JP2001314271A - 穴明きヘッドレスト及びその製造方法 - Google Patents

穴明きヘッドレスト及びその製造方法

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JP2001314271A
JP2001314271A JP2000138457A JP2000138457A JP2001314271A JP 2001314271 A JP2001314271 A JP 2001314271A JP 2000138457 A JP2000138457 A JP 2000138457A JP 2000138457 A JP2000138457 A JP 2000138457A JP 2001314271 A JP2001314271 A JP 2001314271A
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headrest
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perforated
foaming
skin
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Toru Sato
藤 亨 佐
Naohiko Shibata
田 直 彦 柴
Yasuko Kuriki
力 妥 子 久
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SUNPROS CO Ltd
Johnson Controls Automotive Systems KK
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SUNPROS CO Ltd
Johnson Controls Automotive Systems KK
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • B29C44/34Auxiliary operations
    • B29C44/35Component parts; Details or accessories
    • B29C44/351Means for preventing foam to leak out from the foaming device during foaming
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/30Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
    • B29L2031/3005Body finishings
    • B29L2031/3023Head-rests

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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表皮材の縫製作業が容易で且つフレーム等の
芯材の挿入が容易に行え、発泡原液が漏出するのを防止
する。部品点数を減少させ作業能率を向上させる。異物
感がなく外観を向上させる。 【解決手段】 穴明きヘッドレスト1の表皮材5を環状
部22に形成する複数の表皮原反6,7,8,9の環状
方向の端部を接合する。表皮原反6,7,8,9の環状
方向に沿う内周部に筒状部11,12,13,14を形
成する複数の雄雌型のホック31,32を適宜の間隔で
設ける。表皮材5の内部にヘッドレストフレーム等の芯
材21を挿入した後、複数の雄雌型のホック31,32
を夫々係合し、表皮材5の開口部41を相互に当接させ
た状態で発泡原液を注入口より注入し、パッド材を一体
発泡する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穴明きヘッドレス
ト及びその製造方法に関し、更に詳細に説明すると、ヘ
ッドレストの中央部側に前後方向に貫通する穴部が形成
された穴明きヘッドレスト及びその発泡成形方法であっ
て、発泡成形型に穴明きヘッドレストの表皮材を配設
し、該表皮材に形成された注入口より発泡原液を注入し
てパッド材を一体発泡する穴明きヘッドレスト及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の穴明きヘッドレスト1は、図6及
び図8に夫々示すように、ヘッドレスト1の中央部側に
前後方向に貫通する穴部3が形成されている。このヘッ
ドレスト1の表皮材5は、図7に示す如く、環状部22
を形成する複数の表皮原反6,7,8,9より形成さ
れ、これらの表皮原反6,7,8,9が予め筒状部1
1,12,13,14に形成されている。
【0003】前記複数の筒状部11,12,13,14
の端部が縫製により接合され、接合部16,17,1
8,19により環状部22が形成されている。これら複
数の筒状部11,12,13,14は複数の表皮原反
6,7,8,9を裏返し状態で縫製される。
【0004】また筒状部11,12,13,14の端部
が夫々裏返し状態で縫製された場合にはフレーム等の芯
材21を挿入することができず、また裏返し状態で環状
部を形成した場合には反転することができず、このため
環状部の内周部分を未接合のまま残し、この未接合部分
を利用して表皮材5を表返しすると共に、未接合部分よ
りフレーム等の芯材21をステー21aの先端側から挿
入していた。
【0005】また、図示しない発泡成形型に穴明きヘッ
ドレスト1の環状部を形成した表皮材5を配設し、この
表皮材5に形成された注入口23より発泡原液を注入し
てパッド材を一体発泡成形し、穴明きヘッドレスト1が
形成されていた。このような穴明きヘッドレスト1とし
ては、特開平4−40181号公報、特開平3−204
号公報、特開平10−146848号公報、特開平10
−119618号公報、特開平9−131476号公報
等が存在する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の特開
平4−40181号公報に示される穴明きヘッドレスト
の表皮形成方法では、予め複数の筒状部11,12,1
3,14が形成され、複数の筒状部11,12,13,
14の端部が縫製により夫々接合されて環状に形成され
るため、縫製作業が煩雑となる欠点を有していた。また
未接合部分を残した場合には、この未接合部分を後にお
いて接合する必要があり、このため封鎖部材等を用いて
未接合部分を封鎖しており、この封鎖部材等を用いる場
合には別部品が必要となり、コストアップとなる欠点を
有するものであった。また、特開平3−204号公報に
示される一体発泡成形品においても、未接合部分を後に
おいて係合プレートを用いて係合するものであり、同様
に別部品が必要となり、コストアップとなる欠点を有す
るものであった。
【0007】また特開平10−146848号公報に示
される車両用シートのヘッドレストにおいては、中央の
開窓部内に位置する表皮に開口部を設け、この表皮の開
口部に弾性材製のベルトが固着されているため異物感が
あり、更に発泡成形型における開窓部形成用の中子の外
径に対して小径の弾性材製のベルトを用い、ベルトの締
付け力により発泡原料の液漏れ防止をしているので作業
性が悪いものであった。またヘッドレストの形状の変更
により弾性材製のベルトも変更しなければならず、構造
が複雑でコストアップとなる欠点を有していた。
【0008】また、特開平10−119618号公報に
示されるヘッドレストのステー及びヘッドレストにおい
ては、図5に示す如く、ヘッドレスト1のフレーム等の
芯材21のステー21a間の上部に補強部材21bを掛
け渡した場合には、表皮材5にフレーム等の芯材21及
び補強部材21bを挿入することができず、ブロー成形
が一般的であり、表皮材5の成形が複雑になり、また表
皮材5の材質が制限され所望とする感触の表皮材5を用
いることができない欠点を有していた。また補強部材2
1bの両端を溶接またはピン21cにより固着している
ので、部品点数が増大し、フレーム等の芯材21の挿入
が著しく困難なものであった。
【0009】特開平9−131476号公報に示される
ヘッドレストにおいては、一方の半割り表皮がファブリ
ック表皮で、他方の半割り表皮が樹脂製表皮で形成され
ているもので、異物感があり、またヘッドレストの形状
の変更に対応することができないもので、組付け作業性
が悪く、構造が複雑でコストアップとなる欠点を有して
いた。
【0010】本発明の目的は、前記従来例の未解決の課
題に着目してなされたものであり、穴明きヘッドレスト
の表皮材の縫製作業が容易で且つフレーム等の芯材の挿
入が容易に行え、発泡原液を注入してパッド材を一体発
泡成形する際に表皮材の非接合部より発泡原液が漏出す
るのを防止することができ、バリが表側に露出すること
がなく、部品点数を減少させ作業能率を向上させること
ができ、構成が簡易で経済性に優れ、異物感がなく外観
を向上させることができる穴明きヘッドレスト及びその
製造方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の穴明
きヘッドレストは、ヘッドレストの中央部側に前後方向
に貫通する穴部が形成された穴明きヘッドレストであっ
て、発泡成形型に穴明きヘッドレストの表皮材を配設
し、該表皮材に形成された注入口より発泡原液を注入し
てパッド材を一体発泡させて形成される穴明きヘッドレ
ストにおいて、前記穴明きヘッドレストの表皮材は環状
部を形成する複数の表皮原反の環状方向の端部を接合し
て略環状に形成され、該表皮材の環状方向に沿って筒状
部を形成する複数の係合部が前後方向に貫通する穴部側
に適宜の間隔で形成され、該係合部は筒状部を形成する
表皮材の相互に対向する端部に設けられた雄雌型のホッ
クから夫々形成され、前記表皮材の内部にヘッドレスト
フレームを挿入し、複数の雄雌型のホックが夫々係合さ
れた状態で発泡原液を注入口より注入してパッド材を一
体発泡させて形成されていることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項2に記載の穴明きヘッドレ
ストは、ヘッドレストの中央部側に前後方向に貫通する
穴部が形成された穴明きヘッドレストであって、発泡成
形型に穴明きヘッドレストの表皮材を配設し、該表皮材
に形成された注入口より発泡原液を注入してパッド材を
一体発泡させて形成される穴明きヘッドレストにおい
て、前記穴明きヘッドレストの表皮材は環状部を形成す
る複数の表皮原反の環状方向の端部を接合して略環状に
形成され、該表皮材の環状方向に沿って筒状部を形成す
る複数の溶着部が前後方向に貫通する穴部側に夫々形成
され、前記表皮材の内部にヘッドレストフレームを挿入
し、前記複数の溶着部が夫々形成された状態で発泡原液
を注入口より注入してパッド材を一体発泡させて形成さ
れていることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項3に記載の穴明きヘッドレ
ストの製造方法は、ヘッドレストの中央部側に前後方向
に貫通する穴部が形成された穴明きヘッドレストの製造
方法であって、発泡成形型に穴明きヘッドレストの表皮
材を配設し、該表皮材に形成された注入口より発泡原液
を注入してパッド材を一体発泡する穴明きヘッドレスト
の製造方法において、前記穴明きヘッドレストの表皮材
を環状部に形成する複数の表皮原反の端部を接合して略
環状に形成し、該表皮材の前後方向に貫通する穴部側の
側端部に複数の雄雌型のホックを適宜の間隔で設け、前
記表皮材の内部にヘッドレストフレームを挿入した後、
複数の雄雌型のホックを夫々係合した状態で発泡原液を
注入口より注入し、パッド材を一体発泡することを特徴
とする。
【0014】本発明の請求項4に記載の穴明きヘッドレ
ストの製造方法は、ヘッドレストの中央部側に前後方向
に貫通する穴部が形成された穴明きヘッドレストの製造
方法であって、発泡成形型に穴明きヘッドレストの表皮
材を配設し、該表皮材に形成された注入口より発泡原液
を注入してパッド材を一体発泡する穴明きヘッドレスト
の製造方法において、前記穴明きヘッドレストの表皮材
を環状部に形成する複数の表皮原反の端部を接合して略
環状に形成し、前記表皮材の内部にヘッドレストフレー
ムを挿入した後、該表皮材の環状方向に沿う内周部に筒
状部を形成する複数の溶着部を適宜の間隔で形成した状
態で発泡原液を注入口より注入し、パッド材を一体発泡
することを特徴とする。
【0015】本発明の請求項1に記載の穴明きヘッドレ
ストによれば、穴明きヘッドレストの表皮材は環状部を
形成する複数の表皮原反の環状方向の端部を接合して略
環状に形成され、該表皮材の環状方向に沿って筒状部を
形成する複数の係合部が前後方向に貫通する穴部側に適
宜の間隔で形成され、該係合部は筒状部を形成する表皮
材の相互に対向する端部に設けられた雄雌型のホックか
ら夫々形成され、前記表皮材の内部にヘッドレストフレ
ームを挿入し、複数の雄雌型のホックが夫々係合された
状態で発泡原液を注入口より注入してパッド材を一体発
泡させて形成されているので、表皮材の縫製作業が容易
で且つフレーム等の芯材の挿入が容易に行え、発泡原液
を注入してパッド材を一体発泡成形する際に表皮材の非
接合部より発泡原液が漏出するのを防止することがで
き、バリが表側に露出することがなく、部品点数を減少
させ作業能率を向上させることができ、構成が簡易で経
済性に優れ、異物感がなく外観を向上させることができ
る。
【0016】本発明の請求項2に記載の穴明きヘッドレ
ストによれば、穴明きヘッドレストの表皮材は環状部を
形成する複数の表皮原反の環状方向の端部を接合して略
環状に形成され、該表皮材の環状方向に沿って筒状部を
形成する複数の溶着部が前後方向に貫通する穴部側に夫
々形成され、前記表皮材の内部にヘッドレストフレーム
を挿入し、前記複数の溶着部が夫々形成された状態で発
泡原液を注入口より注入してパッド材を一体発泡させて
形成されているので、表皮材の縫製作業が容易で且つフ
レーム等の芯材の挿入が容易に行え、発泡原液を注入し
てパッド材を一体発泡成形する際に表皮材の非接合部よ
り発泡原液が漏出するのを防止することができ、バリが
表側に露出することがなく、部品点数を減少させ作業能
率を向上させることができ、構成が簡易で経済性に優
れ、異物感がなく外観を向上させることができる。
【0017】本発明の請求項3に記載の穴明きヘッドレ
ストの製造方法によれば、穴明きヘッドレストの表皮材
を環状部に形成する複数の表皮原反の端部を接合して略
環状に形成し、該表皮材の前後方向に貫通する穴部側の
側端部に複数の雄雌型のホックを適宜の間隔で設け、前
記表皮材の内部にヘッドレストフレームを挿入した後、
複数の雄雌型のホックを夫々係合した状態で発泡原液を
注入口より注入し、パッド材を一体発泡するので、表皮
材の縫製作業が容易で且つフレーム等の芯材の挿入が容
易に行え、発泡原液を注入してパッド材を一体発泡成形
する際に表皮材の非接合部より発泡原液が漏出するのを
防止することができ、バリが表側に露出することがな
く、部品点数を減少させ作業能率を向上させることがで
き、構成が簡易で経済性に優れ、異物感がなく外観を向
上させることができる。
【0018】本発明の請求項4に記載の穴明きヘッドレ
ストの製造方法によれば、穴明きヘッドレストの表皮材
を環状部に形成する複数の表皮原反の端部を接合して略
環状に形成し、前記表皮材の内部にヘッドレストフレー
ムを挿入した後、該表皮材の環状方向に沿う内周部に筒
状部を形成する複数の溶着部を適宜の間隔で形成した状
態で発泡原液を注入口より注入し、パッド材を一体発泡
するので、表皮材の縫製作業が容易で且つフレーム等の
芯材の挿入が容易に行え、発泡原液を注入してパッド材
を一体発泡成形する際に表皮材の非接合部より発泡原液
が漏出するのを防止することができ、バリが表側に露出
することがなく、部品点数を減少させ作業能率を向上さ
せることができ、構成が簡易で経済性に優れ、異物感が
なく外観を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る穴明きヘッド
レスト及びその製造方法を図面を参照して説明する。図
1乃至図4(a),(b)には本発明に係る穴明きヘッ
ドレスト及びその製造方法に適用される穴明きヘッドレ
ストの表皮材が夫々示されており、前述せる従来の技術
で示した、図5乃至図8と対応する部分には同一符号を
付して説明する。
【0020】図1に示す如く、穴明きヘッドレスト1
は、ヘッドレスト1の中央部側に前後方向に貫通する穴
部3が形成されている。このヘッドレスト1の表皮材5
は、環状部22を形成する複数の表皮原反6,7,8,
9より形成され、これらの表皮原反6,7,8,9が環
状方向の端部を接合して略環状に形成される。
【0021】また略環状に形成された表皮原反6,7,
8,9が後述する複数の雄雌型のホック31,32また
は複数の溶着部33により接合されて筒状部11,1
2,13,14に形成される。尚、表皮原反9にはステ
ー挿入穴9a,9aと発泡原液の注入口23が形成され
ている。
【0022】前記複数の表皮原反6,7,8,9は筒状
部11,12,13,14に形成される前に環状方向の
端部が縫製により接合され、接合部16,17,18,
19により略四角形状の環状部22が形成される。この
環状部22は複数の表皮原反6,7,8,9を裏返し状
態で縫製される。尚、縫製に代えて他の接合手段、例え
ば高周波溶着、接着等であってもよい。
【0023】また、表皮原反6,7,8,9の環状方向
に沿う内周部に筒状部11,12,13,14を形成す
る複数の雄雌型のホック31,32が前後方向に貫通す
る穴部3側の表皮原反6,7,8,9に適宜の間隔で夫
々設けられている。尚、雄雌型のホック31,32は表
皮原反6,7,8,9に超音波溶着,高周波溶着,接着
剤等で固着し、またはテープ等で仮止めするものであっ
てもよい。また、本実施の形態では複数の雄雌型のホッ
ク31,32は表皮原反7,9の裏面側に取付けられて
いるがこれに限定されるものではない。
【0024】表皮原反6,7,8,9には雄雌型のホッ
ク31,32が係合し得るように透孔5aが夫々形成さ
れている。略四角形状の環状部22を形成した状態で環
状部22の内周部、即ち穴部3側に開口部41が形成さ
れている。また、本実施の形態では雄雌型のホック3
1,32を表皮原反7,9に形成したが他の表皮原反
6,8に形成することもでき、雄雌型のホック31,3
2を雄雌逆に取付け、または形状の異なる雄雌型のホッ
ク31,32を用いることもできる。
【0025】図2及び図3(a)に示す如く、前記環状
部22の内周部の非接合部である開口部41を利用して
環状部22の内部にフレーム等の芯材21及び補強部材
21bを挿入することができる。この環状部22の内部
にフレーム等の芯材21及び補強部材21bを挿入した
後、図3(b),(c)に示す如く、雄雌型のホック3
1,32を透孔5aを介して夫々係合し、開口部41を
密閉させる。
【0026】雄雌型のホック31,32が表皮原反6,
7,8,9の裏面側に取付けられているので、表皮原反
6,7,8,9の開口部41側に屈折部43を形成する
ことができ、この屈折部43が筒状部11,12,1
3,14の内部に雄雌型のホック31,32を収納する
と共に、開口部41を屈折部43の弾力により密閉する
ことができる。次いで、前記注入口23より発泡原液を
注入した場合に、発泡原液の液漏れを防止して、パッド
材を一体発泡成形することができる。
【0027】図4(a),(b)には、本発明の異なる
実施の形態が示されており、前述せる実施の形態と対応
する部分には同一符号を付してこれ以上の詳細説明はこ
れを省略するも、前記複数の雄雌型のホック31,32
に代えて複数の溶着部33により筒状部11,12,1
3,14が形成されていることを除いては前述せる実施
の形態と同様に形成されている。
【0028】前記複数の溶着部33は超音波溶着または
高周波溶着等により形成され、図4(a)に示す如く、
表皮原反7の表面7a,7a同士を当接させ、表皮原反
7の裏面7b,7b側から、例えば超音波溶着機により
溶着すれば、図4(b)に示す如く、溶着部33が形成
され開口部41側に屈折部43を形成することができ
る。
【0029】またフレーム等の芯材21及びステー21
a,補強部材21bの形状は図示のものに限定されるも
のではなく、種々変形変更することができる。更に表皮
材5は布製の他、軟質の合成樹脂シート等を用いること
もできる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載の穴明きヘッドレストによれば、穴明きヘッドレ
ストの表皮材は環状部を形成する複数の表皮原反の環状
方向の端部を接合して略環状に形成され、該表皮材の環
状方向に沿って筒状部を形成する複数の係合部が前後方
向に貫通する穴部側に適宜の間隔で形成され、該係合部
は筒状部を形成する表皮材の相互に対向する端部に設け
られた雄雌型のホックから夫々形成され、前記表皮材の
内部にヘッドレストフレームを挿入し、複数の雄雌型の
ホックが夫々係合された状態で発泡原液を注入口より注
入してパッド材を一体発泡させて形成されているので、
表皮材の縫製作業が容易で且つフレーム等の芯材の挿入
が容易に行え、発泡原液を注入してパッド材を一体発泡
成形する際に表皮材の非接合部より発泡原液が漏出する
のを防止することができ、バリが表側に露出することが
なく、部品点数を減少させ作業能率を向上させることが
でき、構成が簡易で経済性に優れ、異物感がなく外観を
向上させることができる。
【0031】本発明の請求項2に記載の穴明きヘッドレ
ストによれば、穴明きヘッドレストの表皮材は環状部を
形成する複数の表皮原反の環状方向の端部を接合して略
環状に形成され、該表皮材の環状方向に沿って筒状部を
形成する複数の溶着部が前後方向に貫通する穴部側に夫
々形成され、前記表皮材の内部にヘッドレストフレーム
を挿入し、前記複数の溶着部が夫々形成された状態で発
泡原液を注入口より注入してパッド材を一体発泡させて
形成されているので、表皮材の縫製作業が容易で且つフ
レーム等の芯材の挿入が容易に行え、発泡原液を注入し
てパッド材を一体発泡成形する際に表皮材の非接合部よ
り発泡原液が漏出するのを防止することができ、バリが
表側に露出することがなく、部品点数を減少させ作業能
率を向上させることができ、構成が簡易で経済性に優
れ、異物感がなく外観を向上させることができる。
【0032】本発明の請求項3に記載の穴明きヘッドレ
ストの製造方法によれば、穴明きヘッドレストの表皮材
を環状部に形成する複数の表皮原反の端部を接合して略
環状に形成し、該表皮材の前後方向に貫通する穴部側の
側端部に複数の雄雌型のホックを適宜の間隔で設け、前
記表皮材の内部にヘッドレストフレームを挿入した後、
複数の雄雌型のホックを夫々係合した状態で発泡原液を
注入口より注入し、パッド材を一体発泡するので、表皮
材の縫製作業が容易で且つフレーム等の芯材の挿入が容
易に行え、発泡原液を注入してパッド材を一体発泡成形
する際に表皮材の非接合部より発泡原液が漏出するのを
防止することができ、バリが表側に露出することがな
く、部品点数を減少させ作業能率を向上させることがで
き、構成が簡易で経済性に優れ、異物感がなく外観を向
上させることができる。
【0033】本発明の請求項4に記載の穴明きヘッドレ
ストの製造方法によれば、穴明きヘッドレストの表皮材
を環状部に形成する複数の表皮原反の端部を接合して略
環状に形成し、前記表皮材の内部にヘッドレストフレー
ムを挿入した後、該表皮材の環状方向に沿う内周部に筒
状部を形成する複数の溶着部を適宜の間隔で形成した状
態で発泡原液を注入口より注入し、パッド材を一体発泡
するので、表皮材の縫製作業が容易で且つフレーム等の
芯材の挿入が容易に行え、発泡原液を注入してパッド材
を一体発泡成形する際に表皮材の非接合部より発泡原液
が漏出するのを防止することができ、バリが表側に露出
することがなく、部品点数を減少させ作業能率を向上さ
せることができ、構成が簡易で経済性に優れ、異物感が
なく外観を向上させることができる。
【0034】本発明によれば、穴明きヘッドレストの表
皮材の縫製作業が容易で且つフレーム等の芯材の挿入が
容易に行え、発泡原液を注入してパッド材を一体発泡成
形する際に表皮材の非接合部より発泡原液が漏出するの
を防止することができ、バリが表側に露出することがな
く、部品点数を減少させ作業能率を向上させることがで
き、構成が簡易で経済性に優れ、異物感がなく外観を向
上させることができる穴明きヘッドレスト及びその製造
方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る穴明きヘッドレストの環状の表皮
材の斜視図。
【図2】本発明に係る穴明きヘッドレストの環状の表皮
材に芯材及びステー,補強部材を挿入している状態の斜
視図。
【図3】本発明に係る穴明きヘッドレストの開口部を示
すもので、(a)は図1のA−A線断面図、(b)は開
口部を閉じた状態の雄雌型のホックの断面図、(c)は
(b)の想像線で示す部分の拡大断面図。
【図4】本発明に係る穴明きヘッドレストの表皮材の異
なる実施の形態を示すもので、(a)は溶着前の斜視
図、(b)は溶着部の拡大断面図。
【図5】従来の穴明きヘッドレストの断面図。
【図6】従来の穴明きヘッドレストの斜視図。
【図7】従来の穴明きヘッドレストの表皮材の分解斜視
図。
【図8】従来の穴明きヘッドレストの環状の表皮材にフ
レーム等の芯材を挿入する状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 ヘッドレスト 3 穴部 5 表皮材 5a 透孔 6 表皮原反 7 表皮原反 8 表皮原反 9 表皮原反 11 筒状部 12 筒状部 13 筒状部 14 筒状部 16 接合部 17 接合部 18 接合部 19 接合部 21 芯材 21a ステー 21b 補強部材 23 注入口 31 雄雌型のホック 32 雄雌型のホック 33 溶着部 41 開口部 43 屈折部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B68G 7/05 B68G 7/05 B // B29K 105:04 B29K 105:04 B29L 31:58 B29L 31:58 (72)発明者 柴 田 直 彦 静岡県浜松市西ケ崎町891番地 サンプロ ス株式会社内 (72)発明者 久 力 妥 子 静岡県浜松市西ケ崎町891番地 サンプロ ス株式会社内 Fターム(参考) 3B084 DD02 DD04 3B087 DC05 4F204 AD05 AD25 AD35 AG20 AH27 EA01 EA04 EB01 EB13 EF05 EL24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドレストの中央部側に前後方向に貫
    通する穴部が形成された穴明きヘッドレストであって、
    発泡成形型に穴明きヘッドレストの表皮材を配設し、該
    表皮材に形成された注入口より発泡原液を注入してパッ
    ド材を一体発泡させて形成される穴明きヘッドレストに
    おいて、 前記穴明きヘッドレストの表皮材は環状部を形成する複
    数の表皮原反の環状方向の端部を接合して略環状に形成
    され、該表皮材の環状方向に沿って筒状部を形成する複
    数の係合部が前後方向に貫通する穴部側に適宜の間隔で
    形成され、該係合部は筒状部を形成する表皮材の相互に
    対向する端部に設けられた雄雌型のホックから夫々形成
    され、前記表皮材の内部にヘッドレストフレームを挿入
    し、複数の雄雌型のホックが夫々係合された状態で発泡
    原液を注入口より注入してパッド材を一体発泡させて形
    成されていることを特徴とする穴明きヘッドレスト。
  2. 【請求項2】 ヘッドレストの中央部側に前後方向に貫
    通する穴部が形成された穴明きヘッドレストであって、
    発泡成形型に穴明きヘッドレストの表皮材を配設し、該
    表皮材に形成された注入口より発泡原液を注入してパッ
    ド材を一体発泡させて形成される穴明きヘッドレストに
    おいて、 前記穴明きヘッドレストの表皮材は環状部を形成する複
    数の表皮原反の環状方向の端部を接合して略環状に形成
    され、該表皮材の環状方向に沿って筒状部を形成する複
    数の溶着部が前後方向に貫通する穴部側に夫々形成さ
    れ、前記表皮材の内部にヘッドレストフレームを挿入
    し、前記複数の溶着部が夫々形成された状態で発泡原液
    を注入口より注入してパッド材を一体発泡させて形成さ
    れていることを特徴とする穴明きヘッドレスト。
  3. 【請求項3】 ヘッドレストの中央部側に前後方向に貫
    通する穴部が形成された穴明きヘッドレストの製造方法
    であって、発泡成形型に穴明きヘッドレストの表皮材を
    配設し、該表皮材に形成された注入口より発泡原液を注
    入してパッド材を一体発泡する穴明きヘッドレストの製
    造方法において、 前記穴明きヘッドレストの表皮材を環状部に形成する複
    数の表皮原反の端部を接合して略環状に形成し、該表皮
    材の前後方向に貫通する穴部側の側端部に複数の雄雌型
    のホックを適宜の間隔で設け、前記表皮材の内部にヘッ
    ドレストフレームを挿入した後、複数の雄雌型のホック
    を夫々係合した状態で発泡原液を注入口より注入し、パ
    ッド材を一体発泡することを特徴とする穴明きヘッドレ
    ストの製造方法。
  4. 【請求項4】 ヘッドレストの中央部側に前後方向に貫
    通する穴部が形成された穴明きヘッドレストの製造方法
    であって、発泡成形型に穴明きヘッドレストの表皮材を
    配設し、該表皮材に形成された注入口より発泡原液を注
    入してパッド材を一体発泡する穴明きヘッドレストの製
    造方法において、 前記穴明きヘッドレストの表皮材を環状部に形成する複
    数の表皮原反の端部を接合して略環状に形成し、前記表
    皮材の内部にヘッドレストフレームを挿入した後、該表
    皮材の環状方向に沿う内周部に筒状部を形成する複数の
    溶着部を適宜の間隔で形成した状態で発泡原液を注入口
    より注入し、パッド材を一体発泡することを特徴とする
    穴明きヘッドレストの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016518282A (ja) * 2013-05-15 2016-06-23 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー シートカバーに少なくとも1つの装飾ストリップを取り付ける方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016518282A (ja) * 2013-05-15 2016-06-23 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー シートカバーに少なくとも1つの装飾ストリップを取り付ける方法及び装置
US9969123B2 (en) 2013-05-15 2018-05-15 Johnson Controls Gmbh Method and device for applying at least one decorative strip to a seat cover

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