密封ライナー222)が装着されただけの形態
の容器蓋であっても、実質上同じ方法を利用して、該装
置により分離収集することができる。
【0044】また図13〜図15を参照して説明した装
置においては、容器蓋300の搬送手段は、急傾斜した
搬送シュート80により構成されているが、これに代え
て、ターレットにより構成する他の実施形態もある。こ
の実施形態の場合、ダイカッタ87とパンチカッタ88
とからなる切断手段が配設された切断域兼第一の収集域
に容器蓋300をターレットにより回転移動させて位置
付け、ダイカッタ87とパンチカッタ88との協動によ
り第一の部分300aを打ち抜いて排出した後、容器蓋
300の第二の部分300bをターレットにより第二の
収集域に回転移動させて排出させることができる。また
該装置において分離収集される容器蓋300は、その天
面壁302の外面の中央部に図示しない印刷が施されて
いるだけの形態のものであるが、天面壁302の外面の
中央部に図示しない印刷が施されかつ内面に別個に形成
された付加部材(例えば活性炭)が装着されている形態
の容器蓋、あるいは天面壁302の内面に別個に形成さ
れた付加部材(例えば活性炭)が装着されただけの形態
の容器蓋であっても、実質上同じ方法を利用して、該装
置により分離収集することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明による、容器蓋を分離収集する方
法及び装置によれば、印刷が施され及び/又は別個に形
成された付加部材が装着された容器蓋における一部を、
別の新しい容器蓋の材料として再利用することを容易に
可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、容器蓋を分離収集する装置の実
施形態を示す縦断面図。
【図2】図1の一部を拡大して示す断面図。
【図3】図2に示す静止ブロック体及び環状体の部分を
図2において右方から見た正面図であって一部を省略し
て示す正面図。
【図4】図1に示す装置に備えられている、容器蓋の搬
送経路を示す正面図。
【図5】図4のA−A矢視断面概略図。
【図6】図4のB−B矢視断面概略図。
【図7】図4のC−C矢視断面概略図。
【図8】図4のD−D矢視断面概略図。
【図9】図4のE−E矢視断面概略図。
【図10】図4のF−F矢視断面概略図。
【図11】図4のG−G矢視断面概略図。
【図12】図1に示す装置によって分離収集される合成
樹脂製容器蓋の実施形態を示す図であって軸線の片側を
断面で示す正面図。
【図13】本発明による、容器蓋を分離収集する装置の
他の実施形態に含まれる切断手段の部分を示す断面図。
【図14】図13をH矢視方向に見た図であって、パン
チカッタを省略して示す図。
【図15】図13のI−I矢視断面概略図。
【図16】本発明による、容器蓋を分離収集する装置の
他の実施形態によって分離収集される合成樹脂製容器蓋
の実施形態を示す平面図。
【図17】図16に示す合成樹脂製容器蓋を、軸線の片
側を断面で示す正面図。
【符号の説明】
2 回転体 4 軸体 6 静止枠 20 気体流路 26 環状体 28 貫通孔 35 カッタ 40 容器蓋供給機構 50 搬送路ユニット 60 排出シュート 60a 上流部分 60b 下流部分 80 搬送シュート 86 打抜用孔 87 ダイカッタ 88 パンチカッタ 91 排出孔 200、300 合成樹脂製容器蓋 200a、300a 第一の部分 200b、300b 第二の部分 202、302 天面壁 204 304スカート壁 222 密封ライナー C 切断域 R1 第一の収集域 R2 第二の収集域 S1 切断域兼第一の収集域 S2 第二の収集域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C021 FA01 4D004 AA07 AC04 BA07 CA02 CA12 CB12 CB42 CB43 CB47 4F301 AA13 AA14 AC02 BA01 BA02 BA10 BA15 BA17 BA22 BA23 BA25 BF01 BF32 CA09 CA33 CA62 CA63 CA64

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天面壁と該天面壁の周縁から垂下する筒
    状スカート壁とを有し、該天面壁の外面には印刷が施さ
    れている及び/又は該天面壁の内面には別個に形成され
    た付加部材が装着されている容器蓋を、該スカート壁の
    上端部において該スカート壁を周方向に切断して、該天
    面壁と該スカート壁の上端部とからなる第一の部分と該
    スカート壁の残部とからなる第二の部分とに分離し、次
    いで該第一の部分と該第二の部分とを夫々別個に収集す
    る、ことを特徴とする容器蓋を分離収集する方法。
  2. 【請求項2】 天面壁と該天面壁の周縁から垂下する筒
    状スカート壁とを有し、該天面壁の外面の中央部には印
    刷が施されている及び/又は該天面壁の内面の中央部に
    は別個に形成された付加部材が装着されている容器蓋
    を、該天面壁の周縁部において該天面壁を周方向に切断
    して、該天面壁の中央部からなる第一の部分と該天面壁
    の残部と該スカート壁とからなる第二の部分とに分離
    し、次いで該第一の部分と該第二の部分とを夫々別個に
    収集する、ことを特徴とする容器蓋を分離収集する方
    法。
  3. 【請求項3】 天面壁と該天面壁の周縁から垂下する筒
    状スカート壁とを有し、該天面壁の外面には印刷が施さ
    れている及び/又は該天面壁の内面には別個に形成され
    た付加部材が装着されている容器蓋を、切断域、第一の
    収集域及び第二の収集域を順次に通して搬送経路に沿っ
    て搬送する搬送手段と、 該切断域において、該スカート壁の上端部において該ス
    カート壁を周方向に切断して、該天面壁と該スカート壁
    の上端部とからなる第一の部分と該スカート壁の残部と
    からなる第二の部分とに分離する切断手段と、 該第一の収集域において、該第一の部分を収集する第一
    の収集手段と、 該第二の収集域において、該第二の部分を収集する第二
    の収集手段と、を具備することを特徴とする容器蓋を分
    離収集する装置。
  4. 【請求項4】 該搬送手段は、回転自在に支持されかつ
    駆動手段によって回転駆動される回転体と、該回転体に
    周方向に間隔をおいて回転自在に支持されかつ駆動機構
    によって自転しながら、該容器蓋を一端部に被嵌支持し
    て該搬送径路に沿って移動させる複数個の軸体とを備
    え、該搬送径路における該切断域より上流側には、該搬
    送径路に該容器蓋を供給して該軸体に被嵌支持させる容
    器蓋供給機構が配設されている、請求項3記載の容器蓋
    を分離収集する装置。
  5. 【請求項5】 該切断手段は該搬送径路に沿って延在す
    る刃先を有するカッタから構成され、該回転体の回転駆
    動により、該軸体は該容器蓋供給機構から供給される該
    容器蓋をその一端部に被嵌支持して該切断域に搬送し、
    該切断域において該スカート壁の外周面を該カッタの該
    刃先に沿って転動させて該第一の部分と該第2の部分と
    に分離する、請求項4記載の容器蓋を分離収集する装
    置。
  6. 【請求項6】 該第一の収集手段は、該搬送径路に形成
    された排出孔と、該軸体に軸方向に延在するよう形成さ
    れかつその一端及び他端に開口する気体流路と、該第一
    の収集域に移動させられた該軸体の該気体流路に接続さ
    れて該気体流路に圧縮空気を供給して該軸体の該一端部
    に被嵌支持された該容器蓋の該第一の部分を該排出孔に
    向けて強制排出する圧縮空気供給手段とを備えている、
    請求項4又は請求項5記載の容器蓋を分離収集する装
    置。
  7. 【請求項7】 該軸体は、その一端側が該回転体の軸方
    向の片面から突出しまた他端側は他面から突出するよう
    該回転体に装着され、該回転体の該他面側には環状体が
    該回転体と同軸上に固定され、該環状体には該軸体と同
    数の貫通孔が該軸体と整合する位置に形成され、該軸体
    の他端部は、該環状体の該貫通孔に嵌合支持され、該軸
    体の該気体流路は該環状体の該貫通孔に開口し、該第一
    の収集域には、静止ブロック体が該環状体に沿って延在
    するよう配設され、該静止ブロック体の片面は、該環状
    体の、該回転体と軸方向反対側の片面に対し相対的にス
    ライド自在にかつ実質上密着するよう位置付けられ、該
    圧縮空気供給手段は、該軸体の移動方向に延在するよう
    該静止ブロック体内に形成されかつ圧縮空気供給源に接
    続された空洞部と、一端が該空洞部に開口しかつ他端が
    該静止ブロック体の該片面であって該環状体の該貫通孔
    の移動軌跡上に開口する少なくとも1個の圧縮空気噴射
    孔とを備えている、請求項6記載の容器蓋を分離収集す
    る装置。
  8. 【請求項8】 該第一の収集手段は負圧供給手段を含
    み、該負圧供給手段は、該第一の収集域に移動させられ
    た該軸体の該気体流路に接続されて該気体流路に負圧を
    供給して該軸体の該一端部に被嵌支持された該容器蓋の
    該第一の部分を該軸体の一端面に吸着させるよう構成さ
    れると共に、該第一の収集域に移動させられた該軸体の
    該気体流路に負圧が供給された状態で該気体流路に圧縮
    空気が供給されるよう、該圧縮空気供給手段の直上流側
    に隣接して配設されている、請求項6又は請求項7記載
    の容器蓋を分離収集する装置。
  9. 【請求項9】 該負圧供給手段は、該軸体の移動方向に
    延在するよう該静止ブロック体内に形成されかつ負圧供
    給源に接続された空洞部と、一端が該空洞部に開口しか
    つ他端が該静止ブロック体の該片面であって該環状体の
    該貫通孔の移動軌跡上に開口する少なくとも1個の吸引
    孔とを備えている、請求項8記載の容器蓋を分離収集す
    る装置。
  10. 【請求項10】 該軸体が該第一の収集域に移動させら
    れると、該環状体の該貫通孔が少なくとも1個の該吸引
    孔と少なくとも1個の該圧縮空気噴射孔とに跨がって接
    続される、請求項9記載の容器蓋を分離収集する装置。
  11. 【請求項11】 該第二の収集手段は、底壁及び両側壁
    によって規定された案内溝を有する排出シュートを備
    え、該案内溝は、該容器蓋の該第二の部分の外径に対応
    した幅と、該第二の部分の高さに対応した深さとを有
    し、該案内溝の上流端は該回転体の回転によって移動さ
    れる該軸体及びこれに被嵌支持されている該容器蓋の該
    第二の部分を受け入れるよう位置付けられ、該案内溝の
    少なくとも上流部分は、該上流端から該回転体の回転に
    よる該軸体の該搬送径路に沿ってかつ該軸体の該搬送径
    路に対して実質上垂直な方向には該軸体から漸次離れる
    ように延びており、該案内溝には、該両側壁から突出し
    て該軸体の外径よりも大きくかつ該軸体に被嵌支持され
    ている該容器蓋の該第二の部分の外径よりも小さい幅の
    案内溝開口を規定するストリッパ部材が配設されてい
    る、請求項3〜10のいずれか1項に記載の容器蓋を分
    離収集する装置。
  12. 【請求項12】 天面壁と該天面壁の周縁から垂下する
    筒状スカート壁とを有し、該天面壁の外面の中央部には
    印刷が施されている及び/又は該天面壁の内面の中央部
    には別個に形成された付加部材が装着されている容器蓋
    を、切断域兼第一の収集域及び第二の収集域を順次に通
    して搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、 該切断域兼第一の収集域において、該天面壁の周縁部に
    おいて周方向に切断して、該天面壁の中央部からなる第
    一の部分と該天面壁の残部と該スカート壁とからなる第
    二の部分に分離する切断手段と、 該切断域兼第一の収集域において、該第一の部分を収集
    する第一の収集手段と、 該第二の収集域において、該第二の部分を収集する第二
    の収集手段と、を具備することを特徴とする容器蓋を分
    離収集する装置。
  13. 【請求項13】 該切断手段は、該搬送経路に配設され
    かつ打抜用孔が形成されたダイカッタと、該ダイカッタ
    の上方であって該打抜用孔と同軸上に往復移動自在に配
    置されたパンチカッタとを備え、該第一の収集手段は、
    該打抜用孔の下方に形成された排出孔を備え、該ダイカ
    ッタ上に搬送されて加工位置に位置付けられた該容器蓋
    は該ダイカッタと該パンチカッタとの協動により該第一
    の部分が打ち抜かれ、打ち抜かれた該第一の部分は該打
    抜用孔から該排出孔を介して自由落下させられる、請求
    項12記載の容器蓋を分離収集する装置。
  14. 【請求項14】 該搬送経路は、底壁及び両側壁によっ
    て規定された案内溝を有する搬送シュートを備え、該搬
    送シュートは、該容器蓋が自重により該搬送シュートに
    沿って滑落搬送しうるよう上流から下流に向かって下方
    に傾斜させられ、該ダイカッタの上面は該搬送シュート
    の該底壁の上面と実質上同一面上に位置付けられ、該搬
    送シュートの、該ダイカッタの該打抜用孔の直下流側に
    は、該搬送シュートを滑落搬送させられた該容器蓋を解
    除自在に停止させて加工位置に位置付けるとができる位
    置決め兼ストップ手段が配設されている、請求項13記
    載の容器蓋を分離収集する装置。
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