JP2001315090A - スリッティング装置 - Google Patents

スリッティング装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 「カエリ」が生じないスリッティングと刃の
寿命を飛躍的に伸ばすことのできるスリッティング装置
を提供する。 【解決手段】 ウェブ19を連続的にスリットするスリ
ッティング装置において、少なくとも1組の上刃4と下
刃1を用い、その両刃の刃先付近の形状はほぼ同じで、
その各刃先付近は両側面が対称形をした円盤状をなし、
刃先を成す外周付近は先端に行くほど厚さが薄くなり、
その最先端は0を含む微小半径の丸みが形成されてお
り、その両刃を、互いに軸が平行に回転可能に、刃先の
軸方向中心位置を一致させ、両刃の刃先が接触し又は僅
かに隙間を開けた状態を保ってその両軸芯を高い剛性度
を以って固定した位置に設置し、ウェブ19を両刃間に
通して押し切ることによりスリットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スリッター等にお
いて、フィルム・紙・金属箔・金属薄板・布織・編物等
々及びそれらの複合体から成る長尺のウェブ(以下単に
「ウェブ」と称す)を縦方向に連続的にスリットするた
めの刃物から成るスリッティング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スリッター等において、ウェブを縦方向
に連続して長く切る(以下「スリット」と称す)ための
スリット方式としては、水やレーザー光線で切る等の特
殊なものを除けば、実用されているものは全て、シアー
カット方式・レザーカット方式及びスコアーカット方式
の三つに大きく分類される。
【0003】シアーカット方式とは、2枚の丸刃の外周
を通常僅か交差させ、その両切刃側面間にてウェブを剪
断によりスリットするものである。その特長は、殆ど全
ての材質のものを鋭利に切ることが出来るが、金属板等
はその切口の一方に「カエリ」が発生するという欠点が
ある。また、この方式では、腰が無く柔らかく、しかも
細くて強靱な繊維で作られた布等は、完全に切れない場
合も起こり得る。
【0004】レザーカット方式とは、ウェブのパスライ
ン中に剃刀(かみそり・レザー)を入れ、ウェブが走行
することにより、その刃で消極的にスリットするもので
ある。その特長は、刃の設定が容易で、切口が美しく、
費用が安いこと等であるが、紙等に用いると一巻を巻く
間にすぐに刃が摩耗して切れなくなり、柔らかい薄いフ
ィルム類にしか適用できない欠点をもつ。
【0005】スコアーカット方式とは、外周の先端に微
小な丸みを設けた硬度の高い丸刃を、更に硬度の高い平
行ローラーの外面に互にその軸を平行にして強い力で押
し付け、その間の平行ローラー外周にウェブを通し、両
者間の1点に加わる強い力、即ち無限大に近い大きな圧
力で押し潰し、ウェブの分子を破壊して切るもので、
「スコアーカット」と云う呼び方以外にも、「クラッシ
ュカット」、「押切り」等と呼ばれている。その特長
は、シアーでは切りづらいガーゼのような腰の無い柔ら
かい布を始め、殆ど全ての材質のものをスリットするこ
とができる。また、粘着テープ等では糊を左右にかき分
けて基材を切るため、切断面に糊がはみ出して来ないと
云う特長も有している。しかし、この方式の最大の欠点
は、何と云っても押し潰して切ることにより、その切口
が鋭利でないことにある。更に刃の先端の丸みを小さく
すれば切口が良くはなるが、刃や相手のローラーの寿命
が短くなり、摩耗して丸みが大きくなれば押付力を増さ
ないと切れなくなったり、更に切口が悪くなり、その設
定・管理が面倒である等の多くの欠点を有している。
【0006】最近、コーティング・貼合せ・共押出し等
により種々の複合ウェブが開発され、その用途から種々
の切口の品質が求められて来ている。例えば、中央が硬
いフィルム等の基材層の両面に柔らかいフィルムや粘着
材等を貼り合せ、又はコーティングした電子関係材料
や、金属箔の両面に電解質をコーティングした電池用材
料等がある。このように中央が硬く両外面が柔らかいも
のは、もちろんレザーでは切れず、シアーでもスコアー
でも外側の柔らかい物質が先ず押し退けられ、又は中間
の硬い層が直接刃に当らないので切られる前に押し伸ば
され、表面にまで達する大きな「カエリ」が発生する。
これらは、単にスリット製品の美観の面からだけではな
く、次工程でその一部を剥がして用いる等の用途からも
受け入れられないことが多い。特に電池用材料等におい
ては、電極間の短絡を完全に回避するため、金属層に
「カエリ」が無いことや両面の電解質層の脱落の無いこ
とが求められる。しかし、従来の如何なるスリット方式
をもってしても、上記の欠点を完全に解決するものは無
かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
技術における以上のような多くの問題点を解決し、特に
絶対に「カエリ」が生じないスリッティングと刃の寿命
を飛躍的に伸ばすことのできるスリッティング装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスリッティ
ング装置は、ウェブを連続的にスリットするスリッティ
ング装置において、少なくとも1組の上刃と下刃を用
い、その両刃の刃先付近の形状はほぼ同じで、その各刃
先付近は両側面が対称形をした円盤状をなし、刃先を成
す外周付近は先端に行くほど厚さが薄くなり、その最先
端は0を含む微小半径の丸みが形成されており、その両
刃を、互いに軸が平行に回転可能に、刃先の軸方向中心
位置を一致させ、両刃の刃先が接触し又は僅かに隙間を
開けた状態を保ってその両軸芯を高い剛性度を以って固
定した位置に設置し、ウェブを両刃間に通して押し切る
ことによりスリットするようにしたことを特徴としてい
る。
【0009】前記構成において、両刃軸共フリーに回転
し得るようにして、両刃間のウェブを引っ張って両刃を
回転させるようにしてもよく、また両刃軸の何れか一方
又は両方を逆方向に回転駆動して、両刃間にウェブを通
過させるようにしてもよい。さらに前記構成において、
下刃を複数枚、1本の回転可能な下刃軸上に高精度に固
定設置し、上刃を個々にハウジング内に高精度に回転可
能に設置し、個々に対応する各下刃に対する軸方向位置
及び刃先間隙を微調節可能にすることもできる。また、
両刃の刃先付近の刃先角α及び刃先の微小半径Rは、適
用材料・設定精度・要求切り口品質等との関係を考慮し
て適宜選択され、通常の場合、前記刃先角αを10〜9
0°とし、前記微小半径Rを0〜0.5mmとすること
が好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面で示す実施例
に基づいて説明する。図1は本発明の実施例の側面図、
図2はその一部断面の平面図、図3は下刃を複数枚用い
る場合の組付けを示す一部断面正面図である。
【0011】図1において、下刃1は、1組の刃のみを
用いる場合は、図示しない公知の方法で回転可能に固定
軸芯位置に高い精度と剛性度で組み付けられている。し
かし、スリッターに用いる場合は、同時に複数条にスリ
ットする場合が多いので、図3に示すごとく複数個の下
刃1が1本の下刃軸3上に高精度にデイスタンスピース
2を介して所定の間隔で組み付けられ、図示しない公知
の方法で軸上に強固に固定されている。下刃軸3は、こ
れも図示しない公知の方法で回転可能に両端が支持さ
れ、その軸芯は高い剛性度で以て固定した位置に設置さ
れている。
【0012】他方の上刃4は、図1、2に示す如く、そ
の軸も含む刃物ホルダー5に、詳細構造の図示は省略し
たが公知の方法で高精度に組み付けられるか、上刃4と
刃物ホルダー5を一体で製作し、高精度に仕上げて上刃
4としてもよい。その上刃4は、ハウジング6内に精密
級ボールベアリング7等を用い、回転可能に高精度・高
剛性に組み付けられている。その剛性度を高める方法と
して、図示例では、破断線Bより右の引き込む小ねじ8
と左の押し出す押しねじ9とにより、ボールベアリング
7の内外輪間の遊びを除去し、更に少し押し込んでボー
ルベアリング7に予圧を与え、外力に対する変位を少な
くしている。このハウジング6は、上下2枚の板ばね1
0を介してボス11にボルト等で取り付けられている。
ボス11は、これも他のボルト等で太い丈夫な固定軸1
2に強固に固定されている。またボス11の上には上刃
4の上方にまで伸びた剛性度の高いアーム13が固定さ
れ、そのアーム13の先端の引きねじ14と押しねじ1
5でハウジング6上に固定された座16を強固に止めて
いる。
【0013】以上の上刃4が組み込まれた組立体1個又
は複数個を1本の固定軸12に取り付け、対応する下刃
1に対し、個々に各刃の中心が一致するよう正確な軸方
向位置調節と、各下刃1に対する上刃4の高さの粗調節
を行う。その場合、その作業を行い易くするため、ボス
11の孔径を僅かに大きくするための押しねじ17と締
付ボルト18を備えている。ボス11が固定軸12に完
全に固定された後、前記引きねじ14と押しねじ15に
より、板ばね10を僅かに撓ませ微細な上刃4の高さ位
置調節ができ、調節後は両ねじにより高さも完全に固定
される。なお、固定軸12は完全な固定のままでもよい
が、搖動可能とし、搖動下限の当りとロック機構等を備
え、ロックを解き全上刃を一斉に上昇させることがで
き、使用時は、下限当りまで下げ、十分な強度でロック
することにより、元の位置の再現性が得られ、しかも完
全に固定されるような機構を採ってもよい。
【0014】これらの下刃1と上刃4の外周付近は、図
4の拡大図の如く、ほぼ同じ形をしたものであり、両側
面が対称形の円盤状を成し、先端に行くほど厚さが薄く
なり、その先端が刃先となる。図5は、その刃先を更に
大きく(約100倍程)拡大した図である。その刃先
は、0を含む微小半径Rの丸みが形成されている。また
図4に示す如く、刃先付近の側面は段を設け、刃先の僅
かな部分のみを精密に仕上げることができるようにして
もよい。更に上刃4は下刃1と全く同一形状のものを用
い、上刃ホルダー5に組み込むことができるようにして
もよい。
【0015】以上の如く構成された上刃4と下刃1と
を、図5に示す如く、各刃先の中心を軸方向に一致さ
せ、刃先相互間を接触させるか僅かに隙間Sを保ち、そ
の軸芯位置を固定する。その両刃間にウェブを通し、両
刃共フリーに回転し得るようにして、ウェブを引っ張っ
て両刃を回転させるか、両刃の何れか、即ち図1の実施
例では、上刃4はフリーであるため、下刃1のみを駆動
するか、両刃共駆動してウェブを通過させるようにする
と、図6の切断部拡大断面図の如く、ウェブ19には、
上下面から刃先が入り、入り始めた所は強く押されて丸
みrをもつだれ20が生じ、材質によっては極く僅かそ
の丸み部分が盛り上ることもあるが、決して先端が尖っ
た「カエリ」が生じることはない。その後、刃の刃先角
αにより左右に押されて塑性変形を起し、αより大きい
角度βをもつ斜面21が作られる。更に左右に押される
ことによりその力が中心の残った部分に引張り応力とし
て加わり、斜面21が大きく残部が小さくなって行き、
その引張り応力が破断応力を越えると残部が破断され破
断面22が生じ、ウェブ19が切断される。この切断面
の形、即ち斜面21の角度βや、ウェブ19の厚さtに
対するだれ20の丸みr・斜面21・破断面22の割合
は、そのウェブ19の材料の塑性・粘性・脆さ等により
異なるが、いずれにしても均一な材質であれば上下から
同じ形の刃で切るため、切断面の形は上下対称の形とな
り、両面共「カエリ」が生じることはあり得ない。刃先
の丸みの半径Rは、大きいほど刃合せの精度も低くてよ
いが、切口の鋭利さは低下する。通常その半径Rの値
は、ウェブ厚さtと同程度かそれ以下が必要である。ウ
ェブ厚さtに対する両刃間の隙間Sの割合は、脆い材質
に対しては大きくても切れるが、粘くて強い材質には小
さくする必要があり、刃の外周の振れ精度も加味して軽
い力で接触させるようにした方が無難である。いずれに
しても刃相互間は離れているか、軽い力で接触している
だけであるため、刃には押し切るときの材料から受ける
反力しか加わらず、刃より遥かに硬度が低く、摩擦係数
も低い材料との接触だけであるので、硬い金属相互間に
強い圧力を加えるスコアーカット方式に比べ、極めて摩
耗は少なく、永い刃の寿命が得られる。
【0016】このように、軸方向の刃合せ精度や外周の
隙間精度については、厳密に云えば、回転した時の刃先
の横振れ、外径のラジアル振れ等は0に近い高精度が要
求され、両刃共軸に組み込んだまま、両センターで仕上
げる必要があるが、ウェブが厚いとか、脆いとか、又は
あまり美しい切断面が必要ない場合は、多少精度が低く
ても問題ない。例えば、軸方向の刃合せの精度が悪く刃
が合っていなくても押切り作用以外に剪断作用も働き切
断することができる。金属箔の両外面に柔らかい電解質
層をもつ電池用材料に対しては、比較的刃先角αが小さ
く、刃先の丸み半径Rも小さいものを用いれば、電解質
層も脱落することなく鋭利に切断され、中央の金属箔も
その中央の位置において箔単体の場合と同様に切断さ
れ、その用途から致命的欠陥となる「カエリ」は全く生
じない。また、非常に弱く、変形し易い材料に対して
は、刃先角αを10〜15°、刃先の丸み半径Rを0、
即ち回転レザーとでも云うべき鋭利な刃先のものを用い
れば、自然状態の形を保持したままで全く変形させるこ
となく鋭利 なスリッティングを達成することができ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明の構成のスリッティング装置によ
れば、あらゆる材質のウェブに適用することができ、全
く「カエリ」の生じないスリッティングが得られ、しか
も飛躍的に永い刃の寿命が得られる。特に両外面、又は
片面が柔らかい複合体に対しては、変形を殆ど与えずス
リットすることができる。刃の刃先角αや刃先の丸み半
径Rは、適用材料・設定精度・要求切口品質等の関係か
ら勘案し、使い易い値を選ぶことにより、合理的なスリ
ッティング装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面図である。
【図2】図1の下刃関係以外を上から見た、線AAから
右の刃以外を断面で示した平面図である。
【図3】下刃を複数枚用いる場合の組付けを示す、線C
Cより上の軸以外の部分を断面で示した正面図である。
【図4】各刃の刃先付近の拡大正面図である。
【図5】図4の刃先を更に大きく拡大した正面図であ
る。
【図6】本発明による装置でスリットされたウェブの切
断部の断面の概念図である。
【符号の説明】
1 下刃 3 下刃軸 4 上刃 5 刃物ホルダー 12 固定軸 19 ウェブ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月17日(2001.4.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスリッティ
ング装置は、ウェブを連続的にスリットするスリッティ
ング装置において、複数組の上刃と下刃を用い、その両
刃の刃先付近の形状はほぼ同じで、その各刃先付近は両
側面が対称形をした円盤状をなし、刃先を成す外周付近
は先端に行くほど厚さが薄くなり、その最先端は0を含
む微小半径の丸みが形成されており、その両刃を、互い
に軸が平行に回転可能に、刃先の軸方向中心位置を一致
させ、両刃の刃先が接触し又は僅かに隙間を開けた状態
を保ってその両軸芯を固定した位置に設置し、ウェブを
両刃間に通して押し切ることによりスリットするように
してなり、その場合に、下刃を複数枚、1本の回転可能
な下刃軸上に固定設置し、上刃を個々にハウジング内に
回転可能に設置し、個々に対応する各下刃に対する軸方
向位置及び刃先間隙を微調節可能にしたことを特徴とし
ている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】前記構成において、両刃軸共フリーに回転
し得るようにして、両刃間のウェブを引っ張って両刃を
回転させるようにしてもよく、また両刃軸の何れか一方
又は両方を逆方向に回転駆動して、両刃間にウェブを通
過させるようにしてもよい。また前記構成において、両
刃の刃先付近の刃先角α及び刃先の微小半径Rは、適用
材料・設定精度・要求切り口品質等との関係を考慮して
適宜選択され、通常の場合、前記刃先角αを10〜90
°とし、前記微小半径Rを0〜0.5mmとすることが
好ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面で示す実施例
に基づいて説明する。図1は本発明の実施例の側面図、
図2はその一部断面の平面図、図3は下刃の組付けを示
す一部断面正面図である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】図1、3において、同時に複数条にスリッ
トするために、複数個の下刃1が1本の下刃軸3上に高
精度にデイスタンスピース2を介して所定の間隔で組み
付けられ、図示しない公知の方法で軸上に強固に固定さ
れている。下刃軸3は、これも図示しない公知の方法で
回転可能に両端が支持され、その軸芯は固定した位置に
設置されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】以上の上刃4が組み込まれた組立体複数個
を1本の固定軸12に取り付け、対応する下刃1に対
し、個々に各刃の中心が一致するよう正確な軸方向位置
調節と、各下刃1に対する上刃4の高さの粗調節を行
う。その場合、その作業を行い易くするため、ボス11
の孔径を僅かに大きくするための押しねじ17と締付ボ
ルト18を備えている。ボス11が固定軸12に完全に
固定された後、前記引きねじ14と押しねじ15によ
り、板ばね10を僅かに撓ませ微細な上刃4の高さ位置
調節ができ、調節後は両ねじにより高さも完全に固定さ
れる。なお、固定軸12は完全な固定のままでもよい
が、搖動可能とし、搖動下限の当りとロック機構等を備
え、ロックを解き全上刃を一斉に上昇させることがで
き、使用時は、下限当りまで下げ、十分な強度でロック
することにより、元の位置の再現性が得られ、しかも完
全に固定されるような機構を採ってもよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面図である。
【図2】図1の下刃関係以外を上から見た、線AAから
右の刃以外を断面で示した平面図である。
【図3】下刃の組付けを示す、線CCより上の軸以外の
部分を断面で示した正面図である。
【図4】各刃の刃先付近の拡大正面図である。
【図5】図4の刃先を更に大きく拡大した正面図であ
る。
【図6】本発明による装置でスリットされたウェブの切
断部の断面の概念図である。
【符号の説明】 1 下刃 3 下刃軸 4 上刃 5 刃物ホルダー 12 固定軸 19 ウェブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェブを連続的にスリットするスリッテ
    ィング装置において、少なくとも1組の上刃と下刃を用
    い、その両刃の刃先付近の形状はほぼ同じで、その各刃
    先付近は両側面が対称形をした円盤状をなし、刃先を成
    す外周付近は先端に行くほど厚さが薄くなり、その最先
    端は0を含む微小半径の丸みが形成されており、その両
    刃を、互いに軸が平行に回転可能に、刃先の軸方向中心
    位置を一致させ、両刃の刃先が接触し又は僅かに隙間を
    開けた状態を保ってその両軸芯を高い剛性度を以って固
    定した位置に設置し、ウェブを両刃間に通して押し切る
    ことによりスリットするようにしたことを特徴とするス
    リッティング装置。
  2. 【請求項2】 両刃軸共フリーに回転し得るようにし
    て、両刃間のウェブを引っ張って両刃を回転させるよう
    にした請求項1に記載のスリッティング装置。
  3. 【請求項3】 両刃軸の何れか一方又は両方を逆方向に
    回転駆動して、両刃間にウェブを通過させるようにした
    請求項1に記載のスリッティング装置。
  4. 【請求項4】 下刃を複数枚、1本の回転可能な下刃軸
    上に高精度に固定設置し、上刃を個々にハウジング内に
    高精度に回転可能に設置し、個々に対応する各下刃に対
    する軸方向位置及び刃先間隙を微調節可能にした請求項
    1、2又は3に記載のスリッティング装置。
  5. 【請求項5】 両刃の刃先付近の刃先角αを10〜90
    °とし、刃先の微小半径Rを0〜0.5mmとした請求
    項1、2、3又は4に記載のスリッティング装置。
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